2013年12月後半の出来事


*12月31日

@LCC就航で夜明かしする人が急増・成田空港
 今日の朝日新聞(会員登録)によりますと、LCCが就航してから、成田空港で夜明かしする旅客が,就航前の1日50〜60人から130〜200人に増えている、とのことです。これらの夜明かしする旅客に対して成田国際空港株式会社(NAA)は第2ターミナルで3連の椅子を増やしたり、24時間対応のコンビニを設置したり、24時間対応の案内所を設置したりの対策をとっています。NAAでは今後「宿泊施設の設置も検討していく」とのことです。

@東京都が騒音測定結果に基づき環境大臣などに要請
 東京都は13日、平成24年度の横田飛行場、厚木飛行場及び東京国際空港周辺における航空機騒音測定結果に基づいて,環境・外務・防衛の各大臣宛に「航空機騒音防止対策の推進に関する要請」を行いました。測定結果によりますと、横田飛行場周辺では16測定点の内、5か所で環境基準不適合で、内2か所は1978年以来不適合の状態が継続しています。また、厚木飛行場周辺では11地点中3地点で不適合となっています。

@日本航空のB787-8型機が推力制御不具合で2時間半遅れる
 現地時間30日、ボストン発成田行きの日本航空7便・B787-8型機は、前便の飛行中に自動推力制御装置に一時的な不具合が発生しました。このため、必要な整備に時間がかかり、2時間29分遅れで成田空港に向かいました。成田には午後5時25分に到着の予定です。
【コメント】日本航空のB787型機は12月に大きな遅れもなく順調でしたが、残念でした!


*12月30日

@「成田空港サーバー 資料室」に「千葉県の『平成24年度成田空港周辺航空機騒音測定結果報告書』を読む」を載せました
 千葉県の平成24年度騒音騒音測定結果報告書については,27日の出来事で一部載せましたが、全体の概要を,私見も交えてまとめてみました。
 環境基準の達成率は0.4ポイント増の69.4%でしたが、年間WECPNLでは,特に、A滑走路関係で前年度よりも上昇しています。飛行回数の増加と、早朝便の増加が影響しているのではないかと推測されます。

@全日空のB787-8型機が空調システム不具合で欠航に
 昨日午後5時10分発予定の伊丹発羽田行き全日空32便・B787-8型機で,空調システムに不具合が発生しました。この整備に時間がかかるために、同便は欠航となりました。

@スターフライヤーが希望退職者募集期限を延長
 スターフライヤーは経営建て直しの一環として希望退職者を募集していましたが、期限の26日になっても、応募者が30名に満たず、応募期限を1月17日まで延長しました。

@機内の迷惑な客の1位は「子供の面倒を見ない親」、エクスペディア調査
 エクスペディアが24日に発表した「飛行機で一番迷惑だと思う客」というアンケート結果によりますと、1位は「子供の面倒を見ない親」、2位が「後ろからシートをける客」、3位は「香水臭い客」、4位は「酒を飲みまくる客」、5位は「大声で話す客」となっていました。なお、調査は11月に米国の1000人に対して行われたものです。
【コメント】なるほど!と納得出来ますね。しかし、LCCでは蹴るつもりはなくても,前の座席に足が当たることはありますね。


*12月29日

@これまでの落下物事故は12月時点で過去10年の最高に並ぶ
 下表は今年の「成田空港〜その役割と現状〜」からとった過去10年の落下物事故の件数です。この内、今年度は今日までの件数になりますが、すでに、2009年と並ぶ10年間の最高になっています。

年 度
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
落下物件数
0
2
2
1
2
3
2
2
0
3
月 日
航空会社
機種
落下&脱落
7月15日
キャセイ航空
B777型機
落下
9月8日
アメリカン航空
B777型機
落下
9月10日
マレーシア航空
B777型機
落下
9月30日
日本航空
B777型機
脱落
10月20日
日本航空
B777型機
脱落
11月19日
日本航空
B777型機
脱落
12月25日
キャセイ航空
B777型機
脱落

