2008年11月の出来事
*11月30日
@パブリックコメントを提出しました
21日の出来事で書いた国土交通省が募集していた「空港の設置及び管理に関する基本方針(案)」についてのパブリックコメントを23日に提出しました。気づくのが遅れて、会としての見解をまとめる時間がなく、私の個人的なコメントとして提出した物です。別ページで載せます。しかし、国土交通省もお役所仕事ですね。コメントを受け付けたどうかの返事もありません。数万も届くと言うのなら同情もしますが、せいぜい100通ぐらいではないでしょうか。定型文でもいいので、返事をいただきたいですね。
@NAAがカレンダープレゼント
成田国際空港株式会社が自社製の「NAAカレンダー」を800名にプレゼントするそうです。申し込みは来月10日までになっています。詳しくはこのページで見てください。
@「関空全体構想促進協議会」が関西空港への支援要請
「関西国際空港全体構想促進協議会」は28日、金子国土交通大臣に会い、約1兆1000億円の有利子負債に悩む関西空港会社に対する財政支援を要望しました。要望書では(1)第2期空港島の整備推進(2)年間90億円の政府補給金の継続(3)成田空港経由で関空と海外を結ぶ国際便の開設を具体的に要望しています。
【コメント】有利子負債に悩んでいるというのに、「第2期空港島の整備推進」とは何でしょうか? 需要があるのならともかく、また、巨大投資をして、有利子負債を増やすのでしょうか。「国の金でやって欲しい。」と言うことなのでしょうが、「無駄な公共事業」になるのではないでしょうか。建設業者は儲かるかもしれませんが。
*11月29日
@成田空港会社が「NAA10大ニュース2008」
成田国際空港株式会社は27日、「NAA10大ニュース2008」を発表しました。第1位は「開港30周年」だそうです。
@全日空機がオイル漏れで立ち往生・新千歳空港
昨日午後7時40分頃、新千歳発仙台行きの全日空730便・A320型機が離陸直後に油圧トラブルが発生し、前輪が格納出来なくなりました。このため、同機は新千歳空港に引き返し、8時過ぎに無事着陸しましたが、ステアリングが効かなくなり滑走路上で立ち往生しました。牽引車で駐機場まで移動しましたが、滑走路などにオイルが漏れて、清掃のため、この滑走路が約2時間閉鎖されました。原因は油圧ホースの破損とのことです。同便は欠航となりました。
@日航と全日空がバンコクに臨時便を運航
タイのバンコクで反政府系の団体に占拠されて新旧の国際空港が閉鎖されている問題で、日本航空と全日空は帰国出来ないでいる日本人を帰国させるための臨時便を今日から運航するとのことです。バンコクの南約120Km にあるウタパオ空港を使い運航します。日本航空は予約済みの客を予約の古い順に搭乗してもらう予定で、全日空は新たに予約を受け付けます。
@新千歳空港の離陸機寸前横断は管制官の過労による勘違い
運輸安全委員会は27日、昨年6月に新千歳空港で起こった、離陸滑走中のスカイマーク機の前を全日空機が横断したトラブルは、長時間勤務だった自衛隊の管制官が注意力不足になり、スカイマーク機に待機指示を出そうとして、誤って離陸指示を出してしまったことが原因とする報告書をまとめました。この管制官は4日連続して勤務に就き、この日は午前7時から正午までと、午後4時半から翌朝8時までの勤務につている最中の、午後9時頃に誤指示を出してしまいました。
@秋田空港の大韓航空機誘導路着陸は新装置に集中し過ぎ
運輸安全委員会は27日、昨年1月に大韓航空機が秋田空港の誘導路に誤着陸したトラブルの原因はパイロット2人が滑走路と誘導路を見誤ったことが原因とする報告書をまとめました。誤認の原因は着陸の際に、最初は新鋭機器のヘッド・アップ・ディスプレイで進入し、近づいてから滑走路を視認して手動で着陸することになっていましたが、ヘッド・アップ・ディスプレイに集中しすぎて滑走路と誘導路を間違えてしまった、とのことです。
@スターフライヤーも点検期限切れで運航・厳重注意
スターフライヤーが所有する2機のA320型機の前輪格納扉の点検期間が過ぎていたにもかかわらず運航していた問題で、国土交通省は同社に文書による厳重注意の行政処分を行いました。点検期限を10日間過ぎて運航していたとのことです。
*11月28日
@「30万回は構想ではない」とNAA黒野顧問
昨日開かれた日本航空協会主催の航空セミナー「『2010年首都圏空港の変貌』~国際交流と地域活性化の新たなステージ~」を聴いてきましたが、その中で成田国際空港株式会社の黒野特別顧問は「成田空港容量・30万回は構想ではない。実現に向けて検討に入っている。反対派の土地が手に入るか、入らないは問題ではない。住んでいてもらって結構。」と述べました。詳しくは、後日載せます。
@航空旅客は7%減、貨物量は12%減に・10月運用状況
成田国際空港株式会社が昨日発表した10月空港運用状況によりますと、航空旅客は前年同月比で7%減となりました。国際線が同6%減で、この内日本人は同10%減となり、外国人も同6%減となっています。航空貨物量は同12%減と大幅な減少となり、特に輸出が同17%減となっています。発着回数は同1%減で、給油量は同6%減となっており、機材の小型化が進んでいるようです。
@「大口出資は20%未満・当面3分の1を国保有」案・国土
国土交通省は昨日開かれた第6回「空港インフラへの規制のあり方に関する研究会」に空港会社の民営化について「大口の民間出資は20%未満を上限とし、当面は国が株式の3分の1を保有して、順次放出して完全民営化を図る。」とする最終報告案を提出しました。これについて、各委員から意見が出ましたが、大筋では「成田空港については規制が必要」でまとめられました。12月11日の第7回研究会で最終的な報告案をまとめることになりました。なお、羽田空港会社については「規制の必要はない」との見解で一致しました。
@「2010年の上場を目指す」と森中社長
成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の記者会見で、株式上場について、「2009年の上場を目標としていたが、少しずれてしまった。来年の通常国会に株式取得規制などを盛り込んだ法案が提出されるとのことで、2010年度の上場を目指したい。」と述べました。
@新型インフルエンザ対策訓練が行われる
昨日、成田空港でB-747型機を使った新型インフルエンザ対策訓練が行われました。到着した航空機乗客に新型インフルエンザに感染した疑いのある乗客が出た、との想定で乗客を降機させず、機内で問診が行われ、発症が認められた2人を病院に搬送しました。訓練には成田空港検疫所など関係者約130人が参加しました。
@「岩国爆音訴訟の会」が発足
米軍岩国基地の航空機騒音に悩まされ、損害賠償訴訟を準備している周辺住民は今日、「岩国爆音訴訟の会」を発足させました。原告団への参加を即し、来年中にも提訴する方針とのことです。現在、約60世帯・約140名が原告団に申し込んでいるとのことです。原告団は75WECPNL以上の区域に住む住民で構成し、飛行差し止め請求も検討している、とのことです。
@タイヤ剥離で滑走路が50分閉鎖に・大阪空港B滑走路
昨日午後0時40分頃、大阪空港B滑走路に着陸したパイロットから「滑走路上にタイヤの破片のようなものが散乱している。」との報告がありました。空港職員が点検したところ、タイヤの表面部分が散乱していました。清掃のために滑走路が約50分間閉鎖されました。この影響で、2便が関西空港に目的地を変更し、4便に最大44分の遅れが出ました。タイヤの剥離があったのは報告した着陸機の直前に離陸した大阪発羽田行きの日本航空116便・B-777-200型機で、羽田空港着陸後の点検で確認されました。
@フェデックスが中部空港から完全撤退へ
アメリカ運輸業大手のフェデラル・エクスプレスは昨日、中部空港での貨物便を来年3月末で撤退し、中部=上海の貨物便(週6便)を関西=上海便に変更することを明らかにしました。中部空港の物流倉庫の賃借契約も解除し、人員も関西空港に移す、とのことです。
@日本航空が航空貨物の燃油サーチャージャーを引き下げへ
日本航空は昨日、日本発の国際航空貨物の燃油サーチャージャーを来年1月から引き下げることを明らかにしました。欧米線は1Kg当たり40円、近距離線は同30円引き下げるとのことです。
@日本航空が整備システムを一つに統合へ
日本航空は約40に分かれていた航空機整備システムを一つにまとめた「JAL・マイティー」を12月から本格運用すると発表しました。点検作業の日程組みから整備士の配置までを一元管理出来るとのことです。これにより、効率化によるコスト削減や、検査漏れなどの安全面のトラブルを防げる、とのことです。
【コメント】このようなシステムの大転換時に起こるのが、コンピューターのバグによるトラブルや、慣れるまでの勘違いによるトラブルですね。慎重にやっていてもこれらは防げません。事故につながるようなトラブルがないようにしてください。それから、整備士を“物扱い”しないでください。チャップリンの映画「モダン・タイムス」のように!
