2014年1月後半の出来事


*1月31日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」の39〜42例目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」39・40・41・42例目が発生しました。いずれも、上海のプドン空港の濃霧により、出発が遅れたもので、午後11時9分から同40分の間に、A滑走路に着陸したものです。

@2013年の総発着回数が初めて22万回を超える
 成田空港の2013年1年間の発着回数が前年同期比(以下同じ)6%増の22万1692回となり、初めて22万回を超えました。国際線の発着回数は2007年に次ぐ2番目で、国内線は30%増と過去最高になっています。総旅客数は8%増の3573万9408人でしたが、こちらも、2007年には及びませんでした。国際線旅客数は3%増で過去9番目、国内線旅客数は49%増で過去最高となりました。

@S7航空が夏季スケジュールで成田=ウラジオストック線を増便
 S7航空(シベリア航空)は夏季ダイヤで成田=ウラジオストック線を、週2便から3便に増便します。運航日は火・木・土曜日となります。機材はA320型機を使います。

@芝山鉄道が4月1日から運賃を値上げ
 芝山鉄道は27日、4月からの運賃を値上げする申請を国土交通省に出したことを明らかにしました。成田=芝山千代田間を現行の190円から200円とします。定期運賃も上がりますが、回数券は据置、とのことです。

@バニラの欠航が明日も続く
 バニラ・エアは機材の修理が長引き、今日も、6便が欠航となりました。明日も6便が欠航となる見込みです。今回の機材故障による欠航は3日間で計22便となります。

@日航の第3四半期純利益が1235億円、通期予測は1480億円、10月に株式を分割
 日本航空は今日、「平成26年3月期 第3四半期連結業績」を発表しました。それによりますと、売上高は前年同期比(以下同じ)5.1%増、営業利益は13.1%減の1374億円、純利益が12.2%減の1235億円となっています。また、平成26年3月連結決算予想では純利益を1480億円と、昨年10月予想よりも200億円上方修正しています。(29日の出来事参照)
 また、10月1日に1株を2株にする株式分割を行う事を発表しました。理由は、投資単位当たりの金額を引き下げることにより、個人投資家にも投資しやすい環境とする、としています。

@スカイマークの通期見通しは10億円の赤字
 スカイマークが昨日発表した、2014年3月決算見通しによりますと、純利益が10億3100万円の赤字となる見込みです。前期は37億7800万円の黒字でした。昨年10月段階の見通しでは20億円の黒字としており、大幅な下方修正となりました。円安が急激に進んだことや燃料の高騰、旅客数が伸び悩んだことが原因とのことです。


*1月30日

@12月発着回数と旅客数が12月過去最高に
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「12月空港運用状況」によりますと、総発着回数が前年同月比(以下同じ)4%増、この内、国際線発着回数が3%増、国内線発着回数が8%増となり、いずれも12月としては過去最高になりました。
 総旅客数は8%増、国際線旅客数が5%増で、この内、日本人は±0、外国人旅客数は20%増となり、国内線旅客数は30%増となって、いずれも12月としては過去最高となりました。
 国際線総貨物量は5%増、この内、輸出量は6%増、輸入量は4%減となっています。給油量は3%増でした。

@ジェットスター・J のタラップが搭乗橋部分に衝突
 昨日午後4時半頃、成田空港第2ターミナルでジェットスター・ ジャパンのタラップ車が、搭乗橋と接続する旅客ビルの張り出し部分に衝突し、窓ガラス1枚を割る事故がありました。幸い、この77番ゲートは、当時使われておらず、けが人はいませんでした。この張り出し部分の下を通過する車両は高さ3.8m以下でなければならないのに、タラップ車は約2mも超過していました。運転手は「高さを失念していた」と話しているそうです。写真は衝突したタラップと同じものです。これを車両で引っ張って移動します。

@バニラ・エアの故障は油圧系等のトラブル、今日も7便欠航
 昨日のバニラ・エアの欠航は1号機(JA01VA)の油圧系統の不具合とのことです。部品を海外から取り寄せるため、1号機の復帰が何時になるか、現時点では確定していません。この影響で、今日の7便が欠航となります。なお、欠航に対しては、2週間以内の同区間便への無料のフライト変更、または搭乗日より30日以内の申請で払い戻し対応を行う、とのことです。

@全日空のB787-8型機がブレーキ不具合で2時間20分の遅れ
 現地時間29日午前1時頃、シンガポール発成田行きの全日空902便・B787型機はブレーキシステムの一部に不具合が発生し、整備のため、約2時間20分遅れで出発しました。

@運輸安全委の委員長が「(高松発煙事故)報告書を出来るだけ早く公表」
 運輸安全委員会の後藤委員長は昨日の記者会見で、昨年1月に高松空港で起こった、全日空B787-8型機の発煙事故調査報告書公表について「米運輸安全委員会(NTSB)がボストンの日本航空 B787-8型機発火事故についての報告書を秋頃に発表する、とのことなので、こちらも出来るだけ早く、公表出来るように努力する」と述べました。さらに、1月14日に起こった日本航空B787-8型機発煙事故について「重大な関心を持っている。必要に応じて調査官を立ち会わせている」と述べ、工藤主席調査官は「高松事案では6つのセルが損傷したので、証拠が失われた。今回は7つのセルが無事なので、何らかのヒントが残っていることを期待している」と述べました。

@日本航空が国内線インターネットサービスを7月開始
 日本航空は7月から国内線での機内インターネットサービスを開始します。料金は30分400円の時間割料金と1フライト500円からのプラン(路線の距離と使用する機器によって異なる)が用意されます。ただし、国際線の例ですと、離着陸時の各約30分程度は接続出来ないようです。詳細は5月頃発表の予定です。

