2015年8月後半の出来事
*8月31日
@日本航空が成田=ダラス線を11月30日に開設へ
日本航空は今日、11月30日から成田=ダラス線を週4便(成田発 月・水・金・日曜日)で開設することを発表しました。なお、来年春以降は1日1便に増便する予定、とのことです。機材はB787-8型機を使います。
@厦門航空が9月24日から成田=福州線を開設
今日の「Traicy」によりますと、厦門航空は9月24日から成田=福州線を、1日1便で開設します。機材はB737-800型機となります。すでに航空券の販売を行っているそうです。
@国土が成田など3空港でボディスキャナーの実証実験
国土交通省は27日、成田空港・羽田空港・関西空港の3空港で、体に触れずに不審物のありかを見つける「ボディスキャナー」の実証実験を始めます。試験するのは米国製とドイツ製の4機種で、結果は模式的な体の上に不審物のありかを示します。従って、体のリアルな映像は出ないそうです。成田空港では10月27日から11月3日までと11月18日から12月3日に行われます。
@MRJ の初飛行は10月後半に決定
今日のNHKニュースによりますと、三菱航空機会社は三菱リージョナルジェット(MRJ)の初飛行を10月後半に行う方針を固めた、とのことです。近く正式に発表する、としています。主翼の強度を高めるなどの改修は順調に進んでいる、とのことです。
@大韓航空がB747-8I 型機を受領、世界初の旅客型と貨物型を運航へ
大韓航空は現地時間25日、ボーイング社からB747-8I 型機(インターコンチネンタル)を受領しました。これで同社はB747-8型機の旅客型と貨物型の両方を所有する初めての航空会社になります。
【コメント】写真は成田空港第1ターミナル北側の貨物駐機場に駐機する大韓航空のB747-8F型機です。ちょっと見ただけでは 、B747-400型機と変わりませんが、エンジンカバー後部のギザギザがB747-8型機の特徴になります。なお、B747-8F型機は日本貨物航空が現在運航しています。
*8月30日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」40例目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」40回目が発生しました。新千歳発成田行きのジェットスター ・J 114便・A320型機が、前便で成田空港の悪天候により出発が遅れ、新千歳空港到着が遅れたための、玉突き遅延のために、午後11時2分にA滑走路に着陸したものです。
@成田空港からもイラク復興支援で武器・弾薬運ぶ?
26日の参議院安保特別委員会で中谷防衛大臣は、共産党の辰巳議員の質問に答え、イラク復興支援の際に、日本政府が民間機を使って、武器や弾薬を輸送したことを認めました。イラク復興支援活動行動史では「総輸送力の99%を民間輸送力に依存した」と書かれているそうです。使った、航空会社としてアントノフ航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、日本航空などを上げました。ただ、日本航空機では武器や弾薬の輸送は行わなかった、と答弁しています。
【コメント】これらの輸送の際には、成田空港も使われたようで、現在確認をしています。もし、本当であれば、開港当時の本会との交渉覚書での約束「新空港は、純然たる民間航空のためのものであり、軍事利用させることはない。軍事施設と思われるものの設置も一切認めない方針である。MACのチャーター機問題についても約定どおり処理する。」に明らかに違反していることになります。
@大阪発の全日空機が位置情報通信機トラブルで引き返す
今日午前7時50分頃、大阪発松山行きの全日空1631便・DHC8-400型機が離陸したところ、機体の位置情報を伝える装置にトラブルが発生しました。このため、同機は大阪空港に引き返し、無事着陸しました。このトラブルで同便と折返し便が欠航となりました。
*8月29日
@今日で成田空港サーバーを開設してから満18年になりました。これからも、よろしくお願いいたします。
@粟国空港着陸失敗は「航空機事故」に認定
昨日の第一航空の粟国空港での事故ですが、同航空が明らかにしたところによりますと、操縦していたのはこの機種の機長昇格間近の副操縦士でした。この副操縦士の総飛行時間は約16800時間でした。副操縦士がブレーキをかけたところ、ギギギギと言う音がして違和感を覚え、右にそれ、機長が操縦を交代しましたが、制御できなかった、とのことです。空港職員がバーンと言う音を聞いていますが、タイヤのパンクはありませんでした。
乗客・乗員14人の内、11人が打撲やむち打ち症などの軽傷を負いました。
なお、運輸安全委員会は当初、「重大インシデント」としていましたが、機体の損傷が大きいことから「航空機事故」と認定しました。
@全日空のB787-8型機がエンジンシステム不具合で機材交換し、約2時間遅れ
昨日午前7時頃、羽田発岡山行きの全日空651便・B787-8型機の出発時に、エンジン制御系統に不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、機材を変更して約1時間55分遅れで出発しました。
@中国でロケットエンジン部品が民家に落下
今日の「Sputnik 日本」によりますと、モスクワ現地時間27日午前5時40分頃、中国の陝西省安康市の民家に金属製の物体が落下し、屋根に大きな穴が開く出来事がありました。幸い、居住者にけが人はありませんでした。警察によりますと、この物体は中国現地時間10時40分頃、山西省の太原宇宙基地から打ち上げられたロケットのエンジンの一部だった、とのことです。
【コメント】広い中国でもこんな事が起こるのですね。成田空港周辺の飛行コース直下でも、航空機からの落下物による民家直撃事故は何回かありました。
@マレーシア航空17便墜落の最終報告書を10月13日に公表
オランダの安全委員会(DSB)はマレーシア航空17便墜落共同調査チームの最終報告書を、10月13日に発表する予定であることを明らかにしました。
*8月28日
@アリタリア航空が冬季ダイヤで成田=ミラノ線を減便へ
