2013年1月前半の出来事


*1月15日

@3400人がロビーで夜を明かす
 昨日の大雪で成田空港では、運用時間を今日午前1時まで延長して、離着陸を行いましたが、約3400人がターミナル内ロビーで一夜を過ごしました。成田空港では昨日、国際・国内線合わせて71便が欠航したほか、ダイバードや遅れが相次ぎました。成田国際空港株式会社は夜明かしの利用者らに寝袋や弁当などを提供しました。滑走路は今朝から通常運用に戻りましたが、機材繰りの関係で今日も欠航や遅れが出る模様です。

@キャセイ航空機が「煙発生」で引き返す
 今日午前11時5分頃、離陸した成田発香港行きのキャセイ航空507便・A330型機から「客室で煙が発生したので、引き返す」との連絡があり、同11時15分頃、無事に緊急着陸しました。詳しいことはまだ分かりません。

@国土がB787型機トラブルで調査チーム立ち上げ
 国土交通省は相次ぐB787型機のトラブルに関する調査チームを立ち上げました。調査チームは昨日から、成田空港で、燃料漏れを起こした日本航空の JA824J 機の調査を始めました。燃料漏れがこの機体独自のトラブルなのか、B787型機全体に共通するトラブルなのか、などを調査することになっています。
 なお、ボストンで発火トラブルを起こした日本航空のB787型機は機体が、10日に日本航空に返還されている、とのことです。日本に戻っているかどうかは分かりません。

@自民税調が日本航空の税金減免をやり玉に
 太田国土交通大臣は11日に、自民党の税制調査会が日本航空の法人税減免措置について見直す議論を行ったことについて、「日本航空だけの問題ではなく、税制全般の問題。公平・公正でなくてはならないのは、当然だ。企業の再生と絡めて税と関わりを検討していく」と述べました。
【コメント】自民党の日本航空たたきが始まりましたね。日本航空をたたいて、自民党がかって持っており、日本航空破綻の一因ともなった“ごり押し権益”の復活をもくろんでいるのでしょうね。自民党は過去の自民・公明政権時代に行った悪政で、高額所得者への所得税率軽減見直しなどで、"見せかけ"の修正を図っていますが、過去の悪政に対する、明確な反省を表明してはいませんね。

@セブ島から帰国の男性がチクングニヤ熱に感染・関西空港
 関西空港検疫所は今日、「10日に、フィリピンのセブ島から帰国した、奈良県の23才男性がチクングニヤ熱に感染していた」と発表しました。チクングニヤ熱は蚊を媒介として感染し、死亡率は低いですが、発熱や関節炎などの症状が出ます。

@UPSがオランダ物流大手の買収を欧州委員会の承認得られず断念
 米物流大手の UPS は現地時間14日、オランダの同業大手 TNT エクスプレスの買収を欧州委員会から「許可しない」との方針を伝えられた、と発表し、TNT エクスプレスの買収を断念することを明らかにしました。


*1月14日

@日本航空のB787型機燃料漏れ調査中に、また燃料漏れ
 日本航空は昨日、ボストンで燃料漏れを起こしたB787型機(JA824J)が、昨日午後1時40分頃、成田空港整備地区で点検・整備中に、左主翼端の燃料放出ノズルから、燃料約100リットルが漏れ出すトラブルがあったことを明らかにしました。ボストンでのトラブルの原因調査で、左主翼の燃料給油口から燃料を抜き取っている最中に発生した、とのことです。この時、計器は燃料タンクから放出ノズルに繋がるバルブが閉じている、との表示だったにもかかわらず、実際にはバルブが開いたために漏れた、とのことです。この時、「バルブが開いた」との警告表示はありませんでした。 日本航空は初期不良である可能性もあるとして、原因調査を継続しています。

