2018年9月前半の出来事


*9月15日

@関西空港の航空貨物が成田空港に振り替えられ、大混雑
 関西空港の復旧は急ピッチで進んでいますが、貨物部門の再開にはまだまだ時間がかかるようです。この影響で成田空港の国際貨物も大忙しになっているようです。
 昨日の「Fly Team」によりますと、「ANA Cargo 」は成田空港の「有料緊急取扱いサービス」を9月30日(日)まで停止すると発表しました。
 また、昨日の朝日新聞によりますと、「ある航空貨物会社の担当者は『関空が使えないために、成田周辺の物流倉庫自体がパンク状態だ。輸送に使うトラックも確保が難しくなっている』」と語っているそうです。
【コメント】写真は10日に、第1ターミナル北ウイングから見た、貨物エリアです。かなりの貨物機が並んでいました。展望デッキから見たときも、普段なら見えない場所に、写真右側の貨物機の列が見えて、確認のために北ウイングに行って撮った写真です。

@関西空港の鉄道は18日から運行を開始へ
 今日の日本経済新聞によりますと、JR西日本と南海電気鉄道は今日、18日始発から関西国際空港と対岸を結ぶ連絡橋での運行を再開すると発表しました。鉄道設備に異常がなかったため、としています。
【コメント】揚げ足を取るつもりはありませんが、線路が50cmもずれていたのに「異常がなかった」とはどういう事でしょうか。

@台湾の台北駐大阪弁事処代表が自殺
 台湾外交部は昨日、台北駐大阪経済文化弁事処の蘇啓誠代表が、同日早朝、大阪府内で自殺したことを明らかにしました。台湾では台風21号による関西空港閉鎖の際に、関西空港内に取り残された台湾人への対応が不十分だった、との批判が出ていました。自殺はこれを苦にしたものではないか、との憶測が出ています。


*9月14日

@ジェットスター・J の成田=高知線は12月19日から
 ジェットスター・Jは昨日、かねてより開設を予告していた、成田=高知線を12月19日から運航する、と発表しました。1日1往復となります。

@関空第1ターミナル北側の復旧は21日に
 関西エアポートの山谷社長は昨日の記者会見で、今日から第1ターミナル南側部分の使用を再開させることを明らかにしましたが、14日の第1ターミナル使用便は被災前の34%程度になり、第2ターミナルも含めた全体ではは約50%となる、とのことです。北側部分の再開は21日を目指す、とのことです。しかし、A滑走路の使用は17日からになり、14〜16日はB滑走路を使用することになります。
 また、貨物地区については倉庫内の設備の修復などをする必要があり、旅客部門に比べると復旧に時間がかかる、との見通しを明らかにしました。

@「関西空港連絡鉄道復旧は21日の予定」と石井大臣
 石井国土交通大臣は昨夜、関西空港連絡鉄道の点検を14日に行い、問題がなければ21日から運航を再開する方針を明らかにしました。
【コメント】関西空港復活のスピードはめざましいものがありますが、あまり急そがせすぎて、安全をおろそかにしないようにお願いします。

@ピーチは今日から関西空港路線の全便の運航を実施
 関西空港を使う各社の運航状況ですが、ピーチ・アビエーションは今日から関西空港路線の国内線44便、国際線22便の全便運航を回復しました。
 日本航空は関西空港第1ターミナルの一部普及が出来たことにより、今日は国内線10便の運航を行う予定です。明日からは一部国際線の運航も始める、とのことです。
 全日空は今日から17日までに国内線10便、国際線8便の計18便の運航を再開する、と発表しました。全日空は関西空港第1ターミナルの北側を使っていましたが、復旧した南側の一部を使い再開しています。

@マイカーの関西空港連絡橋使用禁止を継続・国土
 国土交通省は昨日、マイカーの関西空港連絡橋使用禁止を継続する、と発表しました。業務用車両やリムジンバスなどを優先するため、とのことです。

@三菱航空機会社の11期決算で純損失が589億6200万円
 三菱航空機会社の第11期決算公告によりますと、営業損失が559億5500万円、経常損失が589億5400万円、当期純損失が589億6200万円となっています。

@ナイジェリアの「エアピース」がB737MAX8型機10機を発注
 ボーイング社は現地時間13日、ナイジェリアの「エアピース」からB737MAX8型機10機を受注した、と発表しました。

@マレーシア・エアアジアが「 IOSA 」を取得
 マレーシア・エアアジアはこの程、国際航空運送協会(IATA)の運航安全監査(IOSA)に初めて登録されました。