@全日空が早期退職者200人募集へ
 全日空は早期退職希望者200人の募集を始めました。広範な職域で募集しますが、40〜59才で、2月26日までを期限としています。これにより、年間約20億円の経費削減を見込みます。


*1月29日

@資料室に「健康調査についての要望書と回答」を載せました。

@バニラの成田=新千歳線が就航開始
 今日からバニラ・エアの成田=新千歳線が就航しました。1日3往復します。ただ、今日の成田=新千歳線の1往復(903・904便)は欠航となりました。また、成田=沖縄線の1往復(805・806便)も欠航となりました。理由は分かりません。

@成田空港活性化協議会が来月上旬に2回のセミナー開催
 成田空港活用協議会は来月3日と10日に「県内 活性化ビジネスセミナー」を開催する、とのことです。3日には茂原市役所で「成田空港と圏央道の活用」、10日には三井ガーデンホテル千葉で「MICEとその魅力」をテーマに開催します。
 「MICE」とは、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行), Convention またはConference(大会・学会・国際会議), Exhibition(展示会)の頭文字をとった造語です。

@日本航空の4〜12月連結利益が1300億円の見込み
 今日の日本経済新聞(会員登録版)によりますと、日本航空の2013年4〜12月期の連結利益は前年同期比約18%減の1300億円になる模様、とのことです。円安による燃料費の増加や海外での空港使用料の値上げなどが響いています。2014年3月通期の営業利益予想では、従来予想は同21%減の1550億円ですが、この内の約8割を4〜12月期で達成していることから、上振れする可能性もある、とのことです。

@ FAA がB767型機に耐空性改善命令(AD)
 27日の出来事で書いた、B767型機の昇降舵点検改修問題ですが、アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間27日に米国の航空会社が運航するB767型機に対し、耐空性改善命令(AD)を出しました。同型機を運航する日本なども同様の措置を検討しています。写真は新千歳空港で撮影したエアドゥのB767型機です。

@新生アメリカン航空 G が4億3600万ドルの黒字、純利益は20億ドルの赤字
 米国のアメリカン航空グループが現地時間28日に発表した、合併後初めての2013年10〜12月期決算は、特別損益調整後ベースで4億3600万ドルの黒字になりました。運賃の上昇や燃料費の下落が貢献しています。しかし、純損益は20億ドルの赤字でした。合併に伴う特別損失・24億ドルが響いています。


*1月28日

@マレーシア航空が成田=ロス線を5月2日以降運休へ
 マレーシア航空はクアラルンプール=成田=ロサンゼルス線の内、成田=ロサンゼルス間を5月2日以降運休する見込みです。現在、同社のホームページでは5月2日以降の予約が出来なくなっています。

@成田空港昨年12月の輸出額は0.8%減、輸入額は20.6%増
 東京税関が今日発表した「昨年12月の貿易概況(速報)」によりますと、成田空港の輸出額は前年同月比(以下同じ)0.8%減、輸入額は20.6%増となりました。

@全日空 G 12月輸送実績は国際線が72.2%、国内線が59.8%
 全日空は今日、「12月 ANAグループ旅客輸送実績」を発表しました。それによりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)3.3%増、搭乗率は1.5ポイント減の72.2%、国内線旅客数は5.1%増、搭乗率は1.3ポイント増の59.8%となっています。
 成田空港関係路線の搭乗率は、成田=札幌線が25.7ポイント増の69.2%、成田=大阪線が0.5ポイント増の79.7%、成田=福岡線が2.0ポイント増の46.9%、成田=中部線が6.2ポイント増の74.7%、成田=仙台線が12.3ポイント減の46.4%、成田=那覇線が12.1ポイント増の64.1%、成田=新潟線が2.7ポイント増の42.8%となっています。

@日航が発煙事故のB787-8型機を復帰
 日本航空は発煙トラブルを起こしたB787-8型機(JA834J)を今日午前0時5分発の羽田発サンフランシスコ行き・日本航空2便として復帰させました。「バッテリーは新品と交換しており、航空局と協議の上決めた」とのことです。同機は順調に飛行していました。

@日本航空のB787-8型機でトラブル2件
 昨日の正午前、成田発ボストン行きの日本航空8便・B787-8型機がゲートを離れ、エンジンを始動したところ、電源システムの一部に不具合が発生しました。このため、同機はゲートに戻り、整備作業に時間がかかるため、他のB787-8型機に機材を変更して2時間52分遅れで出発しました。
 また、昨日の夕方、北京発羽田行きの日本航空22便・B787-8型機の出発前点検で、フラップの一部に不具合が発生しているのが見つかりました。このため、他のB787-8型機に機材を変更して運航する事になりましたが、出発が遅れています。

@「ライオンエア」がB787型機機5機をキャンセルへ
 現地時間27日のロイターによりますと、インドネシアのLCC「ライオンエア」は2012年6月にボーイング社と覚書を結んだ B787型機5機の発注をキャンセルする見込み、とのことです。長距離路線よりも中・近距離路線網の構築が先決、との考えに基づくもの、とのことです。

@ファーストクラスの航空券1枚で300回以上の無料食事・中国
 今日の「らば Q」によりますと、中国の西安市の空港でファーストクラスのチケット1枚を購入し、チケットに付いている特権で VIPラウンジの無料の食事を300回以上も利用した人がいるそうです。ファーストクラスのチケットは1年間に何回でも予約変更が出来、この男性は毎日のように予約を変更して、食事を堪能したそうです。極めつけは有効期限の1年が来る直前に、キャンセルしキャンセル料の払い戻しを受けた、とのことです。この方法は航空会社の想定外で、違反にはあたらなかった、とのことです。


