2015年9月後半の出来事


*9月30日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」49〜51回目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」49〜51回目が発生しました。全て、台北における悪天候によるものです。 NAA のページにはまだ出ていません。
台北発成田行きの日本航空804便・B737型機が台北空港での台風による悪天候による、出発制限のために遅延し、午後11時20分にB滑走路に着陸しました。
成田発ホノルル行きの中華航空18便・A330型機が、前便の出発が台北空港での台風による悪天候による、出発制限のために遅れた玉突き遅延で遅れ、午後11時24分に出発しました。
成田発台北行きのトランスアジア航空3605便・A320型機が、前便の出発が台北空港での台風による悪天候による、出発制限のために遅れた、玉突き遅延で午後11時22分にB滑走路から出発しました。

@ルフトハンザ航空が成田=フランクフルト線を週3便に減便へ
 ルフトハンザ航空は10月25日からの冬季ダイヤで成田=フランクフルト線を、現在の週7便から、成田発月・木・土曜日の週3便に減便します。機材もB747型機からA340-300型機に変更します。

@「大手2社とも LCC とも違う会社に」市江新社長
 スカイマークの佐山会長と市江社長は昨日の臨時総会後に記者会見し、市江社長は「独立性を保つ上からも、運賃は路線によっては値上げすることもあるかも知れないが、全体としては値上げしないし、遅延や欠航の場合の代替策も提供する。大手2社とも LCC とも違う航空会社にする」と述べました。
 また、全日空との共同運航について、来年10月末からの来年冬季ダイヤからの実施を目指すことで全日空側と調整をしていることを明らかにしました。独立性を保つための双方のシステム改修に時間がかかる、としています。
 さらに、みずほ銀行との間で、5年間、100億円の融資枠契約を締結し、資金面で盤石の体制を構築したことも明らかにしました。

@全日空のB787-8型機がスイッチ不具合で約20時間遅れる
 現地時間29日午後5時頃、台北発羽田行きの全日空854便・B787-8型機がゲートを離れたところ、計器のスイッチに不具合が発生しました。このため、同機は駐機場の戻り整備後、約19時間50分遅れで出発しました。
【コメント】昨日の台北は台風の影響で大荒れだったので、この大幅遅れの原因が不具合によるものだけかどうかは不明です。

@日本航空機がフラップの不具合で仙台空港に緊急着陸
 昨日午後6時頃、新千歳発花巻行きの日本航空2839便で、フラップの不具合が発生しました。同機は滑走路が500m長い仙台空港に目的地を変更して、同6時20分頃、無事に緊急着陸しました。

@全日空G の8月実績は国際線好調も、国内線が低迷
 全日空が今日発表した「ANAグループ 8月実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)12.7%増の77万2000人、利用率は1.4ポイント増の82.8%となりました。
 一方、国内線旅客数は3.3%減の376万1000人となり、利用率は1.8ポイント減の67.7%となっています。
 成田空港関係路線の利用率は成田=札幌線が4.1ポイント増の66.4%、成田=大阪線が4.5ポイント増の91.7%、成田=福岡線が10.7ポイント増の61.4%、成田=中部線が4.0ポイント増の87.2%、成田=仙台線が0.1ポイント減の49.2%、成田=那覇線が4.0ポイント増の70.3%、成田=新潟線が4.4ポイント増の51.1%となっており、好調です。
【コメント】成田空港利用外国人客の乗り継ぎが好調なのではないでしょうか。


*9月29日

@ NAA が運輸時間拡大の検討を正式に表明
 昨日の千葉日報によりますと、「成田空港地域共生・共栄会議」の第19回会合が昨日、成田空港内で開かれました。この席で成田国際空港株式会社(NAA)は「午後11時以降の運航も、導入できるのであれば導入させていただきたい」と述べました。これに対して騒音地区の委員からは「弾力的運用が始まって間もない。午後11時以降は定期便は飛ばさないという約束をほごにするのなら、地域の信頼関係を覆すことになる」との批判的意見が出ました。これに対してNAAは「今の段階で必ずやるということではない。関係者と話をして了解を得た段階でやらせてもらえればと考えている」と四者協議会の議題とする考えを表明しました。
【コメント】「関係者」とは一体誰を指しているのでしょうか。まずは、被害を被る騒音下住民の意見を、真摯に聞くべきではないでしょうか。2年前の「成田空港の離着陸制限(カーフュー)の 弾力的運用に関する確認書」では、「2、 弾力的な運用によって、なし崩し的に運用時間が拡大することのない よう、23時以降に新たなダイヤを設定しないこと。」と書かれています。今回の提案はこの確認書にさえ違反しています。

@ジェットスター・J が成田・関西・中部からの台北線を検討中
 今日の「フォーカス台湾(日本語版)」によりますと、ジェットスター・J は11月末に成田=台北線を、12月初旬に関西=台北線と中部=台北線への就航を計画している、とのことです。「台湾の交通部の話し」とのことですが、民航局への正式申請はまだ出ていない、とのことです。

