2019年10月後半の出来事
*10月31日
@海南航空が今日、成田=北京首都線に就航
中国海南航空が今日から、成田=北京首都空港線を開設しました。週4往復で月・火・木・土曜日の運航となります。機材はB737-800型機を使います。
【コメント】なお、北京に新空港が出来ましたので、今まで使われていた空港を「北京首都空港」、新しい空港を「北京大興空港」と書くことにしました。
@全日空が12月1日から成田=香港線を減便
今日の「Traicy」によりますと、全日空は香港線の需要減を受けて、12月1日から来年3月28日まで、現在1日2往復している成田=香港線を1日1往復に減便します。ただし、12月19日〜来年2月3日は除きます。
@IBEXエアラインズ機が操縦室窓のひびで福岡空港に緊急着陸
昨日午後6時頃、仙台発福岡行きのIBEXエアラインズ16便・CRJ700型機から福岡空港に「操縦席の窓ガラスにひびが入ったので、緊急着陸したい」との連絡が入りました。同機は午後6時40分頃、無事緊急着陸しました。折返し便は欠航となりました。このトラブルで滑走路が約4分間閉鎖されました。
@また、大阪空港の全日空保安検査場でナイフ見落とし乗客再検査
昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、17日に大阪空港の全日空保安検査場で、手荷物の中に入っていたカッターナイフを見逃して、搭乗エリアに乗客を入れていたことが、昨日分かりました。
この乗客が自ら搭乗口の全日空の係員に申告して発見されたものです。保安検査場のX線検査器には異常がなく、見逃したものと見られています。
このトラブルで8便の乗客を再検査するなどし、最大29分の遅れがでました。同検査場では9月26日にも折りたたみナイフを見逃して混乱しました。
@三菱航空機会社がトランス・ステーツ社とのMRJ 90型機購入契約解消を発表
三菱航空機会社は今日、米国のトランス・ステーツ・ホールディングス社との、「MRJ 90型機を確定50機・オプション50機を購入する」との契約を解消したことを発表しました。同型機が米国のスコープクローズの要件を満たしていないことによる、とのことです。
今後はこの要件を満たす三菱スペースジェット100型機に焦点を当てた協議をする、としています。
@米国下院の公聴会でB737MAX型機の新たな疑惑が明らかに
現地時間30日に開かれた米国下院のB737MAX型機を巡る公聴会で、運輸・インフラ委員会の委員長は、ボーイング社のエンジニアが、2015年段階で単一センサーに依存する制御システムへの懸念を示した資料を提示し「不可解で言い訳できず、前例がないものだ」と非難しました。
さらに、ミューレバーグCEOが事故後に1500万ドル(約16億円)のボーナスを受けとったことを批判しました。
同CEOは上院での公聴会と同様な答弁を繰り返しました。
@インドの LCC 「インディゴ」がA320neo型機ファミリー300機を発注
現地時間29日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、インドのLCC 「インディゴ」はエアバスにA320neo型機ファミリー300機を発注しました。これにより、同航空のA320neo型機ファミリーの発注合計は730機となります。
@エール・オーストラルがA220-300型機3機を発注
仏領レユニオン島を拠点とするエール・オーストラルは、エアバスのA220-300型機3機を発注しました。受領は2020年末からになります。
@韓国の新興航空会社「エア・プレミア」がB787-9型機5機発注の覚書
昨日の「Traicy」によりますと、来年9月にも運航開始を予定している韓国の新興航空会社「エア・プレミア」は、ボーイング社のB787-9型機5機を購入する覚書を締結した、とのことです。
*10月30日
@アメリカン航空の成田路線は来年夏季も変わらず
今日の「Aviation Wire」によりますと、アメリカン航空の日本地区法人営業部長は昨日、羽田空港国際線増枠が実施される来年3月末以降の成田空港路線について「今の所変更はない」と述べた、とのことです。
@今日からSCAT 航空の成田=ヌルスルタン線が運航開始
今日からカザフスタンの「SCAT航空」が成田=ヌルスルタン線を開設しました。週2往復で成田発着が水・土曜日に運航されます。機材はB757-200型機を使います。初便となるDV817便は午前8時14分に成田空港に着陸しました。
@ANA カーゴが成田=シカゴ線直行便を運航開始
全日空は昨日、成田=シカゴ線直行便を週3往復で開設しました。運航日は火・木・土曜日となります。機材はB777F型機となります。
@日本航空が成田=ウラジオストック線開設を2月28日に前倒し
日本航空は今日、来年2月28日から成田=ウラジオストック線を開設すると発表しました。冬季ダイヤ中は週3往復(水・金・日曜日)、来年夏季ダイヤでは週7往復となります。機材はB737-800型機を使います。
【コメント】全日空は同路線を3月16日に開設すると発表しており、先陣争いをくりひろげています。
@全日空の第2四半期決算は増収減益、世界経済の減速がじわり影響
全日空が昨日発表した「第2四半期決算」によりますと、航空事業では国際線では旅客収入が前年同期比(以下同じ)2.3%増の3385億円、旅客数は±ゼロの517万2000人、利用率は0.6ポイント減の76.8%となりました。
一方、国内線では旅客収入が4.7%増の3687億円、旅客数が3.4%増の2310万2000人、利用率が0.6ポイント増の70.4%となっています。
