2005年11月の出来事
*11月24日
@都合により明日から30日まで更新できません。
@「千葉県として意見書の提出は決まっていない」
今日千葉県総務企画部空港地域振興課に電話し、成田国際空港株式会社の「平行滑走路北伸整備に伴う環境とりまとめ調査計画書」に対する意見書提出について聞いてみました。結論から言うと「提出するかどうか、まだ決めていません。」との事です。本会から本会の意見書を堂本知事宛に郵送しましたが、それについては「届いている。」との事でした。提出期限まで後1週間。提出してくれるよう、お願いしました。
@レイクスポイントの高度引き下げについて国土が佐原市議会に説明
11月3日に朝日新聞が報道した、成田空港北側のレイクスポイントの高度を6000フィートから4000フィートに引き下げる問題で、佐原市側が国土交通省に対して市議会で説明するように求め、国土交通省が今日佐原市議会で説明を行うようです。下げる理由は「混雑を解消するため」と説明するようです。
【コメント】混雑解消のために、進入に高度差をつけたいと言う事のようですが、高度差をつければ、進入の間隔が短くなるのでしょうか?ここの高度を下げると言う事は、レイクスポイント付近と着陸コース沿いの市町村だけでなく、「面的運用」と併用された場合、千葉県北東部(旧海匝郡市全体)の飛行高度が低くなる可能性があり、騒音の増大を招きかねません。このレイクスポイント付近には緊急時の待機空域が設けられており、混雑を理由にこの待機空域が常時利用される事態になれば、影響は更に深刻になります。
@談合疑惑の電機メーカーに天下り8人
成田国際空港株式会社の黒野社長は今日の記者会見で、社内調査の結果、談合疑惑がもたれている電機メーカーのうちの3社に1987年以降、旧空港公団・成田国際空港株式会社から課長級以上の8人が天下りしている事を明らかにしました。この内、3人は現在も在籍しているとの事です。
【コメント】やはり・・・!と言う気持ちです。先にも書きましたが、防音工事などその他の工事についても談合や利益誘導は必ずあったと思います。徹底捜査すれば、底なしになるのではないでしょうか。中央・地方の官僚が大型公共事業を地元に呼び寄せるべく暗躍する理由がこんな所にもあるのではないでしょうか。権力を持つ政治家にはもっと大きな裏金が動くようですが。しかし、責任は誰がとるのでしょうか。
@A380型機の後方乱流で後続機との間隔をジャンボ機の倍に
国際民間航空機関(ICAO)は超大型機A380型機の後方乱流が大きくなると考えられ、暫定基準として後続機との間隔を離着陸時に10海里、飛行中の間隔を15海里とする暫定基準を決定しました。この間隔はB-747型機の離着陸時5海里の倍になります。もっとも、B-747型機が就航した時にも最初は5海里よりも大きい間隔を取り、様子を見ながら現在の間隔に縮小しました。
*11月23日
@パキスタン地震陸自緊急援助隊員が民間機で帰国
パキスタン地震の救援のために派遣されていた陸上自衛隊の国際緊急援助隊のうちの一部18名が昨日、民間機で成田空港に帰国しました。
@偽造郵便為替密輸でナイジェリア人などを逮捕
警視庁は昨日、アメリカ郵便庁の偽造国際郵便為替証書が換金された事件で、ナイジェリア人・フランス人・日本人の3人を密輸容疑で逮捕しました。3人は5月上旬にガーナ共和国から成田空港を経由して偽造国際郵便為替証書(額面700ドル)200枚を密輸したものです。
@大阪発高知行きの全日空機が与圧故障で引き返す
今日午前7時20分頃、大阪発高知行きの全日空1601便・DHC8-400型機が神戸市上空を飛行中に与圧系統の不具合を示す表示が出ました。このため、同機は大阪空港に引き返し、20分後に無事着陸しました。点検した所、与圧を制御する機器が故障していました。またまた、DHC8型機です。
@タバコすうために飛行中に非常口を開けようとする
19日、香港からオーストラリアのブリスベンに向かっていたキャセイ航空機内で睡眠薬とお酒で朦朧としていたフランス人女性が煙草を吸おうとして、客室前部の非常用ドアを開けようとして乗務員に制止される騒ぎがありました。この女性は飛行恐怖症で搭乗前に医師に睡眠剤を処方されていました。この女性はブリスベンで警察に逮捕され、裁判所で条件付きの罰金1000オーストラリアドルの判決を受けました。
@リース会社がA350型機を12機発注
インターナショナル・リース・ファイナンス社は22日、エアバス社とA350型機を12機確定、8機オプションの契約を結ぶ事で合意した事を明らかにしました。この中には、A350-800型機とA350-900型機が含まれるとの事です。
【コメント】このところ、航空機リース会社の大型発注が目を引きます。数年先の需要拡大を見越した発注と考えられます。インターナショナル・リース・ファイナンス社も昨日、B-787型機を20機発注したばかりです。
*11月22日
@明日から鳥インフルエンザで靴底消毒実施
農林水産省は明日から成田空港・関西国際空港・中部国際空港・福岡空港で鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐために、中国・インドネシア・ルーマニアなど11各国からの入国者に対して靴底の消毒をするように呼びかける事になりました。強制ではありませんが、特に生きた鳥などを扱う市場などに出入りした人に協力を呼びかける事にしています。消毒液をしみ込ませたマットの上を歩いてもらう事になります。
@日航の米子会社で3億円の貨物盗難
7月29日にロサンゼルス国際空港で日本航空の現地子会社「JALトランス」が保管していたソニー製のMP3プレイヤーなどの貨物が偽の荷受票を持った男たちに持ち去られる盗難があった事が分かりました。被害額は少なくても300万ドル(約3億3千万円)に上るそうです。この前後1週間に米国の他の空港でも同社の荷物を狙った同じような手口での盗難事件があったとの事です。事情を熟知したものの犯行と思われます。