@第3ターミナルが「グッドデザイン・ベスト 100」を受賞
 今日発表された「グッドデザイン賞」で、成田空港第3ターミナルが「グッドデザイン・ベスト 100」を受賞しました。今後決定される特別賞各賞の候補となります。

@スカイマークが今日臨時株主総会、100%減資へ
 スカイマークは今日、臨時株主総会を開きました。総会では100%減資を決定し、第三者割当増資でインテグラルが50.1%、ANA ホールディングスが16.5%、日本政策投資銀行と三井住友銀行が共同出資するファンドが33.4%を引き受け、総額は180億円となります。新会長にはインテグラスの佐山氏、新社長には元日本政策投資銀行の市江氏などが選任されました。

@フジドリーム機がバードストライクで引き返す
 昨日午後0時10分頃、新潟発福岡行きのフジドリームエアラインズ504便・ERJ170型機が、離陸直後に鳥と衝突しました。同機は新潟空港に引き返し、点検したところ、機首にぶつかったのですが、機体の損傷はありませんでした。同機は1時間10分後に再出発しました。

@ジェットスター・J の2015年6月通期決算で損失が75億2900万円
 昨日、官報に公告されたジェットスター・J の2015年6月通期決算によりますと、売上高が前期比(以下同じ)44.3%増となり、事業費も25.4%増となりました。この結果、経常損失は37億5600万円減の75億2900万円となりました。なお、累積損失は301億5600万円となっています。今後の見通しですが、今年度の7〜9月期は黒字化する見通しで、2017年6月期には純損益が黒字化する見通し、とのことです。


*9月28日

@米航空会社好調の訳は
 今日の「ITmedia ビジネスオンライン」の「米国系航空会社の業績が、好調なワケ」によりますと、このところの米国系航空会社の業績好調の理由は受託手荷物有料化や座席の有料アップグレードや機内販売などの収益が、全体の3分の1になっていることが原因としています。また、ビジネス客優遇が旅客単価を引き上げていることも貢献しているようです。一方、座席を減らされたエコノミークラスは座席幅などがどんどん狭められており、単価の高いプレミアムエコノミーなどへのアップグレードに誘導されているようです。
【コメント】要するに、会社の金で乗るビジネスマンや金持ちを優遇し、利益を上げていることが好調の原因のようです。上級クラスを増やす事によって減らされているエコノミークラスでは、狭い座席で、乗客が持ち込むパソコン用の台でリクライニングできないことなどで、乗客同士の大げんかが頻繁に起こっていますね。日本の国内線はせいぜい飛行時間が2時間半ほどですが、米国国内線は4時間ぐらいかかりますから、座席の狭いことは相当苦痛になるでしょうね。でも、日本の航空会社でもこのような傾向が徐々に強まっているようです。


*9月27日

@中国南方航空が10月27日から成田=武漢線を開設
 中国南方航空は10月27日の冬季ダイヤから成田=武漢線を、週2便(成田発 火・金曜日)で就航させることを明らかにしました。なお、同航空は同日から成田=ハルピン線も就航させます。(9月15日の出来事参照)
 写真は第2ターミナルに駐機する中国南方航空機。

@全日空のB787-9型機がブレーキシステム不具合で約2時間遅れる
 25日午前10時頃、羽田発ジャカルタ行きの全日空855便・B787-9型機がゲートを離れたところ、ブレーキシステムに不具合が発生しました。この整備のため、約2時間遅れで出発しました。

@政策投資銀行が MRJ 量産体制構築で関連企業に1千億円の投資を検討
 日本政策投資銀行は三菱リージョナルジェット(MRJ)の量産に向けて、部品メーカーなどに対し1千億円規模の投資を行う検討をしていることが明らかになりました。投資資金は部品の生産設備や補修設備に充てられる見込み、とのことです。今年度中にも正式決定する見込みです。三菱重工にとっても民間金融機関からの資金調達を促す効果が見込める、とのことです。


*9月26日

@函館で見つかった「航空機の部品らしきもの」はH2Aロケットの部品
 18日の出来事で書いた、函館の海岸に漂着した「航空機部品らしきもの」ですが、2013年1月27日に打ち上げられたH2Aロケット22号機の部品と判明しました。三菱重工の関係者が写真から判定したものです。大体は落下予定海域で回収されるのですが、破損したものは見つからないこともあるそうです。

@キャセイ航空機がエンジントラブルでデンパサールに緊急着陸
 現地時間24日、豪・パース発香港行きのキャセイ航空170便・A330型機で、第2エンジンが不具合を起こしました。同機はこのエンジンを止めて飛行を続け、インドネシアのデンパサールに緊急着陸しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。オーストラリアのマスコミによりますと、「着陸時にエンジンから炎が出て、爆発音を聞いた」との目撃情報を伝えています。


