2022年3月前半の出来事
*3月15日
@成田空港の「変異株」感染確認者は119名、全国の空港では215名、内、214名が「オミクロン株」
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では215名、成田空港入国者では119名でした。
214名が「オミクロン株」、1名がデルタ株でした。
@成田空港入国の「病原体保有者」は61名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は94名で、成田空港入国者では61名でした。
94名の内、症状が出ている人は25名でした。
@全日空が27日から成田=ジャカルタ線を再開
今日の「NNA ASIA」によりますと、全日空は成田=ジャカルタ線を27日から再開し、6月30日まで運航します。1日1往復になります。
@全日空が27日から成田=ハノイ線と成田=ホーチミン線を増便
今日の「アジアトラベルノート」によりますと。全日空は27日からの夏期ダイヤで成田=ハノイ線と成田=ホーチミン線を増便し、それぞれ1日1往復とします。
@全日空が4月6日から成田=クアラルンプール線を増便
今日の 「sky-budget」 によりますと、全日空は4月6日から成田=クアラルンプール線を週3往復から週4往復(成田発着 火・水・金・日曜日)に増便する、と発表しました。
@日本航空は成田=メルボルン線の臨時便を5月31日まで継続
今日の「NNA ASIA」によりますと、日本航空は現在臨時便として運航している成田=メルボルン線を、4月9日から5月31日まで、臨時便として運航する、と発表しました。週2往復(成田発着 火・金曜日)となります。
@日本貨物航空が成田=アムステルダム=ミラノ線を北回りで運航へ
今日の「海事新聞」によりますと、日本貨物航空は13日から、ウクライナ紛争のため運休していた成田=アムステルダム=ミラノ線の運航を再開しました。
アンカレッジに立ち寄り、給油する事になります。
ただ、同航空のホームページではこの件についての「お知らせ」は出ていません。また、「Flightradar24」でも13日のこの便については「不明」となっています。
@羽田発出雲行きの日本航空機で客席のUSBポートから煙、引き返す
今日の「日刊航空」によりますと、昨日午前7時37分頃、羽田空港を離陸した羽田発出雲行きの日本航空277便・B737-800型機で、客席のUSBポート付近から一時的に煙や異臭が発生しました。
このため、同機は羽田空港に引き返し、同57分に無事着陸しました。到着後の点検では火災の痕跡は認められず、配線がショートしたと見られています。
同便と折返し便が欠航となりました。
下の画像は「Flightradar24」による同便の航跡です。
@ドミニカの LCC 「アラジェット」がB737-8MAX型機20機を発注
ドミニカ共和国の LCC 「アラジェット」は現地時間14日、ボーイング社のB737-8MAX型機20機を発注しました。
この契約には15機のオプションも含まれています。
*3月14日
@「ジェットスター」が成田=ケアンズ線と成田=ゴールドコースト線の再開を延期へ
昨日の 「sky-budget」によりますと、カンタス航空傘下の「ジェットスター」は、27日からの夏期ダイヤで予定していた、成田=ケアンズ線と成田=ゴールドコースト線の再開を延期した、との事です。
@成田空港入国の「病原体保有者」は41名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は78名で、成田空港入国者では41名でした。
78名の内、症状が出ている人は20名でした。
@全日空機が「ドアロックされていない」との警告で大阪空港に引き返す
昨日の読売新聞(YAHOO!ニュース)によりますと、12日午後4時50分頃、大阪発熊本行きの全日空527便・B737-800型機が離陸直後に、「ドアがロックされていない」との警告が出ました。
このため、同機は大阪空港に引き返し、無事着陸しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。
乗客は機材を交換して、午後5時45分頃、熊本空港に向かいました。
@パラリンピック選手団が「金の鶴丸」で帰国の途に
