2017年12月前半の出来事


*12月15日

@「機能強化に新たな投資必要」と固定資産税減免を7/8から9/10に軽減、税制大綱
 昨日、2018年度税制改正大綱が決定されましたが、成田空港については成田国際空港株式会社(NAA)の事業用資産にかかる固定資産税の軽減措置を、課税標準を現行の8分の7から10分の9に軽減すると共に、2年間延長する事を決めました。特例措置の対象となる施設は、空港基本施設として供用する、滑走路、着陸帯、誘導路、エプロンなどの土地・構築物のほか、航空保安施設として供用する、進入灯、滑走路灯、計器着陸用施設などとなります。軽減の理由として、成田空港の「更なる機能強化」に際して、駐機場や高速離脱誘導路などへの多額の設備投資が必要となることに配慮し、また、世界の空港間競争が激化する中で、 NAAの経営安定化を図る必要がある、としています。

@成田空港年末年始旅客は出国が10.3%増、入国は11.7%増に
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「2017年度年末年始(12月22日〜1月3日)国際線旅客推計」によりますと、13日間で出国旅客は前年同月比(以下同じ)10.3%増の62万8000人、入国旅客は11.7%増の57万7300人となっています。出国のピークは12月29日、入国のピークは1月3日となります。

@バニラが来夏季ダイヤから成田=香港線を減便
 バニラ・エアは来年3月25日の夏期ダイヤから、成田=香港線を現在の1日2便から同1便に減便します。昨日書いた、台北=ホーチミン線からの撤退などと共に、理由は搭乗率が他の路線に比して低いことをあげています。新しい路線などについては、検討中、とのことです。
【コメント】写真はバニラ機の機内ですが、3列目の座席から撮影しました。昨日書いた「アップフロントシート」にあたります。

@上海発のデルタ機が燃料漏れの疑いで成田空港に緊急着陸
 昨日午後3時25分頃、高知空港付近を飛行中だった、上海発シアトル行きのデルタ航空588便・B767-300型機から、成田空港事務所に「燃料が漏れている可能性があるので、成田空港に緊急着陸する」との連絡が入り、同機は午後4時20分頃無事緊急着陸しました。点検の結果燃料漏れはなく、計器の異常でした。このトラブルでA滑走路が約3分間閉鎖されました。

@日本航空が2・3月の燃油サーチャージャー引き上げを申請
 日本航空は昨日、来年2・3月の燃油サーチャージャーの引き上げを明らかにしました。引き上げ額は片道3500〜200円となっています。

@カナダで小型旅客機が離陸直後に墜落、犠牲者はない模様
 現地時間13日、カナダ中部のサスカチワン州で乗客・乗員25人を乗せたウェスト・ウィンド・アビエーションの旅客機が、離陸直後に墜落しました。死者はない模様ですが、けが人が出ており、重傷者もいる、とのことです。

@デルタ航空がA321neo型機100機を発注
 現地時間14日、米国のデルタ航空はエアバスに対してA321neo型機を確定100機、オプション100機の発注をした、と発表しました。受領は2020年からとなります。


*12月14日

@マレーシア航空が成田=クアラルンプール線を5月5日から増便
 マレーシア航空は5月5日から、現在週7便で運航している成田=クアラルンプール線を週12便に増便します。また、同日から機材をA330-300型機からA350-900型機に変更します。一方、週2便で運航している成田=コタキナバル線を5月18日〜7月22日まで一時的に運休します。

@バニラが台北=ホーチミン線を3月24日から運休へ
 昨日の「Traicy」によりますと、バニラ・エアは来年3月24日から、以遠権を行使した初めての路線となる台北=ホーチミン線を運休とします。これにより、成田から台北を経てホーチミンへ行くことが出来なくなります。この路線は2016年9月14日から1日1便が運航されていました。