*9月25日

@「成田第3滑走路実現を目指す有志の会」が設立総会
 昨日、富里市で「成田第3滑走路実現を目指す有志の会」の設立総会が開かれました。総会には周辺市町の住民約70人のほか、首長や県議などの来賓を含めて約120人が出席しました。代表の石毛氏は挨拶で「国が推進に踏み出す大きな動きがあった。多古町や横芝光町に騒音区域が広がるが、それぞれの場所でリスクを引き受けなければ、(第3滑走路)実現しない」と述べ、新たなパンフレットを発行したことを報告しました。会長などの役員は10月中に決め、活動は10月30日から始める、としています。来賓の小泉成田市長は「騒音地区に足を運んで議論を尽くすことが必要だ」と語り、自ら住民と対話していく考えを示しました。
【コメント】B滑走路の延伸も含め、空港南側だけではなく、空港の北側でも騒音が現在よりも増加し、騒音地域が拡がることになります。芝山町の人と話しをしたときに「あんな、立派なパンフレットをつくるお金はどっから出ているのかね?」と話題になりました。

@6日の UA 機大揺れ事故調査は米国で行うことに
 運輸安全委員会は昨日、6日の成田空港に向かっていたユナイテッド航空機大揺れ事故について、位置を精査したところ、日本の領空外であったことが分かりました。このため、今後の事故調査は米・国家運輸安全委員会が行う事になった、と発表しました。

@文京区民が羽田空港離発着機の上空通過をなくすように請願
 今日の東京新聞によりますと、文京区の区民が上空を通過する羽田空港離着陸機の騒音について、文京区上空を通過しないように求める請願を開会中の区議会に提出しました。請願者によりますと、孫が「雷だ」とおびえたことから、上空を通過する航空機数と騒音を測定したところ、1日最大125機が通過し、騒音は最大で68.1db(A) だった、とのことです。国土交通省は発着便の通過を認めましたが「通過する航空機の高度は高く、騒音問題はほぼ起きない」と説明しています。
【コメント】成田空港の飛行コース周辺では.午後10時から午前0時台の騒音が80db(A)を越えることが日常です。国土交通省はこの事態をどう考えているのでしょうか。

@宮崎空港の手荷物検査機不具合で保安検査やり直す、9便に遅れ
 今日午前7時30分頃、宮崎空港で手荷物検査のモニター1台に不具合が発生しました。この時、数人の乗客が検査機を通過し、この人たちを特定できなかったため、出発ロビーにいた乗客全員の検査をやり直しました。この影響で約9便の出発機に最大1時間41分の遅れが出ました。原因などについては「保安上、公表できない」とのことです。

@バニラの8月輸送実績は搭乗率が90%超
 バニラ・エアが昨日発表した8月の輸送実績によりますと、国内線旅客数は前年同月比(以下同じ)21.2%増、搭乗率は1.5ポイント減の90.6%となり、国際線旅客数は48.2%増、搭乗率は0.4ポイント増の90.5%となりました。
 また、遅延率は国内線が19.6%、国際線が21.6%、欠航率は国内線が0.8%、国際線が1.6%となっています。

@ジェットスター・J が今日からグッズのオンラインストアー始める
 ジェットスター・J は今日から「ジェットスター・オンラインストア」をオープンしました。ジェットスターのオリジナルグッズなどを販売します。成田空港では、現在、第3ターミナルのサテライトにあるジェットスター・ショップと機内だけで販売している公式キャラクター「ジェッ太」などのオリジナルグッズをこのオンラインストアーでも販売する、とのことです。

@米国の国内線でタランチュラが見つかり、機材交換
 今日のCNN日本語版によりますと、現地時間23日午後7時頃、米・ボルチモア発アトランタ行きのデルタ航空1525便が出発準備中に、荷物の積み卸しをしていた作業員が毒蜘蛛のタランチュラを見つけました。調べたところ、積んだ荷物が破れて、出てきたものと分かりました。このため、機材を交換して出発が大幅に遅れました。


*9月24日

@「カーフュー弾力的運用」の拡大は「騙し討ち」同然の仕打ち
 17日に開かれた四者協議会では、今後の成田空港の機能強化を図ることで合意し、具体的には(1)第3滑走路の建設(2)B滑走路の3000mへの延伸(3)カーフュー弾力的運用の更なる緩和が検討されることになりました。
 この内、「カーフュー弾力的運用」の更なる緩和は住民に対する「騙し討ち」になるのではないでしょうか。2年前の「カーフュー弾力的運用」の開始に当たっては、住民への説明会で住民から反対の意見が多数出ました。(「成田市の運用時間緩和説明会の住民発言概要」「芝山町「運用時間制限緩和案」説明会質疑要旨」参照)
 成田市の下総地区騒音対策協議会は「説明会を開くと、それを盾にとって『住民の理解を得た』とされてしまう」として、説明会の開催さへ拒否をしました。このような住民の意見を無視して.四者協議会は「地元が了承した」として、強引に認めたものです。
 今回、このような経過を無視して、「航空会社が強く要望しているから」と、さらに、緩和をしようとすることは「2年前の住民の了承なしの実施」をテコに、「一度認めたのだから今度も良いだろう」と言う、「騙し討ち」のような行為です。騒音下住民の憲法で保障されている「健康に生活する権利」を踏みにじるもので、到底認められるものではありません。
 常識的に考えても、現在の「静かに眠れる時間が7時間」をこれ以上削ることは人道上認められないと考えられます。

