2023年8月後半の出来事


*8月31日

@2021年2月の日本貨物航空尻餅事故はパイロットの操縦ミス
 運輸安全委員会は今日、2021年2月1日に成田空港で起こった日本貨物航空のB-747-8F型機(JA13KZ)の尻餅事故(2021年2月2日の出来事参照)についての報告書を公表しました。
 報告書によりますと、香港から成田空港に到着した同機が、着陸の際に姿勢が不安定になり、バウンドしました。
 その後、同機は着陸復航をを行いましたが,速度が十分に出ていないまま機首を上げ、上昇角が大きくなり、胴体後部を滑走路に接触してしまい、胴体後部の尾部に0.8m長さ3.0mの擦過痕が生じた事が原因とのことです。

@昨夜、新千歳空港のジェットスター・ジャパンチェックインシステムに障害、3便が欠航に
 今日の北海道新聞によりますと、昨日午後8時頃、新千歳空港のジェットスター・ジャパン予約システムに障害が発生し、チェックインが出来なくなりました。
 この影響で、新千歳発成田行きと,成田発千歳行きの2便が欠航となり、機材繰りのために他の1便も欠航となりました。

@「ZIPAIR Tokyo」が年末年始期間中に成田=ホノルル線を毎日運航へ
 「ZIPAIR Tokyo」は昨日から、冬季ダイヤでの成田=ホノルル線の予約を開始しましたが、このダイヤによりますと、10月29日から12月17日までは週3往復、年末年始の12月17日から来年1月7日までは1日1往復、1月9日から3月30日までは週4往復の運航となります。
【コメント】何と言っても魅力は低運賃ですね。最安値で大人片道で2万円からになりますからね。物価高騰が話題になっているハワイでのラーメン3食分(?)で行けますから。


*8月30日

@ジェットスター・ジャパンが1月9日から成田=台北線を1日2往復に増便
 昨日の 「sky-budget」によりますと、ジェットスター・ジャパンは来年1月9日から、成田=台北線を1日2往復に増便します。
 現在は「午後11時00分以降の離着陸」でおなじみの「GK11便」ですが、新たに増便される「GK13便」は成田発午前8時30分になります。

@厦門航空が9月7日から成田=厦門線を再開、成田=福州線は減便
 今日の 「sky-budget」によりますと、厦門航空は9月7日から、成田=厦門線を週2往復(成田発着 木・日曜日)で再開します。
 一方、成田=福州線は同日から減便し、週5往復(成田発着 
月・火・水・金・土曜日)になります。
 写真は成田空港を離陸する厦門航空のB787型機です。

 

@全日空が12月6日から成田=ホノルル線の1日2往復をA380型機で運航へ
 全日空は今日、12月6日から成田=ホノルル線の1日2往復を、全てA380型機で運航する、と発表しました。
【コメント】これで、フライングホヌの3号機もフル活用されることになりますね。

@福島原発の汚染水海洋投棄で中国の日本旅行熱が急減
 今日のテレ朝news(YAHOO!ニュース)によりますと、中国メディアが伝えているところでは、日本に向かう航空券の予約が先週に比べ、約3割減っている、との事です。
 特に、24日の福島原発汚染水の海洋投棄実施発表からの、24日以降、東京や大阪行きの航空券の検索数が半減している、との事です。
 中国の旅行会社は「日本への団体旅行の問い合わせが減り、今はセールスもしにくい状況だ」としています。
【コメント】予想通りの反応ですね。韓国でも中秋節の長期休暇の日本旅行に徐々に影響が出てくる可能性もあります。今の所は日本行きの航空券はほぼ完売のようですが、このところ急速に進む円安の影響の方が大きいようです。


*8月29日

@ 今日、この「成田空港サーバー」を立ち上げてから、満26年になりました。

@スカイマークが冬季ダイヤから運賃を値上げ、最大1900円
 スカイマークは今日から、10月29日からの冬季ダイヤ予約を開始しましたが、23日に告知しているように、運賃を値上げします。
 繁忙期や路線などで異なりますが、全路線で100〜1900円の値上げになります。同社は値上げの理由として、燃料費の高騰を挙げています。