@大雪で成田空港でも混乱が拡大か
 今日関東地方を襲った大雪で、成田空港でも午後3時頃から到着便に遅れが出始めています。「Flightradar24」で見ますと、多くの到着機が、洋上で旋回待機を強いられています。今後、雪が収まらないと、他空港へのダイバード(目的地変更)が相次ぐ可能性があります。写真は「Flightradar24」で見た、午後4時頃の日本航空874便待機の様子です。

@元反対同盟熱田派代表の熱田一氏が逝去
 反対同盟熱田派の元代表の熱田一氏が5日、東京都内で亡くなりました。熱田氏は反対同盟熱田派の代表でしたが、円卓会議に繋がる、相川芝山町長らの対話路線に反発して、1990年に代表を辞任し、「熱田派の名前は使わないでくれ」と申し入れ、当時は「反対同盟熱田派」と名称変更されていました。


*1月13日

@横芝光町が「騒音迷惑料」を10年ぶりに改訂へ
 昨日の千葉日報によりますと、横芝光町成田国際空港関連問題対策委員会は11日、町が、騒音の影響を受けている世帯に支給してきた、航空機騒音障害防止対策事業補助金(通称・騒音迷惑料)を来年度に1167万円増額する改定案を決定しました。騒音の影響が大きくなっている B滑走路飛行コース直下地域の騒音迷惑料が少ない、との指摘があり、これを是正するためです。この案を町長に提出することになります。支給対象となるのは約5000世帯です。

@京成バスと東京空港交通が格安バスを4月以降も運行へ
 今日のNHKニュースによりますと、東京空港交通と京成バスは、当初3月末までとしていた都心と成田空港を結ぶ格安バスを、4月以降も運行することを決めました。当初の予想よりも利用者が多いため、としています。写真は昨年12月20日に第2ターミナルに停車する、京成の東京駅行き格安バスです。

@YS-11型機のフライトシミュレーターは成田の企業が開発
 6日の出来事で取り上げた航空科学博物館の YS-11型機のフライトシミュレーターですが、昨日の毎日新聞によりますと、既存のフライトシミュレーターではなく、成田市にある電気工事会社「イーテック」が独自に開発したものだそうです。市販のパソコン・操縦ソフト、ゲーム用の操縦桿などを使って、約20万〜30万円で趣味的に製作した、とのことです。明日まで、楽しめます。


*1月12日

@横芝光町全協で「一度許せば、なし崩しになる」の意見
 今日の毎日新聞によりますと、昨日開かれた成田空港南東部に位置する横芝光町の町議会は、運用時間制限緩和問題で全員協議会を開き、成田国際空港株式会社からの説明を聞きました。議員からは「今でも、(午前6時の)数分前から数機の飛行機が洋上で旋回して午前6時を待っている。やむを得ない理由で1時間早い着陸を認めれば、なし崩しになる」と発言しました。協議会終了後、町の幹部も「空港に近い成田市、芝山町と異なり、緩和で町内の雇用が増えるわけではない。農産物、水産物の販売が増えるかも疑問」と指摘しました。

@成田空港の年末年始出入国者が6.7%増に
 東京入国管理局は昨日、年末年始の成田空港出入国者数が前年同期比6.7%増の約119万2000人だった、と発表しました。この内、日本人は同3.2%増で、2008年のリーマンショック以降で最高になりました。

@シンガポール航空が成田線を2往復ともにA380型機で運航中
 シンガポール航空は成田=シンガポール線の638便・637便を A380型機で運航しています。当面、3月25日までと5月3日・5月6日をA380型機での運航とします。シンガポール=成田=ロサンゼルス線も A380型機で運航していますので、成田=シンガポール間は2往復とも A380型機による運航となっています。右写真は2008年7月2日に離陸するシンガポール航空のA380型機です。

@全日空のB787型機で、今度はオイル漏れ
 昨日午後2時50分頃、羽田発宮崎行きの全日空609便・B787型機の到着後点検で、左エンジンの発電機からオイルが漏れているのが発見されました。このトラブルの修理・点検のため、折り返し便が約50分遅れました。この機体は9日に、ブレーキ系統にトラブルが派生した機体でした。

