2008年9月の出来事



*9月30日

@都合により、明日の更新が出来ません。よろしく。

@フィンランド航空が2010年のデイリー化を発表
 フィンランド航空はこのほど、日本とフィンランドの航空協議の合意を受けて、2010年の成田空港平行滑走路北伸完成後に成田=ヘルシンキ線を現在の週4便から週7便に増便し、デイリー化することを正式に発表しました。
(写真は第2ターミナルに駐機するフィンランド航空のA340型機・2007年6月)

@日本航空の3労組が明日にストライキを予定
 日本航空の3つの労働組合は明日、会社側の人員削減案に抗議するストライキを予定しています。実施されますと、国際線は平常運航となるものの、国内線に約150便の欠航が出るとのことです。

@航空機事故調査の目的外使用通告を14年間も放置
 今日の読売新聞によりますと、日本は国際民間航空条約の付属書に規定されている、航空事故調査の結果を目的外に使用する場合に義務づけられている「相違通告」を14年間も行っていなかったことが分かりました。「付属書改訂時に通告しなかったミス」とされていますが、日本の場合、警察の捜査当局が刑事事件の捜査や証拠とすることから、「故意に怠ったのでは」との見方もあるとのことです。今年の7月下旬に14年ぶりに「相違通告」を行ったとのことです。

@留学支援の「ゲートウエイ21」が破産
 留学やワーキングホリディなどの支援業務を行っている「ゲートウエイ21」が今日、破産を申請するとのことです。負債総額は約12億9000万円に上ると見られます。同社は旅行業務が主ではなかったために、日本旅行業協会の弁財補償額は900万円で海外で支援を受けている留学生やこれから留学を予定して入金した人などに対しての返金はほとんど期待出来ないようです。

@航空機内での携帯電話使用に77%が反対
 マーケティング調査会社シノベイトがこのほど行った世界13カ国の旅行者対象のアンケートによりますと、航空機内での携帯電話の使用を「禁止すべき」とする人が77%に達したとのことです。この結果について、同社は「多くの人が、密閉した空間で他人の会話を延々と聞かされることにうんざりしている」と説明しました。

@管制官の朝寝坊で2機が30分も上空待機に・ギリシャ
 ギリシャのレスボス島の空港で29日、管制官が朝寝坊して出勤するのが遅れたため、航空機2機が着陸許可を得られず上空を旋回し続けるという出来事がありました。空港管理者が他の管制官を呼び出し、着陸許可を出すまで30分もかかったとのことです。寝坊した管制官は「携帯電話の目覚ましが遅れていた。」と言い訳しているそうです。


*9月29日

@成田市が合併協議開始を断る
 成田市は今日、富里市・芝山町・多古町・栄町・神崎町の1市4町から申し込まれていた(8月7日の出来事を参照)合併協議について、「2006年に行われた2町との合併後の街づくりを優先させたい」として当面合併協議に応じない旨を回答しました。

@羽田国際化で税関職員を7倍へ・財務省
 財務省はこのほど、2010年の羽田空港再拡張後の国際線の増加に備えて、2010年までに税関職員を現在の7倍に増やす方針を固めました。

@日本エアコミューターのDHC8-400型機が不具合で2便欠航
 昨日正午頃、福岡発大阪行きの日本エアコミューター2054便・DHC8-400型機で、飛行中に翼の防氷装置の不具合を示す警告灯が点灯しました。同機はそのまま飛行を続け、大阪空港着陸後に点検したところ、高温の空気を送るバルブに不具合が見つかりました。この影響で、この機体を使う予定の大阪=出雲線の往復2便が欠航しました。

@全日空が神戸=仙台線を来年4月から廃止へ
 全日空は、1日1往復を運航している神戸=仙台線を、来年4月から廃止することにしました。明日にも国土交通省に届け出ます。同路線の搭乗率は40%強で推移していました。

@ソーセージを焼く煙で、あわや管制ダウン・スェーデン
 27日、スェーデン・ストックホルムのアーランダ国際空港で管制官の一人が昼食の際にオーブンでソーセージを焼いたところ、大量の煙が出て火災報知器が作動しました。この管制官と同僚が直ちに火災報知器を止めたために、スプリンクラーの作動など大事には至らず運航にも支障がありませんでした。この管制官は「今後、勤務中に料理はしない。」と反省しているとのことです。


*9月28日

@中山国交相が辞任
 今日午前、中山国交相は麻生首相に辞表を提出し、首相はこれを受理し、辞任しました。在職5日でした。後任には金子一義元行革担当大臣が起用されるとのことです。
【コメント】しかし、中山という人はいったい何なのでしょうか。道徳教育を言うなら、「自らが支部長を務める自民党宮崎県第1選挙区支部が、国交省などが発注した公共工事で談合したとして摘発された2社から計72万円の献金を受けていた」事実を反省し、自らの襟を正すのが先決でしょう。この人の日教組に対する言動を見ると、アメリカの1950年代に吹き荒れた「赤狩り」のマッカーシー議員やドイツのヒットラーさえ連想します。まあ、そんな大物ではないかもしれませんが。

@日本航空が成田=ニューヨーク貨物便を1月から運休へ
 日本航空は来年1月に成田=ニューヨーク線の貨物便をシカゴ経由も含めて全廃する方針を固めました。また、成田=ロサンゼルス線の貨物便も週19便から週10便に減便するとのことです。これにより、日本航空の成田空港とアメリカ本土の貨物便は成田=ロサンゼルス線と成田=シカゴ線だけになります。

@アリタリア航空の分社化再建が固まる
 アリタリア航空の分社化再建に反対していた運航乗務員組合は27日、同国企業グループの再建案に合意しました。これにより、一端は撤回された分社化により負債精算会社と運航会社に分ける再建案で進むことになります。しかし、客室乗務員組合は態度を軟化させているものの合意には至っていません。
【コメント】分社化されるものの、負債は結局、国・すなわちイタリア国民の負担になるのでしょうね。そう言えば、関西空港会社の社長が考えているのも、これと同じような「分社化」ですね。関西空港会社も破産しているようなものですからね。


*9月27日

@千葉県知事と周辺市町長らが中山大臣に抗議文
 千葉県の堂本知事と小泉成田市長と相川芝山町長らは昨日夕方、国土交通省に中山大臣を訪ね「ごね得」発言に対して千葉県知事と成田空港周辺9市町長連名の抗議文を手渡しました。抗議文は「国交相の発言には強い失望を抱かざるを得ない。今回の発言は今後の空港整備・運用に大きな影響を及ぼす。強く抗議するとともに真意の説明を求める」などとしています。これに対して、中山大臣は「私の発言でご迷惑をおかけした。」と述べる一方、「反省して、国土交通大臣としての職務を全うしたい。」と述べました。

@「富士山清掃」は公募ではありません・会社から連絡
 25日に書いた成田国際空港株式会社が行う「富士山清掃」活動ですが、会社の担当者から電話連絡がありました。「ご指摘の通り、公募ではありません。紛らわしい書き方ですので、ホームページを書き換えました。」とのことでした。

@ノースウエスト航空機が水平尾翼不具合で引き返す
 昨日午後4時20分頃、成田発ミネアポリス行きのノースウエスト航空20便・B-747-400 型機が成田空港の東約200Kmを飛行中に水平尾翼の不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は成田空港に引き返し午後5時45分頃に緊急着陸を行い無事着陸しました。同便は欠航となりました。この緊急着陸でA滑走路が約6分間閉鎖され、ラッシュの時間帯だったために10便に最大18分の遅れが出ました。


