2017年2月後半の出来事
*2月28日
@成田空港地域共生・共栄会議が「機能強化」推進を提言
昨日の千葉日報(電子版)によりますと、「成田空港地域共生・共栄会議」が昨日、芝山町で開かれ、成田空港機能強化に向けた提言をとりまとめた、とのことです。提言では、「機能強化推進」「空港周辺住民の生活環境対策と均衡ある発展」「道路交通の改善」の3項目を柱に、森田知事の指導力発揮を求めています。
【コメント】現在、周辺住民が一番関心を持ち、怒っている「空港運用時間拡大」については、具体的に取り上げていないようです。この会議のメンバーの中に、機能強化を最初に言い出し、「空港運用時間拡大」を真っ先に言い出した人が複数おりで、国土交通省や NAA の幹部もいるのですから、当然と言えば、当然ですが。なお、メンバーの中に市町の「代表」が入っていますが、「誰に、どこで選ばれたか」は全く分かりません。本当の住民の「代表」ではありませんね。
@バニラの1月実績は旅客数は増えるも、搭乗率はやや悪化
バニラ・エアが昨日発表した「1月輸送・運航実績」によりますと、国内線旅客数は前年同月比(以下同じ)29.7%増の7万9252人、搭乗率は4.1ポイント減の80.8%となりました。国際線旅客数は57.0%増の10万5584人で、搭乗率は0.5ポイント増の86.0%となっています。
「運航実績」は国内線欠航率が1.5ポイント悪化の2.0%、定時出発遅延率は12.9ポイント悪化の22.9%となり、国際線欠航率は±ゼロの0.0%、定時出発遅延率は9.5ポイント悪化の34.2%となっています。
@日本航空破綻後の要請パイロットが初乗務
昨日の日本経済新聞によりますと、2010年1月に経営破綻し、パイロットとして入社したにもかかわらず、当初、パイロットしての訓練が受けられなかった約100人が訓練を終えて、順次、国内線のパイロットしてデビューすることになりました。昨日は第1号の訓練生が初めて副機長として乗務しました。今回の訓練では、訓練効率を向上させ、訓練期間を短縮した新方式「MPL(マルチクルー・パイロット・ライセンス)」で機種を限定し、シミュレーターを使った訓練で、従来よりも約6ヶ月訓練期間が短縮されています。
【コメント】良くあきらめずに、頑張りましたね。
*2月27日
@「納得が得られるまで、説明する」はウソなのか?
今日の「WING DAILY」によりますと、24日に記者会見した成田国際空港株式会社(NAA)の大塚取締役は、当初、「2017年度に終了する予定」だった機能強化についての住民への説明会が、2018年度にも行われることを明らかにしました。同氏は「山武市などから開催の要望をもらっている地域がある。やはり、もう少し時間をもらって説明していきたい。地域での説明の段階を横目 でみながら、関係団体と機能強化に向けた相談をしていく」と述べました。
【コメント】やはり、16日の署名提出時に国土交通省の高橋氏が述べていた「期限を限らずに、了解が得られるまで説明していく」という発言がごまかしだった、と言う事になりますね。相談をすべきなのは「関係団体」ではなく「地元住民」のはずです。
@成田空港の保安検査員の離職率が約3割に
今日の「日刊航空」によりますと、成田空港の保安検査員の離職率が年間約3割程度になっている、とのことです。これについて、24日に記者会見した成田国際空港株式会社(NAA)の大塚取締役は「国などと離職率が高いことについて認識を共有している。安全運航の確保の観点から、保安検査の品質は大変重要な問題。空港の管理者として、航空会社と連携して、検査の安定的、確実な実施を確保するべく、航空会社とともに具体的な措置を検討している。 NAA としても積極的に関与していきたいと思っている」と述べた、とのことです。保安検査員は通常は航空会社が警備会社などに委託して、空港管理者が費用の半分を負担するようになっている、とのことです。離職率の高い原因はやはり、業務の負担が大きいことが原因のようです。
写真は第3ターミナルの国内線保安検査場入口です。
【コメント】“契約社員”などとして、働く人を何時でも“使い捨て”に出来る雇用政策のひずみが、ここに来て吹き出ていますね。厳しい労働条件の下で、健康不安などでやめざるを得ない現実があります。このままでは、人手不足がますます深刻になるのではないでしょうか。会社の儲けも考えなければなりませんが、働く人の犠牲の上に成り立つ“儲け”は異常です。これでは人手不足で、動きがとれなくなります。
