2004年1月の出来事

*1月31日

@「成田空港軍事利用関係資料」のページに「MACチャーター便と軍事郵便局問題」を追加しました。

@羽田空港再拡張で4都県市が融資できる措置法を提出へ
 国土交通省は羽田空港再拡張の事業費を東京都・神奈川県・横浜市・川崎市の4都県市が無利子貸し付けが出来るようにする特別措置法を2月3日の閣議で決定し、今国会に提出することになりました。この法案は5条からなり、年度ごとに貸付額を協議すること、発着回数などを決める場合4都県市の意見を聴取する事などを決めているそうです。

@政府専用機を2005年に2機増やす事を検討中
 政府は現在2機ある政府専用機を2005年をめどにもう2機増やすことを検討しているそうです。災害援助などに迅速に対応できるようにするため、としています。現在の専用機はB-747型機ですが、値段も高いことから、B-767型機のような中型機を中古で調達する意向とのことです。

@日航と全日空が米国路線の正規割引運賃を値上げへ
 日本航空と全日空は米国路線の正規割引運賃(PEX)を4月〜9月出発分から引き上げることを明らかにしました。米同時多発テロで大幅に下がった運賃を、需要の回復に合わせて引き上げるとしています。引き上げ幅は路線によって異なりますが、中心価格で2〜4%、最安値では11〜17%の値上げになるようです。

@上海で鳥インフルエンザ感染の疑い
 香港のメディアによりますと、上海で鳥インフルエンザに感染したと見られる男性が隔離されたとのことです。


*1月30日

@空港公団のページに『「多自然型川づくり」の供用について』、『D誘導路の一部供用開始』、『2004年2月組織再編について』、『成田空港運用状況(平成15年12月分)』が載っていました。

@「新会社会長には民間の人を」と空港公団総裁
 空港公団の黒野総裁は昨日の記者会見で、私的見解として「4月に発足する成田国際空港会社の会長には民間のしかるべき人に来てもらえればよい、と考えている。」と語りました。
【コメント】社長には黒野総裁の横滑りが有力なのだそうです。国土交通族としても権益の確保を目指すでしょうから、国土交通省出身の黒野総裁の就任が有力なのでしょう。

@元小川派の小川喜平さんが死去
 元反対同盟小川派の有力者であった小川喜平さんが昨日亡くなりました。75才でした。小川喜平さんは1995年1月に当時の亀井静香運輸大臣から謝罪の手紙をもらい、「反対する理由がなくなった。」と、平行滑走路用地内の所有地を空港公団に売却して成田市内に移転しました。

@NASAがノースウエストの提供名簿でソフトを開発
 ノースウエスト航空が航空宇宙局(NASA)に対して乗客名簿数百万人分を秘密裏に提供していた問題で、航空宇宙局(NASA)はこの名簿に基づいて、テロリストなど危険人物を割り出すソフトの開発を進めていたことが明らかになりました。しかし、アメリカではプライバシー保護の観点から、提供したノースウエスト航空を提訴する動きもあり、このソフトの開発は中止されたそうです。


*1月29日

@陸自先遣隊派遣で国土交通省に申し入れ
 今日の午後、国土交通省におもむき陸自先遣隊派遣で成田空港を使用したことについて住民との約束に違反すると抗議し、今後このようなことが起こらないように申し入れました。
 国土交通省からは審議官と新東京国際空港課課長などが出席しました。申し入れには共産党の小池晃参議院議員が同席しました。
 本会からの「約束に違反する。」との指摘に対し、審議官は「民間航空機に私服で搭乗した、今回の場合は軍事利用とは言えないのではないか。国内の移動でも、自衛官が民間機を使うことはこれまでにもあったと思うがこれを軍事利用とは言わないのではないか。」と答えました。会員からは「防衛庁で部隊を編成し、命令を受けて出発した先遣隊が、途中で着替えたとはいえ何で軍務でないというのか。では、私服なら良いと言うことなのか。」と聞いたのに対して、審議官は「仕事で乗ったことは確かだが、軍事利用とは言えないのではないか。私服なら全て良いというわけではない。民間機をチャーターして行くと言うことになれば、これは問題だと思う。」と答えました。本会から「今回のことについて、防衛庁などから連絡なり、相談があったのか。」と聞いたのに対しては、「一切なかった。」と答え、会から「連絡がなければ、チャーター便でもチェックできないではないか。住民との約束はどうなるのか。」と聞いたのに対して、「チャーター便の届けは出るので、分かる。その時は検討する。関係方面にも、あなた方からこのような希望があったことは伝える。」と答えました。
 時間は約30分で十分に論議するまでには行きませんでした。今後も、国際条約(ジュネーブ条約、国際民間航空条約、ヘーグ条約など)から見ても軍事的利用になると追求していきたいと思います。

@日本エアコミューター機が引き返す
 昨日午後0時40分頃、北九州空港から松山空港に向かった日本エアコミューター8003便・ YS11型機で機体に異常音が発生しました。このため、同機は北九州空港に引き返しました。点検したところ、前脚の脇にある電源ソケット用ハッチのふたが開いたままになっていました。閉め忘れたものと見られています。同機は約50分遅れで松山空港に向かいました。

@EUが整備不良外国航空会社を域内乗り入れ禁止に
 EUはこのほど、整備不良などによる事故を防ぐため、外国の航空会社に対する検査を随時行えるように法律を改正することになりました。そして、不良航空会社の名前を公表し、EU域内への乗り入れを制限することになります。ただ、域内の各国が法律を整備するには2年ほどかかるため、ブラックリストに載った航空会社名は年末までにインターネットで公表するとのことです。

@BAが2年間で人件費を3億ポンド削減へ
 ブリティシュ・エアウエイズ(BA)は今後2年間で人件費を3億ポンド削減する計画を発表しました。これを行うためには全従業員の10%、約4000人を削減する必要があるとのことです。


*1月28日

@体温測定サーモグラフィーを新たに2台配置
 重症急性呼吸器症候群(SARS) や鳥インフルエンザの発生を受けて、厚生労働省成田検疫所では成田空港に体温の高い人を検出するサーモグラフィーを新たに2台導入しました。これで、合計6台になりました。

@「数千万人死亡の可能性も」と世界保健機関(WHO)
 世界保健機関(WHO)の西太平洋地域事務局長は27日、ハノイで記者会見し、「鳥インフルエンザが変異して人から人への感染力を得るのも、遠い将来の可能性というわけではないだろう。」と述べ、「アジアでの感染で判明しているのはごく一部だけで、実際にはもっとあるだろう。このように、世界に拡大する高度に好戦的なウイルスは見たことがない。人から人への感染が起こった場合、世界中で数千万人が死亡する恐れがある。」と注意を呼びかけました。

@「鳥インフルエンザの影響は軽微」日本航空システム社長
 日本航空システムの兼子社長は今日の記者会見で、「今のところ、鳥インフルエンザによるキャンセルはほとんど出ていない。重症急性呼吸器症候群(SARS) で防疫体制も経験を積んでいるので、蔓延するようなことはないだろう。」と述べました。
【コメント】重症急性呼吸器症候群(SARS) の二の舞はごめんだ、と言う気持ちは分かりますが、上記の世界保健機関(WHO)の見解とは大きく違います。日本航空システムはどのような感染防止対策を取るのか、述べたのでしょうか。

@ JAS の平常運航は2月8日からと発表
 日本エアシステムはMD81・87型機のトラブルで欠航が続いていることについて、グループ各社の予備機や路線の組み替えなどで、当初の予定よりも約半月早く2月8日から平常運航に復帰すると発表しました。このトラブルによる減収は約5億円になるそうです。


