2023年4月前半の出来事


*4月15日

@「ZIPAIR Tokyo」が今日から成田=仁川線を増便
 「ZIPAIR Tokyo」は今日から、成田=仁川線を週7往復から週10往復に増便しました。
 ただし、ゴールデンウイーク中の4月29日から5月8日までは1日2往復となります。

@ウズベキスタン航空が13日から成田=タシケント線を再開していました
 見落としていたのですが、今日の「Traicy」によりますと、ウズベキスタン航空は13日から、成田=タシケント線の運航を再開した、との事です。
 当面、週1往復(成田発着 金曜日)となります。機材はB787型機を使います。
 写真は運休前ですが,B滑走路から離陸に向かうウズベキスタン航空機です。

 

@13日の成田空港入国「病原体保有者」はゼロでした
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者(空港と港湾から入国)」によりますと,13日の感染者は全国空港では4名で,成田空港入国者ではゼロでした。
 症状のあった人が4名でした。

@部品の品質問題でB737-8 MAX型機の納入に遅れの可能性
 「ロイター通信(日本語版)(YAHOO!ニュース)」によりますと、ボーイング社は現地時間13日、B737-8 MAX型機に使われている部品の一部に、品質の問題が発覚したため、現在、一時的に同機の納入が停止している、と発表しました。
 この部品は2019年から使われており、すでに納入しているほとんどの機体に使われている、との事です。
 しかし、ボーイング社は「飛行の安全性の問題ではなく、稼働中の機種は運航を続けられる」としています。


*4月14日

@第2ターミナルはかなりの賑わい,中には苦しそうに咳をする人も
 昨日午後、成田空港に行き,第2ターミナルを見てきました。
 下の写真にあるように,3階の出発ロビーも帰国便に乗るためのチェックイン手続きをする人で,かなり混雑していました。
 以前は,ほとんど、午前中に行っていましたので、この時間帯の光景かも知れません。
 従って、4階のショッピング街もかなりの賑わいでした。テナントも再開している店舗が増えていましたが、撤退して白い壁に被われているスペースは結構残っています。ざっと見たところ、再開している店舗は8割強程度になっているように見えました。
 近くのベンチなどで出発待ちをしている人の中には,ちょっと苦しそうに咳をしている人が所々に見かけられました。申し訳ないのですが、出来るだけ避けて通るようにしていましたが、マスクをしているとは言え,少し心配です。

 

 

@11日の成田空港入国「病原体保有者」は2名でした
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者(空港と港湾から入国)」によりますと,11日の感染者は全国空港では3名で,成田空港入国者では2名でした。
 症状のあった人が2名でした。

@中国南方航空が今日から成田=上海線を再開
 中国南方航空は今日から、成田=上海線を再開しました。
 週2往復(成田発着 火・木曜日)になります。

@中国深セン航空が今日から成田=深セン線を増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、深セン航空は今日から、成田=深セン線を増便し、1日1往復としました。
 写真は少し古いですが、B滑走路に着陸した深セン航空のB737NG型機です。

 

@中国南方航空が5月8日から、成田=広州線を運休に,羽田空港に移管
 今日の「Traicy」によりますと、中国南方航空は5月8日から、成田=広州線を羽田空港発着にします。したがって、成田=広州線は運休となります。


*4月13日

@11日の成田空港入国「病原体保有者」は2名でした
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者(空港と港湾から入国)」によりますと,11日の感染者は全国空港3名で,成田空港入国者では2名でした。
 症状のあった人が2名でした。

@中国南方航空の成田=上海線が,今日から再開
 中国南方航空は今日から、成田=上海線を再開しました。週2往復(成田発着 火・木曜日)になります。

@オランダ政府がスキポール空港の発着枠削減を提訴、空港運営会社も「枠の拡大は望まない」
 昨日の 「sky-budget」によりますと、オランダ政府の水資源管理大臣は、ハールレム裁判所が示したスキポール空港の発着枠制限を差し止める判決(23023年4月7日の出来事参照)について、「先日裁判所が下した判決は、スキポール空港周辺に住む人々の利益にはならず、彼らの法的立場を回復する必要性があることから、提訴することにした」と発表しました。
 また、スキポール空港運営会社も「これ以上、発着枠の拡大は望まない」としています。
【コメント】このような考え方を成田国際空港株式会社(NAA)も参考にすべきですね。
 写真はグーグルアースから拝借したスキポール空港の全景です。