 ただ、この件数は「落下物が発見されたもの」の件数でしかありません。本当は「落下物が発見されたもの」と「成田空港で部品の脱落が見つかったもの」の件数で見るべきではないでしょうか。
 ただ、部品脱落について国土交通省は日本の航空会社に対しては報告を義務付けていましたが、外国の航空会社については「義務付け」ではなく、「自主申告」の“お願い”でした。しかし、来年の1月9日からは外国の航空会社についても報告を義務付ける(12月26日出来事参照)ことになりました。
 右の表は、今日までの今年度(4月1日以降)に判明した「落下物と脱落の一覧表」です。ただし、この部品脱落事故については、滑走路上に落ちた可能性があるため、安全点検による滑走路一時閉鎖など、マスコミに取り上げられたものだけで、これが全てとは限りません。
 また、脱落した部品が成田空港周辺に落下したかどうかもわかりません。しかし、一般的に言うと、脱落は「フラップやスラットや脚下げなどを離着陸の際に動かしたときに脱落する可能性が大きい」とされていますので、「成田空港周辺に落ちた」可能性が大きいと考えて良さそうです。また、成田空港離陸の際に脱落したものについては,外国航空会社の場合は自主申告がない場合には分かりません。
 しかし、機種が全てB777型機というのは偶然とは思えませんね。

@「羽田国際化増便で,夏ダイヤが今の所、週42便減に」夏目社長
 成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は27日の記者会見で、羽田国際線枠増で3月末からの夏季ダイヤが現在の所、週42便減となる事を明らかにしました。まだ、発表していない航空会社もありますが「想定の範囲内」とし、「羽田空港と切磋琢磨していく」と述べました。


*12月28日

@成田空港も出国ラッシュ、今日だけで約5万人
 成田空港は今日から年末年始休暇で海外に旅行する人の出国ピークが始まりました。今日だけで、約5万人が出国する予定です。

@「ベトジェットエア」が来年に成田乗り入れの可能性
 昨日の「Traicy」によりますと、ベトナムの LCC「ベトジェットエア」は2014年にも日本に就航する可能性があるようです。「東京へ乗りいれ」との報道もありますが、同社広報担当者は「成田かどうかは検討中」としています。

@バニラ・エアが今日から増便、成田=沖縄線が3往復に
 バニラ・エアは今日から成田=沖縄線を2往復増便し、1日3往復となりました。

@京成成田駅1・2番線ホームが2月上旬に復旧
 京成電鉄は25日、台風26号の大雨で法面が崩壊した、成田駅の復旧工事を2月上旬にも終わらせ、1・2番線ホームの使用を再開することを明らかにしました。

@キャセイ航空がB747-8F型機1機とB777-300ER型機3機を発注
 ボーイング社は現地時間27日、キャセイ航空から B747-8F型機1機と B777-300ER 型機3機を受注した、と発表しました。


*12月27日

@24年度の環境基準達成率は69.4%、新指標(Lden)での試算は54.8%
 昨日、千葉県の大気保全課から「平成24年度成田空港周辺航空機騒音測定結果報告書」が送られてきました。詳しくは後ほど載せますが、この中で、今年度から採用された航空機騒音評価の新指標「Lden」で、試算した結果が載っていました。これによりますと、昨年度までの評価指標である「WECPNL」で計算した環境基準(70WECPNL以下)達成率が昨年よりも0.4ポイント改善した69.4%だったのに比べて、新指標「Lden」で試算した新環境基準(57Lden以下)達成率は54.8%と、14.6ポイントも低下している、との結果が出ていました。これについて、報告書では下記のように分析しています。


 LdenとWECPNLによる評価結果の違いについて新環境基準(Lden)の基準値は、航空機騒音の継続時間を20秒とした場合にWECPNLによる基準値と同等のレベルとなるように設定された。
 理論的には、騒音の継続時間が20秒の場合、LdenとWECPNLの値には、次式の関係が成立する。

Lden≒WECPNL-13

 成田空港周辺の固定測定局では、滑走路に近い一部の局を除き、騒音継続時間が20秒よりも長くなる傾向にあり、このことにより、89局中80局で、LdenとWECPNLの値の差が「13」を下回る結果となった。
 このため、WECPNLによる評価では基準値をわずかに下回っていた局の多くが、Ldenによる評価では基準値を上回る結果となり、このことがLdenでの評価における達成率の大幅な低下の原因となったと考えられる。
 