@米運輸省がB787型機の包括的調査開始を発表
 アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間11日、日本航空のB787型機発火事故に関連して、「ボーイング社とともに、同機の設計や製造、組み立てに至るまで広範囲にわたって包括的調査を実施する」と発表しまた。特に、電力供給システムについての包括的なチェックを重点的に点検することを明らかにしました。しかし、B787型機の運航停止は行わない、とのことです。
【コメント】ボーイング社は B787型機の信頼性について「100%安全であると確信している」と述べて、火消しに懸命です。しかし、B787型機の審査をしたアメリカ連邦航空局(FAA)とボーイング社が共同で検証する、と言うのはどうなのでしょうか。欠陥が見つかれば、「アメリカ連邦航空局(FAA)の審査ミス」と言う事になりかねませんから、果たして、公正な検証が出来るのか疑問が残ります。ただ、膨大なシステムの検証ですから、他の機関では検証が難しいのかも知れません。
 全くの素人ですが、気になるのは日本航空の燃料漏れトラブルと、9日の全日空機のブレーキトラブルです。燃料漏れでは、バルブが開いた原因がまだ「はっきりした」とは報道されていません。日本航空ではコンピューターシステムを調べていたようですし、全日空のトラブルでは、ブレーキ不具合の警告が2度に渡って出たものの、実際には不具合はなかった、との報道もありました。これも、コンピューターシステムのバグの可能性があります。日本航空機の発火もリチウムイオンバッテリーそのものの不具合か、または、電力供給プログラムのバグや配線ミスが原因の可能性もあります。最新の航空機はコンピューターで動いているようなものですが、プログラムが膨大で、複雑になりすぎて、バグを全て発見するのは難しい、と言われています。このバグが、致命的なトラブルに繋がらなければ良いのですが。


*1月11日

@LCC専用ターミナル入札を5月に実施、6月着工へ
 
今日の「建設通信新聞」によりますと、成田国際空港株式会社は LCC 専用ターミナルの入札公告を2月末から3月にかけて行い、5月に入札し、6月に着工する予定、とのことです。完成は来年3月、としています。本館が4階建て約53000平方メートル、サテライト棟が2階建て約8000平方メートル、ブリッジ棟が4階建て約1400平方メートルとなっており、総事業費は約200億円となっています。

@全日空の成田=サンノゼ線が今日から就航
 全日空は今日から成田=サンノゼ線に就航します。予定通り、B787型機を投入します。全日空は「B787型機の安全性に問題はない」としています。成田空港出発は午後5時35分の予定です。

@スカイマークが成田=ニューヨーク線を米国運輸省に申請
 今日の「Fly Team」によりますと、 スカイマークは2日付けで、米国運輸省に A380型機を使って参入する予定の成田=ニューヨーク線定期便就航の申請をしました。就航を2014年後半とし、当初は週5便、デイリー運航に増便します。その中で、売上高を1億9553万米ドル(約172億6400万円)、利益を3259万米ドル(約28億7700万円)としています。また、この申請の中で、米国内の他都市への就航も検討している、と述べています。

@成田空港のトンネルは点検済み・国土交通省
 国土交通省は笹子トンネル天井板崩落事故後に、全国の空港内のトンネル点検を指示しましたが、成田空港・羽田空港・新千歳空港の3空港内にあるトンネルについて、既に点検を行い、危険性がないことを確認している、とのことです。

@全日空のB787型機操縦席窓ガラスにひび
 今日午前11時45分頃、羽田発松山行きの全日空585便・B787型機が兵庫県上空を飛行中に、機長席の窓ガラスにひびが入りました。この修理のために、折り返し便が欠航となりました。