@バニラが2〜5列目を3月25日から「アップフロントシート」に指定し有料に
 バニラ・エアは来年3月25日から2列目から、5列目のシートを「アップフロントシート」に指定し、座席指定料金を国内線は600円、国際線は1000円とします。


*12月13日

@「運用時間については厳しい意見、振興プランは今年度中に提示」と森田知事
 今日の千葉日報(電子版)によりますと、昨日の千葉県議会で、森田知事など当局は、成田空港の機能強化案に伴う空港周辺全体の地域振興基本プランについて「本年度内の策定を目指す」と表明しました。森田知事は「住民から、夜間飛行の見直し案でも十分な睡眠時間を確保できないとの厳しい意見や、防音対策実施地域の拡大を求める要望が出ている。市町からは地域振興策の検討に際し、土地利用規制の緩和などを望む声が寄せられており、効果的な地域づくりの実現に向けて特区制度の活用なども含めた検討を進める」と答弁しました。総合企画部長は「市町や空港会社、国に原案を示して議論を深め、年度内の策定を目指す。早ければ、年明けまでに原案を示したい」と答弁しました。

@ミキキートスが成田空港だけでなく周辺施設も含めた見学ツアー設定
 成田空港の見学ガイドツアーなどを企画している「EventOffice ミキキートス」は成田空港のガイドツアーと、「航空科学博物館」や「桜の山公園」や「空の駅 風和里しばやま」などの周辺施設を一緒にガイドするツアーを11月から始めました。ただし、団体のみで、使う観光バスなどは各団体が独自で用意する必要があります。案内する施設や場所は団体が決める事が出来ます。

@日本航空が今冬ボーナスを労組要求の0.2ヶ月分増額に
 今日の日本経済新聞によりますと、日本航空は冬のボーナスで組合側の要求である2.5ヶ月分を上回る2.7ヶ月分を支給しました。これは、業績が好調で、今年度の見通しを2回上方修正したことにより、従業員に還元することにしました。また、今期末の営業利益も前期実績に近づいていることから、期末に向けての社員の努力を喚起する意味もある、とのことです。さらに、パイロットや整備士の人材確保につなげる意味もあるようです。


*12月12日

成田空港サーバー「資料室」に「千葉県『平成28年度  成田国際空港周辺航空機騒音測定結果 (年報)』を読んだ感想」を載せました。

@昨日、成田空港で除雪訓練
 成田空港で昨日、本格的な降雪時期に備えた除雪訓練が行われました。ロータリー除雪車や凍結防止剤散布車など18台が三角形の隊列を組み、幅60mの滑走路や30mの誘導路の除雪を行う訓練でした。成田空港の本格的な除雪作業は2014年2月以降ありません。

@エアアジア・ジャパンの会長と社長が22日に交代へ
 エアアジア・ジャパンは昨日、22日付けで、代表取締役会長に谷本龍哉氏を、社長にはJenny Mayuko Wakana 氏が就任する、と発表しました。秦現社長は退任、現井手会長は安全統括管理者となります。谷本氏は元衆議院議員、Jenny Mayuko Wakana氏はエア・アジアのトニーフェルナンデスCEOの側近です。

@中国でB747型貨物機2機がオークションで落札
 中国のメディアが伝えたところでは、このほど、アリババのオークションサイトにB747型貨物機2機が出品され、約3億2000万元(約55億円)で落札されました。このジャンボ機は経営破綻した中国の航空貨物会社「翡翠航空」の資産処分に困った深セン裁判所が出品したもので、落札したのは同じ貨物航空会社の「順豊航空」だった、とのことです。出品の初期値は相場の3割安だった、とのことです。


*12月11日

@マレーシア航空が5月5日から成田路線にA350型機を投入か?
 今日の「アジアトラベルノート」によりますと、マレーシア航空は来年5月5日より、成田=クアラルンプール線にA350-900型機を投入する予定、とのことです。正式発表はまだありませんが、公式サイトのフライとスケジュールではこの日からの投入となっている、とのことです。