アリタリア航空は冬季ダイヤの10月25日から、現在は週7便運航している成田=ミラノ線を週4便に減便することを明らかにしました。
【コメント】多くの日本人の暮らしがちっとも良くならないことから海外旅行、特に、遠く費用も高額になる欧州方面への需要が減っていることと関係しているのでしょうね。
@「誘導路整備に470億円とは!」読者からのメール
読者の方から高速離脱誘導路について次のようなメールが届きました
『高速離脱誘導路の整備費約470億円』って普通の金額なのでしょうか 新たに土地を取得する訳でもないでしょうに 半分もあればできそうな感じがします ゼネコンの利益を補填するより、騒音対策にでも使えば良いと思うんですね 頑張って下さい! |
【コメント】誘導路を2本造るにしても、この金額が妥当かどうかは素人の私には判断できませんが、一部で報道されている第3滑走路建設に必要とされてる1000〜1500億円は少なすぎるような気がします。第3滑走路の誘導路を造るだけでも、長さを考えれば250億円以上はかかることになります。それに3500m滑走路本体や土地の取得費、移転補償費、騒音対策費、旅客をさばくための新しい旅客ターミナル建設費、駐機場整備費などを考えたら、このような金額では到底間に合わないと思います。これらは、結局、最終的には国民の税金を使う事になりますね。二階氏が言うように「予算は後から何とでもなる」(8月1日の出来事参照)などと言う問題ではないと思うのですが。
@NAA固定資産税軽減措置の2年間延長を要求・国土
国土交通省は本年度末で期限切れを迎える、成田国際空港株式会社(NAA)の固定資産の課税標準の軽減措置を、さらに2年延長することを税制改正要望に盛り込みました。
@スクートのB787-9型機投入は9月3日から
LCCのスクートは、当初9月1日から、としていた成田=台北=シンガポール線へのB787-9型機の投入(5月11日の出来事参照)を9月3日に延期しました。
@粟国空港で第一航空機が滑走路を逸脱しフェンスに衝突
今日午前8時55分頃、那覇発粟国行きの第ー航空・DHC6型機が着陸時に、滑走路を右に逸脱して、空港のフェンスに衝突して停まりました。機長が軽い擦過傷を負ったほか、乗客11人が診療所で診察を受けています。機長によりますと「着陸するまでは異常はなかったが、ブレーキをかけたところ右にそれてしまった」と話しています。着陸時に空港の職員がバーンという大きな破裂音を聞いています。運輸安全委員会は重大インシデントとして調査官を派遣しました。
@全日空のB787-8型機が動翼不具合で遅れる
現地時間29日午前0時頃、バンコク発成田行きの全日空808便・B787-8型機が出発準備中に、動翼装置に不具合が見つかりました。この整備のため、同便は約2時間30分遅れて出発しました。
@世界経済減速がアジアの航空業界に影落とす、ベトナム航空とエアアジアXが発注キャンセル
中国の元切り下げの前から始まっている、世界経済の減速がアジアの航空会社にも大きな影を落とし始めたようです。
*ベトナム航空は2009年に契約した4機のA380型機発注をキャンセルしました。理由としてはホーチミン市のロング・タイン空港の改修が遅れたことと、世界の経済状況が厳しいことから、航空需要が減速したため、B787型機やA350型機の導入に力を注ぐことをあげています。
*経営不振に陥っているエアアジアXは今年受領する予定だったA330型機5機の内、今年は9月に1機のみを受領し、2機の受領を来年に延期し、残りの2機の枠はキャンセルや売却しました。また、2018年までに受領する予定のA330型機を14機キャンセルします。しかし、2018年から受領を予定しているA330neo型機の発注は維持されています。
*ロシアのトランスアエロ航空は今年受領する事になっていたA380型機の受領を延期しました。すでに、製造ラインからはずれているようです。これは、ロシア経済の停滞による需要の落ち込みを考慮したもののようです。
また、同社はボーイング社に対してB747-8i型機も4機発注しており、こちらは組み立てが完了して、5月にロールアウトしていますが、3ヶ月経っても引き渡しに向けての動きがないそうです。ただ、ボーイング社は「変更はない」としているようです。
*8月27日
@総発着回数・総旅客数などが7月としては過去最高に、7月運用状況
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した7月の空港運用状況によりますと、
総発着回数が前年同月比(以下同じ)1%増の20023回となり、7月としては過去最高となりました。この内、国際線旅客便は2%増、国内線旅客便は7月としては過去最高で、1%増となっています。
航空総旅客数は7%増となり、7月としては過去最高となりました。国際線旅客数は6%増で、7月としては過去最高となり、この内、日本人旅客数は4%減、外国人旅客数は24%増となり7月としては過去最高となっています。国内線旅客数は10%増でこちらも7月としては過去最高となりました。
国際線総貨物量は1%減、この内輸出量は3%減、輸入量は2%減となっています。なお、国内線の貨物便発着回数は27%増となっています。
給油量は3%減でした。
@国土の概算要求で成田空港のCIQエリア検討などに49億円
国土交通省の2016年度概算要求の航空局分で、成田空港関係はオリンピックに向けたCIQ(税関・入出国管理・検疫)エリアの利便性向上の調査関係や庁舎の耐震対策など5億円増の49億円を計上しています。
この他に、成田国際空港株式会社(NAA)の自己財源としてA・B滑走路の高速離脱誘導路の整備費約470億円が見込まれています。
@首都圏直下大地震で成田・羽田が利用できなくなった時の代替空港指定システム整備
国土交通省は昨日、首都圏の空港(成田空港と羽田空港)が大地震により被災し、使用できなくなった時、両空港に着陸予定の飛行機が別のどの空港に着陸できるかを、即座に管制官に知らせる「緊急ダイバート運航総合支援システム」を来年度に導入する事を決めました。全国の比較的規模の大きな23空港に専用端末を置き、周辺を飛行する航空機の位置情報や着陸予定機の残燃料情報などを、福岡県にある航空交通管理センターに集約して、代替空港を選定するものです。
