2022年10月後半の出来事
*10月31日
@成田空港入国の「病原体保有者」は3名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は8名で、成田空港入国者では3名でした。
8名の内、7名に症状がありました。
@「午後11時00分以降の離着陸」に機種名しか分からない航空機が離陸
昨日の「午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、上段の表にあるように、23時17分に離陸した「B737」がありましたが、行き先明示していませんでした。
不審に思って経路をたどったところ、約7時間20分飛び続け中国の西の端近くにある「臨滄空港」に着陸したようです。
この機体はB737-700型機をベースにしたビジネスタイプのようです。
下図は離陸した「B737」の「Flightradar24」による航跡です。
【コメント】米軍所属の機体ではないかと疑いましたが、違っていたようで、『軍事的な目的には使用しない』と言う開港前の約束違反ではありませんでした。
@全日空とピーチ・アビエーションの共同運航が昨日で廃止
今日の日経ビジネスによりますと、ANAホールディングスは全日空とピーチ・アビエーションの共同運航を、29日で取りやめました。
共同運航は2021年8月27日から始まりましたが、約1年2ヶ月という短期での終了となります。
この共同運航は全日空利用者からは不満が出ていました。
@キャセイ航空が今月から一部路線をロシア上空通過で運航へ
今日の 「sky-budget」によりますと、キャセイ航空は今月から一部の路線について、ロシア上空の飛行コースによる運航を開始する,との事です。
同社はすでに、運航乗務員に対し、 「あくまでも領空を飛行するものであり、緊急事態でも,ロシアの空港は使用しない 」と通知している、との事です。
中国と香港政府はロシアのウクライナ侵攻について明確な態度を表明していません。
【コメント】「緊急事態でロシアの空港は使用しない 」と言いますが、機材の故障や燃料切れなどがあっても,座して墜落を待つ、と言う事でしょうか。
*10月30日
@今日から冬季ダイヤ、成田空港路線も増便相次ぐ
今日から冬季ダイヤに入りました。
昨日までの出来事で書いた増便や再開や新規就航や減便があるようですが、25日の出来事で書いているようにNAAでも「この通り運航されるかどうかは不透明」としています。
従って、再度のまとめ書きは載せません。
なお、今日の「sky-budget」 に、今日からの増便についての表が載っています。減便もあるはずですが、これについては省略しているようです。
@昨日深夜出発予定のホノルル行き日本航空784便が離陸できずにスポットに引き返す
昨日の「午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、午後8時40分発予定の、成田発ホノルル行き日本航空784便でトラブルがあったようで、欠航となったようです。
下図は「Flightradar24」による軌跡ですが、実は、この前に別のB767型機(JA606J)で出発する予定でした。
しかし、何かのトラブルがあったようで、別のB767型機(JA618J)に交換しています。
最終的には午後12時00分の門眼に間に合わなかったのか、スポットに戻りました。課徴金を払えば今日午前0時29分までに出発できたはずですが、真相は不明です。
@成田空港入国の「病原体保有者」は4名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は8名で、成田空港入国者では4名でした。
8名の内、4名に症状がありました。
@日本エアコミューター機の右エンジン始動できず2便が欠航に
昨日の南日本新聞(YAHOO!ニュース)によりますと、28日に鹿児島発与論行きの日本エアコニューター・ATR72型機で、右エンジンが始動できないトラブルがあり、この便は機材を交換して遅れて出発しました。
この影響で、このATR72型機を使用する予定だった鹿児島発種子島行きの往復2便が欠航しました。
*10月29日
@成田空港入国の「病原体保有者」は2名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は3名で、成田空港入国者では2名でした。
3名の内、2名に症状がありました。
@京成第3代スカイライナーの累計乗客が、昨日4000万人突破
昨日、成田空港と都心を最高時速160Km・36分で結ぶ京成電鉄の第3代スカイライナー累計乗客が、4000万人を超えました。
第3第スカイライナーの開業は2010年でした。
@ANAホールディングスが2026年度の営業利益を約2000億円とする中期目標を公表へ
昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、ANAホールディングスは2026年3月期に連結営業利益を約2000億円とする中期的な目標とする方針を固めました。
31日に発表する決算発表で公表する,との事です。
@日本航空が「APEX『WORLD CLASS』」を2年連続で受賞
日本航空は昨日、APEXが主催する2023 APEX EXPOで2年連続となる「APEX『WORLD CLASS』」を受賞した、と発表しました。
このクラスには世界で8社(日本航空の他にエミレーツ航空、KLMオランダ航空、カタール航空、サウディア、シンガポール航空、トルコ航空、厦門航空)が選定されています。
【コメント】この賞がどのような賞なのか良くは分からないのですが、このような賞の受賞をあまり積極的に発表しない日本航空ですので、同航空としては重きを置いているのでしょうね。
@ボーイング社が2四半期ぶりの赤字、33億800万ドル
昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社が発表した第3四半期(7〜9月)決算では、純損益が2四半期ぶりの赤字となりました。
B747-8型機を使う予定の次期大統領専用機の開発などで費用が増加したことが原因とのことです。
赤字は33億800万ドル(約4873億円)になっています。
*10月28日
@成田空港の変異株感染者は12名、「BA.5株」が8名、「BQ.1株」が6名など
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では29名、成田空港入国者では12でした。
29名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が8名、「BQ.1株」が6名、「BF.5株」が4名、「BN.1株」3名、「XBB.1株」が3名など、これまでに報告がなかった株が多数見つかっています。なお、無症状は5名のみでした。
今回の発表分は10月13日から18日でした。
【コメント】いよいよ、感染主流が「BA.5株」から、他の変異株に入れ替わりつつあるようです。
@成田空港入国の「病原体保有者」はゼロ
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は4名で、成田空港入国者ではゼロでした。
4名の内、3名に症状がありました。
@全日空が11月9日より成田=上海線を増便
全日空は今日、11月9日から成田=上海線を増便し、週2往復(成田発着 水・日曜日)とする、と発表しました。
@「ZIPAIR Tokyo」が来年1月11日から成田=サンノゼ線を増便
「ZIPAIR Tokyo」は今日、来年1月11日から3月25日の間、成田=サンノゼ線を現在の週3往復から週5往復(成田発着 月・水・木・土・日曜日)に増便する、と発表しました。
@「IAG 」がボーイング社とエアバスに大量発注
昨日の「Aviation Wire」によりますと,ボーイング社は現地時間27日、ブリティッシュ・エアウェイズを傘下に持つ「IAG 」から、B737MAX型機を最大150機の発注を受けた、と発表しました。
内訳はLCC 向けにB737-8型機の座席数を増やしたB737-8-200型機25機,B737-10型機25機となります。オプションは100機とのことです。
また、「IAG 」は同日、エアバスに対してA320neo型機を37機追加発注しました。
*10月27日
@NAAがB滑走路誘導路脇の看板とやぐらの強制執行申し立てを裁判所に行う
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、18日付けでB滑走路誘導路脇の農地に反対同盟北原派が建設したやぐらと看板の強制執行を執行官に授ける申し立てを千葉地裁に行ったと発表しました。
これは昨年6月の最高裁判決で,反対同盟北原派が農地の強制執行を認めないように求めた訴訟が退けられたことと、今年9月の東京高裁判決が看板とやぐらの判決確定前の強制執行が可能となる仮執行宣言を出した事によるものとのことです。
田村NAA社長は20日の記者会見で「どこかの時点で執行する必要はある。円滑かつ確実に実施するため、関係各方面と検討している」と述べていました。
【コメント】空港内の反対派が所有する土地については、当時の堂本千葉県知事との間で「強制代執行は行わない」との約束があります。
今回の提訴は農地強制執行が含まれておらず、この約束には抵触しない、との判断があるようです。
@「Spring Japan」が冬季ダイヤでの成田=南京線増便を発表
「Spring Japan」は今日、現在隔週で運航している成田=南京線を週1往復(成田発着金曜日)に増便する、と発表しました。
@チェジュ航空が今日から成田=仁川線を週3往復に増便
韓国のチェジュ航空は今日から,成田=仁川線を1日2往復から3往復に増便しました。