@日本エアコミューターのDHC8-400型機機が飛行中に白煙で緊急着陸
 昨日午後、種子島発鹿児島行きの日本エアコミューター3768便・DHC8-400型機から鹿児島空港に、「操縦席と客室に煙が出た」と連絡がありました。同機は午後4時23分に鹿児島空港に無事緊急着陸し、滑走路上に停止しました。乗客・乗員にケガなどはありませんでした。乗客によりますと「客室内に白いモヤのようなものが前方から立ちこめ、少し焦げ臭かった」とのことです。客室のアナンスでは「モヤのようなもので心配はありません」と言っていた、とのことです。このトラブルで滑走路が同5時40分頃まで閉鎖され、離着陸する約20便に、欠航や目的地変更や遅れが出ました。

@日本航空がB777-300ER型機の予約登録を取り消し
 航空局が発表した「11月航空機登録状況」によりますと、日本航空は予約登録していたB777-300ER型機2機を取り消しました。
 【コメント】長距離を多くの乗客を乗せて飛べる機種ですが、2機も登録を取り消すのは珍しいですね。導入しているB787-9型機の運航が順調なのか、新規導入するA350-900型機の受領に一定のメドが立ったのか、または、路線計画の変更でもあったのでしょうか。


*12月10日

@京成バスが16日から車いすで乗れる「有楽町シャトル」の実証運行
 京成バスは7日、16日より、リフト付き高速バスの実証運行路線として、東京駅鍛冶橋駐車場と成田空港を結ぶ「有楽町シャトル」の運行を開始します。成田空港行きは1日11便、東京駅鍛冶橋駐車場行きは同11便で、それぞれの6便をリフトつきバスで運行します。この車両は1台の車いすを、車いすに座ったまま利用できます。利用するには前日までの予約が必要です。料金は予約すると900円、当日は1000円となります。

@大阪空港ターミナルで約5時間半もトイレ使えず、工事のミス
 昨日午後3時過ぎ、大阪空港で断水があり、ターミナルビルのトイレで、水が流れず使えなくなりました。また、飲食店などの営業にも影響が出ました。関西エアポートでは中庭などに25個以上の仮設トイレを設置して対応しました。原因はターミナルの改修工事で、誤って空港敷地内の水道管を破損させたことによります。午後10時半には全面的に復旧しました。

@スカイマークの11月旅客数は7.4%増、搭乗率は86.7%
 スカイマークが発表した「11月搭乗実績」によりますと、旅客数は前年同月比(以下同じ)7.4%増の60万3001人となり、搭乗率は1.1ポイント増の86.7%となっています。

@台北発の中華航空機内で日本人が騒ぎ、引き返す
 現地時間9日午後、台北・桃園発バンコク行中華航空835便の機内で、離陸直後に乗客の日本人3人が酒を飲み、大声で騒ぎ、喫煙を始めたため、客室乗務員が注意しましたが、従いませんでした。このため、機長は引き返しを決断しました。同機は無事着陸し、この3人を降ろして、約4時間遅れてバンコクに向かいました。この3人は福岡から搭乗し、バンコク行きに乗り継いだ際、酒を買い込んで飲み始めた、とのことです。
【コメント】この後、どうなるのでしょうか。罰金でしょうか。服役と言うことはないと思うのですが。


*12月9日

@横芝光町の住民団体が「運用時間守れ」の署名1753人分を提出へ
 今日の千葉日報(電子版)によりますと、横芝光町の住民組織「航空機騒音から生活を守る会」は昨日、佐藤町長に、国とNAAに提出を予定している「午前6時から午後23時の飛行時間厳守」と「被害住民が納得できる救済策の担保」を求める、1753人分の署名の写しを提出しました。同会の鈴木会長は「署名運動を通じ住民が騒音拡大を気に掛けているのが分かった。機能強化案は適切な計画ではない。平穏な生活を担保して」と訴え、佐藤町長は「大変重い署名。しっかり対応しなければと改めて認識した」と話しました。