*9月13日

@A滑走路の誘導路脇で飛翔弾見つかり約3時間閉鎖
 今朝午前3時半頃、A滑走路の誘導路工事を行っていた工事業者の作業員から「草地を掘削していたら、不発弾のようなものが埋まっていた」と連絡がありました。 NAAでは同5時半頃からA滑走路を閉鎖して、警察の特殊作業班が撤去作業を行いました。爆発の危険性は低いとのことです。撤去作業は同8時頃終わったため、8時20分にA滑走路を再開しました。この物体は錆びており、過激派暴力集団が空港に打ち込んだ「飛翔弾(金属弾)」の可能性がある、とのことです。A滑走路の閉鎖で成田空港行きの1便が仁川に目的地を変更しましたが、ダイヤに大きな混乱はありませんでした。
【コメント】何時頃のものか分かりませんが、過激派暴力集団はこのような旅客の安全を無視した暴挙を行っていました。この飛翔弾は2008年3月にA滑走路付近に2発打ち込まれた金属弾の、発見されていない1発の可能性もあります(2008年3月4日と3月8日の出来事参照)。しかし、打ち込まれたときに、どうして発見されなかったのでしょうか。土にめり込んだにしても、穴は開いていたはずで、気をつけて点検を行えば、発見できたのではないでしょうか。定期点検は滑走路や誘導路面の安全点検が主な目的ではあると思うのですが。

@関西空港の減便を大阪空港と神戸空港で60便引き受け決まる
 昨日書いたように、大阪空港と神戸空港が、関西空港の台風被害による減便を補うための増便要請を正式に受け入れました。大阪空港で40便、神戸空港で20便となります。大阪空港では運用時間は延長せずに対応し、神戸空港は海上空港と言うこともあり、早朝と深夜にそれぞれ運用時間を1時間延長し、午前6時〜午後11時までの発着となります。ただ、大阪空港と神戸空港は国際線を受け入れていないため、検疫や出入国管理などの体制を準備するために、約1週間の準備期間が必要、とのことです。

@ジェットスター・J が明日から関空発着便を第1ターミナルで行う予定
 ジェットスター・Jは明日から、本来使っている第1ターミナルを使って運航をする予定で、準備を進めています。

@アエロフロートが「SSJ100型機」を100機追加発注
 アエロフロート・ロシア航空は現地時間10日、スホーイ・スパージェット100-95型機(SSJ100-95型機)100機を追加発注しました。同航空は現在同型機を49機運航しています。
 写真は成田空港に飛来した「R3航空」のSSJ100型機です。


*9月12日

@内窓設置の住宅のエアコン設置費用で95%の補助
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日開かれた成田市議会空港対策特別委員会で、成田国際空港株式会社(NAA)はA滑走路地区内で内窓設置工事の助成を受けた住宅に、エアコンなどの空調機器を設置する場合、費用の95%を補助する方針を明らかにしました。対象となるのは騒特法防止地区内の都市計画決定の告示日から今年10月1日までの間に建築された賃貸住宅ではないもの、となっています。成田市によりますと、該当地区内474戸の内、約30戸となる、とのことです。

@ジェットスター・J が今日から成田=関空線を運航再開
 ジェットスター・Jは今日から関西空港路線の一部を再開しました。今日は成田=関西線を3往復、関西=那覇線を1往復運航します。ジェットスター・J が使っている第1ターミナルはまだ使えないため、第2ターミナルを使用します。

@厚労省が睡眠時間調査、6時間未満が約4割「睡眠の確保を」
 今日のNHKニュースによりますと、厚生労働省が昨年11月に、全国の20才以上の6500人あまりを対象に行った睡眠時間の調査によりますと、平均睡眠時間が6時間未満と答えた人が、40才代では男性48.5%、女性52.4%となり、全体では男性が36.1%、女性が42.1%となりました。平均睡眠時間が5時間未満は男性が7.5%、女性が10.6%となりました。厚生労働省は「睡眠不足になると精神的な病気や肥満、それに高血圧などにつながるおそれがあり、働く時間を短くしたり、家事を家族で分担したりして適切な睡眠時間を確保してほしい」と呼びかけています。
【コメント】「成田空港機能強化計画」で、成田空港の「夜間飛行制限時間をたった4時間にする」と言っている国土交通省やNAAはこの結果をどう考えているのでしょうか。

@10市協が大阪空港の40便受け入れを認める、遅延した場合は午後9時以降の発着容認
 今日の日本経済新聞によりますと、今日開かれた大阪空港周辺の10市で作る「大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)」では、主要5市が関西空港便の一部受け入れ問題を協議しました。この結果、航空ダイヤの設定は、運用時間内の午前7時〜午後9時までとするが、遅延便が出た場合は柔軟に対処する、として午後9時以降の発着を事実上認める事になりました。受け入れる便数については、国土交通省が要請した40便について、夏の繁忙期で総数402便まで運航したことから、40便増で410便とすることは可能として受け入れることになりました。また、国際線については、同協議会が国際チャーター便の誘致を運動方針に掲げている事から受け入れることになりました。しかし、受け入れの期間は、「関西空港の本格的運用回復まで」の臨時措置とするよう要望することになりました。この結果を、今日の協議に参加しなかった5市に伝え正式な承認手続に入りました。

@国土新事務次官「(羽田陸上ルート新設)地元の了解を得ている」
 今日の「WING DAILY」によりますと、国土交通省の森昌文事務次官は昨日、専門誌との就任記者会見を行いました。その席で、羽田空港陸上ルート新設について「かねてから地元自治体や住民に対し、環境に与える影響等を説明し、了解を得ているが、今後も継続して、できるだけ早く実現したい」と述べました。
 また、関西空港の連絡橋道路の復旧について「100〜200mの橋梁を架けるには急ピッチでやっても約1年近くかかるだろう」と延べた、とのことです。
【コメント】羽田空港陸上ルートについて「了解を得ている」とのことですが、どういう席で、どのような了解を得たのでしょうか。私は知りませんでした。