*1月27日

@全日空が30日からの普通運賃値上げを撤回
 今日の「Response」によりますと、全日空は1月8日に明らかにしていた3月30日からの運賃引き上げ(『引き上げ』という文言は使っていませんが)を行わないことを明らかにしました。ただし、消費税引き上げ分は転嫁します。日本航空が当面、消費税引き上げ分だけの値上げで、普通運賃の引き上げを見送ることを発表したことに対抗した措置とみられています。
【コメント】プレスリリースを見ても「値上げを取りやめる」とは書いていません。多分、24日のプレスリリースがこのことを示していると思うのですが。

@FAAがB767型機の昇降舵改修を命令へ
 今日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、アメリカ連邦航空局(FAA)は 現地時間27日にも、B767型機の尾翼昇降舵に故障の恐れがあり、最悪の場合パイロットが機体を制御出来なくなる可能性がある、として点検の強化と、特定のボルトなどを交換するなどの命令を出す予定、と報じています。この問題は2000年に発覚し、FAA は検査を強化するように命じました。今回はこれを恒久的な改修案としました。

@香港当局が「ジェットスター香港」への認可を未だ出さず
 昨日の「Traicy」によりますと、カンタス航空と、中国東方航空、信徳集団が設立した「ジェットスター香港」が香港当局の認可が降りずに、運航開始の見通しが立っていない、とのことです。「ジェットスター香港」が導入予定の、エアバスA320型機は、現在フランス・トゥールーズのエアバスの工場に7機が駐機されています。すでにリース料が発生しており、コスト削減が課題になっています。また、50人程度のパイロットや客室乗務員を雇用しており、機材は6月までにあと2機を受領する計画、とのことです。キャセイ航空は「ジェットスター香港が実質的にはオーストラリアの会社であり、香港の権益が侵される」と認可に反対しています。
【コメント】この記事は11日の「The Sydney Morning Herald」の記事を元にしているようですが、 昨年11月に羽田路線に参入した「香港エクスプレス」を保護するための、香港航空当局の引き延ばしとも考えられますね。ジェットスター・ ジャパンの第2拠点化についても、国土交通省の承認の関係があり、遅々として進まないのでしょうか? 「航空の自由化」を叫ぶ国土交通省がこんな事をするとは思えませんが、もしかして、自民党航空族の権益確保を目指す“いじめ” ?

@ドイツの会社の安全ランキングで全日空が12位、日航が46位
 ドイツの JACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre)はこのほど「2013年の世界の航空会社の安全度ランキング」を発表しました。それによりますと、全日空が前年と変わらず12位、日本航空が1位上がって46位となっています。1位はニュージーランド航空、2位がキャセイ航空、3位がフィンエアとなっており、カンタス航空は10位でした。目立つところではエアアジアが昨年の29位から今年は60位未満となっています。
【コメント】このような調査は各国で発表されるのですが、疑問に思うのは過去の事故評価の事です。例えば、この調査では「過去30年」となっています。日本航空123便御巣鷹山墜落事故は1985年ですから今年の8月で29年前、評価の対象になります。これがなければ、日本航空の評価も上がるのではないでしょうか。私たちが知りたいのは「現在の安全度」ですので、過去は「10年程度」にして欲しいと思います。新しい航空会社は“過去”がないのですから。


*1月26日

@B787-8型機バッテリー問題で何らかの動きあるか ?
 昨日の出来事で書いた、「調査結果によっては、再改修の可能性がある」とのボーイング社担当者の発言ですが、米運輸安全委員会(NTSB)の報告書が近く出ることから、ここで、何らかの原因究明に繋がる指摘や対策への言及があるのではないでしょうか。報告書公表の前には関係者に対して、「これで公表する」との打診があるはずで、報告書の概要はすでにボーイング社が把握しているのではないでしょうか。しかし、今回起こった日本航空機での発煙問題で、報告書公表の時期が遅れる可能性もあります。また、24日の出来事で取り上げた大阪大学名誉教授の土岐博氏と佐藤健次氏の指摘も、検討される可能性があります。
 日本航空の植木社長は今回の発煙問題について「(運航継続を)迷うことなく決めさせていただいた」と述べたようですが、全日空と日本航空にとって、エミレーツ航空CEOが「(航空会社は開発の遅れ、バッテリートラブルと続く)B787型機で4年間にわたって地獄を経験してきた」と指摘した(2013年11月25日の出来事参照)苦しみは、今しばらく続くようですね。
 いずれにしても、原因究明が進むと良いと思うのですが、ただ、ボーイング社はリチウムイオン電池の採用に当たって、この電池の特性などをもっと綿密に研究すべきだったと思います。この電池の発火事故はかなりあったのですから。

@地銀が航空機リース事業に参入
 21日のブルームバーグジャパンによりますと、このところ、地銀が航空機リース事業に乗り出すケースが増えている、とのことです。地方経済の疲弊で、貸出金が思うように増えず、国債よりも利率の良い投資先として注目されている、とのことです。一方、航空会社が機材を調達するには巨額の資金が必要で、ボーイング社によりますと、今後の20年間に全世界で約500兆円の資金が必要とされています。この調達先として航空機のリース費用などの資金を、日本の地方銀行も含めた銀行団に注目している、とのことです。