北京で開かれていたパラリンピックが昨日閉会しましたが、日本選手団は日本航空の整備士が制作した「金の鶴丸」マークを付けた「JA835J」機で、帰国の途につき、まもなく成田空港に到着します。
下の写真は8日に第2ターミナルに駐機していた「JA835J」機です。
*3月13日
@成田空港入国の「病原体保有者」は32人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は66名で、成田空港入国者では32名でした。
66名の内、症状が出ている人は9名でした。
@エア・ドゥ機が警報音止まらぬトラブルで引き返す
今日の北海道新聞によりますと、昨日午前7時20分頃、羽田発帯広行きのエア・ドゥ61便・B737-700型機が、栃木県宇都宮付近を飛行中に、操縦室の警報音声が止まらなくなるトラブルがありました。
このため、同機は羽田空港に引き返し、同8時30分頃無事着陸しました。警報システムのトラブルでした。
このトラブルの整備のため、同便と折返し便の2便が欠航となりましした。
下図は「Flightradar24」によるHD61便の航跡です。
@ルフトハンザ航空が退役予定のA340型機を路線復帰させる
今日の 「sky-budget」 によりますと、ルフトハンザ航空は現地時間11日から、全機の退役を予定していた A340-600型機の路線復帰を始めました。
これは需要が回復しつつあり、ファーストクラスの需要も出てきていることにある、とのことです。
このため、ファーストクラスを持つA340-600 型機を使う事にしたものです。
しかし、この措置は2023年に受領が予定されている、ファーストクラスを持つA350-900型機が投入されるまで、との事です。
【コメント】コロナの影響による需要急減で経営が悪化し、機材を削減した事から起こった現象ですね。
下の写真はドイツで開催されたワールドカップの際に成田空港に飛来した、機首がサッカーボール塗装のA340型機です。
@DHLエクスプレスがB777F型機6機を追加発注
10日の「Traicy」によりますと、DHLエクスプレスはボーイング社に対し、B777F型機6機を追加発注しました。
これにより、同社のB777F型機発注は合計で28機となりました。
*3月12日
@第3ターミナルに整備される「カーブサイド」はバス専用か?
8日の要望書提出の時にNAA地域共生部の人に「整備されるカーブサイド(7日の出来事参照)は自家用車も使えるのですか」と聞いたところ、「係でないので良くは分からないのですが、バス用になるようです」とのことでした。
従って、自家用車での送迎は出来ないようです。
また、2月13日の出来事で連絡通路について「ここまで来て、雨風に旅客がさらされることはないと思われます」と書きましたが、出来上がりつつある連絡通路を見ますと、上下が開いており、風や雨が吹き込むこともあるようです。
ここまで整備するのなら、上下を塞いで空調を効かせる構造に出来ないものでしょうか。 LCC 用の通路とは言え、第1ターミナルや第2ターミナルに比べると、なんか差別を感じますね。
成田空港を活性化させるための LCC なのですから、使ってくれる旅客の利便性を考え、もっとお金をかけてもいいのではないでしょうか。「更なる機能強化計画」にかかる費用とは比べものにならない安い投資と思うのですが。
こんな所からも、「更なる機能強化計画は必要ない」と思います。
以下に8日に撮った連絡通路工事の写真を載せておきます。下の写真の左側が第2ターミナルになります。
@成田空港入国の「病原体保有者」は36人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は55名で、成田空港入国者では36名でした。
55名の内、症状が出ている人は15名でした。
@1月の定時到着率で日本勢が好成績
今日の「Aviation Wire」によりますと、英国の情報会社「シリウム」のまとめでは、1月の大きな航空会社による「グローバル部門」での定時到着率(15分以内)では日本航空が1位で91.52%、全日空が90.21%で2位となりました。
また、「LCC 部門」ではスターフライヤーが1位となっています。日本で同社は LCCではありませんが、ICAOのカテゴリー分けではLCCに区分されています。