@今日から厦門航空の成田=福州線が就航
 厦門航空は今日から、成田=福州線の運航を開始しました。1日1便での運航となります。機材はB737-800型機を使う、とのことです。

@中国が習主席の訪米に合わせB737型機など300機を発注
 現地時間23日、ボーイング社は中国の航空会社と航空機リース会社からB737型機を250機、ワイドボディ機50機を受注した、と発表しました。この発注は中国の習近平国家主席訪米に伴い発表されたものです。個別の航空会社やワイドボディ機の機種などは明らかにされていません。


*9月23日

@全日空B787-8型機がエアコンシステム不具合で3時間45分遅れる
 昨日午前10時半頃、成田発=北京行きの全日空905便・B787-8型機の出発準備中に、エアコンシステムの不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、機材を交換して約3時間45分遅れで出発しました。

@「後方乱気流に巻き込まれた経験」は パイロットの53.9%
 運輸安全委員会は15日、「航空に関する事故等関連事項紹介 航空分野における『ヒヤリ・ハット』について」を発表しました。それによりますと、ヒアリハットは離陸から着陸までの全行程で発生していますが、事故は着陸時に多く発生しており、全体の67%を占めています。ヒアリハットの代表的な事例となる「後方乱気流に巻き込まれた経験」は パイロットの53.9%が経験しています。また、地上走行中に、「滑走路や誘導路への誤進入を起こしかけた経験」は 31.7%があると回答しています。「その他のヒヤリ・ハットの経験」も 59.5%があると回答しています。また、インタビューによりますと、ヒューマンエラーが発生するのは、「時間がないとき」、「一番プレッシャーがかかるのは、空港の“門限”」とのことでした。
【コメント】航空会社はコストを優先させて、無理な運航をパイロットに強要しないようにして下さい。

@コンコルドの再飛行を目指す団体が資金集めに成功、実現は?
 超音速旅客機・コンコルドの元パイロットなどでつくる「クラブ・コンコルド」は、現在、フランスのブルジェ空港の「ル・ブルジェ航空宇宙博物館」にあるコンコルドを整備して再飛行させる資金1億2000万ポンド(約223億円)を調達した、と発表しました。同団体はこの機体をル・ブルジェ航空宇宙博物館から借り受けて、英国に運び、再整備して2019年に飛行させる、としています。しかし、同団体は同博物館とリース交渉にはこぎ着けていません。同博物館は現地時間20日、「コンコルドはフランスにとって、モナリザやベルサイユ宮殿と並ぶ歴史遺産であり、どんな対価を提示されても売り渡すことはなく、運航が再開されることはない」との声明を出しています。
 写真は2003年6月のパリエアショーに展示されていたコンコルド。コンコルドは同年10月に運航を停止しました。

@米・ミシガン州で整備中のMD-11型機機が炎上、3人が重傷
 現地時間17日午後4時頃、米国ミシガン州のオスコダ空港の格納庫で整備されていた,ワールドウエスタン航空のMD-11型機貨物機が炎上しました。この事故で、3人が重度の火傷を負いました。


*9月22日

@インドネシア・エアアジアXが成田空港に初の乗り入れ、チャーター便で
 インドネシア・エアアジアXはこのシルバーウイーク中に、成田=デンパサール間にチャーター便を運航しています。エアアジアX本社とタイ・エアアジアXは成田空港に乗り入れていますが、インドネシア・エアアジアXとしては初めての成田空港乗り入れとなります。

@ANA ウイングスの回送便が脚格納扉閉まらず緊急着陸
 今日午前10時50分頃、宮崎発福岡行きの ANA ウイングスのプロペラ機・回送便から、福岡空港に「脚格納扉が閉まらない」との聯絡がありました。同機はそのまま飛行を続け、同11時20分に無事緊急着陸しました。けが人はありませんでした。

@ピーチが客室乗務員の無期限雇用制度新設へ
 ピーチ・アビエーションはこれまで、客室乗務員については、1年毎に契約を更新する3年の期限付契約社員雇用だけとしてきましたが、このほど、期限なしの60才定年の無期雇用の制度を新設しました。準備が順調に進めば、11月には無期雇用の客室乗務員が誕生することになります。同社は導入の理由として、「経験を積んだ人材の流出を防ぎたい」と話しています。
【コメント】この制度は「正規社員」として雇用すると言うことなのでしょうか。

@エアアジア・ゼスト機がカリボ空港でオーバーラン、けが人は出ず
 現地時間18日、フィリピンのマニラから同カリボに向かっていたエアアジア・ゼストのA320型機が、悪天候の中、着陸に失敗して滑走路をオーバーランしました。乗客・乗員は緊急脱出シュートで機外に脱出しましたが、負傷者はいませんでした。フィリピンの航空当局者は「悪天候の中、パイロットが無理に着陸した」と判断ミスを示唆しました。


