2021年1月後半の出来事
*1月31日
@騒音区域の移転交渉はほとんど進まない成田市、 NAA は「機能強化」で空港敷地内を優先か
成田市の会員からの情報によりますと、成田市で「機能強化計画」により、新たに移転対象になる戸数は約550戸になりますが、成田国際空港株式会社(NAA)はこの対象者に対する説明も交渉もほとんど行わず、今のところ交渉に入っているのは5戸程度、とのことです。
対象となる住民は1日も早く、40年以上も我慢してきた航空機の騒音から逃れることを願っているのですが、成田国際空港株式会社からは「何の話もない」とのことです。
一方、「機能強化計画」により新たに空港敷地になる住民に対しては、敷地の確定のための測量や交渉も始まっているようです。今年の年賀状ではこの様子について書いてきた人も複数ありました。
現在、成田国際空港株式会社はB滑走路の北伸や、C滑走路の建設を最優先事項として、力を入れているようです。
しかし、「2019新型肺炎」の影響で「年間総発着回数50万回が必要」となるのは「30年以上先」になる見込みです。
「年間総発着回数30万回が必要」になるのも「2030年以降」になる予測も出ています。
NAA は社員を増員してでも、今こそ、40年以上も騒音に堪えて、成田空港に協力してきた住民の、騒音区域外への移転に力を入れるべきではないでしょうか。
加えて、今の情勢ですから「機能強化計画」を一時中止し、見直しを行うべきではないでしょうか。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、29日入国者で4名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、29日入国者で4名でした。全員無症状でした。
@日本の3社が成田=バンコク線を明日から増便へ
今日の「アジアトラベルノート」によりますと、全日空は明日より、現在、バンコク⇒成田線と片道運航している成田=バンコク線を1日1往復とします。
また、日本航空は明日から成田⇒バンコク線を週1便で再開します。
更に、ZIPAIRも週1便で運航していた成田⇒バンコク線を毎日運航とし、成田=バンコク線旅客便を1日1往復とします。
@航空局が国内のB777型機に使用しているエンジン全ての点検を指示
昨日の「 FlyTeam 」 によりますと、航空局は29日、昨年12月4日に起こった日本航空のエンジントラブルによる重大インシデントに関して、国内の航空会社が運航している全てのB777型機のエンジンブレードについて、3月末までの追加点検を指示しました。
トラブルを起こしたエンジンと同型エンジンブレードの点検はすでに終わっていますが、B777型機に使われている他の全てのエンジンブレードを点検する指示となります。
@12月の国際線旅客数で日本航空が全日空を約5年ぶりに上回る
昨日の共同通信によりますと、昨年12月単月の国際線旅客数で、単月としては約5年ぶりに日本航空が全日空を上回った、との事です。
日本航空が5万7030人に対し、全日空が5万830人で、日本航空の特典航空券の旅客を除いても、日本航空が約2000人上回った、との事です。
@全日空が「2月時刻表」の紙版発行をやめ、ウエブ上の検索に移行
昨日の毎日新聞(gooニュース)によりますと、全日空は明日から、紙による時刻表を廃止します。
ウエブでの時刻検索が多くなった事や、「2019新型肺炎」の影響で運休などが増え、発着時刻が変更される事が多くなったため、とのことです。
また、日本航空も国内線の紙の時刻表を3月に発行する「4 ・5月号」を最後に廃止します。
*1月30日
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、28日入国者で1名、29日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、28日入国者で1名、29日入国者で1名でした。2名ともに無症状でした。
@ NAA が「ワクチン輸送サポートチーム」を立ち上げ
成田国際空港株式会社の田村社長は昨日の記者会見で、社内に「2019新型肺炎」ワクチンの受け入れ体制を整備するため、関係部署で構成する輸送サポートチームを立ち上げたと、発表しました。
その上で、年度内には関係事業者が医薬品の取り扱いの国際認証を取得できるよう取り組みを進める、とのことです。
@京成電鉄の4〜12月期決算で193億1400万円の赤字に
京成電鉄が昨日発表した4月〜12月通期決算によりますと、純損益は193億1400万円の赤字となりました。
「2019新型肺炎」の影響により鉄道事業で280億円、バス事業で180億円、タクシー事業で70億円の減収となりました。鉄道輸送人員は前年同期比30.2%減に落ち込みました。
2021年3月期の通期決算の見通しは純損益を262億円の赤字としています。