@ IATA は航空機内でのマスク着用撤廃を主張するも、米国では公共交通機関での着用を1ヶ月延長
国際航空運送協会(IATA)の事務局長は現地時間10日、「航空機移動におけるマスク義務付けを解除することが必要」と、航空機内でのマスク着用義務の撤廃を訴えました。
一方、米国は3月18日までとしていた屋外でのマスク着用義務を、公共交通機関内にかぎり1ヶ月延長する決定を行いました。
*3月11日
@フィンエアーが昨日から成田=ヘルシンキ線を再開、北回りで
フィンエアーは昨日から成田=ヘルシンキ線を再開しました。
昨日は成田空港到着便のみで、出発はありませんでしたが、航路はロシア上空を避け、北極圏周り(下図)でした。
今日午後10時40分に成田空港からヘルシンキに向かうようです。
@KLMオランダ航空も14日から成田=アムステルダム線を再開へ、仁川経由で
今日の「WING DAILY」によりますと、KLMオランダ航空は現在欠航としている成田=アムステルダム線を、14日から冬期ダイヤ終了まで、週2往復(成田発着 木・土曜日)を仁川経由で運航する、と発表しました。
@ユナイテッド航空が成田=ヒューストン線を夏期ダイヤで増便
今日の 「sky-budget」 によりますと、ユナイテッド航空は3月29日からの夏期ダイヤで、成田=ヒューストン線を週1往復増便し、週4往復(成田発着 火・水・金・日曜日)にします。
@成田空港の「変異株」感染確認者は36名、全国の空港では97名、内、96名が「オミクロン株」
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では97名、成田空港入国者では36名でした。
96名が「オミクロン株」、1名がデルタ株でした。
@成田空港入国の「病原体保有者」は43人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は72名で、成田空港入国者では43名でした。
72名の内、症状が出ている人は12名でした。
@スカイマークの2月搭乗者数は35.1%増も、搭乗率は19.5ポイント減
スカイマークエアラインが発表した「2月搭乗実績」によりますと、旅客数は前年同月比(以下同じ)35.1%増の19万7389人となりました。
しかし、搭乗率は19.5ポイント減の42.3%となっています。
【コメント】やはり、オミクロン株の流行が原因でしょうね。
@2月のエアバスは引渡が49機、受注が113機、ボーイング社は引渡が22機、受注が37機
昨日の「Aviation Wire」によりますと、エアバスの2月引渡数は前年同月比(以下同じ)17機増の49機、受注は101機増の113機となりました。ただし、受注のキャンセルが42機発生しています。
一方、ボーイング社は引渡が増減ゼロの22機、受注は42機減の37機となっています。
*3月10日
@成田空港の需要が少し戻る、8日の第2ターミナル
8日の要望書提出の前に、第2ターミナルの様子を見てきました。
3階の出発ロビーは1月、2月の段階とほとんど変わらず閑散としていました。出発便がこの時間帯にないこともあるのでしょう。
下が4階のレストランから撮った北側ロビーの様子です。
一方、1階の北側到着ロビーは久しぶりの賑わいでした。到着した留学生や実習生と、出迎えの関係者で“混雑”とは行かないまでも、出口は笑顔があふれているようでした。多分、留学生や実習生の「1000人特別枠」で昼間に到着した便で来た人たち、と思います。下の写真がその様子です。
しかし、となりの南側到着口は閑散としていました。
@成田空港入国の「病原体保有者」は32人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は47名で、成田空港入国者では32名でした。
47名の内、症状が出ている人は11名でした。
@エミレーツ航空が7月1日から予定していたA380型機の成田空港乗り入れを中止
8日の 「sky-budget」によりますと、エミレーツ航空は7月1日から成田=ドバイ線をA380型機で運航する計画でしたが、これを取りやめたことを明らかにしました。
@成田空港入国管理局の職員が同僚のロッカー探り逮捕
