2004年2月の出来事

*2月29日

@タイ産の加工鶏肉輸入再開へ
 農林水産省は鳥インフルエンザのために輸入を停止していたタイ産の鶏肉について、焼き鳥などの加熱処理をした加工品の輸入再開を認める方針を明らかにしました。現在、同省の動物検疫専門家がタイを訪れ、申請のあった25施設の立入検査を行っており、条件を満たせば輸入再開を認めるとしています。観光にもいい影響が出るかも知れませんね。

@エアニッポン機が那覇空港に引き返す
 昨日午後5時頃、那覇発石垣行きのエアニッポン441便・B-737型機が宮古島の東方約37Kmを飛行中に、自機の位置を計算する慣性航法装置が故障しました。このため、同機は那覇空港に引き返し無事着陸しました。乗客28人は後続便で石垣島に向かいました。

@小型機が那覇空港に不時着・けが人なし
 昨日午後4時47分、那覇空港に着陸寸前の3人乗り小型機のフラップが突然故障し、同機は滑走路脇の草地に不時着しました。幸い乗員にけがはありませんでした。この事故で、点検のため滑走路が11分間閉鎖され、民間機に最大17分の遅れが出ました。


*2月28日

@昨年の偽造パスポート摘発が15%増・成田空港
 
東京入国管理局成田支局の調べによりますと、昨年成田空港で摘発された偽造旅券などが1200件になりました。一昨年に比べ15%増になっています。この内、中国人によるものが半数以上を占め、次がタイ人、イラン人の順でした。手口は写真の張り替えが一番多いのですが、似た顔の本物パスポートを利用する「成り済まし」が激増しているそうです。

@航空外収入増に免税運営会社立ち上げへ・空港公団
 空港公団は4月の民営化を前にして免税店などの直営店を運営する子会社を7月1日までに設立する方針です。民営化で航空外収入を増やし、着陸料引き下げなどを実現する予定です。現在免税店などを開いている「成田空港ビジネス」と「財団法人 新東京国際空港振興協会」から店舗の営業権を1億円で譲り受け新会社で運営する方針です。2004年度は売上額で27億円、2006年度には100億円を目指す事にしています。

@京成電鉄が北総開発鉄道の一部を買い取りへ
 京成電鉄は千葉ニュイータウン内の「都市基盤整備公団」が所有している鉄道路線12.5Km(小室駅ー印旛日本医大駅)を193億円で買い取る事を明らかにしました。この路線の列車の運行は京成電鉄の子会社である「北総開発鉄道」が行っていますが都市基盤整備公団が統合される事を機に買い取るものです。この路線は成田空港と都心を1時間以内で結ぶ「成田新高速鉄道」の路線にもなっているため、193億円のうち43億円は千葉県が出資します。

@毎日新聞記者が全日空社員に頭突き・羽田空港
 昨日午前8時10分頃、羽田空港の全日空搭乗カウンターで毎日新聞の記者と女性職員が搭乗をめぐりトラブルとなりました。記者は仲裁に入った男性職員の顔に頭突きを食らわせ怪我を負わせました。

@佐賀空港深夜便で新飛行ルート提示
 もめている佐賀空港に深夜貨物便を運航する問題で19日、佐賀県副知事が福岡県柳川市を訪れ新しい飛行ルートを提示していた事が26日明らかになりました。新ルートでは、離陸の場合旋回を空港の東側から柳川市からはなれた西側に移し、柳川市を通過する際に高度が1550mから2500mに高くなるようになっています。また、着陸は柳川市をかすめる程度で上空通過はほとんどどなくなるようです。この案に対して柳川市側は「慎重に検討する。」としています。

@FAAがMD81型機の主脚に450回ごとの点検命令
 アメリカ連邦航空局(FAA)は27日、1月に徳之島空港で起こった日本エアシステムのMD81型機の主脚破損事故に関して、アメリカ国内のMD81型機に対して着陸450回ごとに主脚を点検するように命令しました。通常は分解整備の時に点検する事になっていました。これを受けて、国土交通省も日本国内の同型機に対して同様の命令を出すものと思われます。


*2月27日

空港公団のページに「成田空港運用状況(平成16年1月分)」、「『手ぶら旅行』の実証実験について」、「NAAの民営化に向けて」が載っていました。

@空港公団の今年度の減収が148億円に
 空港公団は昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS)などの影響で今年度の減収予想額が約148億円になる事を明らかにしました。当初収入見込額は約1650億円でした。減収は着陸料が約56億円、旅客のサービス施設利用料が約36億円、給油施設使用料が約24億円となっています。また、1月の実績も明らかにしましたが、国際線旅客が前年同月比で2%減、発着回数が同1%減になったそうですが、SARSやイラク戦争による影響はほぼ回復しました。しかし、鳥インフルエンザなどの影響が心配されています。

@国土交通省が質問に答えず・関係市説明会
 国土交通省は羽田空港再拡張後の飛行コースなどについての千葉県関係市への説明会を昨日から始めましたが、各市から出た、「どのくらいの頻度や高度で飛ぶ事になるのか。」と言う質問に対して、「現在、精査している段階。」として、具体的な説明はしませんでした。
【コメント】これでは、何おために説明会を開いたのか分かりません。事業について、国土交通省が勝手に説明するだけでは意味がないでしょう。これも、「説明した。」と後で言うための『アリバイ作り』なのでしょうか。


*2月26日

@千葉県議会で国土交通省に批判集中
 昨日開かれた千葉県議会の全員協議会で国土交通省の航空局次長が羽田空港再拡張後の飛行コースについて説明しましたが、各会派の議員から国土交通省の姿勢に批判が集中しました。県議からは「飛行コースについて事前の説明がなく、千葉県民の『騒音を分散して欲しい。』との要望にもほとんど応えていない。」とか、「騒音の想定予測値はもっと実態に即した数値を使うべきでないか。」、「パイロットは両滑走路の間隔が5Kmあり、新滑走路の向きを少し変えても安全上支障はないと行っている。」などの批判が相次ぎました。これに対して次長は新滑走路の向きを浦安市上空を飛行しなくても良い向きに変える事や東京都や神奈川県上空ルートの便数を増やす事について、「安全上難しい。騒音の軽減は高度を上げる事などで対応したい。」と答えるにとどまり、具体的な説明はありませんでした。次長が「新滑走路が平行滑走路になる事を説明した席には千葉県の副知事も出席していた。」と発言したのに対して、堂本知事が「出席しても、了承した事は一度もない。千葉県を出席させる事はアリバイ作りだったのか。」と抗議し、次長が発言を訂正する一幕もありました。会議後、記者団の「千葉県の了承がなくても入札を強行するのか。」との質問に対して、次長は言葉を濁して明確な発言をさけました。この説明を受けて千葉県議会は県議会で「騒音の共有」を求める決議を採択する事にしています。