@フランスで試験飛行中のA320型機が墜落・7人絶望
27日、修理後の点検飛行中だったニュージーランド航空のA320型機が地中海に墜落しました。同機はニュージーランド航空がドイツのXLエアウエイズにリースしていた機体で、フランスのペルビニャン空港から飛び立ち、90分ほど飛行した後、墜落したとのことです。地中海で同機の破片が発見され、2人が遺体で発見されました。残りの5人は行方不明となっています。目撃者の話では、水平飛行中に突然墜落したとのことで、火は見えなかったとのことです。エアバス社によりますと同機の飛行回数は約2800回で飛行時間は約7000時間とのことです。
@ルフトハンザがイタリアに子会社を設立
ルフトハンザ航空は来年早々にイタリアに「ルフト・イタリア」を設立し、6機のA319型機を使って、ミラノのマルペンサ空港を拠点に2月2日からバルセロナ線とパリ線、3月上旬にブリュッセル線とマドリード線とブタペスト線とブカレスト線、3月末からロンドン線とリスボン線を運航するとのことです。すでに予約の受付を始めました。
*11月26日
@都合により、明日の更新が出来ませんので、よろしくお願いいたします。
@昨日、開港7億人を達成・成田空港利用者
昨日、成田空港の利用者が開港以来7億人を超えました。7億人目になったのは午後2時過ぎにパリから到着した便の、浜松市在住の55歳の男性会社員で、森中社長から記念品などを贈呈されました。
@11市協幹事会が騒音区域縮小案を容認
「大阪国際空港周辺都市対策協議会」(11市協)幹事会が昨日開かれ、国土交通省が示した騒音区域の縮小案を「受け入れざるを得ない。」として認める方針で合意しました。国土交通省の案では騒音区域が約3割縮小されます。今後、周知のための経過措置期間を設けることと、今後旅客便が増えた場合には区域の見直しを行う、ことを国に求めることになりました。また、今回の縮小で騒音区域がなくなる宝塚市長は「悪天候の時には、通常と逆の着陸となり、宝塚市は相当な騒音にさらされるので、対策を取って欲しい。」と国に注文を付けました。
【コメント】現在の航空機騒音評価方式では宝塚市のようにある時期だけにかなりの騒音が出る場合は評価値が低くなってしまい、騒音対策区域に入りません。。このような場合に、騒音を住民の実感に合わせて正当に評価出来る方式が必要になりますね。私たちの会では、「航空機騒音の環境基準と規制に関する提言」;【2】のなかで、この矛盾の解決を訴えています。
@日本エアコミューター機がオイル異常で引き返す
昨日午後5時40分頃、福岡発徳島行きの日本エアコミューター3567便・サーブ340B型機で、「左エンジンのオイルに異物がある」との警告灯が点灯しました。このため、同機は福岡空港に引き返し、無事着陸しました。原因は調査中とのことです。乗客は代替機で徳島に向かいました。
@10月の訪日外国人が5.9%減に・韓国と米国が大幅減
政府観光局(JNTO)は昨日、10月の訪日外国人が前年同月比5.9%減になったことを明らかにしました。3ヶ月連続の前年割れになります。ウオン安の韓国からが同15.2%減、アメリカからが同14.3%減の大幅な減少になっています。なお、日本人出国者は同9.5%減で18ヶ月連続の減少となりました。
@タイのスワンナプーム空港が反政府デモで閉鎖に
25日の夜、タイのバンコクの国際空港・スワンナプーム空港で激しい反政府デモ隊が空港周辺道路を封鎖し、一部は空港内に侵入したため、閉鎖されているとのことで、欠航便が相次いでいるとのことです。成田空港発着便でも欠航が相次ぎました。
*11月25日
@エアニッポン機が異臭で引き返す
今日午前11時5分頃、大阪発大館能代行きのエアニッポン1667便・DHC8-400型機が離陸後に乗客から「焦げ臭い臭いがする」と届け出があり、大阪空港に引き返しました。同機は約30分後に無事、緊急着陸を行いました。原因は調査中です。乗客は代替機で大館能代空港に向かいました。
@日本エアコミューター機が落雷に遭い6便欠航
昨日正午頃、屋久島発鹿児島行きの日本エアコミューター3742便・DHC8-400型機が佐多岬付近で落雷に遭いました。同機は無事着陸しましたが、点検したところ、胴体下部数カ所に軽い損傷が見られました。この修理のために6便が欠航となりました。
@メキシコの空港で2ヶ月半も暮らす日本人が“有名人”
メキシコのペニート・ファレス国際空港に2ヶ月半も空港内で生活する40歳の日本人男性がいるそうです。この男性はブラジルに結婚相手を探しに行く途中にメキシコ観光で寄り道した同空港でパスポートを紛失しました。そのまま、空港内で生活するようになり、2ヶ月半経ってしまいました。パスポートの再発行は受けたようですが、本人は「周囲の人の温かさで、心地よく過ごしている。」と話しているそうです。現地では、映画「ターミナル」日本人版、としてすっかり有名になっているとのことです。日本大使館では「180日の観光ビザが切れていないので、不法滞在ではない。」と静観しているそうです。
*11月24日
@来月13日に『クリスマス・フェスティバル』を開催
成田国際空港株式会社は恒例の『クリスマス・フェスティバル』を来月13日(土)に開催します。午前11時に開会し、午後7時まで行われます。今年は「大黒摩季」さんのライブがあります。詳しくは成田国際空港株式会社のページを見てください。
@「サーチャージでもうけたのは誰だ?」を読む
燃油サーチャージャーについて、何となく「胡散臭い」という思いを抱いているのは私だけではないと思います。この燃油サーチャージャーについて航空アナリストの杉浦一機氏が「日経WagaMaga」に「サーチャージでもうけたのは誰だ?」という文章を書いています。なかなか、読み応えのあるものですので、興味のある方は読んでみてください。
*11月23日
@「新くうこうだより 紅葉号」が届きました
今日、成田国際空港株式会社から「新くうこうだより 紅葉号」が届きました。第2面は「第5駐車場(P5)オープン」、「地域共生コーナー 周辺対策交付金」などとなっています。第3面は「有機農業研修生募集」、「クリスマス・フェスティバル」、「環境報告 2008」などとなっていますが、この環境報告を希望する人は、住所・氏名・電話番号を成田国際空港株式会社のエコ。エアポート推進室宛にハガキ・FAX・メールで送るともらえるとのことです。FAXは0476-34-5150、メールは ecoair@naa.jp です。4・5面の「シリーズ・人と空港」は女子三段跳びで今シーズン日本最高記録を出した成田国際空港株式会社総務部の「吉田文代」さんです。6・7面の「ほっこりスポット」は「稲敷市」編です。8面の「Air Line File」は「中国東方航空」です。
@アリタリア航空の売却で投資グループと合意
アリタリア航空の管財人は20日、同航空を国内投資家グループ(CAI)に売却することで合意したと発表しました。今月30日までに手続きを終えるとのことです。これに対して、同航空労組は反発しており、断続的にストライキが続いています。
@カンタス航空機が離陸直前に機体破損が発見される
22日、オーストラリアのシドニーからニュージーランドのオークランドに向かって離陸するために、タキシングを始めたカンタス航空・B-747-300型機の右主翼のフラップが破損していることに整備員が気づきました。機長に連絡し、機長は離陸を取りやめました。このトラブルで同便は欠航となりました。
@フィンランド航空機内で出産・帰りの航空券をプレゼント
20日、バンコク発ヘルシンキ行きのフィンランド航空機内でスエーデンの女性が産気づき、無事に出産しました。折良く、医師2人と看護師2人が同乗していました。同航空では機内での出産は初めての出来事だそうで、女性の一家にバンコクまでの帰りの航空券をプレゼントする、と発表しました。