@新千歳空港は秋のシーズンにかかわらず、搭乗率は約50%に低迷
 今日の北海道新聞によりますと、北海道胆振東部地震後の新千歳空港ですが、例年なら混み合うシーズンですが、国際線と国内線共に、旅客数が激減している、とのことです。特に国内線は日本航空が約60%、全日空が約50%、バニラ・エアも約50%の搭乗率になっている、とのことです。

@春秋航空・日本が10月28日から国内線持ち込み手荷物を7Kg以内に改訂
 春秋航空・日本は今日、機内持ち込み手荷物の重量を10月28日から、現在の「5Kg以内」から「7Kg以内」に変更する、と発表しました。国際線は従来通り「5Kg以内」となります。


*9月11日

@春秋航空・日本の成田=天津線が今日から増便
 春秋航空・日本は今日から、成田=天津線を、現在の週4便から週7便に増便しました。
 写真は駐機する春秋航空・日本1号機です。

@8月の航空機登録で全日空と日本航空がB777型機を移転登録
 8月の航空機登録によりますと、成田空港関係では新規登録はありませんでしたが、全日空がB777-200型機(JA717A)と、日本航空がB777-300ER型機(JA736J)を移転登録しています。

@国土が関空補完で大阪空港の運用時間1時間延長を要請
 昨日の日本経済新聞によりますと、国土交通省は昨日、関西空港の機能不足を、大阪空港と伊丹空港で補う案の一つとして、大阪空港の運用時間を1時間延長して午後10時まで運用出来るように周辺自治体に要請しました。これに対して、周辺自治体は週内に対応を検討することにした、とのことです。
【コメント】やっぱり出てきましたね。1度先例が出来ると、かの大阪騒音訴訟の和解で勝ち取った、運用時間制限がなし崩しにされます。
 成田空港では建設時の本会も含めた周辺地域との約束は「飛行禁止時間を午後11時〜翌朝6時とする」というものでした。ところが、2013年3月に「カーフュー弾力的運用」を導入する際の四者協議会の合意文書(2013年3月29日付)で「2 弾力的な運用によって、なし崩し的に運用時間が拡大することのないよう、23時以降に新たなダイヤを設定しないこと。」との約束をしていましたが、たった3年後に「成田空港の機能強化が必要」として、「飛行禁止時間を4時間に短縮する」と言い出しました。

@石井大臣が関空アクセス鉄道復旧を「今月中に行う見通し」と発言
 石井国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、当初、10月上旬としていた関西空港アクセス鉄道の復旧を、1週間程度早め、今月内にも再開する方針を明らかにしました。鉄道はタンカーの衝突で線路が約50cmずれています。

@日本エアコミューター機が不具合警告で引き返す
 今日午前9時15分頃、鹿児島発屋久島行きの日本エアコミューター3741便・DHC8-400型機が、プロペラや通信などの不具合を示す警告が出たため、鹿児島空港に引き返し、離陸約15分後に無事着陸しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。このトラブルで同便と折返し便が欠航しました。

@7日に全日空機がエンジン不具合で緊急事態宣言も、不具合表示消え目的地へ
 国土交通省と全日空によりますと、7日午後3時49分頃、羽田発松山行きの全日空593便・B777-200型機が中部空港の北西約40Kmを飛行中に、第2エンジンの出力が低下している、との警告が出ました。同機は緊急事態を宣言しましたが、降下をして高度が約4300mの所で、警報が消えました。このため、緊急事態宣言を取り消し、飛行を続け、午後4時39分に松山空港に着陸しました。原因はセンサーの故障でした。折返し便は欠航となりました。
【コメント】この機体は上記の出来事で書いたように、8月17日に全日空が移転登録をした機体です。

@スカイマークの8月実績は搭乗者数が5.0%増
 スカイマークが発表した「8月輸送実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)5.0%増の71万5421人となり、搭乗率は0.6ポイント減の89.9%となっています。

@今夜の「クローズアップ現代」で MRJ が取り上げられます
 今日、午後10時からの「NHKクローズアップ現代」で「“日の丸ジェット” 世界の壁に挑む」が放映されます。


*9月10日

@関西空港の第1ターミナルを14日から暫定運用へ
 関西空港の第1ターミナルですが、関西エアポートは14日にターミナルの南側部分から暫定運用に入ることを明らかにしました。
 今日は第2ターミナルを使って運航するのは72便の予定で、被災前全便数の約25%程度となっています。運航便もピーチ・アビエーションでは通常の約90%まで回復しましたが、まだ、アクセスが完全には復旧していない(今はバス輸送だけ)ことから、搭乗率は30〜40%、日本航空で約60%となっている、とのことです。なお、ピーチ・アビエーションの13日までの欠航便についてはここを見て下さい。