@有事法制7法案の概要が明らかに・まるで戦争前夜
 政府の国民保護法整備本部が24日に明らかにした有事法制関連7法案の概要によりますと、「国民保護法制」とは名ばかりで、実態は「戦争遂行法制」と言わざるを得ません。このうち、空港に関係するのは「交通・通信利用法案」ですが、政府が利用をしたい空港や港湾については、最優先の利用権があり、「空港などの管理者が利用を拒否した場合は、内閣総理大臣の権限で利用する事が出来る。」としています。また、施設の利用についても「必要があれば、管理者の権限で許可やその他の処分を変更する事が出来る。」としています。要するに、長い間の話し合いで決められている事も勝手にかえる事が出来るとしているのです。その他でも、「米軍行動円滑か法案」と言うものまであるのですから、あきれてしまいます。日本の主権はどこにあるのでしょうか。イラクのように、アメリカが「勝手な理由をねつ造」して朝鮮半島で事を起こした場合、日本は否応なく巻き込まれる事になります。今度は「対岸の火事」ではすみません。本当に戦争がすぐそこに迫ってきたような恐怖を覚えます。


*2月25日

@ティエフケーが本社工場を大幅改装へ
 日本航空システムグループの機内食大手のティエフケーは成田空港内の本社工場を大幅に改装する事になりました。これは暫定平行滑走路の便数も増えつつあり、現在の工場では対応が厳しくなる事によります。改装後には現在の最大1日5万食から7万食に増える事になるそうです。

@MD型機エンジンの点検を500時間ごとに
 国土交通省は昨日、日本エアシステムのMD型機のエンジン事故に関して、製造メーカーの調査により、破損が同じステーターと呼ばれる部品の修理したものが破損している事が判明した事から、同形エンジンの点検を500時間ごとに内視鏡による検査を実施するように指示しました。日本エアシステム機のエンジンも分解整備の際に取り付け部分に隙間が発見され、その時には交換するかニッケルなどで重鎮して補修するよにメーカーのプラット・アンド・ホイットニー社のマニュアルに記されています。今回破損したりヒビが見つかったエンジンはこのマニュアルによって補修されたものとの事です。この修理によりステーターがしなり憎くなり金属疲労などが生じたものと言われています。海外でも同じ例が34例も起こっているそうです。しかし、なぜ、同じ部品にこのような修理を要する破損が起こるのかは明らかにされていません。

@ジェイ・エアのパイロット43人が組合を設立
 日本航空システムグループのジェイ・エアのパイロット43人が今月2日に組合を設立しました。同社の正社員パイロットは46人ですがこのうち43人が組合に参加しました。記者会見した委員長は「会社と安全について話し合うチェック機関にしたい。ジェイ・エアでは他社では当然行われている『1日に乗務する運航便数の上限』や『1日の飛行時間の上限』なども決められていない。」と話しています。

@英ヴァージン航空が積極策
 イギリスのヴァージンアトランティック航空はロンドンとボストン、ワシントン、ニューヨークを結ぶ路線を増便する事を明らかにしました。この理由として、プレミアムやビジネスクラスの需要が回復してきている事をあげています。これに伴い、年内に客室乗務員など1100人を新規採用する事になりました。


*2月24日

@軍事利用問題「県として国に申し入れる事はしない。」
 6日に、陸上自衛隊イラク派遣の先遣隊が成田空港からノースウエスト航空で出発した件について、「軍事利用であり、約束違反なので、二度と行わないように国に申し入れて欲しい。」と千葉県副知事に要望しましたが、今日、この回答が電話でありました。連絡してきたのは副知事との会見にも同席していた県の総合企画部総合計画課国際化推進室長です。以下がその回答の要旨です。
 「千葉県として国に問い合わせをしたが、国では『通常の商業行為であり、軍事利用ではない。先例もある。』との事だった。そこで、県としても改めて申し入れる必要はないとの結論になった。県としては取極書などの約束があるので、成田空港が軍事的に利用される事はないと考えている。」
 これに対して、「本会としては今回の事は明らかに軍事利用と考えている。この解釈によれば、一般乗客が1人で、後の全員が自衛隊員であっても『一般の商行為』になってしまう。納得はできない。」と答えました。

@ユナイティド航空機が乱気流に巻き込まれる
 昨日午後0時50分頃、ホノルルから成田空港に向かっていたユナイティド航空879便・B-777型機が成田空港への着陸のため、降下を開始した太平洋上4200mで乱気流に巻き込まれました。この乱気流で機体は激しく上下し、客室乗務員3人が軽傷を負いました。乗客はシートベルト着用のサインが出ていたために全員無事でした。同機は午後1時10分に無事成田空港に着陸しました。

@「CSアワード2003」のグランプリ決定
 昨日、成田空港勤務者でCS(顧客満足)向上に貢献した人を表彰する「CSアワード2003」の初めての年間グランプリの表彰式が行われました。今年は家族連れのゴミを引き取り、後日感謝状が贈られてきた京成電鉄第2ターミナル駅の増田さんと、帰宅途中の電車の中で苦しんでいた男性に救急車で病院まで付き添ったJALスカイサービスの吉田さんにおくられました。

@ベトナム航空が来年にダナンー成田にチャーター便計画
 ベトナム航空はこのほど開かれた説明会で、来年にベトナム中部のダナンと成田空港間にチャーター便を運航する計画を進めている事を明らかにしました。

@明日、国土交通省が千葉県議会で飛行コースを説明
 千葉県議会は明日全員協議会を開き、その席で国土交通省が羽田空港再拡張後の飛行コースについて説明を行う事になりました。また、国土交通省は26・27日に千葉県下の関係14市に対して同様の説明を行う事にしています。

@中国東方航空機が乱気流に巻き込まれる
 22日午後5時頃
、上海初関西国際空港行きの中国東方航空55便・A300-600R型機が乱気流に巻き込まれました。日本人5人を含む乗客8人と乗員1人の9人が軽傷を負いました。パイロットはシートベルト着用のサインを点灯し、アナウナスをしましたが、一部乗客の着席が間に合わなかったとの事です。