*1月27日

@『「MACチャーター便」とは何ですか?』
 読者の方から、「軍事利用問題の
取極書覚書の中に出てくる『MACチャーター便』とは何ですか。」との質問をいただきました。もう、30年以上前の話ですので、私自身もうろ覚えのところもありましたので、調べ直しました。以下のようです。
 MACとは 【Military Airlift Command】 の略語です。すなわち、【MACチャーター便】とは【軍事空輸部隊の民間チャーター便】と言う意味になります。
 ベトナム戦争が激しかった頃は羽田空港にアメリカ軍のMACチャーター便が頻繁に出入りしていました。1966年に1369回、1967年に2226回、と言った具合で、当時の羽田空港の全発着便の内3〜4%を占めていました。
 運んでくるものは、米軍兵員・軍属・日用品・弾薬・兵器・食料・傷病兵・戦死者の遺体などありとあらゆるものがあったようです。中には、飛行機の窓を覆って完全武装の兵士をアメリカから羽田を経由して直接ベトナムに運んでいた事もあったようです。「ようです。」としか書けないのは、日米安保条約により、積み荷につて日本側には調べる権限はありませんので確認は出来ませんが、漏れてくる情報からの推定です。
 羽田空港のグランドサービスの労働者から聞いた話では、MACチャーター便の荷物をフォークリフトで運ぶ途中で、荷崩れを起こし、荷物が落下して梱包が破れたところ、中から、機関銃弾が飛び出してきた事もあったとのことです。
 1968年3月6日の衆議院運輸委員会で当時の中曽根運輸大臣はMACチャーター便について「軍が民間機を徴用して輸送のために使うという程度のことは、私たちも羽田においては認めておるのです。しかし、新国際空港(注;成田空港のこと)の場合に向こうがどういうふうに使うかということは、まだはっきりわかっていることではないのでありまして、それが直接戦闘目的のために利用されるというようなことであるならば、われわれは拒絶する考えであります。」と答弁し、『直接戦闘目的のため』でなければ、MACチャーター便の出入りも容認する姿勢を明らかにしました。
 そこで、私たちが1972年に取り交わした「取極書」や「覚書」の中で、「MACチャーター便の乗り入れはさせない。」と明記させ、「軍事的な使用は絶対に行わない。」と約束をさせたのです。

@日本トランスオーシャン機が離陸中止
 今日午前7時35分頃、那覇空港から福岡空港に向けて離陸滑走中の日本トランスオーシャン航空1918便・ B-737-400型機の右側エンジンにトラブルが発生し、同機は離陸を中止しました。同便は欠航となり、この機材を使う予定の那覇ー石垣線、石垣ー与那国線の4便が欠航になりました。

@全日空が成田ー抗州線と成田ー瀋陽線を開設へ
 全日空は昨日、2004年度の航空輸送計画を発表しましたが、成田空港関係では、中国の抗州と成田を結ぶ路線を週4便で、また、瀋陽と成田を結ぶ路線を週3便で開設することを正式に発表しました。中国路線を2003年度の1.3倍に拡充するそうです。

@パキスタンでも鳥インフルエンザを確認・タイでは2人目の死者
 26日、パキスタンでも鳥インフルエンザが確認されました。人間への感染は今のところ確認されていないそうです。一方、タイでは2人目の死者が出ました。


*1月26日

@成田空港からの陸自先遣隊派遣について空港公団に申し入れました
 今日の午後、空港公団に行き、16日の陸上自衛隊先遣隊が成田空港から出発した件について、「『成田空港は軍事的な利用は一切しない。』とした、本会などとの約束に違反する。」と抗議し、二度とこのような事がないように求める「質問書」を提出してきました。応対した地域共生部次長は「今度のことは軍事利用には当たらないのではないか。従って、約束違反とは考えていない。」と述べ、「航空会社が安全として、引き受けたのだから、我々がそれについてどうこう言える立場ではない。」と答えました。「本当に安全として、何も心配なことはなかったのか。」との問いかけには、しばらく沈黙していました。いずれにしろ、問題が総裁の約束したことの是非にかかわることなので、後日、責任ある立場からの正式な回答をくれる、と言うことになりました。
 なお、本会としては29日に国土交通省に対しても同様な申し入れをすることになっています。

@陸上自衛隊先遣隊の使用機はノースウエスト航空
 16日に出発した陸上自衛隊先遣隊が乗った旅客機はノースウエスト航空だったそうです。その前の、航空自衛隊の調査隊の乗った旅客機はブリティシュ・エアウエイズ(BA)とのことで、両方とも外国の航空機だったようです。

@鳥インフルエンザが東南アジア全域に拡大か?
 人間にも感染して心配されている鳥インフルエンザですが、インドネシア・カンボジアでも確認され、中国でもアヒルが200羽死亡し鳥インフルエンザが疑われています。タイでは初めての死者も出ました。どうも、東南アジア全域に拡がる気配を見せています。


*1月25日

@06年に全日空が第1ターミナルに移転
 空港公団はこのほど、工事中の第一ターミナル南ウイングが2006年に完成するのに合わせて行う航空会社のターミナル配分の最終案を成田空港航空会社運営者協議会に示しました。それによりますと、移動するのは20社になります。この内、全日空は加盟する航空連合スターアライアンスの関係で現在の第2ターミナルから第1ターミナルに移動します。この再編により、両ターミナルの便数が均等になり混雑が緩和されるとのことです。最終案は大筋で了承される見込みとのことです。

@成田空港南部に東京税関の主張所が新設
 東京税関では増え続ける成田空港の貨物の通関作業を効率化するために、増え続ける芝山町や多古町の保税施設を対象にした「東京税関成田南部航空貨物主張所(仮称)」を7月に開設する準備に入りました。職員は100名規模になる見込みとのことです。

@福島空港に軽飛行機が胴体着陸・車輪の出し忘れ
 昨日の正午頃、福島空港の滑走路に軽飛行機(ビーチボナンザ)が胴体着陸しました。乗員3人にケガはありませんでした。この事故で、同空港の滑走路は約2時間閉鎖され、伊丹発のジェイエア835便は伊丹へ引き返し、折り返しの伊丹行きは欠航になりました。原因はパイロットが車輪を出し忘れたためだそうです。


*1月24日

@厚生労働省がタイ渡航者に注意呼びかけ
 厚生労働省は昨日、空港検疫所に対してタイに渡航する人たちに鳥インフルエンザに注意するよう呼びかける通達を出しました。具体的には鶏を扱う市場などへの出入りは避けること、一般的なうがいや手洗いの励行などのインフルエンザ予防策を行うこと、帰国後に発熱や咳などの症状が出た場合は出来るだけ早く受診することなどです。

@「爆弾持っている。」と脅かした女性が逮捕される・イギリス
 23日、イギリス北部のニューカッスル空港で、手続きに遅れて搭乗できなくなった48才のイギリス人女性が、腹いせに「荷物の中に爆弾を持っている。」と職員を脅して、警察に逮捕されました。

@JALシステムが大型団体のキャンセルチャージを導入へ
 日本航空システムは4月1日より国際線全便でキャンセルチャージを導入すると発表しました。大型団体で2ヶ月前に座席数を明記した覚書を旅行社と取り交わし、その80%未満の搭乗率になった場合は1人当たり近距離便で5000円、長距離便で1万円のキャンセルチャージを請求することになるそうです。

@羽田ー能登線の機材を大型化へ
 石川県は開設以来好調が持続しているエアニッポンの羽田ー能登線について、4月から機材を現行のB-737-500型機からより大型のB-737-400型機に変更することを明らかにしました。来年度も搭乗率補填を継続しますが、機材の大型化でコストが下がるとして、補填対象を現行の70%未満を65%程度まで引き下げる方向でエアニッポン側と話し合っているそうです。