@マカオ航空が成田→マカオ旅客便を再開
マカオ航空は成田→マカオ旅客便を今日から、再開しました。
これにより、同路線は週1往復(成田発着 木曜日)となります。
@成田空港入国の「病原体保有者」はゼロ
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は1名で、成田空港入国者ではゼロでした。
1名には症状がありました。
@19年12月の春秋航空機と小型機の異常接近トラブルは小型機の無線が管制塔と交信できず
運輸安全委員会は今日、2019年12月21日に佐賀空港付近で起こった,個人の小型機(ビーチクラフト式A36型)と中国の春秋航空機(A320型機)が異常接近した重大インシデントの報告書を公表しました。
報告書によりますと、小型機のパイロットが航空無線の周波数を管制官との交信周波数に合わせなかったため、旅客機に異常接近したものとのことです。
この際に、管制官が小型機にレーダーの情報などを伝えようとしましたが、つながらず、一方、春秋航空機の衝突防止警報装置(TCAS)が作動して,旅客機が緊急回避しました。
両機の最接近時の距離は約200mで,報告書では衝突の危険はなかった、としています。
なお、このい異常接近については小型機のパイロットからの報告で重大インシデントと認定されたものです。
写真は第3ターミナルで移動中の春秋航空機です。
@アラスカ航空がB737-10型機など52機を発注
昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社は現地時間26日、アラスカ航空からB737MAX型機を52機追加受注した、と発表しました。
内訳はB737-10型機42機、B737-9型機10機となります。今回の受注分はオプション権を行使したものとのことです。
@エア・カナダがA220-300型機を15機追加発注
昨日の「Aviation Wire」によりますと、エア・カナダは現地時間26日、エアバスに対し、A220-300型機15機を追加発注した、と発表しました。
これにより、合計確定発注数は60機となります。
@「エール・コートジボワール」がA330neo型機2機を発注
今日の「日刊航空」によりますよ、エアバスは現地時間25日、コートジボワール共和国の国営航空会社である「エール・コートジボワール」から、A330neo型機2機を受注した、と発表しました。
*10月26日
@エール・フランスは冬季ダイヤで成田=パリ線を減便
エール・フランス30日からの冬季ダイヤで、成田=パリ線を現在の週4往復から週3往復に減便します。
@KLMオランダ航空が冬季ダイヤで成田=アムステルダム線の運航計画を変更
昨日の「Traicy」によりますと、KLMオランダ航空は冬季ダイヤで、成田=アムステルダム線を直行便2往復(成田発着 水・日曜日)に変更する計画でしたが、
これに加えて、成田=仁川経由=アムステルダム線を2往復(成田発着 木・土曜日)運航する、と発表しました。
写真はかって活躍したKLMオランダ航空のジャンボ機です。成田空港を離陸した直後です。
@エアプサンが成田=プサン線を12月9日から再開へ
今日の韓国の挑戦日報(日本語版)によりますと、韓国 LCC の 「エアプサン 」が、成田=プサン線を12月9日から再開する、とのことです。1日1往復となります。
@マレーシアの「バティック・エア」が成田路線の運航を11月から開始へ
昨日の「Traicy」によりますと、マレーシアの「バティック・エア」は、11月から成田=クアラルンプール線の運航を1日1往復で開始します。
さらに、12月からは成田=コタキナバル=クアラルンプール線を週3往復で運航する、との事です。
同航空は4月に「マリンド・エア」から「バティック・エア」に衣替えしました。日本では2019年3月に札幌=クアラルンプール線を運航していましたが、現在は運休しています。
@成田空港入国の「病原体保有者」は3名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は5名で、成田空港入国者では3名でした。
5名の内、3名に症状がありました。
@ジェットスター・J のA321neoLR型2号機は31日夜に成田空港到着
ジェットスター・ジャパンによりますと、A321neoLR型2号機(JA27LR)は31日夜に成田空港に到着する、との事です。
路線への初投入は11月11日の成田=福岡線になるようです。
「トキエア」のATR72-600型機は11月5日に新潟空港に
24日の日本経済新聞(電子版)によりますと、「トキエア」の初号機・ATR72-600型機(JA01QQ)は11月5日に新潟空港に到着予定、との事です。
*10月25日
@冬季スケジュール初期の国際線発着回数は前年同期比60%増、国内線発着回数は40%増