*1月25日

@「春秋航空・日本」が成田ベースの客室乗務員を募集
 「春秋航空・日本」は成田空港をベースとする客室乗務員の募集をしています。契約社員ですが、正規社員登録制度もあります。入社時期は5月以降となっています。
【コメント】同社の日本での就航は「5月頃」と言われていましたが、この時期がずれるのでしょうか。

@国土が成田空港で液体物機内持ち込み保安検査の実証実験へ
 国土交通省は昨日、国際線でテロ対策として実施している、100ミリリットル以上の液体物持ち込み規制を、乗継客に限って緩和する事になりました。31日から実施されます。また、春頃から、成田空港で検査強化の実証実験を始めて、安全性を確かめた上で、液体物持ち込み規制の緩和を検討する事にしています。

@日本航空12月利用率は国際線が1.8ポイント減、国内線は2.8ポイント増
 日本航空が昨日発表した12月の「JALグループ マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)1.4%増、利用率は1.8ポイント減の73.0%でした。
 また、国内線は旅客数が8.0%増、利用率は2.8ポイント増の61.2%でした。成田空港関係路線の利用率は成田=伊丹線が5.3ポイント増の77.2%、成田=札幌線が15.7ポイント増の66.8%、成田=中部線が3.3ポイント増の56.6%、成田=福岡線が3.3ポイント増の39.8%、成田=那覇線が1.8ポイント減の48.1%となっています。

@第1ターミナル5階で「2014年版 航空関連カレンダー展」開催中
 23日に成田空港第1ターミナルに行ったところ、5階アートギャラリーの、エスカレーターを挟んだ反対側のスペースで「2014年版 航空関連カレンダー展」が行われていました。主催は航空科学博物館です。期間は今月31日までとなっています。航空科学博物館のページにも成田空港公式ホームページにも載っていなかった、と思うのですが。

@「調査結果によっては、再改修の可能性がある」ボー社担当者
 ボーイング社の B787型機サービスサポート担当責任者は現地時間24日、「リチウムイオンバッテリーの調査は続いており、調査結果によってはバッテリーの改修作業が更に必要になる可能性がある」と語りました。

@エアバスが「シンガポールエアショー」でA350型機をデモ飛行へ
 エアバスは現地時間23日、2月11日〜16日まで開催される「シンガポールエアショー」にA350型機の展示・デモ飛行を行う、と発表しました。参加するのは試験3号機で、最近、ボリビアで高地テストをした機体です。A350型機のエアショーなどでの展示・デモ飛行は初めてとなります。
【コメント】A350型機の開発は大きなトラブルもなく、試験飛行も順調に進んでいるようですね。

@トルコ航空が1日から名称を「ターキッシュ・エアラインズ」に変更
 トルコ航空は2月1日から日本語の名称を「ターキッシュ・エアラインズ」と変更します。元々、英語名は「Turkish Airlines」です。


*1月24日

@第3者委員会の名簿は明らかにされず、騒音区域全住民への調査も拒否
 昨日、成田国際空港株式会社(NAA)本社に行き、昨年12月16日に提出した「健康調査についての要望書」の回答を聞いてきました。口頭での回答でした。録音は取りました。しかし、誠意は見られず、調査については既存の方針通りで強行するようです。
 詳しくは後日載せますが、回答者へのクオカードなどの配布については「第3者委員会が回答者を多くするために考えたことで、一般的に行われており、公正中立を損なうものではない」との見解でした。「何故、騒音区域住民全員を調査対象にしなかったのか」と質問しましたが、「一般的に『その程度で十分』と第3者委員会が判断した」とのことで、私たちが「調査回答数を多くしたいのならば、騒音地区全員を対象者にすべきではないか」と要求したのに対しても、「第3者委員会が決めたこと」と答えるだけで、明確な回答はありませんでした。「何故、第3者委員会の委員名簿が公表されないのか」との質問にも、「報告書では公表されることになると思う」との回答で、こちらも公表する考えはないようです。「弱者への影響を調べる予定はあるのか」との質問に対しては、「最後に『自由意見欄』があるので、そこに書いてくれれば良い」とのことで、こちらも、調べる予定はないようです。

@アジアンエアの成田=バンコク線就航は延期に
 今日の「Traicy」によりますと、アジアンエアは明日から就航する、としていた成田=バンコク線就航を延期した、とのことです。同社の取材に対して「タイの政情不安の影響で、政府の機能が一部麻痺しており、許可が取れない」とのことです。
【コメント】日本側の国土交通省が同社に運航を許可した、との報道はないようです。

@NAA がメガソーラを建設へ
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、A滑走路の南西隣接地にメガソーラを整備することを明らかにしました。出力は2000キロワットで一般家庭約550世帯分となります。電力は東京電力に売電します。4月頃に着工し、来年1月に稼働させる予定です。
【コメント】航空機の離発着に影響は出ないのでしょうね。A滑走路に南から着陸する場合、太陽光の反射がパイロットの目に入ると着陸に支障が出ると思うのですが。

@「B787-8型機バッテリートラブルの原因は電磁ノイズ」との説
 今日の「WING DAILY」によりますと、大阪大学名誉教授の土岐博氏と佐藤健次氏は昨日、B787-8型機バッテリー発火・発煙の事故について、大電力を使う B787-8型機で電磁ノイズが蓄積されて、放電により火花が飛んで事故にいたった、との推測を発表しました。これを解決するには回路に「3本線対称回路を構築すれば、防げるはず」としています。両氏の研究は2月10日に発行される「英文版学術誌 『PROCEEDINGS OF THE JAPAN ACADEMY SERIES B』2月号(Vol.90)」に掲載される予定とのことです。

