2012年3月後半の出来事


*3月31日

@強風でダイバード多数・午後の成田空港
 今日の成田空港は南南西の強風が吹き荒れました。午後3時頃には平均風速が10mを越えて、強い横風成分となったようです。「Flightradar24」を見ますと、待機旋回をさせられている航空機が重なり合うように、鹿島灘や九十九里浜沖合にひしめき、全日空912便や日本航空17便などは着陸をあきらめて、ダイバードのため、西に向かっていました。春先に、低気圧が日本海で急速に発達すると強い南南西の風となり、成田空港の滑走路にとっては横風になります。右図は午後3時頃の全日空912便の航跡です。

@日本航空機がエンジントラブルで羽田に引き返す
 昨日午後5時35分頃、静岡県沼津付近を飛行中の羽田発鹿児島行きの日本航空1873便・B777-300型機の右エンジンにトラブルが発生しました。このため、同機はこのエンジンを止めて、羽田空港に引き返し、6時14分に無事緊急着陸しました。点検したところ、高圧エンジンブレードが複数破損していました。このエンジンはプラット・アンド・ホイットニー社製で、2005年に高圧タービンブレード製造上の欠陥で、部品の交換改修対象となっていました。日本航空ではこの改修との関連を調べています。
【コメント】まさか、「改修してなかった」などと言うことはないでしょうね。少なくても6年以上経っています。

@解雇客室乗務員の訴訟も棄却
 日本航空を強制解雇された客室乗務員72名が解雇の撤回を求めていた訴訟の判決が、昨日、東京地裁でありました。裁判長は「日本航空は、いわば、一旦沈んだ船で、解雇の必要性は極めて高かった。」として、原告の訴えを全て棄却しました。

@日本航空が北海道エアシステムの返済を半年間猶予
 日本航空は29日、北海道エアシステムから要請のあった約6000万円の返済猶予の内、約4000万円の返済を9月末までの半年間猶予することを決めました。

@シンガポール航空のA380型機がエンジントラブルで引き返す
 27日、シンガポール発フランクフルト行きのシンガポール航空26便・A380型機が出発後約3時間して、エンジンの1基にトラブルが発生しました。このため、同機はこのエンジンを止めて、シンガポールに引き返しました。エンジンの排気かオイルの温度が急上昇したようです。エンジンはロールスロイス社製のトレント900で、このエンジンは2010年11月4日にカンタス航空のA380型機で爆発を起こしたエンジンと同じです。

@「A380型機のエンジントラブル機は5月に復帰する」カンタスCEO
 カンタス航空のCEOは先週、TAWの取材に答え、2010年11月4日にエンジン爆発(2010年11月4日と5日の出来事参照)を起こして、シンガポールで点検修理を受けていたA380型機が、5月に運航復帰することを明らかにしました。また、この一連の修理や運休などに関する保険請求が約1569億ドル(約12兆8660億円)に達することも明らかにしました。


*3月30日

@「LCC専用ターミナルは5月中旬に方向性を示す」成田空港会社
 成田国際空港株式会社は昨日の記者会見(多分、森中社長の)で、格安航空会社(LCC)専用ターミナルについて「5月中旬の決算発表時に、方向性を示したい。」と述べました。「海外の空港で専用ターミナル建設により、混乱を生じたこと例もあり、慎重に調査検討する」と述べています。

@成田=武漢線の運休を4月14日まで延長・中国南方航空
 中国南方航空は、3月31日までとしていた成田=武漢線の運休を4月14日まで延長する、と発表しました。理由は機材繰りのため、としています。

@2011年世界空港ランキングで貨物量が10位
 国際空港評議会(ACI)がこのほど発表した、世界約900空港の2011年運用状況によりますと、成田空港は貨物量で第10位となりました。昨年は9位でランクを一つ下げました。なお、羽田空港は旅客数で第5位でした。

@第2次普天間爆音訴訟を提訴
 今日、第2次普天間爆音訴訟が提訴されました。米軍普天間飛行場周辺住民3129人が原告となり、(1)午後7時〜翌朝7時までは40dB以上、日中は65dB以上の騒音を、居住地区に到達させないこと、(2)過去と将来(裁判結審後1年間)の損害賠償として、原告1人当たり、月額34500円を求めています。

@静岡=長沙チャーター便がキャンセルへ
 静岡県は昨日、今年1月〜来年2月末までに78便が運航されるはずだった、中国南方航空の静岡=長沙間チャーター便(1月6日の出来事参照)の内、4月17日〜6月26日の16便がキャンセルになった、と発表しました。6月26日以降についても未定、とのことです。中国南方航空は理由として、南京虐殺を否定した河村名古屋市長発言で需要が急減したことや、14日に起こった震度5強の千葉県東方沖地震をあげている、とのことです。
【コメント】河村発言が影を落とし始めましたね。「南京大虐殺はなかった」と主張する人がいますが、根拠は曖昧です。「その頃、南京には30万人もいなかった」などを理由としてあげているようですが、『30万人』という人数が問題ではないと思うのです。例え、『100人』であろうとも、『虐殺』は『虐殺』です。この時の南京市内の様子は、中国人だけではなく、当時、南京に在住した多くの外国人も見聞記録を残しています。日本人としてやるべき事は、やったことを真摯に反省し、中国に謝罪し、平和憲法の下で、二度と起こさない決意を固めることではないでしょうか。