*1月23日

@第2給油センターが完成・備蓄8.8日分に
 成田空港の暫定平行滑走路北東部に建設中だった「第2給油センター」がこのほど完成しました。現在は試験運転中で4月から供用開始になります。備蓄量は39000キロリットルになり、全体の備蓄量は現在の6.3日分から8.8日分に増強されます。

@日本航空が成田ー抗州線を3月28日から運航へ
 日本航空は昨日、3月28日から成田と中国・抗州を結ぶ路線を開設し、週5便で運航することを発表しました。

@大韓航空機が青森空港で滑走路から逸脱
 今日午後0時20分頃、ソウルから到着した大韓航空767便・B-737型機が滑走路から誘導路にはいろうとして滑走路を外れて動けなくなりました。乗員・乗客にケガはありませんでした。当時の天候は吹雪で視界はゼロに近かったそうです。また、昨夜午後7時30分頃には、同じく大韓航空763便が新潟空港で到着ブリッジの手前100mでスリップして動けなくなり、乗客は約2時間、機内に閉じこめられました。これも、雪の影響とのことです。

@日本エアシステムのMD型機の復旧は2月末までかかる
 エンジン内部の損傷で修理の見通しが立っていないMD81・87型機について、日本エアシステムは昨日、修理がほぼ終わるのが2月末になる見込みと発表しました。それまでは、修理の終わったものから、この機種だけで運航している路線や1日1便をこの機種で運航している路線を中心に運航し、影響を出来るだけ小さくする工夫をするそうです。


*1月22日

空港公団のページに「アートギャラリー「武田双雲 書道展」」、「制限エリア内のリラクゼーション店舗オープンのお知らせ」、「空港保安委員会の開催及びテロ対策合同訓練の実施について」、「「手ぶら旅行」に関する実証実験について」、「平成15年度年末年始繁忙期さわやかキャンペーン(実績)」が載っていました。

@甲府市の民家駐車場にセスナ機が墜落・3人死亡
 今日午前10時半頃、山梨県甲府市美咲の民家の駐車場に東京都調布市にある国際航空輸送所属のセスナ機が墜落しました。地上被害は乗用車1台でしたが、乗員の男女3人は死亡しました。目的はパイロットのトレーニングとなっていましたが、墜落地点近くの山梨大学付属幼稚園の人文字を撮影していたとの情報もあります。当時の天候は快晴で見通しも良く、風も弱かったそうです。

@タイでも鳥インフルエンザの感染が確認か
 タイの上院議員で社会発展・人間保護委員会の委員長であるニルン氏は今日、鳥インフルエンザの感染が疑われて検査を受けていた3人の内の1人が鳥インフルエンザに感染していることが確認されたと発表しました。タイで初めての患者になりますが、今のところ政府は感染を確認していません。

@マイアミーロンドン線で2日間に3人が機内で死亡
 18日のマイアミからロンドンのヒースロー空港に向かったブリティシュ・エアウエイズ(BA)機の機内で女性が具合が悪くなり、急遽、カナダの空港に緊急着陸しましたが、この女性は死亡していました。さらに、同機がロンドンに向け再度出発したところ、今度は男性の具合が悪くなりヒースロー空港に到着するまでに死亡しました。さらに、19日にはマイアミからヒースローに向かったヴァージナトランティック航空006便の機内で19才のイギリス人女性が死亡しました。死因は確定していませんが2人はウイルス性髄膜炎が疑われ、1人は心臓発作と言われています。

@JTBが2004年度取り扱い旅行者を30%増と見込む
 JTBは昨日、2004年度の自社取り扱いの海外旅行者を前年度比で30%増の130万人を見込むと発表しました。重症急性呼吸器症候群(SARS) などの影響で昨年度減少したアジア方面が急激に回復するとしています。個人旅行に焦点を合わせた多彩な企画を用意したそうです。

@昨年の航空機事故が最小に
 国際的な航空業界誌「フライト・インターナショナル」によると、昨年の世界の死者を伴う航空機事故は27件、死者702人で、同誌が1950年代に集計を始めてから最小になったそうです。同誌はこの要因として、警報システムの向上により地上に激突する事故が減少したため、と分析しています。


*1月21日

@成田空港内のクリニックが陰圧車椅子を導入
 成田空港にある「日本医大国際空港クリニック」はこのほど、重症急性呼吸器症候群(SARS) や鳥インフルエンザなどの感染症患者用に陰圧車椅子を導入しました。これは、車椅子をビニールなどで覆い、内部の圧力を周りよりも低くすることによってウイルスなどが外部に漏れないようにしたものです。隔離室から診察室への移動などに使うそうです。

@中日本エアラインの成田線が好調
 中日本エアラインが発表した12月の輸送実績によりますと、成田ー名古屋線は75%以上と引き続き好調とのことです。

@25機中18機に亀裂が見つかる
 日本エアシステムのMD81・87型機のエンジン内部の亀裂で日本エアシステムの所有している25機全部の点検が終了したそうですが、18機から同じ所の亀裂が見つかりました。点検が終わりましたが、修理するにはメーカーに依頼せねばならず、予備エンジンも全て使ってしまったため、全機の修理の見通しはたっていません。このため、欠航などの影響はしばらく続くようです。なお、日本では今回問題になった機首は日本エアシステムだけが使っているそうです。

@海上自衛隊機が喜界島で着陸ミス
 今日午後2時頃、鹿児島県の喜界島空港で海上自衛隊の連絡機LC-90型機が突風にあおられて着陸に失敗し、数回バウンドした後に滑走路脇の芝生で前のめりの形で止まりました。乗員5人には怪我はなかったそうです。

@レキオス航空が破産処理へ
 沖縄を拠点に新規参入を目指していたレキオス航空は今日、那覇地裁が民事再生法の適用申請を却下したため、破産処理にはいることを明らかにしました。負債総額は3億円になるそうです。

@全日空グループが国内線全便を「ANA」で統一へ
 全日空グループは4月から国内線の便名を「ANA」で統一すると発表しました。日本航空システムが「JAL」で統一するのに対抗したものと見られています。該当便数は約800便になるそうです。

@スカイマークが08年に12機体制に
 スカイマークは現在の5機体制を2008年に12機体制にすることを明らかにしました。那覇空港を新たなハブ空港として新路線を設定する予定です。


*1月20日

@「解説と資料のページ」に「浦安市の羽田空港再拡張後の予想コース」を載せました。

@千葉県警が成田空港でテロに備える訓練を実施
 千葉県警は昨日、成田空港で生物化学兵器や爆発物などのテロ対策機能部隊の合同訓練を実施しました。核や生物化学兵器に対応するNBC対策部隊、爆発物処理班、銃器対策部隊など約150人が参加しました。

@成田空港「空港保安委員会」が初会合
 成田空港で昨日、「空港保安委員会」の初会合が開かれました。会合には入管、外務省、空港検疫所、航空会社など21機関が参加し、委員長に空港公団の石山理事が就任しました。また、きのう、正式に任命された平山危機管理官も出席しました。

@日本航空がエアタヒチヌイと共同運航で合意
 日本航空はエアタヒチヌイと共同運航をすることになりました。4月から成田ーパペーテ線で共同運航が始まるそうです。

@制限エリア内に足裏マッサージ店がオープン
 成田空港の制限エリア(出国審査場を通過したエリア)に昨日から足裏マッサージを行う店舗がオープンしました。店では、出国審査を終えて搭乗を待つ間、リラックスしてもらいたい、とのことです。また、乗り継ぎの乗客にも利用してもらいたいとのことです。

