2015年9月前半の出来事
*9月15日
@3団体が住民の声を反映させる協議求める要望書を県に提出
9月9日の出来事でも書きましたが、成田市の「成田空港騒音対策地域連絡協議会」と「芝山町『空港と暮らし』推進協議会」、「多古町航空機騒音等対策協議会」の3団体は昨日、騒音下住民の声を反映した協議を求める森田知事宛ての要望書を諸橋副知事に提出しました。要望書では、「航空機の騒音問題への対応」や「騒音問題がある地域の振興策」について、「住民の声が反映されたより民主的な手法で議論を進めるよう」求めています。
提出後会見した3団体代表は「空港の機能強化に反対はしない」と強調しました。成尾・成田騒対協会長は「地域ごとに事情は異なるが、騒音に悩まされ、落下物におびえる生活の実態を、3団体がまとまって国や県に伝えたほうがよいと考えた。年間発着枠30万回化や弾力的運用に伴うカーフュー内運航などで、過去の四者協が“合意期限ありき”で進められ、住民に不信感が出た側面がある」と指摘しました。
@中国南方航空が成田=ハルピン線を10月27日から再開
今日の「Fly Team」によりますと中国南方航空は10月27日から、成田=ハルピン線を週2便(火・土曜日)で運航を開始します。同航空の同路線は2012年10月で運休しており、3年ぶりの再開になります。
@マカオ航空が成田=マカオ線を11月11日から増便
今日の「Traicy」によりますと、マカオ航空は現在週4便で運航している成田=マカオ線を、11月11日から週7便と、毎日運航に増便します。
@「渋谷トラベルプラザ」の説明会で「代金の4%しか戻せない」
今年5月1日に業務を停止した「渋谷トラベルプラザ」(5月2日の出来事参照)の、「旅行業者営業保証説明会」が昨日、東京都庁で開かれました。インターネットで航空券を予約したものの、届かなかった利用者などには「代金の4%しか戻らない」との説明があったそうです。
@航空の安全で5年毎に中期計画策定へ
国土交通省は昨日開いた「交通政策審議会航空分科会第5回技術・安全部会」で、航空安全プログラム(SSP)をもとにした今後5年毎の中期計画を策定することを提案しました。部会では2020年までの中期的安全 指標・目標値も示され、(1)「本邦航空運送事業者が運航する定期便の死 亡事故発生率および全損事故発生率ゼロを継続」すること、(2)「SSPの14指標について、毎年過去5年間の平均から年率7%の削減を継続する」こと、(3)「空港分野関連の安全指標導入」を来年度にも実施すること、(4)「新たな指標導入の是非、目標設定の考え方の検証」につい て、2017年度末までに検討する事、としています。
【コメント】中期的な計画策定も大事ですが、小型機に多いとはいえ、このところの重大インシデントや航空機事故の急増にはどんな対策をとるのでしょうか。
@台湾・金門空港でトランスアジア機が滑走路誤進入
台湾のメディアによりますと、現地時間4日午前、金門空港で台北行きのトランスアジア航空2322便・ATR72-500型機が管制官の待機指示を待たずに、滑走路に進入するトラブルがありました。滑走路にはユニー航空機が着陸体制に入っており、管制官の指示で急遽着陸復航を行い、事なきを得ました。トランスアジア機の機長は管制官の待機指示に「了解」と答えましたが、副操縦士に滑走路進入が許可されたかどうかを聞き、副操縦士は「許可された」と答え、そのまま滑走路に入りました。
【コメント】どうも、トランスアジア航空はパイロットの基本的なミスが多いようですね。
*9月14日
@「くうこうだより」秋号が発行されていました。
@阿蘇中岳が噴火、福岡空港に目的地変更や欠航も
今日午前9時43分頃、熊本県阿蘇山の中岳が噴火しました。降灰の影響で、熊本行きの便では福岡空港に目的地を変更したり、欠航するなどの影響が出ているようです。
成田空港での熊本線はジェットスター ・J のみが運航していますが、噴火の前に熊本に到着し、折り返して影響はありませんでした。夕方に熊本行きがありますが、今の所、ジェットスター ・J のページには何も出ていません。ジェットスター ・J は安全のため、他の航空会社が運航しても、阿蘇山や桜島の噴火については欠航することが多いのですが。
写真は噴煙を上げる阿蘇山です。(2014年10月)
@バニラが一部便の予約受付を停止
詳しいことは分かりませんが、バニラ・エアは今日、国内線の沖縄線と奄美大島線、国際線の台北線のそれぞれ一部便の販売を停止しています。理由は「システム調整」となっています。明日には販売を再開する予定、とのことです。
@スタンステッド空港がGPSを使った、離陸機コース精密化で騒音を軽減へ
昨日の「Fly Team」によりますと、ロンドン・スタンステッド空港は離陸機の飛行コースをGPSで、飛行コース通りにし、飛行コース周辺の住民約4000人の85%の住民の騒音被害を減らす、と発表しました。これは同空港とイージージェットなどが2年かけて行った実験を元に、その効果を確認した方式です。実施の時期などは分かりません。
【コメント】現在と試行実施時の飛行コースが図で示されていますが、このように顕著な効果があるものなのですね。日本では国土交通省が発着回数を増やすために、「標準的飛行コース」として、かなりの幅のある飛行コースを設けています。ただ、このGPS方式で飛行機が集中する15%の飛行コース直下の住民は、逆に騒音が増えることになりますが、この人たちの対策はどうなっているのでしょうか。