@太田大臣が日航の羽田=ホーチミン線開設を認める方針示唆
 太田国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、日本航空が申請している深夜・早朝時間帯を使った羽田=ホーチミン線の開設について「最終的には航空法に基づいて判断するということになる」と述べ、路線開設を認めざるを得ないとの認識を示しました。これについて、全日空は「公的資金による競争環境のゆがみが拡大しかねない」と反発しています。

@日本航空のB787-8型機でトラブル2件
 現地時間23日正午頃、サンディエゴ発成田行きの日本航空 65便・B787-8型機の出発前点検で、可動翼の一部に不具合がある、との表示が出ました。この整備に時間がかかるため、同便は欠航となりました。
 また、現地時間24日午前1時頃、バンコク発成田行きの日本航空718便・B787-8型機がエンジンを始動したところ、右エンジンの発電機の一つに不具合が発生しました。この整備のため、同便は1時間46分遅れで出発しました。

@全日空の運航停止補償は購入代金の値引きで合意
 今日の日本経済新聞(会員登録)によりますと、全日空はこのほどボーイング社とB787-8型機の運航停止を巡る補償交渉で合意に達した、とのことです。記事によりますと、現金で受け取ると課税対象になる事から、購入する航空機の代金値引きで補償を受ける事になりました。対象となるのは約40機のB787型機と3機のB777-300ER型機で、総額は約100億円となる可能性もある、とのことです。全日空によりますと、運航停止により、収入面で約150億円、営業利益で80億円の悪化となった、としています。
【コメント】B787-8型機を大宣伝して、一気に収入を上げるつもりだった全日空にとって、運航停止はイメージダウンで大誤算だったはずです。今後も、このイメージダウンはついて回るでしょうね。このような目に見えない面の補償はどうなるのでしょうか。この機種を選択してしまった全日空の自己責任もありますが。


*1月23日

@日航が夏季ダイヤを発表、成田から羽田に移行で成田が減便
 日本航空が昨日発表した「JALグループ、2014年度 路線便数計画を決定」によりますと、夏季スケジュールで成田空港関係路線では、国際線が成田=ニューヨーク線が1日1往復から2往復に増便、成田=モスクワ線が10月25日まで週3便から4便に増便、成田=ロンドン線が1日1往復から運休に、成田=シンガポール線が1日2往復から1往復に減便、成田=バンコク線も1日2往復から1往復に減便となります。
 国内線では成田=新千歳線が1日3往復から1往復に減便、成田=福岡線が1日3往復から1往復に減便、成田=中部線が1日2往復から1往復に減便となっています。
【コメント】国際線では羽田空港昼間時間帯で重なる路線が成田では減便となっているようです。国内線ではジェットスター・ ジャパンと共同運航している路線が減便となっているようです。

@日航、国内線運賃を当面、消費税引き上げ分の値上げに抑える
 日本航空の植木社長は昨日、4月以降の国内線普通運賃について、消費税値上げ分は転嫁するものの、「2014年度の計画の収支想定ができておらず、精査した中で考えていく。現段階では、現況を維持していくということだ」と、当面は普通運賃そのものの値上げは行わず、消費税増額分のみの転嫁とする考えを表明しました。
 また、3月30日の夏季スケジュールで羽田=ホーチミン線を深夜・早朝時間帯で新規開設することを明らかにしました。国土交通省は日本航空の新規路線開設について「慎重かつ抑制的に判断する」との態度を取っていますが、植木社長は「航空法に基づいて判断されると考えている。認可されるものと確信する」と述べました。航空法101条は、「航空事業者からの申請について、国土交通大臣は安全性や計画に問題がなければ許可しなければならない」と定めています。

@全日空B787-8型機で後部貨物室ドア損傷
 昨日午前10時半頃、出発準備中だった成田発シンガポール行きの全日空111便・B787-8型機(JA802A)で、後部貨物扉の損傷が見つかりました。このため、同便は機材を変更して、約6時間遅れで出発しました。写真は成田空港駐機場に駐機中のJA802A機です。

@全日空が国内線夏季スケジュールを発表
 全日空は昨日、国内線の夏季ダイヤを発表しました。新規開設は伊丹=青森線と新千歳=青森線になります。増便が7路線、減便が10路線となっています。また、成田=広島線と羽田=三宅島線が運休となります。

@主要57社11月取扱額で海外旅行が0.1%減に
 観光庁が昨日発表した「主要旅行会社57社の11月の旅行取扱状況(速報)」によりますと、海外旅行取扱額は前年同月比(以下同じ)0.1%減、外国人旅行取扱額が39.8%増、国内旅行取扱額が4.6%増となりました。

@作業車が衝突し、エアドゥ機に穴が開く
 エアドゥは昨日、20日未明に、羽田空港で同社の B767型機と業務を委託している業者の作業車が衝突し、機体に穴が開いたことを発表しました。この影響で20〜22日にかけて計13便が欠航し、今日以降も遅延や欠航が出る可能性がある、とのことです。発表の遅れについて、「整備作業に追われていたため」としています。

@ノルウエー・エアシャトルのB787-8型機から燃料が漏れている写真
 「GIZMODO」によりますと、ノルウエー・エアシャトルのB787-8型機から燃料が漏れるトラブルがありました。離陸に向け誘導路を移動中に乗客が見つけ、客室乗務員に知らせ、この便は欠航となりました。乗客の撮影した写真が載っています。なお、ノルウエー・エアシャトルの広報は「パイロットは計器から、燃料漏れに気付いていた」と述べたそうです。
【コメント】ノルウエー・エアシャトルのB787-8型機もかなりのトラブルに見舞われており、ボーイング社に対して補償とメンテナンス体制充実についての要求を出していました。今回の燃料漏れが、機体の問題かどうかはわかりませんが。