@木更津市が羽田空港再拡張後の騒音の共有を要望
 木更津市は昨日、国土交通省に対して羽田空港再拡張後の騒音を首都圏で分担するように求める要望書を提出しました。木更津市では再拡張後に便数が現在の1.4倍程度になることが予想され、騒音の増大を心配しています。

@福岡着の中華航空機が着陸後、自立走行不能に
 昨日午後7時50分頃、台北から福岡に向かっていた中華航空110便・A300型機から「機首側の着陸装置に不具合が見つかった。」と連絡が入りました。同機は8時11分に無事着陸しましたが、機首側車輪の向きが変えられず、自立走行が出来なくなりました。このため、同機は牽引車にひかれて駐機場に入りました。

@中華航空機事故訴訟で控訴見送る
 名古屋空港で起きた中華航空機事故の訴訟で、昨日、中華航空機側は正式に控訴見送りを原告に伝え控訴を見送りました。中華航空側は「4月にも賠償金を支払う。」としています。これにより、原告の一部を除き控訴を取り下げる見通しです。
【訂正】1月10日の出来事で「控訴期限が9日なのに・・・」と書いてしまいましたが、私のミスで、控訴期限は昨日(19日)でした。すみませんでした。今後このような間違いがないように気をつけます。


*1月19日

@羽田空港再拡張後の浦安市上空コースを国土交通省が認める
 羽田空港再拡張後の飛行コースについて、国土交通省は7日に行われた共産党浦安市議団との話し合いで浦安市が策定した予想コースをほぼ認めたとのことです。話し合いに出席した国土交通省の調整官などが市議団が示した浦安市の予想コースについて、「精度に若干問題があるが、ほぼこの通りになる。」と認めました。また、この飛行コースは視界が悪く、南風が7ノットを超えたときの着陸コースで、使用率は全体の3%程度になることも明らかにしました。また、浦安市が要求している滑走路の位置をずらす問題や進入コースの角度をずらす問題については、「難しい。」と答えました。

@JASのMD81・87型機のエンジン部品に亀裂・120便が欠航に
 6日と7日に起きた日本エアシステムのMD81・87型機のエンジントラブルを点検したところ、エンジン内部のブレードに亀裂が入っていたことが判明しました。このため、国土交通省は緊急点検を指示し、今日の朝までに点検した6機の内の5機から同じ部品に亀裂が見つかりました。亀裂が見つかったブレードは交換されますが、この修理と点検のため、今日だけで120便が突然欠航となりました。残り19機の点検が終わるのは21日までかかるとのことで、欠航は21日まで続くものと見られています。

@関空でのパンク事故は他機の金属部品を踏んだため
 9日、関西国際空港で台湾発の日本アジア航空212便が着陸の際パンクした事故で、国土交通省大阪空港事務所は今日、パンクの原因が他の航空機が落とした部品を踏みつけた可能性が高いと発表しました。これは、滑走路上の破片の中に212便のものでない18cm×43cmの金属片と2.1m×1cmのタイヤの破片があったことによるものです。この金属片は20分ほど前に離陸した外国機のものではないかと考えられています。

@ベトナムの鳥インフルエンザによる死者が5人に
 世界保健機関(WHO)は19日、ベトナムでこのほど死亡した8才の女児が鳥インフルエンザに感染していたと発表しました。これで、ベトナムでの鳥インフルエンザによる死者は5人になります。いずれも、ハノイの周辺だそうです。

@治安情報でデルタ機がアイルランドに緊急着陸
 フランクフルト発アトランタ行きのデルタ航空27便が18日午後、アイルランドのシャノン空港に緊急着陸しました。同機のトイレで爆発物を持ち込んだというメモが見つかったためだそうです。同機は空港の隅に隔離され、到着予定時刻が過ぎるまで放置され、その後、捜索が行われるとのことです。乗員・乗客の事情聴取が行われています。


*1月18日

@中国当局が20才女性と35才男性のSARS感染を確認
 中国の衛生当局は重症急性呼吸器症候群(SARS) の「疑い例」とされた、広州市のレストランに勤務する20才の女性と自営業の35才男性を正式に重症急性呼吸器症候群(SARS) に感染していたことを確認しました。これで、今冬季の広州市の重症急性呼吸器症候群(SARS) 患者は3人になりました。なお、20才女性が勤務していたレストランのハクビシンの檻からSARSウイルスが発見されたそうで、この女性の感染源がハクビシンである可能性が大きくなったそうです。

@ノースウエスト航空がNASAに数百万人分の乗客名簿を提供
 18日のワシントンポスト紙が伝えたところによりますと、ノースウエスト航空は航空宇宙局(NASA)に対して、極秘に数百万人分の乗客名簿やクレジットカード番号などを提供していたことが明らかになりました。何故、提供したのか、何のために使うのかは明らかではありませんが、今後プライバシー保護の観点から問題になりそうとのことです。
【コメント】日本人も含めて、外国人の情報も提供されたと考えて良いのでしょうね。航空宇宙局(NASA)と言うと宇宙開発で有名ですが、やっぱり、アメリカの政府機関なのですね。私もノースウエスト航空を使ったことがありますが、これは、我々にとっても問題です。しかし、日本の航空会社はこんな事はないでしょうね。我々が監視していくことが大事なのかな。

@昨年の納入機数でエアバスがボーイング社を抜く
 前から言われていたことですが、エアバス社は17日、昨年1年間の旅客機の納入機数でエアバス社が初めてボーイング社を抜き世界一になったと発表しました。納入機数はエアバス社が305機に対してボーイング社は281機だったそうです。エアバス社は今年も世界一が確実と意気軒昂です。

@ユナイテッド航空が600人を再雇用へ
 経営再建中のユナイテッド航空は過去2年間に解雇した客室乗務員の内600人を再雇用することを明らかにしました。チャーター便の運航などが好調に推移しているためだそうです。さらに、400人の再雇用も計画しているとのことです。


*1月17日

@「軍事利用は一切しない」との約束を守れ・陸上自衛隊先遣隊派遣
 昨日の夕方、成田空港からイラクに派遣される陸上自衛隊の先遣隊40人が民間航空機でクエートに向かいました。これは、政府と空港公団が1972年に約束した「成田空港は軍事利用しない。」とする地元住民との約束を踏みにじる行為です。約束では、「アメリカ軍の郵便物を運ぶMACのチャーター機の乗り入れも認めない。」となっています。これに較べれば、今回の先遣隊の派遣は誰が見ても明らかな軍事利用です。ましてや、民間機を使うと言うことは、民間機もテロの標的にしかねない行為です。昨日の午後、成田空港に行きましたが、普段にも増して物々しい警備がひかれていました。このこと自体、前記の危険を政府自身が自覚していたことを証明しています。自衛隊機、または、チャーター機を利用して、自衛隊基地から出発する事は出来たはずです。こうまでして、成田空港から出発させたのは、成田空港の軍事利用をなし崩し的に、既成事実化しようとする意図を感じます。本会は、今回の軍事利用に強く抗議すると共に、住民との約束を守り、二度とこのようなことがないように要求します。
【コメント】今年の年賀状で、多くの人がイラクへの自衛隊の派遣を心配していました。そして、これからの日本の将来を危惧していました。現在でも自衛隊は定員割れとのことです。そして、この所、続いている、海外への派遣で隊員は疲労困憊しているとのことです。その上、何年かかるか分からないイラクへの派兵が計画されています。当然、隊員が足りなくなります。しかし、若者は減り、「死ぬかも知れない任務」となれば自衛隊に入る人も少なくなるでしょう。これを解決するには、憲法を改悪し、自衛隊を正式な軍隊にし、そして、若者を強制的に軍隊に駆り出すことしかありません。すなわち、『徴兵制』です。与党の自民党・公明党はもちろん、民主党が憲法改正を叫ぶのも、突き詰めて言えば、これが目的だと思います。先の、空港公団民営化の国会審議で民主党は「成田空港を軍事的に利用する準備は十分出来ているのか。」と政府を追及しました。二大政党論が目指しているものは結局のところ、「軍事的にも経済的にも、アメリカと大会社に奉仕する政府を、どちらの党が政権についても、安定的に持続すること。」と言えるのではないでしょうか。このような現状を打開するのは、過激派が言う“テロ”ではなく、7月の参議院選挙でこれらの政党に“投票しないこと”ではないでしょうか。