@「Bounce社」の航空会社ランキングで日本航空が1位に
 23日の「タイムアウト」によりますと、航空荷物預かりプラットフォームを提供している「Bounce社」がこの程発表した、2023年航空会社ランキング(英語)によりますと、1位に日本航空が選出されました。
 このランキングは世界の主な航空会社60社を、定時フライト数・欠航・遅延便の数・機内サービスの質・機内食・座席、客室乗務員のサービス・グランドハンドリングなどで評価したものです。
 2位はシンガポール航空、3位はカタール航空となっています。なお、全日空は6位でした。


*8月28日

@来年度予算概算要求で,成田空港関係は150億円
 昨日の 「sky-budget」によりますと、国土交通省航空局が公表した、2024年度予算の概算要求は成田空港関係では、新管制塔の整備、北側貨物ビルの整備、無線施設の移設などと、空港整備勘定から。成田国際空港株式会社(NAA)に無利子融資100億円を貸し付けるなど、合計150億円を要求しています。

【私見】中国からの訪日客の爆買いは期待できるのか?
 中国で団体旅行が解禁され,中国人の訪日客が大幅に増え、かっての爆買いブームが再来されるのではないか、と期待する向きもあります。
 しかし、中国の経済は不動産業などを中心に低迷しています。
 特に、大学や専門学校を卒業した若者の就職が思うに任せず、卒業した人の約4分の1が就職浪人となっている、との事です。
 この影響は中国人の経済状況にも影響を与えています。
 そのため、
中国政府はこのような国民の政府批判をそらせようとして、福島原発の汚染水を海に投棄する事について、魚介類が汚染されているとして、これらの食品輸入を禁止する措置を採っています。
 この事から、かってのような日本製品の不買運動など、反日感情をあおる事により、政府への批判をそらそうとしているのではないでしょうか。
 もちろん、汚染水を海洋投棄することはよいことではありません。しかし、日本としてはこれ以外に方法がないと考えられます。
 このような事が起こる原因は原発にあるのですから、原発の再稼働は絶対に行うべきではありません。
 国際機関も今回の方法ならば、人体への影響はない、と保証しています。
 実際に、中国政府が公表している中国の原発から出て、川に投棄している冷却水などの汚染度は今回の海洋投棄の汚染度よりも高くなっているようです。
 いずれにせよ、これらの反日キャンペーンが激しくなれば、中国人訪日客の行方が、今後、どのように動くかは未知数です。
 この中国人の爆買いが不発に終わった場合は,日本の国家財政にも深刻な影響が出て、物価の急騰や不況が進む可能性もある、と考えられます。


*8月27日

@全日空機がオイル漏れ警告で新千歳空港に緊急着陸
 昨日の HTB NEWS(YAHOO!ニュース)によりますと、昨日午後3時過ぎ、釧路発新千歳行きの全日空4874便・DHC8-400型機で、油圧系統のトラブルを示す警告が出ました。
 このため、同機は新千歳空港に優先着陸を宣言し、
午後4時過ぎに無事緊急着陸しました。乗客・乗員73人にケガはありませんでした。
 着陸後の点検ではオイル漏れが見つかり、ステアリングが効き難い状態だった、との事です。

@好調だった世界の航空貨物輸送が一転して苦況に
 昨日のロイター通信日本語版(YAHOO!ニュース)の「アングル:航空貨物業界、過剰供給能力や運賃下落で苦境に」によりますと、航空貨物業界は昨年半ばまでの好調から、現在は過剰な供給能力と貨物運賃の落ち込みにあえいでいる,との事です。
 すでに、米国の「ウエスタン・グローバル・エアラインズ」は先週、デラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法第11条の適用を申請した,との事です。
【コメント】このところの「午後11時00分以降の離着陸」でも明らかですが、、貨物機の午後11時以降の離発着は減少しているようです。成田空港の貨物取扱量も連続のマイナスが続いています。
 日本の2大航空会社の貨物部門に対する考え方は対照的ですね。
 全日空は貨物部門の拡大に力を入れているようで、苦しい財務状況の中で、今年3月7日に日本郵船の空運部門である日本貨物航空の買収を決めています。この買収もコロナ後の航空貨物の発展を見込んだ決断のようです。この会社の"大きいことは良い事だ"との方針は変わっていませんね。
 一方、日本航空は航空貨物部門の拡大には慎重な姿勢をとっています。かっての日本航空でも貨物部門はありましたが、現在は旅客便の貨物スペースを活用していますが、貨物機は持っていません。航空貨物は好況と不況のブレが大きく“水物”との考え方があるようです。
 下の写真は1995年に撮ったものですが、当時の日本航空貨物部門で使われていた「ポリッシュドスキン」と言う、無塗装のB747F型機です。