@成田空港交通の全車両で無料Wi-Fiを可能に
京成グループの成田空港交通は25日から、高速バスの全車両で無料Wi-Fiサービスを開始しました。メールアドレスやSNSのアカウントで認証を行う事ができます。
@バニラの12号機が昨日成田空港に到着
昨日の「Aviation Wire」によりますと、昨日朝、バニラ・エアの12号機が成田空港に到着しました。これで、同航空の2016年度の受領予定は完了しました。同社は2020年度末までに所有機を2倍以上の25機にする計画です。
@エンジンメーカーの「ロールスロイスHD」が贈賄容疑で巨額の賠償金
今日の「ニュース屋台村」によりますと、英国のエンジンメーカー「ロールスロイス・ホールディング社」が売り込みにかかる贈賄疑惑で、英国の重大不正捜査局と、昨年末に約497億ポンドとその金利を支払うことで合意した、とのことです。また、この件に関して米国司法省に1億7千万ドル、ブラジル当局に2600万ドルを支払うことでも合意しました。航空機エンジンの売り込みに関して、インドネシアをはじめ、タイ、中国・東方航空、インドなどで、仲介者を通して政府高官などに賄賂を贈った、とのことです。
*2月26日
@日本航空が成田=モスクワ線を今日から増便
日本航空は今日から、成田=モスクワ線を現在の週3便から、週5便に増便します。詳しくは2月16日の出来事を見て下さい。
@三菱重工が MRJ の量産計画変更を部品メーカーに伝える
今日の讀賣新聞によりますと、三菱重工は三菱リージョナルジェット(MRJ)の量産計画を2020年に月産1機程度にする方針を部品メーカーに伝えている、とのことです。納入延期発表の前には17年末に同2機、18年末に同3〜4機、2020年に同10機としていました。
写真は離陸滑走する MRJ 1号機(JA21MJ)です。
*2月25日
@「成田空港機能強化関連リンク集」のページに「『運用時間拡大反対署名提出』と懇談要旨」を載せました。
@チェジュ航空が福島空港へのチャーター便を仙台空港に変更
韓国チェジュ航空は現地時間24日、3月に予定していた福島空港へのチャーター便運航を、仙台空港に変更した、と発表しました。乗務員が福島の放射線量を懸念して、乗務拒否を始めていました。これに加え、ネット上で同航空を非難する書き込みが多く、炎上したことが影響したようです。
@パキスタン航空機が7人の定員オーバーで運航
イスラマバードの英字新聞「ダウン」が伝えたところによりますと、現地時間1月20日、パキスタン・カラチ発サウジアラビア・メディナ行きのパキスタン航空743便・B777型機が、定員を7人オーバーする416人を乗せて飛行したことが発覚しました。結局、この7人に座席はなかったことになります。当局への届出がなかった、とのことで航空当局が調査を始めました。
@スリウィジャヤ航空がドアが完全に閉まってない状態で1時間飛行
現地時間22日、中国・広州発インドネシア・バリ島行きのスリウィジャヤ航空1159便で、離陸後約1時間たった時点で、ドアの一つが完全には閉まっていないことが発見されました。このため、同機は広州に引き返し、機体の検査後、3時間遅れで出発しました。しかし、乗客約180人の内、約20人が再搭乗を拒否しました。
【コメント】ドアが閉まっていなければ警告灯が点くのではないでしょうか。もっとも、ドアの隙間から空気が漏れ、その音で気付く場合もあるようです。どこかの航空会社では、ドアの故障をテープで塞いで飛んだこともあったようですが。
*2月24日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」102・103例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」102・103例目が発生しました。
・102例目 新千歳発成田行きのバニラ・エア926便・A320型機が、新千歳空港の降雪のために出発が遅れ、午後11時17分にB滑走路に着陸したものです。