@千葉地検が拳銃持ち込みで逮捕された米軍人を不起訴に
千葉地検は昨日、16日に成田空港で拳銃と実弾を持ち込もうとし、銃刀法違反で逮捕されていた米軍2等軍曹を不起訴処分とした、と発表しました。しかし、理由はあきらかにしていません。
@日本航空の7月利用率は国際線81.3%、国内線65.7%
日本航空が昨日発表した「7月JALグループ マンスリー レポート」によりますと、国際線旅客数は69万8352人で前年同月比(以下同じ)4.5%増、利用率は5.2ポイント増の81.3%となりました。一方、国内線旅客数は266万5095人で1.1%増となり、利用率は0.8ポイント増の65.7%となっています。
成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が8.1ポイント減の68.9%、成田=札幌線が19.9ポイント増の66.6%、成田=中部線が7.1ポイント増の72.9%、成田=福岡線が4.0ポイント減の42.2%となっています。
@航空会社からの報告で「ヒューマンエラー」が前年度の2倍以上に
今日の毎日新聞によりますと、航空会社が国土交通省に報告する「安全上のトラブル」で、「ヒューマンエラー」とされるものが2014年度は約4割の207件と、2013年度の約2倍に達しています。業務別の内訳では整備関係が41%、パイロット関係が40%と2業種で約8割を占めています。
*8月26日
@第2ターミナル到着ロビー北端に「北ウエイティングエリア」
23日午後4時頃の成田空港は大混雑でした。空港内道路が渋滞し、遅々として進みません。第2ターミナルから第1ターミナルへのバス移動も20分以上かかりました。原因は第1ターミナルの駐車場が満車で、自家用車が入れずに道路を塞いでいることのようです。案内係の人に聞いたところ、夏休み中はこの時間帯はいつも混雑するようです。
第2ターミナルに戻って、ターミナル内を歩いたところ、旧エア・アジアがチェックインカウンターとして使い、その後、第3ターミナルが出来るまで、バニラと春秋航空日本がチェックインカウンターや待合室として使っていた、1階到着ロビー北端の施設が「北ウエイティングエリア」として、新規にオープンしていました。
説明板には「北ウエイティングエリアのご案内 乗継等で長時間お待ちになるお客様に、ゆったりお寛ぎいただける無料の休憩スペースです」とありました。
上段の写真が入口ですが、中に入れるようなので、ようすを見てきました。
エア・アジアやバニラや春秋航空日本の旧施設を利用した方は知っていると思いますが、待合室までは幾つもの直角に曲がる長い通路を通りましたが、基本的にこの通路を通って行きます。一部、金網で室外を通ることになりますが、ほとんどは空調の効いたエリアになります。
その先の、広い旧待合室がウエイティングエリアとなっています。写真中段のように、ほとんどはベンチですが、一部にはキッズコーナーや畳敷きのファミリースペースがあります。ただ、23日にはこのファミリースペースは整備中でまだ、入れませんでした。
一部には下段左写真のような平らなソファーがあります。この日も、数人が仮眠していました。もちろん、トイレもあります。
下段右写真のように、窓の外には第2ターミナルの駐機場が拡がっています。飲み物の自動販売機はありますが、多くありません。
しかし、入口付近には売店もありますし、4階まで行けば24時間営業のコンビニもあります。
早朝LCC便を使いたい人が、第3ターミナルのフードコートが混雑しているときに使うには、非常に便利ではないでしょうか。ただ、第3ターミナルまでは約10分かかりますので、寝過ごすと大変ですが。
成田国際空港株式会社(NAA)がまだ宣伝していないようで、私が行った時間帯の関係もあり、この日は利用者はほとんどいませんでした。
また、23日には時間がなかったので、南側2階のジェットスター・ジャパンがチェックインカウンターとして使っていた部分がどうなっているかは確認できませんでした。
@デルタ航空機がオイル漏れで誘導路上に一時停止
昨日午後3時25分頃、ホノルル発成田行きのデルタ航空579便・B767型機が「着陸後に油圧系統の不具合が発生した」と誘導路上で一時停止しました。NAAは滑走路を一時閉鎖して点検したところ、誘導路上に少量のオイルが漏れていました。
@ノックスクートがチャーター便として10月25日から成田線の運航再開か
昨日の「Traicy」によりますと、国際民間航空機関(ICAO)のタイに対する「安全に対する重大な懸念」指定を受けて、バンコク=成田線を運休していたノックスクートが10月25日からチャーター便として、バンコク=成田線の運航を再開するようです。
@全日空機が離陸直後にエンジントラブルで引き返す
今日午前7時20分頃、大阪発羽田行きの全日空986便・B777-200型機が離陸直後に左エンジンの出力が低下し、排気温度の異常を示す警告が出ました。このため、同機はこのエンジンを止めて、大阪空港に引き返し約25分後に無事緊急着陸しました。このトラブルのため、この便は欠航となりました。原因は調査中のようです。
@茨城空港が冬季ダイヤから運用時間を30分延長へ
茨城空港では冬季ダイヤから空港の運用時間を30分延長し、午前8時から午後9時までとします。これに合わせて、ターミナルの運用時間も午前6時30分から午後9時までとします。スカイマークの冬季ダイヤに合わせたものです。これに伴い、旅客取扱施設利用料を新たに徴収する事になりました。額は大人が100円、3才以上12才未満の子供が50円となります。
@バニラが2016年3月期決算で5億円の経常黒字の見通し
今日の日本経済新聞によりますと、バニラ・エアは2016年3月期決算で営業損益が5億円の黒字になる見込み、とのことです。設立5年目での黒字達成になる見込みです。需要の好調に加えて、燃料の下落が寄与している、とのことです。
*8月25日
@成田空港圏自治体連絡協議会が第3滑走路建設協議に参加へ