@全日空機に落雷
 22日午後8時25分頃、小松空港近くの上空で羽田発小松行きの全日空759便に落雷がありました。この落雷により酸素マスクがおり、蛍光灯の一部が破損しましたが、幸い計器には異常がなく、同機は間もなく小松空港に無事着陸しました。


*2月21日

@都合により、明日と明後日の更新が出来ません。悪しからず。

@D誘導路が開通・R誘導路の一部を閉鎖し駐機場建設
 第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶD誘導路が供用を開始しました。これにより、両ターミナルを結ぶ誘導路は3本になりましたが、一番、ターミナルよりにあるR誘導路の一部は閉鎖され、第1ターミナル用の駐機場の建設が始まります。これによって、今、改築中の第1ターミナルの南ウイングがオープンした時にはバスを使わずに直接乗降する事が出来るようになります。

@銃器対策部隊が配置に付く
 成田空港に創設された銃器対策部隊が実際に配置に付いたそうですが、利用客に不安をあたえては行けないとの配慮から普段は利用客から目につかない所で待機している事になります。事が起これば、サブマシンガンを手に持ち行動する事になります。

@羽田空港発着枠検討会議が初会合
 国土交通省は経営が苦しい新規航空会社を支援するために、羽田空港の発着枠をこれら新規航空会社に優先的に配分するための検討会の初会合を開きました。今後、検討を進めて来年2月以降に配分を見直す事にしています。

@フランス上空でニアミス
 19日、フランス北部の上空9500mでチューリッヒ発ニューヨーク行きのスイス・インターナショナル航空機(乗員・乗客148人)とジュネーブ発アムステルダム行きのKLMオランダ航空機(乗員・乗客80人)が300mまで接近するニアミスが発生しました。両機の衝突回避装置(TCAC)が作動し、回避措置をとったため衝突は免れました。この時には、3日間続いたフランス管制官のストライキは終了しておりストが原因ではないとの事です。なお、フランス航空当局によりますと2002年にはフランス上空で59回のニアミスが発生しているそうです。

@大韓航空の客室乗務員体験ツアーが好調
 大韓航空がJTBと共同で企画した日本人向けの韓国観光と客室乗務員体験を組み込んだツアーが好調で、3月末まで予約で一杯との事です。日程は2泊3日と3泊4日があり、このうち、1日を体験にあて機内食サービス・非常脱出訓練・機内火災訓練などが行われます。費用は8〜9万円との事です。現在までに3回実施しましたが、60人の定員が満杯だったとの事です。参加者は客室乗務員を目指している若い女性との事です。


 *2月20日

@昨日でアクセスが50万回を超えました。今後もよろしくお願いいたします。

@ユナイティド航空が減便・アメリカンが増便
 夏季ダイヤからユナイティド航空は成田ー北京線を運休するそうです。これは、北京ーサンフランシスコ線を新たに開設するための措置のようです。一方、アメリカン航空は成田ーロスアンゼルス線を新設する事を明らかにしました。

@鳥インフルエンザウイルスの根絶には数年かかるとWHO
 世界保健機関(WHO)は19日までに、今回発生した鳥インフルエンザのウイルスを根絶するには今後数年かかる恐れがあるとの見通しを明らかにしました。また、人への感染を監視する体制を強化する事と、早期の感染確認に向けた努力を改めて強調しました。


*2月19日

@芝山鉄道の赤字を成田市と芝山町が補填へ
 芝山鉄道の経営が悪化しており年間数億円の赤字が見込まれていますが、成田市と芝山町は来年度予算に赤字補填の補助金を計上している事が明らかになりました。成田市が6千万円、芝山町が約1億円となっています。空港公団も何らかの支援措置をとる見通しとの事です。しかし、赤字が早急に解消される見込みはなく、毎年、補助措置をとる事になれば、両自治体の財政負担も問題になりそうです。

@昨年9月の外貨盗難事件の容疑者を逮捕
 県警新東京国際空港書は昨日、昨年9月9日に成田空港内で発生した外貨を積んだワゴン車盗難事件の犯人として被害にあった運送会社の運転手の同僚など4名を逮捕しました。事前に合鍵を作り、運転手が配達のため車を離れた10分間にワゴン車を盗んだものです。

@ノースウエスト航空が成田ーデトロイト・ミネアポリス線を増便へ
 ノースウエスト航空は5月1日から、成田ーデトロイト線を1日1便、成田ーミネアポリス線を10月30日まで毎週土曜日に1便増便する事を明らかにしました。

@鳥インフルエンザでセミナーを開催
 近畿日本ツーリストは昨日、都内で鳥インフルエンザに関するセミナーを開催しました。セミナーには添乗員や航空会社や旅行社の担当者など約100人が出席しました。講師の医師は「人から人への感染は確認されていないし、治療薬もある。旅行を控える必要はないが、死亡率は重症急性呼吸器症候群(SARS)の3倍で早期治療が大切だ。生きた鳥を扱う市場などには近づかないなどの対策が必要。治療薬は海外では手に入りにくいが、国内でも保険が利かず高価。」と語りました。

@ホンダがプロペラ機用エンジンにも参入
 ホンダはプロペラ機用エンジン生産で、アメリカの航空機用エンジンメーカー「テレダイン・コンチネンタル・モーターズ」と合弁会社を設立する事で最終調整に入りました。この合弁会社でエンジンの組み立てや部品の生産から販売まで手がける事になるとの事です。

@エアバス社が短距離中型機の開発を検討
 エアバス社は18日、航続距離3000海里、座席数200〜300の短距離中型機の新規開発について検討を進めている事を明らかにしました。航空会社が10〜20%のコスト削減を求めているのに対し、既存機の派生型ではこの要求を達成する事が難しいため、としています。


*2月18日

@キャセイ航空成田空港事務所に爆破電話
 16日午前0時40分頃、キャセイ航空成田空港事務所に男の声で「今日の香港行き508便に爆弾を仕掛けた。」電話がありました。同航空と警察で捜索と警戒を行いましたが、爆発物は発見されませんでした。電話は日本語で、受けた人の話では「日本人のようだった。」との事です。

@成田空港地下駐車場でIC車情報の実験
 成田空港の地下駐車場で昨日、車のナンバープレートにつけた集積回路(IC)の情報を道路上のアンテナで読み取る実験(スマートプレート)が行われました。取り付けた車が通過するとパソコンの画面に車両番号や大型・小型などの種類、車両重量、長さ、幅などが表示されました。時速180Kmで通過しても読み取れるそうです。