・103例目 新千歳発成田行きのジェットスター ・J 116便・A320型機が、新千歳空港の降雪のために出発が遅れ、午後11時44分にB滑走路に着陸したものです。
@「夜間飛行時間拡大は厳しい声もあるが、理解が進む」と夏目社長
今日の千葉日報によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は昨日の記者会見で、機能強化について「夜間飛行制限の緩和には厳しい声があるが、機能強化全体には賛成や好意的な意見も多数あり理解が進んでいる面もある」と述べました。根拠は対話型の説明会でのアンケート回答の約55%が「好意的だった」とのことです。さらに、夜間飛行制限の緩和についても「地区単位の説明会で地域の事情にあった説明をし、対話型説明会でマンツーマンで説明することで理解が一層進むのではと期待している」と述べたようです。
【コメント】社長が説明会に出席し、住民の声を直接聞いた、と言う話はありません。住民の気持ちが全く分かっていないのでしょうね。人として、静かに眠れる時間が「4時間しかない」と言う状況を理解しているのでしょうか。
@寝室2重窓モデルハウスが3月1日にオープン、40dB下がると言うけれど・・
成田国際空港株式会社(NAA)昨日、寝室の窓を2重化した「内窓効果体験ハウス」を3月1日にオープンする、と発表しました。このハウスでは屋外の騒音を40dB低減できる、としています。体験を希望する人は航空科学博物館の休館日を除き、2日前までの事前予約が必要となります。
【コメント】新しい家で、土台や枠組みがしっかりしている家では40dBの遮音効果があるかも知れませんが、古くなり、隙間などが出来てくると遮音効果はどんどん減っていきます。民家防音助成を受けたくても、「古い家は建築基準法に則った、耐震工事が必要です」と拒否される家もあり、「改築するお金もない」と途方に暮れる人もいるのです。このような問題は移転でしか、解決しないのではないでしょうか。
写真は建築中の「内窓効果体験ハウス」です。
@成田市の来年度予算案で騒音対策費約58億円、周辺対策交付金はたったの約12億円
千葉日報によりますと、成田市が22日発表した2017年度予算案によりますと、成田空港関係では、固定資産税収入がターミナルゲート新設などにより増えて、成田空港関連だけで約117億2000万円なっています。また、周辺対策交付金は11億6700万円を見込んでいます。一方、成田空港関連の支出では騒音地域のケーブルテレビ加入者に対して工事費の一部を補助する事業に着手し243万円を計上するなど、総額で58億4228万円としています。
【コメント】周辺対策交付金は騒音対策費のたった、5分の1にしかなりません。固定資産税収入がほとんどない他の市町はもっと苦しい、財政運営を強いられることになり、騒音対策費を成田市よりも削減せざるを得ません。
@スカンジナビア航空副社長が成田路線を羽田に移行予定と発言
訪日中のスカンジナビア航空副社長らは昨日記者会見を開き、次の羽田空港国際線枠拡張の際に、成田空港路線を羽田空港に移す、考えを明らかにしました。理由としては、日本の国内線への乗継が、羽田空港の方が格段に便利なことをあげました。また、首都圏以外の路線就航については「今の所、予定はない」と述べました。
@関西エアポートが大阪空港の麻しん感染者利用で注意喚起
昨日の「Traicy」によりますと、関西エアポートは昨日、17日午前8時15分頃、大阪(伊丹)空港に到着した全日空1672便に搭乗していた、福岡県の男性が麻しん(はしか)に感染していた、と発表しました。男性は15日頃から熱があったものの、18日に受診したときは麻しん(はしか)の診断はありませんでした。その後、感染が確認された、とのことで同社では、その時間帯に同便や大阪空港を利用し、発熱などの症状が出たときは早急に医療機関での受診を受けるように、との注意をしています。
@ANA ホールディングスがピーチ株を買い増して、子会社に
ANA ホールディングスは、現在39%保有しているピーチ・アビエーションの株を買い増し、保有率を67%に高めて、子会社化する方針を固めました。これにより、ピーチの更なる収益性向上を目指す目的、とのことです。ピーチの現経営陣は続投する見通しです。今日の夜、関西空港で正式に発表する、とのことです。