@ピーチが今日も4便欠航・明日からは平常に
 ピーチ・アビエーションの脱出スライド飛びだしトラブルによる欠航ですが、今日も4便が欠航しました。しかし、部品調達のメドが立ち、明日からは平常ダイヤに戻るとのことです。小さい航空会社はこのようなトラブルが起こると、大量欠航に繋がりやすく、収益にも大きな影響が出ますね。

@6時間以下の睡眠で心臓発作や心筋梗塞が2倍に
 27日のAFP通信の日本語版によりますと、米国のロザリンド・フランクリン医科大学とシカゴ・メディカル・スクールの研究チームが、米全国健康・栄養調査に応じた45歳以上の米国人から3000人を抽出し、5種類の心疾患と睡眠との関連性を調べたところ、睡眠が6時間未満の人は、睡眠が6〜8時間の人に比べて心臓発作や心筋梗塞を起こす割合が2倍、鬱血性心不全を起こす割合が1.6倍高かった、とのことです。また、8時間以上寝る人も狭心症の割合が2倍に、冠動脈疾患が1.1倍高い、との結果が出ました。
【コメント】この結果から「静かな時間が6時間あれば大丈夫」と考える人も出そうですが、6時間の睡眠を確実に確保するためには、睡眠の導入時間も考えると、最低8時間の「静穏な時間」が必要になるのではないでしょうか。

@中国東方航空がB787型機をB737型機に振り替え
 中国東方航空は、中国政府の許可が下りたことから、24機発注していたB787型機をキャンセルし、代わりにB737型機45機に振り替えることを明らかにしました。これにより、B787型機の総発注数が今年に入って9機減少しました。


*3月29日

@給油量が17ヶ月ぶりに前年同月比プラスに・2月運用状況
 成田国際空港株式会社が今日発表した「成田空港2月運用状況」によりますと、発着回数が前年同月比(今年は閏年ですので、日割計算で。以下同じです)7%増となりました。国際線が3%増、国内線が34%増となっています。旅客数は±0%(詳しく見ると0.18%減)で、国際線旅客数は2%減となり、この内、日本人は7%増に対して、外国人は20%減でした。国内線旅客数は38%増でした。貨物量は10%増で、輸出量は±0%、輸入量は9%増となりました。給油量は±0%ですが、詳しく見ると0.1%増となり、2010年9月以来、17ヶ月ぶりに前年同月比プラスとなりました。

@フィンランド航空が5月30日から成田=ヘルシンキ線を週10便に
 フィンランド航空は27日、5月30日から夏期の間、成田=ヘルシンキ線を、月・水・金曜日に1日2便とすることを発表しました。これで、週10便体制となります。いつまで続けるのかは、はっきり出ていません。

@成田空港案内所でテレビ電話による案内を開始へ
 成田国際空港株式会社は昨日、4月1日から空港ターミナルにある各案内所で、テレビ電話を使った案内を、日本語・英語・中国語・韓国語で始める、と発表しました。テレビ画面をタッチすることで、音声による案内が受けられます。

@11市協が大阪空港のプロペラ機枠のジェット機転用を要望へ
 大阪空周辺の自治体でつくる「大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)」は国土交通省が「新関西国際空港会社」の設立に当たり求めた、意見書を明日にも提出しますが、その中で、大阪空港の1日170機あるプロペラ機枠で余っている枠を、環境対策と安全対策を優先しながら、プロペラ機と同等の騒音となるジェット機が使えるように、と要望することになりました。

@東京地裁が日航整理解雇パイロットの訴えを棄却
 日本航空を整理解雇されたパイロット76人が、解雇の無効を訴えていた裁判の判決が、今日、東京地裁で言い渡されました。裁判長は「人員削減は更生計画の内容として必要で、目標人数の設定も合理的だった」として、原告の訴えを退けました。

@国内航空会社の11年輸送実績は全て減少
 国土交通省がまとめた2011年の日本国内航空会社の輸送実績によりますと、国内線旅客数は前年比8%減となり、5年連続の前年割れとなりました。国際線旅客数も同16.5%減と、こちらも4年連続の前年割れとなっています。また、国内線貨物取扱量は6.7%減、国際線貨物取扱量も20.1%減となっています。

@脱出スライドトラブルで今日も6便欠航に
 昨日発生したピーチ・アビエーション機の脱出スライド飛び出しトラブルで、機体の整備が長引き、今日も関西=長崎便や関西=福岡便の6便が欠航となりました。


*3月28日

@デルタ航空が成田=サイパンに週4便の臨時便運航へ
 デルタ航空は7月14日〜9月23日まで、成田=サイパン線に週4便(火・木・土・日曜日)の臨時便を運航することを発表しました。機材はB757-200型機を使います。