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、県警成田空港署は昨日、東京出入国在留管理局成田空港支局の25才職員を、同支局内にある同僚のロッカーで現金などを物色し、盗もうとした未遂容疑で逮捕しました。容疑者は容疑を認め「お金に困っていた」と供述しています。
同支局では以前から職員しか入れない所での窃盗があった、との事です。
@「第2次普天間騒音訴訟」の判決で国に13億4千万円の賠償を命じる
那覇地裁沖縄支部は今日、米軍普天間飛行場の周辺住民約3100人が、米軍機の騒音被害による賠償を国に求めた「第2次普天間騒音訴訟」の判決で、1人1ヶ月あたり9000円、または、同1万5000円を支払うことを国に命じました。合計約13億4千万円になります。
*3月9日
@国土交通大臣とNAA社長に要望書を提出「運用時間元に戻せ」「機能強化計画の凍結」など
昨日、成田空港に行き、斉藤国土交通大臣と成田国際空港株式会社田村社長宛の、要望書を提出してきました。
オミクロン株流行中のため、国土交通省航空局成田空港事務所の吉本総務部長と、NAAの高梨地域共生部長に対応していただき、斉藤国土交通大臣と田村社長に伝え、後日、対応します、との事でした。
従って、意見交換も殆どしませんでした。
斉藤国土交通大臣への要望書と田村社長への要望書を別紙で載せておきます。
下の写真は左側が空港事務所で提出、右側がNAAでの提出時のものです。
@成田空港入国の「病原体保有者」は27人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は39名で、成田空港入国者では27名でした。
39名の内、症状が出ている人は14名でした。
@ANA HD が成田空港を拠点に、来年秋に中距離航空会社「AirJapan」を運航開始へ
ANAホールディングスは昨日、中距離の国際線を運航する新会社を、2023年度下期に運航開始する、と発表しました。
名称は「AirJapan」とし、成田空港を拠点とすること、運航は、成田空港から国際線を運航している、全日空子会社の「エアージャパン」が行います。
機材はB787-8型機を使い。座席数は300席とする見通しで、運賃はLCC 並みとする、との事です。座席は「FSC並」のスペースを確保し、機内食は事前の申込制とします。運賃は「 LCC並」にする、との事です。
路線については明らかにしませんでしたが、成田空港からアジアやオセアニアなどとなるようです。
パイロットは外国人などを起用し、客室乗務員は「エアージャパン」だけでなく全日空からの出向もある見込みです。
【コメント】両方とも読みは「えあーじゃぱん」となりますね。なんとなくしっくりきませんし、混乱も考えられますね。中途半端にならないといいのですが。
@京成電鉄などが11日から佐倉=成田空港で千葉県産野菜の貨客混載実証実験開始
今日の「遊都総研」によよりますと、京成電鉄などは11日から千葉県産の規格外野菜などを、京成電鉄の佐倉から成田空港まで、貨客混載で運び、成田空港第1ターミナルのレストランで提供する実証実験を行います。
期間は約3ヶ月としています。
*3月8日
@成田空港の「変異株」感染確認者は41名、全国の空港では43名、全員が「オミクロン株」
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国の空港では43名、成田空港入国者では41名でした。
全員が「オミクロン株」でした。
@成田空港入国の「病原体保有者」は32人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国の空港での感染確認者は64名で、成田空港入国者では32名でした。
64名の内、症状が出ている人は18名でした。
@熊本空港で小型機訓練中の滑走路に、7人が乗った県防災ヘリが誤進入
昨日の「秋田魁新報」によりますと、昨日午前9時50分頃、熊本空港で、小型機が管制官の許可を受けてタッチアンドゴーの訓練をしていた滑走路に、7人が乗った熊本県の防災ヘリが誤進入するトラブルがありました。
小型機は管制の指示で退避行動をとり、乗員にケガなどはありませんでした。
運輸安全委員会は重大インシデントとして、調査に入りました。
*3月7日
@秋には第3ターミナルにカーブサイド(車両昇降場)を整備