今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)がこの程まとめた「2022年冬季スケジュール始め(10 月 30 日〜11月 5日)の推計値」によりますと、全発着回数は前年同期比(以下同じ【 】は2019年同期比)32%増、【31%減】の485回となっています。
この内、国際線旅客便発着回数は60%増【49%減】の248回となります。
一方、国内塩発着回数は40%増【1%増】の139回となっています。
しかし、NAAは「UL ルールの停止が続く中で、この通り運航されるかどうかは不透明」としています。
@全日空が今日から成田=青島線を増便
全日空は今日から、成田=青島線を週4往復(成田発着 火・水。金・日曜日)に増便しました。
@台湾のスターラックス航空が12月1日から成田=台北線を増便
昨日の「Aviation Wire」によりますと、台湾のスターラックス航空は昨日、12月1日から成田=台北線を増便し、1日2往復とする、と発表しました。
なお、同航空は11月1日から(3日と6日を除く)同路線にA330neo型機を投入する、との事です。
@香港の新興 LCC 「グレーターベイ航空」が来年1月12日に成田=香港線を開設
今日の 「sky-budget」 によりますと、香港を拠点とする新 LCC「グレーターベイ航空」は、来年1月12日に成田=香港線を開設する、との事です。
1日1往復の予定で、B737-800型機を使う予定です。
@成田空港の変異株感染者は27名、「BA.5株」が大半も新しい変異株が続々
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では59名、成田空港入国者では27でした。
59名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が29名で圧倒的ですが、今回は「BF.5株」が4名、「BQ1.2株」が3名、「BN.1株」が4名など、これまでに報告がなかった変異株が多数見つかっています。
今回の発表分は10月7日から13日でした。
【コメント】韓国でも感染者が再び増加しており、韓国衛生当局は、今後の流行は「BF株」や「BQ株」が流行するとの予測を発表しています。
@成田空港入国の「病原体保有者」は5名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は9名で、成田空港入国者では5名でした。
9名の内、8名に症状がありました。
*10月24日
@ターミナル再構築はやはり複雑な工事に,検討項目が約30項目
今日の「日刊航空」によりますと、21日に開催された「『新しい成田空港』構想検討会」の際に示された成田空港設備整備の課題は、非常に多岐にわたるものだったようです。
NAAが上げた“課題”の項目数は約30項目に上り、内容は多岐にわたる、との事で,中見出しでも「▽既存旅客ターミナル・貨物施設、課題だらけ」としています。
【コメント】読んでみますと確かに難しい問題が多く、どのようにしてターミナルや貨物施設を整備していくのだろうか、と心配になります。
運用を継続しながら、混雑するスポットや工事によってネコの目のように変わる移動ルートなど、旅客や空港内管制やパイロットの慣れなどに影響が大きいと思われます。安全対策に万全を期さないと大事故が起こるような気がします。
@成田空港入国の「病原体保有者」は4名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は8名で、成田空港入国者では4名でした。
8名全員に症状がありました。
@昨日夕方、関西空港国際線が大混乱、保安検査をスルーして制限エリアに侵入
昨日午後4時頃、関西空港の国際線搭乗口で保安検査を受けていない人物が,制限区域に侵入するトラブルが発生しました。
このため、保安検査が中止され、制限区域にいた人の保安検査がやり直しとなりました。
このため、後続の出発便に乗る乗客の保安検査は午後7時過ぎまで中止されました。
この影響で、午後4時頃以降から出発予定だった12便の国際線に遅れが出ました。
保安検査を受けずに制限区域に侵入した不審者はパスポートも持っていませんでした。警察が侵入経路などを調べています。
@フィリピンのセブ空港で大韓航空機が滑走路をオーバーラン、大破するも乗客・乗員は無事
今日の 「sky-budget」などによりますと、現地時間23日午後11時過ぎ、フィリピンのセブ国際航空で、仁川発セブ行きの大韓航空631便・A330-300型機が着陸に失敗し、滑走路をオーバーランする事故が発生しました。
機体は前部を大破しましたが、乗客・乗員173人に死傷者はいなかった、との事です。
当時の空港は悪天候で、同機は着陸を2回やり直し、3回目の着陸でオーバーランしたものです。