@ジェットスターが成田=マニラ線の就航を延期
 ジェットスターは26日から就航を予定していた、成田=マニラ線就航を延期すると発表しました。4月以降についても未定、とのことです。理由はフィリピン政府の認可が得られないため、としています。何が問題なのかは不明です。

@成田空港の遅延率が悪化
 国土交通省が発表した「主な空港の出発便遅延発生率」によりますと、成田空港の遅延率は2008年が5.99%、2009年が6.66%、2010年が6.69%と悪化傾向が続いています。遅延とは、駐機スポットへの到着と、離脱が予定時刻よりも16分以上遅れた場合を指します。

@「B787型機の3・4号機受け取りは4〜5月になる」植木社長
 日本航空の植木社長はシアトルでのB787型機受領後の記者会見で、今後の受領予定について「3号機と4号機の受け取りは、4〜5月になる事はほぼ確実。その後については、遅延のリスクがないとは言えない。」と語りました。

@10月1日から会社名を「AIRDO(エアドゥ)」に変更
 北海道国際航空は昨日、10月1日から会社名を「AIRDO(エアドゥ)」に変更する、と発表しました。「エアドゥ」の名称が浸透してきた事による、としています。

@ピーチ機が操作ミスで脱出スライドを出す・3便欠航
 今日午前8時30分頃、長崎発関西行きのピーチ・アビエーション172便で、機体前部の脱出スライドが飛び出してしまいました。搭乗手続人数と実際の乗客数が食い違ったために、客室乗務員が確認しようとして、ドアを開けたところ脱出スライドが飛び出してしましました。脱出スライドの作動を解除しないまま、ドアを開けたことが原因とのことです。このトラブルで、この便と後続3便が欠航となりました。なお、ピーチ・アビエーションでの初めての欠航となります。

@米国・ジェットブルーの機長が異常行動で操縦室から締め出される
 27日、米国・ニューヨーク発ラスベガス行きのジェットブルー191便・A320型機で、飛行中に機長が異常な行動を取ったため、副操縦士が機長を操縦室から締め出しました。機長は操縦室のドアをたたきながら、「入れろ。その暗号が必要なんだ。爆弾がある。」などと叫んだため、客室乗務員や乗客が機長を取り押さえました。たまたま、非番の機長が同乗していたため、この機長と副操縦士でテキサス州アマリロの空港に臨時着陸し、機長を当局に引き渡しました。機長は拘束され、検査のために病院に搬送されました。


*3月27日

@「今後、安易な臨時着陸があれば、申し入れる」第38回騒音対策委員会
 昨日午後、2年ぶりとなる騒音対策委員会がヒルトンホテル成田で開かれました。とりあえず、簡単に報告します。
 質疑応答では、様々な問題が出ました。
◎夜間・早朝の騒音問題では成田市や茨城県の河内町から、「午後9時以降の飛行回数を厳守して欲しい」との意見が出ました。しかし、一方で、多古町からは「成田空港活性化のために、23時〜6時の運用時間制限は見直す時期に来ているのでは」との意見が出ました。本会の睡眠障害調査についての質問についての回答で、国土交通省は「国土交通省としては調査は行っていない。環境省にも問い合わせたが、同省もそのような調査はしていない、とのことだった。」と答えました。
◎落下物問題については成田市と山武市から質問がありましたが、成田市は「騒防法の地域指定については、騒音値と落下物に対する不安についても、考慮して線引きをして欲しい」と要望していました。この質問に対する回答で国土交通省は「今年度末までに、北側からの着陸にも、脚下げ地点を指定する方向だったが、調整が遅れている。しかし、近々に結論を出したい」と述べました。
◎「道路整備が周辺地域の活性化に繋がるので、強力に推進して欲しい」との要望が多数出ていました。
◎また、山武市や多古町からは「空港の南側や東側の発展が遅れて、不公平になっている」との指摘がありました。
◎茨城県側や香取市からは、「飛行コースを逸脱する航空機が見られる。飛行コースを遵守して欲しい。これを監視するためにも、常時騒音測定局を増設して欲しい」との要望が出されました。
◎さらに、「Ldenに騒音値が変わるが、どうなるのか良く分からない。『飛行回数が増大するとどうなるのか』と、住民はその影響を心配している。丁寧な住民への説明を求める」との意見が出ていました。
◎空港の警備体制についても、「開かれた、周辺地域から愛される空港とするために、警備体制を見直す時期に来ているのでは」との意見が多古町や富里市から出されました。
◎本会から質問した、米軍機の臨時着陸問題については「開港前の約束については承知しているし、今後も守っていく。今回のような臨時着陸があった場合には、成田空港会社から該当航空会社に対して、申し入れを行う。」との回答でした。
◎その他、具体的な問題として、芝山町からは「新ターミナルを芝山町の横堀地区に造って欲しい」と要望し、多古町は「B滑走路南東部に空港を展望できる、公園を整備して欲しい」などの要望が出ていました。