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」78・79例目が発生
 昨日深夜、2017年度「カーフュー弾力的運用」78・79例目が発生しました。
・78例目 広島発成田行きの「Spring Japan」624便・B737-800型機が、前便で成田空港の悪天候による管制制限のために遅れた、玉突き遅延により、午後11時00分にB滑走路に着陸したものです。
・79例目 新千歳発成田行きのジェットスター・J 120便・A320型機が、前便で成田空港の悪天候による管制制限のためと、新千歳空港の降雪による管制制限による玉突き遅延で、午後11時4分にB滑走路に着陸したものです。

@台北行きの FDX 機が煙で成田空港に緊急着陸
 今日正午頃、成田空港の西約165Kmを飛行中の、アンカレッジ発台北行きのフェデラルエクスプレス49便・MD11型機から、成田空港事務所に「操縦室に煙が出たので、緊急着陸したい」と連絡がありました。同機は約30分後に無事緊急着陸しました。着陸後、消防士が点検しましたが、火災や煙は確認されませんでした。フェデラルエクスプレスが原因を調査しています。

@成田空港での金密輸摘発が60%増
 今日のNHKニュースによりますと、成田空港で6月までの1年間に金密輸の摘発が前年と較べ約60%増加している、とのことです。手口も少量の金をコインや鍵やブレスレットに加工するなど多様化している、とのことです。

@稲毛駅と成田空港を結ぶバス路線が16日から運行開始
 京成バスと千葉内陸バスは16日から、JR稲毛駅と成田空港を結ぶ路線を新設します。所要時間は約50分で稲毛駅発は午前5時台から、成田空港発は第3ターミナル午後10時25分が最終便となります。なお、草野車庫には予約制の無料駐車場を設け、自家用車で来てバスに乗れるようにするそうです。


*12月8日

@ MRJ の試験飛行時間は1500時間を超える
 現地時間6日の「FlightGlobal(英文)」によりますと、三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験飛行時間は約1500時間に達しました。三菱航空機会社では来年1月に、設計変更前に同社が予定していた全てのテストを終わらせる予定、とのことです。設計変更に伴う追加の飛行時間は500時間で、合計では3000時間に及ぶ、とのことです。

@厳しい規制がある「 MRJ ミュージアム」
 
6日に「 MRJミュージアム」見学ツアーに行ってきました。
 工場内では6号機の「JA26MJ」の製造が行われており、右側には3列のラインがあるようで、合計6機程度(結合前の胴体などもあり、正確には数えられません)の製造が進行中でした。一番手前のラインでは6号機が組立中でした。白い胴体後部には「JA26MJ」、尾翼には「MRJ 90」もペイントされていました。エンジンの取り付けはまだ行われていませんでした。6号機を除いて、他の機体は全て防塵塗装の黄緑色でした。その内の1機は「JA26MJ」機よりも明らかに短めに見え MRJ70型機と思われました。見学者の中から「あれはMRJ 70型機ですか」との質問がありましたが、案内係の方が知らなかったのか、会社から止められているのかは分かりませんが、明確な回答はありませんでした。
 入口を入って左側にも同じ広さの工場がありますが、こちらは管理整頓されていて、案内係の説明では来年になると、3ラインが設置されてMRJは台車に乗せられて、少しずつ移動しながら組み立てられる、とのことでした。
 工場の敷地に入ってからは、工場の外観も撮影禁止で、工場内に入ってからは1階の小さなショップもあるエントランスを除いては一切の写真・動画・録音が禁止となっています。ツアーが始まる前には携帯も含めたこれらの電子機器はロッカーに入れなければなりません。右の写真はエントランスで撮ったもので、格納庫の中から外を撮ったように見えますが、背景は大きな壁写真で、 MRJも格納庫の外も本物ではありません。