また、 LCCでは旅客収入が4.6%減の461億円、旅客数が1.8%減の399万5000人、利用率が0.3ポイント減の86.9%となりました。
昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、この結果、連結営業利益は約2割減の約800億円となりました。原因は企業の事業環境が悪化して経費抑制の動きが強まり、利益率の高い国際線のビジネスクラスの利用が減ったことが大きな要因の一つ、とのことです。
この結果、2020年3月通期の見通しは、売上高が当初予想(以下同じ)600億円減、純利益が140億円減の940億円としています。
@全日空のB787型機エンジン改修は2020年度に終わる、と片野坂社長
昨日の「Aviation Wire」によりますと、ANAホールディングスの片野坂社長は昨日、現在進められているトレント1000型エンジンを使っているB787型機のエンジン改修が、2020年度には終わり、同年度からは全機が運航に復帰できる見通し、と述べました。
この問題は、このエンジンの中圧圧縮機(IPC)のローターブレードで亀裂が発生し、飛行中に飛び散る可能性があるための改修になります。
@スカイマークが東京証券取引所に上場を申請
今日の「Traicy」によりますと、スカイマークは25日付で東京証券取引所に上場申請を行った、と発表しました。
この申請の中で、11月1日付での役員の異動も発表し、佐山会長の代表権がなくなり、取締役会長となりました。インテグラの西岡氏が代表取締役専務執行役員に就任します。
@ボー社のCEOが上院公聴会でB737MAX型機の設計ミスを謝罪
ボーイング社のデニス・ミューレンバーグCEOは、現地時間29日の米国上院の聴聞会で、元従業員の失速防止システム(MCAS)についての2016年のメール(2019年10月19日の出来事参照)について、「つい最近までこのメールについて知らなかった」と述べました。
しかし、米国連邦航空局(FAA)は現地時間17日に、「ボーイング社は米国運輸省にこのメールについて届け出る数ヶ月前にこのメールの存在を知っていた」と報告しています。
一方、ライオンエアとエチオピア航空の墜落事故に関して、迎え角(AOA)の不一致警告が事故機になかったことについての責任を認め、「この事について、私達は誤りを犯しました。今後の全てのB737MAX型機に不一致警告アラートを標準で装備します」と謝罪しました。
議員からは「安全性を優先する企業文化は残っているのか」「行きすぎた開発競争が安全軽視につながったのではないか」などと厳しい指摘が相次ぎました。
*10月29日
@たまの旅客の利便性と、逃げ場のない騒音下住民の生活、どちらが重要なのか
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、A滑走路の運用時間が1時間延長されたことにより、出発が遅くなった旅客便の乗客は「これまでより遅くなったので良かった。現地のホテルで朝食の予定です」「スペインに午前10時半に着くので、だいぶ便利になる。成田空港には仁川、シンガポール空港に負けず、アジアの中心になってほしい」などの歓迎の声が上がった、とのことです。
【コメント】確かに、利用する人は“便利”と思うからこそ利用するのだから当たり前です。このような人にとっては特別なイベントなのでしょう。
しかし、騒音下の住民にとってはこれが“毎日の出来事”になります。しかも、旅行者のように“これがなければ違う便にする”というわけには行きません。逃げ場がないのです。“昼寝をする”と言っても、飛行機は昼間も飛んでいるのですから。
これらの便を利用する人は、このような住民の気持ちを考えた事があるのでしょうか?
@中国南方航空が今日から成田=深セン線を開設
中国南方航空は今日から成田=深セン線を開設しました。運航は火・木・土曜日の週3往復となります。
@日本航空の9月実績は国際線が低調も、国内線は好調
日本航空が昨日発表した「JALグループ9月実績」によりますと、
国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)4.1%減の71万7933人、利用率は2.0ポイント減の80.5%となりました。
一方、国内線旅客数は7.5%増の305万758人、利用率は2.3ポイント増の77.4%となっています。成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が3.0ポイント減の80.0%、成田=札幌線が15.0ポイント減の48.8%、成田=名古屋線が9.9ポイント増の85.5%、成田=福岡線が1.1ポイント減の52.4%となっています。
運航実績は国際線では欠航率が3.8ポイント改善の1.2%、定時出発遅延率が0.3ポイント悪化の14.4%となっています。国内線では欠航率が3.7ポイント改善の1.9%、定時出発遅延率が1.4ポイント悪化の11.8%となりました。
@ FAA の最高責任者が「ボー社が安全上の懸念に完全に対処するまで再開は認めない」
現地時間28日の「Flight Global(英文)」によりますと、米国連邦航空局(FAA)の責任者ステファン・ディクソン氏は現地時間28日、「FAAのサービス復帰の決定は、ボーイングが提案するソフトウェアの更新とトレーニングの十分性の評価のみに基づいて行われます。ボーイング社がFAAの安全上の懸念に完全に対処するまで、B737MAX型機の飛行許可を出さない」と述べました。
@アイスランド航空もB737MAX型機の運航停止を2月末まで延長