@「春秋・中国は上海から日本、春秋・日本は日本から中国各地」王会長
 昨日記者会見した、成田空港を拠点に5月に就航する「春秋航空・日本」の王会長は、国際線への進出について「春秋航空・中国は上海からの旅客を日本各地に運ぶ。春秋航空・日本は日本から中国各地を結ぶ」と述べました。機材は現在の2機に加え、2014年に3機を受領し、5年間で20機体制にする予定です。

@バニラ・エアの2号機は尾翼を除き白塗り
 昨日のFly Team によりますと、バニラ・エアの2号機は塗装が間に合わず、尾翼にバニラの花をあしらった白塗装になっているそうです。明日からの増便に備え、昨日、成田空港に到着した、とのことです。
【コメント】こちらもすっきりしていて、いいですね。コメントでも評価は高かったようですね。

@日本航空の11月利用率、国際線76.8%・国内線69.2%
 日本航空が昨日発表した「11月グループ輸送実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)5.1%増、利用率は4.5ポイント増の76.8%でした。国内線は旅客数が4.0%増、利用率が3.1ポイント増の69.2%となっています。
 成田空港関係路線の利用率は成田=伊丹線が4.6ポイント増の78.8%、成田=札幌線が9.1ポイント増の58.4%、成田=中部線が2.9ポイント増の58.6%、成田=福岡線が2.8ポイント減の39.5%、成田=那覇線が4.9ポイント減の42.2%となっています。

@全日空の11月利用率、国際線73.8%・国内線67.7%
 全日空が昨日発表した「11月 ANA グループ実績」によりますと国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)8.1%増、利用率は1.6ポイント増の73.8%でした。国内線旅客数は3.3%増で利用率は1.0ポイント増の67.7%でした。
 成田空港路線の利用率は成田=札幌線が11.8ポイント増の55.3%、成田=大阪線が4.6ポイント増の83.8%、成田=福岡線が2.6ポイント減の42.3%、成田=中部線が6.8ポイント増の75.3%、成田=仙台線が0.8ポイント増の59.5%、成田=那覇線が2.9ポイント増の54.9%、成田=新潟線が19.5ポイント増の59.6%、成田=広島線が25.5%となっています。

@ピーチの那覇線に爆弾電話、遅れ多数
 昨日午前11時頃、関西空港の案内センターに「ピーチ・アビエーションの沖縄発着便に爆発物を仕掛けた」との電話が入りました。このため、該当する3便を捜索しましたが、爆発物は見つかりませんでした。この影響などで、昨日のピーチ・アビエーション国内線は41便中30便が16分以上の遅れで、最高は184分遅れました。
【コメント】少ない機体を目一杯使うLCCはこのような出来事があると、遅れの連鎖反応が出てしまうのですね。

@ピーチの4〜11月平均搭乗率が84%と好調
 ピーチ・アビエーションは昨日、4〜11月の平均搭乗率が約84%だったことを明らかにしました。前年同期比で6ポイント増になります。「定時出発率」は6ポイント増の86%、欠航率は0.02%となっています。

@関西空港がLCC専用の第3ターミナル建設を発表
 新関西国際空港会社は昨日、新たなLCC用ターミナルとなる「第3ターミナル」を2016年下期に供用を開始することを発表しました。駐機場やスポットは2015年度中に供用を開始する予定です。場所はピーチ・アビエーションが使用している第2ターミナルの北側になります。完成しますと、第2・第3ターミナル合わせて20スポットで、年間800万人の利用が可能となります。

@デルタ航空がウエブサイト不具合で格安航空券
 現地時間26日、デルタ航空のウエブサイトで不具合があり、米国内の往復航空券が25ドルなど、超格安航空券が表示されました。デルタ航空側はすぐにバックアップ処理で修正しましたが、それまでに販売された格安航空券は有効とするそうです。