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、第3ターミナルの拡張工事ですが、2月20日の出来事で取り上げた、旧日本航空の貨物ターミナルの跡地と、現在の第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ連絡通路を取り壊した部分に、この秋にもカーブサイド(車両乗降場)を整備する予定で、連絡バスなどの利便性が向上する、との事です。
【コメント】ここに自家用車は乗り入れられないのでしょうか。写真はカーブサイドの用地です。更地の右上方にあるのが現在の連絡通路です。
@成田空港入国の「病原体保有者」は37人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は61名で、成田空港入国者では37名でした。
61名の内、症状が出ている人は17名でした。
@全日空の1月輸送実績は国際線旅客数が89.4%増、国内線旅客数は130.9%増
全日空が今日発表した「1月旅客輸送実績」によりますと、
国際線では旅客数が前年同月比(【 】は2020年1月比、以下同じ)89.4%増【90.1%減】の8万6293人、利用率が12.2ポイント増【45.1ポイント減】の30.7%となっています。
一方、国内線では旅客数が130.9%増【53.3%減】の143万5590人、利用率が12.9ポイント増【24.3ポイント減】の40.4%となっています。
成田空港国内線は全便運休となっています。
*3月6日
@成田空港入国の「病原体保有者」は27人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は53名で、成田空港入国者では27名でした。
53名の内、症状が出ている人は10名でした。
@「2月の航空機登録」で成田空港を定置場とする新規登録はなし
「JA Search BLOG」によると、国土交通省が発表した「2月航空機登録動向」では、成田空港を定置場とする新規登録はありませんでした。
抹消登録ではANAホールディングスがB777-200型機を「航空の用に供さない」として1機抹消、日本航空が同じくB777-200型機を「売却」として1機抹消しています。また、ピーチ・アビエーションの「JA813P」機が「航空の用に供さない」として抹消されています。
@アエロフロートが8日からすべての国際線を運航停止に
ロシアのアエロフロート航空は現地時間8日から全ての国際線運航を停止する、と発表しました。他の航空会社も国際線の運航停止を決めています。
リース機を最寄りの空港で差し押さえられるのを防ぐ目的もある、との事です。
【コメント】ロシアの航空会社で運航されている航空機の約半分はリース機とのことですので、これを差し押さえされると国内線の運航も大混乱に陥ります。
しかし、ウクライナへの侵攻が長引くと、航空機部品の輸入も経済制裁の対象ですから、修理や整備が思うように出来なくなり、安全運航に支障が出ます。
かってのイランなどのように、事故などが多発することになるでしょうね。
写真は第2ターミナルに駐機するアエロフロート機です。
*3月5日
@成田空港入国の「病原体保有者」は25人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は58名で、成田空港入国者では25名でした。
58名の内、症状が出ている人は18名でした。
@全日空が10日まで成田=ブリュッセル線と羽田=フランクフルト線を南回りで運航へ
昨日の「Fly Team」によりますと、全日空は3月10日まで、日本発の欧州線を、成田=ブリュッセル線と羽田=フランクフルト線の2路線のみ運航すると発表しました。
南回りの飛行コースを使います。機材はB787-9型機を使います。
下の画像は今日、成田空港に帰ってきた「Flightradar24」による、成田=ブリュッセル線238便の航跡です。
@日本航空は当面、羽田=ロンドン線のみ北回りで運航
昨日の「Aviation Wire」によりますと、日本航空は欧州線については、当面、羽田=ロンドン線のみを北回りで運航する計画、との事です。
機材はB777-300ER型機を使いますが、燃料を満タンにすると機体が重くなり、直行が出来なくなります。そこで、貨物を減らして運航することになっています。