@スカイマークの前年同月超えが3年6ヶ月で途切れる
 スカイマークが昨日発表した昨年12月の搭乗実績によりますと、搭乗者数が前年同月比(以下同じ)3.3%減、ロードファクター(座席利用率)は10.5ポイント減の64.5%となりました。搭乗者数で3年6ヶ月続いた前年同月超えが途切れました。成田空港関係路線の搭乗率は、成田=札幌線が37.0ポイント減の38.3%、成田=旭川線が8.6ポイント減の40.2%、成田=福岡線が61.3%、成田=沖縄線が5.9ポイント減の47.7%、となりました。LCCとの競合路線のロードファクター(座席利用率)が福岡線を除いて50%を切っています。

@竹島問題で大韓航空の10〜12月期利益が大幅な落ち込みか
 昨日の韓国・中央日報日本語版によりますと、竹島領有問題の影響で、韓国に行く日本人が11月で24.8%も減ったことにより、大韓航空の10〜12月の営業利益が予想よりも約65%減る見込み、とのことです。
【コメント】記事では減少の原因の一つとして「円安」をあげていますが、10〜12月期は「円安」は顕著ではなかったのではないでしょうか。


*1月10日

@39回騒音対策委員会は3月28日(木)に開催
 昨日成田国際空港株式会社から連絡がありまして、「第39回騒音対策委員会が3月28日(木)午後に開催される」とのことでした。

@今度は燃料漏洩、ボストンで日航B787型機
 現地時間8日正午頃、ボストンのローガン空港でボストン発成田行きの日本航空7便・B787型機(JA824J)が離陸直前、誘導路を走行中に燃料系統のトラブルを示す警告灯が点灯しました。また、管制官が燃料漏れを確認しパイロットに通報しました。同機は駐機場に戻り、確認したところ、燃料約150リットルが誘導路に漏れていました。日本航空によりますと、機体中央のセンタータンクと左側主翼のメインタンクを結ぶ4個のバルブの内、1個が閉まっておらず、主翼のタンクに燃料が流入して、主翼タンクから溢れた燃料を貯めるサージタンクも一杯になり、オーバーフローした燃料を外に排出する「ベントスクープ」から機外に排出した、 とのことです。このため、同便は整備・安全確認後、同午後3時47分に成田空港に向け出発し、日本時間昨日午後7時30分頃成田空港に無事到着しました。ローガン空港では、7日の B787型機の火災発生に続いて、同型機で連日のトラブルになります。上の写真は2012年11月2日に成田空港で撮影したJA824J機です。
 国土交通省は昨日、日本航空に対して燃料漏れの原因を詳しく調べ、報告するように指示しました。
 日本航空は「点検の結果、飛行の安全性に問題がなければ、今夜にも通常運航に復帰させる」としています。
【コメント】今のところ、両トラブルは機体整備上のトラブルではないようで、日本航空にとっては「思わぬ災難」と言ったところでしょうか。しかし、燃料バルブが開いた原因が、今夜までに特定できるのでしょうか?

@リチウムイオンバッテリーは初めて採用
 7日の出火事故の続報ですが、ボーイング社としては、リチウムイオンバッテリーを B787型機で初めて旅客機に採用しました。この電池は「 GSユアサ」製で、同社は「調査には全面的に協力する」としています。積荷や、乗客の携帯・パソコンなどに採用されているリチウムイオンバッテリー発火事故については、従来からその安全性についての議論があります。(1月2日出来事参照)

@ユナイテッド航空のB787型機で配線ミス
 ユナイテッド航空は日本航空B787型機の出火事故を受けて、所有する6機のB787型機を点検しましたが、その内の1機で補助動力装置のエリアで、配線のミスがあったことを明らかにしました。

@米国NTSBとFAAが調査開始、発火事故
 米運輸安全委員会(NTSB)現地時間8日、7日に起こった日本航空の B787型機出火事故について、正式調査を開始しました。アメリカ連邦航空局(FAA)も調査を行っています。