*1月22日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」38例目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」38例目が発生しました。成田発シンガポール行きの全日空8541便・B767-300型機が、前便のアモイ空港周辺の空域使用制限により、出発が遅れて成田空港到着が遅れたため、午後11時24分にA滑走路から離陸したものです。

@成田=ダナン線を7月に再開か、ベトナム航空
 今日の「日刊ベトナムニュース」によりますと、ベトナム・ダナン市外務局は、ベトナム航空が今年7月にも成田=ダナン線直行便を再開する、と述べた、とのことです。昨年3月には「今年(2013年)末までに再開する」との報道(2013年3月12日出来事参照)がありました。この路線は2010年に季節限定で運航されたことがあります。

@ジェットスター・ J が夏季スケジュールを発表
 ジェットスター・ ジャパンは今日、夏季スケジュールを発表しました。冬季に比べて最大で1日2往復の増便で1日最大38往復となります。成田=関西線が1往復増の最大5往復、関西=新千歳線が1往復増の最大2往復となり、逆に成田=大分線が最大3往復から最大2往復へ、成田=那覇線は最大4往復から最大3往復となります。
【コメント】新規路線への就航はありません。余っている機材をどう使うのでしょうか。もっとも、新規就航は準備が整えば、いつでも出来ますが。

@国土交通省がA330-300型機に型式証明交付
 国土交通省は今日、スカイマークが導入する A330-300型機の型式証明を交付しました。これにより、日本国内での運航が可能となりました。
 スカイマークの A330-300型機機1号機・2号機は、当初、1月中旬の受領を予定していましたが、2月下旬にずれ込む、とのことです。これにより、3月25日の羽田=福岡線への投入が遅れる可能性もありますが、予約はB737-800型機の177席で行っているため「影響はない」とのことです。

@発煙したバッテリーをGSユアサで分解調査
 運輸安全委員会は今日から、発煙したB787-8型機バッテリーを製造元の 「GSユアサ」に持ち込んで、分解調査する、とのことです。この調査には日本航空や米運輸安全委員会(NTSB)やアメリカ連邦航空局(FAA)やボーイング社の調査官も加わります。


*1月21日

@日本航空が自社養成パイロットの募集を5年ぶり再開
 日本航空は昨日、5年ぶりに自社養成パイロットとして、来年新卒者の募集を再開します。人数は未定としています。会社更生法の申請で採用を取りやめてから、初めてとなります。将来のパイロットの年齢不均衡を解消するため、とのことです。
 また、経営破綻の影響でパイロット訓練を見送っていた、2008〜2010年に採用したパイロット候補生113名については、4月から「准定期運送用操縦士(MPL)」訓練を開始する、とのことです。

@全日空が「差別」との批判で、コマーシャルを3日で取りやめ
 全日空は昨日、18日から放送を始めたテレビコマーシャルを取りやめる、と発表しました。コマーシャルの中で、一人の日本人が「日本人のイメージを変えよう」と発言し、もう一人の 日本人タレントが鼻を高くしたり、金髪のカツラを着けたりして会話する部分があり、「人種差別だ」「不快感を与える」などの苦情が多く寄せられた、とのことです。全日空によると「コマーシャルの意図は、国際線が増えて日本人が海外で活躍するようになる、と紹介するものだった」としています。

@「成田」と「羽田」を間違える報道目立つ
 私も良く間違いをするので、大きな事は言えませんが、このところ、ニュースチェックをしていると「成田」と「羽田」を間違えて書いている例を何件か見かけました。「エッ!この航空会社が成田空港に乗り入れているの!」と、大慌てで調べ直す事が何回もありました。

@GECAS がB737MAX型機20機を発注
 ボーイング社は現地時間20日、GEキャピタル・ アビエーション・サービス(GECAS)から B737MAX型機20機と B737-800型機20機の発注を受けた、と発表しました。


*1月20日

@航空科学博物館のDC8シミュレーターが復活
 航空科学博物館の故障していた DC8シミュレーター(2013年10月24日出来事参照)が1日から正常に運用している、とのことです。
 昨日気付いたのですが、同館では「SF21クラブ」というものがありまして、シミュレーターを使って、インストラクターの指導で、操縦技術や航空の知識を習得出来るようです。もちろん、パイロットの資格を得ることは出来ませんが、資格を取る前の予備訓練としては役立ちそうです。受講料は1時間3000円で、5時間分を1単位としているようです。

@エアアジアが来年にも日本再進出、成田空港は避ける
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、エアアジアのトニーCEO は同紙とのインタビューで「日本は当社が非常に強気に見ている市場だ。」と述べ、日本での提携先を確保して、来年に日本での事業を再開する意向を明らかにしました。その際に「新たな日本事業ではより低いコストを達成するため成田を避ける方針だ」と述べた、とのことです。

@発煙事故で航空局関係部課が立ち入り禁止に
 今日の日刊航空によりますと、国土交通省は日本航空 B787-8型機の発煙事故発生の連絡を受けると、航空局関係部課への関係者以外の立ち入りを禁止した、とのことです。
【コメント】物々しいですね。現在も立ち入り禁止かどうかはわかりませんが、“密室調査”にならないよう願います。