*11月22日
@今度は覚せい剤錠剤・過去最高
成田空港で多発している麻薬や覚せい剤の密輸ですが、今度は覚せい剤の錠剤の密輸が発見され、昨日までに起訴されました。オランダ国籍の21歳と23歳の女が先月30日にベルギーからイギリス経由で成田空港に到着した際に、スーツケースの二重底に覚せい剤の錠剤約22000錠(約6Kg)を隠して密輸しようとしたものです。覚せい剤の錠剤の密輸では成田空港で過去最大とのことです。今年はサミットの警戒もあり、密輸の量そのものは少なくなっているとのことですが、手口が小型化しているため、件数は前年並みとなっているそうです。
@フィリピン大統領搭乗機が関西空港に緊急着陸
今日午前0時10分頃、APECに出席するため、ロサンゼルス経由でペルーのリマに向かっていたアロヨ大統領が搭乗しているフィリピン航空機で、大統領の夫が急病となり、関西空港に緊急着陸する出来事がありました。大統領の夫は心臓に持病があり、心臓発作に襲われたとのことです。着陸後直ちに泉佐野市の医療機関に搬送されました。大統領も付き添っていましたが、容体が安定したため、午前中にリマに向け出発しました。
@富山湾でまた落雷に遭う・全日空機
昨日午後4時過ぎ、羽田発富山行きの全日空887便が富山湾上空を飛行中に落雷に遭いました。同機はそのまま無事に着陸しましたが、着陸後の点検で操縦室上部の胴体に損傷が見つかりました。このため、折り返し便が約2時間遅れました。19日にも富山湾上空で落雷トラブルがありました。
@エアードルフィンに厳重注意・点検期間超過で
国土交通省大阪航空局は昨日、エアードルフィンにたいして、計器の点検期間を過ぎたまま小型機を運航していた、として厳重注意の行政処分を行いました。7日に整備担当者が点検期間を2日間過ぎていることに気づき、国土交通省に報告したものです。同社は今年6月にもエンジンを点検期間が過ぎたまま運航していた、として業務改善命令を受けたばかりでした。
@JTBの経常利益が42.1%減に・海外旅行の不振が響く
JTBが昨日発表した2008年9月期連結決算によりますと、経常利益が前年同期比で42.1%減となりました。海外旅行者の減少が大きく響いている、とのことです。2009年3月通期決算見込みでも経常利益は同42.1%減になると予測しています。
@エアカナダ機が客室乗務員を副操縦席に座らせ無事着陸
アイルランドの航空機事故捜査局は19日、今年1月にロンドンに向かっていたエアカナダ機がアイルランドの空港に緊急着陸した事故の調査報告を公表しました。それによりますと、飛行中に副操縦士の精神状態が不安定になり、異常な言動が見られたため、副操縦士を客室シートに拘束し、操縦免許を持っていた女性の客室乗務員を副操縦士席に座らせ、機長の手助けをさせて無事に着陸したとのことです。まるで、映画の世界ですね。
*11月21日
@元旦に”2009 初日の出、初富士フライト”成田空港会社と日本航空
成田国際空港株式会社と日本航空は来年元旦に「 ”2009 初日の出、初富士フライト” 誰よりも早く初日の出を見に行こう!」とするフライト企画を行うそうです。午前6時に離陸し、犬吠埼から富士山を見て7時35分に成田空港に帰ってきます。費用は窓際がペアで4万円、中央席が1人1万円とのことです。
@三菱自動車の電気自動車「i MiEV」を成田空港で試用
三菱自動車は来年に量産を計画している電気自動車「i MiEV」を昨日から成田空港で試用を始めたことを明らかにしました。成田空港内で航空機用動力供給・空調設備や空港内設備保守をしているエージービーが業務用車両として試用しています。試用期間は1ヶ月とのことです。
@国土交通省が「空港の設置及び管理に関する基本方針(案)」でパブリックコメントを募集
気づくのが遅れてしまったのですが、読者からの連絡があり、国土交通省が「空港の設置及び管理に関する基本方針(案)」についてのパブリックコメントを募集しています。25日が締め切りになります。
@DHC8-400型機が車輪格納不具合で引き返す
今日午前7時40分頃、大阪発出雲行きの日本エアコミューター2341便・DHC8-400型機が離陸したところ、左主脚の格納室扉が確実には閉まっていないとの警告灯が点灯しました。このため、同機は大阪空港に引き返し8時12分に無事着陸しました。先月にも同様のトラブルがあったとのことです。このトラブルで、この機体を使う予定の4便が欠航となりました。
@乗務前のアルコール検査で今月に入って2件不合格
全日空は昨日、問題になったパイロットの乗務前アルコール検査で今月に入って2件の不合格があったことを明らかにしました。今回は、2件とも代替要員がおり、交代して乗務したため運航に支障はありませんでした。
@B-787型機の初飛行は来年に・CEO
ボーイング社の民間航空機部門CEOは19日の投資家向けの説明会で、B-787型機の初飛行が来年にずれ込むことを明らかにしました。
@カナダの裁判所が肥満の人が2座席占有する権利認める
カナダの連邦高等裁判所は20日、航空会社から出されていた「2座席を占有する肥満体の人は2座席分の料金を払え」と言う訴えを棄却し、国内線では1座席分の料金で2座席を占有する権利を認める判断を下しました。
@ユナイティドのパイロット組合に病気休暇の乱用を禁止
アメリカの連邦裁判所は18日、ユナイティド航空のパイロット組合に病気休暇の乱用や残業拒否をやめるよう、暫定的な停止命令を出しました。7月に会社側が訴えていました。会社側は景気の冷え込みによる需要の減少に対処するため、としてパイロットの大量解雇を決めており、これに反発する組合側と関係が悪化しています。
@カンタスの整備基地で航空機同士が接触
カンタス航空の整備基地があるメルボルン南方のアバロン空港で18日、牽引されていた同社のB-747型機同士が接触事故を起こしました。両機とも損傷しましたが、この内の1機は7月に、飛行中に酸素タンクが爆発し胴体に大穴が開いた機体でした。
*11月20日
@成田市に「偽装本店」を設置する建設業者が多数
今日の朝日新聞によりますと、このところ、成田市に「偽装本店」を置く建設業者が急増しているそうです。これは、成田市の業者になると、市が発注する「5千万未満」の公共工事への入札が可能になるため、とのことです。最近、周辺自治体では公共事業が減り続けていますが、成田市では成田空港関係の周辺整備事業や合併に伴う基盤整備事業で毎年、約65億円程度の公共事業が組まれています。成田市では「市に定着しない業者では雇用の確保や地域経済の活性化につながらない。」として、実態を持った業者かどうか立ち入り調査を実施する、としています。
@新型インフルエンザ対策の協議会設立
昨日、新型インフルエンザが発生した場合に備える「成田国際空港新型インフルエンザ等感染症対策協議会」が設立されました。参加したのは厚生労働省成田空港検疫所・千葉県・成田日赤病院・地元医師会・日本航空など16機関・団体で、今月末には実際に航空機を使った訓練を行う、とのことです。
@今度は大麻樹脂密輸で起訴
千葉地検は昨日までに、先月27日に成田空港に着いたスーツケースの二重底に隠して大麻樹脂約2Kgを密輸しようとした39歳のイギリス人私立探偵を起訴しました。この男は前日の26日にインドから成田空港に到着しましたが、香港での乗り継ぎ時間が短いために、荷物が翌日になり、税関により発見されたものです。
@FAAがB-737-700・-800型機の緊急点検を要請
アメリカ連邦航空局(FAA)は18日、B-737-700・-800型機について、燃料タンク内の配線の不備やポンプの欠陥が原因で発火する恐れがある、として使用航空会社に対して緊急点検をするように要請しました。燃料タンクを切り替えても燃料ポンプが作動し続け、加熱して最悪の場合タンクが爆発する危険がある、とのことです。日本の航空会社でも同型機を使用しています。