@全日空副操縦士がホテルで25万円盗む
宮崎県警は昨日、全日空の副操縦士を19日に宿泊した宮崎市内のビジネスホテルで、自動精算機の集金をしていた従業員が目を離した隙に機械から25万3000円を盗んだ疑いで逮捕しました。本人も容疑を認めているそうです。この男は7日から21日まで長期休暇を取っており、宮崎には旅行で来ていたとの事です。
@B-787型機20機を受注
ボーイング社は21日、インターナショナル・リース・ファイナンス社とB-787型機を20機確定、4機オプションの契約を結んだと発表しました。引き渡しは2010年1月からとの事です。また、5月に匿名で成約していたB-787型機6機の契約先がロー・コスト・エアクラフト・リース社である事を明らかにしました。これで、B-787型機は確定233機、オプション76機となりました。
@ポルトガル航空がA350型機を10機発注
エアバス社は21日、TAPポルトガル航空がA350型機10機を発注した事を明らかにしました。引き渡しは2013年からとなっています。また、TAPポルトガル航空はA330-200型機も3機発注しました。
*11月21日
@「くうこうだより」2005紅葉号が送られてきました
成田国際空港株式会社から「くうこうだより」2005紅葉号が送られてきました。2・3面は飲食店の紹介、4・5面は「シリーズ・空港の仕事」今回は「動物検疫」でした。6面は「クリスマスフェスティバル」「ペットホテル開業」「環境とりまとめ調査計画書の公表について」でした。なお、前号から「成田空港駐車優待券」がついており、3時間まで無料になります。
@「制限区域内葉書投函サービス」が好評
成田国際空港株式会社が今月から始めた成田空港制限区域からの葉書投函サービスが好評で1日約70通の利用があるとの事です。出国審査を終えた後の制限区域は外国と見なされ、手紙類の投函は出来ませんが、葉書に限り社員が預かって通関手続きをとり制限区域外に持ち出して投函するサービスです。成田国際空港株式会社の当初の予測では1日10通ぐらいとしていましたが、約7倍となりました。なお、成田国際空港株式会社では制限区域内に郵便ポストを設置する準備を進めているとの事です。
@クエートのリース会社がA350型機を12機発注
エアバス社は20日、ドバイで開かれているエアショーでクエートのアビエーション・リース・アンド・ファイナンス社とA-350-800型機を確定12機、オプション6機の契約を結んだと発表しました。これで、A350型機の確定発注は37機となりました。
*11月20日
@進む全日空センターの建設
18日に成田空港に行った時に第1ターミナル5階から成田国際空港株式会社本社の方を見ると、来年6月から第1ターミナルに移る全日空のセンターの建設かだいぶ進んでいました。このセンターから南ウイングの新設される第5サテライトに直接通路が設けられる様子も見えました。右の写真のように成田国際空港株式会社の本社の手前南側に出来る事になります。
@日本航空機が青森市上空で落雷に会う・機首に穴
昨日午前9時頃、羽田発青森行きの日本航空1201便が青森市上空を飛行中落雷に会いました。無事着陸し、点検した所、機首に数mmの穴がいていました。当時青森空港付近は雪とあられで気象台は「雷に関する気象情報」を出して注意を呼びかけていました。なお、午後には青森空港の視界が不良になり、引き返した便もありました。
@日本航空が機体整備に新システムを採用へ
日本航空は17日、機体整備を効率化できる新システムをボーイング社から導入すると発表しました。このシステムは飛行中の機体から逐次データを収集して到着後の整備を効率化できるとの事です。また、他の航空会社の同じ機種のデータも共有でき、不具合などに対する対処もすぐに対応できるそうです。
@アメリカとEUが航空協定で合意
アメリカ政府は18日、アメリカとEUの間の航空協議で合意したと発表しました。EU各国政府の承認が得られれば来年10月から適用される事になるそうです。現在は例えばニューヨークとパリの路線にはアメリカとフランスの航空会社しか参入できませんが、新協定ではEU内のどの国の航空会社でも参入できる事になります。逆に、アメリカの航空会社はEU内のどの都市を結ぶ路線にも参入できる事になります。これにより、路線の設定が容易になり、運賃の低下も見込まれるとの事です。
@中国がブッシュ訪中に会わせ70機のB-737型機を発注か
AP通信が19日伝えた所によりますと、中国政府はブッシュ大統領の訪中に会わせ70機のB-737型機を発注する見通しで、20日にブッシュ立合のもとで契約を結ぶとの事です。多額の対米貿易黒字に対するアメリカの批判をかわす狙いがあるものと見られています。
*11月19日
@成田空港会社のページに「2006年3月期 中間決算について」「環境報告書2005の発行について」が載っていました
@成田空港会社の中間決算・純利益が7.6倍に
詳しくは成田国際空港株式会社のページに出ていますが、昨日発表された成田国際空港株式会社の2005年9月中間決算は好調で、経常損益は213億円(前年同期比12.6%増)になり、純利益は121億円と同7.6倍になりました。しかし、2006年3月決算では着陸料の引き下げが響き、前年度よりもやや減少する見込みとの事です。
@関西国際空港も経常利益が1.9倍に
17日に発表された関西国際空港会社の2005年9月期中間連結決算によりますと、経常利益は前年同期比で約1.9倍の74億円になりました。しかし、商業施設への減損会計適用などを計上したため、最終損益は189億円の赤字となりました。
@中部国際空港は初年度から黒字