@ANA ホールディングスが「AWAS」とバニラ向けのA320型機5機をリース契約
昨日の「Fly Team」によりますと、航空機リース会社AWASは22日、ANA ホールディングスとA320型機5機のリース契約を結んだ、と発表しました。この機体は全日空の子会社バニラ・エア向け、とのことで、2018年から導入される、とのことです。
@スカイマークの佐山会長が「新機種は数ヶ月以内に方向性出す」
今日の「WING DAILY」によりますと、スカイマークの佐山会長は昨日、機材選定について、同紙の取材に応え「来月は言いすぎかもしれないが、数ヵ月以内には大きな方向性を決めたい。最終決定ではなく、あくまで大きな方向性を決定する」と延べました。また、機種については「(ボーイングがローンチを検討している機材も)念頭において検討しているが、現段階では全く絞りきれていない」と述べ、座席数を増やすことについては「快適性を追求していきたい。気持ちの良い、快適な座席を皆様に提供できれば」と述べました。
*2月23日
@21日深夜、「カーフュー弾力的運用」100、101例目が発生
21日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」100、101例目が発生しました。
・100例目 新千歳発成田行きのジェットスター ・J 108便・A320型機が、前便での新千歳空港の悪天候に伴う、滑走路の閉鎖による玉突き遅延のため、午後11時1分にB滑走路に着陸したものです。
・101例目 関西発成田行きのジェットスター ・J 210便・A320型機が、前便での新千歳空港の悪天候に伴う、滑走路の閉鎖による玉突き遅延のため、午後11時3分にB滑走路に着陸したものです。
@嘉手納第3次訴訟で約301億円の賠償を認める、国の対策放置を厳しく指摘
那覇地裁沖縄支部は今日、第3次嘉手納爆音訴訟の判決を言い渡しました。この判決では米軍機による爆音の損害賠償として、原告2万2005人に、301億9862万円を支払うよう国に命じました。基本となる慰謝料の月額は、95WECPNL以上の住民1人に対して3万5000円、95未満〜90WECPNLは2万5000円、90未満〜85WECPNLは1万9000円、85未満〜80WECPNLは1万3000円、80未満〜75WECPNLは7000円となり、第2次訴訟の確定判決から2倍前後の増額が認められました。判決で藤倉裁判長は「1970年頃には、基地周辺で騒音の影響が社会問題になっているにもかかわらず、さらに、第1次の判決確定から18年以上経過したが、米国や国による対策に特段の変化は見られず、違法な被害が漫然と放置されている。騒音によって、会話やテレビ視聴、勉強などの妨害のほか、高血圧症のリスク増大も生じている」と、健康への被害を認め、政府の無策を厳しく指摘しました。しかし、原告が求めた将来分の賠償請求は却下し、飛行差し止めの請求は棄却しました。なお、騒音うるささ指数が「WECPNL」となっていますが、提訴された当時のうるささ指数で、判決もこれを採用しています。現在は「 Lden 」が使われています。
@成田空港1月運用状況は春節の影響で外国人旅客数が過去最高
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「1月成田空港運用状況」によりますと、総発着回数が前年同月比(以下同じ)4%増の2万613回と1月としての過去最高となりました。この内、国際線発着回数は中国の春節が、昨年は2月から始まったのに対し、今年は1月27日から始まったことが貢献し、5%増とこちらも1月としての過去最高となりました。国内線発着回数はこちらも1月としての過去最高の4%増となりました。
総旅客数は8%増の333万7165人と1月としての過去最高となりました。この内、国際線旅客数は8%増となり、外国人旅客数は春節の影響で20%増の127万4116人と48ヶ月連続前年同月比プラスで、こちらも1月としての過去最高となりました。一方、日本人旅客数も4%増の103万8893人とこちらも4ヶ月連続プラスになりました。
国内線旅客数は4ヶ月連続プラスの10%増となる58万3738人と、1月としての過去最高となりました。