@DHC8-300型機が胴体着陸・国土交通省が緊急点検を指示
16日朝、アメリカのフィラデルフィアの空港で、ボンバルディア社のDHC8-300型機の前輪が出ずに、胴体着陸する事故がありました。国土交通省はこの事故を受けて、同型機の緊急点検を指示しました。前輪のタイヤが左右にぶれて格納され、タイヤが引っかかって出なかった模様です。乗客・乗員は無事でした。高知空港での胴体着陸事故とは原因が異なるようです。
@全日空機に落雷・修理で折り返し便が欠航
昨日午後5時40分頃、羽田発富山行きの全日空889便・B-767型機が富山空港への着陸態勢に入ったところ、落雷に遭いました。同機は無事に着陸しましたが、機首のドームが焦げるなどの損傷が見つかり、修理のために折り返し便が欠航となりました。
@町田市が「厚木基地騒音対策協議会」に加入
厚木基地の騒音被害に悩む東京都町田市は昨日、厚木基地周辺自治体で構成する「厚木基地騒音対策協議会」に正式に加入しました。今まではオブザーバーとして参加していました。神奈川県以外からの同協議会への加入は初めてになります。
@日本航空が関西=金浦間のシャトル便の運航を発表
日本航空は昨日、来年1月10日から関西=金浦間のシャトル便の運航を始めると発表しました。これにより、現在1日3往復運航している関西=仁川間の便を1便減らしてシャトル便に振り替えるとのことです。また、12月から大韓航空が運航する関西=金浦線を共同運航とすることで合意しました。
@ベトナム航空が来年1月1日から燃油サーチャージャーを引き下げ
ベトナム航空は昨日、来年1月1日から燃油サーチャージャーを引き下げることを明らかにしました。これにより、日本とベトナム間の燃油サーチャージャーは3000円引き下げられ、片道7500円となるとのことです。
@欧州の航空会社が二酸化炭素削減に諸対策
今日の日本経済新聞によりますと、欧州の各航空会社は航空機から出る二酸化炭素ガスの削減に向けて動きを加速させている、とのことです。エールフランスは燃費の良い新型機への切り替えや食器などの軽量化や、離着陸時の滑走距離の短縮などを対策として実施していく、とのことです。
*11月19日
@成田空港会社の中間決算説明会資料に工事写真が載ってます
成田国際空港株式会社のホームページに載っている「2009年3月期 中間決算説明会資料」の7ページに10月に撮った北伸工事と新誘導路工事の空撮写真が載っていました。
@ウラジオストック航空が来夏も成田発のチャーター便
ウラジオストック航空はこのほど、今年夏に運航した成田空港発チャーター便の搭乗率が90%前後と好調だったことから、来年7月18日から8月15日の間に成田空港発のチャーター便を計8便運航する計画を明らかにしました。
@大阪空港周辺の騒音対策地域が25%減に
兵庫県伊丹市は昨日、市議会飛行場問題対策特別委員会で、国土交通省が示した具体的な縮小案を明らかにしました。それによりますと、兵庫県では宝塚市が騒音対策区域からはずれるなど、全体で約25%縮小されることになっているとのことです。これについて、議員からは「騒音対策の縮小になるのではないか。」などの心配する意見が出ましたが、市側は「ジャンボが飛ばなくなるなど、騒音が軽減している中で、従来通りの対策を国に求めていくことがいいとは思えない。」として国の方針を容認する考えを示しました。
@第5次小松基地騒音訴訟原告団が最大の2121人に
来月に提訴を予定している第5次小松基地騒音訴訟原告団が今日記者会見し、原告が過去最大となる2121人になる見通しとなったことを明らかにしました。
@日本エアコミューター機が発電機不具合で引き返す
昨日午後3時15分頃、鹿児島発高松行きの日本エアコミューター3683便・サーブ340B型機が霧島市上空を飛行中に交流発電機の不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は鹿児島空港に引き返しました。同便は機体を交換して約2時間遅れで高松に向け出発しました。
@「羽田空港深夜早朝便輸送はバスで」京急常務
京浜急行電鉄の大塚常務取締役は、2010年の羽田空港再拡張後の深夜早朝便乗客の輸送について「電車の車両安全点検を深夜に行う関係から、当社の電車による深夜早朝運行は難しい。従って、バスによる輸送を検討している。」と語りました。
【コメント】多分、「電車を運行すると赤字になる」と言うことも考慮しているのではないでしょうか。
@今日のストライキは日本航空・全日空ともに回避
今日予定されていた日本航空と全日空のストライキは両方とも回避され、平常運航となりました。なお、日本航空の明日のストライキも回避されたとのことです。
@燃油サーチャージャーの引き下げが相次ぐ
ニュージーランド航空はこのほど、来年1月1日から燃油サーチャージャーを引き下げると発表しました。これにより、日本とニュージーランド間の燃油サーチャージャーは片道2万円となります。
また、ルフトハンザ航空も12月20日発券分から燃油サーチャージャーを引き下げることを明らかにしました。これにより、日本とドイツ間の燃油サーチャージャーが9600円引き下げられます。日本の2社に比べるとルフトハンザ航空の方が6000円安くなることになります。
*11月18日
@成田空港は覚せい剤の密輸銀座
このところ、成田空港で覚せい剤の密輸摘発が相次いでいます。千葉地検は昨日までに、10月22日にアメリカのポートランドから覚せい剤約955g を持ち込もうとしたアメリカ在住のベルギー人と、10月25日に南アフリカから覚せい剤約1.9Kgを持ち込もうとしたタイ在住のイギリス人を起訴しました。
@昨日、除雪訓練を実施
成田空港で昨日、冬を前にした除雪訓練が行われました。訓練には除雪車14台や機体の雪を落とす放水車や洗った水を除去するバキュームカーなどが参加しました。ターミナルで過ごす人たちへの非常食手配などの訓練も行われました。
@機内での偽造クレジットカード被害が激増
千葉県警などによりますと、このところ、航空機内での偽造クレジットカードを使った詐欺が急増しているそうです。機内ではクレジットカードのオンラインチェックが出来ない盲点を突いたものだそうです。クレジットカードで高額商品を買って、到着後逃亡するものだそうです。被害は2000年頃から増え始め、被害総額は数億円に達するものと見られています。日本航空では月平均10件程度の被害があり、1件で18万~5万円程度になるとのことです。
@日本航空と全日空が明日ストライキを予定
全日空の乗員組合は明日、24時間ストを行うと会社側に通告しました。ストが実施されますと国内線の22%程度が欠航する、とのことです。また、日本航空の4労組も明日、24時間ストを行います。実施されますと、国内線の13便が欠航となる見込みです。なお、日本航空は明後日もストを予定しています。
@名古屋空港の制限区域に女性が入り込む
昨日午前6時35分頃、名古屋空港の制限区域であるエプロンを27歳の女性が歩いているのを整備士が発見し、通報しました。女性は事情聴取にたいして「飛行機に乗りたい。」などと口走っているそうです。制限区域は高さ3mのフェンスで囲まれていますが、どこからかははっきりしないものの。フェンスを乗り越えて侵入したものと見られています。
@スカイマークが来年9月にも運賃を引き下げか
スカイマークの西久保社長は先頃、使用機材が更新され、全ての機材がB-737-800型機になると整備が合理化され、コストが削減されることから、機材の更新が完了する来年9月にも運賃を3割程度引き下げる意向を明らかにしました。ただ、「航空燃料価格が再び高騰するなどの事態が起こると、予定通りには行かない。」と述べました。
