2000年11月の出来事

*11月30日

@「福井空港は中止と言う運輸省の意見」運輸事務次官

 梅崎運輸事務次官は今日の記者会見で、公共事業の見直しで、自民党が保留にした福井空港建設について「運輸省の意見は中止と言うことだ。」と語りました。また、今日提出された会計検査院の報告で、地方空港の赤字が無駄とされたことについて、「地方空港の役割を収益だけで判断するわけにはいかない。」と批判しました。しかし、地方空港の問題点として、運輸省の需要予測と実績との乖離が大きいことと、収益性をどう高めるかの2点を上げました。

@エアドゥが回数券の有効期限を6カ月に延長

 エアドゥは今日、回数券の有効期限を現行の90日から180日にすると発表しました。12月5日発行分から有効になります。エアドゥの回数券は大手3社の回数券に比べて約5000円割安になっており、回数券で搭乗率を上げたい意向です。

@全日空がスターアライアン加盟各社と連携強化

 全日空の社長は滞在先のニューヨークで、航空会社の世界的連合であるスターアライアンに加盟する、エア・カナダ、メキシコのメヒナ航空、バリグ・ブラジル航空などとの連携を強化して、米国を経由してカナダ・メキシコ・ブラジルなどへの以遠路線を強化することを明らかにしました。


*11月29日

@森田運輸大臣が初めて成田空港を視察

 昨日、森田運輸大臣が就任後初めて成田空港を視察しました。視察の後の記者会見で「2500m平行滑走路は地元の方々の同意がまだ得られないが同意を得て、どうしても完成したい。『国内線は羽田空港、国際線は成田空港』は大原則だ。首都圏第3空港は国内線の補完空港だ。」と述べました。また、記者団が「羽田空港のチャーター便は『特例措置』と言うが、度重なれば『特例』ではなくなるのではないか。」と質問したのに対し、「東京都は『ルールづくりをして欲しい。』と言っている。千葉県のご理解を得たいと考えている。」と答えました。

【コメント】間もなく、内閣改造がありますが、今のところ、「森田運輸大臣留任」の声はないようですが・・・。

@韓国のアジアカップ委員長が羽田ーソウルのシャトル便を提唱

 アジアカップの韓国側の実行委員長が改めて、羽田空港とソウル金浦空港間のシャトル便の実現を提起しました。

【コメント】何故、成田空港と金浦空港のシャトル便ではいけないのでしょうか。暫定滑走路が完成すれば、成田空港の便数が増えシャトル便も可能になるはずです。「羽田空港の方が会場に近い。」と言う表向きの理由の他に、「この際だから羽田空港への乗り入れを実現し、韓国の権益を既成事実として確保しよう。」と言う思惑があるのでしょうか。

@エアドゥの社長就任を辞退

 エアドゥの次期社長に内定していた日本航空OBの沢田博光氏は社長への就任を辞退することを明らかにしました。沢田氏は北海道庁や経済団体の資金面と人材面の全面的支援を社長就任の前提条件としていました。資金面では30億円の増資を要求していましたが、道が10億円の拠出を決めたものの、経済界は増資に慎重な姿勢を示しており、「これでは私の手腕を発揮する場所がない。」と社長への就任を辞退し、同時に、現在の顧問の立場も辞任する意向です。道は翻意を促すものと見られます。


*11月28日

@航空大手3社がそろって大幅増益・中間期決算発表

 日本航空・全日空・日本エアシステムの航空大手3社は9月期中間決算を発表しましたが、3社とも前年期に比べて大幅な増益にな
りました。本業の航空運送部門が好調で、国内線の単価の上昇と国際線のビジネスクラスの好調が大きく寄与しています。航空燃料高
騰のマイナス面を完全に吸収しています。しかし、旅行事業の部門ではほとんど利益が上がっていません。全日空と日本エアシステム
は過去最高の利益を上げていますが、日本航空はバブル期の利益には及びませんでした。


*11月27日

@昨日も着陸復航があった模様

 芝山町の住民からの連絡によりますと、昨日の午後1時半頃、着陸態勢に入ったノースウエスト航空機が着陸を中止し、急旋回をして上昇していったそうです。昨日も書きましたが、これ以上1時間当たりの便数を増加させることは、安全運航を危うくします。運輸省は1時間当たりの便数を増やす方針を撤回して欲しいと思います。

@芝山町でも固定資産税の補助金

 24日に書いた、騒音地域への固定資産税への補助金が芝山町でも出ていることが明らかになりました。しかし、全町のの7割が騒音地域になる芝山町では成田市並みの「30%相当額」とはいかず、建物については20%相当額、土地については30%相当額になっているそうです。なお、成田市の騒音地区は全市の1割程度です。このような不平等を解消するためにも、国として減免措置を制度化すべきです。