中部国際空港会社は16日、2005年9月中間期の決算を発表しましたが、それによりますと最終損益が18億円の黒字になりました。万博による旅客の増加やターミナルビルの商業施設への来場者が予想を大きく上回るなどが寄与したとの事です。2006年通期の連結純利益も9億円の黒字になる見通しで、開港5年後を目標にしていた黒字化を初年度で達成しました。しかし、これは万博特需によるもので今後の見通しは楽観できないとの事です。
*11月18日
@「環境影響調査計画書についての意見書」を提出
平行滑走路北伸に伴う「環境影響調査計画書」についての本会の意見書を今日提出しました。成田国際空港株式会社は「正式なアセスメントは必要ない。」としていますが、これにも疑問があり、また、誘導路を本来計画の敷地外に新設する事は「事業計画の変更」に当たるのではないか、との疑問もあります。本会意見書では騒音について、「計画書は『騒音が第1種区域で基準を超えないかどうか』だけを問題にしている事は不当」として、「環境基準をどのように守り、達成するのか、を調べるべき」と訴えました。多くの方から、意見を提出してもらう事が環境を守る事になると思います。形式はこだわらずに、思った事を書けば良いと思うのですが。
@談合疑惑で成田空港会社が捜索受ける
今日、東京地検特捜部は成田国際空港株式会社の本社と元電機課長の自宅などを談合の疑いで捜索しました。取り調べを受けている旧空港公団の関係幹部は「配分表などで、事前に調整する事は申し送り事項だった。」と述べ、かなり前から空港公団主導で談合を繰り返していた事を供述しているようです。
@トロント空港が着陸料世界一に
カナダのトロント空港の管理会社は15日、カナダ政府が空港敷地の賃借料を値上げした事に伴い2006年に着陸料を6.9%値上げする事を明らかにしました。ブリティシュ・コロンビア大学の調査では2005年度で成田空港が着陸料を値下げした事により、トロント空港の着陸料の方が高くなっているとの調査結果を明らかにしています。値下げにより、成田空港よりも関西国際空港の方が高くなっており、「成田空港の着陸料は世界一」は既に過去になっていますが。
@S&Pが日本航空をワンランク引き下げ
格付け会社のS&Pは17日、日本航空の格付けをBB-からB+にワンランク格下げしました。
*11月17日
@電気設備工事の談合疑惑で重電3社が捜索受ける
旧空港公団時代の電気設備工事をめぐる談合疑惑で東京地検特捜部は今日、三菱電機・東芝・富士電機システムズの重電メーカー3社の捜索を行いました。残る談合参加メーカーや成田国際空港株式会社の捜索も明日以降行われる見通しです。
@自衛隊機とヘリコプターがニアミス
千葉県の海上自衛隊下総基地所属のYS11型練習機の機長から国土交通省に、「昨日午前11時半頃、鹿児島県上空で民間のものと思われるヘリコプターとニアミスを起こした」との報告がありました。最接近時には高度差9m、水平距離50〜100mまで接近したとの事です。自衛隊機は右に旋回して回避したとの事です。同機は下総基地から鹿屋基地に向かっていました。
@エアバス社が日本に800席のA380型機を提案
エアバス社のA380型機カスタマー・プログラム支配人は15日、日本の航空会社に国内線向け全席エコノミークラスの800席のA380型機を提案している事を明らかにしました。
【コメント】ちょっと、ピンぼけではないでしょうか。高度成長時代の団体旅行ブームでも思い出しているのでしょうか。今時、日本国内で800人も同時に運ぶ機会が何時もあるとは思えません。お盆とか正月とかは別として。その時だけに使うにはあまりにも高価な買い物です。むしろ、国際線・国内線で座席数をしぼり、運賃は多少高くても夢のあるゴージャスで高品質なサービスを行う機体としての利用を提案した方が良いような気がします。素人考えですが。
@日本・インドネシア間の貨物便運航などで合意
14日から日本で開かれていた日本とインドネシアの航空当局協議で両国間の貨物便の運航、両国間とアジア地域の拠点空港を結ぶ「三角運航」、インドネシア機が関西国際空港と福岡空港を経由して運航できる事で合意しました。
@中国で初めての鳥インフルエンザ死者
中国衛生省は16日、鳥インフルエンザが3人の人に感染した事を認め、そのうち2人が死亡したと発表しました。中国での鳥インフルエンザによる死者の確認は初めてになります。これを受けて、中国政府は国内の家禽類約142億羽へのワクチン接種に乗り出す事を明らかにしました。
@EUが「危ない航空会社」の乗り入れ禁止法案を可決
EUの欧州議会は16日の本会議で、国際的な安全基準を満たさない「危ない航空会社」の名前を公表し、EU域内での飛行を禁止する法案を賛成多数で可決しました。12月5日の運輸相理事会で承認される見通しで、早ければ来年2月から実施される事になります。
@今年の航空機受注が2大メーカーで1173機・10月末
世界の航空機メーカーの内、エアバス社とボーイング社の2大メーカーの今年の年初から10月末までの旅客機受注機数(100席以上で貨物機も含む)が1173機になった事が分かりました。これは、前年同期比で1.8倍になります。同時多発テロの起こった2000年・1年間の1138機を既に上回っています。同時多発テロ以降、世界の航空業界は冷え込んでいましたが、ようやく回復の兆しが見えてきました。
*11月16日
@はね飛ばされた車止めの運用変える
今月8日に起こった成田空港不法侵入と警察官殺傷事件を受けて成田国際空港株式会社は不法侵入の際にはね飛ばされた「Xアングル」と呼ばれる車止めを、不審車の場合にはキャスターの車部分を使わずに前に倒す事にしました。Xアングルは本来は車の下に食い込み、車を止める役割をしますが、成田空港のゲートは使用する車が多いためにキャスターをつけて、横に移動して車を通す仕組みになっていました。事件の際にはXアングルをずらしませんでしたが、キャスターがついていたために犯人の車にはね飛ばされて侵入を許しました。
@芝山町長選で相川氏が無投票当選