*9月21日

@カーフューの軌跡は見られない「航跡公開」
 軌跡の公開ですが、使ってみて気がついた点を書いてみます。
見ることの出来る時間帯は午前6時から午後10時59分になるようで、これ以外の弾力的運用に伴うカーフュー内運航などの軌跡は見られないようです。
動画モードの時に「航空機タグ」を表示すると、通過中の騒音測定局の騒音値が見えなくなってしまいます。もう少し色を薄くして、下の数値が読み取れるようにして欲しいですね。非表示にすると、騒音値は見えるのですが。
騒音値タグの色は測定器が「航空機からの音」と認識する前は薄い黄緑色、航空機からの音と認識すると緑色、80dB(A)以上になると黒に近い緑色と変化するようです。
 なお、今日の段階では4日前の17日のデータまでしか見られませんでした。どうしたのでしょうか? 土・日・祝日はお休みなのでしょうか?

@ジェットスター・J 機、異臭で成田に引き返す
 昨日午前11時頃、成田発新千歳行きのジェットスター・J 105便・A320型機が離陸したところ、操縦室内に焦げ臭いが発生した、として引き返し、無事緊急着陸しました。匂いは操縦室内の冷却ファンから発生した、とのことです。同便は機材を入れ替えて,約2時間遅れで新千歳に向かいました。
【コメント】操縦室内計器類の配線がショートしたのではないでしょうか。

@韓国航空会社のパイロット離職が急増、中国が引き抜き
 今年に入って、韓国民間航空のパイロットが退職し、中国の民間航空パイロットとして働くことが急増しているようです。大韓航空では離職したパイロットが2013年に26人、2014年に27人、今年は1〜7月までに42人となっています。アシアナ航空でも同24人→31人→29人となっています。理由は何と言っても待遇の違いにあるようです。中国の航空会社に行くと給料が約3倍近くになり、福利厚生面でも優遇される、とのことです。

@カタール航空機が進入灯に接触も気付かずドーハまで飛行
 現地時間15日午後8時半頃、米・マイアミ空港を離陸したドーハ行きの、カタール航空778便・B777-300ER型機が,滑走路の進入灯に接触する事故を起こしました。しかし、パイロットはこれに気付かず、そのまま目的地に向かいました。到着後の点検で胴体下部に相当な損傷が見つかりました。離陸の時、同機は滑走路の約30%地点から離陸を始めた、とのことで、滑走路が事実上短くなり、これが原因かどうか調査しています。


*9月20日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」48回目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」48回目が発生しました。成田発ドバイ行きのエミレーツ航空319便・B777型機が出発前に、乗客が急病になり、遅れたものです。午後11時16分にB滑走路から離陸しました。

@成田空港に飛来した、ベトナム航空のA350-900型機を見てきました
 今日、成田空港に行き、商業運航としては日本で初めて成田空港に就航した,ベトナム航空のA350-900型機(16日の出来事参照)を見てきました。外見から見て特徴的なのは,主翼端の優美な曲線でした。騒音の低さが話題でしたが、撮影に忙しく、気にかけませんでした。ただ、気がつかないくらい低かったのかも知れません。
 このA350型機を見ようとして、第1ターミナルの展望デッキは混雑し、写真を撮るにも、人々の間から押されながらの撮影でした。A350型機は日本航空も発注し、2019年から導入する予定ですので、成田空港でも頻繁に見られるようになるはずです。写真はスポットに駐機するA350型機と,離陸するA350型機です。混雑するデッキはこんなようすでした。

@「全日空との共同運航はエアドゥなどと同じシステムにはしない」佐山会長
 17日の「東洋経済オンライン」によりますと、スカイマークの佐山会長はインタビューに答え、全日空との共同運航について、全日空の予約システムは使わない方向で話を進めていることを明らかにし、「(全日空の予約システムを使うと)収入はいったんANAに行った後に遅れて入ってくる。これでは誰が見ても独立性がないので、スカイマークにはできない」と話しました。また、共同運航の時期については「新体制発足時には方向性は決まるが、システム変更には半年かそれ以上の時間がかかる」と述べました。
 なお、16日の北海道新聞によりますと、共同運航は羽田=神戸線など13路線で実施する方向で協議している、とのことです。開始時期は来年3月末の夏季ダイヤからにする方向で調整している、とのことです。

@エア・アジアが10%の自社株買いを実施へ,株価下落に歯止めかけるため
 エア・アジアは発行済み株式の10%を上限に自社株買いを実施する、と発表しました。臨時株主総会を経て行います。理由は業績悪化と不正会計疑惑などで1月の年初来高値から、約50%も下落した株安を食い止めるため、としています。