総国際線貨物量は8%増となり、この内、積込量は10%増で、輸出量は5%増でした。一方、取卸量は7%増で、輸入量は6%増となっています。
給油量は2%減でした。
@20日の成田空港欠航便は96便、滞留者は約2400人
成田国際空港株式会社(NAA) は昨日、20日の強風による成田空港での欠航便は、国際線が38便、国内線が58便の合計96便になった、と発表しました。なお、約2400人が空港内で一夜を明かした、とのことです。
@「ミキキートス」が今月から「成田空港見学ツアー」で団体も受け付け
昨日の「Fly Team」によりますと、「EventOffice ミキキートス」は今月から「成田空港見学ツアー」で、団体(13名以上)の受付を始めました。所要時間は約2時間50分で、第1・第2・第3の各ターミナルを巡ります。個人ツアーは土日祝日限定ですが、団体は平日の実施も受け付けます。料金は参加人数で異なりますが、それぞれのバス定員一杯の場合には、1人当たり約2300円程度になります。詳しくは、同社のホームページを見て下さい。
@21日に新千歳空港で日航機が雪で動けず、滑走路閉鎖で77便が欠航に
21日午後1時頃、新千歳発羽田行きの日本航空596便・B737-800型機が、離陸を待っている間に翼に雪や氷が着く可能性が出てきました。このため、同機は駐機場に戻り、凍結防止の薬剤をつけ直すため、離陸をとりやめ駐機場に戻ろうとしましたが、積もった雪のため、移動の途中で動けなくなりました。同機は午後3時過ぎに牽引車で駐機場に戻りました。乗客・乗員で体調を崩した人はいなかった、とのことです。このトラブルで滑走路が一時2本とも閉鎖され、1本は約3時間半閉鎖されました。このため昨日午前0時現在、77便が欠航となりました。
@日本航空が4月1日以降の役員体制を発表、植木社長は続投
日本航空は昨日、4月1日以降の役員体制を発表しました。社長の植木義晴氏は留任します。また、会長の大西賢氏、代表取締役副社長の藤田直志氏と代表取締役専務の大川順子氏も留任となります。
*2月21日
@都合により、明日の更新が出来ません。
@昨日深夜、従来取り決めによる「カーフュー弾力的運用」で午前1時24分までに、47便が離着陸
昨日深夜、昨日の強風により遅延便が発生したため、「カーフュー弾力的運用(従来取り決め)」により、今日午前1時半まで空港運用時間が延長され、出発42便、到着5便が運航されました。最終便は午前1時24分でした。このため、空港内には、アクセスの手段がなくなり、一夜を明かす人が多数出ました。 NAA 社員約70名が滞留者に飲み物や寝具を配りました。
@強い横風で28便が欠航し、49便が目的地を変更しました
昨日の強い南西向きの横風で、成田空港では、着陸が出来ずに、49便が羽田空港や中部空港などに目的地を変更し、また、欠航も28便出ました。最大瞬間風速は午後6時12分に26.7m/sを記録しています。
@「Spring Japan」が3月25日から6月30日まで、成田=佐賀線を増便
「Spring Japan」は今日、現在1日1往復で運航している成田=佐賀線を、3月26日から6月30日まで1日2往復に増便する、と発表しました。成田発夕方の便を増設します。なお、7月1日以降の計画については後日発表する、としています。
@1月の成田空港貿易額は輸出が16.7%増、輸入が0.2%減
東京税関が昨日発表した「1月成田空港貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)6ヶ月連続プラスの16.7%増となりました。一方、輸入額は11ヶ月連続マイナスの0.2%減となっています。
@子供の睡眠不足は脳の発達に大きな影響、運用時間を拡大して良いのか
今日の毎日新聞の「脳の発達には順番があるー 睡眠不足の悪影響は想像以上に深刻[子どもが伸びる家庭の10の習慣]」によりますと、最近、キレル子供が多いのは睡眠不足が影響している、とのことです。また、睡眠不足が脳の発達にも大きな影響を与え、些細なことで不安を募らせて、折れてしまう子供になってしまう事もある、と言う事です。