@進んでいる成田市の騒音地域対策事業

 24日の出来事でも書きましたが、成田空港周辺市町村の騒音対策事業の洗い出しをしていますが、やはり、成田市の対策が一番進んでいます。特に目立ったのは「合併処理浄化槽設置に対する補助」です。これは、平成10年に国と県が補助金を減らした経緯があり、多くの市町村が「5人槽」に対する補助で見ると、約35万円ほどになっています。これに対して、成田市では一般地域で60万円、騒音地域では83万7千円を補助しています。

@偽ブランド品密輸事件で成田空港を利用

 今、問題になっている大阪西成区を拠点とする、偽ブランド品の大量販売事件の犯人グループは「関西国際空港よりも、集荷量が多い成田空港の方が検査が甘いはず。」として、成田空港を経由して密輸入を行っていたことが明らかになりました。


*11月26日

@運輸省が1時間当たりの発着枠を2割増やす方針

 運輸省は昨日、成田空港の14時から16時の1時間当たりの発着枠を来年の3月から、現行の26便から32便に増やす方針を明らかにしました。これは、「この時間帯にアメリカ方面に向けて出発すると、現地に正午頃に到着し、利便性が良くなる。」との理由から、航空会社の要望に応えるためです。現在は1時間当たりの発着枠は30便になっていますが、混雑などから便の遅れが出ることを考慮して、3時間当たりの発着枠を79回(1時間当たり約26回)に制限する「3時間ルール」を適用しています。しかし、1日の総便数は地元との約束がありますので、増やせません。そこで、14時〜16時の便を増やす代わりに、午前中などの便数を減らすことになります。

【コメント】またまた、安全対策を無視して、「経済効果」を優先する施策です。成田空港周辺でラッシュ時の離発着を見ていると、着陸機も離陸機も数珠繋ぎになっていて、怖いようです。離陸が済まない内に着陸機が進入してきます。着陸機が誘導路に出るかでないか分からない内に離陸機が滑走を始めます。順調なときは良いのです。しかし、一端、アクシデントが発生したときにはこの短い間隔が命取りになりかねません。運輸省は安全第1をモットーにしてもらいたいのです。それが、乗客や周辺住民の利益になると考えるのですが。


*11月25日

@進む暫定滑走路建設工事

 一昨日、役員会の前に、少し時間があったので暫定滑走路工事の様子を見てきました。もちろん、工事現場は警備の関係でほとんど鉄製のフェンスで囲まれていて、外からは見えないのですが、北端の国道51号線の十余三トンネルからはかいま見ることが出来ます。右に工事の様子を撮影した写真を載せておきます。また、関係者の視察の時には工事現場の南部分に、見学のためのステージが設けられており、そこに案内されて見るのだそうです。私はまだ、行ったことがないのですが。


*11月24日

@成田市が騒音区域の固定資産税の30%相当額を補助・平成3年から

 昨日、本会の役員会で騒音区域に対する地方自治体の対策について洗い出しを行いました。その中で、成田市の独自対策が特に充実していることが明らかになりました。特に、平成3年から騒音防止法の第1種区域以上に住む世帯に対して、固定資産税の30%に相当する額(30万円を限度とする)を補助していることが明らかになりました。しかし、他の町村の会員からは「自治体の財政状況が良い成田市だからできる。」と言う意見が出されました。例えば、町の半分以上が第1種区域になる芝山町では、「これをやったら、町の財政が破綻してしまう。」と言う意見も出されました。そして、「国として、騒音区域に対して固定資産税の減免制度を作るのが筋だし、各市町村の不公平感を産まない方法だ。」と言う結論になりました。この件については今年3月に開かれた、第27回騒音対策委員会で私が提案しています。成田市では、騒音区域に対する助成措置がこの他にも色々とられていました。

@運輸省がコンコルド事故の写真提供を呼びかけ

 運輸省は今年7月にパリのドゴール空港で起こったコンコルド事故の写真などの提供を呼びかけています。これは、コンコルドが離陸したときに、成田からドゴール空港に着いたエール・フランス275便が誘導路で待機しており、この機内から事故機の写真を撮った人がかなりいることが予測されるためです。事故原因の究明に役立てるためです。


*11月23日

@訂正;びわこ空港は滋賀県でした

 20日の出来事で書いた、「びわこ空港の環境アセスメント凍結」の記事の中で『岐阜県』と書いてしまいましたが、私のミスで、『滋賀県』でした。すみませんでした。メールでご指摘をいただきました。ありがとうございます。

@これから、本会の役員会のために出かけてしまうので、今夜の更新は出来ません。よろしく。

@ニュージーランド航空が成田線を全てジャンボ機に

 ニュージーランド航空は2001年の上期(3月25日〜10月27日)から成田空港発着便の機材を全てB−747−400にするそうです。これにより、供給座席が週に320席増えるとの事です。

@新石垣空港建設予定地を1案に絞る

 沖縄県の「新石垣空港建設位置地元調整会議」が昨日開かれ、4月に決定した「カラ岳陸上案」に沿った、7案の中から1案に建設候補地を絞りました。しかし、陸上案には反対意見もあり、まだ、紆余曲折が予想されます。