現地時間28日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、アイスランド航空はB737MAX型機の運航再開時期を2月末まで延期する事を明らかにしました。
*10月28日
@寝室の2重窓化申し込みは未だ20%
昨日の千葉日報(有料電子版)によりますと、A滑走路1時間延長対策として、成田国際空港株式会社(NAA)が実施する「寝室の2重窓化」の工事申請が、10月下旬現在で、対象の874戸に対して申請数が177戸の約20%にとどまっている、ことが分かりました。
【コメント】前にも書きましたが、この原因は、工事の遮音効果に懐疑的なことと、「A滑走路運用時間1時間延長」に対する反発があります。住民の中には「『工事の申請をする』と言う事は、『延長に賛成』と言うことになってしまう」と考えている人が大勢いる事にあるようです。
更に、1年中エアコンの中で生活することに不安を感じる住民の方もいます。先日のアンケートでも「騒音があまり気にならないが、それは窓を閉めている状態です。夏の季節では、窓を開けると音が大きく寝ることはできません。エアコンの使用についての体調不良は家族みなあります。エアコンの使いすぎでの体調不良についても調査も必要かも知れません。」との声もよせられました。
@大韓航空の成田=チェジュ線が今日から運休
大韓航空は今日から、成田=チェジュ線を運休としました。
@ノックスクートが成田=バンコク線を今日から増便
ノックスクートは今日から成田=バンコク線を、月・水・木・土曜日に増便し、夏季ダイヤの週7便から週11便に増便しました。
@日本航空がマレーシア航空の支援に名乗り
今日の「日経ビジネス」によりますと、日本航空が経営再建中のマレーシア航空の立て直しスポンサーに名乗りを上げている、とのことです。
マレーシア航空は2014年に相次ぐ墜落事故を起こし、経営が悪化し、事実上の国営化を行っており、全株を政府系ファンドの「カザナ・ナショナル」が保有しています。この株の一部を第3者に譲渡する事によって再建を図る予定で、スポンサーとして名乗りを上げた4陣営に絞り、この中から最終的に1陣営に絞り込む予定です。
この4陣営の中に日本航空が入っている、とのことです。最終的な選考は早ければ年内にも行われる、とのことです。
*10月27日
@A滑走路の運用時間を元に戻すよう運動を続けて行きます
今日から、A滑走路運用時間の1時間延長が開始となります。A滑走路関係住民の健康が心配です。
騒音による睡眠時間短縮の長期的な影響は、住民が「意識する」「しないに」かかわらず、心身への健康に大きな障害をもたらします。ひいては寿命を縮める可能性があります。
だからこそ、国の官僚や成田国際空港株式会社(NAA)の幹部は、成田空港周辺の騒音地域に住み、住民と共に苦労を共有しようとはしません。
私達の会は住民の皆さんと共に、1日でも早く、A滑走路の運用時間を開港時の約束に戻すように、色々な手段を使って運動していきたいと思っています。ただし、暴力的なテロ行為を除きますが。
@冬季ダイヤ開始での新設・増便(2)
・ 全日空の成田=チェンマイ線が今日から運航を開始しました。チェンマイはインド南部の工業都市です。週3往復(日・水・金曜日)の運航となり、使用機材はB787-8型機を使います。
・ ピーチは今日から成田=高雄線と成田=台北線の運航を開始しました。
@ピーチが今日から成田空港を拠点化、当面7路線を運航
バニラ・エアを統合したピーチ・アビエーションが今日から成田空港第3ターミナルを拠点として運航を開始しました。当面は成田=関西線、成田=福岡線、成田=那覇線、成田=札幌線、成田=奄美線、成田=台北線、成田=高雄線の7路線となります。12月26日からは成田=石垣線が加わります。
@全日空が来年3月16日から成田=ウラジオストック線を開設へ
全日空は23日、来年3月16日から成田=ウラジオストック線を開設する、と発表しました。週2往復(月・金曜日)の運航となり、機材はA320neo型機を使います。
日本航空も来年夏季ダイヤから1日1往復で成田=ウラジオストック線を開設する、と発表(2019年7月29日の出来事参照)していました。
@今朝、「ZIPAIR Tokyo」の初号機が成田空港に到着
今日午前6時2分に「ZIPAIR Tokyo」の初号機となる「JA822J」機が、アモイでの塗装を終えて、成田空港に到着しました。この機体は登録番号からも分かるように、日本航空からリースされたものです。
写真は日本航空時代の「JA822J」機です。
@韓国のB737NG型機で9機に亀裂見つかる
25日の韓国「ハンギョレ(日本語版)」によりますと、韓国のB737NG型機で9機に亀裂が発見されました。
韓国の航空会社が所有しているB737型機は150機で、この内の42機を点検したところ、大韓航空のB737ー900型機で5機、ジンエアのB737ー800型機で3機、済州航空のB737ー800型機で1機で亀裂が見つかりました。これらのB737NG型機は日本路線でも使われている可能性があります。
@欧州航空安全機関(EASA)幹部が「B737MAX型機の運航再開は来年1月初め」と発言
21日のロイター通信は欧州航空安全局(EASA)のエグゼキュティブディレクターはB737MAX型機の運航再開の時期について、「私の見解では、順調に行けば、(再開承認は)来年初めになるだろう。飛行試験は12月半ばに予定されており、再開を巡る決定は1月になる」と述べた、とのことです。
米国の米国連邦航空局(FAA)の認証とは数週間の差が出来る見込み、とも述べました。