@「空港関連コストは着陸料だけではない」と航空局長
 田村航空局長は昨日の記者会見で、成田空港の着陸料問題について「国内的にはかなり下がってきたが、近隣国の空港と比べるとまだまだ高い。しかし、着陸料だけがクローズアップされるが、空港関連コストの中ではエアラインにとってごく一部でしかない。様々な施設や毎日の運営の中でかかるコストといった、全体を見て低減していくことが重要だ。」と語りました。

@全日空のB787型機がブレーキ不具合で1便欠航に
 昨日午後2時過ぎ、羽田発山口宇部行き全日空695便・B787型機(JA808J)が離陸した直後に、左主脚の4系統あるブレーキの1系統の不具合を示す警告灯が点灯しました。また、着陸時には同主脚の別ブレーキの不具合を示す警告灯が点灯しました。しかし、同機は無事に着陸しました。この修理・点検のため、折り返し便の698便が欠航となりました。なお、B787型機のブレーキ系統は油圧制御ではなく、電子制御となっています。

@日本貨物航空がB747-8F 型機2号機を受領、明日成田空港到着
 日本貨物航空は B747-8F 型機2号機を受領したと発表しました。明日、成田空港に到着する予定です。

@スカイマークが那覇=石垣線への就航を延期
 スカイマークは昨日、昨年12月28日に発表していた那覇=石垣線の4月20日就航開始を延期する、と発表しました。石垣空港での施設確保に調整が必要なため、としています。


*1月8日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@日本航空のB787型機がボストン到着後に火災、けが人はなし
 現地時間7日午前10時半頃、米国ボストンのローガン空港で、成田発ボストン行きの日本航空8便・B787型機(JA829J)から火が出ました。同機は午前7時6分にローガン空港に着陸しました。乗客・乗員183人は降機した後でけが人はありませんでした。整備士が折り返し便としての出発前点検中に、機内で煙が出ているのを発見し、消防に通報しました。原因は調査中ですが、消火に当たった消防関係者は「補助動力装置のバッテリー付近から火が出たようだ」と語っています。このバッテリーは補助動力装置を駆動するためのもので、 B787型機から新しく採用したリチウムイオン電池です。この機体は日本航空が昨年12月21日にボーイング社から受領したばかりでした。折り返し便は欠航となり、乗客は別の便に振り替えられました。
 国土交通省は今日、全日空と日本航空に対して、このバッテリーの緊急点検を指示しました。日本航空は所有するB787型機6機の点検を始め、午前中に5機の点検が終わり「異常は見つかっていない」とのことです。全日空は午後から所有する17機の点検を始めます。B787型機の電力関係のトラブルが、このところ相次いでいます。(2012年12月19日出来事参照)
【コメント】新しく開発された航空機に初期故障はつきものですが、致命的なトラブルに繋がらないと良いのですが。

@日本航空が夏ダイヤで成田=デリー線にB787型機を再投入へ
 日本航空は3月末の夏季ダイヤから成田=デリー線に B787型機を再投入させます。現在は B777-200ER 型機で運航しています。
【コメント】今回のトラブルで、機材繰りが苦しくなると、この再投入も難しくなる可能性もありますね。

@航空各社の年末年始利用実績
 昨日、航空各社の年末年始利用実績が発表されています。日本航空と全日空については昨日載せましたので、他社をまとめてみます。
【スカイマーク】搭乗者数は前年同期比2.3%増となりましたが、搭乗率は同10.1ポイント減の73.0%となっています。
【スターフライヤー】国内線旅客数は前年同期比3.9%減、利用率は同5.8ポイント減の72.4%となりました。国際線利用率は62.1%となっています。
【エアドゥ】前年同期比で旅客数が4.0%増、ロードファクター(座席利用率)が前年同期比5.1ポイント減の76.5%でした。
・【スカイネットアジア航空】前年同期比で旅客数が2.7%増、ロードファクター(座席利用率)が3.2ポイント減の72.6%でした。
【ピーチ・アビエーション】ロードファクター(座席利用率)で国際線が81.6%、国内線が83.5%でした。
【ジェットスター・ J 】ロードファクター(座席利用率)78.7%。
・【エアアジア・J 】国際線がロードファクター(座席利用率)72.2%、国内線が同77.4%となっています。