*9月26日

@「ごね得」「戦後教育が悪かった」と中山国土交通大臣
 麻生内閣で国土交通大臣に就任した 中山成彬氏は昨日の記者会見で、成田空港の整備方針について「(かつて滑走路1本の)1車線が続いて情けないなあと思っていた。ごね得というか、戦後教育が悪かった。自分さえよければという風潮の中で、なかなか拡張もできなかったのは残念。」と述べました。
【コメント】ひどい人が国土交通大臣になりました。地元に十分な説明もなく当時の政府与党が勝手に決めて、機動隊を投入して無理矢理建設を押し進めた成田空港建設の経過を一切無視して、責任を地元住民に転嫁しています。この経過については歴代政府がその非を認めて謝罪したはずです。この謝罪を反故にするつもりでしょうか。その後の、「共生大綱時の約束」「民営化時の覚書」などに盛られた約束も十分に果たしていない、政府・与党の責任はどうなるのでしょうか。
 中山大臣は今日の記者会見で発言を撤回しましたが、「軽率だった。」とか「反省している。」とか「公人としての発言に注意する。」と述べました。しかし、「謝罪」とは受け取れませんでした。発言は中山大臣の思想を表したものですね。辞任してもらうしかないのではないでしょうか。

@旅客が7%減・貨物量も5%減に(8月運用状況)
 成田国際空港株式会社が昨日発表した「成田空港8月運用状況」によりますと、旅客が全体で前年同月比7%減となり、日本人は同10%減と大きく落ち込みました。また、外国人も同4%減となり、7月に続いての減少で減少幅は拡大しました。貨物量も同5%減となり、輸出が同10%減、輸入が同7%減となりました。発着回数は前年同月並みですが、給油量は同5%減となっています。

@エアインディアに行政指導・国土交通省
 国土交通省は昨日、21日にエンジントラブルで部品の落下事故を起こしたエアインディアに対して「人命に関わる重大事故になりかねなかった。」として、再発防止を求める行政指導を行いました。

@また、マレーシアから覚醒剤持ち込む
 千葉地検は昨日、今月4日朝にマレーシアから成田空港に到着した航空機で覚醒剤を持ち込もうとしたイラン人2人を、関税法と覚醒剤取締法違反の罪で起訴しました。2人は靴底などに覚醒剤約1Kg(末端価格約6000万円)を隠して密輸しようとしました。「クアラルンプールのホテルで、知人のイラン人に紹介された中国人の男から、保証金として600万円を支払った上で成功報酬1200万円を受け取る約束で覚醒剤の密輸を持ち掛けられた」と供述したとのことです。
【コメント】このところ、マレーシアからの密輸摘発が多いですね。(2日・3日の出来事を参照)新たなルートなのでしょうか。もちろん警察などは警戒していると思いますが。

@全日空がB-787型機遅延でボーイング社と合意
 全日空は昨日、B-787型機の導入遅延についてボーイング社と購入権の見直しで合意したことを明らかにしました。当初、2015年度末までに50機を引き渡すとしていたものを2017年度末までにし、1号機引き渡しを当初の今年5月から来年8月に延期します。遅延の間の代替機として2010年から2011年にかけて、B-767型機を9機導入します。遅延の賠償についても合意したとのことですが、詳細は明らかにしていません。ただ、この合意はボーイング社労働組合のストライキ突入以前のもので、ストの影響は考慮されていません。

@関西空港第1滑走路がタイヤ片で4時間半閉鎖
 今日午前1時10分頃、関西空港の第1滑走路を点検していた職員がタイヤ片が約500mに渡って散乱しているのを発見しました。この清掃のために同滑走路は約4時間半閉鎖されました。調査したところ、午前0時35分頃離陸した関西空港発アンカレッジ行きのアトラス航空2857便・B-747型機のものと判明しました。同機はアンカレッジ空港に無事着陸しました。

@エールフランスKLMがアリタリアに追加出資発表
 エールフランスKLMは25日、経営再建中のアリタリア航空に追加出資する意向を表明しました。アリタリア航空の株を10から20%取得する方向で調整している模様です。これにより、当面の運航停止は避けられることになりますが、本格的な再建に繋がるかどうかは不透明です。エールフランスKLMはアリタリア航空株を2%持っています。


*9月25日

@成田空港会社が「富士山清掃」を10月30日に
 成田国際空港株式会社は10月30日に、開港30周年記念事業として「富士山清掃」を行うと発表しました。個人ボランティア40名を募集し、大型バス1台で行います。個人負担は1000円とのことですが、募集要項がありませんので公募ではないかもしれません。

@旅行市場動向が一段と悪化へ・日本旅行業協会
 日本旅行業協会が昨日発表した「旅行市場動向調査」によりますと、7から9月期は夏休みや北京五輪があったにもかかわらず、海外旅行は燃油サーチャージャーの値上げや景況感の悪化などで落ち込みました。一方、国内旅行は海外旅行からの振り替えで好転しました。しかし、3ヶ月後(10から12月期)には海外旅行が一層悪化し、国内旅行も低下する、としています。7から9月期の海外旅行動向指数はマイナス62と3ヶ月前の予測値よりも9ポイント低下し、10から12月期にはマイナス66とさらに低下すると見られます。特に、ファミリー層とOL層の落ち込みが顕著になっている、とのことです。

@滑走路上で立ち往生した旅客機を人が押して移動・中国
 「空の日」の行事で「旅客機との綱引き」が各地の空港で行われましたが、24日、中国の桂林から鄭州に到着した中国・山東航空のCRJ700型機が着陸後滑走路上で自立走行出来なくなりました。このため、空港職員など約30人が出てこの旅客機を押して、移動させる出来事があったそうです。牽引車は滑走路上では使えないため、としています。

@「機内Wi-Fiにポルノカットのフィルタリングを」アメリカン労組
 アメリカン航空のキャビンアテンダントは客室乗務員組合を通して「始められた機内Wi-Fiサービスでいかがわしいサイトが見られないように、フィルタリングを導入して欲しい。」と会社側に申し入れました。この種の要求は乗客からも意見として多数出ているとのことです。会社側は「現在はフィルタリングを導入するかどうか、検証を進めているテスト期間で、今後検討していく。」としています。


*9月24日

@ノースウエスト航空機が成田に引き返す
 今日午前9時頃、成田発香港行きのノースウエスト航空11便・B-747型機が太平洋上を飛行中に、右翼のフラップの異常を知らせる警告灯が点灯しました。このため、同機は成田空港に引き返し、無事に着陸しました。点検したところ、フラップを作動させる部品に不具合が見つかり、部品を交換することになりました。

@コンチネンタルが来年1月1日から成田=グアム便を1便を増便
 コンチネンタル航空はこのほど、成田=グアム線を来年1月1日から3月31日まで、1日1便増便することを明らかにしました。機材はB-737-800型機を使います。この増便により、グアムの旅行市場を活性化するため、としています。

@シンガポール航空が地元中学生にA380型機見学会
 シンガポール航空は昨日、成田空港で地元中学生を招待してA380型機の見学会を行いました。地元の芝山中学と多古中学の生徒38人を30分間、A380型機機内を案内しました。

@日航機が副操縦士の脱出窓開かず欠航・出雲空港
 昨日午前10時頃、出雲発羽田行きの日本航空1664便・MD81型機が離陸点検をしたところ、副操縦士側の非常脱出用窓が開かないことが判明しました。このため、同便は代替機で4時間遅れで出発し、折り返し便は欠航となりました。