@ボーイング社の第3四半期利益が53%減、B787型機の月産台数の削減も
現地時間23日の「Flight Globl」によりますと、ボーイング社は現地時間23日、第3四半期決算の説明会で、次世代B777X型機の初号機納入を2021年に延期し、B787型機の生産を、現在の月産14機から来年後半にも同12機とすることを明らかにしました。B787型機の生産台数の削減は中国からの発注が途切れていることによるもので、約2年間続ける予定としています。
第3四半期の利益は前年同期比53%減の12億ドルにとどまりました。これらの要因から、負債を増やし、負債残額が55億ドルとなっています。
B737MAX型機の再承認を今年中と見込んでおり、今のところ、B737MAX型機の月産42機を維持する、とのことです。
@米国運輸省の監察官が「 FAA の業務に関する調査は年明けになる」とのレポート
25日のロイター日本語版によりますと、米国運輸省の総括監査官は現地時間23日に発表したリポートで「米国連邦航空局(FAA)の航空機の認可業務を巡る『国民の信頼』を回復するために取り組まなければならない」と強調した、とのことです。
また、FAAの業務に対する調査の完了は年明けになる、との見通しを明らかにしました。
【コメント】この事がB737MAX型機の再認証にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
@チェコ航空がA220-300型機を4機発注
現地時間23日のATWオンライン(英文)によりますと、チェコ航空はエアバスA220ー300型機を4機発注しました。
また、発注していたA320neo型機3機をA321XLR型機に変更しました。
@米国 LCC 「スピリット航空」がA320neo型機ファミリーを100機発注の覚書
現地時間24日、米国のLCC 「スピリット航空」はエアバスとA320neo型機ファミリー100機を発注する覚書を締結しました。
*10月26日
@横芝光町の住民団体が NAA に「現行の飛行時間厳守」などを要望
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、第3滑走路が出来ると深刻な騒音被害の拡大が予想される横芝光町の住民団体「航空機騒音から生活を守る会」は昨日、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長宛に、被害対策を求める要望書を提出しました。
要望書では機能強化案の合意を「住民の深刻な不安と苦しみの第一歩」として、(1)本音の話し合い、(2)現行飛行時間の厳守、(3)栗山川と高谷川の治水対策 (4)1人月額5万円の迷惑手当の支給、などを盛り込みました。
同会の鈴木会長は「被害対策はまだまだゼロ回答。よりよい空港をつくるため、納得できる救済策を示してほしい」と話しました。
@千葉県が変更許可を早期着手を国に要望
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日開かれた「成田空港地域共生・共栄会議」で、千葉県の担当者は24日に、国に対して航空法に基づく空港の変更許可手続きについて早期に着手するよう要請したことを報告しました。
@昨日深夜、「従来取り決めカーフュー弾力的運用」で今朝1時26分まで48機が離着陸
昨日深夜、成田空港の悪天候(強風・大雨)により、大幅な遅延が発生したため、「従来取り決め(緊急事態)カーフュー弾力的運用」が発生しました。
今日午前1時26分までに48便が離着陸を行いました。
【コメント】天候で仕方がないとは言え、周辺住民の睡眠妨害になりますね。住民の皆さん、大変でした。
@昨日の成田空港周辺の豪雨で約3000人がターミナルで一夜を明かす
昨日の成田空港周辺の強風と大雨で、JR線は運行を停止し、高速バスも東関道が通行止めになり、運休しました。京成線は運行していましたが、乗りきれなかった人など約3000人が空港内で一夜をあかしました。
昨日の悪天候で成田空港に着陸できず、目的地を変更した便が多数出ました。中にはデルタ航空275便のように「意識のない女性が出た」として、成田空港に緊急着陸を要請し、2度の着陸を試みましたが、着陸できず、羽田空港に向かった便や、ユナイテッド航空機は、始めに関西空港に目的地を変更したものの、燃料が足りなくなり、中部空港に緊急着陸した便もありました。
@今年度上半期運用状況、発着回数は5%増、旅客数は4%増、 LCC のシェアーは下がる
成田国際空港株式会社(NAA)が24日に発表した「2019年度上半期運用状況」によりますと、
総発着回数は前年同期比(以下同じ)8年連続で開港以来の最高値を更新し、5%増の13万5126回となりました。この内、国際線発着回数は2017年度以来の最高値を更新し、4%増、国内線は5年連続で開港以来の最高値を更新し、10%増となっています。
総旅客数は5年連続で開港以来の最高値を更新し、4%増の2260万7805人となっています、国際線では3%増となり、この内、外国人旅客数は6年連続で開港以来の最高値を更新し、2%増、日本人は2017年度以来の最高値を更新し、4%増となっています。国内線旅客数は2017年度以来の最高値を更新し、10%増となりました。
国際航空貨物量は8%減で、この内、取卸量は14%減、輸出量は23%減となっていおり、取卸量は2%減、輸入量は6%減となっています。
給油量は4%増となりました。
また、 LCCのシェアーは国際線が1.3ポイント減の18.5%、国内線が3.4ポイント減の67.9%となり、全体では2.3ポイント減の29.3%と下がっています。