@ANA ホールディングスの4〜12月期決算で3095億円の赤字に
ANA ホールディングスが昨日発表した「ANA ホールディングス4〜12月期決算」によりますと、売上高は前年同期比(以下同じ)66.7%減、営業費用が39.1%減となり、純損益が3095億円の赤字になりました。
この中で、子会社 LCC 「ピーチ・アビエーション」の収入は76.1%減、旅客数は75.6%減となっています。一方、航空貨物部門の収入は36.0%増の1016億円となっています。
更に、財務状態では自己資本が91億円増となり、自己資本比率は9.5ポイント減の31.9%、また、有利子負債残高は8428億円増の1兆6885億円となりました。
更に2021年3月通期決算の見通しでは、純損益を5100億円の赤字に据え置いています。
@中国航空大手を傘下に持つ「海航グループ」が裁判所に破産申請、再建の道探る
中国の大手航空会社「海南航空」を傘下に持つ「海航グループ」の債権者が、現地時間29日、裁判所に破産の手続きを申請した、とのことです。
裁判所管理の下に、負債の整理を進めて企業活動を維持していく、とのことです。
同グループは海南航空のほか、天津航空、北京首都航空、西部航空、福州航空、北部湾航空、長安航空、ラッキーエア、ウルムチエア、桂林航空、香港航空などに出資しており、グループ全体で約900機の機材を保有しています。
写真は第2ターミナルに駐機する「海南航空」機です。
【コメント】この所、航空会社の破綻が増えてきています。「2019新型肺炎」の流行が収まらない中、航空会社の資金繰りが上手くいかず、持ちこたえられないのでしょうね。
*1月29日
@成田空港12月の運用状況、総発着回数は52%減、国際線旅客数は95%減
成田国際空港株式会社は今日、「2020年12月空港運用状況」を発表しました。
これによりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)52%減の1万847回となりました。この内、国際線は52%減で、旅客便は12月として過去最低の75%減、貨物便は過去最高の104%増となっており、国内線は52%減でした。
また、総旅客数は12月として過去最低の90%減・38万5621人で、この内、国際線旅客数は12月として過去最低の95%減、内、日本人は12月として過去最低の96%減、外国人も12月として過去最低の95%減でした。国内線旅客数は65%減となっています。
国際航空貨物量は12月として過去最高の16%増 ・20万7244トンとなり、積込量は15%増、取卸量は16%増となっています。
給油量は47%減となりました。
@最高裁が第9次横田基地騒音訴訟の上告を棄却、過去の賠償は認めるも、飛行差し止めと将来は認めず
最高裁判所第2小法廷の草野耕一裁判長は今日までに、第9次横田基地騒音訴訟で住民9人が上告した裁判について、住民側の上告を棄却する決定を行いました。
これにより、東京高裁の判決が確定しました。
東京高裁の判決では騒音被害については「社会生活で堪えられる限度を超え、違法に権利や利益が侵害されている」として、国に対して合わせて1億1200万円余りの賠償を命じましたが、飛行の差し止めや、将来分の被害に対する賠償は認めませんでした。
@現地時間19日に日本航空機がサンフランシスコ空港に旧啓徳空港なみの着陸
27日の「乗りものニュース」によりますと、現地時間19日に成田からサンフランシスコに向かった日本航空58便が、サンフランシスコ空港に着陸するときに、空港のすぐ西にある丘を越えて低空旋回したのち、そのまま滑走路「01R」に着陸しました。
この着陸について「Flightradar24」は公式サイトで取り上げ「強風が吹いており、その風向きが変わったため」としていますが、「旧啓徳空港を彷彿とさせる着陸進入だ」とのコメントを付けています。
香港の昔の「啓徳空港」は着陸の難しい空港として有名でした。下の写真は2001年のものですが、この時はすでに新空港も出来、使われていませんでした。近くに山がありますので、海側からの風の時に、着陸するには、山の手前で急旋回し着陸しました。このため、山肌にはパイロットの目安とする大きな標識がペイントされていました。
下の写真は「Flightradar24」による、日本航空58便の着陸航跡です。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、27日入国者で4名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、27日入国者で4名でした。1名に発熱の症状ある、との事です。
@日本航空機が新千歳空港で視界が悪く、過走帯に踏み込む
今日午前11時半頃、仙台発新千歳行きの日本航空2903便・E170型機が、着陸後、誘導路に入らず、滑走路端にある「過走帶」に入ってしまいました。