@今年の海外旅行が1700万人で過去最高に

 大手旅行代理店などの調査によりますと、今年の海外旅行客は1700万人に達し、1964年の海外旅行の自由化以降で最高に達する模様です。コンピューターの2000年問題が過ぎた2月以降好調が続いており、年末年始の予約も好調とのことです。


*11月22日

@沼田千葉県知事が引退を表明

 昨日の千葉県議会で沼田知事は来年の知事選に立候補しないことを明らかにしました。沼田知事は5期・20年に渡って知事を勤めてきました。

【コメント】沼田知事と個人的な接触はありませんでしたが、成田空港関係について言えば、良く言うと「部下を信頼して、余計な口は出さない。」と言うことになり、悪く言えば「自らの手は汚したくない。」と言うことになるのでしょうか。平行滑走路の建設についても、自ら現地に足を運び説得する、と言うような事は行いませんでした。従って、建設推進の立場の人から批判されていたこともありました。県の収用委員会は過激派の襲撃で委員長が瀕死の重傷を負い、委員が過激派の恫喝で辞任して、事実上、解体状態になってしまいました。その後、沼田知事は収用委員会を再開しようとはしませんでした。あくまでも、話し合いで解決すると言う姿勢を貫いたことは評価できると思います。自民党の亀井政調会長や石原都知事から色々言われても、態度を変えないのは偉いと思います。

@パスポート盗まれツアーが取りやめに・福岡空港

 福岡空港で14日夜、添乗員がツアー客から預かったパスポートを盗まれて、グアム島行きのツアーが中止になる事故がありました。このツアーは午後8時40分の全日空486便で、関西国際空港経由でグアムに向かう予定でした。添乗員がツアー客からパスポートを預かり、自分の分と合わせて40冊のパスポートを紙袋に入れて置いて、10m離れた全日空のカウンターで搭乗手続きをしている間に盗まれました。この時、近くで2人の外国人が騒ぎを起こしていたそうで、その隙に盗んだものと思われます。外国の空港では良く聞く話ですが、日本の空港では珍しいとのことですが、添乗員も不注意でしたね。旅行会社は費用を全額支払い、謝罪したそうです。


*11月21日

@航空関連会社員を装って密入国しようとしたタイ女性を逮捕

 新東京空港署と東京入国管理局成田空港支署は昨日、空港関係会社員を装って密入国しようとした2人のタイ人女性を逮捕しました。2人は7日朝、密入国しようとしたものです。2人はバンコクで日本人らしい男から声をかけられ、その男と一緒に来日し、着いてから渡された制服にトイレで着替え,空港公団が発行する「立入証」の偽物をつけて、入国審査場の空港職員専用通路から密入国しようとしたものです。立入証には日本人の顔写真と名前が書いてありました。

@エアドゥが12月1日から4分の1を喫煙席に

 搭乗率の低下に悩むエアドゥは12月1日から全席の4分の1を喫煙席にすると発表しました。これは、北海道の喫煙率が高いことから、この方が搭乗率が高くなる、としています。しかし、禁煙者に配慮して、喫煙者には喫煙を1〜2本程度にするよう要請するとのことです。

【コメント】これは時代錯誤ではないでしょうか。タバコを吸わない私などは、絶対にエアドゥは使わないでしょう。はたして、長期的に見て搭乗率が上がるのでしょうか。

@日本郵船が大型貨物を運ぶ飛行船開発に出資

 日本郵船は飛行船を使って、陸路では運べないような大型の貨物を飛行船で運ぶ事を計画しているドイツのベンチャー企業に出資して、研究開発で提携することになりました。この会社はすでに、大型格納庫を建設中で、2004年の運航開始を目指しています。飛行船は全長260mで、最大160トンの貨物を、時速100Kmで運ぶことが出来るそうです。


*11月20日

@酔っぱらった乗客の喫煙でアメリカン機が成田に引き返す

 昨日の夜、成田空港からシアトルに向け午後7時14分に出発したアメリカン航空26便で、トイレで煙が出ているとする警告灯がつきました。調べたところ、乗客がトイレで喫煙をしていましたが、この乗客は説得に応じず、トイレにこもりました。機長は成田に引き返す判断を行い、8時22分に着陸しました。連絡を受けた警察官が駆けつけたとき、この日本人男性乗客は座席に戻っていました。26便はこの乗客を降ろし1時間後にシアトルに向けて出発しました。この男性乗客は日経新聞の社員で、プライベート旅行に出発するところで、出発前からウイスキーを飲み、酔っぱらっていました。このところ、機内での迷惑行為が増えていて、大手3社でまとめたところでは、今年に入り300件報告されており、すでに、前年の2倍を越えています。平成3年3月には、日本人乗客が冗談で、ゴミの入った紙袋を「爆弾が入っている。」と言ったために、ユナイテッド航空機が成田に引き返す騒ぎがありました。この時は、この乗客がユナイテッド航空に400万円の賠償金を支払いました。