@ニュージーランド航空のB787-9型機でエンジントラブル
 ニュージーランド航空は現地時間5日と6日に、B787-9型機のエンジン・トレント1000が飛行中に停止たトラブルについて調査するため運休便が発生している、とのことです。トレント1000エンジンについては製造メーカーのロールスロイス社が中圧圧縮機の亀裂に対処するため、中圧タービンの設計変更を行っており、その間、点検回数を増やすとの対策を指示していました。

@カタール航空が発注済みのA320neo型機50機をA321neoACF型機に変更
 カタール航空はすでに発注しているA320neo型機50機を、受領済み分も含めて、A321neo ACF型機50機に代えることで、エアバスと合意しました。引渡は2019年から始まることになっています。


*12月7日

@今日から第3ターミナルサテライト南側スポット2ヵ所が供用開始
 10月20日の出来事で書きましたが、今日から第3ターミナルサテライト北側の駐機スポット2ヵ所が供用開始となります。

@フィジーが7月3日から成田=ナンディ線に新規就航
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、フィジー・エアウェイズが来年7月3日より、成田=ナンディ線に新規運航する、と発表しました。週3往復で、成田発着が火・金・日曜日となります。機材はA330を使います。同路線は同航空前身のエア・パシフィック航空が撤退して以来9年ぶりの復活になります。

@成田空港での落下部品機体調査は予定の1割しか出来ず
 今日のNHKニュースによりますと、国土交通省が今年3月から成田空港で始めた、到着機への落下部品の有無を確認する調査で、対象となった約360機の内、実際に調査出来たのは約1割の42機にとどまっている、とのことです。原因は外国からの到着機については、了承を受けて行う事になっていますが、海外ではこのような調査が行われることがないため、理解が得られないことにある、とのことです。このため、国土交通省は来年以降は航空会社への周知を徹底し、原則として了承がない場合でも調査をするほか、調査チームを増やす、とのことです。

@グアム行きのデルタ航空機が副操縦席の窓にひび入り引き返す
 5日午前11時25分頃、成田発グアム行きのデルタ航空608便・B757-200型機から「副操縦席の窓にひびが入ったので引き返す」と成田空港事務所に連絡がありました。同機は午後1時45分頃に、成田空港に無事緊急着陸しました。ひびが入ったのは成田空港の南南東約690Kmの太平洋上、高度約1万1000mでした。デルタ航空で原因を調べていますが、高度からバードストライクの可能性はない、とのことです。乗客は代替機でグアムに向かいました。
【コメント】映像を見ますと、何かがぶつかったように見えますね。

@成田空港の11月総貨物量は9.4%増、取卸量も2ヶ月ぶりのプラス
 東京税関が今日発表した「成田空港11月分の貨物取扱量(速報)」によりますと、総貨物量は前年同月比(以下同じ)9.4%増の20万1781トンと20ヶ月連続の前年同月比プラスとなりました。積込量は11.3%増で20ヶ月連続の前年同月比プラス、この内、輸出量は13.0%増となっています。また、取卸量は7.7%増の10万5068トンと2ヶ月ぶりの前年同月比プラス、この内、輸入量は10.2%増となっています。

@日本航空が超音速旅客機開発の「ブーム」に1000万ドルを出資、20機の購入権
 日本航空は5日、米国の超音速旅客機の開発を手がける「ブームテクノロジー社」とパートナーシップ協定を結びました。ブームテクノロジー社はマッハ2.2で、乗客45〜55人乗りの旅客機を開発中で、2020年代半ばの実用化を目指しています。日本航空は同社に1000万ドルを出資し、航空会社の立場から開発をサポートします。また、将来的には20機の優先発注権を獲得します。世界の航空会社で、ブームの開発する超音速旅客機を発注するのは2社目となります。
【コメント】写真は約45年前に日本航空が導入を決定した、米国製の超音速旅客機についてのポスターです。結局、この超音速旅客機は実現しませんでした。