*9月23日

@インド航空機のエンジンブレードが落下・乗用車を損傷
 21日午後0時30分頃、成田発デリー行きのエアインディア307便・B-747-300型機が離陸してまもなく、エンジン1基が異音を発しました。このため、同機はこのエンジンを止めて引き返し、無事、緊急着陸しました。点検したところ、エンジン内部のブレードが損傷していました。
 また、同日夕方、成田空港の南南西約10Kmにある、山武市横田の民家の駐車場に止めてあった乗用車のフロントガラスが割れており、内部で金属片が見つかりました。さらに、昨日夕方、この場所から数百m離れた山武市沖渡の民家の駐車場に止めてあった乗用車の車体に激しい傷がついており、近くに金属片が落ちていました。2つの金属片とも国土交通省の成田空港事務所で航空機エンジンのブレードであることが確認され、エアインディア機のものと見られています。鉄道・航空事故調査委員会では他にも落下した部品がないかどうか探すとともに、重大インシデントとして調査を開始しました。
【コメント】何はともあれ、人に当たらなくて幸いでした。成田空港周辺の落下物としては昔は氷塊が多かったのですが、このところ、航空機の部品が多いですね。5月13日にもJALウエイズ機が胴体パネルを落としています。経費削減で機体整備が不十分なのでしょうか。今回落下した場所はA滑走路の離陸コースからは南西に約6Kmほど離れていますので、引き返す途中で落としたのでしょうか。

@日航がジェットスターの成田=ケアンズ線を共同運航へ
 日本航空は昨日、12月からカンタス航空に代わって同社の格安航空会社(LCC)であるジェットスターが運航を開始する成田=ケアンズ線を共同運航する事を明らかにしました。なお、ジェットスターが運航を予定している成田=ゴールドコースト線は共同運航しないとのことです。

@フェデックス機がエンジン不具合で関西空港に引き返す
 昨日午後5時頃、関西空港発アンカレッジ行きのフェデラル・エクスプレス9020便・B-757-200型機が離陸してまもなく、エンジン1基のオーバーヒートを示す警告灯が点灯しました。このため、同機はこのエンジンを止めて関西空港に引き返し無事着陸しました。調べてところ、エンジンのガスケットに不具合が見つかりました。

@イタリアのENAC局長「再建策示さねば3・4日中に免許停止する」
 イタリアの航空当局(ENAC)の局長は22日のラジオ放送インタビューで、「アリタリア航空が緊急の再建策を示さなければ、3日か4日中に免許を停止する。」と述べました。


*9月22日

@エミレーツ航空とエティハド航空が成田乗り入れを強く要望
 先月27日と28日に行われたアラブ首長国連邦との航空当局者協議は合意出来ませんでしたが、同国・ドバイのエミレーツ航空とアブダビのエティハド航空の双方が成田空港への乗り入れを強く希望していることが背景にあるようです。結局、アラブ首長国連邦と日本側の成田空港乗り入れ便数に大きな開きがあったことが合意出来ない原因だったようです。両航空ともに2010年の平行滑走路北伸完成前にも成田空港への就航を強く希望し、エミレーツ航空は「成田空港が無理ならば、羽田空港でもかまわない。」としているようです。なお、来月にも航空当局者協議が再開される予定です。
【コメント】成田空港の発着枠がアメリカの航空会社に大幅に偏っていることが新規乗り入れの障害になっているようです。しかし、一端獲得した権利を手放すことはないようですね。何とかならないのでしょうか。

@アイベックス機が失速警告灯点灯で引き返す・大阪空港
 昨日午後3時過ぎ、大阪発仙台行きのアイベックスエアラインズ3051便・CL-600-2B19型機で飛行中に失速警告灯が点灯しました。このため、同機は大阪空港に引き返し、約40分後に無事着陸しました。装置に異常はなく計器の誤作動と見られています。

@チャイナエアライン機が乱気流で30人が負傷
 20日、台北からバリ島に向かったチャイナエアライン(中華航空)687便が乱気流に巻き込まれ、乗客・乗員30人が負傷しました。この内、6人は骨折などの重傷だったとのことです。


*9月21日

@イラン航空が成田=テヘラン線を10月下旬で運休へ
 イラン航空が昨日までに明らかにしたところによりますと、現在週2便で運航している成田=テヘラン線を10月26日から運休とするとのことです。燃料高騰と乗客の減少から採算が悪化したことが理由とのことです。今のところ「再開の予定はない。」とのことです。すでに、10月26日搭乗分から予約は受け付けていないとのことです。


*9月20日

@成田空港誘導路の名称を順次変更へ
 成田国際空港株式会社は成田空港内の誘導路の名称を平行滑走路北伸完成に向けて、分かりやすい名称に順次変更することにしました。今月25日にD誘導路が供用開始するのを皮切りに、(1)C誘導路およびP誘導路を「B誘導路」に、(2)D誘導路および現在整備中 東側誘導路を「C誘導路」に、(3)第1ターミナル地区及び第2ターミナル地区エプロン内誘導路を「Rエプロ ン誘導路」に変更するとのことです。

@シンガポールとの協議で平行滑走路北伸完成後に週1便増便へ
 国土交通省は昨日、17日と18日に行われた日本とシンガポールとの航空当局者協議で成田空港の平行滑走路北伸完成後にシンガポール側が週1便増便し、週21便とすることで合意したことを明らかにしました。また、羽田空港再拡張完成後に深夜早朝時間帯に双方が週14便(週7便は貨物便)を運航することと、シンガポール側が関西空港と中部空港を経由してアメリカ西海岸にそれぞれ7便ずつ運航すること、また、日本側はシンガポールを経てインドと中東に運航することでも合意しました。

@中国の生活騒音規制・夜間45デシベルに
 中国の環境保護部と国家品質監督検査検疫総局(国家質検総局)が合同で公表した「社会生活環境騒音排出基準」によりますと、娯楽施設や商業施設の出す騒音が初めて規制され事になりました。具体的には住宅街や医療機関や学校などの周辺では昼間が55デシベル、夜間が45デシベルとなるとのことです。
【コメント】中国でも空港周辺では別の規制が適用されるのでしょうが、「この規制値以上では生活に支障がある」と言うことと考えられます。これは中国の基準で、日本が採用している基準値と一概には比較出来ませんが、成田空港をはじめとする空港周辺では飛行コースの下では滑走路端から20Km以上離れていても70デシベルの騒音は日常茶飯事です。しかし、学校や医療機関の防音は施されても、一般の住宅は何の対策も取られていません。この落差は、いったい何なのでしょうか。

@「最低でも有利子負債を半分にしてほしい」と関西空港社長
 関西空港会社の村山社長は昨日の記者会見で、国土交通省が今年度中にもまとめる関西空港救済策について、1兆1000億円に達する有利子負債について「最低でも金利負担を半分にしたい。」と述べ、国費の投入で有利子負債を半分(5500億円)にするように求める意向を表明しました。


*9月19日

@成田新法の使用禁止命令を1年間延長
 国土交通省は昨日、官報で成田新法に基づく成田空港周辺の「天神峰現地闘争本部」・「岩山団結小屋」・「三里塚野戦病院」の反対派施設の使用禁止命令を1年間延長しました。

@全日空システム障害は使用期限の見落としが原因
 全日空は昨日、14日に起こった端末機のシステム障害について説明し、原因が管理サーバーの使用期限の見落としにあることを明らかにしました。各空港カウンターにある端末の暗証番号を管理するサーバーが初期設定で機能が3年間で自動停止になるようなっていましたが、これを見落としていたことのことです。
【コメント】このようなシステムについては全くの素人ですが、感じとしては「お粗末」と言えるのではないでしょうか。技術者が未熟なのか、経費を削減していることが原因なのか分かりませんが。全日空もこのところ、広告などでもミスが目立ちますね。全社的な気のゆるみがあるのでしょうか。

@全日空のDHC8-402型機が車輪未格納警告で臨時着陸
 今日午前9時半頃、佐賀発大阪行きの全日空1654便・DHC8-402型機が離陸したところ、車輪が完全には格納されていないとの警告灯が点灯しました。このため、同機は福岡空港に緊急着陸を要請し、9時55分に無事着陸しました。