 


*8月26日

@お盆期間の成田空港利用者は2019年同期比で約75%に回復
 東京出入国在留管理局成田空港支局が昨日発表した「お盆休み(8月10日から20日)の成田空港利用者数(速報値)」によりますと、出入国者数は80万2740人となりました。コロナ禍前の2019年同期比で、約75%となっています。
 この内、日本人は31万7630人、外国人は48万5110人となっています。

@マレーシア航空が冬季ダイヤで成田=クアラルンプール線を週12往復
 今日の「Traicy」によりますと、マレーシア航空は10月29日からの冬季ダイヤで、成田=クアラルンプール線を週12往復する計画です。
 さらに、11月13日からは成田=コタキナバル線を週2往復する、とのことです。

@エアチャイナが冬季ダイヤで成田=台北線を週24往復に
 昨日の 「sky-budget」によりますと、チャイナエアラインは10月29日からの冬季ダイヤで,成田=台北線を増便し、週24往復で運航する計画、との事です。

@今日昼過ぎ、那覇発羽田行きの全日空機が防氷装置トラブルで中部空港に目的地変更
 今日の読売新聞(gooニュース)によりますと、今日午後0時35分頃、那覇発羽田行きの全日空994便・B-777-200ER型機で、エンジンの防氷装置のトラブル警告が出ました。
 このため、同機は目的地を中部空港に変更し、無事に着陸しました。乗客・乗員408人にケガはありませんでした。

@「トキエア」の就航が安全審査遅れで、9月にずれ込み
 昨日の新潟総合テレビ(YAHOO!ニュース)によりますと、「トキエア」は今月末としていた新潟=丘珠線の就航を、9月以降に見送ることになった、との事です。
 国の安全審査飛行は後数回で終了する見込みですが、関係諸機関との調整が整わず、9月にずれ込む事になります。
 24日に予定されていた審査飛行も急遽キャンセルになりました。
【コメント】国土交通省の対応に問題はないのでしょうか。久しぶりの新規航空会社の就航ですから、もちろん,安全審査は絶対に必要ですが、もっと効率よく出来ないのでしょうか。


*8月25日

@ ビーマン・バングラデシュ航空が17年ぶりに成田=ダッカ線を再開
 
5月22日の出来事でも載せましたが、ビーマン・バングラデシュ航空が9月2日から成田=ダッカ線を再開します。
 週3往復(成田発着 火・木・土曜日)で。機材はB787-8型機を使います。

@航空連合が空港地上職の人手不足でサイト「だから、この仕事が好き」を立ち上げ
 航空会社の労働組合が組織する「航空連合」は昨日、航空業界の人材不足を解消しようと、航空に関する仕事の魅力などを発信する特設ページ「だから、この仕事が好き」を公開し、人手不足の現状について訴えました。
 航空業界の地上職員グランドハンドリングはコロナ禍前から離職が多く、人手不足に見舞われていた、との事です。
 原因は低賃金と不規則勤務と1人前になるには3〜5年かかる業務だったから、との事です。
 同連合の内藤会長は平均年収が357万円程度と低く、変則勤務もあるなどの、この業界に適用される特別な最低賃金制度や,「好きなときに休みが取れる人員的な余裕が必要」と述べています。

@フジドリームエアラインズ機に飛行中の落雷、点検のため引き返す
 昨日の山陰中央テレビ(YAHOO!ニュース)によりますと、昨日午前8時半頃、静岡発出雲行きのフジドリーム181便が、離陸上昇中に雲中で落雷を受けました。
 同機は点検のため、静岡空港に引き返しました。このトラブルで、同便を含め4便が欠航となりました。


*8月24日

@未明に,「カーフュー弾力的運用」で全日空機が着陸
 今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
 広州発成田行きの全日空934便・B-767-300型機が、広州空港の悪天候により、出発が遅れたことにより、成田空港到着が遅れ、午前0時5分にA滑走路に南側から着陸したものです。