下図は「Flightradar24」による,KE631便の航跡です。
*10月23日
@春秋航空が今日から成田=杭州線を再開
中国の春秋航空は今日から、成田=杭州線を再開しました。週1往復(成田発着 日曜日)となります。
@成田空港入国の「病原体保有者」は3名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は7名で、成田空港入国者では3名でした。
7名全員に症状がありました。
@タイガーエア台湾が日本路線の運航混乱で地上職員約30人を日本へ派遣へ
今日の「Traicy」によりますと、日本路線の大幅増便を表明していたタイガーエア台湾ですが、一部の予約便を欠航するなどの混乱が生じて批判を受けています。
この原因が日本での地上職員の不足にある、との事で、これを解消するために台湾から約30人の地上職員を派遣する方針を決めた、との事です。
【コメント】いよいよ日本の空港でも需要が回復してくるにつれて、人手不足が深刻になってきているようです。
成田空港などでも今後どうなるのでしょうか。
@日本の超音速旅客機(SST)開発の現状は
今日の日本経済新聞(電子版)に掲載された「超音速客機、実用化へ再挑戦環境配慮で経済性も改善」によりますと、日本の超音速旅客機設計の現状が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の牧野好和氏へのインタビューによって詳しく解説されています。
【コメント】下の画像は,かって、ボーイング社の開発する超音速旅客機を日本航空が導入する事を広報したポスターです。
結局、この開発はボーイング社が撤回したので、立ち消えになってしましました。
記事の中にあるように、日本航空は今回「ブーム社」に1000万ドルの資金を提供し,開発しているSST「オーバーチュア」20機の優先発注権を確保しています。
今回はどうなるのでしょうか。
*10月22日
@「『新しい成田空港』構想検討会」が非公開で開催される
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日、東京の運輸総合研究所所で、成田国際空港株式会社(NAA)が主催する「『新しい成田空港』構想検討会」が非公開で行われました。
検討会は11人の委員で構成され、委員長には運輸総合研究所所長の山内弘隆氏が選ばれました。
冒頭挨拶した田村NAA社長は「滑走路整備だけでは機能強化は十分でない。地域と一体的に発展するため、新しい空港を生み出すぐらいの覚悟で検討していく」と述べました。
会議後、NAA担当者は「コロナ禍の影響を考慮しても、アジアの需要拡大によって2030年代以降に年間発着50万回に達すると予測され、旅客と従業員の倍増に対応できるターミナルが必要」として、ターミナルについては「増築や部分改築ではなく建て替えなど大規模な再整備が好ましい」と説明しました。
【コメント】9月17日の出来事で書いたように,希望的願望で作られた「NAAの新長期需要予測図」でも,30万回への回復は2028年頃と見込み、50万回に達するとしてもその年度は2040年から2050年になると予測しています。
ターミナルの建て替えは行わなければなりませんが、周辺の航空機騒音を激増させる「B滑走路の北伸」と「C滑走路の新設」は急ぐ必要はなく、これからの需要の推移を慎重に見極めるべきではないでしょうか。
この委員会もかっての「30万回」の時や「運用時間延長」の“住民説明会”と同じで、航空騒音に悩まされる住民の意見を聞くのではなく、「機能強化計画」にお墨付きを与える“茶番”の趣がありますね。
@昨日、「さらなる機能強化工事」差し止め訴訟の第1回口頭弁論
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日、千葉地裁で,反対同盟北原派の関係者ら11人が、成田空港機能強化計画の工事差し止めを求める訴訟の第1回口頭弁論が開かれました。
訴状によりますと原告は第2滑走路(B滑走路)の延伸工事やC滑走路新設よって甚大な騒音が生じ、航空機事故発生の危険性も高まると指摘し、一方、成田国際空港株式会社(NAA)側は争う姿勢を表明しました。
@成田空港入国の「病原体保有者」はゼロ
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は1名で、成田空港入国者ではゼロでした。
この1名には症状がありました。
@全日空がスカイトラック社のランキングで「清潔な航空会社部門」で1位に
昨日の「ねとらぼ(YAHOO!ニュース)」によりますと、英国の航空サービスリサーチ会社「スカイトラックス」が発表した「最も清潔な航空会社ランキング」で
全日空が1位に選ばれました。
また、日本航空も3位にランクされています。
*10月21日
@今日未明、A滑走路脇で重さ約1Kgの金属製部品が見つかる