@エールフランスがLCC立ち上げを認める
 エールフランスの広報担当者は現地時間7日、フランスと欧州域内路線に格安航空会社(LCC)を立ち上げることを正式に認めました。片道料金を最低で49ユーロ(約5600円)とする、としています。

@ブランデンブルク国際空港の開港が来年に延期
 ドイツのベルリン市長は現地時間7日、ブランデンブルク国際空港の開港が10月27日に間に合わず、延期されることを明らかにしました。開港は来年以降になる、としています。本来は、一昨年10月に開港する予定でした。

@ハワイアン航空がA321neo型機を16機発注で覚書
 ハワイアン航空はエアバスとの間でA321neo型機を16機発注する覚え書きを交わしました。2017年〜2020年にかけて受領する計画です。これには9機のオプションもついています。

@「A380型機をさらに30機必要」とエミレーツ社長
 エミレーツ航空の社長は現地時間7日、「路線拡張のために、さらに30機のA380型機が必要」と語りました。ただ、そのためには「アラブ首長国連邦の夜間外出禁止令の解除や、空港のスペースの増大が条件になる」とも語りました。


*1月7日

@全日空の成田=ヤンゴン線が28日まで運休
 全日空は昨年10月15日より運航している成田=ヤンゴン線の座席構成を、1月30日より、現行のビジネスクラス38席から、ビジネスクラス24席・エコノミークラス10席に変更することを明らかにしました。この変更により、5日〜28日まで同路線は運休となっています。

@日本航空の年末年始実績で国際線旅客は4.1%増に
 日本航空は今日、年末年始のグループ利用実績を発表しました。それによりますと、国際線旅客数は前年同期比(以下同じ)4.1%増、利用率は0.2ポイント減の82.4%、国内線は旅客数が5.8%増、利用率が3.8ポイント増の67.7%でした。

@全日空の年末年始利用状況で国際線旅客数は7.2%増に
 全日空は今日、年末年始のグループ利用状況を発表しました。それによりますと、国際線旅客数は前年同期比(以下同じ)7.2%増、利用率は2.7ポイント減の77.1%でした。国内線旅客数は10.8%増、利用率は3.8ポイント増の66.6%となっています。

@羽田発着枠配分で国土の提案に賛成する有識者はゼロ
 昨日の「PRESIDENT Online 」の「ニュースファイル」によりますと、昨年11月に行われた「羽田空港発着枠配分有識者会議」の第5回会合で、国土交通省が突如「破綻企業が公的支援を受けていた期間は評価の対象から外す」との提案を行った際に、「会議の席上、有識者から次々と『聞いていない』『賛成できない』との声があがりました。会議の終わりで座長が『どなたか国交省の案に賛成の人はいますか?』と挙手を求めたのですが、誰一人として手を挙げた有識者はいませんでした」(会議に参加した有識者)とのことです。「ニュースファイル」では、国土交通省が政権復帰確実視されていた、自民党の顔色をうかがい「過去のJALの破綻は、自民党が地元への利益誘導のために国交省を介し、経営に口を出したことが一因だ。このような歪みに歪みを重ねるような前時代的な裁量行政は、もう終わりにして」と結んでいます。

@ルフトハンザ航空がB747-8I 型機1機をキャンセル
 ルフトハンザ航空は発注していた 20機の B747-8I 型機の内、1機をキャンセルしました。理由は分かりません。


*1月6日

@航空科学博物館でYS-11のシミュレーター体験イベント
 成田空港A滑走路南端近くにある「航空科学博物館」では、YS-11型機の試作1号機が野外展示されていて、自由に見学できます。今週の11日(金)〜14日(月)まで、この「試作1号機のフライトシミュレーター体験」が実施されます。費用は無料で、成田空港離陸から利根川→九十九里浜→成田空港着陸までの操縦模擬体験が出来る、とのことです。同館の公式ホームページには載っていなかったのですが、4日に同館に行ったとき、エレベーター内に右のポスターがありました。ジェット旅客機のフライトシミュレーターは多く見かけますが、YS-11型機のフライトシミュレーターは珍しいのではないでしょうか。