@英国で新聞記者がコックピットまでやすやす侵入

 イギリスでパイロットを装った新聞記者が2大主要空港にやすやすと侵入し、ブリティシュ・エアウエイズ機の操縦室まで入り込めたことが報道されました。この記者はブリティシュ・エアウエイズのパイロットの制服を納入している会社に注文し、制服を手に入れ、空港に入るための身分証を嘘の申請で,ノーチェックで郵送で手に入れたそうです。このあまりにずさんな空港と航空会社の管理者に非難が殺到し、イギリス政府も調査を開始しました。

@びわこ空港の環境アセスメントの一時凍結を表明・滋賀県知事

 滋賀県知事は今日開かれた県議会のぶわこ空港・交通特別委員会でびわこ空港建設のための環境アセスメントを凍結することを明らかにしました。しかし、「県にとってびわこ空港は必要であるとする信念に変わりはない。」とも述べました。今年度予算の調査費3億円は補正予算で減額することになります。

@オーストラリアとニュージーランドがオープンスカイ協定

 オーストラリアとニュージーランドはお互いの航空自由化をする協定に調印しました。これにより、相手国の乗客を第3国に自由に運ぶことが出来るようになります。


*11月19日

@「急減圧はなかったのでは」・日航機;御巣鷹山事故

 今日の午後、たまたまフジテレビの「ザ・ノンフィクション『15年目の検証・日航機事故の深層』」を見ました。内容は「運輸省運輸省事故調査委員会の報告では、事故直後に機内で『急減圧が起こった。』としているが、パイロットが酸素マスクを付けていないこと、客室から外に色々なものが吸い出されなかったことなどから、急減圧はなかったのではないか。」としていました。そして、「ボイスレコーダーの記録の中で、『オール・エンジン・・・』とされているところは、『ボディー・ギヤ』ではなかったのか。」というのです。「B−747の場合、内側の車輪・ボディー・ギヤは固定されていず、しかも、ボディー・ギヤの位置と機内の与圧が連動する構造になっており、爆発のジョックでボディー・ギヤが動いたことにより、酸素マスクが降りたが、実際の減圧はゆっくりとおこっていたのではないか。」と推測しています。放映時間が短かったこともあり、事故原因までは言っていませんでしたが、これが、真相とすると、私の考えでは、尾翼の損傷は圧力隔壁の破壊ではなく、他の原因で起こったことになるのではないかと思います。そして、操縦不能に陥った油圧系統のダウンは他の所に求めなければならないのではないでしょうか。番組の中でも強調していましたが、原因の究明の鍵は相模湾に沈んだ垂直尾翼にあります。H2ロッケットの残骸を探し出した技術を持って、相模湾の海底をもう一度捜索してみる必要はないのでしょうか。


*11月18日

@全日空が新千歳空港に新除雪車を導入

 全日空は伸縮自在のアームを持つ新しい除雪車を新千歳空港に導入しました。この除雪車は高圧空気を吹き出すアームを機体の上部や翼の上部に近づけ圧縮空気の力で雪を吹き飛ばして、除雪を行うものです。従来は熱い融雪液で雪を溶かし、それから、凍結防止剤を吹き付けていました。新しい除雪車はこの行程が簡単になり、時間と労力を節約できます。

@エコノミークラス症候群で予防対策を取る会社も

 今、問題になっている“エコノミークラス症候群”は航空会社にとっても新たな問題を引き起こしているようです。航空会社は“エコノミークラス症候群”と言う言葉を使いたがりません。「飛行機に乗ることが危険」と言う印象を与えるためです。しかし、この“エコノミークラス症候群”を無視することは出来なくなっており、外国の航空会社の中には最後部の座席を2列分取り外して、軽い運動できるスペースを確保する、予防策をとっているところもあるそうです。日本の航空会社では、座ったままの体操をビデオ番組の合間などに呼びかけているところもありますが、座ったままでは足の運動と言う訳にはいかないようです。


*11月17日

共生委員会が見直しで「地域づくりに貢献」を追加

 共生委員会の性格の見直しを行っている「今後の共生委員会のあり方に関する検討委員会」は13日に会合を開き、ワーキンググループがまとめた報告書を了承しました。これによりますと、従来の枠を越えて「空港の活力をいかす事に力点を置くことが必要。」とし、「プラスの創出は広義の共生活動」として、共生委員会が地域づくりに踏み込む事がうたわれています。

【コメント】この見直しの意味がよく分かりません。共生委員会は円卓会議の合意事項の22項目の実施状況を点検するために生まれた組織です。そして、その役目は限定されたものだったはずです。そこにこそ、共生委員会の存在の根拠があり、存在の意義があったと思うのです。ところが、だんだん、役目も少なくなってきて、意義も薄れてきた事への危機感が今回の見直しに表れてきたのではないでしょうか。環境対策ははかばかしく進展せず、空港建設だけが、進んでいく今の現状が焦りになっているのかもしれません。そして、「この空港建設の波の中に自分たちも入れろ。」と言うのが今回の見直しの本質ではないでしょうか。このような,共生委員会の“変質”に嫌気がさしたのか、当初からの委員の1人はやめています。

