2019年4月後半の出来事
*4月30日
@オーストリア航空が今日から増便し、1日1往復に
オーストリア航空は今日から、週6往復で運航していた、成田=ウイーン線を1日1往復に増便しました。機材はB777-200型機になります。
@スカンジナビア航空がストライキで欠航続く
昨日の「Traicy」によりますとスカンジナビア航空のパイロット組合はストライキを行っており、同航空の成田=ストックホルム線も26日から欠航が続いています。今日も欠航しており、労使交渉は決裂しているため、明日以降についても、現在のところ不明とのことです。下の写真は古いものですが、現在も成田空港線はA340型機で運航しています。
*4月29日
@ FAA は昨年にB737MAX型機の一部で運航停止を検討していた
今日の「AFP通信日本語版」によりますと、米国連邦航空局(FAA)は昨年、B737MAX型機の一部で運航を停止する検討を行っていた、とのことです。
関係筋によりますとB737MAX型機の運航停止前の最大運航者である米サウスウエスト航空の監督を担当していたFAAの検査官らは、昨年、失速防止システム(MCAS)に不具合が発生した場合に、運航乗員に警告信号を発する機能をボーイングが作動しないようにしていたことを知った、とのことです。
昨年のライオンエア機墜落事故の前に、サウスウエスト航空はボーイング社から「この警告はパイロットがオン ・オフのどちらに設定してもこの機能は作動する」と説明されていました。
しかし、ライオンエア墜落事故の後で、ボーイング社からは「この機能は明確にオンにしない限り、オフにされるようになっていた」と説明された、とのことです。その後、同航空は運航するB737MAX型機でこの機能を必ずオンにするようにした、とのことです。
この時にFAAは初めて、ボーイング社がこの機能を別途料金がかかるオプションとしていたこと、また、ボーイング社がサウスウエスト航空に事前に通知することなく、同航空のB737MAX型機の全機でこの機能をオフにしていたことを知った、とのことです。
この時にFAAはB737MAX型機を運航停止にする事を検討しましたが、結局、運航停止にはしませんでした。また、この事はFAAの上層部には全く報告されなかった、とのことです。
墜落したライオンエア機とエチオピア航空機にはオプションであるこの警告装置が着けられていませんでした。
しかし、ボーイング社は現地時間28日にAFP通信への声明で、「運航再開時には、この警告装置を追加費用なしで提供する」としています。
【コメント】ボーイング社のでたらめさが、ますます明らかになってきています。失速防止システム(MCAS)の欠陥を知っていて隠そうとしていたとしか思えません。しかし、これまで、同社はB737MAX型機墜落については自らの過ちを認めようとせず、反省もお詫びの言葉もないようです。また、FAA の検査官はこの時に何故、運航停止を決断しなかったのでしょうか。そうすれば、両航空の墜落事故は防げたかも知れませんね。
@サウスウエスト航空CEOが「B737MAX型機の導入計画に変更ない」
今日の日刊工業新聞によりますと、サウスウエスト航空のCEOは現地時間25日、「B737MAX型機によって、保有機材を増強する計画に変更はなく、近い将来に他の機種を調達する考えはない」と、明言したとのことです。
【コメント】同航空はB737MAX型機を現時点で大量発注していますので、機種変更すると、必ず受領が長期に遅れることになり、事業計画にも大きな支障が生じますので、こうするしかありませんね。この機種を選定した上層部の責任問題も出て来ますし。
*4月28日
@ゴールデンウイーク始まり、昨日は過去最高の約6万700人が出国
ゴールデンウイーク初日の昨日、成田空港では1日としては過去最大の6万700人が出発しました。大混雑が朝から続きました。
@10月から旅客機の到着予約システムの実証実験
昨日の「乗りものニュース」によりますと、成田空港で10月から到着時間をあらかじめ予約する、実証実験が行われることになりました。システムは「シフト・アビエーション・ソリューションズ」が開発したもので、航空機と管制、空港をつなげ、離陸後に到着予測時刻などから着陸時間枠を予約し、指定された時刻に航路上の特定の地点に到着すると、速やかに着陸許可が与えられる、とのことです。昨年に英国のダブリン=ガトウイック線で行った実証実験では実際の到着時刻と予測された到着時刻では最大で30秒程度しか狂わなかった、とのことです。成田空港では2020年のオリンピック ・パラリンピック時には時間帯によって大混雑が予想されていますが、この混雑を少しでも解消する事が目的、とのことです。
@シンガポール航空が今日から成田=シンガポール線にA380型機を投入
今日の「Traicy」によりますと、シンガポール航空は今日から、久し振りに、成田=シンガポール線にA380型機を投入します。ただ、ゴールデンウイーク期間中だけなのかどうかは分かりません。A380型機を使うのは午前便、とのことです。この所、この午前便の機材はB787-10型機でした。(2019年4月3日の出来事参照)
@ANA ホールディングスと日本航空が2019年3月決算発表
ANAホールディングスと日本航空が26日に発表した2019年3月決算の主要数値を表でまとめてみました。
項目
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売上高
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売上げ増減
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営業利益
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経常利益
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純利益
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国際線旅客数
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国際線利用率
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国内線旅客数
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国内線利用率
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全日空