@エアバスCEO「日本では大型機導入が必要となるだろう」
 今日の「WING DAILY」によりますと、エアバスのジヌーCEOはこのほど、同紙とのインタビューに答えて、「まずはサポート体制の強化に務める。まずは既存の顧客満足レベルを上げていくことが、私の優先事項」と述べ、LCCやスカイマークや今後A350型機を導入する日本航空をサポートしていくことに力を入れることを表明した、とのことです。また、今後20年間の日本発着航空機の内、「約50%以上が日系航空会社の需要」と分析していることを明らかにし、日本では航空機の小型化が一段落した後、「航空機を増やそうとしても、発着枠にも限界があるため、今後は大型化するだろう。A350XWBやA380クラスの機材が増加していくだろう」との見解を示しました。


*1月19日

【訂正】全日空A320型機の座席数は166席でした
 昨日の出来事のコメント欄で書いた、全日空A320型機の座席数ですが、読者からのご指摘があり、座席数は180席ではなく、「166席」でした。訂正いたします。私の思い違いでした。すみません。

@「タイ・エアアジアX」が3月に成田に乗り入れ ?
 今日の「Traicy」によりますと、「タイ・エアアジア・X」は3月にもチャーター便として、成田=バンコク線と関西=バンコク線に就航する可能性がある、とのことです。一部では「定期便として就航する」との情報もある、としています。
【コメント】東南アジアの新興航空会社は自社の知名度をアピールするためでしょうか、当局の承認がまだなのに、決まってもいないことをぶち上げる傾向があるので、どこまで信用出来るのかわかりませんね。

@今日からバッテリーをJAXAで調査
 昨日の NHKニュースによりますと、国土交通省は発煙した日本航空B787-8型機のバッテリーを、今日から調布にあるJAXA 飛行場分室に持ち込み、大型特殊 CT スキャナーを使って、内部の詳しい調査を始める、とのことです。
【コメント】昨年1月の全日空B787-8型機発煙や、日本航空B787-8型機発火の際には、バッテリーの損傷が激しく原因の究明が難しかったようです。今回は損傷の度合いが軽ければ、原因解明が進むかも知れませんね。期待します。

@昨年の訪日外客数は24%増、出国日本人数は5.5%減
 観光局が17日に発表した昨年1年間の「訪日外客数・出国日本人数」推計によりますと、2013年1年間の出国日本人数は前年比5.5%減、訪日外客数は同24.0%増と過去最高になりました。また、昨年12月の速報値は訪日外客数が前年同月比25.4%増、出国日本人数は同2.8%増となっています。

@サウスウエスト機の誤着陸は思い込みで誤認した可能性
 現地時間12日に米国で起こった、サウスウエスト航空の誤着陸事故の原因はパイロットの思い込みにあったようです。米運輸安全委員会(NTSB)によりますと、航法装置には目的地の空港が正しく入力されていましたが、夜間でもあり、15マイル手前の空港を目的空港と思い込んで、手動で着陸したようです。着陸直後に誤着陸に気付き、急制動をかけて滑走路端の手前で止まりました。もし、急制動をかけていなかったら、オーバーランして大きな事故に繋がっていた可能性があります。機長はこの空港に着陸したことはなく、副操縦士は昼間に1度着陸した経験があるそうです。

@13年受注数はボー社が1355機、エアバスが1503機
 ボーイング社は現地時間6日、2013年の引渡数が648機、純受注数が1355機となった事を明らかにしました。
 エアバスは現地時間13日、2013年の引渡数が626機と過去最高、キャンセル数を差し引いた総受注機数は1503機となったことを明らかにしました。


*1月18日

@「安全運航に支障ない」と太田大臣
 太田国土交通大臣は昨日、閣議後の記者会見で「バッテリーの機能は維持されており、運航中に発生しても安全運航に支障はない」と述べました。
【コメント】ボーイング社の言い分を鵜呑みにしているのでしょうか。新造機であり、まだ、システムが安定せず、トラブルが多々発生しているのに、本当に「安全に支障がない」と言い切れるのでしょうか ? 

@関西空港でB777型機のエンジンカバーが脱落、滑走路3時間閉鎖
 昨日午後6時56分頃、台北発関西行きのキャセイ航空564便・B777-300型機の右エンジンカバーが脱落していることがわかりました。この便が着陸したB滑走路を閉鎖して点検したところ、部品の破片が見つかり、安全確認のため、B滑走路が約3時間閉鎖されました。離着陸はA滑走路を使って行われたため、大きな遅れなどはありませんでした。
【コメント】またまた、キャセイ航空の B777型機の部品脱落です。成田空港でも7月以降、同航空の B777型機からの部品脱落が2件(2013年12月29日の出来事参照)起こっています。

@米国のLCCがA320型機の座席数を178席に、日本では普通
 昨日の「アメーバーニュース」によりますと、米国のLCCである「スピリット航空」と「サウスウエスト航空」はシートの前後間隔を狭めました。スピリット航空は28インチ(約71cm)にすることにより、A320型機の座席数を178席に増やした、とのことです。
【コメント】日本のLCCでは当たり前ですね。全日空の A320型機でも座席は180席だったと記憶しています。身長の高い米国に人にとっては、我々が感じるよりも窮屈に感じるのでしょうね。


*1月17日

@千葉県の経済団体が「第3滑走路建設」を国土交通省に要望
 成田商工会議所や千葉県経済同友会などの6団体は15日、国土交通省に対して「30万回後」の成田空港機能拡張として、成田空港第3滑走路建設を要望しました。成田空港の競争力低下を恐れての要望です。
【コメント】日本経済新聞の記事では「用地買収や具体的な計画などはまだないが、地元では整備を求める声がでている。」と書いていますが、『地元』とは何を指しているのでしょうか。『地元』と言うからには、成田空港周辺住民を加えて考えるべきです。周辺自治体や経済団体のみを『地元』としていて、事を強引に進めるのが、今までの通例でした。