@25日から発着回数が25万回に拡大
 国土交通省は25日から成田空港の年間発着回数を25万回に拡大しました。また、同時に国内線の発着回数制限(3.1万回)を撤廃しました。

@成田空港の2月輸出額が8.3%減、輸入額が3.0%増
 東京税関が22日に発表した「成田空港の2月貿易統計(速報値)」によりますと、輸出額が前年同月比8.3%減と、12ヶ月連続のマイナスとなりました。しかし、5ヶ月ぶりに一桁台の減少となりました。また、輸入額は同3.0%増となり、4ヶ月ぶりのプラスとなりました。

@13年夏に成田空港を自由化、日本・スリランカ航空当局間協議
 国土交通省は昨日、行われていた「日本・スリランカ航空当局間協議」の合意を発表しました。それによりますと、成田空港においては、2013年夏に航空自由化を行う、2012年夏にも増便を可能にする、となっています。首都圏以外の空港については、ただちに、以遠権も含めて完全自由化を行うことで合意しました。

@反対同盟北原派が全国決起集会・630人参加
 25日、成田市天神峰の畑で反対同盟北原派の全国総決起集会が開かれました。県警発表では約630人が参加しました。集会は「新誘導路反対」「30万回粉砕」などが叫ばれました。

@日本航空のB787型機が午後6時半に成田空港到着の予定
 日本航空は25日、米国シアトルでB787型機2機の引き渡しを受けました。2機は式典の後、日本航空に向けて飛び立ちました。初号機は今日午後6時30分頃、成田空港に到着の予定です。また、2号機は午後7時頃、羽田空港に到着する予定です。

@日本トランスオーシャン乗員組合のストが午前6時に中止
 日本トランスオーシャン航空の「JTA乗員組合」が今日予定していた24時間ストライキは、午前5時50分に組合側が中止しました。しかし、乗務員の手配が間に合わず、2便が欠航となりました。なお、同組合執行役員15人の無期限指名ストと、全組合員の勤務変更拒否については継続する、とのことです。

@全日空機が着陸時に落雷に遭う
 25日午前10時25分頃、羽田発富山行きの全日空883便・B767-300型機が、着陸態勢に入って降下中に、前輪格納扉付近に落雷を受けました。同機は無事に着陸しました。点検と修理のために、折り返し便が約1時間遅れました。

@全日空Gの2月旅客実績は国際線は20.3%増、国内線は3.0%減
 全日空がまとめた、グループの2月旅客輸送実績によりますと、国際線は前年同月比20.3%増となり、搭乗率は3.2ポイント増の75.4%でした。また、国内線は同3.0%減で、搭乗率は2.1ポイント減の59.9%でした。ただ、旅客数は今年がうるう年であるため、前年と単純比較は出来ません。


*3月25日

@明日は「第38回騒音対策委員会」ですので、更新できません。

@「第2次普天間爆音訴訟団」が結成総会
 昨日、宜野湾市内で、普天間飛行場からの夜間・早朝時間帯騒音差し止めと損害賠償を求めて、30日に提訴する「第2次普天間爆音訴訟団」の結成総会が開かれました。総会で新垣弁護団長は「被害者が自ら立ち上がることが物事を変える大きな力になる。それが日本の公害運動の原点。騒音がなくなるまで諦めず、闘いを進めたい」と述べました。30日段階の原告団は第1次訴訟の約8倍となる3129人です。

@主翼の点検ハッチのふたなしで飛行強行・トランスアエロ航空
 19日、モスクワ発クラスノヤルスク行きのトランスアエロ航空・B737型機で、離陸前に乗客が主翼に大きな穴のようなものが空いているのを見つけ、客室乗務員に連絡しました。ところが、機長は「飛行の安全性に問題はない」として、離陸を決断しました。しかし、乗客は納得せず、大騒ぎになりました。結局、70人の乗客の内、27人が降機し、同機は出発し、無事にクラスノヤルスクに到着しました。この穴はエンジンの点検のためのハッチで、ふたがなくなっていたものでした。客室乗務員は降機する乗客に対して「警察を呼ぶ」と脅したとのことです。

@A380型機の1ヶ月の乗客は100万人に
 エアバスはこのほど、現在世界で運航されているA380型機は、7社で70機超になる事を明らかにしました。1ヶ月の乗客数は100万人となるそうです。