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2兆0583億円
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4.4%増
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0.3%増
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2.5%減
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1107億円(23.0%減)
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1009.3万人(3.6%増)
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77.0%(0.6P増)
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4432.5万人(0.4%増)
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69.6%(0.7P増)
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日本航空
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1兆4872億円
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7.5%増
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8.5%増
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21.3%増
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1508億円(11.4%増)
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912.8万人(6.3%増)
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81.3%(0.3P増)
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3486.0万人(2.4%増)
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72.5%(0.7P増)
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全日空は売上高が前年同期比(以下同じ)4.4%増となり、初めて2兆円を突破しています。しかし、純利益は23.0%減となり増収減益となっています。
一方、日本航空は相変わらず堅調で、売上高、純利益共に、順調に伸ばしています。
2020年3月期の予想では全日空は売上高が2兆1500億円、営業利益が1650億円、純利益が1080億円としています。
一方、日本航空は売上高が1兆5630億円、営業利益が1700億円、純利益が1140億円としています。
@離陸失敗のフジドリーム機が昨日から運航に復帰
今日の山形新聞によりますと、23日に山形空港で離陸に失敗したフジドリーム機(JA11FJ)が昨日午前8時頃、山形空港を離陸して名古屋空港に戻りました。この時には乗客は乗せていませんでしたが、その後、乗客を乗せて名古屋空港から新潟空港に向かい、日本航空インターナショナルが亜空港から福岡空港に運航されました。
【コメント】と言うことは運輸安全委員会の調査で、機体には問題はなかった、と言うことなのでしょうね。パイロットの何らかのミスと言うことになりますね。
*4月27日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」7例目が発生
昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」7例目が発生しました。
・7例目 成田発青島行きの全日空8427便 ・B767型機が、前便でアモイ空港の悪天候により、成田空港到着が遅れた玉突き遅延のために、午後11時23分にB滑走路北側から離陸したものです。
【コメント】昨日と全く同じ状況ですね。確か、くり返し遅延する場合にはその便の運航を次期からは認めないと言う約束になっていたはずですが・・・。
@京成電鉄の決算で売上高と純利益が過去最高、成田空港関係が好調
京成電鉄が昨日発表した2019年3月期連結決算によりますと、売上高は前年同期比(以下同じ)2.6%増、純利益が11.0%増とそれぞれ過去最高を記録しました。この内、成田空港発着の鉄道旅客数は8.1%増の2166万3000人となっています。成田空港と首都圏を結ぶ高速バスも好調だった、とのことです。
写真は「空港第2ビル駅」の京成線ホームに整備された、自動開閉ホームドアです。
@エアアジア・ジャパンの1〜3月期の搭乗率は80%
エアアジアグループは2019年度第1四半期(1〜3月)の利用実績を発表しましたが、エアアジア・ジャパンの搭乗率は80%だった、とのことです。前年同期比1ポイント増でした。なお、グループ全体では88%だった、とのことです。
@キャセイ航空のパイロットが飛行中に1時的な視力障害2件、別のパイロットが無事着陸させる
現地時間24日の「Flight Global(英文)」によりますと、香港の航空事故調査局は、キャセイ航空の現地時間1月26日の札幌発香港行きのB777-300型機のパイロットと、2月21日のパース発香港行きのA350-900型機のパイロットが突然視力を失う事件があったと発表しました。どちらの便も、もう一人のパイロットが無事に香港に着陸させた、とのことです。
【コメント】一体これは何でしょうか。「着陸する際にレザー光線で目をやられそうになった」と言う事件はこれまでにもありましたが、今回の事件は着陸体制に入ったときではないようです。重大事故になりかねません。新型兵器でしょうか?
@アシアナ航空が秋に3路線を運休に