【コメント】下半期の発着回数は中国線の増加などで順調に伸びると考えられますが、来期の上半期にはオリンピックの特需があったとしても、羽田空港国際線増枠の影響があり、大幅な増加は見込めません。もしかすると、減少になるかも知れませんね。オリンピックが終わった後の反動が心配です。外国人旅客数も同じ傾向が出ると思います。厳しくなりますね。
@明日から冬季ダイヤ、成田空港の新規路線のまとめ
明日から冬季ダイヤが始まります。明らかになっている新規の乗り入れや、増便などを箇条書きにして置きます。ただし、以前に書いたものについては省きます。
・ 中国のアモイ航空は27日から、成田=福州線を1日1往復で開設することになりました。機材はB787型機化・B787-9型機を使います。同航空は定期チャーター便として同路線を運航していました。
・ 中国南方航空は27日から成田=上海浦東線を1日1往復で開設します。機材はA330-300ER型機を使います。
・ カザフスタンのSCAT航空は30日から成田=ヌル・スルタン線を週2往復で開設します。週2往復で成田発着は水曜日と土曜日になります。同航空は定期チャーター便として同路線を運航していました。
・ 22日の「Traicy」によりますと、中国東方航空は29日から成田=西安線直行便を週4往復で開設します。これにより、従来からの上海経由の成田=西安線と合わせて、合計週11往復になります。
・ 22日の「Traicy」によりますと、中国国際航空は11月2日から成田=北京首都空港線を1日1往復増便し、1日2往復とします。機材はA320型機を使います。
@バニラ・エアが今日で運航停止、明日からはピーチ・アビエーションに
バニラ・エアは今日で、すべての運航を停止します。明日からはピーチ・アビエーションと経営統合します。旧エアアジアジャパンを引き継いだバニラ・エアですが、約6年でピーチ・アビエーションに統合させられることになりました。
なお、ピーチ・アビエーションは明日から第3ターミナルに移転しますので、気をつけて下さい。
下の写真は22日に撮影したものです。第3ターミナル前の駐機場で駐機するバニラ・エア機と第1ターミナルに向かうピーチ・アビエーション機です。
@バニラにサブリースしていたA320型機を全日空が180席のままで路線に投入
昨日の「Traicy」によりますと、全日空はバニラ・エアにサブリースしていたA320型機3機を、そのまま180席の全日空塗装で、1月から路線に投入する事にした、とのことです。
全日空が現在使用しているA320型機は166席仕様ですが、180席を166席に改修するには時間と経費がかかり、リース会社に返却するまで、使用できる期間がほとんどなくなること、とB787型機のエンジン問題で、A320型機の使用頻度が上がり、退役時期が早まっていることが理由とのことです。
@キャセイ航空機が中部空港近くで乱気流に遭遇、客室乗務員4人が軽傷
昨日午後8時40分頃、香港発中部行きのキャセイ航空532便・B777-300ER型機が三重県尾鷲市付近を飛行中に、乱気流に巻き込まれました。
この揺れで、客室乗務員4人が打撲や擦り傷などの軽傷を負いました。乗客にけが人はいませんでした。同機は同8時45分頃、無事に中部空港に着陸しました。
@オーストラリアの羽田空港枠をカンタスとヴァージン・オーストラリアに1枠ずつ配分か
21日の「Traicy」によりますと、オーストラリア国際航空サービス委員会は、現地時間10月21日、来年3月からの羽田空港国際線増枠の分配を、カンタス航空とヴァージン・オーストラリアにそれぞれ1往復ずつ分配する案を発表しました。最終決定は24日以降になります。
【コメント】カンタス航空は羽田=シドニー線の増便と成田=メルボルン線の羽田空港への移転を計画していましたが、成田=メルボルン線を移管し、成田線を廃止する可能性が高いのではないでしょうか。
*10月25日
@「住民には理解を得た。更に、午後11時台の運航を呼びかける」と田村社長
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日記者会見した成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は、27日からのA滑走路運用時間1時間延長について、午後11時以降に発着する便数について、旅客便が16便、貨物便が14便の合計30便になることを明らかにしました。
その上で「まだ十分ではない。引き続き午後11時台の就航について航空各社に働き掛ける。空港周辺住民には、いろいろと不便を掛けることがあるが、万全の対策を講じることで理解をもらった。運用中にもさまざまな意見や要望が出ると思うので、それに真摯(しんし)に耳を傾け、地元の理解をいただきながら運用する」と述べた、とのことです。
【コメント】よくもまあ、しゃあしゃあと言えるものですね。地元の住民に対する説明会も開かず「万全の対策を講じることで理解をもらった」とは厚顔にも程があります。さらに「まだ十分ではない。引き続き午後11時台の就航について航空各社に働き掛ける」とは、どこまで、周辺住民を苦しめれば気が済むのでしょうか。
田村社長の頭の中は“利益を上げ、それで自分の地位を確固とすること”しか思い浮かばないのでしょうね。
@国際線旅客数が54ヶ月ぶりのマイナス、外国人旅客数が79ヶ月ぶりのマイナス・9月運用状況
昨日、成田国際空港株式会社(NAA)が発表した「上半期の空港運用状況」によりますと、