昨日告示された成田空港南部の芝山町町長選は現職の相川勝重氏以外に立候補者がなく、相川氏が無投票当選となりました。相川氏は3期めになります。相川氏は反対同盟熱田派に所属し、円卓会議の中心の一人となっていました。
@今日のストライキはほぼ回避・平常運航
今日予定されていた、全日空と日本航空グループのストライキはぎりぎりの交渉でほぼ回避されました。このため、今日の国内線は平常通り運航されました。
@またまた、DHC8型機が引き返す
今日午前11時頃、大阪発岩見行きの全日空1651便・DHC8型機で飛行中に前輪が格納されていないとの計器表示が出ました。このため、同機は大阪空港に引き返し、11時50分頃、無事に着陸しました。13日にも書きましたが、本当に同型機の故障は多いです。
@神戸空港着陸料を届け出・割安に設定
神戸市は今日、神戸空港の着陸料を国土交通省に届け出ました。それによりますと、基本着陸料を国が管理する空港の3分の2にし、期間限定の割引として羽田以外の地方空港線の第1便は同2分の1に、ナイトステイ料は同3分の1に、沖縄線と離島線は同6分の1にするとの事です。ただし、第1便とナイトステイ料は2008年度末まで、沖縄線は2006年度末までとしています。
@中華航空が広島ー台北線を週7便に増便へ
台湾の中華航空は来年1月21日から現在週3便の広島ー台北線を週7便に増便する事を明らかにしました。台湾からの観光客が好調で平均搭乗率は70%以上になっており、利便性を高める事でビジネス客も掘り起こしたい、との事です。
@ボーイング社がB-747-8型機の開発を正式決定
昨日も書きましたが、ボーイング社はB-747-400型機の胴体を延長するB-747-8(アドバンス)型機の開発を正式に決定しました。現在の所、貨物機だけの受注で旅客機の受注はないそうですが、興味を示している航空会社もあるそうです。
【コメント】しかし、ボーイング社とエアバス社の競争は熾烈ですね。ボーイング社はA380型機について「これからは中型機の時代で、大型機の需要は見込めない。」とつい最近までこき下ろしていたはずですが?
@ネパール航空が国王の外遊で30%が欠航
ロイヤル・ネパール航空が所有しているB-757型機、2機の内1機が国王の外遊のためにチャーターされ、機材ぐりがつかずに30%の便が欠航する騒ぎになっています。また、20%の便で遅れが出ているそうです。国王の外遊は12月13日からもあるとの事で、顧客離れが心配されています。
*11月15日
@共生委員会が北伸を容認
共生委員会は昨日、委員会を開き北伸問題などについて討議し、「平行滑走路の北伸はやむを得ない。」とする見解を発表しました。その上で、北伸が新たな紛争の火種とならぬよう地域との対話を求めました。また、年間発着回数を20万回から22万回にする事についても容認し、住民の十分な理解を得るよう求めました。
@全日空と日本航空の労組が明日のストライキを通告
全日空グループ4社の労働組合は一時金などをめぐって明日24時間のストライキを行う事を会社側に通告しました。ストに突入した場合は国内線の約64%が欠航する見込みとの事です。また、日本航空ジャパンなど日本航空関係の労働組合も明日ストライキを行う予定です。労使とも今夜ぎりぎりまで交渉を続けるとの事です。
@長崎空港で高知県の防災ヘリが滑走路にはみ出す
昨日、長崎空港で小型機の着陸を待つように管制官から指示された高知県の防災ヘリコプターが停止位置から前に出てメーンローターが数m滑走路にはみ出しました。このため、着陸態勢に入っていた小型機は着陸をやり直すトラブルがありました。防災ヘリコプターは給油のために長崎空港に立ち寄ったものです。国土交通省は重大事故の恐れもあったとして事故調査官2人を派遣する事にしました。なお、国土交通省の長崎空港事務所は当初、「許可なしで離陸した。」と発表し、あわてて訂正しました。
@ボーイング社がB-747ADV型機の開発を発表
ボーイング社は14日、貨物専用機となるB-747ADV(アドバンス)型機の開発を正式に発表します。日本貨物航空から8機の確定受注と、6機のオプション発注を受けて決定したとの事です。
*11月14日
@成田空港電機工事落札率が96%以上
談合疑惑が指摘されている旧空港公団時代の電気設備工事の2000〜2003年度の工事落札率が96%以上と高率である事が分かりました。これは予定価格ぎりぎりの高額な落札で価格競争がなかった事を強く疑わせるものとなっています。
@ユナイティド航空機が午前1時過ぎに成田空港に緊急着陸
今日午前1時過ぎ、関西国際空港発シカゴ行きのユナイティド航空878便・B-777-200 型機が計器の故障で成田空港に緊急着陸しました。同機は成田空港の東北東330Kmの太平洋上を飛行中に、高度や速度を制御する自動操縦装置が故障したものです。着陸は正常でした。しかし、緊急時でやむ終えないとはいえ、真夜中の突然の轟音に直下の住民は驚いた事でしょう。
@A380型機がサイエンス誌の大賞を受賞・騒音をジャンボの半分に
アメリカの「ポピュラーサイエンス誌」は今年の大賞にエアバス社のA380型機を選出しました。選出理由は「推力を落とさずに、騒音をB-747型機の半分にしたこと」との事です。A380型機の離陸時の騒音はジャンボ機の中でも騒音の小さいB-747-400型機の半分になっているとの事です。
*11月13日
@米国安全保障省職員を成田空港に常駐検討
アメリカの国土安全保障省が担当官を成田空港に常駐させ日本の法令の枠内で航空会社への助言や要注意人物の情報を警察庁や法務省入国管理局に提供する事を日米両国政府が検討している事が明らかになりました。特に「米国線の乗客について入国可能かどうかの判断を提供するだけで判断は航空会社に任せる。」との事ですが、これは事実上の搭乗拒否・米国着陸拒否になる事は目に見えています。
【コメント】建前はともかく、主権の侵害も心配されます。要するに、アメリカ国内にテロリストを入り込ませないために他国の空港までしゃしゃり出ると言う事になりますね。