*12月26日

@またもやB777型機から部品が脱落、キャセイ航空
 昨日午後4時40分頃、台北発成田行きのキャセイ航空450便・B777型機の右主翼に付いているゴム製の部品が脱落していることがわかりました。成田空港事務所では着陸の際に脱落した可能性がある、として滑走路を一時閉鎖して安全点検しましたが、見つかりませんでした。部品は縦15cm×横1cm×厚さ1cm で重さは約100g とのことです。
【コメント】またもや B777型機です。ベストセラー機ですから、多くなるのはわかりますが、それにしても異常ではないでしょうか。旅客機の使用年数は一般的に「20年」と言われますが、B777-200型機は初号機の引渡から来年で20年になります。使用期間が15年を過ぎた機体には厳しい点検を義務付けることも必要ではないでしょうか。

@総発着回数が3%増と11月としては過去最高に、空港運用状況
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「11月空港運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比3%増で、11月単月としては過去最高となっています。この内国際旅客便は3%増、国際貨物便は6%減となり、国内旅客便はエアアジア・ジャパンの撤退もあり、4%増にとどまりました。旅客総数は8%増で、この内国際線は6%増、この内、外国人は27%増、日本人は1%増でした。国内線旅客は19%増となっています。国際線貨物量では輸出量が8%増、輸入量が2%増となりました。給油量は3%増でした。

@外国の航空会社にも部品脱落報告を義務付けへ
 昨日の時事通信によりますと、国土交通省は昨日、今年、成田空港で部品落下が相次いだことを受け、外国の航空会社にも部品がなくなった場合に報告する義務を課す方針を、地元との意見交換会で明らかにしました。来年1月9日からの実施になります。国内の航空会社には報告を義務付けていました。今年の脱落では、外国の航空会社で名乗り出るまでに約1ヶ月もかかった例もありました。

@「春秋航空・日本」の出資者が明らかに
 「春秋航空・日本」は今日、成田空港で記者会見を開き、機体・制服・機内サービス・路線などを発表しました。その中で、出資者については、中国の春秋航空が33%、株式会社スカイスターファイナンシャルマネジメントが31%、山佐株式会社が25%、アイビスLCC投資事業組合が6%、春秋航空日本投資事業有限責任組合が3%、SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合が2%となっていることが明らかにしました。

@全日空のB787-8型機がブレーキ不具合で遅れと欠航
 昨日午後7時半頃、高松発羽田行きの全日空540便・B787-8型機で、ブレーキシステムの不具合が発生しました。このため、同便は機材を交換して約2時間遅れで出発しました。この不具合の整備に時間がかかったため、今日午前7時40分発予定の高松発羽田行き532便が欠航となりました。

@全日空が貨物会社を「ANA Cargo」に一元化
 全日空は24日、同社の航空貨物事業を一体的に扱う「ANA Cargo(ANAカーゴ)」を来年4月1日に業務を開始させる、と発表しました。100%子会社になります。これに伴い、来年1月1日から成田=広州線、5月から成田=ジャカルタ線、シンガポール=成田線、成田=関西経由=上海線を開設します。

@「LCCの松山就航で約5000万円の減収」とJR四国社長
 昨日の毎日新聞によりますと、JR四国の社長は24日、ジェットスター・ ジャパンの松山乗りいれで、年間5000〜6000万円の減収を見込んでいることを明らかにしました。利用者が1日平均で20人減少している、とのことです。
【コメント】本当でしょうか。観光客が増加すれば、JR の利用者も増えるように思うのですが。

@米国大手5社は機内通話導入に消極的
 昨日の CNNニュースによりますよ、米国の航空会社大手5社は機内での通話解禁に揃って、乗り気ではないようです。理由は機内通話のためには高額の機器を機体に取り付ける必要があり、重量増加で燃費も悪くなることにあるようです。


*12月25日

@NAAが「2010年7月にも運用時間過ぎの着陸があった」と発表
 今日の毎日新聞によりますと、先月20日にビジネスジェット機が午後11時の運用時間を過ぎて着陸した問題(11月28出来事参照)で、成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、2010年7月3日にもスリランカ航空機が11時1分過ぎに着陸していたことを明らかにしました。成田国際空港株式会社は当初「開港以来初めての出来事」と説明していました。なお、成田国際空港株式会社は11月20日のビジネスジェットの運航会社に対しては文書で運用時間を守るように指導しました。