@15日早朝に最大級のアントノフ124型機が成田で給油
 今日の日刊航空によりますと、13日早朝午前5時30分頃にヴォルガ・ドニエプル航空が運航する世界最大級のアントノフ124型機が離陸しました。積荷は人工衛星でした。羽田空港では深夜・早朝時間帯は滑走路が2500mとしてしか使えず、燃料の搭載が制限されるため、成田空港で燃料を満載してカザフスタンのバイコヌール宇宙基地に向かった、とのことです。
【コメント】「カーフュー弾力的運用」や「従来取り決めによるカーフュ」には出ていませんでしたので、多分、午前6時過ぎに成田空港に着陸したものと思われます。なお、同機は福島原発で使う巨大消防車を積んで、成田空港に飛んできたことがあります。右がその時の写真です。

@「2015年卒就職人気企業ランキング」でNAAが93位に
 人材情報企業の「学情」が、10日に発表した「2015年卒就職人気企業ランキング」によりますと、総合で、成田国際空港株式会社(NAA)が93位、新関西国際空港会社が182位となっているそうです。全日空は3位、日本航空は7位となっています。

@発煙バッテリーの内部を調査
 日本航空B787-8型機の発煙問題ですが、運輸安全委員会などは昨日、成田空港内でバッテリーの内部を開ける調査を開始しました。この調査にはアメリカ連邦航空局(FAA)の調査官も参加しました。米運輸安全委員会(NTSB)の調査官も加わる予定です。バッテリーを十分に放電した後、JAXAかGSユアサに持ち込んで詳しい調査を行うようです。

@日本航空のB787-8型機が油圧ポンプ交換で3時間以上遅れる
 今日午前1時5分発の羽田発バンコク行き日本航空33便・B787型機は前便として運航中に、3台ある補助油圧ポンプの1台に不具合が発生し、この整備のため、出発が3時間13分遅れました。

@ジェットスター・J が座席指定料などを値上げ
 ジェットスター・ ジャパンは昨日、スタンダード・シート ・アップフロント・シート・エクストラ・レッグルーム・シートの指定料金と、新千歳空港と那覇空港路線の受託手荷物料金の値上げを発表しました。

@ボンバルディア社が「Cシリーズ」の商業運航開始を遅らす
 ボンバルディア社は現地時間16日、開発中の「C シリーズ」の営業運航について、安全性を確保するため、当初の予定よりも遅れて、CS100型機が2015年後半、CS300型機は2016年前半になる、と発表しました。大きな設計変更はないとし、製造工程の問題としています。

@アル・カータニ航空会社がCS300型機を16機確定発注
 ボンバルディア社は現地時間16日、サウジアラビアのダンマームを拠点とする「アル・カータニ航空会社」から CS300型機16機の確定発注を受けた、と発表しました。この機体は新設された「サウジガルフ航空」で使用される、とのことです。


*1月16日

@第40回騒音対策委員会は3月27日
 昨日、成田国際空港株式会社(NAA)の担当者から連絡がありまして、今年の騒音対策委員会(40回目)が3月27日の午後開かれる、とのことでした。

@アジア・アトランティック機から燃料漏れる
 昨日午後0時20分頃、出発準備中のバンコク行き「アジア・アトランティック・エアラインズ」B767型機で左主翼付近から燃料約1リットルが漏れるトラブルがありました。消防車7台が出動しましたが、出火などはありませんでした。同機は約7時間遅れて出発しました。同機は HIS のチャーター便です。

@ウズベキスタン航空が4月2日から成田=タシケント線を再開
 ウズベキスタン航空は昨年11月から運休していた、成田=タシケント線を4月2日から、週2往復(成田発で水曜日・金曜日)再開します。機材は B767型機を使います。夏季に需要が見込めることから再開する、とのことです。

@航空局が日航機バッテリートラブル調査に及び腰 ?
 今日の「日刊航空」によりますと、航空局は日本航空B787-8型機のバッテリートラブルについて、「大きな加熱に 至ったわけではない」として、現在のところ、運航停止や一斉点検など特段の指示はしない方針、とのことです。
 また、同紙は日本航空・ボーイング社・航空局の3者はトラブル発生後に、調査方針について議論し、昨日未明に機体からバッテリーを取り外し、昨日深夜まで、話し合いを続けて、最初は JAXAで CTスキャン調査を行うことや、製造元の GSユアサでの分解調査を行う事などを検討した、とのことです。しかし、結局、今日は成田空港で検査を行い、今日、改めて調査方針を話し合うことになった、と報じています。
【コメント】これで航空当局者として良いのでしょうか。乗客の安全を優先するよりも、航空会社とボーイング社に有利な方向を選んでいるように思えます。日本航空 B787-8型機のエンジン問題(2013年11月24・26日出来事参照)についても、メーカー任せで何の対策・指導も行っていません。安全を置き去りにして、国民を旅行に駆り立てるのが「アベノミクス」なのでしょうか。

@BA が離着陸時の電子機器使用を許可、ただし、機内モードで
 ブリティッシュ・エアウェイズは現地時間14日、離着陸時の電子機器の利用が出来るようになった、と発表しました。しかし、機内モードでの使用が条件で、通話は出来ません。また、機内モードの機能がない機器については電源を切ることになり、使用出来ません。また、Bluetooth対応機器はタキシング中も Bluetoothの使用は出来ません。


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