@全日空は関西=金浦のシャトル便に参入せず
全日空はこのほど、韓国の航空会社が運航を始める関西=金浦間のシャトル便に参加しないことを明らかにしました。「運航するだけの需要が見込めない。」としています。
*11月17日
@周辺9市・町長らがヒースロー空港などを視察旅行
少し旧聞になりますが、「成田国際空港都市づくり推進会議」に参加する成田空港周辺9市町の首長らが、11日から昨日までドイツのミュンヘン空港とイギリスのヒースロー空港を視察しました。参加したのは首長のほか、国土交通省・千葉県の担当者に成田国際空港株式会社の社員ら総勢18名とのことです。ミュンヘン空港では街づくりや騒音対策について聞き、ヒースロー空港では空港運営会社から民営化による変化も聞くとのことです。
@「エキスプレス・トラベル」が自己破産・1500人以上に被害
香港系の旅行会社「エキスプレス・トラベル」は14日、東京地裁に自己破産の申し立てを行いました。負債は約1億円になるとのことで、1400~1700人超が被害を受ける見込みとのことです。同社の弁済限度額は約7000万円とのことです。
@「不景気で我慢」の第2位に「海外旅行」
「エルゴ・ブレインズ」が10月17日~22日にかけて行ったネット調査(複数回答可)によりますと、「不景気で我慢すること」の1位は「外食」で48.1%、2位が「海外旅行」で46.8%、7位が「国内旅行」で37.6%だったとのことです。旅行業界や航空業界にとっては厳しい結果ですね。
*11月16日
@昨日の午後、本会の2008年総会を行いました。
@成田国際空港株式会社が民営化後初の減益
成田国際空港株式会社が14日に発表した2008年9月期中間期連結決算によりますと、営業利益が前年同期比で21.2%減の160億2200万円となりました。発着回数はほぼ前年並みでしたが、機材の小型化で利用者が同5.8%減となったのが響き空港運営事業が同5.5%減となり、一方、テナント収入や物販などのリテール事業は同3.1%増となっています。売上高は同2.5%減となりました。また、2009年3月期の営業利益の見通しは前回見通しよりも27.9%減の237億円に下方修正しました。発表の記者会見で森中社長は株式上場について「空港インフラ規制のあり方研究会の議論の行方や国の判断を待たなければならないが、当社としては2010年が成田空港にとって記念すべき年となるよう、『2500m化による発着枠拡大』と『新高速鉄道によるアクセス強化』と同時に『株式上場』を3点セットでやりたいと強く希望している。」と述べ、また、平行滑走路の運用時間を戻すことについて「関係全てのハッピーを公約数で判断した。」と述べました。
@日本航空機が平行滑走路で走行不能に・45分間閉鎖
今日午前6時35分頃、クアラルンプール発成田行きの日本航空724便・B-767-300型機が着陸後、誘導路付近でステアリングが故障し、動けなくなりました。同機は牽引車で駐機場に移動しました。ギアの故障と見られています。このトラブルで滑走路点検のため、平行滑走路が約45分間閉鎖されました。
@ヒルトン成田ホテルで19人が食中毒
千葉県は昨日、成田空港近くのホテル「ヒルトン成田」で8日に食事をした19人が食中毒症状を起こした、と発表しました。七五三などで食事した3グループの106人中19人が下痢などの症状を訴えたとのことです。
@関西国際空港会社の純利益が50%減に・09年3月期は赤字に
関西国際空港会社が14日に発表した2008年9月期連結決算によりますと、純利益が前年同期比で50%減の40億円になりました。売上高は同4%減、空港施設利用料収入は前年を下回りました。また、2009年3月通期の業績見通しによりますと最終損益が36億円の赤字になる見通しとのことです。また、説明の中で、2008年度の発着回数を当初目標の13万5000回から12万9000回に下方修正しました。記者会見した社長は大阪=成田線の廃止を航空会社に求める意向を明らかにしました。
@全日空の2機が期限切れ、新たに判明・1便欠航
全日空グループのエアニッポンの3機が点検期限切れで運航していましたが、全日空は14日、新たに2機のB-737-500型が検査期間を超過して運航していたことを明らかにしました。この2機は直ちに運航を停止し、点検に入りました。このため、1便が欠航となりました。この2機は飛行回数500回毎に点検しなければなりませんでしたが、整備担当者が「1000回毎」と勘違いしていたとのことです。両機とも飛行回数が約300回超過していました。
@国土交通省が羽田再拡張工事の無利子融資追加を要請
国土交通省は昨日までに、羽田空港再拡張工事に関する東京都・神奈川県・横浜市・川崎市の無利子融資を200億円追加するよう要請する方針を伝えました。これは、鋼材などの原材料の高騰で工事費が約1000億円増えることに対応したものです。これに対して4自治体側は「応じる理由がない。」として難色を示しています。
@日本航空と全日空が来年1月からの燃油サーチャージャーを引き下げへ
昨日のNHKニュースによりますと、日本航空と全日空は原油価格の下落を受けて航空運賃にかかる燃油サーチャージャーを、来年1月から引き下げる申請をするとのことです。下げ幅は欧米線で11000円、ハワイ線で7500円程度になる、とのことです。燃油サーチャージャーの引き下げは1年8ヶ月ぶりになります。
@B-747-8型機の引き渡しも大幅遅れに・ボーイング社
ボーイング社は14日、次世代大型旅客機・B-747-8型機の引き渡しが大幅に遅れると発表しました。貨物型が2009年後半から2010年7~9月に、旅客型が2010年後半から2011年4~7月になるとしています。設計変更やストライキなどが影響している、とのことです。これにより、B-787型機と同じように、遅延に対する補償が発生し、経営に打撃となるようです。
【コメント】ボーイング社が新たに導入した「リーン生産」(トヨタ自動車のカンバン方式)がまだ、うまく機能していないようですね。全世界から部品を集めるのですから、調整が大変です。B-787型機の遅れも、この「リーン生産」の機能不全が一つの要因になっているようですね。
*11月14日
@都合により、明日の更新が出来ません。よろしく。
@平行滑走路の運用時間を戻すことに・午後11時まで
国土交通省と成田国際空港株式会社は昨日、平行滑走路の運用時間を来年3月末の夏季ダイヤ実施に合わせて、午前6時から午後11時までに戻すことを明らかにしました。2010年の平行滑走路北伸完成後の22万回運用に向け円滑に準備するため、とのことです。本来の運用時間は午前6時から午後11時まででしたが、2005年3月(2005年3月11日の出来事を参照)に未買収地の地権者に配慮して国土交通省が午前6時30分から午後10時までとし、午後10時台の離陸便数も週21便、午前6時台前半の着陸便数も週9便に自主規制していたものです。当初は2005年10月までの夏季ダイヤ中としていましたが、これを延長していました。
@日英航空交渉で羽田深夜早朝時間帯に双方1日1往復で合意
国土交通省は昨日、11日と12日に行われた日英航空当局者協議で、羽田空港再拡張完成後に羽田空港深夜早朝時間帯に羽田空港とロンドンを結ぶ便を、双方が1日1往復運航することで合意したことを明らかにしました。
@韓国が12月1日から関西=金浦シャトル便運航を発表
韓国政府は13日、「12月1日から関西空港と金浦空港の間でシャトル便の運航を始める」と発表しました。運航は大韓航空とアシアナ航空が1日1往復運航します。日本側は日本航空が来年1月から、全日空が来年4月からそれぞれ1日1往復運航する計画です。
@エールフランスがストでダイヤが大幅に乱れる