全日空の使っている南回りとの距離差は100マイルほどありますが、風の影響があり、今後、南回りを使うこともあり得る、との事です。
貨物需要が逼迫した場合には、臨時便も考える、との事です。
下図は今日羽田空港に帰ってきたJL44便の「Flightradar24」による航跡です。
@塗装の劣化が確認されたA350型機はカタール航空以外で6航空会社に
カタール航空が主張している、エアバスのA350型機の塗装劣化問題ですが、他の航空会社でも劣化が確認されているようです。
今日の 「sky-budget」によりますと、現在までに劣化が確認されているのはフィンエアー、キャセイパシフィック航空、エティハド航空、ルフトハンザ航空、エールフランス航空、ブリティッシュ・エアウェイズとなっています。
安全性に問題はないとしていますが、原因が気候ではないことが明らかになってきています。
【コメント】日本航空のA350型機はどうなんのでしょうか。
@エチオピア航空が B777-8F形機発注の覚書締結
今日の「Traicy」によりますと、エチオピア航空はボーイング社とB777-8F型機を5機発注する覚書を締結しました。
*3月4日
@成田空港の「変異株」感染確認者は132名、全国の空港では240名、「オミクロン株」が238名
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では240名、成田空港入国者では132名でした。
238名が「オミクロン株」で、デルタ株が2名でした。
@成田空港入国の「病原体保有者」は38人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は63名で、成田空港入国者では38名でした。
63名の内、症状が出ている人は12名でした。
@1日の入国者を14日から7000人に緩和、更に留学生は別枠で1日1000人受け入れ
岸田首相は昨日の記者会見で、14日から現在の1日当たり5000人の入国者数を、7000人に引き上げる事を発表しました。
また、これとは別枠で、日本への外国人留学生を1日当たり1000人受け入れることも明らかにしました。
@今日、全日空と日本航空が迂回コースで欧州線を運航へ
全日空と日本航空はそれぞれ今日、ロシア領空を迂回する飛行コースで、1便ずつを運航しました。
全日空は成田=ブリュッセル線を中央アジア経由で運航しています。
下図は午後3時前にキャプチャーした、「Flightradar24」によるNH237便の飛行経路です。成田空港から西(左)に伸びる紺色からピンクの線が飛行コースですが、中国領空では消えているようです。
また、下図は午後3時過ぎにキャプチャーした「Flightradar24」による羽田発ロンドン行きのJL43便の飛行コースです。ただ、北太平洋上ですので、なぜか、飛行機マークの向きが変です。
この飛行コースは米国上空から北極圏に入り、グリーランドやアイスランドを経て、大西洋上を飛行し、ロンドンに到着するルートです。
@「H3ダイナミクス」が小型水素電気推進航空機ナセル開発成功を発表
今日の「日刊航空」によりますと、「H3ダイナミクス」はこの程、世界初の完全統合型の水素電気推進航空機ナセルを成功裏に完成させたと発表しました。
このナセルは、バッテリー、燃料電池、水素貯蔵装置、小型電気モーターを組み込んだ複数の統合パワートレインになります。
これを主翼などに複数搭載し、それぞれに取り付けたプロペラの推力で飛行します。
今後数年間で19〜100人以上の乗客を載せ、航続距離も2500Km以上の旅客機も可能にする、との事です。
小型のエンジンを複数搭載することにより、サイズを小型化して、安全性や熱管理などが容易になる、との事です。
【コメント】載っている想像図を見ますと、主翼にこのエンジンナセルを14個ほど取り付けていますが、これでは、離着陸が難しいでしょうね。エンジンナセルが4〜6基ぐらいなら大丈夫かな、と思われます
まだまだ、前途多難のようですが、水素を使えば二酸化炭素排出量はゼロですから、早く実用化にこぎ着けて欲しいですね。
*3月3日
@成田空港入国の「病原体保有者」は37人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は55名で、成田空港入国者では37名でした。
55名の内、症状が出ている人は8名でした。