NHKニュースによりますと、成田空港圏自治体連絡協議会が開かれ、第3滑走路建設に向けての国や千葉県などが行う協議の場に参加することが決まりました。この協議の場で全ての自治体が意見を表明することになりました。また、空港周辺の一体的な振興策を検討する必要ある、として、千葉県と成田国際空港株式会社(NAA)を交えた検討チームを立ち上げました。
【コメント】約束したものの、遅れている騒音対策はどうするのでしょうか。小泉市長は「抜本的な騒音対策が必要」と言っていました。もっとも、“抜本的な騒音対策”がどのようなものなのかは具体的にされていませんが。
@中国南方航空の成田=鄭州線が運航を開始
中国南方航空は今日から成田=鄭州線(6月27日の出来事参照)の就航を開始しました。週3往復(火・木・土曜日)で、機材はB737-800型機を使った運航となります。
@9月1日からヤマハのアナウンス翻訳アプリの実証実験
ヤマハは昨日、空港での日本語アナウンスを翻訳して、スマートホンに表示する、iOS7.0以降に対応するアプリ「おもてなしガイド」の実証実験を成田空港と関西空港で行うと発表しました。期間は9月1日から12月15日までとなります。表示できる言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、フランス語、スペイン語、インドネシア語になります。従って、外国人だけでなく、耳の悪い人などの利用も可能です。
@訪日中国人にも元引き下げの影響
今日の朝日新聞によりますと、中国の元切り下げに端を発した世界の株安が経済に影を落とし始めました。銀座で買い物をしていた中国人観光客は「三つ買う予定だったバッグを一つにしたわ。」「しばらくは買い物も控えめにする」「実際の経済は良くないのに株価だけ上がるのは不自然」「政府の政策では株が買い支えきれなくなっている」などと述べていたとのことです。
@日本航空のB787-8型機で電気系統冷却装置に不具合
現地時間23日午後1時頃、ボストン発成田行きの日本航空7便・B787-8型機で、前便として到着後に電気系統の冷却システムに不具合が見つかりました。この整備に時間がかかるため、他のB787-8型機に機材を変更し、6時間21分遅れで出発しました。
@バニラの7月搭乗率が国内線で86.7%、国際線で90.0%
バニラ・エアが昨日発表した7月の利用実績によりますと、国内線の搭乗率は前年同月比(以下同じ)9.2ポイント増の86.7%、国際線搭乗率は6.7ポイント増の90.0%となり合計で87.9%となりました。欠航率は国内線が2.2%、国際線が0.3%となり、遅延率は国内線が12.1%、国際線が17.3%となっています。
@BA機の乗客のスマホから煙り、ロシアに臨時着陸
日時がはっきりしませんが、仁川発ロンドン行きのブリティッシュ・エアウェイズ18便・B787-8型機の機内で、飛行中に乗客のスマートホンから煙が出ました。このため、同機はロシアのイルクーツクに臨時着陸し、このスマートホンを降ろして、約2時間半後にロンドンに向け離陸する出来事がありました。
@中国東方航空の航空保安員が買い物に夢中で乗り遅れる
現地時間11日、ソウルから上海に向かっていた中国東方航空5034便に乗るはずの航空保安員が搭乗しない出来事がありました。同航空では離陸後約10分にこの事実に気付き、第2副操縦士が代わりに客室の監視に当たりました。原因は乗るはずの航空保安員が買い物に夢中になり、遅れそうになって、戻ろうとしましたが、慣れない空港で迷ってしまい間に合わなかった、とのことです。
*8月24日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度39回目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度39回目が発生しました。成田発瀋陽行きの全日空925便・B767型機が、瀋陽空港滑走路の緊急補修による滑走路閉鎖のため引き返し、午後11時8分にA滑走路に着陸したものです。
@「運用時間制限緩和は中・長期的というよりは、もっと早く」田村航空局長
田村航空局長は21日の専門誌との記者会見で、成田の機能強化について「成田空港では、かって国が一方的に(建設を)決めたという歴史がある。しかし、今はそういうことはなく、滑走路の増設が必要かどうか、 必要であればどこに造るのかなども含めて、パブリック・インボルブメントのプロセスを使って、住民参加で決めていく。仮に滑走路増設とな っても、ゴーサインが出てから数年の環境アセスメントを経て着工となる。実現には相当時間がか かるので、検討を早めることは悪いことではない」と述べました。
また、運用時間制限緩和について「成田の関係市町が開いているエアラインを招いた勉強会で、どのエアラインも異口同音に夜間飛行制限の緩和を求めている。もちろん、中・長期的というよりは、もっと早く解決できればそれに越し たことはない」と、なるべく早く緩和したい考えを示しました。
@成田公設市場に野菜輸出専用施設、11月にはロンドンに
今日のロイター通信日本語版によりますと、「成田市場輸出拠点化推進協議会」が提案していた国産農産物の輸出拡大を目指すプロジェクトが進んでおり、農水省の補助金交付も決まり、この11月にもロンドンなどに野菜を出荷することになりました。農産物の輸出には「検疫」「産地証明」など受付場所も様々で煩雑な手続きが必要ですが、このプロジェクトでは成田市の公設市場内に専用施設を造り、検疫担当者などを派遣してもらい手続を迅速化します。そして、成田空港から輸出することになります。
@デルタ航空が年末から来年4月1日に成田=パラオ線を増便
デルタ航空は12月28日から来年4月1日まで、現在は週2往復の成田=パラオ線を週4往復(成田発 月・火・木・土曜日)に増便することを明らかにしました。機材はB757-200型機を使います。
@全日空B787-8型機で不具合2件
22日と昨日に 、全日空B787-8型機で不具合が発生しました。
*22日正午過ぎ、成田発デュッセルドルフ行きの全日空209便・B787-8型機で、飛行中にエンジンシステムに不具合が発生し、成田空港に引き返しました。同便は機材を交換して約4時間50分遅れで出発しました。