エールフランスは13日、パイロット組合が14日午前0時1分から17日午前0時までストライキを実施するため、ダイヤの大幅な乱れが見込まれる、と発表しました。長距離便の約半数が欠航する見込みとのことです。成田空港関係便にも影響が出るようです。
@鳥インフルエンザ疑いで17人を隔離・インドネシア
インドネシア保健当局は13日、スラウェシ島南部のマッカサルでH5N1型の鳥インフルエンザに感染した疑いのある住民17人を国立病院に隔離した事を明らかにしました。同地域では11月に入ってから鶏の鳥インフルエンザによる大量死が発生していました。「17人の集団感染が確認されると、人から人への感染が始まった可能性がある」とのことです。検査結果は14日以降に判明するとのことです。
@オーストリア航空がルフトハンザ航空と身売り交渉
オーストリア航空株式の約43%を保有する政府系持ち株会社は13日、同航空の売却交渉先としてルフトハンザ航空を選んだことを明らかにしました。年内の合意を目指す、としています。同航空の買収についてはエールフランスKLMやシベリア航空が名乗りを上げていましたが、業務上の関係が強く、具体的な買収提案をしているルフトハンザ航空を選んだ、とのことです。
*11月13日
@デルタ航空が来年夏季ダイヤで成田路線の増便を申請
デルタ航空の日本支社は今日、来年夏季ダイヤで成田空港関係路線を増便する申請を行った、と発表しました。来年5月4日から成田=アトランタ線を1日2便体制にし、同6月3日からは成田=ソルトレイクシティ線を週5便で新設し、同6月4日から成田=ニューヨーク線を1日1便で新設するとのことです。また、合併で子会社となったノースウエスト航空が同6月1日より成田=ホーチミン線を1日1便で運航することになりました。
@全日空がスカイネットアジアよりも安い運賃を引き上げる
全日空は昨日、「新規航空会社よりも安い運賃設定をしないように」とする国土交通省の指針に反する運賃となっていた羽田=宮崎線などの4路線の運賃を引き上げる届け出を国土交通省に行いました。これらの路線の搭乗28日前の大幅割引運賃がスカイネットアジア航空の同路線運賃よりも数百円安くなっていました。改訂後は約1000円程度高くなる、とのことです。日本航空の運賃にも同様の問題があり、日本航空も是正の方向で検討しているとのことです。
@日本航空がエンブラエル170型機をお披露目
日本航空は今日、導入したリージョナルジェット機・エンブラエル170型機を名古屋空港で公開しました。この機体は「ジェイエア」が来年2月から名古屋=松山線と名古屋=福岡線で使用するとのことです。
*11月12日
@エアニッポンが指定の検査をせずに3機を長期に運航
全日空は10日、グループのエアニッポンで国土交通省が耐空性改善通報(TCD)で定期検査を義務づけたB-737-500型機の胴体部定期検査をせずに3機を運航していたことを明らかにしました。耐空性改善通報(TCD)は2006年7月に出されており、胴体のつなぎ目やドア付近を超音波で検査するよう義務づけていました。この検査で、亀裂などが発見された場合には修理して、飛行回数1000回(約半年)ごとに超音波検査を義務づけています。3機の内1機は約1年以上検査せずに国内線を運航していました。エアニッポンはこの3機を検査するため、同日の5便を欠航としました。プログラムのミスで点検漏れになった、とのことです。国土交通省は昨日、この件で全日空に文書で厳重注意を行いました。
【コメント】このところの全日空グループはどうなっているのでしょうか。パイロットの飲酒問題など安全上のミスが続いているように感じます。このような、小さなミスが大きな事故につながると思うのですが。
@中部空港が2009年3月連結決算で赤字に転落の見通し
中部空港会社社長は10日、2009年3月期の連結業績見通しが経常損益で20億円の赤字になると明らかにしました。また、純損益については「最大25億円の赤字になる可能性がある。」と述べました。
@日中航空協議は継続協議に
5~7日に行われた日中航空当局者協議は日本側が2010年の羽田空港再拡張後に昼間時間帯で羽田と北京・上海を結ぶ路線への就航を求めましたが、中国側は「国内航空需要が急増していおり、空港容量が不足する」と応じませんでした。中国側は他都市からの羽田空港乗り入れを求めましたが、こちらは日本側が了承せず、交渉は継続協議となりました。
@アリタリアの一部労組が通告なしのストライキ
10日、アリタリア航空の一部労組が事前通告なしの24時間ストを行いました。このため、約150便が欠航となりました。成田線も欠航しました。今日は通常運航に戻っているようです。政府側は「通告なしのストライキは違法」として刑事告発をすると警告しています。一方、労組側は「今後もストライキを行う。」と反発しています。「再建による人員削減で、組合活動に熱心な組合員がねらい打ちにされる」としています。
@エア・アジアが燃油サーチャージャーを廃止
アジアの格安航空会社大手の「エア・アジア」は11日、エア・アジアと傘下のエア・アジアXが運航する国内、国際線の全ての燃油サーチャージャーを廃止すると発表し、即日実施しました。「燃料価格の下落を考慮した措置」とのことです。同社の燃油サーチャージャーは1人当たり約47リンギ(約1316円)で、今回の措置による減収は年間9億4000万リンギと見られています。
@ヴァージン・ブルーが燃油サーチャージャーを値下げへ
オーストラリアの格安航空会社であるヴァージン・ブルーは11日、燃料価格の下落を受けて燃油サーチャージャーを最大2割引き下げると発表しました。
@「グルッポ・マルサンス」がA350型機10機など61機発注
エアバス社はこのほど、スペインの大手交通観光会社「グルッポ・マルサンス」からA380型機4機、A350-900型機10機など61機の確定発注を受けたことを明らかにしました。これは、2007年10月の覚書に基づくものです。この発注でA350XWB型機の受注総数は463機になりました。
*11月10日
@都合により、明日の更新が出来ません。よろしく。
@日本エアコミューター機がエンジンかからず、移動中に翼が接触
昨日午前9時25分頃、松山発大阪行きの日本エアコミューター2302便・サーブ340B型機が出発準備をしていたところ、右エンジンが始動せず欠航となりました。乗客を降ろした後、牽引車で移動を始めたところ、今度は左主翼が搭乗橋に接触し、防氷装置が破損してしましました。これらの修理のため、この便を含む昨日の5便と今日の3便が欠航となりました。
@マレーシア航空が機内携帯電話サービスを1機に導入
マレーシア航空はこのほど、B-777-200型機の1機に機内携帯電話サービスを導入しました。この機体は日本路線にも使われるとのことです。離発着時は使用出来ず、電源を切ることになり、使用可能になった段階でアナウンスが入ります。使用するには携帯サービス会社の国際ローミングサービスに加入し、機内システムを提供しているエアロモバイル社とのローミングが可能であることが条件とのことです。
*11月9日
@成田空港と羽田空港の綱引きと航空会社の戦略
私見ですが、成田空港と羽田空港の国際線の綱引きは「航空自由化論」がきっかけですが、東京都や神奈川県の「自分たちの利便性」をもとにした「羽田空港国際線拡張論」と千葉県の「既得権確保」の論争になっています。また、航空会社間の経営戦略の違いも絡んでいるようです。国際線を主力とする日本航空は「成田空港をハブとして使用」するために成田空港を重視しているのに対して、国内線を中心とする全日空は「アジアなどの近距離国際線を羽田空港から」として、羽田空港国際線を拡張して羽田空港の「利便性」をテコに、成田空港のアジア路線を奪おうとしているようです。また、アメリカの航空会社でも、ノースウエスト航空は「以遠権」を使って、成田空港からアジア各地に路線を延ばしており「成田空港をアジア地域のハブ」として利用する戦略で成田空港重視になります。一方、ユナイティド航空は全日空と協力しながら「羽田空港の利便性」を武器にアジア路線を強化する戦略で、アジア近距離線の全面的な羽田空港への移転を表明しています。