@KLMオランダ航空が9月15日から成田=アムステルダム線を直行便に
 今日のトラベルボイスによりますと、KLMオランダ航空は、現在、仁川経由で運航している成田=アムステルダム線を、9月15日から全便を直行便にする、との事です。
【コメント】何故、仁川経由としていたのでしょうか。韓国からアムステルダムに行く人の需要を当てにしていたのでしょうか。あるいは、機材の関係で、途中給油が必要だったのでしょうか。

@カンタス航空がボーイング社とエアバスに大型機発注
 今日の「Aviation Wire」などによりますと、カンタス航空は現地時間24日、ボーイング社にB787-10型機8機とB787-9型機4機を発注しました。
 また、エアバスにA350-1000型機12機を発注しました。

@ベトナム政府がバンブーエアの混乱解決をうながす
 今日の 「sky-budget」によりますと、ベトナム政府はこの程、経営トップが2ヶ月で交代するなど、混乱しているバンブーエアについて,関係省庁が問題を整理し、解決方法を9月15日までに報告するように指示しました。
 また、バンブーエアに対しては安全・安心を確保するように指示しています。
 同社の、首相宛の嘆願書では「倒産して運航を停止するリスクは近い」と述べていることが地元紙の報道によりわかっています。
【コメント】同航空は成田空港にも乗り入れていますね。確か、経営陣に日本人を起用したものの、約2ヶ月で退陣しています。
 写真は第2ターミナルの誘導路を移動するバンブーエアのA321neo型機です。

 


*8月23日

@航空各社が下半期(冬季)運航計画を発表,成田空港路線は減便が多数
 昨日国内の航空各社が下半期(冬季)の運航計画を発表しています。
 マスコミでは「お盆の訪日客がコロナ禍前の7割に回復した」とか「国内線がほぼ9割に戻った」などの景気の良い話を取り上げていますが、この下半期の運航計画では慎重な姿勢が見られます。
 特に,成田空港路線では減便が目立っています。以下、各社毎の成田空港路線について乗せておきます。
【全日空】 全日空が昨日発表した下半期の運航計画によりますと、9月29日から羽田=青島線を新設する代わりに、成田=青島線は運休となります。
 また、成田=広州線は現在の1日1往復から週3往復に減便します。
 また、現在1日1往復で運航している成田=上海線を週10往復増便します。
 さらに,成田=パース線を週3往復で再開します。
【日本航空】 日本航空が昨日発表した下半期運航計画によりますと、
 国際線では 成田=香港線を週3往復から週5往復に増便します。
 成田=ベンガルール線を,9月1日から現在の週4往復を週3往復(成田発着 月、木、土曜日)に減便します。
 また、成田=ジャカルタ線は週14往復を週11往復に減便します。
 さらに、成田=メルボルン線を週4往復から週3往復に減便します。
 国内線では成田=伊丹線を1日2往復から1日1往復に減便します。
【ピーチ】 昨日の 「sky-budget」によりますと、ピーチ・アビエーションが昨日発表した下半期の運航計画によりますと、
 成田空港路線では成田=大分線を10月29日から来年2月29日まで1日1往復で期間運航します。
 また、成田=札幌線を1日6往復に減便します。
 さらに、成田=奄美線を現在の1日1往復から、繁忙期を除き、週5往復に減便します。
 また、成田=沖縄線を1日2往復に減便します。
 さらに、成田=石垣線を、繁忙期を除き、1日1往復に減便します。
【ジェットスター・ジャパン】 昨日の「Traicy」によりますと、ジェットスター・ジャパンは成田=下地島線を下半期は運休とします。
 その他は国際線3路線、国内線16路線となり、コロナ禍前の2019年下半期と、ほぼ、同じ規模になります。

@運輸安全委員会が14日の大分空港胴体着陸トラブルを航空機事故に認定
 14日に大分空港で起こった、本田航空の小型機が胴体着陸トラブルについて、運輸安全委員会は、胴体下部の修理が大規模になることから、このトラブルを、当初認定した「重大インシデント」から、「航空機事故」に変更したことを発表しました。