@全日空機がエアコン故障で2便欠航
昨日午後3時過ぎ、大館能代空港発大阪行きの全日空機・ボンバルディアDHC8-400型機で飛行中にエアコンが故障し、機内の温度が一定に保てなくなりました。同機はそのまま飛行を続け、大阪空港に無事着陸しました。この機体を使う予定だった、大阪発高知行きの1往復2便が欠航となりました。
【コメント】このところ、ボンバルディアDHC8型機の故障が続きますね。特に、大阪ー高知線は欠航が多いようです。
@日本エアコミューター機が大阪空港に引き返す
昨日午後5時45分頃、大阪発出雲行きの日本エアコミューター2353便が兵庫県上空を飛行中、水平尾翼の一部が動かないとの警報が出ました。このため、同機は大阪空港に引き返し、6時5分に無事着陸しました。点検した所、水平尾翼の部品の異常が見つかりました。
*11月12日
@全日空とスターアライアンスが成田での乗継ぎ時間短縮へ
全日空社長とスターアライアンスのCEOは昨日記者会見し、成田空港の第1ターミナルの改修が完成し航空会社の再配置が行われる来年6月から、加盟各社の成田空港での乗継ぎ時間を短縮すると発表しました。国際線同士は現行の110分から45分へ、国際線から国内線の乗継ぎは現行の110分から60分に短縮するとの事です。また、ワン・ワールドへの加盟を表明した日本航空とスターアライアンス加盟各社との個別の提携について全日空社長は「けじめを求める引き金になる。」として、見直しを求める考えを明らかにしました。
@台湾のチャーター便が鳥と衝突し引き返す・花巻空港
10日午後5時10分頃、花巻空港を離陸して間もなくの花巻発台北行きの台湾・マンダリン航空のチャーター便・B-737-800型機の右エンジンに4羽の鴨が飛び込みました。このため、エンジンが異音を発し同機は花巻空港に引き返し、5時25分頃、無事に緊急着陸しました。エンジンのブレードが一部損傷していました。同機には台湾の観光客が乗っており、観光客は昨日、代替機で帰国しました。
@A380型機が初めての長距離飛行でシンガポールへ
11日、エアバス社のA380型機が初めての長距離試験飛行に成功しシンガポールに到着しました。エアバス社のCOOはシンガポールで記者会見し、A380型機のシンガポール航空への引き渡しが半年遅れ、来年の末になる事を明らかにしました。契約書に沿って延滞補償金を支払う事を明らかにしました。また、A380型機の現在の受注機数が159機で、2011年まで受注残があるとの事です。更に、開発を予定しているA350型機の受注を年内に200機にしたいと語りました。
@ユナイティド航空が客室乗務員2000人を雇用へ
ユナイティド航空の親会社のUALは11日、再建のメドが立ったとして今後1年間に客室乗務員を2000人採用すると発表しました。主に、国際線を強化するためとの事です。客室乗務員の雇用は4年ぶりで年収は23000〜24000ドルになるとの事です。
【コメント】物価も違いますが、日本円で約270万円は安いですね!こうして、労働者の賃金を削減し、犠牲にして会社を再建するのでしょう。
*11月11日
@前空港公団が電気設備工事で談合主導の疑い
成田国際空港株式会社の前身の空港公団が電気設備工事をめぐり、入札の際に受注業者が決められていたとの談合疑惑で東京地検特捜部が成田国際空港株式会社の複数の社員から事情聴取を行っている事が明らかになりました。業者の配分表があり、これには空港公団側が作成した事を示す記載があるとの事です。これにより、談合は空港公団主導で行われていた疑いが強いとの事です。
【コメント】このような事が行われているのは想像ができますね。道路公団と同じ体質です。天下りの弊害と思うのですが。民家防音工事についても、空港公団が地元業者による防音工事をなかなか認めようとしなかったのは「業者側との癒着があるからでは」と地元では以前からささやかれていました。この際、膿は徹底的に出してもらいたいものです。政治家とのつながりもあると思います。
@JALエクスプレス機が速度計不具合で引き返す
今日午前8時50分頃、大阪発大分行きのJALエクスプレス2363便・DC-9型機で速度計に不具合が発生しました。このため、同機は大阪空港に引き返し、9時10分頃、無事に着陸しました。
@万博に来た外国パックツアーで中部空港を出入国とも利用は6%
愛知万博に来た外国人のパックツアーで出入国ともに中部国際空港を利用したのは185コースのうちの約6%・12コースだけだったそうです。出入国のどちらかだけを利用したツアーは61コース、全く使わなかったものが112コースと6割もあったとの事です。中部国際空港を使わなかったツアーのほとんどは成田空港や関西国際空港を利用していました。
*11月10日
@北原派が成田市長に公開質問状
反対同盟北原派は昨日、成田市長に対し、北伸による一般廃棄物最終処理場の扱いについて公開質問状を出しました。質問状では(1)埋め立てられている廃棄物を撤去する際の安全性、(2)撤去した廃棄物の移転先はどこか、について17日までに回答するように求めています。
@EUが成田空港のスロット平等配分を要請
EUは「日本の規制改革に関する提案」の中で成田空港のスロット配分について「平等な配分を」と要請したとの事です。アメリカ偏重を正せ、と言う事のようです。
@中部国際空港周辺の騒音規制区域で拡大を要求
昨日、中部国際空港周辺の環境基準に基づく航空機騒音の規制区域を決める愛知県環境審議会騒音振動部会の初会合が開かれました。県側からは6市町村を対象地域に指定する案が示されましたが、学識経験者の委員から東海市と知多市を加えるようにとの提案がありました。県側は12月に予定している第2回部会に再提案をして、年内に正式決定したい、としています。