@年末年始の海外旅行は2.8%増・JTB 予想
 JTBは5日、「年末年始(2017年12月23日〜2018年1月3日)の旅行動向」を発表しました。この調査によりますと、総旅行人数は前年同月比(以下同じ)1.0%増の3027万4000人と予想し、この内、国内旅行人数は0.9%増、海外旅行人数は2.8%増となっています。旅行平均費用は国内旅行で3.1%増、海外旅行で0.4%減となっています。また、平均旅行日数は3.6日になります。今年の休暇は暦通りなら12月30日〜1月3日の5日間ですが、仕事納めを28日とする企業も多く、4・5日を休暇とすると、最大で11連休を取ることも可能になります。ただ、消費者の節約志向は根強く、海外旅行にはLCC を利用したり、行き先として比較的、距離が近いオーストラリアやアジアを選ぶ人が増える見通しで、海外旅行費用を抑える傾向がある、とのことです。

@2018年の世界航空会社純利益は11%増に・ IATA
 国際航空運送協会(IATA)は現地時間5日、2018年世界航空会社の純利益が今年よりも前年比(以下同じ)11%増加する、との見通しを発表しました。理由として、旅客・貨物共に需要が高まり、旅客数は6.0%増、貨物量は4.5%増となること、利払いが減少することで、この後、予測される人件費増と燃料高の増加を吸収する、としています。


*12月5日

都合により、明日の更新が出来ません。

@ハワイアンが8月1日〜9月30日の期間、成田=ホノルル線に臨時便
 ハワイアン航空は来年8月1日から9月30日まで、成田=ホノルル線で臨時便を運航します。機材はA321neo型機を使い、成田着午後7時30分、成田発午後9時30分となります。この間、成田=ホノルル線が1日2便となります。

@モントリオールでエバー航空機が離陸時に主翼損傷
 現地時間4日の「FlightGlobal(英文)」によりますと、現地時間2日、カナダ・トロント発台北行きのエバー航空35便・B777-300ER型機が離陸で除氷地帯を離れる際に、右主翼がランプポールと接触し、右主翼を損傷する事故を起こしました。結局、同便は欠航となりました。乗客・乗員にけが人はありませんでした。

@米連邦最高裁がトランプ大統領の入国制限を認める
 
米国連邦最高裁は現地時間4日、トランプ大統領が9月に出したイスラム圏6ヶ国などからの入国を制限する命令について、この命令の執行を差し止めたハワイ州などの裁判所が出した、差し止め判決を無効とする決定を行いました。これにより、入国制限が執行される事になります。米国メディアはこの件について、近く合法性をめぐる裁判が行われる予定で、当面の間は、入国を制限することが可能になる、としています。


*12月4日

@今年の落下物が10月現在で1件???
 「成田空港〜その役割と現状〜 2017年」がNAAのホームページに載りました。この中で落下物については170ページに載っていますが、2016年は0件、2017年は10月までに1件となっています。
【コメント】成田空港サーバー・資料室に載せてある「最近の落下物・部品脱落事故」とは大きく違います。この中には成田空港周辺に落ちた事案以外の、成田空港で判明した部品落下もカウントしていますが、それにしても、何故こんなに違うのでしょうか。国土交通省や成田国際空港株式会社(NAA)は「少しでも疑念があるものは落下物事故と認めない」と言う事なのでしょうか。両者は最近、羽田空港新飛行ルート下の住民から出ている「落下物が不安」との声もあり、ことある毎に「真剣に落下物事故と向き合っていく、対策も検討する」と強調していますが、そうとは到底思えません。補償の問題とも絡んできます。