@大韓航空パイロットが、クレジットカード照会を「安全軽視」と反発
大韓航空が飛行中の機内での買い物について「販売価格500米ドル以上のものについてはクレジット番号を照会するように」との指示をパイロットに出していたことについて、同航空のパイロットが異議を唱えているそうです。理由は操縦に集中出来ないため、運航の安全に支障をきたす、とのことです。
@アメリカン航空がロス=ハワイ線で無許可の機体使う
現地時間8月31日、ロサンゼルス発ホノルル行きのアメリカン航空機が、この路線の運航許可を受けていない機体で運航したことが発覚しました。運航された機体はA321S型機で、許可を受けていたのはA321H型機でした。運航計画側のミスで間違って使ってしまった、とのことです。この便は満席でしたが、離陸後に地上職員がミスに気付き、同機や米国連邦航空局(FAA)に連絡を取って、ホノルルまで運航させました。この2機種はエンジンや航続距離は同じですが、非常用の器具や医薬品の搭載が違っています。同航空は各路線に使える機体を確認するためのソフトウエアを更新するなどの再発防止策をとる、としています。
*9月13日
@B787型機との綱引きで親子が20m動かす
今日、成田空港で「空の日」イベントの一つとして、毎年行われている「ジェット機との綱引き」が行われました。今年は170トンのB787型機を、子どもだけで引っ張った時にはびくともしませんでしたが、親子で引っ張ったところ、30秒ほどで動き出し、約20m移動し、大きな歓声が上がりました。
@第1ターミナル5階で「空から見る成田空港」開催中?
8月23日と9月1日に成田空港第1ターミナルに行ったところ、5階のアートギャラリー向かい側で、航空科学博物館が空中から撮影した、成田空港と離発着する旅客機の写真を展示している「空から見た成田空港展」が行われていました。右の写真は入口の掲示ですが、展示期間はありませんでした。迫力のある写真が多く、載せたいのですが、著作権がありますので、これはNGですね。成田空港のページと航空科学博物館のページで、展示期間を探したのですが、この写真展をしていること自体の告示がありませんでした。9月1日にはまだ展示されていましたが、今は分かりません。
@日本航空が来年2月に成田=フェアバンクス間にチャーター便
日本航空は来年2月6日と10日に、成田=米アラスカ州・フェアバンクス間にチャーター便を運航します。現在フェアバンクスへの直行便はなく、乗継ですと13〜17時間かかりますが、直行便では約7時間で行く、とのことです。フェアバンクスはオーロラ観察などで有名です。
@全日空B787-8型機が電源系統不具合で約3時間遅れる
現地時間12日午後6時頃、パリ発成田行きの全日空206便・B787-8型機で電源系統の不具合が発生し、整備のため、約3時間15分遅れで出発しました。
@ MRJ の初飛行をネットでライブ中継
三菱リージョナルジェット(MRJ)の初飛行ですが、会社側は天候などの要素がありますが、10月20日前後を考えているようです。この初飛行は名古屋空港から1時間程度で、「真っ直ぐ飛ぶか」「旋回は出来るか」などの飛行の基本を確認することになる、としています。このため、車輪も格納せず、出したままの飛行になるようです。三菱航空機会社はこの初飛行のようすを「インターネットでライブ中継する予定」とのことです。
@ウィズエアがA321neo型機110機を確定発注に
ヨーロッパの LCC 「ウィズエア」は現地時間11日、エアバスと今年のパリエアショーで覚書を交わしていた、A321neo型機110機を確定発注にしました。その他に、90機のオプション権が付いています。なお、すでに発注しているA320型機21機の内、10機をキャンセルしました。
*9月12日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」42回目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」42回目が発生しました。ニューヨーク発成田行きの全日空9便・B777型機が、前便として飛行中に雷に遭ったための点検と、ニューヨーク空港での悪天候による出発制限のために遅れ。午後11時4分にB滑走路に着陸したものです。
@ジェットスター・J 機内でカッターナイフ見つかる、再検査で遅れる
昨日午前7時20分頃、成田発鹿児島行きのジェットスター・J 621便・A320型機で、搭乗中に客室乗務員が機内の座席付近でカッターナイフを見つけました。このカッターナイフは搭乗前の点検ではなかった、とのことです。このトラブルで、乗客全員を降ろし、再度、保安検査と機内点検を実施して、約1時間半遅れで出発しました。
【コメント】保安検査をすり抜けたのでしょうね。私は長さ3cmのハサミを取り上げられたことがありますが、このカッターナイフは約15cmあったそうです。
@大韓航空が冬季ダイヤで成田=杭州線を運休へ
大韓航空は10月25日からの冬季ダイヤで、現在週4便で運航している「成田=杭州線を運休にする」と発表しました。円安と日韓関係の悪化で需要が低迷しているため、としています。
*9月11日
@「(武器・弾薬積んでいても)軍事利用には当たらない」防衛副大臣