今日の「NHKニュース」によりますと、今日未明、成田空港A滑走路脇で航空機の金属製部品が見つかりました。
この部品は建て26cm、横42cm、重さ985gあり、航空機が着陸した際に、エンジン排気の向きを変えて,ブレーキをかけるパネルの一部だった、との事です。
脱落部品としては最も大きい区分になる、との事です。
成田国際空港株式会社(NAA)が各航空会社に確認していますが、12時半現在で落とた航空機の特定は出来ていない、との事です。
@反対同盟の仮執行停止申し立てが棄却される
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、B滑走路の誘導路が「への字」になっている事について、NAAが訴えていた裁判で9月に、東京高裁が「判決確定前の強制執行が可能となる仮執行宣言」を出したこと(2022年9月4日の出来事参照)について、反対同盟北原派が強制執行を停止の申し立てを行いました。
この申し立てについて東京高裁は18日付けで,この申し立てを却下した、との事です。
これにつて、反対同盟北原派の葉山岳夫弁護団長は「大変遺憾な判断。裁判で上告しているので、理由書で改めて不当性を訴える」としています。
@変異株感染者は37名、「BA.5株」が15名、「BA.2.75株」が10名、成田空港は11名、
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では37名、成田空港入国者では11名でした。
37名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が15名、「BA.2株」が17名(内「BA2.75株」が10名)、「BE1.1株」が5名でした。
今回の発表分は10月5日から8日でした。
【コメント】流行株が 「BA.5株 」から「BA.2株」に移りつつあることが明らかになってきていますね。
@成田空港入国の「病原体保有者」は2名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は4名で、成田空港入国者では2名でした。
4名の内、症状が出ている人は3名でした。
@「Spring Japan」が冬季ダイヤで成田=ハルピン線を増便
「Spring Japan」が今日発表した冬季ダイヤによりますと、成田=ハルピン線を週2往復(成田発着 月・日曜日)に増便します。
@マレーシア航空が冬季ダイヤで成田=クアラルンプール線を増便
今日の 「sky-budget」 によりますと、マレーシア航空は成田=クアラルンプール線を冬季ダイヤで1日1往復に増便します。
@9月の訪日外客客数が20万人越える
観光局が19日に発表した 「9月訪日外客数」によりますと、訪日外客数は2019年同月比(以下同じ)90.9%減の20万6500人となりました。
一方、出国日本人数は81.8%減の31万9200人となっています。
@世界の航空提供座席数がコロナ前に戻るのは2024年、シリウム予測
今日の航空新聞社によりますと、英国の航空データ分析会社 「シリウム」は、昨日の記者会見で、世界の航空需要がコロナ前の状態に回復するのは、月ベースで2023年10月、年ベースでは2024年になる、との予測を明らかにしました。
しかし、景気後退やコスト増加などのリスクもある、としています。
@ベルギーの「TUI フライ」がE195-E2型機3機を発注
今日の航空新聞社によりますと、エンブラエルは現地時間20日、ベルギーの「TUIフライ・ベルギー」からE195-E2型機3機の発注を受けた、と発表しました。
*10月20日
@総発着回数は30%増、総旅客数は210%増で回復傾向続く
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「9月空港運用状況 」によりますと、
総発着回数は前年同月比(以下同じ【 】は2019年同月比)30%増【36%減】の1万4376回となりました。
この内、国際線発着回数は18%増【43%減】となり、旅客便は43%増【60%減】,貨物便は89%減【73%増】となっています、
一方、国内線発着回数は67%増【6%減】となっています。
総旅客数は210%増【61%減】の145万6710人で、この内、国際線は413%増【64%減】で、日本人は621%増【75%減】,外国人は311%増【83%減】,通過客は372%増【15%増】となっています。
一方、国内線旅客数は100%増【7%減】となりました。
国際貨物量は東京税関成田航空貨物出張所が今日発表したところでは、総取扱量が12.8%減の19万544トンと7ヶ月連続のマイナスとなっています。
この内、積込量は12.9%減、取卸量は12.8%減となりました。輸入貨物の中で生鮮貨物は77.1%減、ドライ貨物は84.9%減となっています。
給油は17%増となっています。