 

@大手2社の第1四半期引渡数で久しぶりにボーイング社がエアバスを上回る
 エアバスとボーイング社が発表した、第1四半期の旅客機受注と引渡数は、
 エアバスでは受注が156機、引渡が102機でした。受注の中には係争中だった、A350型機の塗装問題でカタール航空との和解が成立し、2月1日付けでキャンセルされた全機が再発注しています。
 一方、ボーイング社では受注数が120機、引渡数が130機となり、引渡数で久しぶりにエアバスを上回りました。


*4月12日

@エバー航空が成田=台北線を今日から増便
 台湾のエバー航空は今日から、成田=台北線を、週2往復から週3往復に増便しました。

@エチオピア航空が成田=仁川=アディスアベバ線を5月7日から増便へ
 今日の 「sky-budget」によりますと、エチオピア航空は5月7日より成田=仁川=アディスアベバ線を、現在の週4往復から週5往復(成田発着 月・水・木・土・日曜日)に増便します。
 なお、従来の計画では今冬期ダイヤ開始から増便する予定でしたが、5月7日に延期されたものです。

@韓国 LCC のジンエアが成田=仁川線を6月29日から期間増便し,1日4往復へ
 昨日の 「sky-budget」によりますと、韓国のジンエアは6月29日から9月3日まで、成田=仁川線を現在の1日3往復から1日4往復に増便する計画です。
 また、この内の1往復はB737-8型機で運航される予定です。
【コメント】こんなに飛ばして,採算が取れるのでしょうか。日韓間の交流がこれほど大きいのかと疑問がわきます。
 下の写真はB滑走路に向かうジンエア機です。

 

@10日の成田空港入国「病原体保有者」は2名でした
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者(空港と港湾から入国)」によりますと,10日の感染者は全国空港2名で,2名とも成田空港入国者でした。
 症状のあった人が1名でした。


*4月11日

@8日の成田空港入国「病原体保有者」はゼロでした
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者(空港と港湾から入国)」によりますと,9日の感染確認者は全国空港では0名,成田空港入国者でも0名でした。

@中国南方航空が13日から成田=上海線を再開
 今日の「Traicy」によりますと、中国南方航空は13日から成田=上海線を再開します。週2往復(成田発着 火・木曜日)となります。
 また、17日からは成田=瀋陽線を週1往復から2往復に増便します。

@全日空の2月実績は旅客数が国際線で536.8%増、国内線で206.6%増
 全日空が昨日発表した「ANAグループ2月実績」によりますと、
 国際線では旅客数が(以下同じ、【】は2019年2月比)536.8%増【45.0%減】の41万8934人、利用率が22.8ポイント減の72.5%となりました。
 一方、国内線では旅客数が206.6%増【4.9%減】の278万830人となり、利用率は74.5%となっています。この内、復活した成田空港路線の利用率は成田=大阪線が72.2%、成田=中部線が74.5%となっています。

@羽田空港の深夜も着陸機が次々と
 8日に、7日の「午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、南西の強風が吹いていたたためか、午前0時(世界標準時では14時)を過ぎても、羽田空港に着陸する旅客機が,成田空港の西側を通過していました。
 下図が「Flightradar24」による午前0時24分の状況図ですが、成田空域と羽田空域の境界を通過してきました。中には,成田空港の運用時間が終わったことから、成田空港のほぼ真上を通過した旅客機もありました。
 この飛行コースは千葉県内の内陸部を通って,船橋市を横断し、市川市や浦安市との境界付近を通過して東京湾に出て,羽田空港に着陸していました。
 このあたりは相当な騒音が響いていたものと思われます。
 しかし、羽田空港は「24時間空港」ですから、いつでも飛べるのですね。