@エア・アジアCEOが来年の日本乗り入れを正式表明
 アジアの格安航空会社大手のエア・アジアのCEOは昨日、都内で記者会見して来年に日本路線に参入することを正式に表明しました。当面は羽田空港か茨城空港に乗り入れることを検討しているとのことです。2010年には札幌・名古屋・大阪・福岡などの主要都市に乗り入れる予定とのことです。料金は大手の50から60%程度にしたいとしています。

@イタリア投資グループがアリタリア救済策を撤回
 アリタリア航空の救済を目指していたイタリアの企業グループは18日、労組側に示していた3000人以上の人員削減を柱とする救済策を撤回することを全会一致で決めました。グループ側は「9労組の内、3労組しか救済策に理解を示さなかったことに幻滅した。」としています。これにより、アリタリア航空の破産はほぼ避けられない、との見方が広がっています。


*9月18日

@成田空港の店舗売り上げが急減・成田空港会社の業績に影響
 今日の読売新聞によりますと、世界的な景気の後退や燃油サーチャージャーの引き上げにより旅客数が減っている成田空港で、空港内の店舗の売り上げが急減しているとのことです。7月は全体として前年同月比で5%減となり、特に、高額商品を扱う免税店の売り上げが同16%減となっています。8月もこの傾向は続くことは確実で、成田国際空港株式会社の業績にも影響を与えることになりそうです。

@スカンジナビア3国との航空協議が合意・成田は週10便に
 日本とスカンジナビア3国(スゥエーデン・デンマーク・ノールウェー)の航空当局者協議が15日と16日に行われ、2010年の成田空港平行滑走路北伸後に双方が週18便を運航することで合意しました。成田空港関係では週10便まで(1路線では週7便まで)としています。現在はスカンジナビア航空が成田=コペンハーゲン線を週7便で運航しています。スカンジナビア航空では増加分で成田=ストックホルム線を運航したいとしており、来年夏にも現行枠の中で成田=ストックホルム直行便の就航を検討している、とのことです。

@日本航空がB-787型機の遅延でボーイング社と合意
 日本航空は昨日、B-787型機の納入遅延について、購入条件の見直しでボーイング社と合意したと発表しました。第1号機の引き渡しを当初の2008年8月から2009年10月にし、2013年度末に35機の引き渡し完了予定を2016年度末とする、とのことです。この遅延による代替機としてB-777型機2機・B-767型機9機を2010年から2011年にかけて導入する、とのことです。遅延に対する賠償額についても合意したとのことですが、詳細については明らかにしませんでした。

@国土交通省がエアカナダに行政指導・燃油サーの取りすぎで
 5月27日の出来事で書いたエアカナダの燃油サーチャージャーの誤徴収について国土交通省は昨日、エアカナダに対する行政指導を行いました。誤徴収は日本航空と全日空の扱い分で約6600人、額にして約1億200万円に上るとのことです。特に、日本航空や全日空から指摘されていたにもかかわらず、2年間も是正措置をとらなかったことを厳しく指摘しています。

@関西空港の国際線旅客が大幅減少
 関西空港会社が明らかにした8月の国際線旅客数は前年同月比で11%減と大幅な減少になり、100万人の大台を割り込みました。特に日本人旅客が同15%減となっています。外国人旅客も同7%減となっており、好調だった外国人の訪日にかげりが見えています。

@韓国・大邱空港の騒音訴訟で369億ウオンの賠償命令
 韓国のソウル中央地裁は17日、ソウル近郊の大邱空港周辺住民29996人が起こしていた騒音被害賠償請求訴訟について、国に対し369億ウオン(約33億6000万円)の賠償金を払うように命じる判決を言い渡しました。算定基準として1人当たり1ヶ月2万から6万ウオンとし、1人平均で180万ウオン(約16万4000円)としています。

@BAAがガトウイック空港の売却を発表
 イギリスの空港運営会社・BAAは17日、ロンドン近郊のガトウック空港を売却すると発表しました。これは、競争政策委員会が「BAAが7空港を所有することにより、競争が詐害され、サービスが低下しているので、3空港を売却すべき。」(8月21日の出来事を参照)と求めていたことに応じるものです。売却額は約20億ポンド(約3800億円)に上るものと見られ、ヴァージングループなどが売却先候補に挙がっています。


*9月17日

@日本・フィンランドの航空協議合意・北伸完成後に週7便へ
 11日・12日に開かれた日本とフィンランドの航空当局者協議で双方が直ちに週21便まで運航出来るようにすることで合意しました。また、成田空港の平行滑走路北伸が完成する2010年以降は週24便にし、この内、成田空港は双方が週7便を運航出来ることになりました。現在は週4便です。

@羽田空港の制限区域に高校生が誰にも見とがめられずに入り込む
 先月27日午前11時頃、羽田空港の駐機場に福岡県の高校3年生が入り込んでいるのが発見され、現行犯逮捕される事件がありました。この高校生は福岡から到着した後、徒歩で貨物ゲートに向かい、ゲートを通過する貨物運送車両の陰に隠れてゲートを通過した模様です。ゲートの警備員も気づかず、監視カメラにも写っていませんでした。高校生は「飛行機が見たかった。」と供述しているとのことです。この事件を受けて国土交通省は全国の空港に警備体制を見直すように指示しました。

@全日空社長を呼んで原因究明と再発防止を指示
 国土交通省は昨日、全日空の山元社長を呼び、14日未明に起こったシステムトラブルについて原因究明と再発防止について注意しました。今回のトラブルで最終的には約68000人の乗客に影響が出ました。同社は昨年5月27日にもシステムトラブルで約70000人に影響を与えています。

@富士重工が三菱航空機会社に技術者4人を派遣へ
 富士重工は昨日、三菱リージョナルジェット(MRJ)の設計開発に協力することを正式に発表しました。設計関係の技術者4人を出向の形で2年間派遣する、としています。しかし、機体製造や三菱航空機会社への出資は考えていない、とのことです。

@ルフトハンザ航空がブリュッセル航空買収で合意
 ルフトハンザ航空とブリュッセル航空は15日、ルフトハンザ航空がブリュッセル航空の株式の45%を増資により6500万ユーロで取得し、2011年に残りの55%を取得して買収することで合意しました。ただし、両社の取締役会の承認や行政当局の審査はこれからになる、とのことです。ルフトハンザ航空が買収したスイス航空の場合と同じように、ブリュッセル航空のブランドは残して運航することになるとのことです。

@「ルフトかエールフランスと提携する」とイタリア首相
 イタリアのベルルスコーニ首相は16日夕、フランスのサルゴジ大統領とパリで会談し、「アリタリア航空はエールフランスKLMかルフトハンザ航空と提携することになるだろう。」と述べました。
【コメント】ベルルスコーニ氏は首相になる前の選挙では「エールフランスKLM案のような労働者を切り売りするような提携はしない。」と言って、労働者の支持を訴えていましたが、結局は合理化は避けられなかったのでしょうね。

@エア・カリブがA350-1000型機を3機発注へ
 エアバス社はこのほど、カリブ海フランス領の航空会社、エア・カリブとA350-1000型機を3機受注する覚書を結んだ、と発表しました。


*9月16日

@「新くうこうだより・2008秋号」が届きました
 今日、成田国際空港株式会社から「新くうこうだより・2008秋号」が届きました。2・3面は「第23回成田空港周辺児童 書道・絵画展」の入選作品特集です。4面は30周年記念「青少年海外派遣事業」の様子、5面は「空の日」イベント紹介、6・7面の「空港周辺ほっこりスポット」は「栄町」の紹介でした。8面の「Air Line File」は「チャイナ エアライン」の巻きでした。