@日航システムが社名を「日本航空」に戻す事に
 日本航空システムは今日開いた臨時取締役会で4月の完全統合でブランドを「JAL」で統一するのを機に、6月末で社名を「日本航空」とする事を決めました。これは、知名度のある「日本航空(JAL)」を生かすためとの事です。また、国際線を「日本航空インターナショナル」、国内線を「日本航空ジャパン」に再編する事になりました。また、社長を現在の兼子勳氏から新町敏行氏に交代する事になりました。兼子氏は会長になります。

@管制官ストでフランスの空が混乱
 フランスで管制官が待遇改善を求めてストライキを行っています。このため、パリのオルリー空港では国内線を中心に6割が欠航となり、ドゴール空港でも国際線10便が欠航し、軒並みに大幅な遅れとなっています。ストライキは来週もあり、混乱が広がる恐れがあるとの事です。


*2月17日

@成田空港に銃器対策部隊を設置
 何時かはっきりしないのですが、千葉県警が成田空港内の空港警備隊に「銃器対策部隊」を設置したそうです。隊員は機関拳銃を持ち、成田空港内の警戒に当たるとのことです。全国の空港でこのような部隊が設置されるのは初めてとのことです。
【コメント】「備えあれば、憂いなし。」と言う諺がありますが、この部隊の場合は当てはまらないように思います。このような部隊を置かなければならないのは何故なのか?を考える必要があります。成田空港をこんな危険な空港にしているのは誰なのでしょうか。

@スターフライヤーの3億円増資に目途
 北九州市商工会議所の会頭は昨日、2005年に小型機で新北九州空港と羽田空港の路線に新規参入を目指している「スターフライヤー」への「3億円の新規融資にほぼ見通しがついた。」と発表しました。スターフライヤーは小型機で便数を多くすることにより、利便性を高めて需要を掘り起こす方針です。

@アメリカの2社がベトナム路線を拡大へ
 アメリカ大手のアメリカン航空とユナイテッド航空はベトナム路線の拡大に乗り出しました。アメリカン航空はハノイとホーチミンに事務所を開設し、ベトナム航空や日本航空と共同運航便のチケットの販売を始めました。また、ユナイテッド航空は韓国のアシアナ航空と新たに共同運航を始め、タイ航空と全日空との共同運航を加えて週8便から56便に一気に増便します。


*2月16日

@「成田が国際線の基幹空港は変わらない。」と航空局長
 少し古くなりますが、石川航空局長は6日の記者会見で羽田空港再拡張後の国際線について、「成田空港が国際線の拠点空港であることはいささかも変わらない。羽田空港の国際線はアクセス時間と飛行時間の関係から言っても、近距離のアジア線が中心になるのではないか。」と述べました。
【コメント】これは、成田空港が長距離便中心になることを意味し、その分、騒音が激しくなることを意味していますね。

@「エンジン破損は心配ない」とP&W
 航空機用エンジンの大手であるプラット・アンド・ホイットニー(P&W)社は日本エアシステムで起きたエンジン破損事故について、「小さな亀裂が見つかることは良くあること。仮に破損しても、エンジンを止めて空港に戻れば問題はない。」とする見解を公表しました。なお、同様の事故は日本エアシステムの2件を含めて5年間に6件発生していることも明らかにしましたが、どうして同じ部分に亀裂や破損が発生するかについては「調査中」として明らかにしませんでした。
【コメント】エンジンメーカーとしては無責任な見解のように思えます。確かに、順調に飛行しているときなら対処の方法もあるし、空港に戻ることも出来るでしょうが、離陸中や着陸中などの厳しい状況で破損が起こったらどうなるのでしょうか。それよりも、エンジンメーカーとして同じカ所の破損がどうして起こるのか一刻も早く明らかにする責任があると思うのですが。

@ホンダがGEと小型ジェット機用エンジンで提携
 ホンダは今日、アメリカの航空機用エンジンメーカー大手のジェネラル・エレクトリック社(GE)と小型ジェット機向けエンジンを共同で事業化することになったと発表しました。ホンダが昨年12月に初飛行に成功した小型ジェット機のエンジンを商業化し、販売でもジェネラル・エレクトリック社の協力を受けることになります。

@旅行業大手のインターネット販売が急増
 大手旅行会社のインターネット販売が急増しています。2004年度の取扱高は前年比70%増を見込み、800億円に達する見込みとのことです。JTBでは販売高の5%をインターネット販売に見込んでいるとのことです。


*2月15日

@入国を拒否されたトルコ人が一時逃走
 今月の6日午後0時40分頃、トルコから到着したトルコ人男性が入国目的が虚偽だったとして東京税関成田支署に入国を拒否されました。男性は到着した航空会社が本国に送還するため、一時的に成田空港内のホテルに拘束されましたが、電話をかけたいと要求したため、警備員が2人がついて1階の公衆電話に向かう途中で逃走しました。警備員から通報を受けた新東京国際空港署が捜査したところ、30分後に京成東成田駅近辺で発見され再度拘束される事件があったそうです。

@鳥インフルエンザ発症から平均10日で死亡
 世界保健機関(WHO)は13日までに、ベトナムの鳥インフルエンザについて、感染した鳥と接触してから2〜4日で発症し、10日前後で死亡しているとする調査結果を公表しました。ベトナムでは感染した19人中14人が死亡しています。

@中国の鳥インフルエンザ感染地域が28地域に
 中国農業部は国家鳥インフルエンザ参考実験室の検査結果を発表しましたが、感染が確認された地域が28地域に拡大しているとしています。しかし、人間への感染は確認されていないとのことです。