*9月19日

@安全保障関連法が成立しても,「軍事利用はしない」との約束は守るように交渉します
 昨日、参議院で安全保障関連法案が可決成立しました。しかし、この法案は学者や文化人や多くの国民が「憲法違反」と反対してきました。法案は成立してしましたが、日本を戦争に巻き込まないために、粘り強く反対していく必要があります。
 本会としても、「交渉覚書」「取極書」で約束した事項を守るように、国・千葉県・成田国際空港株式会社(NAA)に要求します。イラクに武器弾薬を成田空港から輸送したことに関し、両約束で「MACチャーター便(Military Airlift Command)は使わせない」との項目に違反していたことが判明しましたので、「疑義が生じた場合には両者で協議する」との約束(取極書第四条)に基づき、協議を行うよう要求していきます。

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」44〜47回目が発生
 昨日深夜、2015年度「カーフュー弾力的運用」44〜47回目が発生しました。
成田発関西行きの全日空8569便・B767型機が、前便での厦門空港の空域制限による玉突き遅延のために、午後11時14分にB滑走路から離陸しました。
成田発香港行きのバニラ・エア307便・A320型機が、成田空港の悪天候による玉突き遅延のため、午後11時22分にB滑走路から離陸しました。
大分発成田行きのジェットスター・J 604便・A320型機が、成田空港の悪天候と出発制限の玉突き遅延のために、午後11時31分にA滑走路に着陸しました。
シカゴ発成田行きの全日空1011便・B777型機が前便として運航中の避雷と、シカゴ空港の悪天候による出発制限のため、午後11時41分にB滑走路に着陸しました。
【コメント】騒音直下の方々、大変でした。

@8月の運用状況で総発着回数が1年ぶりに過去最高を更新
 成田国際空港株式会社(NAA)が昨日発表した「8月 運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)1%増となり開港以来の最高値を1年ぶりに更新しました。この内、国際線は2%増と開港以来の最高値を2年ぶりに更新しました。、国内線は4%減となっています。
 総旅客数は4%増と開港以来の最高値を2年ぶりに更新しました。この内、国際線旅客数は4%増で、日本人が7%減、外国人が28%増となっています。国内線旅客数は5%増と開港以来の最高値を1年ぶりに更新しました。
 総貨物量は3%増で8月としての過去最高を記録し、この内、積込量は3%増、取卸量は3%増となりました。
 給油量は2%減となっています。

@「(第3滑走路)直接的なメリットはない。騒音と落下物の危険性が増す」と横芝光町長
 今日の千葉日報によりますと、空港南側に位置する横芝光町の佐藤町長は第3滑走路の建設計画が急激に動き始めたことについて「必要性は理解するが、直接的なメリットはない。騒音と落下物の危険性が増す」と指摘しました。
 また、同じく南側に位置する山武市の椎名市長は9月定例議会の中で、「必要性は認めざるを得ないが、(急激な動きに)戸惑っているのが正直なところ」と述べました。

@「(B滑走路)南への延伸も検討課題」と夏目社長
 今日の毎日新聞によりますと、 NAA の夏目社長は昨日の記者会見で、B滑走路の1000m延伸について、「当然のことながら、南と北が考えられる」と述べ、南への延伸もあり得る、との考えを表明しました。
【コメント】写真は「GoogleEarth」から採ったB滑走路南端部分です。

@平成26年度年報で,騒音はB滑走路では2局増加、A滑走路では4局減少
 成田空港周辺地域共生財団は昨日、「平成26年度成田国際空港周辺航空機騒音測定結果 (年報)」を公表しました。これによりますと、101測定局の内、95局が前年比0.5Lden未満の変動で、ほぼ前年度(以下同じ)と大きな変化がありませんでした。増加したのがB滑走路直下の成田市大室局と芝山町梅の木局の2局で、減少したのがA滑走路直下の成田市馬場局、同三里塚グランド局,同御陵牧場記念館局、山武市八田局の4局でした。これは,発着回数がB滑走路で5%増、A滑走路で1%減となったことが原因と考えられる、とのことです。

@全日空機が宮崎空港でオイル漏れ、滑走路約30分閉鎖
 今日午前9時頃、中部発宮崎行きの全日空341便・DHC8-400型機が飛行中に、油圧系統の不具合を示す警告が出ました。同機は午前9時44分に宮崎空港に無事緊急着陸しました。オイルが漏れていたため、同機は牽引車で駐機場まで移動しましたが、オイルの清掃のため、滑走路が約30分閉鎖され、4便に最高53分の遅れが出ました。この機体を使う予定の2便が欠航となりました。

@全日空B787-8型機が電源装置不具合で約4時間遅れる
 昨日午前10時30分頃、成田発北京行きの全日空905便・B787-8型機で、電源装置に不具合が発生したため、機材を変更して約3時間50分遅れで出発しました。

@日本航空B787-8型機がエンジン制御システム不具合で約6時間半遅れる
 現地時間17日午後1時頃、ボストン発成田行きの日本航空7便・B787-8型機が前便として飛行中に、右エンジンの制御システムに不具合が発生しましt。この整備に時間がかかるため、同便は別のB787-8型機に機材を変更し、約6時間31分遅れで出発しました。