@韓国で「中東呼吸器症候群(MERS)」感染者をそのまま入国させる
 今日の韓国「中央日報(日本語版)」によりますと、韓国で、クエートから現地時間7日に韓国の仁川空港に帰国した、61才の男性が、中東呼吸器症候群(MERS)と診断されました。この男性は帰国までの10日間下痢が続いており、空港の検疫所では、本人に聞いたところ「薬もあるし大丈夫」と答えたため、そのまま入国させた、とのことです。しかし、空港に着いた時は自力では歩けず、車いすを使い、非常に衰弱した状態だった、とのことです。この男性は帰国した7日の夜に病院で診察を受け、翌日の検査結果で「MERS」と確定しました。「MERS」の主症状に下痢があります。
【コメント】この所、韓国の LCC が大量に日本路線を運航しており、韓国で感染が拡大した場合には、すぐに、日本にも入ってくることになりますね。もちろん「逆の場合もしかり」ですが。


*9月9日

@エジプト航空が成田=カイロ線を12月7日から増便へ
 昨日のトラベルビジョンによりますと、エジプト航空は12月7日から、現在週1便で運航している成田=カイロ線を週2便に増便します。増便は成田空港発着で金曜日となります。機材はB777-300ER型機を使います。

@今日の成田発関西行きと新千歳行きの運航状況
 今日の成田発の関西線はピーチ・アビエーションがダイヤ通りの3便を運航しますが、ジェットスター・J は4便とも欠航します。なお、ジェットスター・Jが使用している関西空港第1ターミナルの復旧にはまだ1週間程かかる見込みで、1週間で復旧できるのは第1ターミナルの半分程度になる、とのことです。
 今日の成田発の新千歳線は各社共にダイヤ通りの20便が全て運航の予定となっています。


*9月8日

@ NAA が関西空港支援で特殊車両3台と6人を派遣
  NAAは関西エアポートの要請を受け、今日、滑走路などの清掃を行う専用の清掃車3台と作業員6人を関西空港に向けて派遣しました。

@関西空港、ピーチの国際線も再開
 ピーチ・アビエーションは昨日、今日から関西空港第2ターミナルを使って、国際線の運航を再開する、と発表しました。今日は出発7便、到着5便を運航します。国内線は31便を運航する、とのことです。今日の成田空港発の関西行きの便は午後6時55分発のピーチ・アビエーション318便を除いて全て欠航となっています。

@川西市の住民団体「(関西便の大阪空港振り替え)住民との話し合いを」と抗議文
 昨日の「産経WEST」によりますと、夜間飛行差し止めなどを訴えて昭和59年に国と和解した大阪空港公害訴訟の原告団を母体とする「川西市南部地区飛行場対策協議会」は昨日、台風21号の影響により大阪空港に関空便を振り分けることについて、「(住民と)話し合いもないままに物事を進めることは納得できない。国は裁判の歴史を再認識し、指導すべきだ」とする抗議文を発表しました。

@新千歳空港も国際線再開、国内線ダイヤは乱れる
 新千歳空港は今日の午前から国際線の定期便運航を再開させました。しかし、国内線と国際線ターミナルの商業部分は当面休業する、とのことです。成田空港の新千歳行きですがこちらは全便が運航される見込みです。
 昨夜の新千歳空港には昨日、出発便のチケットが取れず、今日出発便のチケットを予約した旅客など約1600人が空港ロビー1・2階で一夜を明かしました。空港側は備蓄の毛布2000枚を提供して対応しました。

@成田発のハワイアン航空機が羽田空港に緊急着陸
 昨日、成田発ホノルル行きのハワイアン航空822便・A330-200型機が、オイル漏れの警告が出たため、午後10時38分、羽田空港に緊急着陸しました。同機は誘導路上で立ち往生し、約1時間半後に牽引車で駐機場まで移動しました。乗客・乗員277人にはケガはありませんでした。このトラブルでC滑走路は漏れたオイルの清掃作業のために、一時閉鎖されました。
【コメント】この所、ハワイアン航空のトラブルが多いようです。整備体制に問題があるのでしょうか。また、成田空港に緊急着陸しなかったのは何故なのでしょうか。運用時間内には着陸出来たと思うのですが。

@7月31日のエアロメヒコの事故時にマイクロバースト発生
 現地時間6日の「ATW(英文)」によりますと、メキシコ航空局(DGCA)総裁は現地時間5日、7月31日に発生したアエロメヒコ2431便・E190型機の離陸失敗事故(2018年8月1日出来事参照)についての発表を行いました。この中で、同機が離陸する時に空港上空の天候が急変し、マイクロバースト(小規模なダウンバースト)が発生していたことを明らかにしました。パイロットの操縦やシステムについては正常だった、としています。