*昨日午前7時過ぎ、岡山発羽田行きの全日空209便・B787-8型機がゲートを離れたところ、計器スイッチに不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、同便は欠航となりました。
@ボーイング社がB737MAX型機の部品生産で苦労
21日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、ボーイング社はエアバスのA320neo型機と競合するB737MAX型機の生産を 、かってない急ペースで進めようとしていますが、エンジンの逆噴射装置の部品を安定的に製造する事に苦労している、と伝えています。
*8月23日
@「パーク&ライド」を見てきました
18日に、航空科学博物館に6日オープンした「パーク&ライド」(6日の出来事参照)を見てきました。場所は三里塚に向かう道路沿いになります。この道路の左側にある入口を入ってすぐのところになります。この日も、JRバスが3台停まっていましたが、お客さんはいなかったようです。
写真の上段が停留所です。停留所から1段下がったところに写真下段のように約30台分の駐車場があり、自家用車はここに停めて、各方面行きの路線バスや高速バスを利用できるようになっています。多古町や芝山町の周知が徹底していないためでしょうか、この日は1台の自家用車もありませんでした。
地元の人が東京方面に行くには芝山鉄道の芝山千代田駅から京成で向かうか、成田空港まで自家用車で送ってもらい、JRや京成や格安高速バスの「東京シャトル」「THEアクセス成田」で向かった方が便利、と言う事もあるのかも知れません。
一方、航空科学博物館を見に来る人は多分、成田空港と航空科学博物館の両方を見るために来ると思うのですが、成田空港と航空科学博物館を結ぶバスが1日5往復しかないのは、ちょっと不便ですね。本数を倍にして、口コミなど色々な宣伝を行えば、来館者がもっと増えるような気がするのですが。
@タイガーエア台湾が成田=台北線を今日から増便
タイガーエア台湾は今日から、成田=台北線を週3便増便し、週10便体制としました。これにより、月・木・日曜日は1日2往復となります。
@北海道と千歳市住民が深夜・早朝枠拡大で合意書に調印
昨日、新千歳空港の夜間・早朝発着枠拡大で高橋北海道知事と千歳市長と騒音地域の住民代表が合意文書に調印しました。これまでの6回を30回に拡大し、拡大分24回は午後10時から午前0時、と午前6時から7時に振り分ける合意内容になります。また、民家の防音対策の拡大や施設整備などに充てる26億円の基金を創設することも盛り込まれています。
*8月22日
@9市町が第3滑走路建設見込んだ振興策を協議する場を創設へ
今日のNHKニュースによりますと、成田空港周辺9市町は四者協議会で第3滑走路建設に向けての具体的な検討が始まるの受けて、空港を活用した一体的な地域振興策のあり方について協議する場を、新たに設ける事になりました。週明けにも正式に決めて検討に入ることにしています。この協議の場には成田国際空港株式会社(NAA)も参加する予定です。
【コメント】早くも「第3滑走路狂想曲」が始まりました。本当にやらなければならないのは「騒音下住民の苦しみに、どのように対処するかを検討する場」ではないでしょうか。
@春秋航空 ・日本が成田=高松線から10月24日に撤退
春秋航空 ・日本は昨日、冬季ダイヤから成田=高松線を運休する、と発表しました。週4便で運航していましたが、搭乗率が低迷していた、とのことです。残る成田=広島線と成田=佐賀線は9月から臨時増便して強化していく、とし、成田=広島線は1日2往復、成田=佐賀線は1日1往復となります。
@国土が客室乗務員と操縦室で記念撮影した日本航空機長を処分
国土交通省は昨日、6月7日に副操縦士がトイレに行った際に、代わりに操縦室に入った客室乗務員と記念撮影をした日本航空の機長(6月12日出来事参照)に対し、業務停止45日間の処分を科しました。航空法では外部を見はる義務がある、とのことです。
@「訪日外国人対象の消費税減免限度額引き下げを検討していることは事実」大田大臣
大田国土交通大臣は昨日の閣議後の記者会見で、訪日外国人を対象とした消費税免税制度を拡充する、との一部報道について「免税対象額を引き下げることが出来ないか、検討していることは事実」と報道を認めました。
【コメント】この措置は一部業界を喜ばすものですが、今、消費税を引き下げてもらいたいのは、一般の国民ではないでしょうか。
@スカイマークが冬季ダイヤで仙台空港から撤退
スカイマークは昨日、冬季ダイヤを発表しましたが、仙台空港から撤退し、運航する空港は羽田、新千歳、茨城、名古屋、神戸、福岡、長崎、鹿児島、那覇の9空港となります。1日の運航数は直行便で62便、経由便を含めて67便体制となります。
*8月21日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」38回目が発生
昨日深夜、2015年度「カーフュー弾力的運用」38回目が発生しました。上海発成田行きの中国国際航空157便・B737型機が、上海空港での悪天候による出発制限のため遅れて、午後11時36分にB滑走路に着陸したものです。
@第3滑走路に関する四者協議会は来月以降開催
昨日の千葉日報によりますと、千葉県は20日、第3滑走路建設についての四者協議会の開催が来月以降となる見通しを明らかにしました。
@デルタ航空が10月7日から成田=ニューヨーク線を週1便減便へ
デルタ航空は10月7日から来年3月23日まで、成田=ニューヨーク線を現行の週7便から週6便に減便することを明らかにしました。理由は機材繰りの関係とし、来年3月24日以降は週7便に戻す、とのことです。減便は水曜日になります。
@アメリカン航空機がエンジントラブルで緊急着陸
昨日午後2時25分頃、成田空港の北東約28Kmを飛行中の、ダラス発成田行きのアメリカン航空175便・B777型機から、エンジン1基にトラブルがある、として成田空港に緊急着陸の要請がありました。同機は約15分後に無事緊急着陸しました。エンジンの出力が上がらない、との警告が表示された、とのことです。
@ジェットスター ・J が社内秘のマニュアル写真をネットに投稿した操縦士を処分