@佐賀県副知事「就航を強行することはない。」
 佐賀空港に4月から深夜貨物便を導入しようとしている佐賀県の副知事は昨日、反対している福岡県柳川市を訪れ柳川市長と会談しました。副知事は「深夜便の就航は有明広域エリアの経済活性化に必要。」と就航に理解を求めましたが、市長は「就航が即、活性化につながるわけではない。」と反対し、飛行コースの変更を求めました。副知事は会談後、「就航を強行することは考えていない。」と語りました。

@関空の昨年旅客数が過去最低に
 関西国際空港会社は昨日、昨年12月の旅客数が前年同月比9%減となり、昨年1年間で前年よりも25.2%減の約1403万5000人と過去最低になったことを明らかにしました。なお、12月の国際線旅客は前年同月比2%減で回復基調は変わらないとのことです。

@グルジア国防相搭乗機が銃撃を受ける・バクダット
 グルジア軍当局は16日、同国国防相が搭乗した航空機が16日未明、バクダット国際空港を離陸した直後に地上から銃撃を受けたが、国防相は無事に帰国した、と発表しました。

@EUが警察官の搭乗を拒否
 16日に行われたEUとアメリカのテロ対策の会議で、EU側の多くの国が航空機に警察官を搭乗させるよう求めたアメリカの提案に反対しました。EU側は「警察官が発砲した場合、航空機の精密機器にダメージを与えてかえって危険だし、問題がある便は運航を中止すればよい。」としています。


*1月16日

@成田空港の年末年始出入国者2.4%減に
 空港公団は15日、年末年始期間(12月19日〜1月5日)中の成田空港の利用状況を発表しまた。それによりますと、出入国者数は新型肺炎、テロ事件発生の懸念などを受け、128万2800人と前年比2.4%減になったそうです。

@今日から成田空港にも「港湾危機管理官」を配置
 テロや密輸を警戒する「港湾危機管理官」が今日から成田空港を初めとする7つの空港港湾に配置されました。空港では成田空港と関西国際空港になります。これに合わせて、内閣官房に各省庁の担当者をメンバーとする「水際危機管理チーム」が設けられました。

@香港ドラゴン航空が成田ー香港線開設を計画
 香港のドラゴン航空が4月2日から成田ー香港線を開設する計画を進めていることが明らかになりました。当面、週5便で開設する計画とのことです。

@中国東方航空が成田ー西安線を期間限定で減便へ
 詳しいことがはっきりしないのですが、中国東方航空は期間限定で成田ー西安線を週2便減便することを明らかにしました。

@千葉県の漁業者が羽田空港再拡張に懸念を表明
 千葉県内湾巻網組合の幹部は昨日、県庁を訪れ堂本知事に「羽田空港再拡張で埋め立てが行われれば、環境が悪化し、航路も変更を余儀なくされて我々の操業に危険が増す。騒音問題だけではなく、我々の生活権にも配慮してほしい。」と羽田空港再拡張に懸念を表明しました。

@アリタリア航空労組が19日に大規模スト
 アリタリア航空は19日に予定されている大規模ストで国際線182便を含む364便を運休すると発表しました。アリタリア航空の労組は会社側が計画している2700人の削減に反対しています。一方、会社側はエールフランスとの経営統合の条件として合理化と民営化を突きつけられており譲れないとしています。


*1月15日

「機内迷惑行為防止法」が今日から施行
 俗称「機内迷惑行為防止法」が今日から施行されました。この法律は機内で喫煙や携帯電話の使用など8つの行為を「運航の安全を阻害する行為」と規定しています。詳しくは、国土交通省も上記リンクのページを見てください。この法律では、まず、乗務員が口頭で注意し、やめなければ機長名で「禁止命令書」を他の乗客にも聞こえるように読み上げて手渡し、命令に従わない場合には、国内では着陸空港で警察に引き渡します。国際線では現地警察に対応を要請し、その国に法律がないときは、帰国する便に搭乗した段階で日本の警察に通報して着陸空港で拘束されることになります。有罪の場合には50万円以下の罰金が科せられます。

@成田行きのイラン航空機が北京で緊急着陸
 今日午前9時過ぎ、成田行きのイラン航空800便が経由地の北京空港を離陸した直後に着陸装置に不具合が生じて、北京空港に引き返し緊急着陸を行いました。幸い、無事に着陸し乗員・乗客に怪我はありませんでした。

@昨年の日本人出国者が過去最大の減少
 法務省入国管理局は今日、2003年に海外に出国した日本人が約1330万人となり前年比で19.5%減の大幅な減少になったと発表しました。この減少幅は過去最高になるそうです。この原因としては重症急性呼吸器症候群(SARS) とイラク戦争とそれに伴うテロの脅威にあると分析しています。

@スカイマークが7月から羽田ー那覇線に参入
 スカイマークは今日、7月の中旬から羽田ー那覇線を開設すると発表しました。


*1月14日

@ウズベキスタンで中型旅客機墜落・36人絶望
 ウズベキスタンのタシケントで13日(日本時間今日未明)、国内線のヤコブレフ40型機が墜落し、乗員・乗客36人は絶望と見られています。同機はアフガニスタンとの国境近くのテルメズからタシケントに向かっていましたが、天候不良で着陸に失敗し炎上したとのことです。テロではなく、事故とのことです。

@オーストリア航空のF70型機の防雪装置に不具合
 オーストリア航空は同社のF70型機が5日にミュンヘン空港の手前4.5Kmに緊急着陸した問題で、エンジンを雪から守るための板に問題があり、同社が所有するF70型機の全てで部品を交換したと発表しました。この事故機はウイーンからミュンヘンに向かっていましたが、着氷の警報が鳴ったため除氷装置を作動させたところ、6分後にエンジンが異常振動し出力が低下して空港の手前の雪の地面に緊急着陸したものです。この、除氷装置のエンジンを雪から守る板が原因とのことでした。

@ジェイエアに爆破電話かけた男を逮捕
 広島県警などは昨年12月15日の午後7時から9時までの間にジェイエアに3回の電話で、同社の特定の副操縦士の名前を挙げて「副操縦士の乗っている便を爆破する。」と脅した、威力業務妨害の疑いで東京都小金井市の男を逮捕しました。副操縦士と女性を巡るトラブルがあったとのことです。

@3労組の女性組合員が自衛隊派遣反対の集会
 昨日、「航空労組連絡会」「日本医療労働組合連絡会」「新聞労連」の3つの労働組合の連絡会が自衛隊イラク派遣中止を求める「女たちの集会」を都内で開きました。集会では「平和を願う女性として、自衛隊が犠牲になることは許さない。」と訴えました。

@広州市の女性はやはりSARS
 広州市で重症急性呼吸器症候群(SARS) の「疑い例」とされて隔離された20才の女性がその後の検査で重症急性呼吸器症候群(SARS) に感染していたことが確かめられました。