9月単体の運用状況では、総発着回数は前年同月比(以下同じ)3%増の2万2324回と9月としての過去最高となりました。この内、国際線発着回数は9月としての過去最高の2%増、国内線発着回数は9月としての過去最高の8%増となっています。
総旅客数は±0の369万467人となり、国際線旅客数は3%減で、この内、外国人は3%減、日本人も3%減となりました。国内線旅客数は9月としての過去最高の11%増となりました。
国際線旅客数が前年同月比マイナスを記録するのは2014年3月以来54ヶ月ぶりのことになり、外国人旅客数が前年同月比マイナスになるのは2013年1月以来の79ヶ月ぶりになります。
国際航空貨物量は8%減、この内、積込は17%減で輸出は34%減となり、一方、取卸は1%増で輸入は9%減となっています。
給油量は1%増でした。
【コメント】上記リンクの表は上半期(これについては明日にでも載せます)のものとなり、景気の良い「過去最高」の文字が並びますが、9月は台風や韓国からの訪日客の減少もありますが、訪日客の後退傾向を示しているのではないでしょうか。
@第2ターミナルの「P2」駐車場北棟4階と屋上階が工事で使えません
成田国際空港株式会社(NAA)では第2ターミナルにある「P2駐車場」の「北棟4階とR階」の改良工事を行っています。工事はすでに始まっており、期間は「来年2月末 」となっていますの、気をつけて下さい。
@スカイマークが成田=サイパン線と成田=中部線の11月29日就航を正式発表
スカイマークは昨日、11月29日から成田=サイパン線を、1日1往復で開設する事を、ダイヤや運賃も含め正式発表しました。機材はB737-800型機を使います。
なお、同航空は同日から成田=中部線も週2往復で開設します。
チェックインカウンターは第1ターミナル北ウイングとなり、前回撤退時の第2ターミナルと異なりますので、注意が必要です。
@岩国基地騒音訴訟の2審判決で損害賠償額を約1億5000万円増額
今日の毎日新聞によりますと、今日、広島高等裁判所で、岩国基地周辺の住民約650人が騒音に対する損害賠償や軍用機の飛行差し止めを求めた岩国基地騒音訴訟の2審判決がありました。判決では損害賠償額を1審判決の約5億8000万円から増額し、約7億3540万円としました。
しかし、飛行差し止めと、将来分の賠償は認めませんでした。
@日本航空が飲酒対策を国土に提出、根本的な対策は盛り込まず
日本航空は23日、2度目の事業改善命令を受けた飲酒問題について、国土交通省に改善策を提出しました。
これによりますと、運航乗務員には社長を初めとする役員と運航本部上層部などが、約2000人の運航乗務員との個人面談による対話を行い、アルコールに対する知識教育を11月末までに行う事、また、12時間前までの飲酒量の上限を2単位とすることなどを対策を行うとしています。
これに加えて、運航乗務員の家族に対して、10月末発送の手紙を送り、アルコール検査に抵触した場合は即解雇されることや、これ以上、この問題が発生した場合には国土交通省から運航停止を言い渡される場合もあり得る、と訴えることにしています。
【コメント】この対策は当然ですが、もっと根本的な問題があるのではないでしょうか。それは、利益を最優先する乗務態勢の改善ではないでしょうか。この問題に、メスを入れない限り、根本的な解決にはならないと思います。
利益が減っても、運航乗務員だけではなく、全社員の労働環境を改善し、働きやすい会社にすることを、何故恐れているのでしょうか。
*10月21日
@都合により、明日から24日までの更新が出来ません。
@成田空港の貿易額は相変わらず低調
東京税関が今日発表した「成田空港9月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)22.9%減の8654億円と11ヶ月連続の前年同月比マイナスとなり、一方、輸入額は1.9%減の1兆2032億4800万円と5ヶ月連続の前年同月比マイナスなっています。
@海南航空が31日から成田=北京首都空港線を開設
昨日の「Traicy」によりますと中国の海南航空は31日から、成田=北京首都空港線を、週4往復で開設します。成田発は月・火・木・土曜日になります。機材はB737-800型機になります。同航空としては成田=西安線に次ぐ2路線目になります。
【コメント】成田空港と中国を結ぶ路線枠が拡大された影響が徐々に出ているようですね。今後も、増えるのではないでしょうか。
また、下の写真は9月に撮ったもので、第2ターミナルに駐機する海南航空のB737-800型機ですが、写真を加工していて、一瞬、ドッキとしました。ウイングレッドが2枚あるようなのです。
B737MAX型機とB737-800型機を見分けるときの特徴がこのウイングレッドの形状と言われており、B737MAX型機は2枚で、B737-800型機は1枚が上に反っているだけなのです。成田空港で見かけるB737-800型機は全て、1枚のウイングレッドですので、一瞬「エッ!B737MAX型機!」と思ってしまいました。
しかし、調べてみると、この「B-1786」はB737-800型機でした。燃費向上のために改造したのでしょうか。
@中国南方航空が29日から成田=深セン線を開設
昨日の「Traicy」によりますと、中国南方航空は29日から成田=深セン線を週3往復で開設します。運航は成田発で火・木・土曜日になります。機材はA320型機を使います。
@三菱重工と三菱航空機会社が初号機納入延期報道で声明
三菱重工と三菱航空機会社は今日、19日に報道された三菱スペースジェットの納入延期報道について声明を発表しました。