ジェットスター ・J は昨日、同社の機長と副操縦士が飛行中に操縦室内で写真を撮影した、としてこの両名を1週間の乗務停止処分にしたことを発表しました。機長は2013年春、この副操縦士が機内アナンスをしているところを「記念に」と撮影し、副操縦士は今年6〜7月に運航に関する社外秘のマニュアルや操縦室内の計器を撮影し、記念写真と共にインターネット上で送信した、とのことです。国土交通省も注意義務違反に相当しないか調査している、とのことです。
【コメント】社外秘のマニュアルをインターネットに公開するのは論外ですが、機内アナンス時の記念撮影や、雑誌などにも公開されている操縦機器の写真投稿は処分に当たるのでしょうか。以前に大手航空会社のパイロットが操縦室からの雲を撮影した写真集を出した記憶がありますが、これも、注意義務違反に当たるのでしょうか。
@カンタスと日本航空がジェットスター ・J に最大50億円を増資へ
カンタス航空が現地時間20日に発表した決算報告の中で、ジェットスター ・J に対して、日本航空と共に最大5500万豪ドル(約49億5000万円)を増資することを明らかにしました。国内線充実と国際線拡大でさらに基盤を強化するため、としています。
@6月主要旅行業者の旅行取扱額は海外旅行が11.9%減、外国人旅行は38.6%増
観光庁が今日発表した「6月 主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によりますと、海外旅行額は前年同月比(以下同じ)11.9%減となり、外国人旅行額は38.6%増、国内旅行額は6.0%増となり、全体では±ゼロとなっています。
【コメント】相変わらず日本人の海外旅行が減り続けています。訪日外国人の急増で受けに入っている業界もあるようですが、安倍政権の元で、一般国民には増税や医療費増などの負担を押しつけ、大企業優先で大企業は儲けた金で海外の企業買収に走っています。しかし、海外旅行の減少は一般国民の生活がさっぱり良くならないことを示しているのではないでしょうか。
@墜落したトリガナ航空機のフライトレコーダーはいまだ未発見
インドネシアの航空当局が明らかにしたところによりますと、インドネシアで墜落したトリガナ航空機のボイスレコーダーは回収されましたが、フライトレコーダーはまだ、回収されていないとのことです。
@台湾のファーイースタン航空機が着陸やり直しも出来ない残燃料で飛行
台湾のメディアが伝えたところによりますと、5月末に台北から金門県に向かった台湾のファーイースタン航空機が悪天候で着陸できず、台北に引き返して無事着陸したのですが、着陸後の点検で燃料の残量が2000ポンドしかなかったことが分かりました。通常、着陸をやり直すには最低3700ポンドが必要とのことで、着陸をやり直す事態になれば、墜落か不時着を余儀なくされるところでした。原因については書いてありません。
@KLMオランダ航空がB787-9型機6機をB787-10型機に変更
KLMオランダ航空は発注しているB787-9型機10機の内の6機を、B787-10型機に切り替える事を明らかにしました。
*8月20日
@アメリカン航空の成田=シカゴ線が増便、B787-8型機で運航
アメリカン航空は昨日から、成田=シカゴ線を増便し1日1便体制としました。また、機材は新型シートを採用したB787-8型機を投入しました。
@今日からエアアジアXの成田=クアラルンプール線が運休
エアアジアXは今日から成田=クアラルンプール線の運航を取りやめました。これにより、エアアジアXの成田空港路線は当面なくなります。
@ジェットスター ・J が冬季ダイヤで成田=関西線などを減便
ジェットスター ・J は冬季ダイヤの成田路線で、関西線・高松線・大分線・那覇線をそれぞれ1往復減便します。一方、成田=香港線は9月1日から、1日1往復に増便します。また、冬季中に新たな国際線を計画している、とのことです。
@全日空が冬季ダイヤで成田空港の貨物路線を増便
全日空の冬季ダイヤについては、旅客便では成田=ブリュッセル線など、明らかになった時点で載せましたが、全日空が昨日発表した冬季ダイヤによりますと、成田空港関係の貨物路線を大幅に増強します。9月1日から運航を開始する成田=バンコク=ジャカルタ=成田線の運航を冬季ダイヤでも継続し、成田=厦門線を週4往復から週7往復に増便し、成田=広州線を週1往復から週7往復に増便します。また、成田=青島線を新設します。一方、成田=ジャカルタ線を9月2日から週2往復から1往復に、成田=沖縄線を週7往復から週6往復に減便します。
@日本航空の冬季ダイヤで新規路線開設はなし
日本航空は昨日、冬季ダイヤにつて発表していますが、いわゆる「8・10ペーパー」で新規路線開設が制限されている関係で、成田空港路線でも新設はありません。しかし、日中航空協議で合意した中国路線については「現在、前向きに検討している」としています。成田=モスクワ線は季節変更により、夏ダイヤの週4便から週3便に減便します。
@春秋航空 ・日本機が佐賀空港でバードストライク、成田空港から代替機を送る
昨日午後1時40分頃、成田発佐賀行きの春秋航空 ・日本601便・B737-800型機が着陸したところ、滑走路上で鳥と衝突しました。この点検のため、整備士を乗せた代替機が成田空港から佐賀空港に回送され、4時間51分遅れで出発しました。
【コメント】春秋航空 ・日本は今の所、機材に余裕があるので、代替機を回せるのでしょうね。写真は芝山千代田駅側の駐機場に停まっている春秋航空 ・日本機です。結構な確率で駐機していますね。
@全日空B787-8型機が動翼装置不具合で機材交換
昨日午前8時頃、羽田発新石垣行きの全日空89便・B787-8型機が離陸に向け移動を始めたところ、動翼装置に不具合が発生しました。この整備に時間がかかることから、機材を交換し、約1時間40分遅れで出発しました。
@キャセイ航空機が油圧トラブルで関西空港に緊急着陸
昨日午後2時50分頃、香港発中部行きのキャセイ航空530便・A330型機が飛行中に、油圧系統のトラブルが発生しました。このため、同機は緊急事態を宣言し、午後3時半ごろ、関西空港に緊急着陸しました。同機は着陸後、誘導路で動けなくなり、牽引車で駐機場に移動しました。この間、滑走路が一時閉鎖されましたが、他の便に影響はありませんでした。