今日の「しんぶん赤旗」によりますと、共産党の辰巳光太郎参議院議員は昨日の内閣委員会で、自衛隊のイラク派兵時に、民間機を使って武器・弾薬を含む装備品を輸送していた問題を追及しました。辰巳議員はこの質問の中で、この輸送に成田空港を使った事について、「国・千葉県、空港管理者と地域住民の間で成田空港を『軍事利用はしない』とした『取極書』を交わしている」ことを指摘し、「武器弾薬を運搬するのは、住民や自治体との合意に違反するのではないか」と質しました。
これに対して左藤防衛副大臣は「自衛隊はイラクの復興支援のために派遣された。『軍事的利用』には該当しない」と答えました。これに対して辰巳議員は自衛隊自らが「純然たる軍事作戦だった」と書いていることをあげ、「軍事的側面があった。『取極書』に関わった住民の方々の思いを踏みにじるものだ」と批判しました。
また、国土交通省の島村航空局安全部長は民間機で武器弾薬を輸送することについて「原則として運べないが、大臣の承認を受けた場合は運べる」としました。しかし、イラク派兵の時に当時の運輸大臣が承認したかどうかについては「記録もなく確認できない」と述べました。
【コメント】「取極書」や「交渉覚書」で約束した「MACチャーター便」とは「軍事物資を運ぶ民間航空機軍団」のことですから、防衛副大臣の「軍事利用には該当しない」との答弁は全くの詭弁ですね。
@国土が LOT ポーランド航空に運航承認、来年1月13日から成田空港=ポー=ランド線
国土交通省は今日、 LOT ポーランド航空から出されていた「外国人国際航空運送事業の経営許可申請」を許可しました。これにより、来年1月13日から週3便(水・金・日曜日)で、成田=ワルシャワ線に就航することになります。
@「エージーピー」が20日からビジネスジェット機クリーニングサービス
今日の「日刊航空」によりますと、「エージーピー」は20日から、成田空港においてビジネスジェット機のクリーニングサービスを始めることになりました。同社は成田空港に専用格納庫を持ち、2月からビジネスジェット機の駐機サービスを始めていましたが、今回のクリーニングサービスを始めるに当たって、米国のビジネスジェット管理専門会社に社員を送り、研修を積んできました。
@全日空B787-9型機が防氷装置不具合で中部空港に臨時着陸
昨日午後3時頃、ミュンヘン発羽田行きの全日空218便・B787-9型機で機体防氷システムに不具合が発生しました。このため、同便は中部空港に着陸し、整備を行い、約3時間遅れで羽田空港に到着しました。
@日本航空のB787型機が動翼不具合で23時間遅れに
現地時間9日午後5時頃、モスクワ発成田行きの日本航空442便・B787型機が、前便として到着時に動翼制御に不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、他のB787型機に機材を交換し、22時間58分遅れで出発しました。
@スカイマークの8月搭乗率が85.8%と好調
スカイマークが昨日発表した8月の搭乗実績によりますと、搭乗率は前年同月比(以下同じ)5.2ポイント増の85.8%と5ヶ月連続の前年同月比プラスとなりました。旅客数は路線の撤退などにより、24.1%減の59万5112人となりました。
【コメント】大量の運休便も搭乗率向上に寄与しているのでしょうか。
@「炎上エンジンのケースに問題があった」米国・NTSB
現地時間10日、米国国家輸送安全委員会(NTSB)は、ラスベガスの空港で起こったブリティッシュ・エアウェイズ機のエンジン炎上事故について「炎上したエンジンのケースに複数の問題が見つかった」と述べました。その一つはエンジンの高圧コンプレッサー付近にあることを明らかにしました。
*9月10日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」41回目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」41回目が発生しました。福岡発成田行きのジェットスター・J 514便・A320型機が、成田空港の悪天候のため、前便での出発が遅れた玉突き遅延のために、午後11時10分にB滑走路に着陸したものです。
@16日から、前日までの成田空港離発着機航跡図をインターネットで公開へ
成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、16日午後2時から、政府専用機やVIPが搭乗する航空機などを除く、前日までの成田空港離発着航跡情報をインターネットで公開すると発表しました。航跡などの情報は最大1ヶ月前まで見ることが出来ます。公開する範囲は成田空港から東西65Km、南北85Kmで、高度が出発機が約3000m未満、着陸機が約2400m未満となります。航跡図は1時間毎に更新することが出来、プレイバックも可能となります。航跡をクリックすると、便名・機種名・発着空港が確認できます。この情報は現在、成田空港周辺にある地域相談センターなどで見ることの出来るものと同じもののようです。
写真は情報センターで見たフェデラルエクスプレス着陸失敗・炎上事故時の航跡図(2009年4月1日の出来事参照)です。これと同じようなものが、インターネットで見られることになるようです。
【コメント】本会も航跡図のインターネット公開については、「羽田空港や中部空港でも、インターネット上で公開されているものですから、出来るはずだ」と、約10年前から何回か要望(第33回騒音対策委員会など)してきました。また、成田国際空港株式会社(NAA)からもらった2012年5月25日の「重ね合わせ航跡図」を一旦許可しながら、後日削除を要請されたこと(2012年6月8日の出来事参照)もありましたが、今回、インターネット上で公開が実現することに感謝いたします。この情報は国土交通省から提供されるためでしょうか、前日の情報になってしまいます。「フライトレーダー24」のような、リアルタイム追跡が可能になるように、更なる進化を期待します。