@国土交通省が外国航空機への検査を倍増へ
国土交通省は昨日までに、日本に飛来する外国航空会社機への抜き打ち検査・「ランプインスペクション(駐機場検査)」を倍増する方針を固めました。外国航空会社機による事故が多くなっているため、としています。しかし、日本の現状は年約100回ですが、アメリカでは同約3800回、韓国でも同約200回となっており、外国に比べるとこれでも少ないものとなります。
@全日空の経常利益が30.4%減に
取り上げるのが大分遅くなりましたが、全日空が先月31日に発表した2008年9月中間期連結決算によりますと、純利益が前年同期比で79.1%減の22億円となりました。ただ、前年同期にはホテル事業の売却益1329億円が計上されていました。経常利益は30.4%減となりました。また、2009年3月期決算の見通しは純利益が前回予測の270億円から170億円に下方修正しています。燃料の高騰と、金融不安による需要の冷え込み、特に、利益率の高いビジネス需要が低迷していることが響いているとのことです。
*11月8日
@高松空港で全日空と日本航空が保安検査補助金を過大請求
国土交通省大阪航空局は昨日、高松空港のハイジャック防止保安検査に対して国が半分を負担する分担金が約515万5000円多く支払われていたことを明らかにしました。高松空港で全日空と日本航空が行う保安検査について、2005年8月から2007年5月の約2年間にわたり、過大請求があったとのことです。幹事社である全日空は昨日、違約金も含めた約1000万円を国に返納しました。全日空によると、警備会社からの請求がすでに過大だった、としています。
@運輸安全委員会が航空事故検査官を公募
運輸安全委員会は昨日、航空事故調査官1人を公募すると発表しました。パイロット経験者が条件で、来年4月1日付で採用となります。
@全日空が札幌=岡山・札幌=広島線の廃止を検討
全日空は6日、利用率の低迷が続く札幌=岡山線(1日1往復)と札幌=広島線(同)を2009年度末までに廃止する方向で検討していることを明らかにしました。
*11月7日
@成田空港会社の民営化で株式売却は段階的に・研究会
昨日開かれた「空港インフラへの規制のあり方に関する研究会」で成田国際空港株式会社の完全民営化について、外資規制は行わないものの、「同空港は滑走路の拡張や反対派との交渉など課題が残っており、国が一定期間、株式を保有することで経営に影響力を持つ必要がある」として、当分の間、株式の3分の1を国が保有し、5~10年かけ、首都圏の航空需要の動向を見ながら完全売却することで、おおむね合意しました。また、20%以上の株式の取得に関しては許可制とすることでも合意しました。研究会では意見が様々出ているとのことで、今月末の会合で結論が出せるかどうか正念場のようです。
@「日米航空交渉決裂は完全自由化が障害だが、米側が増枠を望んでいないのではないか」・航空局長
前田航空局長は昨日の記者会見で、日米航空交渉が物別れに終わったことについて「アメリカ側が完全自由化を持ち出したことが直接の原因だが、本当の理由は金融不安などで米航空会社に増便の意欲がないことだと思う。『完全自由化』については成田空港発着枠の25%を占める米航空会社が、その3分の1を以遠権を使って運航している事実がある限り、日本の国益から言っても受け入れることは難しいのではないか。」と述べました。また、現在行われている日中航空交渉についても「合意は難しいのではないか。」と述べました。
@日本航空の中間決算で営業利益が46.6%減に
日本航空が今日発表した2008年9月期連結決算によりますと、営業利益が前年同期比で46.6%減の大幅減益になりました。燃料の高騰と世界的な景気後退で需要が減少していることが原因としています。純利益は同500%増となりましたが、これはJALカードの売却益を計上したため、としています。また、2009年3月期連結決算の見通しは営業利益が当初見込みの500億円から280億円へと下方修正しています。
@全日空がB-787型機の備品をリースで調達へ
全日空はB-787型機の通信機器や空調機器などの備品を自社保有とせず、製造元からのリースで保有し、使用した分を飛行時間によって代金を払う方式にするとのことです。これにより、10年間で約10億円弱のコスト削減になるそうです。
@シンガポール航空が座席クラス別の燃油サーチャージャーを導入
シンガポール航空は7日発券分から燃油サーチャージャーを座席クラス別に差を付ける制度を導入しました。ファーストクラスは現状維持で、ビジネスクラスは安くなり、エコノミークラスはさらに安くなります。しかし、日本発については「国土交通省などとの相談がある」、として当分の間適用しないとのことです。
*11月6日
@「成田空港から郷土とくらしを守る会のあゆみ」に2008年10月分までを追加しました
@ユナイティド航空が「アジア近距離便は羽田に移す」・2010年に
ユナイティド航空の太平洋地区副社長は昨日の記者会見で、「アジア近距離便の大部分を羽田空港再拡張後に、成田から羽田に移転させたい。成田空港の平行滑走路2500m化後には成田空港の乗り入れ会社も増え、競争が激化すると考えると、成田空港のハブ機能が低下する。そうなると、米国から香港・中国・韓国に直行便を就航させることを考えている。」と述べました。
@8日にエコキッズクラブの「第2回エコツアー」を実施
成田国際空港株式会社は8日(土)に「成田空港エコキッズ・クラブ」の「第2回エコツアー」を行います。詳しくはリンク先にでています。今年は自然教室で「エコアグリパーク」を見学し、成田空港内から出るゴミ処理の様子を「クリーンセンター」で勉強します。
@静岡空港が2200m続けば約30億円を国に返還か
今日の読売新聞の静岡版によりますと、静岡空港の滑走路が2500mから2200mに短縮して、長期にわたり運用することになった場合、国から補助された225億円の内、約30億円を返還しなければならないようです。国土交通省の担当者も読売新聞の取材に対して可能性を認めたとのことです。
*11月5日
@「大阪=成田線は馬鹿な路線。廃止を要望する」大阪府知事
橋下大阪府知事は昨日の記者会見で「西日本の人が大阪=成田線を使って成田空港から海外に出かける。関西空港の発展を考えると、この路線は馬鹿な路線だ。」と語り、国土交通省にこの路線の廃止を要望する方針を明らかにしました。
@国土交通省が大阪空港周辺の騒音区域縮小を地元に提示
国土交通省は先月31日、B-747型機の乗り入れ禁止などで騒音が軽減している、として大阪空港周辺の騒防法に基づく騒音区域の縮小を周辺11市で組織する「大阪国際空港周辺都市対策協議会」に提示しました。今後、大阪府や兵庫県と話し合って、今年度末には告示したいとしています。
@保安検査ゲートの電源忘れて再検査・20便遅れる
今日午前7時45分頃、中部空港の7個ある保安検査ゲートの1個で探知機の電源を入れ忘れたため、通過した乗客全てに再検査を行うトラブルがありました。電源が切れた時間は5分だったとのことです。すでに搭乗していた便の乗客も降ろして再検査したため、この便が約2時間遅れるなど20便に遅れが出ました。
@B-787型機の初飛行が来年にずれ込む見込み
ボーイング社は4日、ストライキの影響で今年末に予定していたB-787型機の初飛行が来年にずれ込む見通しであることを明らかにしました。具体的にはストライキの影響などを精査した後に発表するとのことです。また、アナリストなどの話では2009年に25機を納入するとしていた納入予定も2010年にずれ込む可能性が高いとのことです。