*8月22日

@お盆期間の国内11社旅客数、国際線105%増、国内線15.2%増
 今日の「Aviation Wire」によりますと、国内航空各社(11社)が昨日発表したお盆期間の利用者は、
 国際線利用者が昨年同期比(以下同じ)105%増の54万4651人、利用率は11.9ポイント増の85.4%となっています。
 一方、国内線では旅客数が15.2%増の384万9655人、利用率は12.5ポイント増の85.4%でした。
 全日空と日本航空の国内線利用者は台風の影響もありましたが、2019年同期比の9割以上まで回復しています。

@ニース空港に着陸直前のエミレーツ航空・A380型機に大型ドローン衝突の可能性、機体損傷
 今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間18日、ドバイ発ニース行きのエミレーツ航空77便・A380型機が,ニース空港着陸直前に大型のドローンと衝突した可能性が強い、との事です。
 着陸後の点検で、右主翼の高揚力装置・スラットに損傷があることが確認され、折返し便が欠航となりました。なお、出発前の点検では損傷は確認されていません
 このトラブル調査は空港のあるフランス当局が行う事になります。
【コメント】恐れていたトラブルが起こりましたね。空港周辺のドローン使用は禁止されていたはずですが。
 損傷の大きさから見てバードストライクの可能性はないようです。地上の調査で破片などが発見されればはっきりすると思いますが。
 機体が大きいですので、衝突の衝撃はあまりなかったかも知れませんね。

@カンタス航空のA380型機は需要の回復で2024年に完全復帰,日本の回復は2025年に
 今日の 「sky-budget」によりますと、カンタス航空は2024年3月にはコロナ以禍前の水準に運航規模が回復する、と見ているとのことです。
 このため、長期保管から復帰させる予定の、A380型機3機をそれまでに完全復帰させる予定,との事です。
 また、記事の中で、世界の航空機運航規模がコロナ禍以前規模に復活するのは2024年となりますが、「日本のエアラインの完全な回復は2025年にずれ込むとの見方がされています」とのことです。


*8月21日

@成田空港周辺住民が夜間飛行騒音の調査に向けクラウドファンディング始める
 成田空港周辺住民で作る「成田空港の騒音から生活を守る周辺住民の会」は、「成田空港周辺に眠れる夜と静かな朝を求めて。騒音被害調査へのご支援を」と題するクラウドファンディングを始めました。
 期間は50日間で目標金額は30万円となっています。
【コメント】なかなかよく出来ているプロジェクトです。夜間騒音の実態と問題点も分かりやすく書いてあります。

@19日の成田空港第2ターミナルと第3ターミナルの写真です
 第2ターミナルの出発階も結構混雑していました。ほとんどが帰国する外国人のようでした。

 

 第3ターミナルのフードコートも、昼の時間帯と言うこともあり、コロナ禍前に近い混雑でした。

 

@メキシコの LCC 「ビバアエロブス」がA321neo型機90機を発注
 今日の「MerKmasl」によりますと、メキシコの LCC「ビバアエロブス」は、7月の初めに、エアバス社とA321neo型機90機を発注する契約を締結した、との事です。
【コメント】知りませんでした。何時のことだったのでしょうか。


*8月20日

@第3ターミナルが様変わり、賑わっていました
 昨日、久しぶりに第3ターミナルを見てきました。
 お盆期間中もあるのですが、数ヶ月前と比べると目を見張る変貌でした。数ヶ月前にはチェックインカウンターは、ジェットスター・ジャパンのカウンターを除いてほとんどは人影がまばらでしたが、昨日は大変な人でした。
 現在、第3ターミナルを使っているのは国際線が6社、国内線が2社となっています。
 枚数が多いのですが、その様子を写真で見て下さい。

 唯一地味で閑散としていたのは、新規就航した韓国 LCC の「エアロ・k」でした。もう、出発する時間帯で搭乗も終わっていたようです。

 

 次が,フィリピン・エアアジアですが、ちょうどチェックイン時間帯で混雑していました。

 

 続いては,チェジュエアです。この時は人影はあまりありませんでしたが、カウンターの数も多く,運航便数もかなりあります。
 写真の時刻表では1日9便も運航しています。グアム行き便も運航しています。日本人でも予約できるのでしょうか?
 びっくりしたのは自動チェックイン機がジェットスターと供用していたことです。

 