@日本航空が、成田=香港線を今日から再開
日本航空は今日から、成田=香港線を再開しました。週1往復(成田発着 木曜日)になります。
@フィンエアーが、成田=ヘルシンキ線を9日から再開
昨日の「Traicy」によりますと、フィンエア−は9日から成田=ヘルシンキ線を迂回ルートで再開すると発表しました。週4往復(成田発着 水・金・土・日曜)となります。
ロシア領空を迂回するため、所要時間は約13時間になります。
@エアカランが、成田=ヌメア線を順次増便
今日の「Traicy」によりますと、エアカランは成田=ヌメア線を4月30日まで週4往復に増便し、5月1日から29日までは週5往復、5月30日以降は1日1往復に増便する、との事です。
下の画像は、第1ターミナルから離陸に向かうエアカラン機です。
@タイエアアジアXが、5月1日から成田=バンコク線を再開
今日の 「sky-budget」 によりますと、タイエアアジアXは5月1日から、成田=バンコク線を1日1往復で再開する計画を明らかにしました。
@ベトナム航空が7月1日から成田=ダナン線を再開
今日の 「sky-budget」 によりますと、ベトナム航空は成田=ダナン線を7月1日から週3往復(成田発着 火・金・日曜日)で再開する、と発表しました。
@全日空が明日の成田=ブリュッセル線のみ運航、他の欧州線は欠航に
今日の「Traicy」によりますと、全日空はロシアのウクライナ侵攻の影響で、羽田空港・成田空港と欧州を結ぶ路線を欠航としています。
しかし、明日の成田=ブリュッセル線をワクチン輸送の関係もあり、中央アジア経由で運航します。
ただし、「通過する各国の了承を得られれば」との事です。ブリュッセル発は貨物便となります。
また、日本航空は欧州線の全便を欠航とします。運航していたモスクワ線も搭乗手続きを中断しています。
@入国制限緩和で入国申請者が6日間で約17万人と激増
今日の「WING DAILY」によりますと、厚生労働省の入国者健康確認センターが明らかにしたところでは、1日から始まった日本での入国規制緩和によって、オンラインで入国申請をした人が、先月25日から昨日までの6日間で、16万6860人になりました。
【コメント】観光客の入国制限は緩和されていませんが、少し光が見えてきましたね。上記の増便や再開も、やがて緩和される観光客への入国制限緩和を見据えたものなのでしょうね。
しかし、再開・増便といっても微々たるもので、様子見なのでしょうね。減らした機材の調達や運航乗務員の確保は簡単にいくものではありません。
そして、新型コロナウイルス感染症流行による、各国の人々の生活水準低下も、簡単には戻らないと思われます。
*3月2日
@熊谷知事「都心直結線を積極的に進める」
昨日の千葉日報(有料電子版)によりますと、千葉県の熊谷知事は先月28日の県議会一般質問に答え、成田空港と東京都心のアクセスを向上させる「都心直結線」構想について、「機能強化される成田空港のポテンシャルを十分発揮するためにも都心直結線の整備を早期に進める必要がある」と前向きな姿勢を強調しました。
【コメント】この構想は押上駅周辺から東京駅周辺に大深度地下に建設する構想ですが、調布の外環道路工事のような、問題が起こる可能性があります。
また、これを使わなければならないほど、成田空港の需要増大が見込まれるのでしょうか。建設費は膨大になります。結局は税金を使う国民負担になりますね。
@成田空港入国の「病原体保有者」は15人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は30名で、成田空港入国者では15名でした。
30名の内、症状が出ている人は8名でした。
@エール・フランスが成田=パリ線を南回りで運航、約4時間増の16時間45分かかる
今日の「Traicy」によりますと、エール・フランスは昨日から成田=パリ線を、ロシア領空の南を迂回し、ハンガリーのブダペストを経由するコースで運航しています。
所要時間はシベリアルートよりも約4時間増の16時間45分かかる、との事です。
@日本航空が欧州路線共同運航便を単独運航で継続へ
今日の「NHKニュース」によりますと、日本航空は共同運航便として運航している、欧州路線で、共同運航するヨーロッパの航空会社名を外して、日本航空単独運航便とする異例の措置を採っています。