*2月14日

@「騒音の話」のページに「提言 騒音評価式を改めよう」を追加しました。

@共生財団航空機騒音研究所を見学してきました
 昨日の午後、成田市にある地域共生財団航空機騒音研究所を訪問し、施設の見学と騒音についての意見交換をしてきました。航空機騒音研究所の仕事はかなり細かな地道な仕事のようです。成田空港周辺にある102カ所の騒音測定局のデーターを収集し、航空機管制レーダー情報や航空機接近検知識別装置などとの照合を行い、疑問点がある場合には現地まで出かけて確認するなどの作業をやっている、とのことでした。私たちの方から、「データーのリアルタイムの公開はしてもらえないだろうか。」と質問しましが、「管制レーダー情報や運航情報などが、真夜中の受信になるので、それは難しい。」とのことでした。また、「千葉県が行っていた測定データーも共生財団で一括処理をするようになって、環境基準への適合状況や騒音コンターが報告書からなくなってしまい残念だ。」と話したところ、「千葉県でもこの2点については再度復活して作るようですよ。」との話でした。また、「住民が騒音測定を希望した場合は対応してもらえるのか。」と聞いたところ、「我々の仕事はデーターの正確な収集と蓄積が仕事なので、我々の守備範囲ではありません。各自治体が窓口になるのではないでしょうか。」とのことでした。そして、WECPNL値が逆転する問題で、私たちがまとめた『提言 騒音評価式を改めよう 』を示して説明し、「『2007年を目途に検討する。』となっているようだが、道路騒音環境基準の改訂のような『夕方』の時間区分をなくして『昼間』に繰り入れられるようになってしまっては環境基準が緩和されることになり、住民の立場では『改悪』になってしまう。」と心配を話しておきました。

@成田市と下総町が合併協議会設立を議決
 昨日、成田市議会と下総町議会はそれぞれ臨時議会を開き、1市2町の法定合併協議会に参加することを賛成多数で議決しました。残る大栄町は16日に臨時議会を開き議決する予定です。これで、1市2町の合併協議会が3月上旬に設立されることになり、来年3月までの合併を目指します。合併後の人口は約11万7千人になる予定です。

@自衛隊イラク派遣に56%が反対・岩国基地周辺住民
 山口県岩国市の労働団体などで作る「岩国地区平和運動フォーラム」が自衛隊イラク派遣に関して行ったアンケートで56%が派遣に反対とする結果が出ていました。賛成とする人は24%でした。このアンケートは昨年12月14日に街頭で聞き取り調査をした分と後から郵送で送られてきた分で283人分の結果になるそうです。また、52%の人が「岩国基地が新たなテロの標的になると大いに不安」と答えていました。賛成した人にその理由を聞いたところ、「危険だが、仕方がない。」と答えた人が55%でした。


*2月13日

@「成田空港圏フォーラム」が明日開催
 「成田空港周辺の今後のあり方を考える」と題する「成田空港圏フォーラム」が明日の午後1時から成田国際文化会館で開かれるそうです。千葉商大の加藤寛学長が「空港と地域のお互いの発展を目指して」と題する講演を行い、堂本知事との対談もあるそうです。その後、空港地域の経済団体の代表者ら5人によるパネルディスカッションがあります。当日参加も可能とのことです。

@百里平和公園で「百里初午祭り」・300人参加
 11日、茨城県の百里基地に隣接する百里平和公園で「百里初午祭り」が開かれ、茨城県内の平和運動家など約300人が集まりました。集会では自衛隊のイラク派遣に反対するアピールが採択されました。この百里平和公園は基地に反対する一坪運動で残された土地に作られており、茨城県内の平和運動に取り組む人々が集まる新年の旗開きとして知られています。


*2月12日

@ユナイテッド航空が成田ーホノルル線を増便
 ユナイテッド航空は6月から成田ーホノルル線を1日2便に増便すると発表しました。

@昨年の輸入額が過去最高を記録・成田空港
 
東京税関成田支署のまとめによりますと、昨年の成田空港の貿易額が大幅に延びたそうです。輸入額は前年比1.9%増で過去最高を記録し、輸出額は同5.8%増で過去2番目になりました。特に中国からの輸出入が大幅に伸び、輸出が同58.5%増、輸入が同37.5%増になりました。これに対して、アメリカ向けは3年連続のマイナスになりました。

@AFとKLMの合併をEUとアメリカが承認・世界最大の航空会社へ
 欧州連合(EU)は11日、エール・フランスとKLMオランダ航空の合併を条件付きで承認しました。条件は大幅に競争が阻害される恐れのあるパリーアムステルダム線やアムステルダムーニューヨーク線など94便の発着枠を放棄するとしています。両社もこれを受け入れました。アメリカの司法省も同日承認しました。これにより、航空収入で世界最大の航空会社が誕生することになりました。

@札幌市が丘珠空港の増便を地元に説明
 札幌市は9日夜、丘珠空港の発着枠を6便(3往復)増やすことを地元の丘珠空港連絡協議会に説明しました。丘珠空港では騒音の大きなYS11型機の退役で騒音が軽減したため、1日19往復から22往復に増やすことで地元と合意しており、今回の増便はこの範囲内なので認められる可能性が大きいと見られています。


*2月11日

@羽田空港再拡張の騒音予測値と実測値に大きな差
 千葉県が木更津市の騒音測定局の実測値と国土交通省が羽田空港再拡張後の騒音予測に使う「設定値」を較べたところ、かなりの差があることが分かりました。千葉県はこのデーターに基づいて9日の7都県市首長連絡会で実態に即した予測を行うように要請しました。高度3000フィートで飛んでいる時を測定した7機種の内、「設定値」を下回ったのは1機種だけで、後は、0.2db〜7.2db実測値の方が大きくなりました。測定した千葉県の大気保全課では、「実測に使った騒音測定の固定局は飛行コース直下から離れており、実際はさらに大きな差になるはず。」としています。これに対して、国土交通省は「実測と相当な差があれば、補正する可能性もあるが、基本的には変更しない。」としているそうです。

航空機種

B777−200

B747-400D

B767−300

A300−600

B737−400

A320

SF340

国土交通省設定値

65.2

72.1

65.7

67.6

61.3

62.7

58.9

木更津市畑沢局値

68.3

71.1

65.9

69.5

67.3

68.5

66.1

設定値との差

3.1

▲ 1.0

0.2

1.9

6.0

5.8

7.2

国土交通省実測値

68.5

70.6

68.5

69.6

68.3

68.7

――

設定値との差

3.3

▲ 1.5

2.8

2.0

7.0

6.0

――


(3000フィート水平飛行、単位はdb、▲はマイナス)

@中部国際空港の着陸料を70万円前後に設定か
 中部国際空港会社は中部国際空港の着陸料をB-747型機で70万円前後に設定する意向で航空会社との折衝にはいることを明らかにしました。日本の国際空港の着陸料は高く、成田空港でB-747型機で90万円、関西国際空港で同83万円となっています。中部国際空港会社ではこの安い着陸料で国際線を呼び込みたいとしています。