*3月24日

@飛行コース公開の範囲と高度制限を拡充
 成田国際空港株式会社は昨日、「飛行コース情報公開の拡充について」をホームページに掲載しました。従来から、成田空港に離発着する航空機の航跡を、1日遅れで、地域相談センターなどで公開していますが、この航跡図の範囲を東西で15Km、南北で20Km拡大し、従来は高度6000フィート未満まで、としていたものを、10000フィート未満まで拡大したものです。この処置が昨日から始まっているかどうかは確かめていません。また、公開場所として「茨城地域相談センター」を追加します。ただし、こちらは航跡をプリントした図の公開は26日以降、動画の公開は6月1日以降となります。
【コメント】良いことですね。上記ホームページにある、昨年12月7日の例でも、南離陸の混雑時間帯西旋回飛行コース使用状況が良く分かるようになりました。しかし、なんと言っても、これを見ることが出来る場所は4か所しかありません。今の時代にインターネット上で見られないのは“遅れている”と思わざるを得ません。2006年の第33回騒音対策委員会で私が質問したように、共生財団の関係者は「技術的にはいつでも可能」とのことですから、次の早い時期に「インターネット上で、誰でもが、リアルタイム」で見られるようにして欲しいと思います。

@「新関西国際空港会社」の創立総会で安藤社長が選ばれる
 昨日、国が4月1日に設立する「新関西国際空港会社」の創立総会が開かれ、同社社長に安藤圭一氏が正式に選ばれ、就任しました。安藤社長は記者会見で、2014年度をメドに両空港の運営権を民間に売却する目標を示しましたが、買い手が見つかるかような大幅な収益改善については「非常に難しい」と述べました。

@サンフランシスコから上海間、13時間のはずが3日間かかる
 18日午後にサンフランシスコを出発して上海に向かったユナイテッド航空857便が、出発後3時間ほどして、複数のトイレが故障し使えなくなりました。このため、同機はアンカレッジに臨時着陸しました。しかし、修理に時間がかかることから、翌日に代替機で上海に向かうことになり、乗客は深夜になって、1人当たり13ドル相当の食事券と、宿泊券を渡されました。ところが、翌日の午後1時に出発するはずの代替機も故障が見つかり、修理をすることになり、乗客は再び、アンカレッジに足止めになりました。この時点で、怒った乗客の一部は、別便でサンフランシスコに引き返しましたが、この便も、途中で悪天候に突入し、始終、雷に打たれるフライトになりました。残りの乗客は20日、ようやく飛び立った代替機で上海にたどり着きました。順調なら、13時間で着くはずが3日間の“地獄のフライト”(乗客談)になりました。ユナイテッド航空側は、後日、代金は全額払い戻し、補償にも応じる、との声明を出しました。


*3月23日

@成田空港の夏季ダイヤ発着回数が過去最高に
 成田国際空港株式会社は今日、夏季ダイヤを発表しましたが、週間発着回数は前年夏季ダイヤと比べて、週間発着回数が232回多い、3806回と過去最高となります。国内路線の拡大で168回増、国際線旅客便で42回増となっています。航空会社数は2社増、就航都市は海外2都市増、国内3都市増となっています。なお、この統計は4月1日〜14日の2週間の発着回数から推計したもので、夏季に新規参入するジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパンの便数は入っていません。

@日本貨物航空「羽田進出は今のところない」
 成田空港を拠点に国際航空貨物事業を展開している日本貨物航空は、2月23日に開かれた「第3回 国際物流懇談会」において、「昨年5月成田空港内の北部貨物地区に分散していた輸出入施設の南部 貨物地区への集約を行い、定時率の確保や運航効率の向上などに努めている。需要の中心は既に成田にあり、羽田への進出は二重投資となり現状の選択肢にはない。」と説明しました。

@中国南方航空が4〜5月に、成田=瀋陽線を増便
 中国南方航空は4月8日〜5月11日に、現在は週3便で運航している成田=瀋陽線を毎日1便に増便します。増便する週4便は定期チャーター便として運航する予定で、5月以降についても「増便を検討中」としています。

@日本航空のB787型機が27日夕方に成田空港に到着
 日本航空は21日、「B787型機の初号機を、米国・シアトルで現地時間25日に受け取り、成田空港に27日午後6時半頃到着する予定」と発表しました。これに伴い、成田=ボストン線を4月22日からB787型機を使って運航を開始する、とのことです。座席は合計186席となります。すでに、4月の成田発ボストン行きはほぼ満席に近い予約が入っている、とのことです。なお、ブルームバーグによりますと、「日本航空が25日に引き渡しを受けるのは2機」とのことです。

@所沢市長が「子供にエアコンはいらない」と国の補助金を断る
 航空自衛隊入間基地のそばにある所沢市立狭山ヶ丘中学校で、来年度に防音対策工事と同時に行われる空調施設工事に対して、藤本所沢市長はこの工事を来年度予算に組み込まず、防衛省からの補助金を辞退しました。これについて、市議会で追及された藤本市長は「扇風機で十分。暑いと、すぐ『エアコン』と単純に考えるのではなく、子供に厳しい環境で努力してもらうことも必要」と答えました。しかし、PTAなどは納得せず、市長も説明会を開くことに同意しました。
【コメント】防音のために、窓を締め切ってエアコンを切ったら、どういう環境になるのか市長は実態を知っているのでしょうか。比較的涼しい九十九里平野にある、防音校舎で授業を行った経験では、夏休み明けの9月頃には、窓を閉め切り、空調が故障すると、室内温度は40度近くまで上昇し、生徒は勉強どころではなくなります。窓を開ければ、いくらか涼しくなるものの、今度はうるさくて授業に支障が出ます。ましてや、日本でも暑さでは定評のある埼玉県です。熱中症が心配です。市長は真夏に市長室で窓を閉め切って、クーラーを停めて執務しているのでしょうか?