 


*4月10日

@8日の成田空港入国「病原体保有者」はゼロでした
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者(空港と港湾から入国)」によりますと,8日の感染確認者は全国空港で1名,成田空港入国者ではありませんでした。

@大韓航空が今夏季ダイヤで成田=ホノルル線を運休、成田=ソウル線も減便
 昨日の「Traicy」によりますと、詳しいことは分からないのですが、大韓航空は今夏季ダイヤで、成田=ホノルル線を運休している、との事です。
 また、成田=ソウル線を1日2往復に減便している、との事です。
【コメント】両路線共に競争の激しい路線ですね。
 特に、成田=ホノルル線は「ZIPAIR Tokyo」などの LCC が参入している路線で、今後も韓国の航空会社などが参入を表明しています。地元のハワイアン航空も減便をしていますね。
 下の写真は少し古いものですが成田空港に来ていた大韓航空のB747型機です。

 

@スカイマークの3月搭乗実績は好調維持、搭乗者数が89.5%増に
 スカイマークが今日発表した「3月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)89.5%増の67万4145人となりました。
 搭乗率は34.5ポイント増の82.9%となっています。


*4月9日

@危機管理の責任を「機密保持」のベールの中に隠そうとするのか
 
「第47回騒音対策委員会質問事項と回答」の第3項質問「1月7日の爆破予告事故の対応に見られる。国土交通省とNAAの対応を再検討し、緊急時の対応を再考すべき」に対する回答ですが、この回答も何かきな臭いものでした。
 国土交通省は「本件事案への対応については、手順や体制の詳細を類推させないこと、模倣を誘発させないこと等の理由から、詳細についてのお答えは差し控えております」としています。
 また、NAAも「爆破予告のような不法妨害行為に関する情報については、これを防止するための手順や体制の詳細を類推させないこと、模倣を誘発させないこと等の理由から、詳細についてのお答えは差し控えさせて頂いております」としています。
 これでは、「この事件の経過や、その過程での検証を全て秘密裏で行う」ことになり、「都合の悪いことは全て隠す」と言う事になります。
 本会が質問した具体的な事項には全く答えていません。これに答えることのどこが「不法妨害行為」を類推させること、また、「模倣を誘発」させることになるのでしょうか。
 そればかりではなく、国土交通省内部の責任や,NAAの責任なども「秘密のベール」の中に閉じ込めることになり、今後の同様な事件への対応に役立てることにはなりません。
 日本はいつからこのような「国民になにも知らせない警察国家」になったのでしょうか。
 私は幼くて何も覚えていませんが、第2次世界大戦前の軍国主義国家の再来を思わせます。
 現在のロシアのように、国民には「政府の都合の良い情報だけ」を知らせ、日本を戦争への道に引きずり込もうとするのでしょうか。「物言えば唇寒し」と言う事になるのでしょうか。

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」はゼロでした。

@ユナイテッド航空が今日から成田=グアム線を増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ユナイテッド航空は今日から、成田=グアム線を現在の週18往復から週25往復に増便しました。

@中国南方航空が今日から,成田=広州線を増便
 中国南方航空は今日から、成田=広州線を週1往復から週3往復に増便しました。


*4月8日

@3月下旬から4月上旬の入国者が一時的に2019年水準に戻る
 昨日の「NHKニュース」によりますと、東京出入国在留管理局成田空港支局がまとめたところでは、先月下旬から成田空港入国者が、一時的に2019年同時期並みに回復している、との事です。
 これは、3月下旬から4月上旬は、日本に留学する人や日本で働き始める人が、多く入国することが背景にある、との事です。
 これに対応するため、第2ターミナルでは到着便が多くなる時間帯には、一部閉鎖していた入国審査エリアを再開し、対応している、との事です。

@エア・プレミアが今日から、成田=仁川線を増便
 エア・プレミアは今日から、成田=仁川線を週4往復から週5往復に増便しました。

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」はゼロ
 厚生労働省が昨日発表したところでは、6日の成田空港入国者での新型コロナウイルス感染症感染者はありませんでした。全国空港では1名でした。