@成田空港で帰国がピークに、「円安実感」の声も
 成田空港では今日、年末年始を海外で過ごした人たちの帰国がピークを迎えました。今日だけで、約48000人が帰国する見込みです。帰国した人の中には「円安を実感しました。」との感想も聞かれ、今後の海外旅行の動向に、円安が影響を与えそうです。

@IBEX機がトラブルで引き返す・大坂空港
 今日午前8時50分頃、大阪発福島行きの IBEXエアラインズ73便・CRJ100型機が離陸直後に、自動操縦システムに不具合が発生し、引き返しました。同便は不具合を修理して、同11時40分に再出発しました。


*1月5日

@西側新誘導路などを3月7日に供用開始
 成田国際空港株式会社は昨日、B滑走路西側新誘導路と横堀地区エプロンの供用開始を3月7日にすることを発表しました。「国土交通省より、合格通知を受領した」とのことです。これにより、今年夏に年間発着回数が27万回まで可能となります。北風時には、この新西側誘導路の使用により、現在の西誘導路から B滑走路南端の離陸位置に移動でき、東側誘導路を使用しなくてもすむようになります。これにより、東側誘導路を使用する場合に生じる、B滑走路飛行コースを横断する際の、着陸誘導無線への障害などがなくなり、制約が少なくなります。この場合、着陸した航空機は新しい西側誘導路からエプロンに出ることになり、離陸機の障害にはなりません。また、南風時には着陸機が従来の西誘導路からエプロンに出ることが出来、離陸機は西側新誘導路から B滑走路北端の離陸位置に向かえることから、お互いの干渉がなくなり使い勝手が良くなります。
【コメント】東側誘導路は「無用の長物」となるのでしょうか? この供用開始によって、B滑走路の発着回数がさらに多くなり、B滑走路飛行コース直下の騒音が激しくなることになります。

@スカイマークが14年に貸し切りジェット事業立ち上げか
 今日の日本経済新聞によりますと、スカイマークは2014年中にも、成田空港を拠点とした貸し切りビジネスジェット事業を立ち上げる計画、とのことです。B737-800型機を改造して30席程度とし、国内線や国際線へのビジネス需要を取り込みたい、としています。費用は1日当たり200万円程度とします。LCC との競争が激しくなる中、収益の多様化を図る狙いがあります。


*1月4日

@顔認識監視カメラの実証実験を「第2ビル駅で」と夏目社長
 今日の毎日新聞によりますと、成田国際空港株式会社の夏目社長は、昨年暮れの記者会見で、空港検問の縮小について、顔認識機能のある監視カメラの実証事件を第2ターミナルにある「空港第2ビル駅」とする方向で検討していることを明らかにしました。「年度内に始められるように協議している」としています。

@ユナイテッド航空が成田=ロス線にB787型機を投入
 ユナイテッド航空は3日から、成田=ロサンゼルス線に B787型機を投入しました。初便のユナイテッド航空32便は、今日午後3時34分成田空港に到着しました。折り返しの33便は同5時40分に出発する予定です。毎日をB787型機で運航します。

@日本航空機がエンジンにある高圧空気調整弁故障で引き返す
 昨日午後2時30分頃、成田発クアラルンプール行きの日本航空723便・B767-300型機が奄美大島付近を飛行中に、右エンジンにある高圧空気調整弁にトラブルが発生しました。この弁は防氷装置にも関係しています。同機は成田空港に引き返しました。同便は機材を変更して、午後6時50分に再出発しました。

@B737MAX型機の総発注数が1000機を越える
 ボーイング社は2日、昨年12月にアヴィエーション・キャピタル・グループ(ACG)から B737 MAX型機を60機を確定受注したことを明らかにしました。これにより、B737MAX型機の総発注機数は1000機を越えました。