@エチオピアB787型機火災は飛行中に熱暴走していた、英国事故調報告
英航空機事故調査委員会は現地時間19日、2013年7月12日にヒースロー空港で起こった、エチオピア航空・B787型機の救命無線機(ELT)火災事故(2013年7月13日の出来事参照)の報告書を公表しました。原因として、異常に長い配線同士が接触し、回路短縮(ショート)を起こしたため、リチウムイオン電池が熱暴走を起こしたことによる、としています。また、この現象はおそらく飛行中に発生したと考えられ、飛行中は外気温が極低温のため、延焼が喰い止められ、着陸して外気温が上がったために火の勢いが増して、火災にいたったものと考えられる、としています。
【コメント】飛行中に胴体が延焼して穴が開いていたら、どうなっていたのでしょうか。
@カンタス航空がB787-9型機8機を確定発注
カンタス航空は現地時間20日、B787-9型機8機を確定発注したことを明らかにしました。このB787-9型機は燃費の悪いB747型機と交換していきます。
*8月19日
@成田空港お盆期間の入出国者数で外国人は31%増、日本人は10%減に
東京入国管理局成田空港支局が今日発表したところによりますと、成田空港のお盆期間(7日〜16日)の出入国者数が前年同期比(以下同じ)3.9%増の、83万8110人となりました。この内、日本人は約10%減、外国人は31.3%増となっています。
@成田空港7月貿易額は輸出が9.3%増、輸入が24.4%増に
東京税関が今日発表した「平成27年7月分 成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)9.3%増、輸入額は24.4%増となりました。前月との比較では輸出額の伸びは13.9ポイント減となり、輸入額の伸びは10.7ポイント増となっています。
@成田空港で米軍人が拳銃1丁と実弾10発をスーツケースに入れて逮捕
16日夕方、成田空港に公務で来日した米軍人がスーツケースに拳銃1丁と実弾10発を入れていた、として銃刀法違反の疑いで逮捕されました。この男は拳銃が「自分のものである」と認め、「入っているのを忘れていた」と供述しています。
【コメント】このところ、このようなケースが増えていますね。出発地でどうして見つからないのでしょうか。検査が「ザル」と言うことなのでしょうか。
@中国南方航空が冬季ダイヤで成田=広州線を運休
中国南方航空は10月25日からの冬季ダイヤで成田=広州線の運航を取りやめ、代わりに羽田=広州線を増便して、1日2往復とします。
@成田空港での安全情報の事例
14日の出来事でも取り上げた「第2回空港安全情報分析委員会の結果概要について」の中で、取り上げられている成田空港でのトラブルの一部を列挙しておきます。幸い死者は出なかったようです。
*機内清掃員がPBBのサービスステアから転落
*整備士が整備中に吹き出したオイルにより吹き飛ばされ頭部を地面にぶつけた
*整備車両と接近し、旅客 搭乗のバスが急ブレーキ、車内で転倒した旅客が負傷
*旅客がタラップ車の階段に躓き落下、後頭部を負傷
*航空機ドアにステップ車を装着する際に、レバー操作を誤り、航空機に接触しドア周辺が破損
*GPUプラグを航空機に接続した際、接続部から火花が発生し、航空機側のプラグ差し込み口が破損
@7月の訪日外客数が単月として過去最高に
観光局は今日、「訪日外客数(2015 年 7 月推計値)」を発表しました。それによりますと、訪日外客数は前年同月比51.0%増の約191万8000人となり、単月としての過去最高となりました。1〜7月の累計では約1100万人となっています。
一方、出国日本人数は6.7%減となっています。
@バニラが今日、累計乗客200万人を達成
バニラエアは今日、2013年12月20日に運航を開始してからの累計乗客が、200万人を突破した、と発表しました。
@ジェットスター ・J が冬季ダイヤで中部=熊本線と関西=大分線を運休へ
ジェットスター ・J は今日、10月25日から中部=熊本線と関西=大分線を運休する、と発表しました。需要が想定を下回ったため、としています。同社の運休は初めてとなります。
【コメント】パイロットや整備士の確保が難しく、機材を増やせない中、好調な国際線を開設する、関係もあるのでしょうか。
@ジェットスター ・J のシルバーウイーク予約状況
お盆休みが終わったばかりですが、ジェットスター ・Jがグループ全体シルバーウイーク(9月18日〜27日)の、日本発着予約状況を公表しています。国内線はまだ空席があるようですが、国際線は「ほぼ満席」や「空席わずか」の路線が多くなっています。ジェットスターは間近になってから予約が急激に伸びる傾向があるようです。
【コメント】お盆期間の搭乗率も好調だったLCCですが、日本にもかなり根付いた感じがします。写真は相変わらず混雑する、昨日の第3ターミナルフードコートのようすです。
@全日空がMRJを中部路線に投入を予定
全日空は昨日、世界で初めて導入する予定の三菱リージョナルジェット(MRJ)を中部空港路線で使用する計画を明らかにしました。三菱航空機会社のお膝元である中部空港での人気が高く、需要が見込めると判断した、としています。
@シンガポール機がバードストライクで機首に亀裂も、無事引き返す
現地時間17日、イスタンブール発シンガポール行きのシンガポール航空391便・B777-200ER型機が離陸時に、バードストライクに遭い、機首のレーダードームが裂ける損傷を負いました。また、右エンジンのカウリング(覆い)も凹みました。同機はイスタンブール空港に戻り、無事着陸しました。負傷者はありませんでした。ここに写真があります。
*8月18日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」35・36・37回目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」35・36・37回目が発生しました。いずれもジェットスター ・J 機です。