@全日空のA380型機1号機で,右主翼の下側ウイングレッドがない、と話題に
 昨日の「Fly Team」によりますと、全日空のA380型機1号機で、右主翼のウィングレット(ウィングチップ)の下側がない、と話題になっている、との事です。
 同機は3月25日に中国・厦門での重整備を終えたばかりです。
 これについて全日空は「一時的な整備上の都合で取り外している。安全上の問題はまったくない」とのことです。
【コメント】下の写真は2019年3月21日に,フランスから成田空港に到着した1号機を撮ったものですが、確かに下側ウイングレッドは付いていますね。

 

@アゼルバイジャン航空がA320neo型機ファミリー12機を発注
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、アゼルバイジャン航空は現地時間6日、エアバスにA320neo型機ファミリー12機を発注しました。

@アイスランド航空がA321XLR型機13機を発注
 昨日の「ロイター通信(日本語版)livedoor news」によりますと、アイスランド航空は現地時間7日、エアバスとA321XLR型機13機を導入する仮契約を結んだ、と発表しました。
 また、オプションとして12機を購入する契約も含まれている、との事です。


*4月7日

【訂正】
@いよいよ「 XBB.1.5 株」の出番か、「XBB.1.5 株」感染者が24名、成田空港入国者は10名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、3月22日から30日の、全国の空港と港湾での感染確認者は43名で、成田空港入国者は10名でした。
 内、31名に症状がありました。
 また、この内の39名が「XBB.1類株」で、この内の24名が「XBB.1.5株」でした。
【コメント】いよいよ「 XBB.1.5 株」感染者の入国が本格化してきました。一時的にせよ感染者が急激に増えるでしょうね、ゴールデンウイークが心配です。
 なお、今後の厚生労働省発表は空港と港からの入国者を一括して発表することになるよいうです。
 確か,昨日午後4時の段階では「変異株」との記述はなかった、と思います。

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」は1名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、5日の全国空港での感染確認者は1名で、成田空港入国者でした。
 この人には症状がありました。

@今日から,中国国際航空の成田=北京線が増便
 中国国際航空は今日から、成田=北京線を、週2往復から1日1往復に増便しました。
 写真は3月4日に,第1ターミナル南ウイングで駐機する中国国際航空機です。

 

@「ZIPAIR Tokyo」が6月2日に成田=サンフランシスコ線を開設
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、6月2日から成田=サンフランシスコ線を開設する、と発表しました。
 週5往復(成田発着 月・火・水・金・日曜日)となります。

@オランダの裁判所がスキポール空港の発着回数制限を差し止める判決
 今日の 「sky-budget」などによりますと、オランダのスキポール空港の発着回数を50万回から46万回に制限する政府決定(2023年3月5日の出来参照)に関して、現地時間4月5日、オランダ・ハールレムの裁判所は、発着枠削減を差し止める決定を下しました。
 判決では取り消しの理由として、「政府はEUのルールに反し、便数の削減を決定する際に正しい手続きを踏んでいない」としています。
 この判決を受けて、オランダ運輸省は次のステップとして「住民の利益や生活環境とオランダにとってのスキポール空港の経済的重要性との間に、新たなバランスを見出すよう努力していく」との声明を出しました。

@ゴールデンウイークの国内旅行は2019年比で2.0%増、海外旅行は同78.5%減,JTB 調査
 JTBが昨日発表した「2023年ゴールデンウィーク(4月25日〜5月5日)の旅行動向」調査によりますと、
 国内旅行者数は前年比(以下同じ、【】は2019年比)53.1%増【2.0%増】の2450万人、海外旅行者数は300%増【78.5%減】の20万人となっています。
【コメント】やはり、海外旅行は厳しいですね。春闘で「賃上げは加速している」とは言われるものの、実質賃金は相変わらず下り続けています。
 「海外旅行には手が出ない」と言う事なのでしょうね。