@全日空のDHC8-400型機が与圧不具合で引き返す
今日午前8時15分頃、中部発熊本行きの全日空331便・DHC8-400型機が離陸したところ、客室の気圧が低下するトラブルが発生しました。このため、同機は中部空港に引き返し約30分後に、無事着陸しました。同便は欠航となりました。点検したところ、与圧システムに故障が見つかりました。
@ドイツの労働裁判所がルフトのストに中止命令
ドイツの労働裁判所は9日、ルフトハンザ航空のパイロット組合が実施している今回のストライキについて、中止命令を出しました。理由はストの原因となっているルフトハンザ航空のLCC拡大策が労使協約の対象外と考えられるため、としています。これにより、ルフトハンザ航空の運航は10日から通常の運航に戻る見込みです。なお、成田空港での同社便である成田=フランクフルト線は今日も欠航しました。
*9月9日
@成田、芝山、多古の3団体が「住民の声の反映」求め四者協に要望書提出へ
今日の千葉日報によりますと、成田市の「成田空港騒音対策地域連絡協議会」と「芝山町『空港と暮らし』推進協議会」、「多古町航空機騒音等対策協議会」は、騒音下住民の声の反映を求める、連名の要望書を四者協議会に提出する方針を決めました。要望書は14日に提出される予定です。要望書では「成田空港の発展は地域や国の発展に寄与するが、騒音下には現状への不満や今後への不安がある。四者協は、民主的で真摯(しんし)な手法で進めてほしい」と述べています。
@ルフトのストで成田=フランクフルト線が欠航に
ルフトハンザ航空のストライキの影響で、今日のフランクフルト発成田行きの710便と折り返しの711便が欠航となっています。
@ジェイエア機が速度センサーに水入り欠航
昨日午後8時頃、大阪発宮崎行きの日本航空2443便(ジェイエア運航)が離陸後に、2つある速度計の指示に誤差が生じたため、引き返すトラブルがありました。原因は大雨により、速度計のセンサーに水が入ったためと見られる、とのことです。このトラブルにより、同便と、今日の折り返し便が欠航となりました。
@スカイマークが使わなくなったA380型機シミュレーターを売却
スカイマークが導入を予定していたA380型機のフライトシミュレーターを売却したことが明らかにしました。売却先や売却額については明らかにされていませんが、中東系の航空会社と見られています。
@ラスベガスの空港で BA 機がエンジン火災、14名が軽傷
現地時間8日午後4時頃、米・ラスベガスの空港でロンドンに向け離陸しようとしていた、ブリティッシュ・エアウェイズのB777-200型機の左エンジンから火が出て、激しく燃えました。炎は機体胴体中央部も大きくこがしましたが、消し止められました。乗客・乗員172人は緊急脱出しましたが、この際に少なくても14人が軽傷を負いました。
@台湾・トランスアジア航空のATR72型機でまたもやエンジン停止
現地時間8日朝、台湾・台北から澎湖島に向かっていたトランスアジア航空のATR72型機で、エンジン1基が停止し、残る1基で飛行を続け、約20分後に澎湖島の空港に無事着陸するトラブルがありました。同航空の同型機では2月に、エンジン停止で墜落する事故(2月4日の出来事参照)を起こしています。また、5月にもエンジン1基が停止し、再始動させるトラブルがありました。
@ユナイテッド航空のCEOが突然辞任、警察の捜査に関係か
現地時間8日、米・ユナイテッド航空のCEOが突然辞任しました。発表では「ニューヨーク・ニュージャージー港湾局に関連した連邦政府の捜査に関係がある」としていますが、「詳細については捜査中で話せない」としています。現地のメディアは「ニュージャージー州港湾局の元トップのために、元トップの自宅がある空港とニュージャージー州の空港を結ぶ路線を設けた件に関係がある」と報じています。
*9月8日
@デルタ航空が冬季ダイヤで成田=香港線を週5便で復活へ
デルタ航空は10月末開始の冬季ダイヤで、週7便運航している香港=シアトル線を週5便に減便し、香港=成田経由=シアトルで運航する計画を明らかにしました。従って、成田=香港線が週5便復活することになります。機材はA300-200型機を使い、月・火・水・金・土曜日の運航になります。デルタ航空は成田=香港線を昨年10月から運休していました。
@デルタ航空が明日から成田=ニューヨーク線を週1便減便
デルタ航空は明日から、成田=ニューヨーク線を週1便減便(8月21日出来事参照)しましす。「機材調整のため」とのことで来年の3月末までの予定です。
@成田着のユナイテッド航空機が乱気流に遭遇、客室乗務員が骨折
国土交通省は昨日、6日午後2時半頃、グアム発成田行きのユナイテッド航空196便・B737型機が成田空港着陸に向けて、成田空港の東約44Kmを飛行中に機体が突然揺れ、客室乗務員1人が転倒し、腰の骨を折る重傷を負ったと発表しました。昨日になって、ユナイテッド航空から報告があった、とのことです。同機は約15分後に無事着陸しました。運輸安全委員会は航空機事故と認定し、調査を始めました。6日の千葉県は竜巻と見られる突風が吹くなど、大荒れでした。
@全日空のB787-9型機が電気系統不具合で機材変更に