*松山発成田行きのジェットスター ・J 404便・A320型機が、前便で成田空港周辺の悪天候(雷雲発生)のため、出発が遅れた、玉突き遅延により午後11時32分にB滑走路に着陸したものです。
*福岡発成田行きのジェットスター ・J514便・A320型機が、前便で成田空港周辺の悪天候(雷雲発生)のため、出発が遅れた、玉突き遅延により午後11時35分にB滑走路に着陸したものです。
*新千歳発成田行きのジェットスター ・J 114便・A320型機が、前便で成田空港周辺の悪天候(雷雲発生)のため、出発が遅れた、玉突き遅延により午後11時47分にB滑走路に着陸したものです。
@中国国際航空が10月26日から成田=成都直行便を運航へ
中国国際航空は10月26日から成田=成都線の直行便を、週4便(成田発、火・木・土・日曜日)で開設する、とのことです。機材はA320型機を使います。
【コメント】成田=成都線は四川航空が10月末からの就航を計画している、との報道(6月22日出来事参照)があったのですが、重複するのでしょうか。
@お盆期間の航空各社利用がおおむね好調、LCCは90%超がほとんど
今年の夏季繁忙期(お盆期間・7日から16日)の航空各社の利用率は好調でした。
*全日空は国際線が前年同期比(以下同じ)1.7ポイント増の89%、国内線が0.7ポイント増の73.8%となり、
*日本航空は国際線が2.9ポイント増の91.6%、国内線が1.1ポイント増の77.9%となっています。
また、LCCは各社とも好調で、
*ピーチは国際線が2.1ポイント増の91.5%、国内線が5.4ポイント増の94.4%、
*ジェットスター ・J は国際線が97.2%、国内線が5.7ポイント増の90.8%、
*バニラは国際線が3.4ポイント増の93.9%、国内線が0.1ポイント減の91.9%、
*春秋航空 ・日本は国内線が19.7ポイント増の82.0%となっています。
また、中堅各社はスカイマークが0.9ポイント増の86.6%と好調でしたが、スターフライヤーは2.6ポイント減の85.2%、フジドリームが7.3ポイント減の73.9%とやや不審でした。
今日の「Aviation Wire」に表が載っています。
@墜落のトリガナ航空機は乗客・乗員全員が死亡、ブラックボックスも回収
インドネシア航空当局は現地時間18日、同午後1時40分に、墜落したトリガナ航空機のフライトレコーダーを回収した、と発表しました。また、乗客・乗員54人の遺体を確認したことも明らかにしました。生存者はいませんでした。
@インディゴのA320neo型機250機発注を確定
エアバスは現地時間15日、インドのインディゴからA320neo型機250機を確定受注する契約を結んだ、と発表しました。これは、昨年10月に締結した覚書に基づくもので、同社としては過去最大の発注となります。
*8月17日
@今日から県内観光地への無料バス試行始まる
今日から成田空港と千葉県内観光地の館山、鴨川、銚子を結ぶ無料直行バスの試行が始まりました。予約制ですが、空席のある場合は利用できます。無料ですが、車内でのアンケートに答える必要があります。航空機を利用した人以外は乗れないのかどうかは分かりません。
@全日空のB787-8型機でエンジン制御トラブル、機材交換で6時間30分遅れる
昨日午後3時頃、広島発羽田行きの全日空680便・B787-8型機で、エンジン制御系統の不具合が発生し、整備に時間がかかることから機材を交換して、約6時間30分遅れで出発しました。
@インドネシアで54人が乗った旅客機が墜落
インドネシアの航空当局によりますと、現地時間16日午後2時55分ごろに、同国東部のジャヤブラを出発したオクシビル行きの、乗客乗員54人が乗ったトリガナ航空機267便・ATR42-300型機が、離陸約30分後に消息を絶ちました。捜索活動が始まり、17日朝から捜索を再開しました。インドネシア当局は17日、捜索機がオクシビル近くの山岳地帯で、同機と見られる残骸を発見した、と発表しています。現地は深い山中で、捜索隊はまだ到着していない模様です。出発当時のオクシビルの天候は比較的穏やかでしたが、その後、雨と強風の悪天候になった、とのことです。オクシビル空港には天気予報を見る機器はないようです。
トリガナ航空は1992年から8機の航空機損失事故を含む、19の重大な安全上の問題を起こしています。EUは同社機のEU域内の飛行を禁止しています。
*8月16日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」34回目と「従来取り決め」による1件が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」が1件、緊急事態による従来取り決めが1件発生しました。
*成田発グアム行きのユナイテッド航空874便・B777型機がグアムにおける台風の影響のため、成田空港到着が遅れた事による、玉突き遅延のため、午後11時47分にA滑走路から離陸しました。
*ドバイ発成田行きのプライベートジェット機・AJU952便が、燃料不足により午後11時0分20秒にA滑走路に着陸しました。これは、緊急事態(従来取り決め)によるものです。
【コメント】他空港へまわるには燃料が足りなかったのでしょうね。それとも、運用時間内に着陸するはずが、わずかにオーバーしたのでしょうか。
@成田空港で帰国がピークに、今日だけで51000人が入国
夏休みを海外で過ごした人の帰国がピークを迎えました。成田空港では今日だけで、約51000人が入国する予定です。
@南アフリカ航空が成田空港への就航を希望
南アフリカ航空はこのほど開いた説明会で日本への再就航を希望し、日本支社長は「日本への再乗り入れを強く希望している。成田空港を使っての日本再就航を目指したい」と述べました。同社はかって、ヨハネスブルグ=関西線を運航したことがありますが、成田空港への乗り入れはありませんでした。
@パリ発の全日空B787-8型機がブレーキ不具合で約3時間10分遅れる
現地時間14日午後9時頃、パリ発羽田行きの全日空216便・B787-8型機で、ブレーキに不具合が発生しました。この整備のため、約3時間10分遅れで出発しました。