今日の「Traicy」によりますと、韓国のアシアナ航空は9月16日から仁川=ユジノサハリンクス線と仁川=ハバロフスク線を運休とし、10月27日からは仁川=シカゴ線を運休する、と発表しました。同航空は親会社の経営難で売却先を探しており(2019年4月16日出来事参照)、不採算路線の運休について言及していました。
*4月26日
@夏目社長が「C滑走路建設などに必要な『空港変更許可申請』は今の段階では出さない」
昨日の「乗りものニュース」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は昨日の記者会見で、C滑走路の建設などの機能強化に必要な国土交通省への「空港変更許可申請」について、「今の時点で申請を出すとは考えていない。しかし、いつまでも考えているわけにもいかないので、ある時点では決断する時期がくるのではないか」と述べた、とのことです。国土交通省は変更許可申請を行うには用地買収の「限りなく100%に近い取得率」を条件としている、とのことです。
また、中長期的課題として、2030年代初め頃に、発着回数が50万回になったときの旅客数は7500万人となる見込みであることから、アクセス手段としての鉄道の輸送力増強が必要となる、との考えを示し、鉄道輸送力の増強には時間がかかることから、国土交通省も交えた鉄道会社との勉強会を始めていることを明らかにしました。
【コメント】この発言は何を意味するのでしょうか。いずれにしても、現状が当初の機能強化計画需要予測に比べて、低くなっており、2020年の羽田空港の国際線発着枠拡大の影響などを見たい、と言うことなのでしょうか。あるいは、住民の反発に冷却期間をおいて反発を弱める意図があるのかも知れません。
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」6例目が発生
昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」6例目が発生しました。
・6例目 成田発青島行きの全日空8427便 ・B767型機が、前便でアモイ空港の悪天候により、成田空港到着が遅れた玉突き遅延のために、午後11時50分にB滑走路北側から離陸したものです。
@成田空港の2018年度総発着回数は2%増の25.7万回
成田国際空港株式会社(NAA)が昨日発表した「2018年度空港運用状況」によりますと、
総発着回数は前年度比(以下同じ)2%増の25万6821回と、7年連続で過去最高を更新しました。この内、国際線発着回数は3%増と4年連続して過去最高を更新しています。一方、国内線発着回数は2%減でした。また、総発着回数の中で格安航空会社(LCC)の割合は32.1%となっています。
総旅客数は5%増の4317万5992人と4年連続して過去最高を更新しています。国際線旅客数は7%増の3587万691人と2006年度以来の最高値を更新し、初めて3500万人を突破しました。この内、外国人旅客数は11%増と5年連続して過去最高を更新しています。日本人旅客数は5%増となっています。一方、国内線旅客数は2%減となっています。
国際線総貨物量は7%減の212万9597トンとなり、この内、積込量は5%減、輸出量は6%増となり、一方、取卸量は8%減で輸入量は±ゼロとなっています。
給油量は1%減でした。
【コメント】総発着回数は25.7万回で、50万回までは4.3万回の余裕がありますね。A滑走路の運用時間1時間延長も、早急の機能強化計画も必要はありませんね。外国人旅客数も昨年10月からは5%増から10%増で推移しており、一時の勢いは衰えています。
@ミュンヘン発の全日空機が防氷装置警告で新千歳空港に臨時着陸
24日午後3時10分頃、ドイツ ・ミュンヘン発羽田行きの全日空218便 ・B787-9型機が新千歳空港に臨時着陸(緊急着陸?)しました。同日午前6時40分頃、ロシア上空を飛行中に右エンジンの防氷装置の不具合を示す警告灯が点灯したため、とのことです。新千歳空港で点検したところ、防氷装置に不具合はなかったため、約1時間後に羽田空港に向けて離陸しました。
【コメント】警告灯が表示してから8時間半も飛び続けたことになります。途中の空港で着陸して点検することは出来なかったのでしょうか。
@山形空港のフジドリーム機トラブルの「精密進入指示灯」破損は滑走路逸脱後
山形空港で起こったフジドリーム機の滑走路逸脱トラブルの件ですが、運輸安全委員会の調査官によりますと、破損した「精密進入指示灯」は滑走路のすぐ脇にあり、トラブル機が逸脱した際に前輪で破損させたもの、とのことで、左にそれた原因とはならないようです。
@ボー社の1〜3月期決算で純利益が13%減に
ボーイング社が現地時間24日に発表した2019年度1〜3月期決算では、純利益が前年同期比13%減となりました。B737MAX型機の引き渡しの遅れが影響している、とのことです。
また、2019年12月通期の業績見通しを「見通せない」として撤回しました。同社はB737MAX型機の代替として、大きなB787型機を3月末から月産12機から14機に引き上げたことを明らかにしました。
【コメント】さしもの巨大企業ボーイング社もB737MAX型機トラブルの影響が少しずつ出てきたようですね。
@ボー社がジェットエアウエイズ関連の受注をリストから除外
ボーイング社は、経営難から全便の運航を停止しているインドの「ジェットエアウエイズ」関連の受注を取り消しました。しかし、両社の契約上の合意は維持されており、同航空が再建されることになれば、受注を復活させることが出来る、とのことです。
*4月25日
@5月16日に「航空機騒音健康影響調査委員会」の初会合、委員名も公表
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、昨年3月の四者協議会の合意の一つであるA滑走路運用時間延長による、住民への影響調査を行う「航空機騒音健康影響調査委員会」の設立会議を5月16日に開催すると発表しました。合わせて委員会の委員名簿案を公表しています。
【コメント】このプレス発表では「専門的知見及び公平性確保の観点から、学識経験者で構成する」として、委員全員の名前が公表されています。この点では委員長の安岡氏だけしか公表しなかった前回の調査委員会よりも進んでいます。しかし、千葉県と茨城県の代表者は1名ずつ入っているものの、実際に被害を被る地元住民代表は一人も入っていません。
また、この会議が公開されるのかどうかも一切触れていません。7人の学識経験者の中で、専門分野が「建築音響」2人、「騒音振動」と「音響心理」が各1名となっています。
騒音下住民の苦しみを「気分の問題だ」「個人の感受性の問題だ」「二重窓の防音家屋の中で生活していれば問題ない」などとされてはたまったものではありません。