同機は牽引車で駐機場に着きました。乗客・乗員にケガはなく、機体にも損傷はありませんでした。
同航空の聞き取りに対して、パイロットは「吹雪で視界が悪く、誘導路の場所が見えず、過走帯に入ってしまった」と話している、との事です。
このトラブルで滑走路が約1時間半閉鎖されました。
@米国大手3社の通期赤字は合計で約3兆円に
昨日の共同通信によりますと、米国の航空業界大手3社(アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空)が、現地時間28日にそれぞれ発表した2020年10月〜12月期の決算によりますと、3社がそろって赤字になりました。
赤字額は3社合計で283億3900万ドル(約3兆円)となっています。
@「UNWTO」が約135兆円消失、観光関係の失業が約1億2000万人にと推測
国連世界観光機関(UNWTO)は現地時間28日、「2019新型肺炎」の流行で、2020年に全世界で失われた国際観光収入は1兆3000億ドル(約135兆円)になる、と発表しました。
これにより、観光に関わる1億〜1億2000万人が職を失うおそれがある、と述べています。
UNWTO の専門家への調査によると、2021年の見通しは「改善する」が45%、「悪化する」が30%、「同水準」が25%だった、とのことです。
UNWTOでは海外旅行が2019年の水準に戻るには2年半〜4年かかる、と見込んでいます。
*1月28日
@本来なら、今日「空港運用状況」が発表されるはずですが、まだ、出ていません。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、26日入国者で3名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、26日入国者で3名でした。全員無症状との事です。
@2月11日からアゼルバイジャンの「シルク・ウエイ航空」が成田=バクー線に貨物便を開設予定
昨日の「LNEWS」によりますと、アゼルバイジャンの「Silk Way West Airlines」は2月11日から成田=バクー線の運航を始める、との事です。日本貨物航空との共同運航となり、当面、週2往復となります。
【コメント】国土交通省の許可はまだ出ていないようです。
@今年度上半期の部品欠落は562件、大半は100g以下
国土交通省が1月6日に発表した「2020.4.1〜9.30の部品欠落報告について」によりますと、今年度上半期の主要7空港(成田、羽田、関西、中部、福岡、那覇、新千歳)における航空機からの部品落下件数は562件でした。
この内、重量(以下同じ)1Kg以上が2件で0.4%、500g〜200gが2件で0.4%、200gから100gが8件で1.4%、100gから50gが11件で2.0%、50gから10gが72件で13.7%、10g未満が455件で81.0%、重量不明が7件で1.2%となっています。
なお、羽田空港新飛行コース運航開始後の落下物はありませんでした。
【コメント】ただし、これは「部品の落下がなかった」と言うことではないようです。
@日本航空の12月旅客数は国際線で93.0%減、国内線で54.6%減
日本航空が今日発表した「JALグループ昨年12月マンスリーレポート」によりますと、
国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)93.0%減の5万7030人、搭乗率が54.5ポイント減の23.0%となりました。
一方、国内線では旅客数が54.6%減の140万7974人、利用率が22.6ポイント減の45.5%となっています。この内、成田空港関係路線の利用率は、唯一運航されている成田=中部線で63.1ポイント減の11.8%となりました。
また、運航状況で、国際線は欠航率が0.3ポイント悪化の0.4%、定時出発遅延率が13.9ポイント改善の4.2%となりました。一方、国内線では欠航率が3.2ポイント悪化の3.8%、定時出発遅延率が8.7ポイント改善の4.0%となっています。
@欧州航空安全機関がB737MAX型機の運航再開を許可
欧州航空安全局(EASA)は現地時間27日、B737-MAX型機の運航停止を解除した、と発表しました。
EASAのエグゼクティブディレクター、パトリック・キー氏は、「同機が安全だと確信しており、それが認可の前提条件だ。しかし、今後もサービス再開に当たり、運航監視を継続する」と強調しました。
@ボーイング社の2020年通期決算で赤字が118億7300万ドルと前年の19倍に
ボーイング社が現地時間27日に発表した2020年度通期決算によりますと、最終赤字が118億7300万ドル(約1兆2400億円)と、2年連続の赤字となりました。赤字額は前年度の約19倍となっています。
*1月27日