*9月18日

@四者協議会で第3滑走路建設調査開始など合意
 昨日千葉市で国・千葉県・周辺自治体・成田国際空港株式会社(NAA)が協議する場「四者協議会」が、非公開で開かれました。この中で国土交通省は「将来を見据えれば、第3滑走路をはじめとした成田空港のさらなる機能強化が必要」と述べ、第3滑走路の具体化に向けて、施策の効果や、環境への影響を調査するように成田国際空港株式会社(NAA)に要望しました。これに対して成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は、社内に自らを長とする「機能強化対策本部」を今月中にも立ち上げ、迅速に調査を始める意向を表明しました。さらに、「騒音、環境対策を第一に考え、関係者に丁寧に説明していく」と話す一方、年間発着回数を30万回からさらに拡大する議論を四者協議会で行うように求めました。
 最後に(1)空港の機能強化実現のための課題を整理し、具体化の検討を進める(2)騒音下の地域住民の環境共生策に配慮するため、丁寧な説明をし、理解と協力を得ながら検討を進める(3)空港の機能強化が周辺地域の発展につながるよう地域振興についても別の場で検討する、の3項目が確認されました。
 また、小泉成田市長は第3滑走路建設や、同時に議論されるB滑走路延伸、夜間飛行制限緩和への具体策を速やかに示すよう要請する一方、「騒音や落下物の問題もある。住民は生活環境の悪化を不安視している。騒音地区から意見を聞くために具体案を早急に示してほしい」と要望し、地域の理解を得るため四者協での最終結論の期限を区切るつもりはない考えを明らかにしました。
 さらに、千葉県の担当者は「カーフューの緩和問題は、地元との約束があるので、第3滑走路問題とは切り離して、地元と話し合うことが必要」との考えを示唆しました。
 次回の四者協議会は NAA の調査が終了してから開かれることになるようです。

@中国南方航空が10月26日から成田=長沙線を週2便で開設
 中国南方航空は10月26日から、成田=長沙線に週2便で就航する、と発表しました。運航日は成田発で月・金曜日となります。

@国土交通省が岩山団結小屋と三里塚野戦病院の使用禁止を1年間延長
 国土交通省は今日、成田空港周辺の「岩山団結小屋」と「三里塚野戦病院」の使用禁止命令を、明日から1年間延長する事を官報に公告しました。

@成田の Taxi-way が複雑で、ヒューマンエラーにつながる恐れ
 16日の「日刊航空」によりますと、14日に開かれた交通政策審議会航空分科会「技術・安全部会」で、国土交通省は委員からの質問に答え、航空輸送技術研究センターが3月に提出した「成田空港での使用滑走路変更管制指示によるヒューマンエラーの恐れ」があるとの提言について、「プロバイダと情報共有し、話をしている。これから進めていきたい」と答えました。提言は具体的には「成田空港到着機への指示において、使用する滑走路や進入経路の変更が多く発生し、乗員のワークロードを高めヒューマンエラーにつながる可能性がある」「成田空港の Taxi-way が複雑で、ヒューマンエラーにつながる恐れが高くなっている」と指摘しています。

@日航のB787-8型機がエンジン消火システム不具合で約5時間半の遅れ
 現地時間17日午前9時30分頃、ニューヨーク発成田行きの日本航空3便・B787-8型機が、前便として到着時に右エンジンの消火システムの1系統に不具合が発生しました。この整備に時間がかかったため、5時間35分遅れで出発しました。

@日本航空の8月利用率は国際線が82.5%、国内線が70.0%
 日本航空が今日発表した「8月 JAL マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)0.3%減の72万1817人、利用率は1.7ポイント増の82.5%となりました。また、国内線旅客数は0.8%減の294万5047人、利用率は0.2ポイント減の70.0%となっています。
 成田空港路線の国内線利用率は成田=伊丹線が1.9ポイント増の81.4%、成田=札幌線が20.0ポイント増の61.8%、成田=中部線が6.5ポイント増の79.3%、成田=福岡線が8.8ポイント減の49.0%となっています。

@7月の主要旅行業者取扱額は海外旅行が11.4%減、外国人旅行が70.5%増
 観光庁は今日、「7月主要旅行業者の旅行取扱状況速報」を発表しました。それによりますと、海外旅行額は前年同月比(以下同じ)11.4%減、外国人旅行額は70.5%増、国内旅行額は4.9%増となり、合計では0.2%増となりました。

@函館の海岸に航空機部品(?)が漂着
 11日、函館の海岸で飛行機の機体の一部と見られる縦約2.7m、横約2.2mの物体が見つかりました。この物体はハニカム素材を板で挟んだ構造で、航空機用規格のネジが使われています。ただ、住民らによりますと、この物体は数年前に打ち上げられ、河岸に置いてあったもの、とのことです。函館海上保安部が函館空港を利用する内外8航空会社に照会したところ、該当航空機はなかった、とのことです。東日本大震災時の津波により流された可能性もある、とのことですが海保はこれ以上の調査はしない、とのことです。