昨日午前10時過ぎ、羽田発ジャカルタ行きの全日空855便・B787-9型機が出発に向け移動を始めたところ、電気システムに不具合が発生しました。整備に時間がかかることから、機材を変更して、2時間45分遅れで出発しました。なお、この機体は先月受領したばかりです。
@「数字で見る航空」が今年は10月発行に
先日、成田空港の第1ターミナルにある航空専門ショップ「バイプレーン」で聞いたところ、航空振興財団が毎年発行している「数字で見る航空2015」が今年は10月頃発行、とのことでした。例年7〜8月発行でした。航空振興財団のページで確認したところ、「従前は2年前までのデータを採用しておりましたが、2015年版か らは可能な限り前年のデータを採用して、より一層便利にご利用いただけるよ う見直す作業を行っておりますので、2015年版の発行は、現在のところ 秋頃(10月以降)になる予定です。」とのことです。
*9月7日
@10月14〜16日に「東京エアロスペースシンポジウム2015」
10月14日から16日まで東京ビッグサイトで「東京エアロスペースシンポジウム2015」が開催されます。このシンポジュウムは2009年から隔年で開催してきた「東京国際航空宇宙産業展(ASET)」の形態を変更しての開催となるようです。詳しいことは同サイトで確認して下さい。
@日本航空のB787型機が油圧ポンプ不具合で1日遅れに
現地時間6日午後1時頃、大連発成田行きの日本航空828便・B787型機が出発に向け、ゲートを離れたところ、右エンジンの油圧ポンプに不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、他のB787型機に機材を変更し、24時間19分遅れで運航しました。
@全日空のB787型機が燃料ポンプ不具合で2時間半遅れに
6日午前10時半頃、羽田発パリ行きの全日空215便・B787型機が出発しようとしたところ、燃料ポンプに不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、機材を変更して約2時間30分遅れで出発しました。
*9月6日
@「空港の見える丘(仮称)」工事が始まっていました
1日に「三里塚さくらの丘」に写真を撮りに行ったところ、芝山町が「建設する」としていた空港を南側から展望できる「空港の見える丘(仮称)」(3月10日の出来事参照)の工事が始まっていました。場所は、「三里塚さくらの丘」から航空科学博物館に行く道路の右側になります。まだ、敷地整備の段階でした。完成は来年3月になるようです。下の写真がそのようすと、場所の地図です。
@成田空港活用協議会が茨城・群馬のイオンシネマでアピール映画広告
成田空港活用協議会は昨日から、茨城県と群馬県の各2店舗のイオンシネマで、圏央道の部分開通に伴い、北関東地域から成田空港へのアクセスが便利になった事をアピールする、映画広告「より近く!より便利に!成田空港」の放映を始めました。期間は来年3月4日までになります。
@エア・アジアが10月17日に名古屋で客室乗務員の選考
エア・アジアは来年春の日本再参入に向けた客室乗務員の募集要項を発表しています。人数は40名程度で、契約社員となります。選考日は10月17日で中部空港近くのホテルで実施します。詳しくは同社のサイトで確認して下さい。
@マレーシア航空機がトイレ故障でインドに緊急着陸
現地時間3日、アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空19便が、トイレが故障したため、インドのチェンナイ空港に緊急着陸する出来事がありました。同機は着陸の前にインド上空を大きく2回旋回し、燃料を消費してからの着陸となりました。
*9月5日
@中国南方航空が冬季ダイヤで成田=広州線を運休へ
中国南方航空は10月25日からの冬季ダイヤで成田=広州線を運休とします。代わりに、羽田=広州線を1日2往復にします。
@成田空港の8月国際貨物取扱量は2.5%減に
東京税関が昨日発表した「成田空港 8月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)2.5%減と4ヶ月連続減となりました。輸出量は8.3%減で2ヶ月連続減、輸入量は3.4%減と17ヶ月連続減となっています。
@環境大臣が福岡空港滑走路増設アセスに「ピーク時の発着回数抑制」などの意見書
望月環境大臣は昨日、福岡空港の滑走路増設に関する環境影響評価に対する意見書を国土交通大臣に提出しました。意見書では「騒音の増大が懸念される」として、騒音を軽減するために「午前や夕方などのピーク時の発着回数抑制」などを求めています。
@4〜6月のLCC旅客数シェアーが初めて10%を超える
国土交通省は1日、「航空輸送サービスに係る情報公開(平成27年度第1回)」を発表しました。この統計によりますと、LCC4社の旅客数が前年同期比3.2ポイント増の10.4%と、初めて10%を超えました。輸送人員、旅客収入のベスト5と、欠航率、遅延率のワースト5を下表にまとめてみました。
ベスト5
|
ワースト5
|
||||||||||
輸送人員
|
旅客収入
|
欠航率
|
遅延率
|
||||||||
順位
|
航空会社
|
人数
|
順位
|
航空会社
|
金額(万円)
|
順位
|
航空会社
|
率
|
順位
|
航空会社
|
率
|
1位
|
全日空
|
993万1355人
|
1位
|
全日空
|
1498億9600万円
|
1位
|