@昨日の、成田空港「2019新型肺炎」感染者はゼロでした。
@19日に成田空港から入国した女性、南アフリカ型「変異コロナウイルス」に感染が判明
厚生労働省は昨日、19日に南アフリカ共和国から成田空港に帰国した、30才代の女性が、南アフリカ型「変異コロナウイルス」に感染していた、と発表しました。
この女性は脱水のため入院した、との事です。
@全日空が2月から成田=香港線を増便
今日のNNA ASIA(日本語版)によりますと、全日空は2月から成田=香港線を週1往復増便し、週2往復とする、との事です。当面は4月18日までとなります。
@成田空港が「ACI」の「感染症対策認証」を日本で初めて取得
成田国際空港株式会社は今日、国際空港評議会(ACI)が実施する「2019新型肺炎」の感染対策についての「Airport Health Accreditation(AHA)プログラム」の認証を日本の空港として初めて取得した、と発表しました。
@ EU が日本を「ホワイトリスト」から除外する方針
今日の「ブルームバーグ ・ジャパン」によりますと、EUは入国を許可する国のリスト「ホワイトリスト」から日本を除外する方向で調整中、とのことです。
日本で「2019新型肺炎」の感染が拡大していることが理由、とのことです。
@欧州の閣僚らが移動規制の強化を求める発言、夏の繁忙期の需要見通しが悲観的
今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、欧州の各国政府の感染対策担当大臣などは、今後の航空需要見通しについて、悲観的見方を発表しています。
英国のザハウィ・ワクチン担当相は26日「夏季休暇に向けた旅行予約はまだ『完全に』控えるべき」と述べました。
また、ドイツのメルケル首相は26日、与党議員に対し「観光旅行をゼロにすべきだ」と訴えました。
@ EU が域外からの入国者に対してPCR検査の陰性証明書を義務付け
昨日の「トラベルボイス」によりますと、EUは、域外からの旅行者の入国に対して、PCR検査の陰性証明の提出を義務化する方針を発表しました。
これにより、EU 加盟国は、旅行者に対して出発72時間以内の検査を求めていくことになります。
また、「変異コロナウイルス」による流行が確認されている国からは、自主隔離と連絡先の追跡、最大14日間までの追加検査を課すことを求めて行くことになりました。
【コメント】世界の感染者が1億人を超えたことなどを受けた、一層の対策強化に踏み出したようです。
日本も、オリンピック・パラリンピックどころではありませんね。早く中止を決断し、本格的な対策を行わないと、経済も破綻するのではないでしょうか。
*1月26日
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、24日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、24日入国者で1名でした。無症状との事です。
【コメント】この所、成田空港での「2019新型肺炎」感染者が少なくなっています。入国制限で入国者が減っているのが原因と思われます。
@ジェットスター ・J の成田空港路線が2月には4路線のみに
昨日の「Traicy」によりますと、ジェットスター・ ジャパンは昨日、2月2日〜28日までの追加減便を発表しました。
これによりますと、運航するのは成田=新千歳線、成田=関西線、成田=福岡線、成田=那覇線、中部=福岡線、中部=那覇線の6路線のみとなります。
減便率は85.5%となります。
@上半期の航空機事故は2件、安全報告は453件
国土交通省は今日、「今年度上半期航空輸送の安全にかかわる情報の中間報告」を公表しました。
要約版によりますと、航空機事故が2件、重大インシデントが0件、安全上のトラブル報告件数が453件となっています。
*1月25日
@フィンエアが4月24日から成田=ヘルシンキ線を運休に、羽田空港に移管
フィンエアは成田=ヘルシンキ線を4月から現在の週3便から週6便に増便するも、4月24日で運休とします。
代わりに、羽田=ヘルシンキ線が新設され、こちらは1日1往復となります。
【コメント】「2019新型肺炎」前は第2ターミナルにフィンランド航空のA350型機が2機並んでいたものですが、寂しくなりますね。何時戻ってくるのでしょうか。
@全日空が成田=ブリュッセル線を3月6日に再開も、4月には成田17路線を運休へ
全日空は今日、4月18日までの国際線運航計画を発表しました。
これによりますと、当初計画からの減便率は、1月1日〜31日が83%、2月1日〜28日が83%、3月1日〜31日が82%、4月1日〜18日が82%となっています。
成田空港路線は3月6日に成田=ブリュッセル線を再開しますが、3月1日〜4月18日までの、成田空港17路線については、一部の臨時便を除き、運休となります。その他の成田路線についても、運航計画よりも減便となっています。