声明では「これは本社が発表したものではありません」とするコメントをし、「本件に関しまして、今後重要な事項を決定した場合には、速やかにお知らせいたします。」としています。
*10月20日
@「深夜・早朝の飛行機騒音についてのアンケート」結果を資料室に載せました
7月中旬から実施していた「深夜・早朝の飛行機騒音についてのアンケート」の結果を資料室に載せました。
アンケートはA滑走路飛行コース直下地域、谷間地域、隣接地域で行い、「郷土の空を考える会」の協力も得て103人の方から回答をいただきました。
結果は「睡眠と夜間飛行機騒音」の関係については、「全く影響がない」と答えた方が10.7%、「少し影響がある」が43.7%、「多いに影響がある」が45.6%で 、合わせて89.3%と9割の方が「影響がある」と答えていました。
また、今回の「A滑走路運用時間1時間延長」については「当然だ」と答えた人は一人もいませんでした。「やむをえない」が26.2%、「絶対にやめて欲しい」が68.9%となっていました。
この「A滑走路運用時間1時間延長計画」について、国と成田国際空港株式会社(NAA)は被害を受ける住民への説明会を開かず、「四者協議会」で強引に 、「合意した」として 、この27日から実施する事にしています。
この事について住民の方々の怒りや怨嗟はすさまじく、「問い4 この計画について、意見があれば、下記に書いて下さい」との問いかけに 、半分以上の53人の方が 、切実な訴えを記入して下さいました。
詳しくは 、結果のページをお読みいただくと幸いです。
私どもは、27日に「A滑走路運用時間1時間延長」が実施された後に、今回と同じようなアンケートを実施し、その影響について住民の方々に聞くことを予定しています。これらを材料にして、A滑走路の運用時間を開港時に約束した「午前6時から、午後11時」に戻すよう、国と成田国際空港株式会社(NAA)に要求する予定です。
その際は、皆様のご協力をお願いいたします。
@昨夜、関西空港でドローンらしき飛行体が確認され、空港が約40分間閉鎖
昨日午後8時45分頃、関西空港の上空でドローンのような飛行物体が、到着した旅客機のパイロットにより確認されました。
このトラブルにより、関西空港は同9時20分頃まで約40分間、全滑走路を閉鎖し安全確認を行いました。これにより、39便に最大67分の遅れがで、2便が中部空港に臨時着陸を強いられました。ドローンは2機いたとの情報もあります。
@三菱スペースジェット機が6度目の延期で調整中
昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、三菱重工は三菱スペースジェット90型機の納入時期の延期を検討している、とのことです。すでに、顧客に説明し、補償の交渉に入っているようです。
延期の原因は完成機の全ての機能を盛り込んだ試験機の製作が、配線系統の部品の不具合で遅れていることや、型式証明(TC)取得のための膨大な書類の作成が遅れていることにあるようです。延期の期間については、顧客に半年程度の延期を含む3案を提示しており、11月には発表する予定、とのことです。
【コメント】A380型機の時にも、電気配線の問題で初号機納入が大幅に遅れましたね。
*10月19日
@中国東方航空が27日から成田=上海線を減便し週19往復へ
NAA の国際線時刻表によりますと、中国東方航空は27日から成田=上海線を減便し、週19往復とします。
@「Spring Japan」が27日から国内線の機内持ち込み手荷物の重量制限を7Kgに
「Spring Japan」は27日から、国内線の機内持ち込み手荷物の重量を、7Kgまでに増量する、とのことです。
@全日空機の車輪格納扉が閉まらず高知空港に引き返す
昨日午前10時15分発の高知発羽田行きの全日空564便・A320型機が、離陸直後に「車輪格納庫の扉が閉まっていない」との警告が出ました。このため、同機は高知空港に引き返し、同51分頃、無事着陸しました。乗客・乗員171人にケガはありませんでした。
結局、同便は欠航となり、乗客は後続便に乗り換えました。このトラブルで、一部の便に遅れが出ました。
@2016年にボーイング技術責任者が「MCASが作動しまくっている。実にひどい」とメール
今日のAFP通信(日本語版)によりますと、米国の主要メディアは18日、ボーイングは、B737MAX型機に搭載された機体の姿勢を自動で制御する失速防止システム(MCAS)について、2016年に社内の技術責任者が同僚に「シミュレーターでMCASが作動しまくっている。実にひどい。規制当局に(意図せず)うそをついてしまった」とするメッセージを送信していたことが明らかになった、と報じました。
ボーイング社はMCASがうまく機能しない可能性があることを、運航の認可を受ける前に把握していながら、米国連邦航空局(FAA)に報告しなかった、と言うことになります。
@エアカナダもB737MAX型機の運航停止期間を2月に延長
エアカナダはB737MAX型機の運航停止期間を来年2月14日まで延長する事を明らかにしました。
@モーゼスレイク・フライトテスト・センターが飛べないB737MAX型機の置き場に
三菱スペースジェットM100型機の試験飛行拠点となっているグラントカウンティ国際空港が、飛べないB737MAX型機の駐機拠点にもなっているようです。
この空港は定期便もなく 、普段はひっそりとしています。4000m級の滑走路を2本持ち、空域もすいていることから航空機の試験飛行をするには最適な場所です。かっては日本航空もパイロットの訓練に使っていました。Googlemapで見ても 、飛行機の姿はほとんど見られません。