春秋航空 ・日本
|
3.34%
|
1位
|
ピーチ
|
19.87%
|
2位
|
日本航空
|
634万2684人
|
2位
|
日本航空
|
942億0500万円
|
2位
|
ソラシド
|
1.40%
|
2位
|
ジェットスター ・J
|
17.36%
|
3位
|
スカイマーク
|
133万4988人
|
3位
|
スカイマーク
|
145億4200万円
|
3位
|
バニラ
|
1.08%
|
3位
|
バニラ
|
13.78%
|
4位
|
ジェットスター ・J
|
117万4017人
|
4位
|
ジェットスター ・J
|
80億0500万円
|
4位
|
ジェットスター ・J
|
0.96%
|
4位
|
春秋航空 ・日本
|
8.02%
|
5位
|
ピーチ
|
77万4369人
|
5位
|
日本トランス
|
74億5600万円
|
5位
|
エアドゥ
|
0.91%
|
5位
|
全日空
|
7.65%
|
@全日空機が油圧不具合で羽田空港に緊急着陸
3日午後5時頃、佐賀発羽田行きの全日空456便・A320型機で、オイルの減少を示す警告が出ました。このため、同機は同5時半過ぎに羽田空港に緊急着陸しました。同機はオイル漏れを防ぐために、誘導路上で停止し、牽引車で駐機場まで移動しました。全日空によりますと油圧3系統の1系統で不具合があった、とのことです。
@日本貨物航空がB747-8F型機4機をキャンセル
ボーイング社は現地時間3日、日本貨物航空が発注していたB747-8F型機4機をキャンセルした、と発表しました。これにより、B747-8型機の今年の発注は±ゼロとなりました。
@日本航空とカンタス航空がジェットスター ・J に70億円を増資
今日の日本経済新聞によりますと、日本航空とカンタス航空はジェットスター・ ジャパンに対して、8月末に35億円ずつ、合計70億円の第3者割当増資を行いました。
@アエロフロートがトランスアエロを約2円で買収
ロシア航空会社最大手のアエロフロートは、同国第2位のトランスアエロ航空を1ルーブル(約2円)で買収する事になりました。これは、ロシア政府のアエロフロートをより大きな航空会社にして、競争力を強化する方針に沿ったものです。買収は約1年で完了しますが、トランスアエロは当面、運航を継続します。
*9月4日
@イラク復興支援で成田空港を78回も使用、「軍事利用は一切しない」との約束踏みにじる
成田空港開港前に、三里塚平和塔奉賛会が当時の運輸大臣 丹羽喬四郎氏、千葉県知事職務代理者・千葉県副知事 川上紀一氏、新東京国際空港公団総裁 今井榮文氏と平和塔を遷座させる際の約束「取極書」で「新東京国際空港(現成田空港)は軍事利用は一切しない」との約束をしました。また、本会との「交渉覚書」でも同様の約束をしていました。
ところが、実はこの約束を約10年前のイラク復興支援時から守っていなかったことが判明しました。
共産党が「平和安全法制」審議の中で取り上げた、イラク復興支援に関する防衛庁(現防衛省)の、「民間機を使ったイラクへの物資輸送契約」の中で、平成16年1月4日から平成18年8月9日の間に、成田空港からクウェートに向けて61回、クウェートから成田空港に17回の輸送契約が結ばれていたことが、防衛庁の資料から明らかになったのです。この資料はあるジャーナリストが情報公開請求を行って公開されたもの、とのことです。
下記にその資料の一部を画像で載せておきます。
本会は国土交通省と成田国際空港株式会社(NAA)に対して、何回となくこの「軍事利用は一切しない」「MACチャーター便は使わせない」とする約束の再確認を求めてきました。国土交通省はその都度「約束については承知している。軍事利用を行う考えはない」と答えてきましたが、これが全くの"ウソ"だったことがはっきりしました。
「取極書」では最後に「(約束に)疑義を生じた時は、別に、甲、乙等において協議する」となっていますので、今後、国土交通省や千葉県や成田国際空港株式会社(NAA)に対して協議を申し込むことになる、と思います。
なお、この資料には成田空港だけではなく、羽田空港、名古屋空港、関西空港、新千歳空港、福岡空港、熊本空港、仙台空港などの名前も見られます。
@スクートが成田線の全便をB787-9型機で運航へ
LCC「スクート」は昨日から成田=台北=シンガポール線にB787-9型機を投入しました。今後、毎日、B787-9型機で運航する予定、とのことです。LCCでB787型機を使って成田空港に乗り入れているのはジェットスターが先ですが、全機をB787型機で運航するのはスクートが初めてとなります。
@デルタ航空機が燃料系統不具合で関西空港に緊急着陸
昨日夜、上海発デトロイト行きのデルタ航空582便・B747型機から、関西空港に「燃料系統の不具合表示があり、関西空港に臨時着陸したい」と連絡がりました。同機は午後10時40分頃に無事緊急着陸しました。国土交通省関西空港事務所によりますと「尾翼部分に不具合があったようだ」とのことです。
@国土交通省が旅客機に TCAS の改良型搭載を義務化の方針
今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は旅客機に取り付けられている空中衝突防止警報装置(TCAS)を新しい「バージョン7.1」にする方針を固めました。現在のタイプは衝突の危険が生じた場合、旅客機に回避を指示しますが、どちらかの航空機が管制の指示を優先するなどして、同じ向きに回避し、衝突の危険を避けられない場合があります。これに対し、バージョン7.1タイプはそのような場合にも、それを察知して反転するように指示できるものとなります。航空法改正は今年12月に行い、2017年1月2日から日本国内では旧式のTCAS搭載機は外国機も含めて、飛行できなくなります。