【コメント】相変わらず、厳しい状況が続きますね。「2019新型肺炎」と羽田空港国際化のダブルパンチになっています。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、23日入国者で1名、24日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、23日入国者で1名、24日入国者で1名でした。全員無症状との事です。
@感染国から帰国したパイロットと客室乗務員にも感染検査を実施
昨日の山陽新聞によりますと、国際線を運航する国内各社は、厚生労働省の要請を受けて、入国拒否対象国から帰国するパイロットや客室乗務員に対して、帰国時の「2019新型肺炎」感染検査を始めました。
これは昨年12月に英国から帰国したパイロットが変異コロナウイルスに感染していることが判明した事によるもの、とのことです。
@「航空連合」が社外への出向や一時帰休について労使での協議を要望
22日の日本経済新聞によりますと、国内の航空関連労働組合員4万6861人が加入している「航空連合」は22日、今年の春季労使交渉で、グループ外出向や一時帰休を実施する際は、労使で運用を確認、協議することなどを求めると発表しました。
2月時点で、日本航空が約600人を外部への出向や一時派遣させています。全日空も約200人の外部出向を見込んでいる、とのことです。
*1月24日
@イタリア・アリタリア航空が成田空港への貨物定期便を運航
今日の 「sky-budget」 によりますと、イタリア・アリタリア航空は、22日から成田空港とイタリアのローマかミラノを結ぶ貨物便を定期便化しました。
当面、週1便でローマかミラノを結びます。
【コメント】昨日午後11時10分に出発した「AZ9495便」はローマに向かいました。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、22日入国者で2名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、22日入国者で2名でした。全員無症状との事です。
@「国土交通省はB737MAX型機の運航再開を直ちに許可べきではない」と杉江氏
昨日の「BusinessJournal」に掲載された杉江弘氏の「ボーイング737MAX運航再開、国交省は性急な認可は禁物…墜落の危険性、解消されず」によりますと、
B737-MAX型機の運航許可が各国で出始めていますが、今回のボーイング社の改良は原因となる「MCAS(操縦特性補助システム)」を取り外すのではなく、ソフト面での改修と、センサーの増設によるもので、この装置の起動時にパイロットが直ちに対応することが出来る必要がある事になっている、とのことです。
しかし、訓練を受けたパイロットでも、この操作を瞬時に行うことは難しく、墜落につがる危険があります。
その為、ボーイング社は「737MAXに乗務するパイロットが適切な回復操作ができるように、航空会社所属のパイロットを最大160人採用し、彼らにB737MAX型機を使用する航空会社で35日間、指導者やコックピット・オブザーバーとして働いてもらう」対策を取っている、と指摘しています。
同氏は、根本的な対策には「MCAS」を取り除くことが必要で、国土交通省はB737-MAX型機の運航再開許可を現段階では出すべきでない、と述べています。
【コメント】個人的にはB737MAX型機には乗りたくありませんね。
@フェデラルエクスプレスが2023年までにMD-10型機を全て退役へ
21日の 「sky-budget」 によりますと、フェデラルエクスプレスは2023年までに、現在保有しているMD10型機を全て退役させる計画とのことです。
【コメント】少し前までは成田空港にいつも来ていました。
2009年3月23日に成田空港で起こったフェデラルエクスプレス機着陸失敗事故(2009年3月23日・24日・25日の出来事参照)も同系統のMD11型機でした。
下の写真は事故翌日に撮ったものです。A滑走路を再開させるために、残骸をA滑走路の西側に移動していました。左の白い部分が機首部分だったと思います。
この事故が成田空港で死者を伴った唯一の事故です。
@KLMオランダ航空が約1000人を追加リストラ
22日の 「sky-budget」 によりますと、KLMオランダ航空は「2019新型肺炎」の影響から「特に、長距離路線の回復が遅い」として、追加で約1000人のリストラを実施すると発表しました。
内訳は、客室乗務員500人、パイロット100人、グランドスタッフ200〜400人となっています。同航空はすでに5000人のリストラを実施しています。
*1月23日
@昨年3月にも自衛隊の同型機が成田空港に飛来、デリバリーで飛来か?