@鳥インフルエンザの人から人への感染があった場合影響はSARS以上
 第一生命経済研究所は昨日、鳥インフルエンザのアジア経済への影響について、6ヶ月間流行した場合、人から人への感染が起こった場合はタイでGDPを2.24ポイント押し下げるなど昨冬の重症急性呼吸器症候群(SARS) の影響を上回る影響が出るとする研究を発表しました。日本への影響は同0.14ポイントの押し下げにとどまるとしています。

@アラブ首長国連邦でイラン機が墜落・43人死亡
 現地時間の10日、アラブ首長国連邦のジャルジャでイランのキシュ航空機が着陸寸前で墜落しました。乗員・乗客46人の内43人が死亡しました。同機は墜落寸前に機体がふらつき、エンジン音も異常だったとの目撃情報があります。


*2月10日

@中国南方航空が成田ー北京線を午前発に変更
 中国南方航空は成田ー北京線をツアーの組みやすい午前発に変更すると発表しました。

@千葉県知事が羽田空港再拡張後の飛行コース案を拒否
 昨日、都内で羽田空港再拡張事業に関する7都県市首長会議が開かれました。この席で、堂本千葉県知事は国土交通省が提示した再拡張後の飛行コース案について「基本案、分散案とも千葉県の負担が軽減されておらず、認めるわけには行かない。再拡張事業を全部否定するわけではないが、騒音を共有するのが前提になる。これが出来ない限り入札を強行するべきではない。」と主張しました。会議後、知事は飛行コース案が当日まで提示されなかった点について「国は県民に対して情報を公開し、説明責任を負うべきだ。千葉市の騒音測定値が国の測定値よりも高かったのを『誤差の範囲』とかたづけるのは、懸命にやっている千葉市職員をないがしろにすることで納得が出来ない。国土交通省と言うのはとんでもない役所だ。」と批判しました。
【コメント】「分散案」と言っても、都心や神奈川県上空をちょこっと飛ばすだけで、90%以上の便を千葉県上空に飛ばす案では「分散」や「負担の公平化」とはとても言えません。一方で、「浦安市上空コースは環境基準をクリアーしているから問題ない。」とも言っています。都心や神奈川県上空を環境基準ぎりぎりまで飛ばす案であれば、千葉県も納得するのでは・・・。

@那覇空港のチェックインカウンターの配線切られる
 
今朝5時20分頃、那覇空港の発券や搭乗手続きを行うカウンターのコンピューター配線が切断されているのが発見されました。警察で空港ビル内を捜索したところ、2階の身障者用トイレに隠れていた神戸市在住の46才の男性を発見し、現行犯逮捕しました。警察の取り調べに対して犯行は認めましたが、動機などについては意味不明な発言を繰り返しているとのことです。なお、この事件による搭乗手続きの遅れなどは発生しなかったとのことです。

@羽田空港で日航の整備中機のアース線が切断される
 先月22日朝、羽田空港で整備中の日本航空B-767型機でアース線が人為的に切断されていたことが昨日明らかになりました。日本航空では内部の犯行の可能性も含めて警視庁に被害届を提出しました。

@全日空が中国国際航空と包括提携で合意
 全日空と中国国際航空は昨日、包括的な提携をすることで合意しました。すでに、昨年10月から中国国内線の乗り継ぎなどで提携していましたが、今回の包括提携で両社のほとんどの便を共同運航にし、ラウンジの相互使用やマイレージサービスなども共同化します。


*2月9日

@「中国が鳥インフルエンザ人間感染を隠蔽」とタイムズ
 イギリスのタイムズ紙は「中国政府が鳥インフルエンザの人間への感染を隠蔽しており、すでに、数人か最大数十人の死者が出ている可能性がある。」と報じました。これに対して、中国の情報筋は「全くのでたらめ。」と否定しました。

@カンタス航空の低コスト部門の求人に2万人が応募
 オーストラリアのカンタス航空が5月からの運航を予定している低コスト部門「ジェットスター」が乗員や乗務員や整備士などを募集したところ、2万人を越える応募があったそうです。「ジェットスター」は2月末にも路線などを発表することにしています。


*2月8日

@成田空港第一ターミナルのトイレで爆竹が爆発
 昨日の午後2時半頃、成田空港第一ターミナル中央棟の飲食店脇にある男子トイレから大きな爆発音がしたと通報がありました。警察が調べたところ、奥の個室に細かな紙片が散らばっており、何者かが爆竹を爆発させたものと見られるそうです。警察では悪質ないたずらと見て調べています。

@羽田空港の新滑走路計画変更は困難と国土交通省
 国土交通省は千葉県や浦安市から出されていた羽田空港再拡張後の飛行コースで浦安市上空を飛行しないために滑走路を8〜10度ずらすように、と言う要望について、このほど「変更は困難。」とする意向を千葉県に伝えました。理由として、新滑走路がB滑走路と平行でないと同時離発着が出来ないこと、新滑走路を沖合に2Km出さねばならず、誘導路が2,5Km長くなることにより建設費が1200億円増加し、ターミナルからの距離も長くなり利便性を損ねる、としています。


*2月7日

@共生委員会は民営化後も存続へ
 昨日、共生委員会が空港周辺で開かれ、空港公団民営化後のあり方について話し合い、国・千葉県・空港公団とも民営化後も存続させることで合意しました。

@「NBCテロ対策研究会」の2回目勉強会が開かれる
 5日、成田空港空港内で生物・化学兵器(NBC)などのテロがあった場合にどのように対処するかを考える勉強会が開かれました。これは、空港内のクリニックの院長が提唱して、米同時多発テロの後に作られたものだそうです。5日の2回目の勉強会では放射線やNBCや重症急性呼吸器症候群(SARS) などの感染症にどのように対処するか話し合われました。空港公団や千葉県警など15機関から約90名が参加しました。
【コメント】いざ、と言うときの備えは重要です。また、このようなことが起こらないように、平和で安全な成田空港でなければならないのではないでしょうか。軍事的な利用が続けば、“平和で安全な空港”の前提条件が崩れてしまいます。

@JALの育てた錦鯉の里親が1時間で決まる
 毎日新聞によりますと、日本航空が機体洗浄などで使った水を集めて浄化している廃水処理場で1978年から育てている錦鯉が1000匹にもなってしまい、清掃に支障がでているため、成魚の100匹の里親を募集したところ、1時間で決まってしまったとのことです。排水がきれいなことをアピールするために飼い始めたものだそうです。