@フランス検察当局が、発見のフラッペロンをマレーシア航空370便のものと断定
現地時間3日、フランス検察当局は発見されたフラッペロンが、マレーシア航空370便のものと確認したことを明らかにしました。フラッペロンの中に内視鏡を入れるなどして確認した、「3個の番号の一つがマレーシア航空370便のシリアルナンバーと一致したため、確認した」とのことです。これにより、同機が墜落したことが確定されました。
*9月3日
@成田空港サーバー資料室の「☆成田空港軍事利用関係資料」に「成田空港の軍事利用に道を開く「平和安全法制」審議への抗議と質問書及び回答」を追加しました。
@山武市の水田に長さ3.25mのゴム製部品が落下
国土交通省成田空港事務所は昨日、先月21日に成田空港A滑走路飛行コース直下の、山武市の水田で、航空機か落としたと見られるゴム製品が見つかった、と発表しました。ゴム片は幅と高さが約2cm、長さが約3.25m、重さは約600gとの事です。水田の所有者は「4月下旬ごろにはなかった」と話している、とのことです。主翼のフラップの空気抵抗を減らすための覆いにつけられている部品と見られています。落下させた航空機は特定されていません。航空会社からの落下の申し出はない、とのことです。
【コメント】航空会社の整備記録を見れば、たちどころに分かるはずです。航空会社は早く申し出て下さい。
@「四者協議会は17日で調整」小泉成田市長
成田市の小泉市長は昨日の記者会見で、第3滑走路の建設について話し合う四者協議会が17日に開かれる見通し、と述べました。第3滑走路については「地域や経済の活性化、雇用の拡大など、地域の発展につながる一方、騒音問題などもあり、真摯に取り組んでいきたい」と述べました。
@千葉地裁が「横堀現地闘争本部」の撤去を命じる
千葉地裁は昨日、 NAA が空港内用地にある旧熱田派の横堀現地闘争本部の撤去と明け渡しを求めた訴訟の判決で、 NAA の主張を認め、撤去と明け渡しを命じる判決を言い渡しました。
@成田空港の国際線で全日空が初めて日本航空を上回る
昨日の毎日新聞によりますと、9月1日現在の成田空港国際線で、全日空が日本航空を初めて上回りました。全日空の成田=クアラルンプール線が1日に就航したことにより、全日空の国際線が週280便、日本航空の国際線が週277便となったものです。次期冬季ダイヤでも全日空が日本航空を上回る見込み、とのことです。
@ NAA が「空の日フェスティバル2015を開催します!」を掲載
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「空の日フェスティバル2015」のお知らせを掲載しています。ただ、「ジェット機との綱引き大会&空港見学ツアー」と「空港ウルトラ化学消防車見学ツアー」の募集はすでに締め切られています。
@今年度の国内航空機事故と重大インシデントが急増
今日のNHKニュースが伝えたところによりますと、国土交通省のまとめでは今年8月末までの航空機事故と重大インシデントが過去5年間で最悪のペースで起こっています。航空機事故は18件に達し、5ヶ月で昨年度の合計件数と同じになっています。また、重大インシデントは今年度5件で、昨年度の4件をすでに上回っています。
@日本航空のB787-8型機で燃料ポンプ不具合、機材交換で大幅遅れ
昨日午前8時半ごろ、成田発大連行きの日本航空827便・B787-8型機が出発時に右主翼の燃料供給ポンプに不具合が発生しました。この整備に時間を要するため、他のB787型機に機材を変更して、6時間14分遅れで出発しました。
@全日空のB787-8型機で動翼装置にトラブル、約2時間遅れる
昨日午後1時半ごろ、羽田発鹿児島行きの全日空625便・B787-8型機が出発に向け移動を開始したところ、動翼装置に不具合が発生しました。この整備に時間がかかったため、約2時間10分遅れで出発しました。
*9月2日
@「健康調査報告書詳細版」を見せようとしない NAA
昨日、芝山千代田駅近くにある「南地域相談センター」に行き、「健康調査報告書詳細版」を成田市議の鵜澤治(本会副会長)と2人で見てきました。
実は、約2ヶ月前に成田国際空港株式会社(NAA)に「報告書の詳細版をいただきたい」と申し入れていたのですが、なかなか返事がなく、本社に出かけて交渉しました。結果的には「詳細版は、極限られた人以外には出さないことになっているので、お渡しすることは出来ません」とのことでした。
私からは「発表されている『概要版』では、詳しいことは何も分からないではないか。これでは『私の言うことを信じなさい』と言うのと同じではないか。何でこんなな非民主的態度をとるのか。情報公開に逆行する」と抗議をしましたが、変わりませんでした。
「住民は見ることが出来ないのか」と聞いたところ、「南北相談センターでは閲覧することは可能」とのことでしたので、昨日行ってきたものです。「相談センターで閲覧できる」と言う事自体も初めて聞く話しでした。
しかし、昨日行った相談センターでも、びっくりするような対応でした。「コピーや写真をネットで公開するのはやめて下さい」とのことで、詳細版報告書の写真撮影も断られました。「表紙ぐらいは良いのではないか」と粘って、撮影したのが右の写真です。