@日航がMD11型機を2004年度までに全て売却

 日本航空は現在所有しているMD11型機10機の全てを2002年度から2004年度にかけて全て売却し、代わりにB−767を2機、B−777を8機ボーイング社から購入する、機材の更新を行うと発表しました。

@横田基地滑走路を日本負担で全面改修

 日米共同委員会は老朽化した横田基地の滑走路(3350m)を日本側の負担で全面改修する事で合意しました。期間は2001年3月〜2002年7月で、費用は49億円になります。今まで、小さな改修は米軍負担で行ってきましたが、今回の全面改修は日本側にやって欲しい、とアメリカ側から要望があったものです。


*11月16日

@関西国際空港行きのUA機がシアトルに緊急着陸

 日本時間の今日午前、サンフランシスコ発関西国際空港行きのユナイテッド航空809便・B−747型機から、シアトルのコタマ空港に「機内で煙が発生したので、緊急着陸したい。」と連絡があり、同機はまもなく緊急着陸しました。機内に火災発生の兆候はなく、強い異臭がしたそうです。同機は点検の後、関西国際空港に向かいました。

@搭乗前の食事が心臓発作を予防する可能性

 エコノミークラス症候群など、飛行機搭乗中の健康が取りざたされていますが、埼玉医科大学などの研究者が発表したところによりますと、飛行機に搭乗する前にスポーツドリンクを飲み、食事をすると、失神や心臓発作を予防する可能性があると言うことです。これは、食事が機内で低下する血液の循環や酸素レベルを高めるためだそうです。

@アンゴラでまた、旅客機が墜落・39人死亡

 今月1日に旅客機が墜落した、アンゴラでロシア製のアントノフ旅客機が首都ルアンダの空港を離陸した直後に墜落しました。この事故で、ウクライナ人の乗員4名とアンゴラ人の乗客35名が全員死亡しました。前回の事故は反政府勢力による撃墜ではないかと言われていましたが、今回の事故についてはそのような報道はありません。


*11月15日

@成田空港の補完に「九十九里沖空港」を提案

 昨日、千葉県の九十九里沿岸の8町村が集まって「長生・山武地域の海岸活性化における首長会議」が大網白里町で開かれました。この席で、「成田空港の完全空港化が前提だが、補完する24時間空港として『九十九里沖空港』を推進していこう。」とする提案がなされました。この『九十九里沖空港』の構想の基本になったのは、東金市にある城西国際大の教授小島照男氏の提案です。これによりますと、九十九里沖10Km〜15Kmの沖合を埋め立てて、4500m級の滑走路を建設する、と言うものです。水深は30mで首都圏の産業廃棄物や一般の廃棄物の完全焼却溶解炉を設置すればゴミ問題も解決する。管制は成田空港の管制で一元的に行い、アクセスは成田空港と大深度地下鉄で直線的に結び、20分で連絡する。また、将来的には空港島を拡張し、スペースシャトル用の6000m滑走路や、4500m滑走路を増設し、ハブ空港を目指す、とのことです。会議に参加した首長からは「実現できるものならば、大いに賛成だ。」と言う意見や、「今は成田空港の完全空港化が第1だ。」とする否定的な意見も出ました。

@米軍低空飛行訓練で検討会を発足へ

 米軍機の低空飛行訓練の騒音被害などに悩む全国の市町村と民間団体が「米軍機低空飛行問題全国ネットワーク検討会(仮称)」を来月4日に発足させることになりました。呼びかけに参加したのは6町村長と労組・平和団体などの6名の計12名です。

@「米国と4ヶ国でオープンスカイ協定」クリントン大統領

 APECに参加しているアメリカのクリントン大統領は「APEC首脳会議で米国、ブルネイ、チリ、ニュージーランド、シンガポールは世界初の多国間オープンスカイ協定の合意を発表する。他国からの参加を期待する。」と述べました。


*11月14日

@風邪を引きました。今日の更新は休みます。


*11月13日

@北海道で米軍F16が空中衝突

 今日午前9時頃、日米共同統合演習に参加していた三沢基地所属のアメリカ軍のF16の2機が空中衝突し2機とも墜落しました。場所は北海道奥尻島の大島の東3Kmの海上で、両機のパイロットは脱出しましたが、1名が救助されたものの、もう1名はまだ見つかっていません。

@ブラジルのエンブラエルがロシアの中央流体研と提携

 世界第4位の航空会社である、ブラジルのエンブラエルがロシア連邦中央流体力学研究所と技術提携を結びました。これにより、時速1300Kmの風洞実験が行えます。エンブラエルは早速、この風洞を使って2002年に引き渡しを予定している小型ジェット旅客機・ERJ170型機の風洞実験を始めました。