【コメント】成田空港周辺では千葉県側が静かな農村地帯を全て「もっぱら住居の用に供する地域」と指定した事に対して、当時の環境庁が「遺憾の意」を文書で表明する出来事がありました。こんな事からも、国と千葉県の関係がしっくり行かないようになったのかもしれません。
@秋田空港の運用時間を30分繰り上げへ
国土交通省は秋田空港の運用開始時間を来年1月15日より、現行の午前7時30分から午前7時に変更する事を昨日発表しました。終了時間は変わりません。これを受けて、全日空は現在7時50分の羽田行きを7時20分に繰り上げる予定です。
@エア・カナダがB-787型機14機を確定発注
エア・カナダとボーイング社は9日、B-777型機18機とB-787型機14機を確定発注する事で合意しました。また、B-777型機18機とB-787型機46機のオプションでも合意しました。エア・カナダは一旦発注を決定していましたが、運航乗務員組合が難色を示し白紙撤回していました。今回、運航乗務員組合との合意が成立して正式発注になったものです。
@B-777-200LR型機が20400Kmの無着陸飛行へ
ボーイング社は9日に開発中のB-777-200LR型機で香港から東周りでロンドンを目指す11000海里(約20400Km)の無着陸飛行を行う事になりました。運航乗務員4名で乗客として航空会社関係者など35名が乗り込みます。太平洋・北米大陸・大西洋を越える23時間に渡る飛行になるとの事です。荷物乗客がない状態での旅客機の無着陸飛行としては12445海里の記録がありますが、乗客を乗せた状態での記録としては世界一になる予定です。
*11月9日
@成田空港第2検問所突破の男が警官2人を殺傷
昨日午後2時50分頃、成田空港第2検問所に車で来た八千代市の男が無免許をとがめられ、検問を突破して空港内を逃げ回り、空港外に出て東関東自動車道から佐倉市に入りました。15分後に追跡した警察官の車にバックで衝突させ、車外に出たところで警察官2人にナイフで斬りつけ、1人を殺し、1人に怪我を負わせました。男は逮捕され、「成田空港には飛行機の写真を撮りにきた。捕まるのが嫌で逃げた。ナイフは護身用に常に携帯していた。」と述べているそうですが、動機に曖昧な点があるとの事です。
@厚木基地近くのマンション不法侵入は基地監視行動への弾圧?
今日の東京新聞によりますと、10月15日に起こった、厚木基地をマンションの踊り場から監視していた市民団体の3人が現行犯逮捕された事件での検証記事を載せていましたが、それによりますと、マンションの住民が「『関係者以外,許可なしの立ち入り禁止』の掲示は9月に入ってから、警察から『こういうのがないと警察も動きにくい。』と言われて着けた。」と話しているそうです。このマンションは航空マニアなども良く来ている事、住民の通報ではなく、“たまたま巡回していた警察官が見つけた”事、この種の事件では異例の家宅捜索をしている事などから、米軍再編の最中に反基地活動への見せしめとして行われたとの見方もある、との事です。
【コメント】家宅捜索について警察は「3人の内の一人は黙秘しており、過激派絡みの可能性もあった。」としているそうですが、過激派はこのような公然とした行動はとりません。警察は良く知っているでしょうが。
@韓国高裁が梅里香住民への賠償を命じる
韓国のソウル高裁民事9部は8日、韓国の米軍戦闘機の射撃訓練の騒音に悩む華城市梅里香地区住民約1300人が訴えていた損害賠償裁判で所帯主に1ヶ月当たり15〜17万ウオン(約15000円〜17000円)を賠償し、非所帯主にはこの額の8割の賠償を国に支払うよう命じる判決を言い渡しました。国は住民たちの居住期間を計算して賠償金を支払わねばなりません。なお、韓国の最高裁判所で同じ梅里香住民13人が訴えていた裁判で賠償が確定しています。
*11月8日
@ジェイエア機のフラップ下がらず名古屋に引き返す
今日午前11時25分頃、名古屋発山形行きのジェイエア4323便が山形空港に着陸しようとしましたが、両翼のフラップが下がらず名古屋空港に引き返し、午後0時43分にフラップが下がらないまま緊急着陸しました。乗客に怪我はありませんでした。
@函館空港の管制レーダーが断続的に消える
昨日の午前から午後にかけて、函館空港の管制レーダーが断続的に停止しました。この間に、約30便が離着陸を行いましたが、管制官は音声による交信で航空機を誘導しました。昨日は管制レーダーの更新工事で代用のレーダーを使用しており、強風によって機器が不具合を起こしたようです。
@全日空も国際貨物のサーチャージャーを来月16日から値上げ
日本航空に続いて、全日空も来月16日から国際貨物の燃料サーチャージャーを1Kg当たり48円に値上げする事を明らかにしました。値上げ額は日本航空と同じになります。
@「A380型機で長距離格安航空のプランも」エミレーツ航空CEO
エミレーツ航空のCEOは6日、オーストラリアのチャンネル・ナインとのインタビューで、A380型機を使った長距離低コスト航空の検討をした事を明らかにし、「短期的にはこのような航空会社を設立する余裕はないが、非常に魅力的な事業だ。」と述べました。
@A380型機が11日にシンガポールへ
エアバスの超大型機・A380型機は11日にシンガポールに長距離試験飛行を行う事になりました。フランクフルトへの飛行の際、エンジンの一つが加熱した事から、このエンジンを取り替えて3日遅れでシンガポールに出発します。なお、A380型機の3機目が試験飛行に入ります。
*11月7日
@暫定平行滑走路時間値実態調査がスタート
今日から暫定平行滑走路の2回目となる時間値実態調査が始まりました。今後定期的に実施してデータを収集していくとの事です。
@日航の06年3月決算が570億円の赤字見通し
日本航空は今日、2006年3月期連結決算で経常損益が当初見込みの290億円の黒字から570億円の赤字になるとの業績の下方修正を発表しました。このため、2006年3月の配当を見送る見込みです。日本航空が無配となるのは2期ぶりとの事です。