@成田空港の「3月空港運用状況」で発着回数が3%増に
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「3月空港運用状況」を発表しました。これによりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)3%増の2万2428回と3月としての過去最高となりました。この内、国際線は3月としての過去最高の4%増、国内線は3%増となっています。
総旅客数は6%増の392万7306人と3月としての過去最高となりました。この内、国際線旅客数は6%増と3月としての過去最高、この内、外国人旅客数は10%増と3月としての過去最高、日本人旅客数は3%増となっています。国内線旅客数は5%増となっています。
総貨物量は10%減の18万3923トンとなり、この内、積込量は14%減、輸出量も15%減となっています。一方、取卸量は6%減、輸入量も3%減となっています。
給油量は3%増となりました。
なお、2018年度全体の運用状況は後日載せます。
@「SPRING」の成田=寧波線が今日から運航開始
「SPRING」は今日から成田=寧波線の就航を開始しました。同路線は週4往復(火 ・木 ・金 ・日曜日)の運航となり、機材はB737-800型機を使います。
成田空港発は午前8時30分となっており、 NAAが1日から適用を開始した「朝発ボーナス」割引の、国際線では最初の適用路線となっています。この制度により、3年間着陸料が無料となります。
なお、今日の初便に使われた機体は新ロゴが使われた機体(JA06GR)となります。
【コメント】航空会社には大盤振る舞いですね。このようなお金の使い方が出来るのですから、騒音下住民一人一人への補償を行うべきではないでしょうか。
@ジェットスター ・J が27日から福岡空港の夜間駐機を実施し、成田=福岡線を1便増便
ジェットスター ・J は今日、27日から福岡空港での夜間駐機を行い、これに伴い成田=福岡線を現在の1日8便から最大9便に増便することを明らかにしました。
@成田空港振興協会が空港内で働く外国人向けの日本語教室を開催
昨日のNHKニュースによりますと、成田空港振興協会では、今年9月から成田空港内で働く外国人向けの日本語教室を開講することになりました。今後、空港で働く外国人が多くなることを想定して、週に1回の教室を開講して、基本的な日本語や空港で働く上で必要な用語などの授業も行う、とのことです。参加費用は1ヶ月4000円となります。
@フジドリーム機が山形空港で離陸失敗、草地にそれ停止
23日午後4時45分頃、山形発名古屋行きのフジドリーム386便・E170-200型機(JA11FJ)が離陸の際に、滑走路の中程で、左に滑走路から逸脱し、離陸を取りやめました。乗客・乗員64人にけが人はない、とのことです。
同便は欠航となり、滑走路が閉鎖されたため、その他の3便が欠航し、1便が仙台空港に目的地を変更しました。
国土交通省は重大インシデントに指定し、調査官を派遣しました。
同航空によりますと、操縦していた男性機長(41)は同社の聞き取りに「滑走を始めた時、徐々に左へ向きが変わった。止めようとしたが止められなかった」と説明したとのことです。また、離陸前の点検では異常がなかった、とのことです。
山形空港は昨日午前10時45分の名古屋発山形行きの到着から再開されました。
昨日トラブル機を調査した運輸安全委員会調査官は午後に記者団に対して、着陸する飛行機に適正な進入角を示す「精密進入指示灯」の一部が破損していたこと明らかにしました。また、トラブル機の前輪に傷があった事も明らかにし、同機が破損させた可能性を明らかにしました。しかし、この事とトラブル機が左にそれた事の因果関係については述べませんでした。また、それ以外には車輪や機体に異常がなかったことも明らかにしました。
トラブル機は2016年6月に新造機として受領し、今年1月に重整備を受けた、とのことです。
@日本航空の3月実績は国際線で旅客数が0.2%減、利用率が3.3ポイント減
日本航空が23日に発表した「JALグループ3月マンスリーレポート」によりますと、国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)0.2%減の79万1682人となり、利用率は3.3ポイント減の81.7%となっています。
一方、国内線では旅客数が3.4%増の307万1887人となり、利用率は1.7ポイント増の75.0%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が2.4ポイント減の86.6%、成田=札幌線が0.9ポイント減の58.9%、成田=中部線が0.2ポイント増の80.6%、成田=福岡線が7.1ポイント増の67.8%となっています。
また、運用状況では国際線の欠航率が0.1ポイント改善の0.0%、定時出発遅延率が0.5ポイント改善の9.6%となり、国内線の欠航率は1.4ポイント改善の0.4%、定時出発遅延率が4.8ポイント悪化の15.2%となっています。
なお、2018年度の実績も出ていますが、これについては後日掲載します。
*4月23日
@都合により、明日の更新が出来ません。
@航空科学博物館の工事は進んでいます
17日に航空科学博物館の周りを通ったときに、水辺の里に車を停めて、道路から航空科学博物館の工事現場を撮ってみました。下の写真がそれですが、左が増設される新館になります。外壁工事も進んでいて、もうすぐ、内部に展示品も運び込まれるようになるのではないでしょうか。
航空科学博物館のページにはまだ、オープンのお知らせは出ていません。8月の開館30周年に合わせてオープンするのでしょうか。
@バニラ・エアの3月輸送実績は搭乗率が下降
バニラ・エアが発表した「3月輸送 ・運航実績」によりますと、国内線旅客数は前年同月比(以下同じ)3.1%増の13万6900人、搭乗率は6.4ポイント減の82.5%となっています。
国際線旅客数は9.1%減の9万7680人、搭乗率は1.8ポイント減の88.2%でした。
運航実績は国内線では欠航率が±ゼロの0.6%、定時出発遅延率が5.2ポイント悪化の27.1%、国際線では欠航率が0.6ポイント改善の0.3%、定時出発遅延率が6.5ポイント改善の19.5%となっています。
【コメント】ピーチとの統合を前にして、機材の改修などによる機材繰りで、色々難しい問題もあるのでしょうね。
@一昨日のエアアジアXのトラブルは、オイル漏れではなく、ブレーキの加熱でした