*11月12日

@ロシアでハイジャック・犯人投降し全員無事

 昨日の深夜(日本時間今日の朝)、ロシア南部のマハチカラからモスクワに向かった、ダゲスタン航空のツボレフ154型機が武器を持った犯人にハイジャックされました。犯人はイスラエルに向かうように要求、12日未明にはアゼルバイジャンのバクーに給油のため緊急着陸した後、イスラエル南部の軍用空港に着陸しました。交渉の結果、犯人は投降し、乗員・乗客58人は全員無事解放されました。犯人は1人でチェチェンの過激派だったそうです。

@成田空港署の巡査部長がひき逃げで逮捕

 今朝6時10分頃、千葉県佐倉市の国道で、出勤する途中の新東京空港署の巡査部長の運転する乗用車がセンターラインを越えて、対向車線を牽引されていた乗用車に衝突し、そのまま逃走しました。牽引車が9Km追跡して乗用車を捕まえ、警察に110番通報し、巡査部長は逮捕されました。この事故で、2人が軽傷を負いました。


*11月11日

@8日の爆発物ゲリラは中核派の仕業

 8日の未明に川崎市の空港公団幹部の実家への爆発物ゲリラに関して、今日、報道機関に中核派革命軍を名乗る犯行声明文が届きました。「成田空港の暫定滑走路建設を実力で阻止する。」としています。

@関西国際空港の給油タンクが2年半前から消防法違反状態に

 関西国際空港会社は今年の7月に、「地盤沈下により地下水の水位が上昇して、給油タンクが消防法に違反する状態になったので、周りに防水壁を作る工事を今年の12月から開始する。」と発表していました。ところが、この“違反状態”は1998年7月から始まっており、1998年末には8基のタンク全てが違反状態になっていて泉佐野市消防本部から改善を指示されていたことを、7月まで公表しませんでした。


*11月10日

@「現滑走路が満杯になるのは2006年」関西国際空港会社

 経営不振が続く関西国際空港会社は9日に長期の経営見通しを発表しました。これによりますと、「現在の滑走路の需要が満杯になるのは2006年〜2007年で、2期工事供用開始後の単年度黒字になるのが2012年〜2020年、累積損失の解消は2024年〜2037年になる。」としています。しかし、この予測には中部国際空港の開港などの影響は考慮していません。これに加えて、首都圏第3空港の完成などが入ってきますと、この予測が大幅にずれ込むことも考えられます。

@大蔵省が関西国際空港関係の補正予算を大幅減額

 大蔵省は運輸省から出されていた関西国際空港2期工事関係の補正予算請求を大幅に減額しました。運輸省は99億円を要求しましたが、大蔵省は査定でこれを23億円に減額しました。


*11月8日

@明日の更新は都合により出来ません。よろしく、お願いします。

@空港公団幹部宅で爆発物ゲリラ

 今日午前3時10分頃、川崎市中原区の空港公団運用管理部管理役の実家から、「爆発音が1回あった。」と110番通報がありました。警察が調べたところ、木製の玄関ドアが壊れ、ガラスが数枚割れていました。付近に火薬の臭いがたちこめ、リード線が発見されたことから、成田空港に反対する過激派のゲリラと見られています。幸い、怪我人はありませんでした。

@「当然、東京上空を飛ばす。」と石原都知事

 昨日、木更津市で開かれた七都県市首脳会議で石原東京都知事と沼田千葉県知事が顔を合わせました。しかし、問題となっている「羽田空港国際化」と「羽田空港再拡張」については議題ではないので直接の意見交換はありませんでした。会議後、記者団の質問に答え石原知事は「千葉県が『東京の上空を飛ばすべきだ』と言うのは、その通りだ。お互い政治家なんだから国益を考えなければ。」と語りました。一方、沼田知事は記者団の質問に答え、「千葉県は国の『成田は国際線・羽田は国内線』と言う方針に沿って、国際空港の成田空港を応援してきた。これを守るのが国益だ。」と暗に都知事を牽制しました。

@東京都などが横田基地の縮小・返還を要求へ

 今日開かれた東京都と横田基地周辺6市町の参加する「横田基地のあり方に関する連絡協議会」で、横田基地の縮小・返還を求めていくことで合意しました。

@福島空港で開港後初めて利用者が減少

 福島空港ビル会社は今年4月〜9月の利用状況を発表しました。それに寄りますと、4月〜9月の利用者が前年比で8%の減になりました。利用者が前年比で減少したのは開港後初めてになります。国際線では142%増になったものの、国内線が15%の減になりました。滑走路が延長されたものの、便数が増えないことが原因と思われます。