@石垣空港の滑走路に穴が開き閉鎖
 今日午前9時30分頃、石垣空港の滑走路に落雷によると見られる穴が見つかりました。発見された穴は3個で直径が15から20cm、深さが2から3cmありました。滑走路は補修のために午前10時53分から午後1時20分頃まで閉鎖されました。石垣地方は台風13号の影響で大気が不安定になり、今日だけで、少なくても17便が欠航となる見込みとのことです。

@アリタリア航空の4労組が3200人の解雇に合意
 15日、アリタリア航空の最大労組を含む4労組と会社側が3200人を解雇することで合意に達しました。しかし、残りの乗員組合を含む5労組とは合意に至っていません。管財人は労組との合意が成立しない場合は会社精算手続きに入る意向、とのことです。


*9月15日

@成田空港で「空の日」イベント行われる
 昨日と今日、20日の「空の日」にちなんだイベントが成田空港で行われました。昨日は国土交通省成田空港事務所が主催する「航空教室」が開かれ、公募で選ばれた中学生18人と高校生14人が参加し、管制塔の見学や管制シミュレーターの体験を行いました。
 また、今日は小学生約170人が参加する「飛行機との綱引き」が行われ、B-777-300ER型機を相手に綱引きを行いましたが、小学生だけでは飛行機はびくともせず、父母も入って引くとゆっくりと動き出しました。

@全日空のシステム障害で最終的に63便が欠航
 昨日早朝に起こった全日空国内線のシステム障害は混乱が終日続き、最終的に全日空で53便、共同運航の他社便で10便の欠航が出ました。遅れなども含めて影響を受けた乗客は約54000人に上りました。機材繰りの関係で今日も欠航便が出るとのことです。

@スターフライヤーのA320型機が不具合で欠航が4便
 昨日午前7時過ぎに北九州空港で、スターフライヤーの始業前点検でA320型機の1機の垂直尾翼方向舵に不具合が見つかりました。このため、北九州=羽田線の4便が欠航しました。

@アリタリア・燃料供給拒否で欠航が出るおそれ
 先月29日に破産法を申請したイタリアのアリタリア航空は精算会社と航空業会社に分割する再建案に対して、労働組合が再建案に含まれる合理化案に難色を示し、交渉が難航しています。このため、資金繰りがますます悪化し、航空燃料の供給を拒否され、15日以降多量の欠航便が出る、とのことです。


*9月14日

@芝山町に共存目指す住民組織設立
 昨日、芝山町で成田空港との共存共栄を目指す住民組織「芝山町『空港と暮らし』推進協議会」の設立会が開かれました。会の趣意書では「町の70%強の地域が航空機騒音の被害を受けているが、問題解決の道は見い出されていないが、騒音問題を克服して空港と地域の『共栄』を目指していく。」としています。会長に推された飯島信之氏は「発着回数の拡大や民営化、羽田との関係など成田空港を取り巻く状況が大きく変わる中、空港と地域の本来あるべき姿を考え、ともに発展する道を探っていきたい」と挨拶しました。設立会には町民約30人が参加し、相川町長も来賓として参加しました。

@全日空・国内線の予約システムがダウンし、45便が欠航に
 今朝早く、全日空の国内線予約システムにトラブルが発生し、全国約50の空港にある1000機近い端末の90%が使えなくなりました。このため、自動チェックイン機や手作業で搭乗手続きを行いましたが、作業が間に合わず、他社便も含め45便を欠航とする措置をとりました。システムは午前11時45分頃、仮復旧しましたが、最大で3時間半の遅れが出るなど混乱が続いています。全日空と共通のシステムを使っている北海道国際航空(エア・ドゥ)、スターフライヤー、スカイネットアジア航空、アイベックスエアラインズでも欠航や遅れが出ました。

@ロシア中部でアエロフロート機が墜落・88人死亡
 14日未明、モスクワ発ペルミ行きのアエロフロート・B-737型機がペルミへの着陸態勢に入って高度約1100mで、突然レーダーから機影が消えました。同機はペルミの南西部に墜落しているのが発見されました。残骸は焼けこげ、約4Km四方に散乱しているとのことです。乗客・乗員88人は全員死亡したとのことです。エンジン1基に火災が発生し爆発した、との情報もあります。ペルミはウラル山脈の西の麓にある都市です。

@ルフトハンザ航空がスカンジナビア航空の買収を検討
 ロイター通信などによりますと、ルフトハンザ航空はスカンジナビア航空の買収を検討しているとのことです。5月にスカンジナビア航空側から打診された、とのことです。しかし、可能性については今のところ未知数、とのことです。


*9月13日

@「関空乗り継ぎ充実のために関空=成田に乗り継ぎ便を」大阪府
 昨日開かれた「交通政策審議会航空分科会」のヒアリングで大阪府は「関西空港発の海外渡航需要底上げにより、関西空港発国際線の拡大につなげるため、一時的に関西空港=成田空港に国際線の乗り継ぎ便を導入すべき。」と主張しました。
 また、関西空港会社は「関西空港の国際線充実のためには内際乗り継ぎ機能の向上が必要であり、大阪空港の運用をさらに抑制すべきである。」と主張しました。

@第1ターミナル新駐車場を10月1日からオープン
 成田国際空港株式会社は昨日、旧本社跡地に建設中だった第1ターミナル用駐車場(第5駐車場)を来月1日にオープンすることを明らかにしました。収容台数は590台(ただし、238台分は予約車専用)となるそうです。詳しくはこのページを見てください。

@「関西空港救済策を今年度中に」国土交通省
 昨日開かれた「交通政策審議会航空分科会」で国土交通省は関西空港の1兆1000億円を超える有利子負債について、関西空港会社の金利負担を軽減するための改善策を今年度中にまとめる意向を表明しました。
【コメント】何回も書きましたが、関西空港の建設の経過は「国費の無駄遣い」と批判のある中、大阪空港の騒音対策のためにも、「民間資本の活用で国にあまり負担をかけないからやらせてくれ」と言うことで、始まったと記憶しています。2本目の滑走路も「国費の無駄遣い」と批判のある中、またもや強引に建設しました。これで有利子負債をグーンと増加させました。ですから、ここに来て、「関西の国際線基幹空港だから、国が金を出すのは当然」と言う主張には釈然としないものがあります。「造っちまえば、国が面倒を見てくれるだろう」と言うのは虫がよすぎるのではないでしょうか。関西空港が出来たら、大阪空港はローカル線専用になるはずだったのを、「不便になるから」と強引に国内線基幹空港として存続させ、神戸空港まで造ったのも、今日の関西空港会社の経営悪化の原因ではないでしょうか。

@羽田空港深夜早朝国際チャーター便向けのリムジンバス運行開始
 羽田空港の深夜早朝時間帯を使った国際チャーター便用リムジンバスの運行が今日の未明から始まりました。今日の平均乗客数は1台当たり9人だったとのことです。知名度が上がってくると乗客も増えるとは思いますが。

@スターフライヤーの国際チャーター便が初運航
 スターフライヤーの初めての国際線となる北九州=仁川線のチャーター便が今日未明に初めて運航されました。午前1時に北九州を出発し、午前6時に北九州に帰ってきました。往復便とも満席だったとのことです。機体は北九州に夜間駐機する国内線の機体を使ったチャーター便となります。


*9月12日

@給油車両がスリランカ航空機のエンジンに接触・欠航に
 昨日午後1時10分頃、成田空港第2ターミナルの駐機場で出発準備中だったスリランカ航空461便・A340-300型機の第1エンジンに給油車両が接触しました。この接触によりエンジンカバーに約70cmの亀裂が出来てしましました。同機には乗客も搭乗済みでしたが、点検の必要から欠航となりました。