一昨日夜に起こった、エアアジアX機の立ち往生トラブルですが、原因は私が書いたオイル漏れではなく、右主脚のブレーキが高温になったため、とのことです。何故、高温になったのかは分かりません。滑走路の閉鎖が長引いたのは元々予定されていた工事と重なったため、とのことです。
@ MRJ の機密事項漏洩裁判で裁判所はボンバルディア社の訴えを退ける
現地時間22日の「Flight Global(英文)」によりますと、ボンバルディア社が三菱リージョナルジェット(MRJ)の製造において、元従業員が同社の機密事項を使った、と訴えていた裁判で現地時間15日、ボンバルディア社の訴えを棄却しました。
判決の中で「ボンバルディアの主張は、三菱航空機アメリカがこれらの秘密について知っていることを示すことができなかったため、営業秘密の不正使用の法的定義には及ばなかった。」としています。しかし、裁判官はボンバルディア社に15日以内に新しい情報を含む修正訴状を提出する事を認めています。
これに対して三菱航空機会社アメリカはこの判決を歓迎しています。
【コメント】三菱航空機会社のページにはまだ載っていません。
*4月22日
@ NAA がゴールデンウイーク中の成田空港内交通混雑についての「お知らせ」
成田国際空港株式会社(NAA)はゴールデンウイーク中の成田空港内交通混雑について「ゴールデンウィークの日中時間帯は、成田空港内駐車場の混雑が予想されますので、公共交通機関等をご利用ください。」とのお知らせを公式ホームページで掲載しています。混雑状況についてはこのページで確認できます。
なお、ゴールデンウイーク期間中は「早朝 ・深夜料金」は適用されませんので注意して下さい。
@昨夜、羽田空港でエアアジアX機が着陸後滑走路で立ち往生
昨日午後10時頃、クアラルンプール発羽田行きのエアアジアX522便・A330-300型機が、着陸後立ち往生しました。同機は牽引車で駐機場まで移動しました。この間、約1時間A滑走路が閉鎖されましたが、他の滑走路使い、遅れなどはありませんでした。
【コメント】原因は調査中、とのことですが、多分、オイル漏れでしょうね。
@昨夜、福岡空港で「保安検査受けなかった」と誤申告、保安検査やり直しで遅れ多数
昨日午後8時20分頃、福岡発中部行きのジェットスター ・J 588便・A320型機に搭乗する予定の乗客一人が、同航空職員に「保安検査を受けずに待合室に入った」と申告しました。
このため、出発前の乗客や待合室に居た乗客の保安検査をやり直すことになりました。ところが、再検査の途中で、この乗客が保安検査を受けていたことが分かり、検査は同9時15分頃、途中で打ち切りになりました。
しかし、このトラブルで出発便の約1700人と到着便の約580人に、25分~1時間20分程の遅れが出ました。この乗客は警察に保護されましたが、当時、酒に酔っていたとのことで「保安検査を受けたかどうか覚えていない」とのことです。
@ボーイング社のB787型機製造工場でずさんな管理か
昨日の時事通信によりますと、現地時間20日のニューヨーク・タイムズは、B787型機を製造しているボーイング社のサウスカロライナ州ノースチャールストン工場で、安全性を損なう恐れのあるずさんな製造・管理体制の下で生産を加速していた、と報じました。
これは、週百通に上る電子メールや、現 ・元従業員への取材から判明した、としています。生産の遅れから、「品質よりも生産スピードを重視する文化」があった、とのことです。
これについてCNNニュースの伝えるところでは、ボーイング社は同工場への従業員向けの声明で、「(事実を)ゆがめて不正確に伝えている」と反論した、とのことです。
米国連邦航空局(FAA)当局者は「内部告発者の訴えを徹底的に調査し、疑いが実証されれば措置を講じる」と話している、とのことです。
【コメント】世界の航空機製造ではエアバスと覇権を争うボーイング社ですが、巨大化した組織の管理態勢にほころびが出ているようですね。今回のB737MAX型機問題の前にも、初期のB787型機でのバッテリー問題で長期の運航停止がありました。この時の、教訓が生かされていないようですね。
*4月21日
@忙しい、第3ターミナルの高速バス新降車場
写真は、先月28日からオープンした第3ターミナルの高速バス新降車場です。この日も次々に東関東自動車道を降りた高速バスが利用していました。これにより、東関東自動車道を降りた高速バスが最初に第3ターミナルに停車することになり、第1ターミナルと第2ターミナルを廻ってくる従来のコースよりも約10分早くなりました。
左が新降車場を出る高速バスです。後ろでは「東京シャトル」、左端にはリムジムバスが乗客を降ろしています。右側は第2ゲートを入って、第1ターミナルや第2ターミナルに向かう車です。第3ターミナルに通じるエスカレーターの上から撮った写真で、金網が入ってしまいました。
@ゴールデンウイーク期間中に新中央航空がA滑走路遊覧飛行を実施
新中央航空はゴールデンウイーク期間中の27日〜5月6日限定で、竜ヶ崎飛行場を発着するセスナ機による、成田空港A滑走路を平行して飛ぶ、遊覧飛行を実施します。時間は約30分で、代金は13,610円とのことです。
@スカイマークの佐山会長が「MAX 問題でエアバス機が上に来た」と述べる
11日の「日刊航空」によりますと。スカイマークの佐山会長は、10日の「タカガールジェット」のお披露目記者会見で、記者からの質問に答え、次期機材の選定とB737MAX型機問題について、「この問題は個人的には数ヶ月では収まらないと思っている」と述べ、「前回はボーイング機とエアバス機が五分五分と言ったが、まだ、五分五分の域を出ないものの、個人的にはエアバスの方が上に来ている。安全は全てに優先するので、きっちりと安全性が確認できないとMAXは導入出来ない」と述べたとのことです。
*4月20日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」5例目が発生
昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」5例目が発生しました。
・5例目 成田発香港行きのバニラ・エア303便が、香港空港の悪天候により着陸できず、台湾 ・高雄空港へ目的地を変更しましたが、今度は高雄空港の悪天候のため、高雄出発が遅れ、午後11時12分にB滑走路南側から着陸したものです。
【コメント】成田空港出発が昨日の午前10時35分頃でしたから、約12時間半かけて成田空港に戻ったことになります。乗っていた方々は本当にご苦労様でした。
香港空港の悪天候は成田空港を出発するときから分かってたのではないでしょうか。判断ミスかな?