*11月7日

@沼田千葉県知事が「(都知事も)今までの経緯を思い出してもらえば分かるはず。」

 沼田千葉県知事は昨日の記者会見で、羽田空港再拡張問題について触れ、「羽田空港のC滑走路は大田区などの騒音を避けるために、沖合に移転した。そのために、浦安・市川・船橋が騒音を被ることになった。桟橋方式の滑走路が作られれば、千葉県側の騒音がさらに激しいものとなる。運輸大臣をやった石原都知事が運輸大臣の時には『羽田空港国際化』には全く触れなかったのに、都知事になったとたんに、持ち出すのは理解に苦しむ。成田空港を作るために千葉県がしてきた血みどろの努力が風化しているのはつらい。今、『羽田空港国際化』を言われるのは、成田空港の平行滑走路建設に水を差すことになる。」と述べ、さらに、石原知事が沼田知事との会談を呼びかけているのに対し、「今までの経緯を思い出してもらえれば、当然、分かってもらえる。」と、『羽田空港国際化』問題で会談する意志のないことを示唆しました。

@ノースウエスト航空がコンチネンタル航空の議決権を縮小へ

 ノースウエスト航空はコンチネンタル航空の議決権について、現在の55%を縮小する事を明らかにしました。これは、アメリカの司法省が4位のノースウエスト航空と5位のコンチネンタル航空が事実上合併していることにたいし、「独占禁止法上問題がある。」と訴訟を起こしていることについて、早期の解決を図るために譲歩したものと見られています。


*11月6日

@関西国際空港の不等沈下予測を見直し

 関西国際空港会社が関西国際空港の不等沈下の予測を見直すための調査をしていることが、明らかになりました。最新の測定方法を使って観測し、予測を見直そうとするものです。この見直しによって不等沈下が今までの予測よりも拡大することも考えられ、新たな対策の必要性も出てきそうです。

@エアドゥの新社長が格安運賃の見直しを示唆

 エアドゥの内定している新社長が「財務状況が好転しない場合は、格安運賃路線の見直しもあり得る。格安運賃路線は十分に役割を果たしたと思う。」と述べました。エアドゥは「大手3社の運賃の半額」を標榜して新規参入を果たしましたが、大手3社の割引攻勢で搭乗率が伸びず、苦戦を強いられてきました。


*11月5日

@更新されない空港公団のホームページ

 空港公団のホームページが6月29日にリニューアルされて、期待したのですが、7月18日以降更新が途絶えています。どうしたのでしょうか。地域住民だけではなく、成田空港を利用する人たちもよりよい成田空港を望んでいると思うのですが、このような、状況では、空港公団の“やる気”を疑われてしまうのではないでしょうか。


*11月4日

@「くうこうだより」冬号が送られてきました

 今日、空港公団より「くうこうだより」冬号が送られてきました。1面に「ぶらり空港周辺の旅・おすすめドライブガイド」が載っていましたが、なかなか良いので、資料のページに載せておきます。2面は「スカイフェスタ2000フォーラム」について、3面は周辺市町村のお祭りなどの案内でした。

@政府が関西国際空港2期工事の延期を検討

 政府は需要が伸び悩んでいる関西国際空港の2期工事について、建設計画の見直しを始めました。関西国際空港は2000年度の発着回数が当初の予定では15万回でしたが、昨年度で11万8千回にとどまっており、「今、何故、2期工事が必要か。」との意見が出てきたものです。2期工事には1兆5千8百億円が必要で、現在でも負債1兆円の金利が年間4百数十億円となっています。関西国際空港会社と運輸省は延期に反対していますが、武藤大蔵事務次官は「そもそも2期工事をやっていくのが適当かどうか、予算編成の中で議論が進むのではないか。」と述べています。しかし、検討する材料として、関西国際空港会社が洗い直す需要予測や長期経営見通しを元にするとのことで、これでは、正確な検討が出来ないように考えられます。


*11月3日

@資料と資料のページに「羽田空港の飛行コース」を載せました。

@ベトナム航空が新規乗り入れ・成田ーホーチミン線

 昨日から、ベトナム航空が成田空港に新規乗り入れをし、成田ーホーチミン線の運航を日本航空と共同で始めました。しかし、機材や乗員は日本航空のものを使いますので、ベトナム航空の機体が見られるわけではありません。木曜・日曜の週2便です。なお。ベトナム航空は運休していたハノイーソウル線の運航も再開しました。

@「羽田空港再拡張は国際線のため。」・石原都知事

 石原東京都知事は昨日の記者会見で、「羽田空港の再拡張は国際線のためだ。国がもたもたしているから、東京都が独自の案を出したのだ。これなら、期間も短くでき、費用も安くあがる。千葉県知事は反対しているが、国家のためを考えたら理解してくれるだろう。」と述べました。

【コメント】手前勝手な石原知事らしい発言です。この案が都の独自案のように言っていますが、基本は大手3社の案のようです。「国家のため」と大見得を切っていますが、実は「東京のため」と言いたいところなのでしょう。或いは、「東京は国家なり。」と本気で思いこんでいるのでしょう。地方を過疎に追い込んで、その犠牲の上に“一極集中”でゆがんだ都市“東京”を生み出した反省など頭にないのでしょう。大手3社は地上施設を羽田空港に持っていますから、羽田空港に国際線が来ても十分対応できます。しかし、外国の航空会社はそうは行きません。新たな、地上施設を羽田空港に作らねばならず、全部の航空会社が羽田空港に移動できるわけでもありません。だから、先日の在日外国航空会社協議会(FAAJ)の声明でも羽田空港再拡張には触れられてないようです。