@萩・石見空港で高周音波を使って鳥を追い払う実証実験
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、島根県の萩・石見空港で高周音波を使ったバードストライク対策の実証実験が行われいます。
 岡山理科大学教育推進機構ロードエコロジー研究室の辻維周教授が行っているのは、鳥の嫌がる高周音波を発して鳥を追い払う実証実験です。
 辻教授によりますと、設置翌日から鳥の侵入がほぼなくなった、との事です。
 実験ユニットは同空港の4カ所に設置され、ユニットから発射される高周音波の有効距離は120度の範囲に、到達距離が200mとなっています。
 同じ周波数だと,鳥も慣れて怖がらなくなるため、周波数をランダムに変化させる、との事です。ユニットの電源は太陽光発電を使います。


*4月6日

@「約束を守る」とは言わない国土交通省とNAA
 昨日載せた「第47回騒音対策委員会質問事項と回答」ですが、「成田空港の軍事的利用は絶対に行わない」と約束した『取極書』の約束を遵守して欲しい」との,本会質問に対する国土交通省の回答は、おかしなものでした。
 回答では『取極書』の約束は認めながら、「自衛隊や米軍からの成田空港利用要請に対する受け入れ可否については、慎重に判断しております。」と答えています。
 質問では「約束の遵守」を求めたのですが、「遵守する」との言葉は全くありません。
 それどころか「可否については、慎重に判断しております」と答えています。これは、「軍事的利用を行うこともある」と言う意味にほかなりません
 今でも、災害援助以外の自衛隊の派遣や、米軍軍事郵便局設置や、成田空港を出入国した米軍関係者を、米軍各基地まで輸送する米軍ナンバー専用バスの利用などが行われています。これらも、厳密に言えば“軍事利用”です。
 言い換えれば「約束に拘束されない」と言っているのと同じ事で、“約束違反”と言うことになります。
 成田国際空港株式会社(NAA)の答弁にしても、「NAAのみならず、国・千葉県もそれぞれしっかりご理解頂いているものと認識しております」と答えています。
 しかし、成田空港を運営しているNAAとしては、『認識する』だけではなく、約束当事者として、この約束を『遵守』する義務を負っていると思うのです。
 これでは“事”が起こった場合に成田空港の機能が不全となり,働く人たちや旅客などに犠牲者が出ることになります。
 国土交通省はこのような“事”が起こるのを待っている気配もあります。現在の、ロシアのウクライナ侵攻でもそうですが、紛争の中ではこの“事”が、どちらによるものかお互いに非難の応酬をしています。
 極論かもしれませんが,米軍や自衛隊や相手国が成田空港にミサイルなどを密かに撃ち込み、「相手がやった」として、「成田空港を守るため」と米軍や 自衛隊を配備することさえ出来るのです。そうなると、成田空港は武器や戦略物資の一大拠点となり、紛争の真っただ中に巻き込まれることになります。
 このような想定も「慎重に判断しております。」との文言に含まれるのではないかと疑いたくなります。

@今日未明に「カーフュー弾力的運用」が発生
 上段の「午後11時00分以降の離着陸」にもあるとおり、今日未明、「カーフュー弾力的運用」で、成田発上海行きの全日空8403便・B777F型機が、前便のシカゴ空港における悪天候(雷)のために、出発が遅れた玉突き遅延で、午前0時06分に、南側から離陸したものです。

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」発表はありませんでした

@エア・カナダが来冬季ダイヤで成田=モントリオール線を減便
 昨日の「Traicy」によりますと、エア・カナダは来冬季ダイヤで、成田=モントリオール線を現在の週5往復から週4往復に減便する、との事です。
 写真は古いのですが、エア・カナダのB787型機です。

 

@ NAA が1日から航跡ページをリニューアル
 成田国際空港株式会社(NAA)は今月1日に、「成田空港環境こみゅにてぃ」の航跡ページをリニューアルした、と発表しました。
 3月末までは閲覧日の前日から過去1ヶ月間の「航跡動画(アニメーション)」を公開していましたが、1日からは「ADS-B」による情報を活用して、航空機の運航後30分から1ヶ月分の「航跡動画(アニメーション)」を見られるようにした、との事です。