@訓練で誤って緊急地震速報流れる・第1ターミナル
 昨日午後1時35分頃、成田空港第1ターミナルで同ターミナルの警備を担当する成田国際空港株式会社の関連会社社員が防災訓練中に誤って緊急地震速報を流してしまいました。すぐに訂正の放送を入れましたが、利用客に一時、動揺が広がりましたが、離着陸も正常に行われ混乱はありませんでした。

@静岡空港隣接地に「制限表面」超える立木・開港時期に影響か
 昨日静岡地裁で行われた、静岡空港隣接用地の土地収用法を巡る訴訟で、隣接地に航空法で定められている「制限表面」に約1m突き出ている立木が存在することが明らかになりました。この立木がある土地は建設反対派住民の所有地で「伐採には応じられない。」としています。この土地は土地収用法の対象にもなっておらず、強制的な伐採も不可能です。静岡県側は「地滑り対策として伐採に応じてほしい。」と再三に渡り求めています。この立木があると開港に必要な、国の「完成検査」に合格出来ず、来年3月の開港に影響が出る可能性もあります。

@「日本トラベル」が9日に営業停止
 旅行会社の「日本トラベル」は9日付で営業継続を断念する旨の告示を行っていることが分かりました。近く、自己破産を申請するとのことです。会社側の説明では、消費者からの預かり金は約6000万円とのことです。同社の全国旅行業協会の弁済限度額は7000万円とのことです。

@トリビューンが「検索システムに問題ある」とグーグルを非難
 8日に起こった、ユナイティド航空の破産法申請の過去記事が流れ株価が急落した事件でトリビューンは「Googleの検索システムに問題があった」とGoogleを非難しました。事件の発端となった過去記事はシカゴ・トリビューンの関連会社であるオーランド・サン紙が8日に掲載した記事ですが、トリビューン側は「Googleのニュース検索方法に責任がある。過去にこの問題についてGoogleに指摘をした。Googleの検索が人手ではなく、ポットとアルゴリズムで見出しを分けている事にある。」としています。これに対してGoogleは「8日に掲載されたこの記事がウエブサイト上で最も読まれた記事のリストに入ったため、『ニュースダイジェスト』に入った。」としています。
【コメント】Googleのニュース検索では私も似たような経験を何回もしました。多量の過去記事が突然出てくることがたまにあります。航空関係の記事を検索していますと、突然、過去の記事が多量に出てきてびっくりすることがありました。「なんか、読んだような記事だな。」と思い、注意して読むと「なんだ、過去の記事じゃん。」と分かります。この頃は、滅多に出てきませんが。


*9月11日

@来年度予算に成田空港と大阪空港の離陸待機灯を要求
 国土交通省は成田空港と大阪空港に滑走路への誤進入を防ぐための離陸待機灯整備を来年度概算要求に盛り込みました。また、羽田空港再拡張後に滑走路横断が非常に多くなるため、滑走路横断の可否を示す滑走路入口灯を20数カ所整備するための予算も要求しました。ただ、この滑走路入口灯は安全性を検証するための試験期間が必要なため、2010年度の運用開始を目指すとのことです。

@那覇空港で空自のF4戦闘機タイヤがパンクし、滑走路閉鎖
 今日午後0時50分頃、4機編隊で着陸しようとした航空自衛隊のF4戦闘機の1機の左後輪のタイヤがパンクしました。このため、滑走路の点検などにより滑走路が閉鎖されています。1時50分現在で閉鎖は解除されておらず、着陸予定の民間機は上空で待機旋回をしているとのことです。残り3機の空自機は米軍嘉手納基地に着陸しました。

@全日空が70%越えで来年度の新潟=福岡線存続の方向
 全日空は昨日、来年度に廃止を予定していた新潟=福岡線を存続する方向で検討していることを明らかにしました。この路線は搭乗率の悪化から、今年4月に機材を小型化し、1日2便を1便に減便した際、全日空が新潟県側に来年度に廃止する意向を表明しました。その時に、県側と「搭乗率が70%を超えた場合は存続を検討する。」との合意をしました。4月から9月までの搭乗率が70%を超えることが確実になったために存続を決断したものです。

@B-787型機がストライキで納入さらに遅延に・ボー社幹部
 ボーイング社の最高財務責任者は10日、ストライキが1ヶ月以上続くとの見通しを示し、「その分、B-787型機の納入が遅れるだろう。」と述べ、記者からの「初号機納入が2010年以降にずれ込む可能性は。」との質問に対し、「現段階では何とも言えない。」と述べたとのことです。


*9月10日

@成田市の健康調査で睡眠障害と健康被害に相関関係
 今日の読売新聞によりますと、成田市と京都大学の研究チームが2005年から2006年にかけて、成田空港周辺市民を対象に行った調査結果が、今日から福岡市で開かれる日本音響学会で調査に当たった松井利仁京大準教授らによって発表されるとのことです。この調査結果によりますと、A滑走路周辺住民2861人では頭痛や体調不良と言った症状を訴える人の比率は航空機騒音による睡眠妨害を受ける比率が高いほど大きくなるとのことです。これについて松井准教授は「健康被害を与えているのは夜間の睡眠妨害。海外では昼夜の騒音基準を分けている国も多く、夜間の騒音発生回数や、それらの最大騒音を指標に加えることで、健康被害を防ぐ航空騒音対策ができる」と指摘しており、日本でもWECPNLやLdenのようなエネルギー平均だけではなく、これらの方式を採用する必要性を強調しています。

@BAが12月8日から成田=ロンドン線を半減に
 ブリティシュ・エアウエイズはこのほど、12月8日から現在、週14便で運航している成田=ロンドン線を週7便に半減することを明らかにしました。冬季の需要減に対応するため、とのことです。

@「ボーイング社のストライキでB-787型機の納入が心配」日航社長
 日本航空の西松社長は昨日の記者会見で、55機発注しているB-787型機について「ボーイング社のストライキは過去に数ヶ月に及んだこともあり、納入がさらに遅れるのではないかと心配している。」と述べました。また、この記者会見で、トラブルが続くボンバルディア社の機体について、社内に約20人の集中して点検・管理するチームを立ち上げたことを明らかにしました。

@日本航空の7月国際線旅客が8.8%減に
 日本航空がこのほど明らかにした7月の輸送実績によりますと、国際線旅客は前年同月比8.8%減の大幅な減少になりました。特に、中国線は北京オリンピックがあったにもかかわらず同22.2%減となり、欧州線やグアム線も同10%を越す減少となりました。

@デルタとシンガポールが日本発の燃油サーチャージャーを引き下げへ
 デルタ航空は10月1日から発券する日本発の太平洋路線の燃油サーチャージャーを28000円から20000円に引き下げることを明らかにしました。また、シンガポール航空も10月1日から来年3月31日の日本発のシンガポール線の燃油サーチャージャーを110米ドルから100米ドルに値下げすることを発表しました。


*9月9日

@森中社長がヒアリングで「最小限の規制を」「地域共生策は必要」
 成田国際空港株式会社の森中社長は昨日開かれた「空港インフラへの規制のあり方に関する研究会」のヒアリングで、空港会社への外資規制について、「成田空港は独占性の強い社会インフ ラで、代替性が利かない」として、完全民営化する際には「必要な規制はや むを得ないのではないか」としつつ、「規制は最小限として頂きた い」と述べました。また、地域共生策について「空港の利益確保には直接結びつかないが、地元も30万回について研究を初めてをり、これまでの経緯も考えると、完全民営化後も変わることはない。規制のあり方でも、地域との共生策について、これまでの取り組みを前提とした配慮をお願いしたい」と完全民営化後も地域共生策を重視していく方針を示しました。

@全日空の7月国際線旅客が5.3%減に
 全日空が昨日発表した7月の国際線旅客は前年同月比5.3%減となりました。ヨーロッパ方面は比較的堅調でしたが、多方面はおしなべて前年同月を大幅に下回りました。