*1月13日

@夕方、サーバーの障害があり、その後、ルーターかハブが壊れたようで、この時間になりました。

@反対同盟北原派と反対同盟熱田派が旗開き
 11日に、反対同盟北原派と反対同盟熱田派がそれぞれ旗開きを行いました。反対同盟北原派では150人が参加し北原事務局長は「成田空港を軍事利用させるな。」と訴えたそうです。反対同盟熱田派は50人が参加、柳川世話人は「平行滑走路の北延ばしを阻止しよう。」と訴えたとのことです。

@「次の協議会で飛行コースの案を提示する。」航空局長
 石川航空局長は今日、「羽田空港再拡張に関する首都圏自治体の連絡協議会を近く開き、その席で、再拡張後の飛行ルート案を提示する。」と語りました。

@ベトナムで鳥インフルエンザで3人死亡
 世界保健機関(WHO)西太平洋事務局は13日、鳥インフルエンザによって3人が死亡したことを明らかにしました。ベトナムではこの所、鳥インフルエンザが大流行しています。世界保健機関(WHO)の担当者は「鳥インフルエンザが人から人に感染するという証拠はない。しかし、人体には鳥インフルエンザウイルスにほとんど免疫力がない。」と話しています。


*1月12日

@資料室に「空港公団民営化資料」のページを作りました。

「WECPNLについて」「騒特法とは」を改訂しました。

@中国・深せん市でもSARS感染の疑い?
 香港のメディアの報道によると、中国・広東省深せん市で10日夜から11日の午後にかけて突然大型市場が閉鎖され、大規模な消毒が行われたそうです。この市場で衣料店を営む38才の男性が重症急性呼吸器症候群(SARS) 感染の疑いで市内の病院に隔離された、との情報もありますが、この病院はこの情報を否定しているそうです。


*1月11日

@資料室に「羽田空港国際化問題資料」のページを作りました。

@広州市で3人目のSARS感染者か?
 香港の衛生当局は11日、中国・広州市の35才の男性が重症急性呼吸器症候群(SARS) 感染の疑いのため病院で経過観察を受けていると発表しました。中国広東省衛生当局から通知があったとのことです。この男性は初期検査で陽性反応が出たそうですが、これについて中国の衛生当局は何も発表していません。

@ブラジルが入国する米国人への指紋採取を30日間は続ける
 ブラジル当局は、アメリカに入国するビザ取得の外国人に対する指紋採取と顔写真撮影に対抗して実施している、ブラジルに入国するアメリカ人に対する指紋採取を最低30日間続けると発表しました。その間に新たな入国審査の方法を検討するそうです。これを始めた当初は入国審査で5〜9時間も待たされたケースがあるそうです。


*1月10日

「成田空港軍事利用問題資料」のページを更新しました。

@中華航空機事故で中華航空は控訴しなかったようです
 昨日が控訴期限だった名古屋空港の中華航空機事故訴訟で中華航空側は控訴しない意向を表明してましたが、控訴は見送ったようです。いくら探しても、「控訴しなかった。」と言う報道が見あたりませんでしたが、控訴したら、大々的にニュースになっていたと思いますのでしなっかたのでしょう。原告の多くはこれで控訴を取り下げると思われます。

@関空で日本アジア航空機がタイヤパンク・1時間閉鎖
 昨日の午後9時20分頃、台北発関西国際空港行きの日本アジア航空212便が着陸した際、左翼下の車輪がパンクしました。同機はそのまま自力で走行しターミナルまで移動しました。しかし、滑走路はタイヤの破片が散らばり、清掃のために約1時間閉鎖されました。

@徳之島事故の主脚はひびが発見された主脚と同じ機体に付いていた
 徳之島空港で主脚が折れる事故を起こしていた日本エアシステムのMD81型機の主脚は、その後の点検でひびが発見された別の機の主脚と同じ機体についていたものだそうです。複雑なのですが、2つの主脚が付いていた機体のオーバーホールの際、2つの主脚はこの機体からはずされて、機体には全く別の整備済みの主脚が装着され、この2つの主脚はオーバーホールの後に全く別々の機体につけられたのだそうです。このようなことは整備ではよくある事で問題はないそうです。このオーバーホールの時には2つの主脚には問題が発見されなかったそうです。


*1月9日

@「くうこうだより」新年号が送られてきました
 空港公団から「くうこうだより」新年号が送られてきました。1面は総裁の新年の挨拶、2面は航空管制官について、3面は最新乗り入れ航空会社一覧でした。今号は4面の薄いものでした。

@空港圏合併が1市2町で枠組み固まる
 昨日の夜開かれた空港圏合併に関する2市4町の会合で下総町と大栄町は成田市案に原則賛成しましたが、富里市・芝山町・多古町は新設(対等)合併を求め、成田市案に同意しませんでした。この結果、空港圏合併は1市2町の合併になる可能性が非常に大きくなりました。会合後の記者会見で小林成田市長は「今後も各自治体を訪問して意見交換をするが、来年3月の合併特例法の期限を考えると、タイムリミットは遠くない。」として1市2町で合併する可能性を示唆しました。しかし、多古町は「まず、白紙で同じテーブルについて話し合いをしてほしい。」とし、芝山町も2月上旬に町長と議会の選挙を控えていて態度の決定が出来ないことなどから、不確定な部分もあるようです。

@成田空港の年末年始期間の利用客は前年比で微減
 東京入管成田空港支局が昨日発表した成田空港の年末年始期間の利用者は前年同期よりも23000人少ない114万6000人になりました。前年よりも減ったとはいっても、重症急性呼吸器症候群(SARS) とイラク戦争で大幅に減った海外旅行客がほぼ回復したことになります。

@成田空港トイレの便座が焦げるボヤ
 昨日の午後0時40分頃、成田空港第一ターミナル中央棟3階にある一般用の男子トイレで、プラスチック製の便座が焦げるボヤがありました。警備員が駆けつけたときにはすでに火は消えていました。原因ははっきりしていません。

@外国人に英語を日本語に翻訳する携帯端末を貸し出し
 国土交通省と空港公団は成田空港で今日から、外国人に英語を日本語に翻訳する音声付き携帯端末の無料貸し出しを始めました。この端末では翻訳だけでなく空港内の案内やウエブページの閲覧も出来るそうです。貸し出しは3月末まで続け利用者からアンケートを取り、事業化に役立てることにしています。

@日本到着の航空機や船に旅客・乗員の名簿提出を義務づけへ
 財務省は昨日、4月から、日本に到着する航空機や船舶に対して旅客と乗員の名簿を提出するよう義務つける方針を明らかにしました。テロや武器の持ち込みなどを抑えるためとのことです。また、出発するときにも、必要によって名簿の提出を求めることが出来るようにする方針です。

@バクダット空港で米軍機が被弾・緊急着陸
 自衛隊が物資の輸送で利用することになっているイラクのバクダット国際空港で8日早朝、アメリカ軍のC5型大型輸送機が離陸直後にミサイルと思われる攻撃を受け、エンジン1基が爆発しました。同機には60人以上が載っていましたが、空港に引き返し緊急着陸して全員無事でした。


*1月8日

@ノースウエスト航空が成田ーポートランド線を再開
 ノースウエスト航空は6月10日(日本発は6月11日)から休止していた成田空港とアメリカオレゴン州のポートランドを直接結ぶ路線を再開すると発表しました。

@成田空港内の忘れ物を捜すサービスを開始
 成田空港を本拠とする「トータルエアポートサービス」はこのほど、成田空港内での忘れ物を捜すサービスを始めました。電話とファックスで受け取り委任状などの必要書類を送ると、空港公団・航空会社・税関・警察などに問い合わせて捜すそうです。代金は1件1500円からとのことです。