@「トキエア」が、新潟=丘珠線を6月30日から運航する、と発表
 昨日の新潟総合テレビによりますと、トキエアの初就航が6月30日の新潟=丘珠線に決まりました。
 新潟県の花角知事は記者会見で「大きな一歩の前進で順調な経営が行われることを期待している」と述べエールをおくりました。


*4月5日

@成田空港サーバー資料室に「第47回騒音対策委員会本会質問事項と回答」を載せました。

@海南航空が12日から成田=西安線、5月1日から成田=北京線を再開
 今日の 「sky-budget」によりますと、中国の海南航空は12日から成田=西安線を週1往復(成田発着 水曜日)で再開します。さらに、5月5日からは週3往復(成田発着 水・金・日曜日)に増便します。
 また、5月1からは成田=北京線を週4往復(成田発着 月・火・木
土曜日)で再開します。
 写真は第2ターミナルに駐機する海南航空機です。

 

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」発表はありませんでした


*4月4日

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」は1名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、2日の全国空港での感染確認者は4名で、成田空港入国者は1名でした。
 内3名に症状がありました。

@フィジーエアウェイズが今日から成田=ナンディ線を再開
 フィジーエアウェイズは今日から、成田=ナンディ線を再開しました。
 週2往復(成田発着 火・土曜日)になります。

@「ZIPAIR Tokyo」が5月1日から成田=仁川線を増便へ
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、5月1日から成田=仁川線を1日2往復に増便する、と発表しました。
【コメント】機材の調達が安定的に推移していることから,余裕で増便も出来るのでしょうね。

@政府が8日からの入国条件緩和を発表
 政府は昨日、8日に行う新型コロナウイルス感染症の第5類移行に伴う、外国からの入国者に対する水際対策を発表しました。
 これによりますと、8日午前0時から発熱などの症状がある人を任意に検査する「感染症ゲノムサーベイランス」を開始します。これを行うのは成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港、福岡空港の5空港となります。
 また、中国からの入国者に対しては現行の水際対策を明日から緩和し、陰性証明書の提示がなくても、ワクチンを3回以上接種した証明書で入国を許可しますが、サンプル調査は継続することになります。

@「空港施設会社」の副社長が"一身上の都合"で辞職、副社長就任時に国土の意向を臭わせる
 昨日の「日テレニュース(livedoor news)」によりますと、「空港施設会社」の副社長を次期社長にするようにと、元国土交通省事務次官の本田氏が圧力をかけたとされている問題で、同社副社長だった山口勝弘氏が昨日、副社長を辞任しました。
 表向きの理由は「一身上の都合」としていますが、記者会見で、2021年に同社の取締役だった当時、「国土交通省の意向だ」と代表権のある副社長への昇格を、自ら要求したことを明らかにしました。
 同氏は今回の問題についての、同社の聞き取りに対して「威圧的な言動を行ったつもりはないが、受け手がそう感じているのであれば申し訳なく思っている」と話した、との事です。
【コメント】今回はあからさまに国土交通省のOB天下りの実態が表面化しましたが、似たような事は日常茶飯事に行われていることは明らかですね。
 天下りではありませんが、成田空港周辺でも夜間飛行時間延長問題の時に、住民の反対が強く,この案を「飲むか飲まぬか」と苦渋の選択で悩んでいたある自治体首長がいました。すると、他の周辺自治体に出向していた国土交通省の幹部が、態度を明らかにする前夜に、その首長の所に飛んできて,賛成するように説得したこともありました。
 国土交通省の意向に逆らえば、どんな難題が降りかかるか分からないので,このような圧力には屈するしかないのでしょうね。

@昨日午後、全日空の国内線予約システムにトラブル、55便が欠航し,約160便が遅れる
 昨日午後2時10分頃、全日空の国内線システムでトラブルが発生し、航空券の予約や搭乗手続きなどが出来なくなりました。
 トラブルは午後3時過ぎには代替システムを使い搭乗手続きは再開されましたが、影響で羽田空港を発着する便を中心に55便が欠航し、遅延は約160便に及びました。
 全日空によりますと、昨日の段階ではトラブルの原因は分かっておらず、調査中、との事です。