@機長が肋骨を折ったまま操縦・日本航空機
 「週間金曜日」によりますと、去る1月2日に旭川発羽田行き日本航空1116便の機長が、出発前の機体目視点検の際に、凍った駐機場で足を滑らせて転倒しました。機長は顔をすりむき、右脇腹を強打しましたが、そのまま操縦席に入りました。離陸は機長が行ったものの、以後の操縦は副操縦士が行い、羽田空港に無事着陸しました。着陸後、機長は自力では降りられず、両脇から支えられて、病院に搬送されました。病院の診断では「肋骨骨折」とのことでした。日本航空は国土交通省に対して「操縦は交互に行い、安全性に問題はなかった」と報告していた、とのことです。
【コメント】「週間金曜日」も指摘していますが、利益追求が厳しくなった日本航空で、機長が「自分のミスで欠航にしたくなかった」と考えたのでしょうね。現在裁判になっている、日本航空をリストラで強制解雇になった人たちの解雇理由に一つに「病気による療養」があったことも影響しているのではないでしょうか。

@日本トランス機のエンジンブレードが折れて引き返す
 20日午後3時28分頃、那覇発石垣行きの日本トランスオーシャン航空のB737-400型機が、離陸上昇中に第1エンジンに異常振動が発生しました。このため、同機はこのエンジンを止めて、引き返し、エンジン1基で無事に緊急着陸しました。点検したところ、エンジンのタービンブレードの一部が破損していました。

@屋久島空港のVORが故障し、6便欠航
 今日午前6時頃、鹿児島県屋久島空港の航空無線施設・VOR(標識局から航空機までの磁方位を求めるための信号を放射状に放送する)が故障し、計器飛行による航空機の離発着が出来なくなりました。計器は約6時間後に復旧しましたが、6便が欠航となりました。

@関西空港の夏期ダイヤが過去最高に・LCCが押し上げる
 関西空港会社は21日、3月末からの夏期ダイヤを発表しましたが、8月のピーク時には週962便と過去最高となる見込みです。今回の増加には格安航空会社(LCC)が大きく貢献しており、発着回数全体に占める割合は14.4%となるそうです。

@国土交通省が北朝鮮の衛星打ち上げで注意を喚起
 国土交通省は21日、国際民間航空機関(ICAO)から通報があったとして、北朝鮮が「人工衛星を打ち上げる」としている4月12日〜16日の、午前7時〜12時に、黄海とフィリピン東方の南北約470Km・東西約110Kmの海域を危険区域として、ここを飛行する航空会社に十分注意するように通達しました。

@中国南方航空に日本航空から45人のパイロットが派遣
 22日、上海の新聞「晨報」は、中国南方航空が日本航空からB777型機のライセンスを持つパイロット45人を、3年間にわたり借り受けることになった、と報じました。すでに、同日までに第1陣として、11人が着任したそうです。国際線ばかりではなく、中国国内線も乗務するようです。中国南方航空側はパイロット不足を補え、日本航空側は人件費の削減になる、と報じています。

@台湾の復興航空が子会社を設立し、日本路線128便の開設を準備
 台湾の復興航空(トランス・アジア)は20日に董事会を開き、日本に子会社を設立する方針を決めました。同社は日本と台湾の航空自由化を受けて、北海道5都市・大阪・九州・沖縄へ、合計で128便の開設を計画している、とのことです。


*3月21日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@全日空機がバードストライクで引き返す・広島空港
 昨日午後2時35分頃、広島発羽田行きの全日空682便が離陸直後に、バードストライクに会い、引き返しました。同機の左エンジンに鳥が飛び込むのを、滑走路で待機中の他機の乗務員が目撃し、通報しました。同機は点検のため欠航となりました。

@「GEnx-18」がFAAの認証を取得
 20日、アメリカ連邦航空局(FAA)はGE製の「GEnx-18」エンジンに認証を与えました。これにより、日本航空が月末に引き渡しを受ける予定のB787型機が「GEnx-18」エンジンを搭載した、世界で初めての運航機体となります。

@IATAが2012年世界航空業界の最終利益予測を下方修正
 国際航空運送協会(IATA)は20日、世界航空業界の最終利益予測を発表しました。それによりますと、主に、燃料価格の高騰により、従来予測(昨年12月)よりも5億ドル引き下げ、30億ドル(約2500億円)としています。しかし、イラン情勢などで原油価格がさらに高騰した場合には、53億ドルの赤字になる可能性もある、としています。

@エア・ベルリンがワンワールドに正式加盟
 ドイツ第2位の航空会社である「エア・ベルリン」は20日、世界的航空連合のワンワールドに正式加盟しました。また、オーストリアの「ニキ航空」も同時にワンワールドに加盟しました。