@シンガポール航空が非常口そばの座席に50ドルを課金へ
シンガポール航空はこのほど、非常口そばの座席に50米ドル(約4900円)を課金することを明らかにしました。この座席は前に座席がなく足元が広く使えることから人気があります。これまでは、常連客を中心に提供してきましたが、課金することにより誰でもが自由に利用出来るシステムにする、とのことです。
*11月4日
@エアパシフィックが来年3月30日で成田=ナンディ線を停止
エアパシフィック航空はこのほど、週3便を運航している成田=ナンディ線を来年3月30日で運航停止する事を明らかにしました。赤字が膨らんでいることが原因としています。
@米側が2010年の成田増枠を要求・日米航空交渉
日米の航空当局者協議が合意に至らなかったことは書きましたが、相違点は、2010年の成田空港平行滑走路北伸完成後について日本側はアメリカ枠の現状維持を求めましたが、アメリカ側は増便を主張しました。また、羽田空港国際線については日本側が羽田空港での就航を求めましたが、アメリカ側は「羽田空港から成田空港に無理矢理移動させられ、今度は『一部だけ羽田空港に』と言う勝手な言い分は同意出来ない。」と拒否しました。
@日本エアコミューター機が不具合で4便が欠航
昨日午前10時30分頃、松本発札幌行きの日本エアコミューター2854便・DHC8-400型機の出発前点検で排気を利用した防氷装置に不具合が発見されました。この修理のため、この便も含め昨日の4便と今日の2便が欠航となりました。
*11月3日
@1日の「さくらの山」は人が大勢
一昨日の1日にA滑走路北端西側にある成田市の「さくらの山」に行ってきました。お天気が良かったこともあって、飛行機を見に来た人が大勢いました。入口のところに、地元の農産物などを売っている売店がありました。そこで、写真のようなお弁当と大根と小松菜を買って帰りました。お弁当はまあまあの味と量でした。600円は安いと思いました。
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@ボーイング社のストライキが終了
国際機械工労組(IAM)は2日、暫定合意案に対する投票結果で賛成する票が74%あったことからストライキを中止すると発表しました。主力工場では2日夜から操業が開始されるとのことです。合意案では4年間に15%の賃上げ、年金受給額の積み増し、雇用の一部補償など会社側が大幅な譲歩をしています。
@バージン航空がサイトへの不適切な書き込みで13人を解雇
バージン航空は先月31日、インターネットのサイト「フェイスブック」に同航空を批判したり、乗客を侮蔑する書き込みを行った客室乗務員13人を解雇したと発表しました。これらの書き込みは、「ロンドンのガトウィック空港からの離陸が危険」とか、「同社機の機内にゴキブリが多数いる」といった内容だったとのことで、会社側は「著しく不適切」としています。
*11月2日
@10月のアクセス数は25259回でした。お読みいただき、ありがとうございます。
@「解説と資料」のページに「『芝山町r空港と暮らし』推進協議会設立趣意書」を載せました
9月14日の出来事で書きました「『芝山町r空港と暮らし』推進協議会設立趣意書」の全文を載せました。具体的な動きについては、良く分かりませんが、趣旨書を読んだ個人的な感想としては「芝山町の発展が成田空港の発展に依存している」ことを強調して発着回数の拡大も視野に入れる一方、「騒音が町の7割に及んでおり、大きな影響を与えている。騒音問題の解決が必要」としながらも、航空機騒音が芝山町民の健康にどのような影響を与えか、と言う調査や、それに基づいた具体的な騒音問題の解決策には触れていない点に不満が残ります。
@航空会社のアルコール検査はほとんど簡易式
共同通信が調査したところによりますと、航空会社のパイロットに行う乗務前のアルコール検査はほとんど簡易式で行われているとのことです。日本航空は全て簡易式、全日空は札幌、成田、羽田、大阪、関西、那覇の主要6空港を除いて簡易式とのことです。簡易式センサーは精度が低く、寿命も短いことからこまめに交換していかないと正確な数値が示されない場合もある、とのことです。
@全日空がUPSと航空貨物事業で提携
全日空はこのほど、来年3月から国際航空貨物事業でアメリカのユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)と提携することを明らかにしました。貨物の相互委託や貨物便の共同運航も行います。全日空はアジア、UPSは欧米などに経営資源を重点的に振り向けて効率化を図る、としています。
@整備士が乗客のスーツケースを盗み逮捕される・羽田空港
先月29日、羽田空港に勤務する航空整備士が羽田空港で旅客のスーツケースを盗だ疑いで逮捕されたことが分かりました。この整備士は現在勤務する会社の面接日に羽田空港で乗客のスーツケースを置き引きしました。ところがこの中にロックグループ「サザンオールスターズ」のチケットが入っており、これを金券ショップに売りました。スーツケースの持ち主がチケットを再発行してもらい、コンサートに行ったところ席に他人が座っていたところから警察に連絡し、犯行が発覚しました。
@ボーイング社ストライキ終結の組合員投票を1日に実施
ボーイング社のストライキを集結するための合意を承認するかどうかの組合員投票が1日に行われています。今回の合意は組合員の雇用の一部保障や医療費負担の増加回避や、外部企業への業務委託についても一部制約を設けたほか、従来は3年間だった有効期間を4年に延長するなど会社側が大幅に譲歩したもののようです。
*11月1日
@日米航空当局者協議は合意出来ず
国土交通省が昨日明らかにしたところによりますと、先月29日と30日に行われた日米航空当局者協議では2010年の羽田再拡張後の羽田(深夜早朝時間帯)=米国線の開設、日米航空関係の更なる自由化等、日米航空関係全般について意見交換しましたが、合意に至らず継続協議することになったとのことです。
@静岡空港の完成期日変更を許可
国土交通省は昨日、静岡県から出されていた静岡空港の完成期日を11月1日から来年3月1日に変更する申請を許可しました。完成検査はこの後に行われることになります。
@トルコ航空の日本人客室乗務員が待遇改善を訴え
派遣会社からトルコ航空に客室乗務員として派遣されている客室乗務員らは昨日都内で記者会見し、「現在でも年収は220万円にしかならない。客室乗務員として採用されたが、5月からは「通訳」とされ食事のサービスなどからも外された。しかも、11月1日からは2人乗務が1人乗務にされ、勤務時間が半減する。これでは年収が110万円になり、とても生活出来ない。」と待遇改善を訴えました。トイレがすぐに故障するなどの安全やサービスの向上も訴えました。
@全日空が09年3月期利益見通しを下方修正
全日空は昨日、2009年3月の連結経常利益を前期比で49%減の290億円とする見通しを発表しました。従来予測から230億円の下方修正になります。「旅客・貨物とも需要が急激に冷え込んだため」としています。
@旅行各社が円高により商品の値下げを発表
JTBは昨日、来年1から3月出発の一部の海外旅行商品を値下げすることを明らかにしました。ヨーロッパ方面で1万円、アジア方面で1〜1.5万円引き下げます。また、阪急交通社や近畿日本ツーリストなども2〜3割りやすい商品を発表しています。円高の影響もあるとのことですが、冷え込んでいる需要を喚起したい、と言う思惑もあるとのことです。
@ベトナム航空が国内線の燃油サーチャージャーを全廃
ベトナム航空は11月1日から国内線全線に付加されていた燃油サーチャージャーを全廃しました。燃料価格が大幅に下落したことを受け手の措置とのことです。