@ゴールデンウイークの航空各社の予約率が軒並み上昇
国内航空各社は昨日、ゴールデンウイーク(4月26日〜5月6日)の予約率を発表しました。これによりよりますと、各社の予約率は昨年に比べてほとんどの航空会社で上昇しています。11社の予約率平均では国際線が2.6ポイント増の82.4%、国内線で13.4ポイント増の82.1%となっています。国内線予約率の大幅増加は長い休みを故郷で過ごす人が多くなったため、と見られています。
航空会社別の一覧表は昨日の「Aviation Wire」に載っています。
@日本航空と全日空が6 ・7月の燃油サーチャージャー引き上げを発表
日本航空と全日空はそれぞれ17日と19日に6 ・7月分の航空運賃に加算する燃油サーチャージャーの引き上げを発表しました。両社ともほぼ同じで、値上げ額は片道300〜3500円となっています。
@全日空がエコノミークラスの一部座席指定を有料へ
全日空は17日、国際線のエコノミー席の一部について、座席指定を有料化すると発表しています。機種によって座席数は異なりますが、非常口に近い足元の広い座席は指定料が5500〜4500円、窓際や通路側の座席については同2500〜1500円となっています。実施は5月29日以降の予約で、8月19日以降搭乗の便になります。今までは、予約の際に早いもの順で指定が出来ました。
【コメント】これはLCCでは普通のことですが、料金は1000円以内だったと思います。全日空も利益を上げるためにこのようにするのでしょうか。
@ドゴール空港で機内食運搬車がタイ航空のA380型機に衝突
現地時間17日、パリのシャルル・ド・ゴール空港に駐機中だったタイ航空のA380型機に、機内食運搬のトラックが衝突する事故がありました。右主翼が損傷したため、同機を使う予定だった折返し便が欠航となりました。当時、乗客は乗っていませんでした。乗客は他社の便に振り替えてバンコクに向かいました。
写真は成田空港に到着したタイ航空のA380型機です。
*4月19日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」4例目が発生
昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」4例目が発生しました。
・4例目 成田発青島行きの全日空8427便・B767-300型機が、前便でアモイ空港の管制制限により、成田空港到着が遅れた玉突き遅延により、午後11時29分にB滑走路南側から離陸したものです。
@「これからは成田の利用は伸びない。羽田には明るい未来」と OAG コンサルタント
昨日のトラベルボイスに掲載された、OAG社のコンサルタントであるジョン・グランド氏によりますと、同氏は「世界の中でも、最も成長著しいアジア新興国マーケットに囲まれている日本は、非常に明るい未来に恵まれている」と述べています。
さらに、羽田空港と成田空港について「羽田空港では、2020年からのスロット大幅拡大に伴い、供給座席数(国内・国際線合計)は前年比1119万席ほど増加し、翌2021年以降も順調に増え続ける。ところが逆に、成田空港の供給座席数は2019年の2623万3780席がピークで、2020年は前年比765万席のマイナスに転じる。理由は、成田から羽田への路線シフトが始まること。成田には、これを埋めるほどの新規需要が見込めないことだ。世界各国の航空各社と話せば、誰もが日本路線に関しては、成田より羽田空港を利用したいと言う。これから成田に乗り入れたいという航空会社が果たしてあるのか疑問だ。例外は貨物ぐらいだろう」と述べています。
【コメント】この指摘はその通りですね。成田空港機能拡張計画で国土交通省やNAAが言う需要予測がいかに無謀なものかを示しています。
しかし、グラント氏の指摘にも大きな間違いがあります。それは、「羽田空港の需要は2021年以降も順調に増え続ける」としていることです。羽田空港の発着枠拡大は、実現するとしても今回の2020年の拡大で打ち止めとなるはずです。第5滑走路の建設の話しもちらほら出てきましたが、これは、実現するにしても、約15年も先の話になりますし、東京湾の船舶航路上も、航空機の管制上も安全の確保は出来ないと思われます。
また、それ以前に拡大するとすれば、羽田都心ルートを今回の時間制限だけではなく、全面的に開放することになります。しかし、これは、安全上も、騒音問題上も都民が許すはずもなく、簡単には実現する見込みはありません。
@ゴールデンウイークの成田空港利用予測は14.0%増
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「2019年ゴールデンウイーク国際線旅客推計」を発表しました。それによりますと、出国旅客数は前年同月比(以下同じ)14.2%増の55万2000人、入国旅客数は13.7%増の53万8900人としています。出国の第1ピークは4月27日、入国の第1ピークは5月5日とのことです。
@ピーチが10月末から成田空港を第5拠点に、関西空港と車の両輪とする
ピーチ・アビエーションの井上CEOは昨日開いた事業説明会で、10月27日から成田空港を同航空として5番目の拠点とし、関西空港と成田空港を2大拠点としてネットワークを構築することを明らかにしました。これに伴い、成田空港での夜間駐機も行います。
説明会の中で、成田空港は当初「運用時間や発着枠の自由度など制限の多い成田空港は拠点に適さない」と考えていたが、「現在は、成田空港において今秋からの夜間運用時間延長、2020年春の時間あたり発着枠の拡大、2030年以降の 50 万回まで拡大する展望−などが見通せるようになったことで、今後成田空港を拠点として成長する姿が描けるようになった」と語りました。
また、10月末開始の冬季ダイヤから使用ターミナルを現在の第1ターミナルから第3ターミナルに移す方向で調整していることも明らかにしました。
さらに、この後の事業展開として、2020年冬季ダイヤからの東南アジア方面への中距離LCCを開設する意向も表明しました。