@オークランド発のハワイアン航空機で乗客原因のトラブル2件
 今日の財経新聞によりますと、現地時間先月31日、米国のオークランド発ハワイのマウイ島行きのハワイアン航空23便で、乗客に起因するトラブルが2件あったとのことです。
 出発前に15才の少女が学校の授業で作った「模擬事件現場」の写真を隣に座っている母親に見せようと、iPhoneのAirDrop機能で送信したところ、この画像が別の乗客約15人にも送信されてしまいました。AirDropはWi-FiやBluetoothで写真を共有できる機能です。これを見た乗客が「脅迫」として客室乗務員に連絡し、離陸に向かっていた23便は引き返しました。少女と母親は保安官代理から尋問され、悪意はないと認められましたが、後続便に振り替えさせられました。同機は約1時間半遅れで離陸しました。
 所が離陸して約3時間後にファーストクラスで乗客が異臭で咳き込み始め、後部座席に移動させられました。原因は乗客の1人が機内に持ち込むことが禁止されている唐辛子スプレーを持ち込み、これが漏れ出したためでした。唐辛子スプレーは機内預け荷物には入れられますが、機内持ち込みは禁止されています。


*9月7日

@国土交通省が「関西国際空港の早期復旧等に向けた対策プラン」を発表
 国土交通省は今日、「関西国際空港の早期復旧等に向けた対策プラン」を発表しました。計画によりますと、A滑走路は今月中旬までに暫定的運用を再開する、とのことです。また、鉄道については4週間後の運行再開を目指す。としています。

@関西空港の国内線が運航再開、ピーチが17便、日本航空が2便
 今日の関西空港国内線について、関西エアポートは昨日、日本航空は羽田=関西線の1往復を運航し、ピーチ・アビエーションが出発6便と到着11便の合計19便が運航すると発表しました。今日の国内線乗客は連絡橋片側1車線部分を使って、交互通行し、リムジンバスで輸送しましたが、混雑したようです。国際線の再開についてはまだ、見通しが立てられない、としています。

@「10市協」が大阪空港での国内線代替運用を了承、ただし、運用時間内で
 大阪空港周辺の自治体でつくる「大阪国際空港周辺都市対策協議会」は今日、非公開で開かれ、関西空港が全面的に再開されるまで、大阪空港で国際国内線の一部を代替運航することを受け入れることになりました。ただ、松井大阪府知事が大阪空港と神戸空港の運用時間を延長して発着枠を増やす案を示している点については、騒音などの懸念から全員が「営業時間内で分担するべきだ」との考えで一致した。とのことです。大阪空港で最大32便の国内線を移管する計画、とのことです。
【コメント】松井知事にはどさくさに紛れて、運用時間を拡大する意図があるのでしょうか。

@全日空は9日までの関西空港便を全て欠航に
 全日空は、関西空港を発着する便を9日まで、全便欠航とすることになっています。10日以降については状況を見極めて決定する、とのことです。

@新千歳空港の国内線は運航を再開、欠航便は多数
 昨日の北海道胆振東部地震で閉鎖されていた新千歳空港は、今日午前10時から国内線ターミナルビルを再開する、としていました。しかし、利用者が殺到したため、2時間前倒しして午前8時に国内線ターミナルを開館しました。しかし、2階の出発階に通じる階段は午前10時に開かれました。一時は身動きも困難な混雑でしたが、札幌と新千歳空港を結ぶ鉄道も運行を開始するなどで、徐々に混乱は収まりました。しかし、国内線は機材繰りなどで多数の欠航があるようです。また、国際線ターミナルビルは今日も閉鎖され、今の所復旧の時期などは不明とされています。

@日本航空とガルーダ航空が包括的業務提携で合意、冬季ダイヤから共同運航
 日本航空とガルーダ・インドネシア航空は昨日、包括的業務提携で合意しました。これにより、10月28日からの冬季ダイヤから日本とインドネシアの両社国際線、及び、以遠権を使った北米路線と各国内線の一部で共同運航を開始します。

@ドバイからのA380型機で体調不良訴える客が100人以上
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、米国現地時間5日にドバイ発ニューヨーク行きのエミレーツ航空のA380型機に搭乗していた521人の乗客の内、106人が体調不良を訴えていた、とのことです。病院に搬送されたのは11人とのことですが、9人に症状が出ていましたが、病院での治療を拒否した、とのことです。症状は安定している、とのことです。症状はインフルエンザのよう、とのことです。乗客の一部はイスラム教の大巡礼に「ハッジ」に参加しており、この地域でインフルエンザが広まっていた、とのことです。
【コメント】まさか「中東呼吸器症候群(MERS)」ではないですよね。


*9月6日

@成田空港8月総貨物取扱量は9.9%減と3ヶ月連続のマイナス
 東京税関が今日発表した「成田空港8月貨物取扱量(速報)」によりますと、総貨物取扱量は前年同月比(以下同じ)9.9%減と3ヶ月連続マイナスの18万8510トンとなりました。積込量は7.9%減で3ヶ月連続マイナス、輸出量は8.7%増となっています。一方、取卸量は11.7%減で3ヶ月連続マイナス、輸入量は0.5%増となっています。