【コメント】「カーフュー弾力的運用」導入の時に約束され、実施された“健康調査”の時に、私たちの会は「調査対象を20〜80歳ではなく、10〜80歳にして、子供への影響を調査して欲しい」と要望しましたが、“健康調査第3者委員会”は「このような調査は一般的に成人を対象とするものであるので、20〜80才を対象として行う」と退けました。 NAA は、このような弱者への影響を調べなかった“健康調査”を元にして、今回の「運用時間拡大は住民への影響は小さい」としています。この“健康調査”は国や NAA に都合の良い結論を導くように画策されたものと思います。
*2月20日
@昨日夕方の地震で、滑走路を短時間閉鎖し安全確認
昨日午後6時20分頃に発生した地震で成田空港では震度4を記録しました。この地震で、成田国際空港株式会社(NAA)は滑走路を一時閉鎖し、安全点検を行いました。午後6時半頃に運用を再開しました。
@昨日「スカイパークしばやまフェス2017」が開催
今日の千葉日報によりますと、昨日、「空の駅風和里しばやま」を中心に「スカイパークしばやまフェス2017」が開かれました。会場ではニンジンの200円詰め放題を始め、野菜の即売会や「竹ぽっくり」で歩くイベントなどが行われ、近くにある「ひこうきの丘」では、成田空港に離発着する航空機を撮影する「航空写真撮影会」も行われました。
@アシアナ航空ホームページがハッキングされる
現地時間20日早朝から、韓国のアシアナ航空ホームページがハッキングに遭い、使用できない状態になっています。ホームページ上には「セルビア人がコソボでアルバニア人に殺害されるなど迫害を受けている」などの記述があり、セルビア人によるものと見られています。なお、何故、アシアナ航空を狙ったかは分かっていません。
*2月19日
@「署名『成田空港の運用時間拡大案の撤回を求めます』の趣旨と署名簿」のページを作りました。
@バニラ・エアの成田=函館線が就航
今日からバニラ・エアの成田=函館線が就航しました。1日1往復となります。昨日就航した成田=関西線も今日から1日2往復の運航となりました。
@ジェットスター ・J の会長が関西空港 LCC のゆがみ是正を訴える
昨日の日本経済新聞によりますと、ジェットスター ・J の片岡会長は同紙の取材に答え、関西空港での「 LCC 環境にゆがみが生じている」と述べました。具体的には LCC 専用の第2ターミナルの施設使用料と、同航空が使う第1ターミナルの施設使用料にはかなりの差があるとみられ、同航空が第2ターミナルに移動しようとしても、現在使っているピーチ・アビエーションと「Spring Japan」で一杯のため、移動でする事が出来ない点をあげています。片岡会長は関西空港への路線新設について「空港会社の支援がないと増やせない可能性がある。着陸料や施設使用料などの割引が必要」と訴えました。
なお、「Spring Japan」は3月1日から関西空港のカウンターを、第1ターミナルから第2ターミナルに移動するので、注意して下さい。
@アメリカン航空のB737-800型機が離陸時に鹿と衝突し緊急着陸
米国のマスコミによりますと、現地時間16日、シャルロット空港でアメリカン航空5320便が離陸するときに、滑走路を横切る鹿と衝突するトラブルがありました。機長が大きな衝撃について、管制塔に「何が起こったのか」と問うと、管制官は「鹿と衝突したようだ」と応えましたが、同機は無事に離陸しました。しかし、管制官が同機を目視したところ、主翼から何かが漏れていたため、同機は引き返し無事緊急着陸を行いました。漏れていたのが航空燃料の場合には発火の可能性もあるため、消防車が待機していました。
@フェニックス空港で旅客機同士が接触、けが人はなし
米国現地時間16日午後8時頃、フェニックス・ハーバー空港で着陸後に誘導路を移動中の、サウスウエスト航空4182便・B737-800型機とフロンティア航空765便・A320型機が接触しました。フロンティア航空機はスポットからプッシュバックしたことろでした。両機の乗客・乗員にケガはありませんでした。
@上海吉祥航空がB787-9型機5機を確定発注
ボーイング社は現地時間16日、上海吉祥航空からB787-9型機5機の確定発注を受けた、と発表しました。また、B787-9型機5機のオプションも受けた、とのことです。
@バージン・オーストラリアがB737MAX型機の受領を後倒し、需要低迷で
バージン・オーストラリアはボーイング社に発注しているB737MAX型機の受領を、2018年後半から2019年第4四半期まで延期することを明らかにしました。需要が弱まっていることが原因としています。