【コメント】「もうけ第一」のピーチですが、騒音を我慢している周辺住民の安心と健康維持に対する配慮を忘れないで下さい。
@全日空のA380型機がホノルルで「フィットチェック」、午後7時頃、成田空港に帰還
全日空のA380型機(JA381A)は17日に初めてハワイに向け飛び立ち、現地時間17日朝、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)に無事到着しました。
搭乗橋や地上設備などを確認する「フィットチェック」を実施し、現地時間18日午後4時にホノルルを出発し、現在太平洋を飛行中です。成田空港には午後7時15分頃到着する予定です。
下の図は「Flightradar24」による、午後3時半頃の太平洋を飛行する「JA381A」機です。
@全日空機が熊本空港でオイル漏れて立ち往生
昨日午後4時35分頃、羽田発熊本行きの全日空645便・B767型機で着陸直前にオイルが漏れるトラブルがありました。同機は滑走路上で停止し、牽引車で移動しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。このトラブルで滑走路が午後5時46分まで閉鎖され、離着陸便に大幅な遅れが出ました。
@日本政府がオリンピック・パラリンピック期間の横田基地民間機利用を打診
日本政府はオリンピック ・パラリンピックの期間中に横田基地を民間機が利用できるように米軍側に申し入れ、米軍側で可能かどうか検討している、とのことです。
*4月18日
@ジェットスター ・J が8月1日に成田=庄内線を開設へ
ジェットスター ・Jは昨日、8月1日から成田=庄内線に就航する、と発表しました。1日1往復で成田発は午後1時、成田着は午後3時55分の予定です。これで、同航空の成田空港発着国内線は14路線目となります。
@3月の成田空港貿易額は輸出額が3.4%減、輸入額が1.8%減に
東京税関が昨日発表した「成田空港3月貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)3.4%減の9663億2000万円となりました。前年同月比マイナスは5ヶ月連続となります。一方、輸入額は1.8%減の1兆1069億1800万円となりました。前年同月比マイナスは4ヶ月連続となります。輸出共に減少率は回復のきざしを見せています。
@成田空港でテロ対策合同訓練
今日のNHKニュースによりますと、成田空港では今日、テロへの警戒力を高めるための合同訓練が行われました。第2ターミナルで行われた訓練には警察、消防、税関、それに空港会社などの担当者、あわせておよそ130人が参加しました。テロリストの不正入国対処や、機内の荷物から爆発物が発見された時の処理などの訓練が行われました。
@荒川区の住宅街に望遠レンズが落下、けが人なし
昨日午前9時半過ぎ、荒川区の住宅街住民から警察に「飛行機からカメラのレンズのようなものが落ちたようだ」との通報がありました。警察が調べたところ、路上にカメラの望遠レンズのようなものが落ちていました。当時上空を小型機が通過しており、この機体から落下したものと見られています。
【コメント】こんなものに運悪く当たったら、大けがか、もしく、は死んでしまいますね。
@3月の訪日外客数は5.8%増、2018年度の累計は約3300万人に
観光局が昨日発表した「3月訪日外客数」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)5.8%増の3月としての過去最高となる276万100人となりました。伸び率プラスは6ヶ月連続となっていますが、昨年9月の5.3%減も含めると伸び率一桁以下が9ヶ月連続となり、2018年度の総合計は約3300万人となる模様です。一方、出国日本人数は6.8%増の192万9900人となっています。
【コメント】このペースが続くと政府目標の年間訪日外国人4000万人達成は難しいですね。年間の伸び率が20%増を超えないと達成できません。
@高知空港でジェットスター ・J 機がバードストライクに遭う、無事着陸
15日午後2時45分頃、成田発高知行きのジェットスター ・J423便・ A320型機が着陸しようとしたところ、左エンジンの外側に鳥が衝突するバードストライクがありました。同機はそのまま無事着陸し乗客・乗員にケガはありませんでした。このトラブルで点検のため折返し便が欠航となりました。
@インド第2位の「ジェットエアウエイズ」が現地時間18日から全便運航停止
インド国内線でシェアー2位のジェット・エアウエウズは現地時間18日から、国内・国際線全便の運航を停止する、と発表しました。同航空はLCCとの競争や燃油高や通貨ルピーの下落により、経営状態が急速に悪化していました。このため、従業員への給与の支払いも滞り、パイロットのストライキも続いています。銀行団などからの融資がまとまらずにこの事態となったものです。同17日には所有機約120機の内、運航には6機しか参加していませんでした。銀行などの再建団は売却の道を探っていますが、買い手は現れていないようで、先行きに暗雲が立ちこめています。
@ UA のCEOが「運航再開は7月、年内に受領予定の16機を受けとる」と表明
昨日のロイター通信日本語版によりますと、ユナイテッド航空のCEOは現地時間17日、「B737MAX型機の運航再開が7月に再開される」との見通しを明らかにしました。また、同航空が年内に受領を予定している16機のB737MAX型機を「年内に受領する」との見通しも明らかにしました。
*4月17日
@成田空港の昨年バードストライクは30%減の42件
国土交通省がまとめた2018年のバードストライク件数によりますと、成田空港では前年比30%減の42件となり、過去6年間で最も少なくなっています。全国では同8.4%減の1553件でした。
@バニラの試験飛行で機長と副操縦士がアルコール検査を失念
バニラ・エアは昨日、8日午前6時25分羽田発の、A320型機試験飛行を行った機長と副操縦士が乗務前のアルコール検査を失念し、検査を行わずに操縦した、と発表しました。出発5分後に、遠隔操作で検査の有無を確認する担当者が連絡のないことに気付き、試験飛行中に副操縦士も失念に気付きました。