従って、30分ほどパラパラめくった程度ですので、詳しい内容は分かりませんが、グラフなどを見た感じでは、騒音地域と、山武市に設定された騒音の少ない対照地域とでは、やはり、睡眠障害の程度には大きくはないですが、差がありました。しかし、この数字を元にした結論では「騒音の影響と睡眠の影響の間には、緩やかであるが正の関連性が見とれられた」と言う極めて曖昧な結論になってしまうようです。専門家ではないのですが、報告書の中に頻繁に出てくる「ロジスティック回帰分析」と言う手法で、薄められているように見えました。
さらに、びっくりしたのは報告書のどこにも、「第三者委員会の委員名簿」が記載されていないことです。調査に関する本会の要望事項についての成田国際空港株式会社(NAA)との交渉の席では、本会から「委員の名簿が公表されていないのは何故か」と質したのに対して会社側は「色々ありまして、でも、最終報告書では明らかにされると思います」との事でしたが、その期待も裏切られました。
「詳細報告書」では最後に資料として「第三者委員会の議事録」が載っていましたが、この中には色々な考え方が出ており、重要な指摘があるように見受けられました。
いずれにしても、成田国際空港株式会社(NAA)のこの対応は一体何なのでしょうか。「住民には概要版」しか見せない、と考えているように思われます。
@羽田空港でセグウェイによる警備、全国初
先月31日の時事通信などが、昨日から「羽田空港でセグウェイによる警備を警視庁が始める」と報じ、「全国の警察でセグウェイを導入するのは警視庁が初めて」と書いていますが、成田空港では2010年から使っていますね。ただし、警察官ではなく、警備員が使っていたようです。(2010年4月29日出来事参照)
@日本航空のB787-8型機が整備間に合わず機材変更に
今日午前8時半出発予定の羽田発金浦行きの日本航空91便・B787-8型機は機体整備に時間がかかったため、機材をB767型機に変更して、12分遅れで出発しました。折返し便もB767型機になりました。
@ ANA グループの7月実績は国際線好調、国内線は旅客数2.4%減
全日空が昨日発表した「ANAグループ 7月輸送実績」によりますと、国際線旅客数が前年同月比(以下同じ)14.5%増の、70万9328人となりました。利用率は3.1ポイント増の78.0%となっています。
また、国内線の旅客数は2.4%減の322万6382人となりました。利用率は0.4ポイント増の61.8%となっています。
成田空港路線の利用率は、成田=札幌線が4.5ポイント増の63.7%、成田=大阪線が4.3ポイント増の84.8%、成田=福岡線が10.1ポイント増の50.4%、成田=中部線が6.4ポイント増の82.6%、成田=仙台線が0.4ポイント減の42.5%、成田=那覇線が1.2ポイント増の74.1%、成田=新潟線が4.4ポイント減の37.3%となっており、総じて好調でした。
@スカイマークが新役員を発表、イントレピッドとエアバスの弁財額合意
スカイマークは昨日、新役員体制を発表しました。会長にはインテグラルの佐山展生氏、社長には政策投資銀行の市江正彦氏が就任します。現会長の井手隆司氏と社長の有森正和氏は辞任します。29日の臨時株主総会で選出される見込みです。
また、今日の「WING DAILY」によりますと、大口債権者であるイントレピッドとエアバスとの交渉は大筋でまとまった、とのことです。債権額はイントレピッドが573億円、エアバスは431億円となり、両社の弁財額は規定で5%の、合わせて約50億円となるそうです。
@フラッペロンはマレーシア370便のものと、まだ、断定できず
昨日の「Gizmodo Japan 」によりますと、先月インド洋レユニオン島に打ち上げられたB777型機のフラッペロンですが、未だにマレーシア航空370便のものと断定されていない、とのことです。問題はこのフラッペロンの改造部がマレーシア航空370便のメンテナンス記録と一致していないことのようです。また、フラッペロンの内側端にあるはずのIDプレートがなくなっているために、断定にいたっていない、とのことです。また、フラッペロンのフジツボの付着具合が、1年程度の漂流にしては、おかしい、との指摘もあるそうです。しかし、行方不明のB777型機のフラッペロンはマレーシア航空370便のものだけですから、謎が謎を呼ぶ展開になっている、とのことです。
*9月1日
@8月のアクセス数は30,112回でした。
@全日空が今日から成田=クアラルンプール線を開設
全日空は今日から成田=クアラルンプール線の運航を開始しました。機材はB787-8型機を使い、1日1往復となります。
@タイガーエア台湾が今日から成田=高雄線を開設
タイガーエア台湾は今日から成田=高雄線の運航を開始しました。1日1往復となります。
@ジェットスター ・J が今日から成田=香港線を増便
ジェットスター ・J は今日から成田=香港線を増便し、1日1往復としました。
@日本航空が10月25日から羽田の中国路線を拡充、成田の中国路線は運休や減便
日本航空は昨日、冬季ダイヤでの羽田=広州線と羽田=上海線(浦東)の開設を発表しました。また、冬季ダイヤから羽田=北京線を1日2往復に増便する事も発表しました。なお、羽田=上海線は虹橋空港を使った1日1往復が運航中です。また、すでに書いたように広州線と北京線は成田路線を減便し、羽田空港路線に振り替えたものです。