@第3ターミナル改修後は900万人に対応
 先月30日の出来事で書いた第3ターミナルの拡張ですが、今日の「日刊航空」によりますと、 NAAの松本取締役は1日の記者会見で、「拡張後は年間900万人の需要に対応できるようになる。しかし、 LCCは今後も伸びていくと考えられるので、第3 ターミナルの拡張も含めて、 LCC 対応をどういった施設で行っていくのか、考えていかないといけない」と述べました。しかし、拡張については「南側には日本航空が使う第5貨物ビルがあり、今すぐに拡げられる状況ではない。北側はすでに空港用地ギリギリで建設されており、拡張余地はない。関係者と相談しながら検討していく」と述べるにとどめました。右図は改修前後の到着動線になります。

@見直し案による「説明会」は69回、今月と来月には9回実施
  今日の「日刊航空」によりますと、NAAの松本取締役は1日の記者会見で6月の四者協議会以降、69回の「機能強化(見直し案)説明会」を実施したことを明らかにしました。また、今後は12月に8回、1月に1回の説明間が予定されていることも明らかにし、地域から要望があれば、更なる説明会を行っていくことも明らかにしました。

@日本貨物航空とカーゴルクスが共同事業で合意
 日本貨物航空とカーゴルクスは先月29日、共同事業契約を締結した、と発表(英文)しました。日本貨物航空は来年夏季ダイヤから就航を予定するカーゴルクスの成田=ルクセンブルグ線と、一方、カーゴルクスは日本貨物航空の成田=フランクフルト=ハーン線で相互に貨物スペースを使用することになります。


*12月3日

@佐藤横芝光町長が「このままでは四者協議会に進めない」と憤りあらわ
 今日の千葉日報(電子版)によりますと、横芝光町の佐藤町長は、昨日同町で開かれた同町最後の「機能強化説明会」後に、報道陣の質問に答え、「(運用時間スライド制などに対する町民の不満が高いことを受けて)住民の理解は進んでいない。このままでは四者協議会に進めない。町のメリットを示す材料が何もない。このまま進んだら間違いなく町の将来に禍根が残る。(機能強化の議論が始まった)2年以上前からお願いしてきたが何も示されていない。裏切られた感もある」と述べ、憤りをあらわにしました。

@5日にクリーンアップ運動、ターミナルの窓ガラスには蜘蛛の巣
 成田国際空港株式会社(NAA)などは、毎年冬と夏に行っている「クリーンアップ運動」を5日に行います。今回は約500名が参加して、空港周辺道路や空港内の道路整備地区などを清掃します。
【コメント】このような運動は是非行うべきですが、「お客様に気持ちよく当空港にお越しいただくため」との目的のためには、空港ターミナル内の窓の清掃もきちんと行うべきではないでしょうか。この所、第1ターミナルや第2ターミナルのエプロンが展望できるガラスの汚れが目について仕方ありません。
 写真は1日に撮影した第2ターミナルのガラスです。写真の細い線が蜘蛛の巣の残骸です。「前の清掃は何時だったのだろうか」と思ってしまいます。これでは成田空港そのものが薄汚れた印象を持たれるのではないでしょうか。コスト削減が理由なのでしょうか。

@アリタリア航空は「全体一括の売却を目指す」
 今日の日本経済新聞によりますと、昨年5月に経営破綻したイタリア・アリタリア航空の最高コマーシャル責任者(CCO)は同誌とのインタビューで、買収の行方について「部分売却でなく全体一括の売却をめざしており、現状の企業形態、企業名、フラッグシップキャリアとしての機能には高いブランド価値があり、維持すべきだ。」と述べました。一方、 合理化についてはリースの見直しや、従業員の13%にあたる約1600人の一時帰休や、収益性の低い近距離路線の統廃合などを行う計画を明らかにしました。


*12月2日

@日本航空が来年3月25日から成田=グアム線を季節増便
 日本航空は昨日、来年3月25日〜10月27日まで、現在1日1便で運航している成田=グアム線を1日2便に季節増便する、と発表しました。