  

 中国の春秋航空と「Spring Japan」は共同でカウンター業務を行っています。行ったときも,中国に帰国する人でかなり混み合っていました。
 写真の右に長い行列が出来ていました。

 

 一番南寄、すなわち第2ターミナル寄にあるのが,ジェットスター・ジャパンとオーストラリアのジェットスターが共同で運用しているカウンターです。
 一番広く,チェックインカウンターも,機内に預ける荷物カウンターもたくさんありますので、利用者も多いのでしょうが、出発機が集中する時間でもなかったのかゆとりがありました。
 日本人がオーストラリアに行かないためか、ジェットスターの運航便も路線も減っているようですね。

 


*8月19日

@お盆期間中の成田エクスプレス乗客が282%増に
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと,JR東日本がまとめたお盆期間(10日から15日)の、成田エクスプレスの利用者は前年同期比282%増の約11万1200人だった、との事です。
 写真は市川駅付近を走る成田エクスプレスです。アイリンクタワー展望台から撮りました。

 

@シンガポール発の日航機が羽田空港着陸直前にオイル漏れ警告、無事に着陸
 今日午前6時頃、シンガポール発羽田行きの日本航空36便・B787-9型機で、着陸直前に油圧系統のトラブル警告が出ました。
 同機はそのまま無事着陸しましたが、乗客を機内にとどめて、点検したところ、オイル漏れが確認され、オイルを拭き取った上で、駐機場に牽引車で移動しました。
 このトラブルで、乗客が飛行機を降りたのは約1時間半後となりました。
 他の便に遅れなどはありませんでした。

@トキエアの就航が9月にずれ込む見込み,台風7号で安全審査が遅れる
 昨日の「HTB NEWS」によりますと、今月末の就航を目指していたトキエアですが、台風7号の影響で、国土交通省の安全審査飛行が受けられず、就航が9月にずれ込む見込み、との事です。


*8月18日

@この数日で勤務中のパイロットが3人死亡
 今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間16日、ニューデリー発ドーハ行きのカタール航空579便のスタンバイパイロットが飛行中に体調を崩し、ドバイ空港に緊急着陸しました。同パイロットは病院で死亡が確認されました。
 また、現地時間15日にはLATAM航空の機長が飛行中に死亡し、同17日にはインディゴのパイロットが搭乗ゲートで倒れ、その後、死亡が確認されました。
 エアバスのCEOは「A350F型機がパイロットのワンマン運航に適している」と発言しています。
 また、キャセイ航空は2025年までに、A350型機の長距離路線において、現在3名のパイロットで運航しているものを、2名に減らし、一時的なパイロット1名の運航を検討しています。このような試みに今回の出来事は1石を投じるものになる、と指摘しています。
【コメント】将来はともかく、今の段階では早すぎますね。パイロット不足や儲け主義が先行しているように思えます。
 やがては数百人を乗せた大型機も自動操縦になるときが来るのかも知れませんが。
 しかし、思いがけない天変地異やコンピューターのバグや故障など、全てを「AI」が判断できるのでしょうか。
 私なら乗りませんね。その時まで生きているとは思えませんが。

@ニューギニア航空がA220型機11機を発注
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ニューギニア航空は、エアバスにA220型機ファミリー11機を発注しました。
 受領は2025年になります。、現在使用しているフォッカー100型機をA220型機で置き換えることになります。
 写真は成田空港第2ターミナルに駐機するニューギニア航空機です。

 


*8月17日

@成田空港の従業員が約5年半で16.1%減、航空運送従業員は41.2%減に
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「2022年度成田空港内従業員実態調査結果」によりますと、
 成田空港の従業員数は2023年2月1日現在で前回調査の2017年11月1日に比べ(以下同じ)16.1%減の3万6315人となっています。
 内訳は航空運送事業で41.2%減、航空機サービス業で13.9%減、旅客サービス業で13.9%減となっています。
 逆に、貨物サービス業で6.9%増などとなっています。
 また、事業者数は8.0%減の619事業者となっています。

@経営再建中のイースター航空が9月20日から成田=仁川線を再開へ
 今日の「Traicy」によりますと、経営再建中の韓国 LCC「イースター航空」は9月20日から運航を再開します。
 成田=仁川線は1日1往復の運航となります。
 なお、機材はB737-800型機を使用しますが、冬季ダイヤではB737-8型機に置き換える、との事です。