@ S&P が日本国債のランクを1ランク引き下げ
 米国の格付会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は各国公債の格付けで、日本国債のランクを1段階引き下げ、中国や韓国やサウジアラビアよりも低い「Aプラス」としました。格下げの理由として「先進国で最悪の水準にある財政状況が信用指標における重大な弱み」と強調しています。


*9月17日

@軍事問題資料に「共産党参議院議員 辰巳孝太郎議員 「2015年9月10日 参議院内閤委員会速記録成田空港軍事利用問題部分)(2015年9月17日)」を追加しました
 
辰巳孝太郎参議院議員事務所から、辰巳議員の9月10日参議院内閣委員会における、質疑の内、「民間空港軍事利用問題の部分速記録」が送られてきましたので、資料室の「軍事利用問題資料」のページに追加しました。

@国土交通省が NAA に第3滑走路事前調査を指示へ
 今日の「ディリーペディア」によりますと、国土交通省は成田国際空港株式会社(NAA)に対して、第3滑走路の候補地や新たに生じる騒音などの、事前調査を始めるように求める方針、とのことです。成田国際空港株式会社(NAA)もこの要請に応じて調査を進める考え、とのことです。

@8月の成田空港貿易額は輸出が6.4%増、輸入が27.3%増に
 東京税関が今日発表した「8月分 成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)14ヶ月連続増の6.4%増、輸入額は11ヶ月連続増の27.3%増となりました。

@バニラが来年1月30日から成田=高雄線を1日2便に増便
 バニラは今日、現在は1日1便で運航している成田=高雄線を、来年1月30日から1日2便に増便することを発表しました。これにより、同社の台湾路線は1月30日より成田=台北線と成田=高雄線で1日4便となります。
 なお、この路線も含めて、冬季ダイヤの全路線で、今日から販売を開始しましたが、「みんなで割」は4人以内で利用されることが多い事からサービスを中止しました。

@「羽田都心ルートによる千葉県側のルートなどはこれから検討」と国土
 羽田空港機能強化による騒音などを検討する千葉県の「羽田空港機能強化に関する連絡調整部会」が設立され、昨日、初会合が開かれました。この協議会は千葉市を始めとする東京湾岸市と四街道市の9市で構成されます。昨日の初会合では国土交通省から、新しく設ける予定の「都心ルート」などについての説明がありました。しかし、新ルート設定による千葉県側ルートや騒音などについては「これから検討する」とのことでした。千葉県側からは「騒音の負担が増加しないように」と要望する意見が出ました。

@エア・カナダ機が貨物室エアコン不調で、犬の命救うため臨時着陸
 日時が分からないのですが、イスラエル・エルサレムからカナダ・トロントに向かったエアカナダ85便で、飛行中に貨物室の暖房装置が故障し、貨物室に積まれていた乗客の飼い犬が危険にさらされました。このため、機長はドイツ・フランクフルトの空港に臨時着陸し、この犬を別の便に積み替えて、約75分遅れでトロントに向かう出来事がありました。理由を聞いた乗客の多くは機長の判断を支持した、とのことです。この寄り道による燃料費増加は約1万米ドルになるそうです。


*9月16日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」43回目が発生、ジェットスター・J 機で爆弾騒ぎ
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」43回目が発生しました。昨日午後7時45分頃、新千歳発成田行きのジェットスター・J 112便・A320型機が離陸に向け滑走路を移動中に、女性の乗客が「貨物室の荷物に爆弾を仕込んだ」と客室乗務員に話したため、同機は駐機場戻りました。乗客を降機させ、警察などが機内を捜索しましたが、不審物はありませんでした、このトラブルで出発が約3時間遅れ、午後11時34分に成田空港B滑走路に着陸したものです。女性は貨物室に荷物を預けていませんでした。女性は新千歳空港で警察が業務威力妨害の容疑で逮捕され、事情を聞かれました。

@今日から航跡をインターネット公開、登録しなくても閲覧可能

1時間全ての発着機の航跡
1時間全ての離発着機の高度変化
動画表示
(便名・機種・高度・騒音)

 今日から、航空機の航跡図のインターネット公開が始まりました。成田国際空港株式会社(NAA)のホームページの「環境こみゅにてぃ」のページから「軌跡」をクリックします。羽田空港のものと違うのは、見るのに登録が必要ないことです。従って、何時でも、気軽に見ることが出来ます。

@ベトナム航空が1日だけ、A350型機を成田線に投入、商業運航では日本で初めて
 ベトナム航空は、20日午前7時35分着予定のハノイ発成田行きの301便と、同9時30分発予定の成田発ホーチミン行きの310便に、A350-900型機を使用する、と発表しました。成田空港にA350型機が離発着するのは初めてとなります。ただ、時刻は変わる可能性があるので、当日確認して下さい。

@8月の訪日外客数は過去最高の182万人、出国日本人は7.6%減
 観光局が今日発表した「訪日外客数(2015 年 8 月推計値)」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)63.8%増の約181万7000人となり8月としては過去最高となりました。一方、出国日本人数は7.6%減の164万8000人となっています。


2015年9月前半の出来事へ