@ボーイング社のストで部品会社が減産を発表
 アメリカの航空部品メーカーの大手「スピリット・エアロシステムズ」は8日、ボーイング社のストライキによる生産停止に伴い、減産体制にはいると発表しました。また、これに関連して通期の業績見通しを下方修正することを明らかにしました。同社はボーイング社向けが90%を占めています。日本企業も対応を迫られることになりそうです。

@過去記事を誤って掲載されユナイティド航空株が一時急落
 8日、アメリカのシカゴ・トリビューン紙が誤って2002年12月のユナイティド航空が破産法を申請したときの記事を掲載してしまいました。これを新しい記事と取り違えた投資家がユナイティド航空株を一斉に売ったために、同社株は一時76%も下落しました。ナスダックは同社株の売買を停止しましたが、誤報と分かり売買を再開し、結局、11.22%安で終わりました。背景には航空会社の経営に対する投資家の不安があるようです。


*9月8日

@「成田増枠は新規地点を増やす方向で」航空局長
 国土交通省の前田航空局長は5日の記者会見で成田空港で2010年に増える枠の配分を巡る各国との航空交渉について「新規地点が入ってくると、成田空港としての役割がより発揮されるのではないか」と述べ、新規地点とのネットワークの充実に力を入れる方針を明らかにしました。

@日本航空が北伸完成後に成田=チェンナイ線を検討
 日本航空は2010年の平行滑走路北伸完成後にインドのチェンナイ(旧マドラス)と成田空港を結ぶ路線の運航を検討している、とのことです。


*9月7日

@「全国基地爆音訴訟原告団連絡会議」を結成
 5日から大和市で開かれている「全国基地爆音訴訟原告団交流集会」は昨日、約370名が参加する全体会議を開き、「全国基地爆音訴訟原告団連絡会議(仮称)」を結成することを決議しました。今後、1年1回全国代表者会議を開き、交流会も随時開いていくことになりました。全体会議の終わりには「静かな空を取り戻し、基地のない平和な日本を実現するまで、全国各地で志を共にする仲間と連帯して闘う」とする集会宣言を採択しました。

@来月1日から「2008年国際航空宇宙展」を開催
 4年毎に開催される、社団法人 日本航空宇宙工業会主催の「国際航空宇宙展」が今年は来月1日から5日までパシフィコ横浜で行われます。一般公開は4日と5日で入場料は前売り券が1000円、当日券が1200円となっています。詳しくはホームページで確認してください。


*9月6日

@沖縄市で初めての市街地上空飛行目視調査
 沖縄市では4日午後7時から9時半まで、嘉手納基地を離発着する米軍機の夜間市街地飛行目視調査を初めて行いました。これは、「夜間の飛行機騒音が激しい」との苦情や問い合わせが増えているために試験的に実施したものです。2時間半の調査で市役所上空や市街地を飛行する米軍機が多数確認されました。米軍との間で締結した「航空機騒音規制措置(騒音防止協定)」では「市街地上空の飛行は出来るだけ避ける」との条項があります。同市では昨日、沖縄防衛局を訪れ、口頭で「米軍機が市街地上空の夜間飛行を行わないように」とする申し入れを行いました。

@ボーイング社の最大労組がストライキに突入へ
 ボーイング社の最大労組で約27000人が加入する国際機械工労組(IAM)は会社側との交渉が決裂したため、6日午前0時(日本時間午後4時)からストライキに突入します。賃上げ率や従業員の医療費負担増加などで合意出来なかったとのことです。このストライキが長引くとB-787型機の納入がさらに遅れる懸念があり、部品を供給している日本の企業にも影響が出る可能性があります。ストによる損失は1日当たり1億ドル(約108億円)と言われています。

@エア・インディア機で蛇が行方不明・そのまま運航
 1日、インドのデリーにスリランカから到着したエア・インディア機で座席の下にドクロを巻いている蛇が発見されました。乗客を降ろした後で捕獲作戦を行いましたが、蛇は空気取り入れ口から逃走し、パネルをはがすなどの作業を行いましたが、捕獲出来ませんでした。しかし、同社は「危険性はない」として次の目的地のムンバイまでそのまま運航したとのことです。
【コメント】かなり怖い話ですね。飛行中にこの蛇が客室に出てきたらパニックになりませんかね。また、どこかに潜り込んで、配管を詰まらせるなどの可能性はなかったのでしょうか。確かに、欠航とするのは会社側にとって痛手でしょうが。


*9月5日

@飛行計画承認を伝達忘れて離陸・釧路空港
 昨日午後3時6分頃、釧路空港から丘珠空港に向けて離陸した北海道エアシステム2864便・サーブ340型機が「飛行計画が承認された」との連絡を受けないまま離陸するトラブルがありました。同機は他機との接近の危険がないとしてそのまま丘珠空港に向かいました。飛行計画は承認されており、機長と管制官の連絡ミスと見られています。

@韓国の空軍基地騒音を巡る訴訟の原告が約70万人
 5日の朝鮮日報の日本語版によりますと、韓国で4日に開かれた「空軍騒音政策発展セミナー」の発表で、「2002年から現在までの空軍機の騒音に関する訴訟は130件起こっており、原告総数は約70万5000人となっているとのことです。その損害賠償請求額は約1674億ウオン(約160億円)の達する。」とのことです。また、別の発表では「空港周辺で航空機騒音の被害を受けている住民は約54万人と推定され、基地周辺の騒音対策費用は8兆ウオン(約7657億円)に達する。」とのことです。

@ボーイング社最大労組がストライキ権を87%で確立
 ボーイング社の最大労組・国際機械工労組(IAM)は会社提案に対する3日の投票結果を公表しましたが、会社提案に反対する票が80%、スト突入賛成票が87%に達しました。これにより、4日午前0時からストに突入することになっていましたが、州知事らの斡旋によりスト突入を48時間延期し、会社側との交渉を継続することになりました。

@ブリティシュ・エアウエイズ機の失速事故は燃料水分の氷結か
 今年1月17日にロンドンのヒースロー空港で起こったブリティシュ・エアウエイズのB-777型機が着陸の際にエンジン出力が低下して失速し、滑走路手前に着陸した事故原因についてイギリスの航空事故調査委員会は4日、「極低温の高空を飛行している内に(ジェット旅客機はどれもこのような高度を飛行しますが)燃料内の水分が氷結し、燃料系統を詰まらせたのが原因」とする中間報告を発表しました。「燃料成分に異常はなかった」とのことで、「氷結の原因については今のところ不明」としています。これについて同委員会は欧米の航空当局に対して、「燃料氷結に向けた何らかの対策をとるように」とする勧告を出しました。
【コメント】原因がはっきりしないのでは抜本的な対策の取りようがないのではないのでしょうか。燃料の水分を出来る限り少なくすることでしょうか。また、燃料を暖める装置を強化することでしょうか。しかし、このような事故は聞いたことがありません。

@エールフランスKLMが燃油サーチャージャー引き下げを発表
 エールフランスKLMは5日、原油価格の下落を受けて5日の航空券から燃油サーチャージャーを引き下げることを明らかにしました。国内線は2ユーロ(約300円)、中距離線は4ユーロ、長距離線は10から14ユーロとなっています。
【コメント】額は少ないとはいえ、素早い対応ですね。日本でも早く対応してほしいものです。日本の航空会社は3ヶ月ごとの改定ですから、10月搭乗分まで待たされることになりますね。