これは、今のところ、ロシアが日本に対する領空通過を禁止していないため、との事です。
成田空港路線では成田=フランクフルト線が単独運航となっています。
【コメント】米国がロシア機の領空通過を禁止する、との事ですので、日本も追随すると思われます。従って、この方法も使えなくなるでしょうね。
@日本航空と全日空の労組が春闘要求でベースアップを見送る
昨日の時事通信によりますと、日本航空の最大労組「JAL労働組合」は今年の春闘で、基本給のベースアップは要求せず、ボーナスを最低限2ヶ月分要求する、との事です。業績が改善して黒字転換が見込めるときは4ヶ月分の支給を求めます。
一方、全日空の最大労組「ANA労働組合」はボーナスを最低3ヶ月分、業績が回復した場合は4ヶ月分を要求する、との事です。
@大分県が大分空港の米国会社の宇宙往還機利用でパートナーシップ契約結ぶ
大分県と米国 Sierra Space社と兼松は 先月 26日、大分空港をSierra Space社が開発している宇宙往還機 「Dream Chaser」 のアジア拠点として活用するための検討を進めるパートナーシップ協定を締結しました。
*3月1日
@2月のアクセス数は19,891回でした。
@成田空港入国の「病原体保有者」は36人
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は76名で、成田空港入国者では36名でした。
76名の内、症状が出ている人は17名でした。
@成田空港の「変異株」感染確認者は121名、全国の空港では205名で、全員が「オミクロン株」
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では205名、成田空港入国者では121名でした。
全員が「オミクロン株」でした。
@スカイライナーの専用車両サービスを3月31日で取りやめ
京成電鉄は昨日、入国者向けに専用車両を設けた「KEISEI SMART ACCESS」サービスを、3月31日をもって終了する、と発表しました。
@日本航空が2023年度の新卒募集を始める
日本航空は今日から2023年度の新卒採用募集を開始しました。
事務系・数理/IT系・技術系の業務企画職は90名程度、自社養成パイロットの運航乗務員訓練生は既卒採用と合わせ80名程度、客室乗務職は100名程度の採用と、計270名程度を募集します。
@全日空が2023年度の新卒募集を始める
全日空は今日から2023年度の新卒採用募集を開始しました。
グローバルスタッフ職(事務)、.グローバルスタッフ職(技術)、エキスパートスタッフ職、運航乗務職(自社養成パイロット)となっています。
また、ANAウイングスも運航乗務職掌(自社養成パイロット)の募集を始めています。
@フィンエアーCEO「ロシア領空通過出来なくなり、ビジネスの持続が不可能になった」
今日の 「sky-budget」によりますと、フィンエアーのCEOは「ウクライナ紛争で、ロシアの領空通過が出来なくなったことから、ビジネスの持続が不可能である」と述べました。
同社はロシア領空を使用することにより、ヨーロッパとアジアを結ぶ最短距離路線網を構築し、ヨーロッパ各地への乗継を取り込む、戦略を採ってきましたが、迂回すれば航続距離も運賃も高くなり、競争力を失うことになります。
同CEOはこの危機を乗り越えるためにはフィンランド政府の支援が必要となる、としています。
【コメント】同社の日本路線拡大は目を見張るものがありました。成田空港でも、多い日には2機、3機と駐機していました。
紛争が長引けば、今後は、日本路線も見直されることになりますね。これは、成田空港にとっても大きな打撃になります。
下の画像は2月13日に第2ターミナル駐機場で撮った、ワンワールド塗装のフィンエアー機です。
@EUが航空機リース会社に対し、ロシアにリースしている機体の引き上げを指示
今日の 「sky-budget」によりますと、EUは域内の航空機リース会社にたいし、3月28日までにロシアの航空会社にリースしている契約を打ち切るように指示しました。
現在ロシアにリースされている航空機は、ロシアで運航されている航空機の約半分、500機以上に上るものと見られています。
しかし、これらの航空機をどのように回収するか、などの問題もあるようです。