@「空港島用地の値引きは今後しない」と神戸市長
神戸市長は共同通信とのインタビューで先の空港島用地の割引販売について「割引は時限的な措置で、ベースは27万円だ。」として、今後の値引きは行わない事を言明しました。企業が値引きを要求した場合について「それでは、どこまでも平行線で話は進まない。」と述べました。また、空港の財務状況が悪化しても市税の投入をしない事も明らかにしました。
*11月6日
@「守る会の歩み」のページに約1年間の活動を追加しました。
@トランジット悪用した不法入国手引きでインド人を再逮捕へ
栃木県警は逮捕したインド人男性が成田空港でのトランジットを悪用して100人以上のインド人を不法入国させた疑いで再逮捕する方針を固めました。この男性はインド人にビジネスや観光を装いインド→タイ→中国→日本と移動するように指示し、成田空港の入国管理官に翌日のインド行き航空券を示し観光目的で一時空港外へ出る事ができる「寄港地上陸許可」を申請して空港外に出て逃走する手口で不法入国を手配していました。不法入国後は栃木県や茨城県の工場などに斡旋していました。不法入国の手数料は100〜200万円だったとの事です。
@全日空機がエンジン停止で新千歳に緊急着陸
今日午前11時10分頃、関西国際空港発女満別行きの全日空1793便・B-737-500型機の左エンジンが突然停止しました。このため、同機はエンジン1基で新千歳空港に向かい11時36分に無事、緊急着陸しました。原因は調査中との事です。
@ジャルウエイズ機のモニターに不具合で緊急着陸
昨日午後5時15分頃、静岡県上空を飛行中の中部国際空港発ホノルル行きのジャルウエイズ84便・B-747型機のコクピットのモニターに不具合が発生しルートが表示されなくなりました。このため、同機は約1時間後に修理部品のある関西国際空港に緊急着陸しました。
@「将来は運賃0の運航も」とライアンエアCEO
アメリカの格安航空会社ライアン・エアのCEOは2日、「現在、機内で提供している有料ゲームやギャンブルなどの運賃以外の売り上げが伸びてくれば、乗客に運賃を払ってもらう必要はなくなるだろう。」と述べました。同社は2004年に全座席数の4分の1を無料提供しています。現在、乗客でこれらのゲームやギャンブルを利用しているのは7〜8%との事です。
*11月5日
@防音家屋・施設のアスベスト使用有無調査は会社で
昨日、千葉県が先行して実施したいわゆる「1室・2室民家防音」でアスベストが使われているかどうかの調査をお願いした千葉県企画部空港地域振興課の人から電話があり、「古い事で県ではよく分からないので、成田国際空港株式会社が騒防法に基づいて実施した防音工事と一緒にアスベストが使用されているかどうか調べてくれる事になりました。」との事でした。そこで、成田国際空港株式会社の担当者に電話して伺ったところ、「千葉県とも調整してこちらで一緒にやる事になりました。数が多いので、すぐにと言うわけには行きませんが、できるだけ早くやります。」との事でした。私から、「半年もかかる事はないでしょうね。」と聞いたところ、「そこまでかかるとは考えていません。」との事でした。
@日航が国際線1割運休・賃金最大10%カットのリストラ策
日本航空は経費削減の一環として国際線の低採算路線の運休と社員の2006年度賃金を最大10%カットする方針を7日に開く取締会で決定する事が明らかになりました。運休は国際線の約1割に及ぶとの事です。
@スカイネットアジアが機材整備の遅れで一部欠航
スカイネットアジア航空は今日、中国で整備中の機体に不具合が見つかったため、今日から7日までの羽田ー長崎線と羽田ー熊本線の一部が欠航すると発表しました。
*11月4日
@成田空港会社のページに「アスベスト(石綿)の再調査結果について」が載っていました。
@エバー航空が「ハローキティ」機体を成田線に投入
台湾のエバー航空は昨日、10日から台北ー成田線に人気キャラクター「ハローキティ」の絵柄を胴体に描いた機体を投入すると発表しました。10月22日から投入した台北ー福岡線は搭乗率が90%以上と好調な事を受けて投入を決めた、との事です。
@エアタヒチ航空機が脚故障で成田に引き返す
1日、エアタヒチヌイ航空機が成田空港を離陸して間もなく脚の異常が表示され、同機は成田空港に引き返しました。無事着陸しましたが、自力走行ができなくなり、牽引車で駐機場まで移動しました。
@シベリア上空などの二酸化炭素を常時測定へ
国立環境研究機構は日本航空と協力して5日から飛行機の貨物室に二酸化炭素を測定する赤外線分光器を乗せて、飛行中の高空での二酸化炭素濃度を10秒から1分間隔で測定する事になりました。データは2ヶ月に一度の割で測定装置から取り出します。観測があまりなかったシベリア上空や東南アジアの上空で観測するとの事です。10月20日には成田空港周辺で装置のテストと影響を調べて国土交通省の承認を得ました。
@ヴァージン航空が鳥インフルエンザに備え薬を備蓄
ヴァージンアトランティック航空は2日、同社として鳥インフルエンザに備えて抗ウイルス剤「タミフル」の備蓄を始めると発表しました。備蓄量は明らかにしなかったものの1万人分程度と見られています。
@モロッコ航空がB-787型機5機を発注
モロッコ航空は2日、ボーイング社のB-787型機を5機発注したと発表しました。納入は2008年10月からになるとの事です。
*11月3日
@「環境とりまとめ調査計画書」を見てきました
昨日,成田国際空港株式会社に行き1日から公表された「環境とりまとめ調査計画書」を閲覧してきました。分厚いものでしたが,担当の社員に聞いた所,「ほとんどの部分は会社のホームページに出ている」との事でした。ページに出ていないのは後半の部分の関係資料で過去の各種調査結果との事でした。この資料部分が約150ページほどあったと思います。予定の関係で約1時間の閲覧で十分ではありませんでした。