*1月3日

@成田空港で帰国ラッシュ始まる、今日44200人帰国
 成田空港で今日から、海外で年末年始を過ごした人たちの帰国ラッシュが始まりました。今日だけで約44200人が帰国する予定です。ピークは6日で、約48000人が帰国する見込みです。

@FAAがB737型機の外板亀裂で、新たな耐空性改善命令
 アメリカ連邦航空局(FAA)は B737-300・-400・-500型機の外板ひび割れについて、新しい耐空性改善命令を出しました。新しい命令では、必要に応じて、別の検査方法を使用して外板の亀裂検査を行うように命じています。米国での該当機数は109機となっています。

@昨年のB787型機引き渡し数は46機に
 ボーイング社は昨年1年間に B787型機を46機引き渡ししました。全日空には14機、日本航空には7機となっています。


*1月2日

@「サーバー資料室」の「Gallery」に「日本貨物航空エコ格納庫見学」を載せました。

@昨日からタイ航空のA380型機が成田線に就航
 タイ航空は昨日から、成田=バンコク線に A380型機を投入しました。昨日午後4時前に到着した676便です。折り返しの677便は午後5時30分発となっています。

@ジェットスター・ J 機に落雷、3便欠航
 昨日午後3時20分頃、成田発福岡行きのジェットスター・ J 127便が着陸体制に入ったところで、落雷を受けましたが、無事着陸しました。点検のため、新千歳発成田行きなど3便が欠航しました。

@リチウムイオン電池輸送の規制が強化
 昨日から、リチウムイオン電池を航空機で輸送する場合の規制が強化されました。今まで、特別な予防措置を回避する包装を許してきた規則の抜け穴をふさぐものです。2010年以降に発生した貨物機墜落の原因が、リチウムイオン電池の発火と疑われています。2010年にはユナイッテド・パーセル・サービスの B747型機がコックピット内部の煙により、計器が見えなくなり墜落しています。また、2011年7月に太平洋に墜落したアシアナ航空の B747型機も積荷のリチウムイオン電池発火が疑われています。また、乗客のパソコンや携帯電話から発火した例が、米国でこの3年間、24件発生しています。しかし、電気生産業界などは「はっきりとした証拠がない」として規制強化に反対しています。なお、パソコンや携帯電話などから、煙が出た場合は水やお茶をかけると有効とのことです。消火器では良く消えない、とのことです。


*1月1日

@夏目社長が「航空自由化」を強調・「くうこうだより 新春号」が届きました
 昨日、成田国際空港株式会社から「くうこうだより 新春号」が届きました。
 1面の新年の挨拶の中で夏目社長は、空港間の競争の激化を強調し、「成田空港がこの競争に勝ち抜くためには、空港機能強化の必要性」と強調しています。特に、オープンスカイについて「航空会社が路線や便数などを自由に決められるオープンスカイ(空の自由化)が成田空港にも適用され、いよいよ空港が航空会社から選ばれる時代に本格的に入る」と述べています。この言葉を言い換えますと、今回の「運用時間制限緩和」は「自由化に向けた第一歩」と言うことになります。航空会社がダイヤを自由に決めることを本当に許すならば、「24時間自由に発着できる」と言うことになってしまいます。これが、今回の「運用時間制限緩和(案)」の真の目的ではないでしょうか。
 2面の「NARITA
 HOTLINE」は「LCCも続々と就航している成田空港」、3面は「お正月も、成田空港へ!」とショッピングのお誘い、4・5面は「くうこうのおしごと」は「両替所」編です。6面の「周辺をめぐる」は「発酵の里こうざき 酒造まつり」と題して神崎町編です。7面の「成田空港国内線紀行」は「旭川空港」編です。8面の「Air Line File」は「マレーシア航空」編でした。

@2012年のアクセス数は306,527回、12月のアクセス数は27,428回でした。


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