@ガルフ航空がB-787型機を8機追加発注
 バーレーンのガルフ航空はこのほど、ボーイング社とB-787型機を8機追加で発注する覚書を取り交わしました。


*9月4日

@成田空港の夏休み出入国者が5.9%減に
 東京入国管理局成田支局は夏休み(7月17日から8月31日)に成田空港を利用した出入国者が前年同期比で5.9%減となる約362万2700人となったことを明らかにしました。この数字は7月に成田国際空港株式会社が予測した旅客数よりも約13万人少なくなりました。特に、日本人出国者が同8.0%減と大きく落ち込みました。

@明日から初めての「全国基地爆音訴訟原告団交流集会」を開催
 基地周辺で航空機騒音に悩む訴訟団が一堂に会する「全国基地爆音訴訟原告団交流集会」が明日から7日まで神奈川県大和市で開かれます。参加するのは、・厚木基地の第4次厚木訴訟原告団・厚木基地爆音防止期成同盟(通称・厚木爆同)・嘉手納基地訴訟団・普天間基地訴訟団・小松基地訴訟団・横田基地訴訟団の各訴訟団に加え、訴訟を準備中の岩国基地、横田基地の住民になります。集会では「裁判闘争の進め方と住民運動の取り組み」「在日米軍の再編と基地訴訟」「自治体の取り組みへの対応」などのテーマで話し合うとのことです。

@関西空港会社の社長が「上下分離がどうしても必要」
 関西空港会社の村山社長は昨日都内で開かれた関西空港についてのシンポジュウムで「会社の財務体質を改善するには関西空港島の土地を関西空港会社から分離して、政府や民間資本による第三セクター的な特定目的会社を設立し、有利子負債をここに移すことがどうしても必要。」と述べました。また、大阪空港との関係については「利便性は損なうが、大阪空港の国内長距離路線を規制して、関西空港での乗り継ぎを充実することが必要。」とも述べました。

@泉南市議会が全会一致で「大阪空港廃止要望」を決議
 関西空港の地元自治体の一つである大阪府の泉南市議会は昨日、大阪空港の廃止を国と大阪府に要望する決議を全会一致で採択しました。

@ボーイング社がMRJに技術とノウハウで協力へ
 ボーイング社が三菱航空機の三菱リージョナルジェット(MRJ)の製作で協力することが明らかにしました。膨大な資料が必要となるアメリカ連邦航空局(FAA)の型式証明取得で多くの経験を持つボーイング社のノウハウを駆使して協力します。また、機体開発や設計評価など、一部の技術面の協力も検討する、とのことです。

@富士重工がMRJの開発に参加
 富士重工は三菱リージョナルジェット(MRJ)の開発に参加することになりました。当面は中央翼などの主要部品の設計で協力し、将来は部品の受託生産に参加する意向とのことです。


*9月3日

@6日から15日まで「空の日フェスティバル」
 20日の「空の日」を記念する催しが成田空港や航空科学博物館などで行われます。「飛行機との綱引き」や「ジャンク市」など盛りだくさんです。詳しくはここで確認してください。

@同じ便で覚醒剤を持ち込んだカナダ人を逮捕・起訴
 昨日書きました、覚醒剤を持ち込んだオランダ人と同じ日の同じ便でマレーシアから成田空港に到着した66歳のカナダ人が約650gの覚醒剤をスーツケースの引き手収納部分に隠して密輸しようとして逮捕されていたことが分かりました。東京税関と千葉県警はこのカナダ人を起訴しました。このカナダ人は「カナダの友人に5000ドルの報酬で持ちかけられた。」と供述しています。ただし、覚醒剤の純度が違うため、オランダ人に依頼したグループとは異なるグループによるものと見られています。

@米倉庫大手のAMBが今年度中に成田空港周辺の物流施設を3棟から7棟に
 アメリカの倉庫大手のAMBプロパティはこのほど、今後4年間に約2000億円を投入して、日本に所有する物流施設を倍増する計画を明らかにしました。中心となる成田空港周辺で今年度中に現在3棟の施設を7棟に増やすとのことです。

@機内アナウンスのユーモアー
 日本ではこんな機内アナウンスをすると乗客からクレームが出るかもしれませんが、外国のユーモアあふれる機内アナウンスの数々を楽しんでください。


*9月2日

@日本航空が成田=西安線を運休へ・10月から
 日本航空は10月から成田=西安線を運休する方針を固めました。すでに、旅行会社などには通知しているとのことです。元々この路線は採算はよくありませんでしたが、日本航空としては中国線全体としてトータルで判断していましたが、このところの中国線の低迷で運休を決断したようです。

@覚醒剤密輸容疑のオランダ人を起訴
 東京税関と千葉県警は昨日、先月12日にマレーシアから成田空港に到着した際に、コルセットの中に覚醒剤約1Kgを隠して密輸しようとしたオランダ国籍の60歳の男性を起訴しました。この男性は訪日目的を「商用」としていましたが、荷物に仕事に関係するものがなく検査したところ隠し持っていました。男は「オランダのカジノで300万円で引き受けた。」と供述しています。
【コメント】確かに「商用」と言えないこともないですね。危ない仕事ですが。

@嘉手納基地周辺の60%が環境基準未達成・07年度
 沖縄県は昨日、2007年度の基地周辺の航空機騒音測定結果を発表しましたが、嘉手納基地ではF15戦闘機の飛行停止もありWECPNLは低下したものの、測定地点15カ所の内9カ所で航空機騒音環境基準を超えていました。また、普天間飛行場周辺では9地点中3地点で航空機騒音環境基準を超えていたとのことです。普天間飛行場周辺のWECPNLは増加しているとのことです。また、深夜・早朝の騒音が増加しているとのことです。

@全日空が最高400万円の高額景品を訂正
 全日空は最高400万円の旅行券をプレゼントすることになる「ANA夏の旅行インターネット予約・購入キャンペーン」の景品を訂正しました。外部から「違反ではないか。」とのメールによる指摘があり、調べたところ、最高で400万円になることが分かったとのことです。景品表示法では適用上限を「10万円」としています。そこで、全日空ではプレゼントを「10万円の旅行券」に訂正しました。

@オーストラリアの航空安全局がカンタス航空に改善命令
 オーストラリアの民間航空安全局は1日、臨時検査を行っていたカンタス航空に対し「整備手順に問題があり、同社が独自に定めた整備基準も満たしていない。」として改善命令を出しました。また、同社が所有する機種ごとに1機を選び、随時に検査する「集中的監査」も実施すると通告しました。しかし、同局は「カンタスが安全な航空会社であることに間違いはない。」としています。
【コメント】国の利益を考えたら、このような言い方になるのでしょうね。今までのように「世界一安全な航空会社」とは言えなくなったように思いますが。

@離陸準備中のエンジンから出火・ベトナム航空機
 先月30日、ベトナムのフーカット空港で離陸準備中だったベトナム航空461便・アントノフ72型機の右エンジンから出火しましたが、エンジンの自動消火装置で火はすぐに消し止められるトラブルがありました。
【コメント】原因は分かりませんが、離陸前で燃料満タン時のトラブルは危ないところだったのではないでしょうか。そう言えば、7月30日にも成田空港でエンジンが出火しましたね。整備に問題があるのでしょうか。


*9月1日

@8月のアクセス数は24359回でした。これからもよろしくお願いいたします。

@アリタリア航空・日本路線は当面現状維持
 破産法を申請したアリタリア航空ですが、成田空港と関西空港に乗り入れています。当面の間は現状のまま運航を続けるとのことです。新会社の方針が確定すると、どうなるか分かりませんね。(右写真:成田空港のアリタリア航空機・2006.10.4)

@アラブ首長国連邦が多量の成田乗り入れを要求
 昨日書いたアラブ首長国連邦との航空交渉ですが、アラブ首長国連邦側が多量の成田空港乗り入れを要求し、限られた増枠の中でこの要求に日本側が応じられなかったのが合意出来なかった原因とのことです。


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