@ジェットスター・J の成田=長崎線が今日から運航を開始
 ジェットスター・Jは今日から、成田=長崎線の運航を始めました。1日1往復になります。

@日本航空が関西空港便を使う予定の旅客に成田から臨時便を運航
 日本航空は今日、関西空港の閉鎖を受けて、欠航便の旅客向けに臨時便を運航する事になりました。いずれも成田空港発着でホノルルと台北へそれぞれ2往復、ロサンゼルスとバンコクへそれぞれ1往復となります。

@ NAA が21日に「開港40周年と国内20都市就航記念シンポ」を開催
  NAA と成田空港振興協会は昨日、21日に「成田空港開港40周年&国内20都市就航記念シンポジウム」を開催すると発表しました。午後2時からヒルトンホテル成田が会場となります。第1部が「プレゼンテーション『成田空港とLCC国内線ネットワーク』」、第2部が「パネルディスカッション『成田空港とLCCの将来』」となっています。入場は無料ですが、事前の申し込みが必要となります。

@今日未明の北海道大地震で新千歳空港が終日閉鎖に
 今日未明に北海道で起こった地震により、新千歳空港では、滑走路や誘導路や管制塔などに被害はないものの、ターミナルで壁や天井が損傷し、漏水が発生するなどの被害が出ため、今日の運航は全便欠航となっています。ただ、ドクターヘリなどは離着陸しています。しかし、全道で停電が発生しているため、無線施設などは非常用電源装置でまかなっている状況です。明日からの運用については情報がありません。
 なお、休止中の泊原発も非常用電源で炉心の冷却を行っており、今の所、異常はない、とのことです。

@北海道大地震の影響で日本航空のコールセンターが臨時休業に
 日本航空は北海道地震の影響で、コールセンターの「ご意見ご要望ダイヤル、JAL株式コールセンター、JALマイレージバンク日本地区会員事務局、JALグローバルクラブ事務局、JMBダイヤモンド・サファイア事務局、JALファミリークラブ事務局、機内Wi-Fiサービスデスク、電話番号案内」の業務を今日は臨時休業にしました。なお、メールでの問い合わせに対する返信も大幅に遅れる見込み、とのことです。

@安倍首相が「関西空港国内線を明日から再開」と発表
 安倍首相は今日午前に開かれた平成30年7月豪雨非常災害対 策本部会議で「7日中にも関西国際空港の国内線を再開する。国際線についても準備が整い次第再開する」と明言しました。しかし、給油施設が損傷するなどの障害があるため、全面復旧するにはまだまだ、時間がかかるものと見られています。
【コメント】この安倍発言は「国内線の一部を飛ばす」と言うことで、パフォーマンスの要素が強いようですね。安全確認を十分に行うことが大事ではないでしょうか。

@昨夜、ピーチが閉鎖中の関西空港に、回送便を運航する
 今日の「Traicy」によりますと、昨日夜、全面的に閉鎖されていた関西空港にピーチ・アビエーションの回送機・MM9002便・A320型機(JA817P)が着陸していたことが分かりました。同機は昨日午後8時25分頃、福岡空港を離陸し、同9時11分頃に関西空港に着陸した、とのことです。
 写真は「Flightradar24」で見た「MM9002便」の航跡です。
【コメント】無茶ですね。軍用機ならまだしも、乗客が乗っていないとは言え、閉鎖中の滑走路に着陸するとは・・・。当然、航空局が許可したものとは思いますが、航空局は100%の安全に自信があったのでしょうか。明日の早期再開に向けてのデモンストテレーションだったのではないのでしょうか。関西空港を拠点とするピーチ・アビエーションにとっては欠航が続けば大きな減益につながりますから、「安全よりも利益優先」だったのでしょうね。

@ジェットスター・J 取締役「明日、関西空港に飛べるかどうかは分からない」
 今日の「トラベルウオッチ」によりますと、ジェットスター・Jの藤岡取締役は成田空港で、安倍首相の「(関西空港)国内線明日再開」について、「先ほど聞いたばかりだが、関西空港の弊社施設・設備には大きな被害があるため、明日飛べるかどうかコメントできません」と述べました。


*9月5日

@昨日、成田空港で防災訓練、約1900人が参加
 成田空港では昨日、マグニチュード7.3の直下型地震が発生した、との想定で防災訓練が行われました。訓練にはNAA社員、消防、警察、航空会社、テナント従業員など約1900人が参加しました。今回は視覚障害者や聴覚障害者、高齢者、妊婦、車いす利用者への対応を重点に訓練を展開しました。

@関西空港の乗客は船やバスで空港島から脱出、再開は見通せず
 関西空港では昨日、台風21号による強風と浸水で滑走路や駐機場が、深さ約50cm冠水し、空港の全体が閉鎖されました。
 加えて、連絡橋に航空燃料輸送のタンカーが流されてぶつかり、大きく破損し、車も鉄道も通れなくなりました。このため、空港島に取り残された乗客や従業員3000人以上が空港内で一夜を明かしました。地下に浸水したため、一部で停電が発生し暗闇の中で、蒸し暑い一夜を過ごしました。
 乗客については今朝から神戸空港を結ぶ高速連絡船で輸送を始め、連絡橋は片側3車線については無傷だったことから、現在、この3車線を使って緊急車両や、一夜を明かした旅客を対岸に輸送するバスなどが交互通行を行っています。しかし、鉄道については荷重検査などの安全確認があり、再開には時間がかかる、とのことです。
 また、 LCC用の第2ターミナルとA滑走路は使用できる(一部は無線装置の復旧が必要)、として、航空会社はこれを使って暫定的な運航を再開できるよう、国土交通省に働きかけている、とのことです。
 関西空港を拠点とするピーチ・アビエーションは関西空港発着の全便を欠航としています。成田空港路線では成田=福岡線は運航しています。