*2月18日
@昨日の横風で、午後11時台に10便が離発着
成田空港では昨日吹き荒れた横風(午後1時2分には最大瞬間風速25.2m/sを記録)のために、大幅な遅延が出ました。このため、「従来取り決めのカーフュー(緊急事態)」により、23時50分まで運用が行われ、午後11時台に9便が出発し、1便が到着しました。
【コメント】飛行コース直下に住んでいる方々は、大変でした。「こういう日は一晩中眠れない」と言う話しは良く聞きます。昨日は成田空港に行きましたが、砂埃がひどく、上空を通過する旅客機もかすんでいました。春先には良くある南西の横風です。
写真は空の駅「ふわり芝山」の駐車場から撮ったものですが、砂埃がひどく、車の窓越しに撮りました。
@バニラの成田=関西線が今日から運航開始
バニラ・エアは今日から成田=関西線の運航を始めます。1日2往復となりますが、今日は成田発の1便だけで、本格的には成田=函館線も就航する、明日からになるようです。
@日本航空と全日空が4・5月の燃油サーチャージャーを現在の倍額に値上げ
日本航空は16日、全日空は昨日、それぞれ、4月・5月の国際線運賃にかける燃油サーチャージャーの値上げを発表しました。両社とも、ほぼ同額になり、近距離を除く中・長距離は2倍になります。詳しくは両社のホームページを見て下さい。
@日本航空 G の1月実績は相変わらずの堅調
日本航空が昨日発表した「JALグループ1月マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)0.5%増の70万7092人となり、利用率は3.3ポイント増の78.9%となっています。
国内線旅客数は2.5%増の253万3927人、利用率は1.0ポイント増の65.2%となっています。
成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が8.1ポイント増の70.6%、成田=札幌線が5.5ポイント増の68.2%、成田=名古屋線が8.2ポイント増の69.8%、成田=福岡線が18.7ポイント増の62.0%となったいます。
運航状況は国際線欠航率が0.2ポイント改善の0.0%、定時出発遅延率が3.1ポイント悪化の11.0%、国内線欠航率が1.1ポイント改善の1.7%、定時出発遅延率が0.7ポイント悪化の89.9%となりました。
@全日空社長に白子取締役が4月1日付けで就任へ
全日空は16日午後、記者会見を開き、篠辺修社長が3月31日付けで退任し、平子裕志取締役が4月1日に新社長に就任する、と発表しました。篠辺氏は4月1日付けでANA ホールディングスの副会長に就任します。白子氏は就任後の課題として「昨年から複数のトラブルを起こしていることの反省から、基本技術の徹底的な見直しが必要」とし、安全運航やオペレーショ ンの見直しを挙げ、また、「国際線事業が今後の成長の柱となるよう、品質や海外での知名度を高めていく」と語りました。
【コメント】この時期の社長交代は唐突の感を禁じ得ませんね。路線拡大も進み「さあ、これから」と言う時ではないでしょうか。「それいけ、どんどん」の篠辺氏の本領発揮と思ったのですが。拡大が急すぎて、特に整備部門にきしみが出てきたのでしょうか。航空会社にとって「安全」は最優先ですから、たがを締め直す必要があったのかも知れませんね。
@ハリソン・フォードが誘導路を滑走路と間違えて旅客機の上を通過
現地時間14日、米国連邦航空局(FAA)は、俳優のハリソン・フォード氏がカリフォルニア州のジョン・ウェイン空港に、自家用機を操縦して着陸する際、指示された滑走路ではなく、平行する誘導路に間違って着陸したことを明らかにしました。この際に、滑走路脇には離陸を待っていたアメリカン航空のB737型機がおり、ハリソン機はアメリカン航空機のすぐ上を通過した、とのことです。この時、フォード氏は「旅客機がぼくの下にあるんだけど、いいのか」と尋ねたそうです。管制官が滑走路への進入を許可した際にはフォード氏は正しく復唱した、とのことです。フォード氏は2015年3月にも操縦していた第2次世界大戦当時の航空機のエンジン故障で、ゴルフ場に不時着し、重傷を負っています。このようなレガシー機を操縦するのが趣味のようです。