*4月3日

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」発表はありませんでした

@中国国際航空が今日から成田=上海線を増便
 中国国際航空は今日から、成田=上海線を週6往復(成田発着 月・火・木・金・土・日曜日)に増便しました。

@アシアナ航空が6月1日から7月19日まで成田=仁川線にA380型機を投入
 今日の「Traicy」によりますと、アシアナ航空は「6月1日から7月19日まで、成田=仁川線にA380型機を投入する」と発表しました。

@「トキエア」が今日から就航路線飛行訓練を開始
 「トキエア」は今日から、就航路線飛行訓練を開始しました。今日は6月に就航する予定の新潟=仙台線の訓練が行われました。
 機材は2号機となる「JA02QQ」機です。
 下図は「Flightradar24」による、仙台から新潟に向かった折り返し便の航跡です。
 新潟から仙台に行く往路では,仙台空港の着陸コースなどを旋回して確認していたため、約1時間かかりましたが、復路は仙台から新潟まで30分で着いています。こんなに早く行けるのですね。

 


*4月2日

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」発表はありませんでした
 厚生労働省の業務も平常に戻す、と言うことでしょうか。土日祝日は発表がないのかも知れません。
 国内にも「XBB.1.5株」による感染と思われる,感染者の増加が始まっている気配がありますが。

@今日から中国南方航空が成田=ハルピン線を再開
 今日の 「sky-budget」によりますと、中国南方航空は昨日から成田=長春線を再開しました。週1往復(成田発着 土曜日)の予定です。
 また、今日からは成田=ハルピン線を再開しました。週1往復(成田発着 日曜日)の予定です。
 さらに、9日からは成田=広州線を現在の週1往復から週3往復(成田発着 月・水・日曜日)に増便し、14日から成田=大連線を現在の週1往復から週2往復(成田発着 火・金曜日)に増便する予定です。
 写真は少し前に乗り入れていた中国南方航空のA380型機です。同航空のA380型機はすでに全機が退役済みになっています。

 

@「ZIPAIR Tokyo」が昨日から二酸化炭素排出実質ゼロの運航を始める
 昨日の「Traicy」によりますと、「ZIPAIR Tokyo」は昨日から成田=ホノルル線で、二酸化炭素の排出量実質ゼロを実現する「カーボンニュートラルフライト」を始めました。
 一つの路線でこの試みを行うのは世界で初めて、との事です。同航空では2025年度までに運航する全路線でこの取り組みを行う計画です。
 なお、日本航空のB787型機を改修した、同社の6号機となるB787型機機が、シンガポールでの改修を終えて、明日、成田空港に到着する予定です。


*4月1日

@3月のアクセス数は25,327回でした。

@成田空港周辺住民138人が運用時間の短縮求めて訴訟を起こす
 成田空港周辺の成田市、芝山町、茨城県の稲敷市などの住民138人は昨日、成田国際空港株式会社(NAA)を相手取り、千葉地裁に成田空港の飛行時間を午前7時から午後9時迄に制限することや、航空機騒音による健康被害に対して、1人158万4000円、約2億9300万円を支払い、今年4月から運用時間が要求通りに変更されるまでは、1人当たり月4万4000円を支払うようにとの訴えを起こしました。
 原告団長の加藤茂氏は提訴後の記者会見で「睡眠障害になり、寝る時に呼吸器が必要になった」と訴えました。