@シンガポール航空機事故・滑走路を間違える

 台湾の航空当局はシンガポール航空機事故の原因について、「シンガポール航空機が間違えて、工事中の滑走路に入り込み、滑走を初め、工事用車両に衝突した。」との見解を明らかにしました。また、シンガポール航空もこの見解を認めました。

@JASが「介護帰省割引」を来年度も継続へ

 日本エアシステムが4月から始めた「介護帰省割引」制度(1月26日の出来事を参照)を来年度以降も継続することを明らかにしました。この制度は、当初、3カ月の期間限定にする予定でしたが、好評で継続し、4月から9月までに17000人が利用しました。また、高齢者の保険料半額運賃が認められた10月以降はさらに利用者が増えています。この割引制度では通常の37%の割引が行われています。


*11月2日

@死者81人に、フライトレコーダーの解析始まる

 台北におけるシンガポール航空機事故の死者は病院で死亡した人も含めて、81人になりました。また、たった1人の日本人乗客の死亡も家族により確認されました。また、事故原因の究明も台湾・シンガポール・オーストラリア・アメリカなどの関係者で始められました。フライトレコーダーは正常に録音されていたとのことです。

@アンゴラで民間機が墜落。反政府勢力による撃墜か

 現地時間の10月31日夜、南アフリカ・アンゴラ北東部のサウリモ付近で、アンゴラ航空のアントノフ26型旅客機が空中で爆発し、墜落しました。乗員・乗客48人が死亡しました。関係者は「反政府勢力によって撃墜された。」と語っています。

@中日本エアラインが富山ー広島西線の運航を再開

 中日本エアラインは5ヶ月間運休していた、富山ー広島西線の試験運航を1日から再開しました。56人乗りのフォッカー50型機を使い、1日1往復します。来年の5月まで試験運航を続け、最終的な可能性を見極めます。


*11月1日

@10月のアクセス数が初めて4千回を超え、4704回でした。ご愛読感謝いたします。

@シンガポール航空機が台北で離陸に失敗・77人死亡

 現地時間で昨日の午後11時18分(日本時間午前0時18分)、台湾の台北にある中正国際空港でロスアンジェルスに向けて離陸に入った、シンガポール航空のB747−400型機が離陸に失敗し炎上しました。情報が交錯していますが、乗員・乗客179人の内77人が死亡、54人が重軽傷、48人が無事とのことです。日本人1人も搭乗していた模様ですが、死亡、または、行方不明と発表されています。中正国際空港は当時、台風による激しい雨と強い風が吹いていました。空港当局とシンガポール航空は風は規定の範囲内だった、と述べています。パイロットは「離陸の途中で何かにぶつかったようだ。」と話しています。機体は指示された滑走路と平行な別の滑走路上で炎上しています。事故の原因としては二つの見方があり、一つは「激しい雨で視界が悪く,パイロットが指示された滑走路と平行の滑走路に入り込んでしまい、離陸の途中で工事中で置いてあった工事用車両に衝突した。」とするもので、もう一つは、「離陸の途中で突然の強い横風にあおられて、隣の平行な滑走路まで飛ばされてしまった。」と言うものです。この事故により、台北行きの4便が目的地を変更して関西国際空港に着陸しました。

@エコノミークラス症候群で8年間に30人が死亡・成田空港

 今日の夕方の民放テレビのニュースで「10月25日の出来事」で書いた、エコノミークラス症候群について報道していましたが、その中で、成田空港だけで、エコノミークラス症候群で亡くなった人がこの8年間で30人いるそうです。私もこれほどとは思っていませんでした。気を付けましょう。

@日本の航空機需要は20年間で990機・ボーイング社

 ボーイング社は2019年までの20年間の日本での航空機の需要は990機になるとの予測を発表しました。これによりますと、通路1本の中型機が55%、小型機が26%、通路2本の大型機が19%とのことです。「10月20日の出来事」で書いたエアバス社の予測とは大型機の比率がかなり違います。

@エアドゥの航空券がローソンで支払い可能に

 エアドゥでは今日から、航空券の予約と支払いがローソンで出来るようになりました。ローソンの情報端末機で予約を入力し、支払申込書を端末から出力しレジに持っていきます。

@岡山空港の国際貨物が前年比52%増に

 岡山県が発表したところによりますと、岡山空港の2000年度上半期の国際貨物取扱量が前年に比べて52%増の、656トンになったそうです。輸出が37%増で、輸入が64%増とのことです。

@防衛庁が三宅島のNLP基地化を推進

 防衛庁は「火山の噴火があっても、三宅島がNLP(米軍空母の夜間離発着訓練)の最適地であることに変わりはない。今後とも、地元の理解が得られるよう努力したい。」と言う見解を発表しました。