21日の出来事で書いた自衛隊機ですが、昨日、「sorakara-gon」さんから追加情報がありました。
この機体は自衛隊に納入するために 「デリバリーフライト 」として、成田空港に飛来したようです。
19日に成田空港に飛来したのは発注した3号機です。
昨年3月にも同様に成田空港に1号機と2号機が成田空港に飛来している、とのことです。
「ウィキペディア(Wikipedia)」によりますと、「セスナ680」型機は「飛行点検隊」に所属し、昨年3月21日に入間基地に到着して、26日に航空自衛隊に正式に納入されている、との記述があります。
「sorakara-gon」さんから、丁度、2020年3月21日の入間基地出発前に成田空港に駐機する2機を撮った写真が添付されていますので、載せておきます。
この塗装はセスナ側で行ったもののようですが、胴体に書かれている「日の丸」が自衛隊向けの機体であることを表しているようです。
ですから、成田空港に飛来した時点の所属は「セスナ社のもの」と言うことになり、 「軍事利用 」に当たるかどうかは微妙な所ではありますが、26日には正式に航空自衛隊所属となったものです。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、21日入国者で3名、22日入国者で2名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、21日入国者で3名、22日入国者で2名でした。
21日に入国した3名は発熱1名、咳嗽2名の症状があり、22日入国の2名は無症状でした。
@国土がスカイマークに厳重注意、乗務中の副操縦士がスマホで撮影した画像を SNSに投稿
国土交通省は昨日、スカイマークを厳重注意処分としました。先月22日に飛行中の操縦席からスマホで撮影した写真をSNSに投稿したスカイマーク副操縦士の行為が航空法に違反するため、との事です。
これを受けてスカイマークはこの副操縦士を「乗務停止処分及び懲戒処分(降職)」とし、機長を「乗務停止処分及び懲戒処分と(譴責)」としました。
@昨年10月3日の三沢飛行場における重大インシデントは自衛隊パイロットの聞き間違い
運輸安全委員会は21日、昨年10月3日に三沢飛行場で起こった自衛隊機とジェイエア機のニアミス重大インシデントについての報告書を発表しました。
これによりますと、誘導路上で離陸を待っていた自衛隊のF2A戦闘機が、着陸許可を受けたジェイエア機・E170型機が進入中の滑走路に間違って進入した事による、とのことです。
管制官は自衛隊機に「離陸が遅れる」と、伝えましたが、自衛隊機パイロットはこれを離陸許可と誤認し、目視確認を行わずに滑走路に進入したものです。
「このときに、パイロットが、間を置かずに離陸前確認結果の通報」を行ったために、管制官からの復唱訂正を受信できなかった事がわかっています。
このときのジェイエア機との距離は約4.4Kmとなり、管制官はジェイエア機に着陸復興を指示したものです。
@エアバスがA320型機ファミリーの生産レート増加をゆるやかに
エアバスは現地時間21日、今後の旅客機生産レートを発表しました。
A320型機ファミリーは現在の月産(以下同じ)40機から、第3四半期の7〜9月に43機、第4四半期の10〜12月には45機に増産します。これは、従来のレートからは若干下がることになります。
これに対して、ワイドボディ機のA350型機は5機、A330型機は2機とし、こちらは現状を維持します。
なお、民間航空機市場が「2019新型肺炎」以前の水準に戻るのは、2023年〜2025年になる、としています。
*1月22日
@「春秋航空・日本」の成田=南京線が今日から運航を開始
春秋航空日本は今日から成田=南京線を開設しました。2月末までは金曜日に2週に1往復の予定です。
今日の初便には、座席定員を通常の75%に絞った定員で、ほぼ満席だった、とのことです。
@「ZIP AIR Tokyo」が2月の成田=ホノルル線を運休
今日の日本経済新聞によりますと、「ZIPAIR Tokyo」は2月の成田=ホノルル線を運航しないことになりました。
就航した昨年12月からの搭乗者は約1割程度で、2月は更に落ち込むことが見込まれ、採算を取るのが難しい、とのことです。この路線は貨物需要もバンコク線や仁川線よりも少ないとのことです。
@ジェットスター ・J が夏季ダイヤで成田=庄内線の運休を届出
ジェットスター ・Jは昨日、国土交通省に夏季ダイヤでの成田=庄内線など6路線の運休(廃止)を届け出ました。