*3月20日

@成田空港内従業員が3年で約1万人減少
 成田国際空港株式会社は昨日、昨年11月に行った「2011年度 成田空港内従業員実態調査結果」を発表しました。この調査は開港以来、ほぼ3年に一度行われています。これによりますと、成田空港内従業員が3年前の2008年11月に比べて、9715人減少し、成田空港内の事業者数も26社減少しました。従業員・事業所ともに開港以来初めての減少となりました。成田国際空港株式会社では「前回調査直前の9月に、世界金融危機に繋がったリーマンショックが起きて、景気が低迷し、航空需要減少が続いていることと、日本航空の破綻があって、成田空港路線の縮小と大幅なリストラがあったことなどが原因」としています。

@北海道エアシステムが日本航空に支払い猶予を要請
 昨年、6月4日に奥尻島対地接近警報装置作動の重大インシデント(2011年6月11日の出来事参照)を起こし、その後、修理による大量欠航などで搭乗率が低迷して資金難に陥っている北海道エアシステムは15日付で、日本航空に対して「地上サービス業務費や出向者の人件費や、燃料費の支払いを猶予していただきたい」との要請文を送ったことが分かりました。金額や猶予期間は明らかにしていませんが、金額は約6000万円になるものと見られています。


*3月19日

@MIATモンゴル航空が夏季ダイヤで最大週5便に
 MIATモンゴル航空は3月25日からの夏期ダイヤで、成田=ウランバートル線を週2便としますが、5月23日からは週3便に、6月17日からは週4便に、さらに、7月3日〜9月3日までは週5便とします。来冬季ダイヤでは週3便とする予定、とのことです。

@羽田空港で手配中中国人の出国を見落とす
 東京入国管理局は、今年1月28日に、出入国管理法違反事件に関わったとして、警視庁が全国の空港や港に手配していた31才の中国人の男が、羽田空港の国際線ターミナルから、出国審査のミスで出国したことを明らかにしました。手配中の者については、パスポートを機械に通した際、手配中であることが表示されます。担当した職員がこの表示を見落としたものです。この中国人は、2月5日に羽田空港から再入国しようとした際に、身柄を拘束され、逮捕・起訴されています。

@関西空港の負債解消は2060年までかかる
 国土交通省は16日、「関西国際空港と伊丹空港の一体的かつ効率的な設置および管理に関する法律」の施行令を定めました。これにより、7月1日から両空港の一体的管理が行われますが、施行令の中で、関西空港会社の負債返済期間を2060年3月31日まで、としています。48年かかって返済する事になります。


*3月18日

@国土が利根川からの脚下げを検討・航空会社は反発
 国土交通省は落下物対策のために、南側から着陸する場合には、九十九里海岸手前の太平洋上での脚下げを指導していますが、北からの着陸の場合も、利根川付近での脚下げを検討している、とのことです。氷塊の落下は機体についた氷が脚下げのショックで落下することが多いのですね。この国土交通省の案について、航空会社側は脚下げによる抵抗力の増大による燃料消費増や、騒音の増加を理由に反発しているようです。
【コメント】確かに、脚下げの時には“ゴーッ”と言う騒音が急増します。しかし、これはどこで脚下げしても1回は起こります。市街地上空でやられるよりは、利根川近辺の水田地帯で行った方が影響は少ないでしょうね。もっとも、この水田地帯に点在する集落のみなさんにはつらいことになりますので、この地域を騒防法の移転区域に指定して、希望する人は移転できるようにしてはどうでしょうか。航空会社の反発は燃料費の増加にあるのでしょうね。

@2月の出国日本人数は12.9%増、訪日外国人は19.3%減
 日本政府観光局が16日に発表した「2月訪日外国人数・出国日本人数(速報値)」によりますと、出国日本人数は前年同月比12.9%増となりました。今年がうるう年になったことも影響しているようです。一方、訪日外国人数は同19.3%減となりました。昨年は2月だった中国圏の旧正月が、今年は1月になったことが影響している、とのことです。

@キングフィシャー航空の発注数は130機
 資金難で経営が危ぶまれている、インドのキングフィシャー航空ですが、同社が確定発注している旅客機は、ATR72-500型機が38機、A320-200型機が67機、A330-200型機が15機、A350-800型機が5機、A380-800型機が5機の、合計130機に達しています。ほとんどがエアバスの航空機ですね。

@中国政府が排出ガス規制の報復でさらに10機の発注を差し止め
 中国政府はEUの排出ガス規制に反発して、中国内の航空会社に対して、これまでに、A330型機を35機、A380型機を10機の発注差し止めを行っていますが、新たに10機の発注差し止めを行う、と発表しました。