ボーイング社は現地時間8月20日に 、同空港で数百人の臨時職員を含む増員を計画している、と発表しています。
写真はグラントカウンティ国際空港に並ぶB737MAX型機です。
*10月18日
@中国東方航空が27日から成田=南京線を増便
今日の「Traicy」によりますと、中国東方航空は27日から成田=南京線を、現在の週3往復から同7往復のデイリー運航に増便します。機材はA321型機を使います。
@アメリカン航空が来年1月3日から成田=シカゴ線を運休へ
昨日の「Traicy」によりますと、アメリカン航空は成田発で来年1月3日から成田=シカゴ線を運休します。成田=シカゴ線は現在週3往復を運航しています。
なお、来年夏季ダイヤでは現在1日2往復しており、27日からは1日1往復となる、成田=ダラス・フォートワーク線を1日1往復で運航するとのことです。
@福岡空港のトイレで銃弾の実包見つかる
今日の「iZa」によりますと、8月に福岡空港国際線ターミナルの出国審査場にあるトイレで、銃弾の入った実包が見つかりました。税関は落とし物として保管していますが、現在まで、名乗り出た人はいない、とのことです。
このトイレは到着客か関係者以外入ることはできません。税関では外国空港の保安検査で見逃され、機内持ち込み手荷物として持ち込まれた可能性もある、としています。
@米国のサウスウエスト航空がB737MAX型機の運航停止期間を来年の2月8日に延期
今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、米国のサウスウエスト航空はB737MAX型機の運航停止期間を来年2月8日までに延長する、と発表しました。
同航空はB737MAX型機の世界最大の運用会社で34機を保有しています。
【コメント】どんどん運航停止期間が伸びていますね。ボーイング社は「年内の運航再開を目指す」としていますが、B737MAX型機の欠陥はそんなに簡単に修正されるレベルではないようです。根本的に見直さないと危なくて乗れませんね。米国の航空会社の中には運航再開になっても、「B737MAX型機に乗りたくない」人のための運賃も用意しているところもあるようです。
*10月17日
@9月の訪日外客数は5.2%増、出国日本人数は7.4%増
観光局が昨日発表した「9月訪日外客数推計値」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)5.2%増の227万2900人と2ヶ月ぶりに前年同月比プラスとなりました。
韓国からの訪日客数は58.1%減と大幅な減少となりました。しかし、英国からの訪日客数が84.4%増になるなど、ラグビーワールドカップ関係の国からの訪日客が増加しため、とのことです。
一方、出国日本人数は7.4%増となっています。
@羽田発の全日空機がバードストライクで羽田に引き返す
昨日午後9時35分頃、羽田発関西行きの全日空99便・B777型機が離陸直後に羽田空港に引き返しました。
全日空によりますと、バードストライクがあり、エンジンにトラブルが発生した可能性がある、とのことです。同機は着陸後、滑走路上でエンジンを停止しました。同便は機材を交換して約2時間遅れで出発しました。
@スカイマークの「9月運航実績」は欠航率が2.4%、定時出発遅延率が6.3%
スカイマークが発表した「9月運航実績」によりますと、欠航率は前年同月比(以下同じ)3.5ポイント改善の2.4%、定時出発遅延率は±0の6.3%となっています。
@エンブラエルが「スコープクローズ協約」の緩和を期待
現地時間16日の「Flight Global(英文)」によりますと、エンブラエルは、「現在米国のスコープクローズに抵触するE175ーE2型機の革新的性能で、スコープクローズが改訂される事を期待している」とのことです。
E175ーE2型機は重量でこの協約に抵触し、このままでは、米国での受注は難しくなります。今の所、米国でE175ーE2型機を発注している航空会社はありません。
協約が緩和されない場合、米国のリージョナル市場は三菱スペースジェットM100型機の独断場になります。
12月にスコープクローズ協約の見直しが行われることになっています。
*10月16日
@12日の成田空港、欠航616便、運航58便、滞留者1790人
今日の「日刊航空」によりますと、12日、台風19号の影響で成田空港では、欠航は出発便が301便、到着便が315便となりました。逆に 、運航された便は出発便が54便、到着便は4便となっています。また、滞留者はNAA発表で1790人となったそうです。
@12日、日本エアコミューター機の大揺れで客室乗務員が足を骨折
今日の「日刊航空」によりますと、12日午前11時18分頃、鹿児島発種子島行きの日本エアコミューター3763便・ATR42-500型機が、着陸に向け種子島空港の北北西約65Km付近を飛行中に機体が大きく揺れ、客室乗務員1人が足を骨折しました。
この事故のため、同機は鹿児島空港に引き返し、午前11時42分に緊急着陸しました。国土交通省は航空機事故として認定し、調査に入りました。
@スイス航空がA220型機のエンジントラブル続き、28機を緊急点検
15日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、スイス航空は所有するA220型機で、3回目のエンジントラブルが発生したことを受けて、28機のA220型機全てを運航から外し、点検することにしました。
この点検で問題がない機体から運航に復帰させます。この間、多くの欠航便が発生する、とのことです。