@日本航空が成田と仁川で「e-チェックイン」の実証実験
 日本航空は今日から、国際線の搭乗手続きの際の本人確認を顔や目の虹彩で行う「e-チェックイン」の実証実験を成田空港と韓国の仁川空港で始めました。日本航空は来年の実用化を目指しているそうです。

@オランダの空港で日航機にホームレスが乗り込む
 昨年の10月18日に、オランダのスキポール空港を出発する予定の日本航空412便が乗客の搭乗を開始したところ、機内にパスポートも搭乗券も持たない不審な女性が発見されました。日本航空はこの女性をオランダの警察に引き渡しました。警察で調べたところこの女性は同空港近くのホームレスだったとのことです。日本航空は搭乗していた乗客を一端降ろし点検したため、出発が1時間半遅れました。この時期、テロ対策で空港も航空会社も最高レベルの警戒態勢を取っていたのに、このホームレスがどのようにして機内に入り込んだかは判明していないそうです。

@広州市で2人目のSARS「疑い例」
 中国広東省政府は今日の午前、広州市の20才の女性が重症急性呼吸器症候群(SARS) の「疑い例」と診断されたことを明らかにしました。これで、広州市では2人目の「疑い例」になります。この女性はレストランの従業員でこの女性と密接な接触をしていた48人は隔離され、一般的な接触をしていた52人は医療観察下に置かれました。なお、重症急性呼吸器症候群(SARS) と確認された男性は今日退院したそうです。

@日本航空システムが4月から便名を統一
 日本航空システムは4月から国内線の全ての便の便名をJALに統一すると発表しました。数字は4桁とし、羽田発着は全て1000番台、他は2000番台以上になるそうです。また、予約センターの電話番号も、インターネット予約も、国内線カウンターも統一します。


*1月7日

@「航空機騒音の話」のページに「航空機騒音簡易測定法」を追加しました。

@成田発のコンチネンタル航空機がミッドウエー島に緊急着陸
 現地時間の6日午前3時頃、成田発ヒューストン行きのコンチネンタル航空機・B-777型機が油圧系統の故障で北太平洋のミッドウエー島に緊急着陸しました。ところが、ミッドウエー島には故障を直す整備員も部品もないため、これらを同島に派遣して修理したため、乗客は約半日足止めされました。この間、野鳥の観察など島内ツアーを行ったそうです。

@諏訪地域から成田空港乗合タクシーを運行へ
 長野県の中央タクシーは10日から諏訪地域と成田空港を結ぶ乗合タクシーを運行することになりました。自宅まで送迎することが目玉となりますが、料金は片道8500円で、原則として4日前までの予約が必要となるそうです。

@JAS機がエンジントラブルで鹿児島空港に引き返す
 今日午前10時20分頃、鹿児島発伊丹行きの日本エアシステム650便・MD87型機が飛行中に左エンジンが大きな振動を起こしました。このため、同機は左エンジンを止めて鹿児島空港に引き返しました。

@中華航空機事故原告団が控訴を決定
 昨年の12月26日に判決が出た名古屋空港での中華航空機事故訴訟団は控訴することになりました。原告団の多くは判決の確定を望んでいますが、中華航空側が「保険会社に判決の内容を説明するために時間が必要なので、9日までに控訴を見送ることを確約するわけには行かない。」としていることから、控訴しない場合、中華航空側が控訴すると控訴審で不利な立場になりかねない、と心配して控訴を決めたものです。しかし、中華航空側が控訴をしなければ、原告側も控訴を取り下げる可能性が強いようです。なお、名古屋地裁は「判決についての報道陣向けの資料で賠償額の計算を間違った。」として訂正を発表しました。判決では間違っていなかったとのことです。

@関空で滑走路上に部品などの置き忘れが4件発生
 
国土交通省の大阪航空局は関西国際空港の滑走路灯などの保守・点検作業に当たっている下請け作業員が部品や使用工具などを昨年4回にわたって滑走路上に置き忘れた問題で、「航空機の車輪で踏みつけた場合、パンクなどで重大事故につながる可能性もある。」として調査に入ることになりました。パリでのコンコルドの事故を思い出しますね。

@日本の旅客需要は2020年に2.7倍になると予測・エアバス社
 エアバス社はこのほど、日本の航空会社が運航する国際・国内線の2020年旅客需要が2000年に比べて2.7倍になると、とする予測を明らかにしました。国際線ではアジア地域の需要が大幅に伸びるとしています。また、国内線でも東京など主要都市への人口集中が進み利用者が増えるとしています。
【コメント】エアバス社としては、「だから次世代超大型機A380型機が必要だ。」と言いたいのでしょうが、この予測は少し大げさすぎるのではないでしょうか。

@今年の海外旅行は24%増を予測・JTB
 JTBは今日、2004年の旅行動向調査を発表しました。それによりますと、海外旅行は前年度比で23.6%増の1650万人になるとしています。


*1月6日

@資料室に航空機騒音関係のページ「航空機騒音の話」を作りました
 
これは「航空機騒音とは」を改組したものです。下の「解説と資料のページ」からもリンクできるようにしてあります。

@富里市が空港圏合併から離脱へ
 富里市議会は昨日、合併特別委員会を開き、成田市から申し入れのあった2市4町による空港圏合併案について審議しました。成田市案に賛成したのは20人の議員の内5人だけで、「あくまでも新設合併を基本とする」とする執行部の方針を了承しました。これにより、富里市は2市4町の合併から離脱することが確定し、8日に行われる会合で正式に離脱を表明することにしています。

@JASの主脚破損事故と同様の事故が海外で4件
 日本エアシステム機の徳之島で起きた主脚破損事故と同じような事故が海外で4件発生していたことが明らかになりました。設計上の欠陥なのでしょうか。なお、日本エアシステムの所有するMD81型機17機の点検が今日までに全て終わりました。昨日の出来事で「6日間かかる。」と書いたのは私のミスでした。すみませんでした。

@広州市の男性をSARS感染者と確定・ハクビシン1万匹以上処分へ
 中国衛生省は5日、広州で重症急性呼吸器症候群(SARS) に感染したのではと隔離されていた男性についてウイルス検査の結果重症急性呼吸器症候群(SARS) と確定しとことを明らかにしました。この男性は野生動物を食べたことも触ったこともないそうですが、このコロナウイルスがハクビシンなどの野生動物が持っているウイルスに似ていたことから、広東省政府はハクビシンを1万匹以上処分し、野生動物などを調理提供する「野味」レストランで働く人全員を衛生管理下に置くと発表しました。また、野生動物の取引をする市場を当面の間全て閉鎖するそうです。

@香港も肺炎患者の報告を義務づけ
 香港特別行政府は5日、過去10日以内に広州市に行ったことのある肺炎患者を報告するよう義務づけることを発表しました。

@米で指紋と顔写真を採取始める
 アメリカ国土安全保障省は5日から長期滞在でビザを必要とする外国人入国者に対する指紋採取と顔写真の撮影を本格的に開始しました。1部は、1日から実施していたようです。

@インドネシアがビザ免除を2月1日から停止へ
 インドネシア政府は2日、日本・オーストラリア・欧米などからの入国者に対するビザの免除を2月1日から廃止すると発表しました。観光業者などからは観光客の減少を心配する意見も出ていますが、政府は「インドネシア人がこれらの国で有料ビザ取得を義務づけられている。これは相互平等の原則に反する。」と述べています。

@ベトナムへの日本人旅行客が今年は70%増に
 ベトナム観光関係者は今年ベトナムを訪問する日本人が前年よりも67%増え50万人になると予想しているそうです。航空路線が充実したこととビザが免除されたことが追い風になっているとのことです。昨年も重症急性呼吸器症候群(SARS) 騒ぎがあったにもかかわらず、一昨年よりも22000人増加したそうです。