@「スライド運用で静穏時間7時間確保」と言うけれど、厳しい規制も明らかにしていないNAA
 ワンターミナルの完成に合わせて、B滑走路の延伸と第3滑走路を完成させ、A滑走路と、B滑走路・C滑走路をセットにした「夜間飛行時間の変更」が始まる予定です
 NAAのこのページを見ますと、表題に「政府目標、戦後最大の名目GDP 600兆円の実現」とうたわれており、この「新しい成田空港構想」が、この政府目標を実現するために作られたものであることを示しています。
 現実に即した計画でなく、"初めに目標ありき"で。作られた計画です。
 ですから、空港の運用時間を朝5時〜翌日午前0時30分までとして、全く飛行しない時間を4時間30分にしようとしています。
 滑走路の南北それぞれについては「飛ばない時間帯を7時間確保する」としていますが、運用中に風向が変化した場合には(今日の「午後11時00分以降の離着陸」にあるように)飛ばないはずの時間帯にも飛行機が飛ぶことになります。騒音下住民への負担は計り知れないものになります。
 このスライド方式はロンドンのヒースロー空港で行われているものをたたき台としていると思われますが、ヒースロー空港で実施されている機種や定期便かどうかなどの厳しい飛行制限などには一切触れていません。
 このスライド方式による負担は「お金」によって、解消するものではありません。
 この「新しい成田空港構想」は「GDP 600兆円」を前提に無理矢理作られたものであり、周辺住民の事など考えていない、と言わざるを得ません。

@中国東方航空が今日から成田=上海線を増便
 中国東方航空は今日から、成田=上海線を週11往復に増便しました。

@成田空港の変異株感染者は6名、全国では17名、『XBB.1類株』が13名、内、『XBB.1.5株』が5名
 厚生労働省が30日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では17名、成田空港入国者では6名でした。
 全員がオミクロン株で、この内訳は、「XBB.1類株」が13名で,内、5名が「XBB.1.5株」でした。また、「BN
.1株類」が2名、「BA.5株類」が2名でした。
 症状があった人は12名でした。
 今回の発表分は3月18日から3月22日でした。

@昨日の成田空港入国「病原体保有者」は3
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は3名で、全員成田空港入国者でした。
 内1名に症状がありました。

@30日の成田空港入国「病原体保有者」は1名
 見落としていましたが、厚生労働省が30日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は1名で、この人は成田空港入国者で無症状でした。

@日本航空2月利用実績は旅客数が国際線では481.8%増、国内線では158.9%増に
 日本航空が昨日発表した「JALグループ2月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客機数が前年同月比(以下同じ、【】は2019年2月比)481.8%増【41.7%減】の41万4783人となりました。利用率は70.7%でした。
 一方、国内線では旅客数が158.9%増【9.7%減】の238万2309人となり、利用率は68.0%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が45.3ポイント増の67.0%、成田=中部線が29.4ポイント増の54.4%となっています。

@経産省がスペースジェット事業の検証会を立ち上げへ
 30日の朝日新聞デジタルによりますと、経済産業相は開発中止となったスペースジェットについて、検証の会議を立ちげる方針を固めました。
 スペースジェットの開発には多額の税金が投入されており、次の計画を進める上でも検証が必要と判断した、との事です。
 また、その次のプロジェクトとしては、水素を燃料とした航空機となりますが、国産化は掲げず、経産省の幹部は「コアとなる技術の開発を強力に後押しし、競争力強化を目指す」としています。
 31日の航空新聞社によりますと、すでに、ユニバーサル・ハイドロジェン(UH2)は双日、三菱HCキャピタル、そして匿名のパートナーと協力して、日本の航空業界の脱炭素化に向けた水素バリューチェーン構築の促進、ならびに、水素燃料電池航空機や水素貯蔵カプセルの普及に取り組む、との事です。

@台湾のエバー航空がB787-9型機5機を追加発注
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社は現地時間30日、台湾のエバー航空からB787-9型機5機の追加発注を受けてた、と発表しました。

@欧州の EASA が全てのA350型機機にトイレの点検を指示
 30日の 「sky-budget」によりますと、欧州航空安全機関(EASA)はこの程、全てのA350型機に対して、トイレの点検を行うようにとする耐空性改善通報を出しました。
 これは、トイレに使われている床の金具が腐食して、ラバトリーモジュールの強度が低下し、使用中の破損によりケガをする恐れがあるため、との事です。
 ただし、この問題については機材の長期的離脱などは想定されていない、との事です。


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