@「春秋航空・日本」の2号機が成田空港に到着
 昨日成田空港に行ったところ、芝山千代田駅側の駐機場に「春秋航空・日本」の2号機「JA02GR」が駐機していました。現地時間21日に受領し、ハワイを経て、22日夜に成田空港に到着しました。写真はカタール航空機の向こう側に駐機する「JA02GR」機です。

@カタール航空が3月28日から第2ターミナルへ移動
 カタール航空はワンワールドに加盟したことから、成田空港での使用ターミナルを、来年3月28日から第2ターミナルに移します。

@ピーチの成田=関西線搭乗率は90%以上
 ピーチ・アビエーションの井上社長は19日のマスコミとの懇談会で、10月に就航した成田=関西線の平均搭乗率が90%を超えている、と述べました。
【コメント】ピーチはかって、「成田空港路線の拡大は考えていない」と言っていましたが、この高い搭乗率から成田=沖縄線就航の可能性も探っているのではないでしょうか。ただ、同じ全日空系のバニラ・エアとの競合が問題になりますし、ジェットスター・ ジャパンも就航しています。

@来年度予算案に成田空港関係は満額の29億円
 国土交通省は昨日、来年度予算案で成田空港関係では要求額の29億円が満額認められたことを明らかにしました。この予算は主にLCC専用ターミナルの出入国管理施設整備に充てられます。成田財特法の延長も認められました。
 また、 成田空港と羽田空港を直結する鉄道「都心直結線」の調査費として1億8300万円(内、約5000万円は今年度予算)が認められた、と発表しました。

@火災で損傷したエチオピア航空のB787-8型機が修理完了し初飛行
 ロンドンのヒースロー空港で駐機中に火災を起こし、機体上部に穴が開いたエチオピア航空のB787-8型機(7月13日の出来事参照)が修理を完了し、現地時間21日に修理後の初試験飛行を実施した、とのことです。炭素複合材を使った機体の大規模修理はこれが初めてとなり、安全性が注目されます。

@エア・カリブがA350-1000型機3機を発注
 エアバスはエア・カリブから A350-1000型機3機の発注を受けた、と発表しました。なお、エア・カリブは ILFC から A350-900型機を3機リーする事になっており、A350型機を6機運用することになります。


*12月24日

@ 「旅リンクス」が18日に業務停止
 国内格安航空券の販売を行う「旅リンクス」が、18日に事業停止をしたことがわりました。資金繰りの悪化が原因とみられます。旅行業協会も注意を呼びかけています。

@BA 機がヨハネスブルグで主翼を空港事務所に衝突させる
 現地時間22日、南アフリカのヨハネスブルグ空港でヨハネスブルグ発ロンドン行きのブリティッシュ・エアウェイズ・B747-400型機が離陸に向け移動中に、空港事務所のビルに主翼を衝突させました。この事故で事務所内にいた4人が負傷しました。原因は同機が管制官から指示された誘導路ではなく、別の誘導路に入ってしまったため、とのことです。

@親会社の負債削減のため旅客機13機を売却へ、大韓航空
 韓国メディアによりますと、大韓航空は親会社の「韓進グループ」の負債を減らすために、保有している航空機や株式を売却する方針、とのことです。当面、B747-400型機と B777-200型機合わせて13機を売却する予定です。今後、発注している B787-8型機やB747-8I 型機などへの影響が注目されます。

@欧州短距離航空会社でもっとも評判が悪いのは「ライアンエア」
 英国の消費者団体「Which?」がこのほどまとめた調査によりますと、短距離航空会社で一番評価が低かったのはライアンエアでした。評価の高かったのはガーンジー島のオーリニー・エア・サービスでした。長距離航空会社ではニュージーランド航空とシンガポール航空が満足度87%でトップでした。アンケート結果の原文はこちらからどうぞ。

@エミレーツ航空のA380型機50機発注が確定、合計140機に
 エアバスは現地時間23日に、11月のドバイエアショーで発表したエミレーツ航空の A380型機50機発注が確定したことを明らかにしました。これにより同航空は将来、合計140機の A380型機を運用することになります。


*12月23日

@ピーチ総合企画部長「成田=那覇線の就航もあり得る」
 今日の「Traicy」によりますと、19日に開かれたピーチ・アビエーションの記者向け懇談会で、同紙記者の「那覇の第2拠点化で成田=那覇線就航の可能性はあるのか」との質問に対し、ピーチの総合企画部長は「那覇拠点からという面では、可能性としてある」と答えた、とのことです。