@乗務員の宇宙線被爆管理で法整備を要望
 旅客機に乗っている乗員・乗務員への宇宙線の被爆量は以前からたびたび問題になっていますが、日本乗員連絡会議と客室乗務員連絡会議は5日、合同で宇宙線被爆管理を求める要望書を文部科学大臣宛に提出しました。平均的乗務員でも年間線量限度の2〜3倍になり、高々度や高緯度を飛行する場合はこれよりも遙かに多い被爆量になるとのことです。ヨーロッパでは法整備が進んでいますが、日本では野放し状態とのことです。

@広東省で2年前にも同じ鳥インフルエンザが流行か?
 香港の東週刊によりますと、中国・広東省の研究者が2年前に今回と同じ鳥インフルエンザウイルス・H5N1型による流行が中国各地に拡がっていた事を指摘した報告書があった、と報じました。また、消息筋の話として、今冬の流行の発生源が広東省である可能性が極めて高い、と語ったと報じています。


*2月6日

@軍事的利用について千葉県副知事に要望しました
 今日の午後、会員13名が千葉県庁におもむき白戸副知事に、「先月16日の陸上自衛隊先遣隊が成田空港から民間機を使い出発した件について、千葉県知事も署名捺印した『軍事的利用は絶対にしない。』と言う約束に違反しているので、国土交通省と空港公団に二度としないように申し入れてほしい。」と言う要望書を提出してきました。白戸副知事は「堂本知事に良く伝えて、相談したい。」と答えました。会から、「先遣隊が成田空港を利用する件で、千葉県には国から連絡がありましたか。」と質問したの対して、副知事は「一切なかった。」と答えました。

@中国国際航空が成田ー成都線を北京経由に
 中国国際航空は3月28日からの夏期ダイヤから、現在は成田空港から成都に直行している便を北京経由とすると発表しました。これにより、同社の成田ー北京便は1日2便になり、午前出発と午後出発になります。

@千葉県と国土交通省が羽田空港再拡張で覚書交わす
 堂本千葉県知事と石川航空局長は3日、羽田空港再拡張事業費に関する特別措置法について「地方自治体からの無利子貸し付けを可能にするための根拠法と位置づけて制定することを確認する。航空機騒音の著しい影響を受ける地方自治体意見を聞く。」などを内容とする覚書を取り交わしました。

@9日に羽田空港再拡張に関する7都県市首長会議・新ルート案提示
 石原国土交通大臣は昨日の記者会見で、羽田空港再拡張事業に関する7都県市首長会議を9日に開催することを明らかにし、この席で再拡張後の飛行ルート案を2案提示することを明らかにしました。ルート案は一つは現在のルートを基本にした「基本案」で、もう一つは都心や神奈川県ルートを新設した「分散案」となっているそうです。着陸機の飛行高度を陸上では高くして騒音を軽減するなどの工夫をしているそうですが、「分散案」でも千葉県上空を飛行する飛行機が全体の90%になる見込みとのことです。


*2月5日

@浦安市長が特別措置法閣議決定で国土交通大臣に抗議
 松崎浦安市長は昨日、国土交通省を訪れて羽田空港再拡張事業費の無利子融資を可能にする特別措置法案を閣議決定したことに対し厳重に抗議しました。抗議文ではこの特別措置法について浦安市には全く説明がなかったこと、騒音被害を受ける地域への説明もなく事業を強引に進めようとしていることは断じて許せない、としています。また、「住民無視の独善的な考えをあらためなければ、成田空港問題の教訓から何も学んでいないことになり、将来に禍根を残す。」としています。市長は抗議後の会見で、「国土交通省は浦安市が提案している滑走路の方向を変えることなどに耳を貸す姿勢は全く見られなかった。」と語りました。

@インドネシア国営航空機製造で7割の解雇を認める裁定
 インドネシアの国営航空機製造会社「ディルガンダ・インドネシア」が全従業員の7割に当たる6600人を解雇するとして労使の対立が続いている問題で、中央労働紛争解決委員会(P4P)は解雇を支持する裁定を下しました。ただし、解雇手当を2倍にすること、2003年分の住宅手当や賞与、7月以降の一時帰休中の給与を全額支払うように勧告しました。しかし、労働組合側はこれを不満として行政裁判所に提訴する方針を打ち出しています。


*2月4日

@成田空港・昨年の出入国者数が9.5%減に
 東京入管成田空港支局の調べで、成田空港の昨年の出入国者数が前年比で9.5%減の約2234万人になりました。外国人は過去最高を記録しましたが、日本人は約13.5%減になりました。原因はもちろん、イラク戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS) になります。

@JAS機が尾翼の異常で長崎空港に引き返す
 昨日の午後3時頃、長崎空港から大阪空港に向かって離陸した日本エアシステム766便が十数分飛行したところで水平尾翼の異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は長崎空港に引き返し、3時28分に無事着陸しました。

@タイとベトナムで新たな死者
 猛威を振るっている鳥インフルエンザですが、タイでは新たに2人が死亡し、これで、感染が確認された4人全員が死亡しました。また、疑い例とされた18人の内、11人が死亡しました。また、ベトナムでは3人の感染が新たに確認され、内1人は死亡しました。感染が確認された13人の内10人が死亡しています。

@日本旅行業協会(JATA)が鳥インフルエンザ対策会議
 日本旅行業協会(JATA)は昨日、「鳥インフルエンザ対策会議」を開きました。加盟各社の催行判断基準を確認すると共に、協会として鳥インフルエンザについての「Q&A」を作成することになりました。

@SARS感染を防ぐ抗体物質を発見か?
 アメリカのハーバード大学付属ダナ・ファーバーがん研究所などの研究チームは重症急性呼吸器症候群(SARS) の感染を防ぐ人間の抗体物質を発見したと発表しました。この物質はSARSウイルスが人間の細胞にとりつく役目をしている「s1」蛋白にとりついて、SARSウイルスが人間の細胞にとりつくことを妨げる働きをするそうです。これによって、感染を大幅に減らせる可能性があるとのことです。

@全日空の4〜12月期の連結決算が黒字に
 全日空は昨年4月〜12月の連結決算を発表しました。それによりますと、営業利益が前年同期比で2.4倍になり、最終損益は275億円の黒字になりました。前年同期は142億円の赤字でした。国際線旅客は同16%減、国内旅客は同4%減となりましたが、単価が9%上昇したことと経費節減効果が現れたとのことです。