@「エア・ジャパン」のブラジル人パイロットを強制性交で逮捕
 警視庁は3日、「エア・ジャパン」のブラジル人パイロット(27才)を強制性交の疑いで逮捕しました。容疑者は去る7月15日頃、地下鉄の車内で若い女性に「行き方が分からない」と英語で声をかけ、「食事に行きませんか」と執拗に誘いました。このために、下車駅を乗り過ごした女性を自宅のマンションに連れ込み、強制性交に及んだものです。このマンションの防犯カメラには容疑者がこの女性以外にも若い複数の女性を連れ込む様子が写っており、余罪が多数あるものと見られています。

@タイ航空が機内でのゴキブリ動画に関して謝罪
 「タイランドハイパーリンクス」によりますと、先月31日の札幌発バンコク行きのタイ航空671便で機内にゴキブリが歩き回る動画が、SNSに載せられたことについて、タイ航空は4日、動画が同航空機内で撮影されたものであるとして正式に謝罪しました。

@シンガポール航空が引き抜きでパイロット不足に
 今日の「ASIAXニュース」によりますと、シンガポール航空はパイロット不足に見舞われている、とのことです。2011年現在で2331人いたパイロットは現在は約2000人となっており、約330人減っています。この内の約半分は退職によるものですが、この間、約180人が他社による引き抜きによるものと見られています。引き抜きは主に中国と中東の航空会社になっており、中国・海南航空の場合、年給が約3300万円になるのに対し、シンガポール航空は約2000万円となっているそうです。

@インドネシア・エアアジアXの第2四半期が4260億ルピアの純損失に
 3日の「flightglobal(英文)」によりますと、インドネシア・エアアジアXが発表した2018年第2四半期決算によりますと、営業損失が営業費用の増加により5141億ルピア(約3470万ドル)の損失となりました。また、純損失は4260億ルピアとなっています。


*9月4日

@成田空港発の UA 機が前輪不具合で引き返す
 昨日午後5時50分頃、成田発ワシントン行きのユナイテッド航空804便・B777-200ER型機が、前輪のギア不具合の警告が出たために、引き返し成田空港に無事緊急着陸しました。同機は自力で駐機場に入りましたが、A滑走路が安全確認のため、一時閉鎖されました。乗客・乗員283人にケガはありませんでした。結局この便は欠航となりました。
 写真は「Flightradar24」で見た、引き返しの航路図です。九十九里沖の太平洋上で旋回しながら燃料投棄を行ったものと思われます。

@韓国 LCC のチュジェ航空が10月28日から成田=大邱線を開設
 
NAAによりますと、韓国のLCCチュジェ航空が10月28日から成田=大邱線に就航する、とのことです。毎日運航で成田発は夜、成田着は朝になります。機材はB737-800型機を使用する、とのことです。
 なお、同航空は10月28日から始まる冬季ダイヤで、成田=グアム線に毎日1便のチャーター便を運航することも発表しています。ただし、このチャーター便は旅行会社のツアー向けで一般の航空券販売は行わない、とのことです。

@バニラ・エア機の揺れで、客室乗務員が転倒し骨折
 国土交通省が昨日発表したところによりますと、先月27日午前10時35分頃、関西発奄美大島行きのバニラ・エア873便・A320型機が、宮崎県沖約60Kmを飛行中に機体が大きく揺れ、客室乗務員1人が転倒しました。昨日、この客室乗務員が診察を受け、尾骨を骨折する重傷を負っていたことが分かりました。乗客152人にはケガはありませんでした。運輸安全委員会は航空機事故に認定し、調査官を派遣する事になりました。

@関西空港が台風21号の高潮で滑走路が浸水し閉鎖、過去最高の瞬間最大風速58.1m
 関西空港では台風21号の影響で、正午からA・B滑走路共に閉鎖となりました。午後1時38分には瞬間最大風速58.1mを記録し、同空港としては過去最大の強風となっています。また、高潮の影響で滑走路や駐機場が数十cmの深さで水浸しになり、ターミナルビルの地下にも浸水しました。さらに、風で流されたタンカーが空港連絡橋の橋桁に衝突しました。

@スカイマークが20周年記念イベント、佐山会長がエアバス機導入の可能性に言及
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、スカイマークは昨日、就航20周年記念イベントを羽田空港内の格納庫で開きました。その席で、佐山会長は破綻直後にリースを解約したエアバスのA330型機について触れ、「A330は搭乗率が目標に達しなかったので、(リース会社に)返却させていただいた。将来的に恩返しをしたい」と述べ、将来のエアバス機材導入の可能性を示唆しました。また、市江社長は現B737型機の後継機について、「座席数が多くなる機材」と指摘し、「737 MAX 10と比べてエアバスのA321neoは座席数を増やせて、航続距離も長く、貨物のコンテナを積める。性能的には魅力がある」としましたが、ボーイング社機の方が現行機と同型機なので「導入のハードルが低い」とも述べました。