試験飛行が終わった後に行ったアルコール検査ではアルコールは検出されなかった、とのことです。乗務12時間前の飲酒もありませんでした。同機に乗客は乗っておらず、整備関係者が6人乗っていました。国土交通省にはすでに報告済み、とのことです。
@ MRJ 試験10号機は6月に完成、型式証明(TC)飛行は順調
三菱航空機会社の水谷社長は昨日の「Quarterly Update(四半期アップデート)」会見を開き、三菱リージョナルジェット(MRJ)の現状について説明しました。
国土交通省による型式証明(TC)試験飛行では「当初想定したとおりの結果を得られている」と述べ、順調に進んでいることを明らかにしました。また、慣熟飛行を行ったFAAのパイロットからは個人的に「いい機体だ」とのコメントをもらったことを明らかにしました。
米国連邦航空局(FAA)と欧州航空安全機関(EASA)にも申請書を提出したことを明らかにしました。
また、設計変更後に製作している試験10号機が6月中にも完成し、国内でのテスト飛行後にモーゼスレイク・フライトテスト・センターに移動して、型式証明(TC)試験飛行に加わるとのことです。
6月のパリエアショーについては、現在検討中とし、「型式証明(TC)取得が最優先でおることから、実機を送らないこともある」としています。
【コメント】今後、「Quarterly Update(四半期アップデート)」会見を定期的に開くとのことです。三菱重工や三菱航空機会社は広報については、今まで無関心でしたが、やっと、本腰を入れて情報を開示する事になるようです。
@FAA の審査会がB737MAX型機運航再開時にシミュレーター訓練は必要ないと判断
米国連邦航空局(FAA)の飛行基準評価審査会は現地時間16日、ボーイング社のソフト修正が行われ、B737MAX型機の運航が再開される時に、パイロットに対する新たなシミュレーター訓練は必要ないとの結論を出しました。この件については30日まで意見公募を受け付ける、とのことです。
*4月16日
@成田空港の駐機場で起こった事故が前年度の1.5倍に
昨日のNHKニュースによりますと、成田空港の駐機場などで起こった、昨年度1年間の事故が急増している、とのことです。昨年度に起こった事故件数は119件で前年度の約1.5倍に達している、とのことです。成田国際空港株式会社(NAA)は「人手不足の中、スタッフを雇用している航空会社での研修などが十分でないことが原因と見られる」とのことです。事故を起こした人の中で運転手などは、経験が3年未満のケースが半分以上になっている、とのことです。
【コメント】これは、航空会社だけではないと思います。先月の騒音対策委員会で本会が指摘したように国土交通省やNAAの社員なども、機能強化計画に力を削がれ、人員不足や研修遅れで、空港の安全を守る事がおろそかにされていると思います。
@5月12日に行われる「成田空港わくわくツアー」の参加者を募集中
成田国際空港株式会社(NAA)は5月12日に開かれる「AIRPORT MARKET 空市」で開催する「成田空港わくわくツアー」の参加者を募集しています。応募はNAAのサイトで22日12時までとなっています。午前の部と午後の部会わせて130名程度となります。内容は成田空港を一望できる「ランプタワー見学」、滑走路間近での航空機離発着見学、化学消防車の見学などで、参加資格は小学生以下ですが、グループ4名までとなります。しかし、子どものみでは参加できません。
@普天間飛行場第2次騒音訴訟で、賠償金を減額し、飛行差し止めは認めず
福岡高裁那覇支部は今日、普天間飛行場周辺の住民約3400人が、米軍機の飛行差し止めと騒音被害の賠償を国に求めた第2次普天間爆音訴訟の控訴審判決で、国に約21億2100万円の賠償を命じましたが、飛行差し止めや、将来生じる被害の賠償は一審に続いて認めませんでした。1審では賠償額を約24億5800万円としていましたが、国側は控訴審で1人当たりの賠償額を不当に高額と主張していました。
【コメント】安倍政権は何を考えているのでしょうか。過去の各地での騒音訴訟判決で「国は騒音に対する補償が、民事の時効である3年毎に裁判を起こさなくても実施されるような法体制を整備すべき」と何度も指摘しているにもかかわらず、これには、一切耳を貸さずに減額を求めるとは、どういう神経をしているのでしょうか。
米軍には至れり尽くせりの思いやり予算を湯水のごとく出し、武器購入には惜しげもなく税金を投入しています。
@全日空機の操縦室の窓ガラスにひび、中部空港に臨時着陸
14日の秋田魁新報によりますと、14日朝、大阪発秋田行きの全日空1651便・DHC8-400型機が長野県木曽付近を飛行中に操縦室の窓にひびが入りました。このため、同機は中部空港に臨時着陸しました。乗客は別の機体に乗り換えて、約2時間10分遅れで、秋田空港に到着しました。この機体を使う予定だった秋田発札幌行き1831便は欠航となりました。
@グループがアシアナ航空を売却へ
韓国の錦湖アシアナグループは現地時間15日、中核企業のアシアナ航空を売却すると発表しました。アシアナ航空は韓国第2位の航空会社ですが、M&Aなどにより、グループの業績が悪化していることから売却を決断した、とのことです。売却には子会社LCCのエアプサンとエアソウルも含まれる、とのことです。
ただ、売却先などは決まっていないようです。買収には当座の現金だけで約2000億円が必要とされ、借入金の総額は約3400億円とみられている、とのことです。しかし、売却されてもアシアナ航空自体は生き残るようです。同航空の株価はこの報道により高騰している、とのことです。
写真は成田空港に着陸するアシアナ航空のA380型機です。今でも、成田空港で見られる数少ないA380型機です。
@アメリカン航空もB737MAX型機の運航停止期間を延長
アメリカン航空は現地時間14日、B737MAX型機の運航停止期限を従来の6月5日から8月19日まで延長する事を明らかにしました。なお、B787型機運航停止による欠航便は1日115便に上る、とのことです。