【コメント】マスコミによって、「運休」と「廃止」が出ています。要するに「夏季ダイヤ中は運航しない」と言うことでしょうね。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、18日入国者で1名、20日入国者で4名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、18日入国者で1名、20日入国者で4名でした。全員無症状でした。
@千葉県が成田空港周辺を「国家戦略特区」にするように国に要望
千葉県は昨日、成田空港周辺地域の規制を緩和し、東アジアの航空貨物拠点とすることを目指し、同地域を国家戦略特区に指定するよう内閣府に提案した、と発表しました。
「成田空港機能強化計画」の効果を最大限活かし、この地域の発展につなげるため、としています。
@ジェットスター ・J と日本航空がタイに鮮魚を急送するサービス始める
昨日の「 FlyTeam 」 によりますと、ジェットスター ・J と日本航空は両社の定期便を使って、タイのバンコクに鮮魚を輸送するサービスを始めました。ジェットスター ・J の福岡発成田行きの便で成田空港に輸送し、日本航空のバンコク行きの貨物定期便に乗せ替えます。これで、九州で捕れた鮮魚が翌朝タイの市場で手に入ることになります。
【コメント】ジェットスター ・J の機体は貨物室にコンテナーが積め、最大20トンの貨物を搭載できると聞いたことがあります。
@成田行きの全日空貨物機がエンジンの異常振動でシカゴ空港に緊急着陸
今日の「日刊航空」によりますと、昨日午前6時51分頃(現地時間か日本時間かはわかりません)、シカゴ発成田行きの全日空貨物便・B777ー300ER型機(JA787A)がシカゴ空港を離陸した直後に、第1エンジンにトラブルが発生し、シカゴ空港に引き返し、同8時24分に緊急着陸しました。乗員に怪我はありませんでした。エンジンの振動が大きい、との警告が出て、乗員も震動を感じました。
下図は「Flightradar24」による、同便の航跡です。
@2019年7月に那覇空港で起こったニアミス重大インシデントはアシアナ航空機長の管制指示聞き間違い
運輸安全委員会は昨日、2019年7月21日に那覇空港で起こったアシアナ航空機と日本トランスオーシャン機が異常接近した重大インシデント(2019年7月22日の出来事参照)についての報告書を公表しました。
報告書によりますと、原因はアシアナ航空の機長が管制官の 「滑走路手前で待機 」との指示を、 「滑走路に入って待機 」と聞き違え、副操縦士は別の作業に気を取られて、確認を怠った事にある、としています。
これにより、着陸進入中の日本トランスオーシャン機が着陸をやり直した、とのことです。両機の最短距離は約3Kmだった、とのことです。
*1月21日
@19日に航空自衛隊機(LN-TAI)が成田空港に乗り入れる、建設時の「取極書」に違反
成田空港で主に、ビジネスジェットをウオッチしている20日の「sorakara-gonのブログ」によりますと、19日に航空自衛隊のセスナ680型機・機体番号「LN-TAI」が成田空港に飛来した、との事です。同ブログには自衛隊機の写真が載っています。
同機はオスロから、ロシア中部のブラーツク空港(軍民共用空港らしい)を経由して、成田空港に来たようです。
sorakara-gonさんによりますと、19日午前9時22分に到着し、20日午前8時20分に離陸して、同45分に入間基地に着陸した、との事です。
【コメント】これは、住民と国・千葉県・当時の空港公団が締結した「取極書」に明らかに違反しています。取極書では「(現成田空港)の軍事的な利用は一切しない」と約束しています。
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が、19日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、19日入国者で1名でした。
この人には鼻汁、頭重感、咽頭痛の症状がありました。
@日本航空が今日から成田=ジャカルタ線を増便
日本航空は今日から成田=ジャカルタ線を週1往復増便しました。これにより、同路線は午前便と夕方の便で、週7往復で運航されることになります。
@イタリア・アリタリア航空が明日から成田=ローマ線、29日から成田=ミラノ線を貨物便として再開
アリタリア ・イタリア航空は22日から(成田着は23日)成田=ローマ線と、29日には成田=ミラノ線を貨物便として再開することになりました。
当面は両路線とも週1往復となります。