@ MRJ 発注の米国企業に買収の噂、「その心配はない」と水谷社長
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、三菱航空機会社の水谷社長は昨日、同紙の「 MRJ を100機受注した米トランス・ステーツ・ホールディングスが同業に買収されるという報道がありますが」との質問に答えて、「トランス・ステーツからそのような事実はないと聞いており、受注キャンセルの心配はない」と答えた、とのことです。


*9月3日

@仙台空港の24時間化で初めての住民説明会、騒音への不安訴える声
 今日の毎日新聞によりますと、仙台空港の運用時間を24時間にする宮城県の方針についての初めての住民説明会が、先月末に名取市館腰公民館で開かれました。説明会に参加した住民からは飛行ルートの変更や騒音に対する不安が表明されました。名取市堀内の男性は「一番の懸念は騒音だ。今も家の中でテレビの音が聞こえなくなることもあり、飛行ルートを替えてほしい」と表情を曇らせた、とのことです。宮城県は今後、知事と両市と空港を運営する仙台国際空港による四者協議会を中心に市民や市議会とも対話を続ける方針で、県の担当者は「これからも意見交換の場を設け、住民のいろいろな意見を聞いて丁寧な説明を繰り返していきたい」と話しました。

【コメント】ここでも、“四者協議会”ですか。県側は「意見を聞いて、丁寧な説明を繰り返したい」とのことですが、「意見を聞いて、案を練る」などの考えはないようです。成田空港の四者協議会と同じように、「意見を聞きました」という、アリバイ作りに利用される恐れがありますね。

@エア・アジア、中国でのLCC設立から撤退
 1017年5月に、エアアジアが、中国のエバーブライト(光大国際)、河南省政府ワーキンググループとともに格安航空会社を設立するとしていた「覚書」が失効したことがわかりました。これにより、中国以外の航空会社などが中国におけるLCC 設立を目指した計画は、香港でのLCC設立を目指したジェットスターの計画と同じように、撤退をすることになったようです。


*9月2日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」32例目が発生
 昨日深夜、2018年度「カーフュー弾力的運用」32例目が発生しました。
・32例目 上海発成田行きの全日空960便・B787-8型機が、上海空港での悪天候による管制制限のために、午後11時58分にA滑走路南側から着陸したものです。

@従来取り決めカーフューでも2便が離着陸、成田空港の悪天候で
 昨日深夜、成田空港の悪天候(雷雨)のために、「従来取り決めによるカーフュー」で、午後11時00分以降に、出発1便と着陸1便の計2便が、午後11時03分までに離着陸しました。

@ロシア・ソチで「UT エアー」機が滑走路をオーバーランし炎上
 現地時間1日、ロシア・モスクワ発ソチ行きの「UTエアー」579便・B737-800型機が、ソチに着陸した際に滑走路をオーバーランし、滑走路の外壁を突き破って、その先にあった河岸に転落する事故がありました。同機はエンジン部分が炎上しましたが、幸い爆発はありませんでした。乗客・乗員172人は緊急脱出し、死者はいませんでしたが、18人がケガをした、とのことです。当時、空港付近は強い雷雨と強風だった、とのことです。


*9月1日

@8月のアクセス数は19,930回でした。

@「従来取り決めによるカーフュー」で、午後11時以降に18便が離着陸
 昨日深夜、成田空港での夕方以降の悪天候(強い雷雨)により、運航に大幅な遅れが発生しました。このため、「従来取り決めによるカーフュー」で、午後11時以降に出発17便、到着1便の合計18便が離着陸しました。最終離発着便は午後11時27分でした。

@来月1日からA滑走路直下区域の寝室二重窓化防音工事申し込みを開始
 NAAは昨日、10月1日からA滑走路直下の特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法(騒特法)防止地区にある家屋に対する寝室窓の二重化などの防音対策工事の申し込み受付を始める、と発表しました。標準仕様の二重化であれば自己負担はなく、壁や天井の防音工事に対しても自己負担額を100万円までは補助する、とのことです。
 また、9月12日から空港北側の成田市西大須賀に、木造民家を改装した「内窓効果体験住宅」を公開する、と発表しました。この民家は築23年の民家を改装したもので、比較的新しい民家になります。見学には電話(0570-000-955)による予約が必要です。土日と祝日の見学は出来ません。

@ニューギニア航空が今日から成田=ポートモレスビー線をチューク経由に
 ニューギニア航空は今日から、成田=ポートモレスビー線をチューク経由にします。ただ、同航空は10月1日から同路線を週2便から1便に減便することを明らかにしています。

@春秋航空・日本が11日から成田=天津線を増便
 春秋航空・日本は昨日、11日から成田=天津線を現在の週4往復から週7往復に増便する、と発表しました。


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