*3月17日

@混雑時間帯でもないのに早廻り?
 世界の航空機の飛行情報が一目で、リアルタイムで見られるサイトがあるのを知りました。「Flightradar24」というサイトです。このサイトは、「ADS - B」とトランスポンダを装備した航空機のフライト情報を受信して、それをGoogle地図の上に、飛行機マークで示しています。飛行機マークをクリックすると、左の欄にこの航空機の便名や機種高度などが表示され、これまでの軌跡が現れます。この飛行機マークも、機種によって、エンジンが2個だったり、4個だったりします。また、大きさも機種に比例しています。ただし、航空機の方に、この装置が取り付けていないと、出てきません。現在は、全体の約60%の航空機に取り付けられており、日本で運航されている旅客機はほとんどこの装置がついているようです。
 しばらく見てみましたが、本当に良くできています。1秒ごとに位置がずれていくようです。成田国際空港株式会社や国土交通省が羽田空港で実施している飛行情報は1日前以前のものしか見られません。しかし、パソコンの性能の関係か、通信回線の速度の関係か分かりませんが、時々、移動が止まってしまったりします。羽田空港発着の航空機は離陸から着陸まで、ほぼ軌跡が分かります。ところが、成田空港離発着の航空機では、着陸機は成田空港から半径10Kmぐらいまで来ると、移動が止まってしまい、離陸機はこの圏内を出るまで、表示されません。現在の成田空港管制は、約半径9Km以内は成田空港の管制塔で管制していますが、それよりも外側は羽田空港の管制官が、羽田空港と成田空港関係の航空機を一括して管制しています。このあたりの事情が関係しているのかも知れません。
 しばらく見ていたところ、9時20分頃に、南に離陸した大韓航空706便が混雑時間帯に使う早廻り飛行コース(リンクの図で黒い点線の飛行コース)で、山武市市街地付近や、八街市市街地付近を飛行しました。この時間帯は離陸ラッシュ時には少し早く、離陸する飛行機もあまりなく、“混雑時間帯”とはとても言えない時間でした。多分、燃料節約のために、早廻り飛行コースを使ったものと考えられます。このように、一旦、新しい飛行コースが出来ると、騒音被害地拡大に関係なく、最初の約束以外にも使われるようになるのですね。この時の飛行コースを、右側に画像で示します。

@4月3日から羽田空港にも「空港警備中隊」を配置
 警視庁は昨日、羽田空港国際化に伴い、羽田空港のテロ警戒に専従する「空港警備中隊」を4月に発足させ、4月3日から警備を始める、と発表しました。爆弾テロやNBC(核・生物・化学)テロなどの警戒に当たります。空港専従警備隊は成田空港に続いて全国2番目になります。

@政府専用機のB747型機2機を18年度に退役させる方針
 政府は現在の政府専用B747型機2機を2018年度に退役させる方向で検討に入りました。日本航空が同型機を全て退役させ、全日空も近く退役させる方針のため、整備が難しくなることを考慮しています。新政府専用機にはB787型機を検討するとしています。2機を調達するには約400億円かかります。
【コメント】この苦しい財政状況の中、これが最良の選択なのでしょうか。B747型機の整備資格を持った整備士はまだいると思いますし、機体も十分に使えるはずです。燃費が悪いとか、整備士やパイロットを公務員(自衛隊員)として確保するのが財政的に難しいなどの問題があるのでしょうか。もっとも、これはB787型機になってもお金がかかるのは同じですね。米国などからの「B787型機を買え」などと言う圧力のためではないでようね。


*3月16日

@和解の一坪共有地に庭園オープン
 昨日、成田市東峰にある茶畑に、昨年9月、和解成が成立した一坪共有地約155平方メートルに庭園がオープンしました。地権者が和解の条項に基づいて整備したものです。造園業者に頼んで、約100本の草木を植えました。

@米国大使館が浜田市に「訓練への理解を」との書簡
 米軍機の低空飛行訓練による騒音に抗議した、島根県浜田市の抗議文に対して、米国大使館は先月29日付で「低空飛行訓練は、米軍が日米安保条約上、必要な能力を維持させるもの」として、訓練への理解を求める書簡を送りました。
【コメント】米国本土の基地周辺では訓練の飛行についても、騒音に対する基準が厳しく適用されている、と聞いています。日本を占領国並みに扱うものですね。朝鮮半島に、先制攻撃で侵攻するための訓練と思われますが、こんな訓練が日本にとって、本当に必要なのでしょうか。

@「新関西国際空港会社」社長に民間から安藤圭一氏
 政府は4月に国の全額出資で設立する「新関西国際空港会社」の社長に、三井住友銀行副頭取の安藤圭一氏を充てる方針を固めました。来週にも閣議了解します。関西空港と大阪空港を統合した後も、同氏が社長を務めることになります。

@HIS会長が「全盛事業(LCC)には進出しない」
 HISの澤田会長は昨日、HISの航空会社進出について「外国政府や国内から2〜3の誘いが来ているが、HISには『全盛事業には進出しない』と言うポリシーがある。格安航空会社(LCC)は今後数年にわたり全盛時代となるので、進出しない」と述べました。また、「将来若手が航空業界に進出するとすれば、次代を担う新しいエアラインをアジア大航海時代のためにつくる事になるだろう」と述べました。


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