@成田空港の貨物取扱量が17ヶ月連続のマイナスに
 東京税関成田航空貨物出張所が今日発表した「7月成田空港貨物取扱量」によりますと、
 総貨物取扱量は前年同月比(以下同じ)21.4%減と17ヶ月連続マイナスの15万8251トン、となりました。
 この内、積込量は24.5%減と17ヶ月連続マイナス、取卸量は18.8%減と16ヶ月連続マイナスになっています。
 我々の食卓に直結する生鮮貨物は18.1%減、ドライ貨物は26.7%減となっています。

@成田空港の7月貿易額が輸出入額共に5ヶ月連続の減少
 東京税関が今日発表した「7月成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)11.3%減と5ヶ月連続マイナスの1兆2587億600万円となっています。
 一方、輸入額は4.1%減と5ヶ月連続マイナスの1兆4874億8600万円ととなっています。

@7月の訪日外客数が19年比22.4%減まで回復、出国日本人数は同46.3%減
 観光局が昨日発表した「7月訪日外客数(推計値)」によりますと、 
 訪日外客数は前年同月比・【】は2019年度月比(以下同じ)1405.1%増【22.4%減】の232万600人となりました。
 一方、出国日本人数は120.8%増【46.3%減】の89万1600人でした。

@ジェットスター・ジャパンのストライキ見送りの内幕は
 昨日の出来事でも触れた、ジェットスター・ジャパンの今日実施する予定だったストライキの見送りですが、昨日の「NHKニュース」で,その争点が明らかになりました。
 労組(ジェットスタークルーアソシエーション)側は時間外労働の賃金の算出方法に誤りがあり、未払いが生じていると指摘し、是正するように要求していました。これに対して会社側は「未払いの賃金については、3ヶ月から6ヶ月以内に金額を計算し直して提示したうえで、すべての従業員に一括で支払う」と回答し、組合側はこれを評価して今日のストライキを行わない、としたものです。
 組合側は「会社側はもっと早く解決につなげてほしかった。ほかの要求も認められるよう引き続き交渉を続けたい」として、今日のストライキを当面見送ったとの事です。


*8月16日

@ジェットスター・ジャパン労組はあすのストライキを回避へ
 今日の 「sky-budget」によりますと、明日に予定されていたジェットスタージャパン労組のストライキは、当面、見送ることになった、との事です。
 会社との交渉で進展が見られたため、との事です。

@LOTポーランド航空は10月29日からの冬期ダイヤで、成田=ワルシャワ線を減便へ
 昨日の「Traicy」によりますと,LOTポーランド航空は、現在週5往復で運航している成田=ワルシャワ線を,10月29日の冬期ダイヤから週3往復に減便する,との事です。

@ユナイテッド航空が冬季ダイヤで予定していた成田=ホノルル線の再開を見送る
 昨日の 「sky-budget」によりますと、ユナイテッド航空は10月29日からの冬季ダイヤでも,成田=ホノルル線を運休とする見込み、との事です。
 同航空は5月時点では、2023年に日本市場は完全に回復する、と見ていましたが、日本市場の回復が遅れていることから、当面は運休を継続するとの判断になったようです。

@シンガポール航空が冬季ダイヤで成田=シンガポール線にA380型機を再投入
 昨日の「Traicy」によりますと、シンガポール航空は10月29日からの冬季ダイヤで、成田=シンガポール線の1往復を,A380型機で運航する方針を固めた、との事です。
 下の写真は成田空港に駐機するシンガポール航空のA380型機です。

 

@世界航空会社の「5月定時到着率」で全日空が5位,シリウム調査
 今日の「Aviation Wire」によりますと、英国の調査会社シリウムが発表した「世界航空会社の5月定時到着率」では,グローバル部門で全日空が86.04%で5位に入りました。
 また、LCC 部門ではソラシドエアが93.09%で2位、スターフライヤーが91.27%で4位、ジップエアが90.66%で5位に入っています。
 なお、ソラシドエアとスターフライヤーは、日本ではLCC ではありませんが、国際民間航空機関(ICAO)のカテゴリー区分では LCC になっている、との事です。


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