@昨年の北海道各空港の国際チャーター便が増加
 昨年の北海道各空港の国際チャーター便の運航が軒並み増加しました。他地域の空港が重症急性呼吸器症候群(SARS) の影響で減らす中での健闘です。釧路空港では便数で58.6%増、旅客で42.9%増となり、函館空港でも旅客数で18.3%増となりました。この増加はほとんど台湾からの旅客になります。北海道では台湾で重症急性呼吸器症候群(SARS) が発生したときも、「十分注意はするが、台湾からの旅行客を制限することはしない。」との方針をとっていました。沖縄などは、台湾に対して渡航自粛を要請したようです。

@シンガポール航空が最長の定期直行便開始
 シンガポール航空は3日から、定期直行便では世界最長となるシンガポールーロサンゼルス線の運航を開始しました。使用機材はA340-500型機で往路は16時間、復路は18時間半かかるそうです。しかし、台湾や成田を経由するよりも2時間早くなるとのことです。


*2月3日

@昨年の麻薬類押収量が過去最高に・成田空港
 東京税関成田支署が発表したところによりますと、成田空港における昨年度の麻薬類の押収量が過去最高になりました。大麻は536Kgで昨年比46%増、合成麻薬MDMAは28万錠を越え同85%増といずれも過去最高になりました。

@千葉県が羽田空港再拡張特別措置法で抗議の申し入れ
 千葉県の堂本知事は羽田空港の騒音を被る県下14市と共に国土交通省に対して昨日、羽田空港再拡張事業費を4都県市が無利子融資できる特別措置法を閣議決定することに対して、「騒音の被害を受ける自治体の意見も聞くべき。」と抗議の申し入れを行いました。

@デルタ航空の労使交渉が難航
 アメリカ第3位の航空会社デルタ航空の会社側とパイロット組合との交渉が難航しているとのことです。会社側は給与の30%削減を提案していますが、組合側は9%の削減ならばとしており、隔たりが大きいようです。組合幹部は組合員に万が一に備えて生活資金などの非常用の積み立てを始めるべきと警告しているそうです。


*2月2日

@黒野総裁が発着回数22万回に言及
 詳しいことは分からないのですが、黒野空港公団総裁は29日の記者会見で、「平行滑走路の2500m化がなった段階で様子を見て年間の発着回数を22万回にする時期を検討する。」と言う意味の発言をしたようです。
【コメント】これは円卓会議の合意事項にそぐわないのではないでしょうか。合意事項には「3)平行滑走路の供用開始時における飛行回数は20万回を限度として、その後の回数増加は地元と協議する。」と言う記述があります。もちろん、その時には共生委員会などに了解を取るつもりなのでしょうが、総裁が安易に「当然のごとく」言及して良い事項ではありません。しかし、国土交通省の資料にも成田空港の発着回数の予測として、「22万回」があげられていますので、国土交通省も空港公団も当然、「22万回」を目指しているのでしょうが、住民としては2万回の増加でも騒音被害を大きくする事になり、出来ればやって欲しくないことなのです。ましてや、「円卓会議の合意事項」は周辺住民の一部だけが国や空港公団と取り交わしたものなのですから。

@鳥インフルエンザが人から人へ感染か?
 世界保健機関(WHO)のベトナム事務所は1日、「先月23日に鳥インフルエンザで死亡した2人の姉妹が鳥インフルエンザに感染しているニワトリなどに接触したことが確認できず、先月上旬に呼吸器疾患で死亡したこの姉妹の兄さんから感染した可能性もある。」と発表しました。しかし、この兄さんが鳥インフルエンザで死亡したのかどうかは火葬されているので確認できないそうです。ベトナムでの死者は9人となりました。これについて、福田官房長官は今日、「人から感染した可能性は非常に低いのではないか。」と語ったそうですが、根拠はよく分かりません。

@日航システムが6月から千円高で座席の新クラスを導入
 日本航空システムは6月からエコノミークラスのワンランク上になる「クラスJ」を導入すると発表しました。中型機以上の全旅客に設定するそうです。エコノミークラスよりも座席間隔を17cm広くし、リクライニングも30度まで倒せるそうです。これを、エコノミークラスよりも1000円高で提供するそうです。

@シンガポールで日本航空機産業の合同商談会
 日本の航空関係の会社・17社が合同で今月24日にシンガポールで商談会を開催することになりました。


*2月1日

@1月のアクセス数が過去最高の14951回になりました。引き続き、ご愛読よろしくお願いいたします。

@浦安市長らが横芝町で騒音実体験
 30日、羽田空港再拡張後の着陸飛行コースになる浦安市の松崎市長と市の幹部ら30人が騒音の実体験をするため、成田空港の南側、飛行コース直下の横芝町の工業団地で騒音を体験しました。この工業団地は浦安市を通過する予定の飛行高度とほぼ同程度の高度を着陸機が通過しています。騒音測定も同時に行い、ほとんどが80db前後の騒音を記録しました。体験後、松崎市長は「想像を超える騒音だ。今後、飛行コースの変更を求めていきたい。」と語りました。

@テロ情報でBAとエールフランスが欠航
 アメリカ政府は31日、アルカイダが欧州発アメリカ行きの航空機へのテロを計画しているとの情報があると発表しました。これに関連して、ブリティシュ・エアウエイズ(BA)とエールフランスがアメリカ行きの一部の便の欠航を決めました。

@今冬のSARSウイルスは昨冬のウイルスとは別系統
 シカゴ大学と中国の研究グループは今冬の重症急性呼吸器症候群(SARS) ウイルスと昨冬のウイルスは系統が異なっており、今冬の重症急性呼吸器症候群(SARS) は新たに動物から感染した可能性が高い、と発表しました。

@上海の鳥インフルエンザ感染を否定
 中国の衛生当局は上海で鳥インフルエンザに感染した疑いを持つ患者が発生したとの報道に関し、「全くのでたらめである。」と否定しました。しかし、鳥に対する鳥インフルエンザの広がりは中国全土に急速に拡大する様相を見せています。

@昨年の世界の航空旅客は2.4%減に・IATA
 国際航空運送協会(IATA)は29日、昨年の全世界の輸送実績を発表しました。これによりますと、SARSやイラク戦争の影響で前年比で2.4%の減少になりました。しかし、11月は前年同月比で5.9%増、12月が同5.2%増となっており、今年は7.8%増になると予測しています。


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