@2月17日
@「運用時間拡大の撤回を求める」署名、1,650名を石井国土交通大臣宛に提出
昨日、国土交通省に行き石井啓一・国土交通大臣宛の、機能強化計画の内、成田空港の運用時間を拡大する計画について撤回を求める署名「成田空港の運用時間拡大案の撤回を求めます」を提出してきました。
昨年の11月末から始めて、合計約1650名分になります。
署名の趣旨は「この機能強化計画では、成田空港の運用時間について「午前5時から翌朝午前1時までを運用時間とする」としています。「『安心して眠れる時間が4時間しかない』と言うこの提案は空港周辺に生活する私たちの生存する権利を奪う、非人道的なものと言わざるをえません。」とし、「この計画を撤回し、開港時の約束である『午後11時から午前6時まで』を維持するように求める」ものです。
本会も含めて、「夜間騒音から、くらしを守る会」「山武郡市生活と健康を守る会 横芝光班」「成田空港の運用時間拡大に反対する会」や、多数の個人で今月10日に、署名集約会を開き、その場で「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会準備会」を結成しました。
準備会では「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会」を近く正式に結成し、今後も、継続して署名活動を行い、国土交通省に何回でも提出する予定です。
この「成田空港サーバー」をお読みになり、署名活動に賛同していただける方には、下記メールで事務局まで、連絡をいただければ、ワード形式の署名簿を、メールで送ります。
集まった署名は下記事務所宛に郵送していただけると幸いです。成田空港の航空機騒音に関係がなくても、「こんな無謀なことが、許されて良いのか」と考える方々のご支援をよろしくお願いいたします。
メールアドレス km_iwata@sannet.ne.jp
事務局住所 千葉県成田市中里194-3
「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会準備会事務局」
なお、昨日の提出後に行った国土交通省との懇談については、後日報告します。
写真は署名簿を手渡す、準備会の仮代表・鵜澤治成田市議です。なお、右端が斉藤和子衆議院議員、その左隣が丸山慎一千葉県議会議員です。
@日本航空が成田=モスクワ線を3月26日から増便
日本航空は3月26日〜6月60日に、成田=モスクワ線を現在の週3便から5便に増便します。さらに、7月1日〜10月28日までは週7便に増便します。しかし、10月29日からは週4便に減便します。
@ピーチが成田=新千歳線と成田=那覇線を3月25日で廃止
ピーチ・アビエーションは3月25日で、2015年3月に就航した成田=新千歳線と、2016年2月に就航した成田=那覇線の2路線を廃止します。両路線とも1日1便の運航です。
【コメント】1日1便では利用者にとって利便性は悪いですね。他の LCC もこの路線は多数飛ばしています。
@千葉地裁が一坪共有地を明け渡すように命じる判決
今日の千葉日報によりますと、千葉地裁は昨日、成田空港に隣接した物流基地の予定地である、県有地の中にある一坪共有地の地権者8人に、土地の買収に応じるように求めて NAA が提訴した訴訟で、地権者に、買収に応じ共有地を千葉県に引き渡すように命じる判決を言い渡しました。
@今日の午後9時からBS・NHKの新日本風土記で「成田」が放映
今日のNHKBSプレミアムで午後9時00分〜59分まで放映される「新日本風土記」は「成田」が放映されます。この中で、成田空港についても紹介される、とのことです。なお、24日午前8時〜58分で再放送されます。
@1月の訪日外国人は24.0%増、旧正月が1月から始まった効果
観光局が15日に発表した「1月訪日外客数推計値」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)24.0%増の229万5700人となりました。高い伸び率ですが、要因は中国系の旧正月が今年は1月末から始まったことにある、とのことです。
一方、出国日本人数は1.9%増と8ヶ月連続のプラスの130万人となっています。