*1月5日

@JASの別のMD81型機1機の主脚にもひび
 日本エアシステムは今日、徳之島空港でのMD81型機の事故を受けて同社が所有する17機のMD81型機の点検を実施したところ、点検を終わった12機の内の1機から主脚にひびが発見されたと発表しました。このひびは目視検査では発見されませんでしたが、蛍光塗料と磁気を使った非破壊検査で発見されたとのことです。残る5機の点検を終わるのは6日になるとのことです。

@広州市で2人目のSARS患者か?
 香港のマスメディアが今日伝えたところでは、広州の20代の女性が重症急性呼吸器症候群(SARS) に感染しているかも知れないとのことです。この女性はSARSの感染源と疑われている野生動物を使うレストランに勤務しているそうです。これに対して、広東省疾病対策センターでは「SARS『疑い例』と診断されたわけではない。」としています。

@フィリピンでも香港から帰国した女性を隔離
 フィリピンの衛生当局は香港の出稼ぎから帰国した女性が重症急性呼吸器症候群(SARS) によく似た症状で入院したため、この女性を隔離して検査していると発表しました。

@B-7E7の日本の3重工開発費負担は約2400億円
 ボーイング社が新しく開発する中型機・B-7E7型機の三菱重工・川崎重工・富士重工3社の開発費の負担が約2400億円で決着したようです。これにより、3社は分担比率に応じた販売収益を受け取ることになります。

@USエアウエイズが客室乗務員552人を解雇へ
 USエアウエイズは客室乗務員552人を15日付で解雇することを明らかにしました。しかも、年齢の高い乗務員から解雇の対象とするとのことです。


*1月4日

@成田空港で帰国ラッシュ・過去最高の56000人
 成田空港では、年末年始を海外で過ごした人の帰国ラッシュを迎えています。昨日は55700人が帰国しましたが、今日は56000人が帰国する予定で、これは過去最高になることになります。明日から仕事の人も多く、時差ボケなどで大変でしょうね。
@エジプトで旅客機が墜落・148人全員が絶望
 現地時間の3日午前、エジプト南部のリゾート地シャルムエルシェイク近くの紅海にエジプトのエアフラッシュ航空のチャーター機が離陸直後に墜落しました。同機はB-737型機で、乗員・乗客148人が乗っていましたが、全員絶望とのことです。エジプトの航空当局はテロではなく機械的な故障の可能性が高いと述べているそうです。なお、スイスはこのエアフラッシュ航空に対し2002年10月に行った抜き打ちの機体検査で重大な欠陥が見つかり、それ以後、スイス国内への乗り入れを禁止しているそうです。同航空はB-737型機を2機しか所有していません。同機にはフランス人と結婚した日本人女性とその息子2人が搭乗していたそうです。

@徳之島空港が2日半ぶりに再開
 日本エアシステム機の主脚破損事故で閉鎖されていた徳之島空港が今日の午前9時に2日半ぶりに再開されました。事故機をこれ以上損傷させないために左の主翼を台車に乗せてバランスを取りながら移動せねばならず、滑走路から移動するのに時間がかかったようです。


*1月3日

@「成田空港サーバー資料室」を久しぶりに更新しました
 
「騒音対策委員会関係資料」をこのページから移動し、「暫定平行滑走路関係資料」に追加をしました。少しずつサイトの整理をしていきたいと思います。

@BAが2日連続でワシントン線を欠航へ・リアド線も
 ブリティシュ・エアウエイズ(BA)は2日、午後ロンドンを出発する予定だったワシントン行きBA233便を安全上の理由で欠航させたと発表しました。これでワシントン線の223便は2日連続の欠航になります。また、、3日午後に出発予定のサウジアラビア・リヤド行きの236便も欠航させる事を明らかにしました。

@広州市の男性はSARS感染の疑い高まる
 中国・広東省疾病対策センターは2日、「重症急性呼吸器症候群(SARS) の疑いで入院している男性のサンプルを遺伝子解析した結果感染している疑いが高まった。」と発表しましたが、国外に依頼したサンプルの結果がまだ届いていないので断定することは出来ないようです。


*1月2日

@公団総裁が2500m完成を強調・新年挨拶
 空港公団のページに黒野総裁の新年挨拶が載っていましたが、その中で「世界トップレベルの空港であるためには、暫定平行滑走路の2500m化は必ず実現しなければならない課題です。2500m化の目途がついていないということでは、国民の皆様、世界のお客様にも納得していただけません。」と2500m完成を強調しています。

@JAS機が徳之島空港で主脚折れ主翼が滑走路に接触
 昨日の午後4時20分頃、徳之島空港に着陸した鹿児島発徳之島行きの日本エアシステム979便・MD81型機が着陸滑走中に左の主脚が折れ、左主翼が滑走路に接触しました。この事故で乗客の男女2人が腰を打つなどして病院に運ばれました。徳之島空港は同機が滑走路を塞いでいるため閉鎖されています。

@米がビザ入国者の指紋採取を前倒しで1日から実施
 アメリカ国土安全保障省は5日から予定していたビザ入国の外国人に対する指紋採取と顔写真の撮影を前倒しして1日から始めました。

@ブラジルが入国する米国人に指紋採取を実施
 ブラジル警察は入国するアメリカ人に対して1日から指紋採取と顔写真の撮影を始めました。これはアメリカの措置に対抗したもので、ブラジル連邦裁判所の判事が「ナチスに匹敵する蛮行だ。」と警察に命じました。サンパウロ空港では始まりましたが、リオデジャネイロ空港などでは「準備が間に合わない。」との事で、まだ、実施されてないようです。

@危険情報でメキシコ便とBA便が欠航に
 年始のテロを警戒してぴりぴりしているアメリカで、外国からの2便が入国を拒否され欠航しました。メキシコ大統領府は31日に出発する予定だったメキシコシティ発ロスアンジェルス行きのアエロメヒコ便が「安全上の懸念がある。」とアメリカから入国を拒否され欠航した事を明らかにしました。また、1日3往復しているブリティシュ・エアウエイズのロンドン発ワシントン行きのうち、1便がやはり入国を拒否され欠航となりました。

@日本赤軍に乗っ取られた日航ジャンボ機の撃墜を準備していた
 1973年7月に起こった日本赤軍による日本航空ジャンボ機乗っ取り事件の際、イスラエルとサウディアラビア政府は乗っ取り機がイスラエルの人口密集地やサウディアラビアの石油基地に自爆攻撃を仕掛けた場合は乗客が乗っていてもジャンボ機を撃墜する方針を立てていた事が、イギリスの機密文書で明らかになりました。このとき、日本赤軍はリビヤで乗客を解放した後、同機を爆破しました。しかし、イスラエルなどは30年も前に航空機による自爆攻撃を想定していた事になります。


*1月1日

  

@2003年のアクセス数は149638回、12月のアクセス数は12995回でした。

@国際問題ジャーナリスト・田中 宇さんが「ボーイングの凋落と日本の可能性」を論じていました
 国際情勢を世界のジャーナリストが発する様々な資料をもとに綿密に読み取り、解説している国際問題ジャーナリスト(?)の田中宇(たなか さかい)さんがボーイング社の現状とそれに関連した日本の航空機開発の可能性について論じていました。なかなか読み応えがあります。

@中国のSARS感染疑い例は検体の海外検査へ
 中国の広州市で重症急性呼吸器症候群(SARS)感染が疑われた男性について中国当局は31日、「コロナウイルスの抗体検査では陽性だが、抗源検査では疑問があるため抗体を海外で検査してもらう事になった。」と発表しました。患者の容態は安定していて、患者に接触した人の検査でも感染は確認されていないとの事です。


ホームに戻る