@オリンピック時の成田空港航空機混雑緩和で新協議会
 昨日のNHKニュースによりますと、昨日、オリンピック時に成田空港を離発着する航空機の増加が見込まれます。このため、航空機の混雑緩和を図る、国土交通省・成田国際空港株式会社(NAA)・航空会社が対策を協議する新たな協議会が発足しました。関係機関が航空機の発着状況を細かく把握し、連携を図って航空機の運航を円滑にする、とのことです。

@日本航空が「Spring Japan」と整備体制支援で合意
 日本航空「Spring Japan」は昨日、日本航空が「Spring Japan」の整備体制を支援することで合意した、と発表しました。「Spring Japan」は自社整備体制を持っていますが、現在も一部の整備をJALエンジニアリングに委託しています。今後、機材を増やして路線を拡大すると整備士不足に陥る可能性があるとして、日本航空に委託を増やしたり、ノウハウを提供してもらうなどの支援を求めることにした、とのことです。

@厚木第5次爆音訴訟原告団に1952人が追加
 厚木基地を離着陸する軍用機の騒音について、飛行差し止めや騒音被害に対する損害賠償を求めている「第五次厚木基地騒音訴訟」に、昨日、新たに周辺住民1952人が原告に加わり、原告は8015人、損害賠償請求額は117億2000万円となりました。

@全日空の10月実績は国際・国内線共に好調
 全日空が先月30日に発表した「ANAグループ10月実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)9.9%増の81万4322人、利用率は2.2ポイント増の76.3%となりました。
 一方、国内線旅客数は0.1%増の357万3166人となり、利用率は2.9ポイント増の72.7%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が1.3ポイント増の61.9%、成田=大阪線が3.2ポイント減の83.3%、成田=福岡線が10ポイント減の66.1%、成田=仙台線が12.2ポイント増の65.2%、成田=新潟線が14.1ポイント増の72.1%、成田=中部線が11.9ポイント減の70.2%、成田=那覇線が6.5ポイント減の53.2%となっています。
 運航実績では、国際線欠航率が0.1ポイント改善のゼロ%、同定時出発遅延率が4.1ポイント悪化の16.2%、同定時到着遅延率が2.7ポイント悪化の18.6%となり、国内線では欠航率が1.5ポイント悪化の2.5%、定時出発遅延率が4.5ポイント悪化の13.5%、定時到着遅延率が5.0ポイント悪化の16.9%となっています。

@9月の旅行取扱額は海外旅行が4.3%増、国内旅行は1.3%減に
 観光局が先月29日に発表した「9月主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によりますと、海外旅行取扱額は前年同月比(以下同じ)4.3%増となり、外国人旅行取扱額は14.8%増、国内旅行取扱額は1.3%減となりました。


*12月1日

11月のアクセス数は20,611回でした。

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」77例目が発生
 昨日深夜、2017年度「カーフュー弾力的運用」77例目が発生しました。
・77例目 デンパサール発成田行きのインドネシア・エアアジアX401便・A330型機が、バリ島のアグン山噴火活動による出発遅延のため、午後11時31分にB滑走路に着陸したものです。

@東京国立博物館のミニギャラリー
 先月22日の出来事で書いた、第1ターミナルの地下1階から1階の到着ロビーに行く通路とエスカレートの所に、上野にある国立博物館所蔵絵画のミニギャラリーが出来た、とのことでした。先月29日に成田空港に行ったときに見てきました。写真がその一部です。なかなか迫力がありました。エスカレーターの地下1階に「見返り美人図 ・菱川師宣」、上がった所に「洛中洛外図屏風・岩佐又兵衛」、エスカレーターの天井部分に「富嶽三十六景 凱風快晴・葛飾北斎」があります。

@ MRJ 5号機は昨日だけでした
 昨日書いた、名古屋空港駐機場の三菱リージョナルジェット(MRJ)5号機は、オープンセレモニーに花を添えるための特別展示だったようです。昨日の夕方には工場の中に戻された、とのことです。工場の見学に行けば見られるのかも知れません。


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