@北側着陸態勢高度を6000ftから4000ftに変更検討
今日の朝日新聞によりますと,国土交通省は北伸により平行滑走路の北端が320m延びる事から北側からの着陸の場合、着陸態勢に入る高度を現在の6000フィートから4000フィートに下げる検討を始めたとの事です。国土交通省は「着陸までの距離が短くなる事から6000フィートのままだと滑走路までの距離が短くなり,降下角度が急になるために無理な着陸を強いられる」としています。着陸態勢に入る高度が低くなると言う事はコース上の地域の騒音が高くなる事になるはずですが,成田国際空港株式会社は「4000フィートになったとしても,10月に発表した騒音コンターに影響を与えるものではない。」と言っているそうです。
【コメント】これはおかしい!高度が低くなれば,物理の法則で音源から地上までの距離が短くなり,音のエネルギーは当然大きくなります。高校程度の科学的知識があれば、分かる事です。距離が2分の1になれば、エネルギーは4倍になると思うのですが。後ほど、詳しく検討してみます。
@管制官が着陸許可を出し忘れ着陸やり直す
昨日午前10時40分頃、羽田発大阪行きの日本航空1509便・B-777-300型機が着陸態勢に入ったにもかかわらず管制官からの着陸許可が出なかったため、高度15mで着陸をあきらめてやり直すトラブルがありました。管制官は同機に着陸態勢に入るよう指示した後、滑走路に残っていた別の機が滑走路外に出るのを待ちましたが、その間に、着陸許可を出したものと勘違いしたとの事です。機長は確認しようとしましたが、この管制官が他機との交信をしていたためあきらめて着陸復航をしたとの事です。
@日航機がエンジントラブルで大阪空港に緊急着陸
昨日午後4時20分頃、鹿児島発羽田行きの日本航空1870便・B-777-200型機が高知県沖の太平洋上で左エンジンの異常を知らせる警報が出ました。このため、同機はこのエンジンを止めて飛行を続け、大阪空港に無事緊急着陸しました。点検した所、エンジンオイルが減少していたとの事です。
@スカイマークが羽田ー新千歳線を片道16000円で
スカイマークは昨日、来春に参入する羽田ー新千歳線の普通片道運賃を16000円に、また、2月に開港する神戸空港と羽田空港を結ぶ路線の片道普通運賃を1年間限定ながら1万円に、また、基幹路線の福岡ー羽田線の片道普通運賃を16500円に設定すると発表しました。
*11月2日
@日航が成田ーモスクワ線の増便を検討
日本航空は今年3月末に1便増便し、週2便体制とした成田ーモスクワ線をもう1便増便して週3便体制にする検討をしている事が明らかになりました。需要が好調で、特にロシア人の裕福層がビジネスクラスを利用するケースが多いとの事です。また、現在使用しているシェレメテェボ空港から近代化の進んでいるドモジェド国際空港への移転も検討しているとの事です。
@8月のジャルウエイズ機のエンジン破損事故は高熱による腐食
国土交通省は8月に起こったジャルウエイズのDC-10型機のエンジン破損事故について破損したニッケル合金製のブレードが高熱によって腐食が進み、離陸時の最高出力時に一気に破損したとの見方を明らかにしました。このブレードは同型機で破損事故が起こった際に、メーカーに問い合わせ2000〜3000時間毎の内視鏡による点検を指示されました。日本航空ではこれに基づき、2500時間毎の内視鏡による点検をしてきました。破損したエンジンは前の点検では異常が発見されず約2300時間目で破損しました。この事から、国土交通省では点検間隔が長過ぎたのではないかとメーカーに調査を依頼しました。なお、B-747型機では1250時間毎に点検を行っているとの事です。
【コメント】下限の2000時間毎に点検していれば、今回の事故は防げた可能性がありますね。お金のかかる事ですが、合理化による「経費の削減」がこんな所に現れたのでなければよいのですが。
@羽田ー新千歳線でスカイマークが日航と業務提携交渉
羽田ー新千歳線に参入するスカイマークが手荷物業務や機内清掃業などの地上業務で日本航空と包括的業務提携する方向で調整している事が明らかになりました。スカイマーク側は経験がない機体の除雪作業などでも提携したい考えです。
*11月1日
@10月のアクセス数は20341回でした。感謝いたします。
@今日、環境影響調査計画書を公表・意見は30日まで
今日から北伸整備についての環境影響調査計画書が公表されました。成田国際空港株式会社のホームページにも概要が載りましたが、アクセスが多いためか、接続できませんでした。
@成田空港会社のページに「成田空港エコキッズ・クラブ 第2回エコツアー開催」、「お客様の声ボックス・リニューアル」が載っていました。
@百里基地地元の小川町長が「米軍機訓練移動絶対反対」
昨日、防衛施設庁から嘉手納基地のF15戦闘機訓練の一部を百里基地に移動する説明を受けた百里基地の地元である茨城県小川町の伊能町長は防衛施設庁の職員に対し「絶対反対」と口頭で伝えた事を明らかにしました。小川町は町長と町議会連名で毎年、防衛施設庁に対して「正午から午後1時までと、午後6時以降の離発着をやめて欲しい。」と要望していますが、改善されていません。小川町としては「基地の存在は容認しているが、騒音は別。」との立場を取っています。
@国土交通省が神戸空港の地上施設に合格通知
国土交通省は昨日、神戸空港の地上の施設や照明などの検査結果に基づいて「合格」通知を神戸市に伝えました。無線関係の検査はまだ続いていますが、神戸市長はこれに基づき4日に国土交通大臣宛に来年2月16日に開港する旨の届けを提出する事にしています。
@全日空の9月中間期決算が過去最高に
全日空は昨日、9月中間期の連結決算を公表しましたが、それによりますと経常利益が前年同期比で12%増になり、過去最高を記録したとの事です。燃料費の高騰を国内線旅客が同3%増と好調で補ったとの事です。国際線は同1%減となりました。