@全日空B787-8型機が防氷装置不具合で羽田空港に引き返す
 昨日午前9時半頃、羽田発秋田行きの全日空871便・B787-8型機が飛行中に、防氷装置の不具合を示す警告表示が出ました。このため、同機は羽田空港に引き返し、この便は欠航となりました。

@新千歳空港、大雪で136便が欠航、600人がロビーで仮眠
 昨日の大雪で、新千歳空港では136便が欠航となり、ホテルを取れなかった乗客など、約600人がロビーで仮眠しました。機材繰りの関係で、今日も欠航便がでる見込みです。右の写真は昨年10月18日に新千歳空港で撮影した、除雪訓練中の機体に着いた氷や雪を吹き飛ばす「デアイシングカー」です。

@11月日本人出国者が3.1%減に、観光庁
 観光局が18日に発表した「11月日本人出国者数(速報値)」によりますと、前年同月比3.1%減となっています。10月は9ヶ月ぶりに前年同月比プラスに転じましたが、11月に再びマイナスとなりました。

@エア・アジアが約60%減益でボーナスを減額
 今年1〜9月の純利益が前年同期比59.1%減となったエア・アジアのトニーCEO は先頃、勤務査定で「良好」と評価された社員のボーナスを前年の半分になる1.5ヶ月分とする事を明らかにしました。査定で「傑出」となった、社員は3ヶ月分とします。
【コメント】このところ、大手LCCにも陰りが見えてきたようです。欧州のLCC最大手ライアン・エアも思うように利益が上がっていません。これらのLCCが航空機の大量発注を行っていますが、一部でもキャンセルになると航空業界に大混乱が起こるのではないでしょうか。

@モザンビーク航空機は機長が故意に墜落させた可能性
 国営モザンピーク通信が現地時間21日に報じたところによりますと、先月29日に墜落したモザンビーク航空機事故(12月1日の出来事参照)は「機長が故意に墜落させた可能性がある」とモザンビーク民間航空協会が発表しました。協会の予備調査によりますと、フライトレコーダーなどの解析から、機長は操縦席に閉じこもり、この間に、自動操縦装置を操作し、飛行高度や速度を変えていた、とのことです。警報が鳴っているにもかかわらず、副操縦士らを操縦室に入れなかった、とのことです。

@エア・カライベスがA350-1000型機3機を確定発注
 中南米にあるグアドループのエア・カライベスは現地時間20日、エアバスに対し、A350-1000型機3機を確定発注しました。同社はすでに、インターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)とA350-900の3機のリース契約をしていますので、合わせてA350型機6機を運用することになります。


*12月22日

@離陸直後でなくて幸い、フェデックス機トラブル
 19日に関西空港で発生したフェデラル・エクスプレス機の部品脱落事故は、前部エンジンカバーの一部が剥がれ、エンジン内に吸い込まれてエンジンのブレードが多数破損したものとわかりました。
【コメント】13日に起こった全日空のエンジン過熱事故も、エンジンのブレードが破損したもので、こちらは重大インシデントに指定されました。19日のフェデラル・エクスプレスの事故は重大インシデントとの指定はないようです。たまたま、離陸前のトラブルだったからなのでしょうか。離陸直後に起こったら、重大事故になりかねないと思うのですが、どうして重大インシデントには当たらないのでしょうか?

@エアバスがA320型機の自走システム開発でハネウエルなどと覚書
 エアバスは現地時間18日、A320型機シリーズ向けの電気による自走タキシングシステム「e Taxi」 の共同開発でハネウエル、サフランと覚書を締結しとことを明らかにしました。このシステムは前輪に取り付けた電気モーターで前輪を駆動させ、着陸後にメインエンジンを切って駐機場まで移動出来るほかに、自分でプッシュバックも可能となり、牽引車の必要がなくなります。このことにより、燃費と二酸化炭素の消費量を減らせ、牽引車を利用するコストも削減出来る、とのことです。電気は補助動力装置から供給されます。


*12月21日

@ジェット・アジアが成田=バンコク間の定期チャーター便を1月から増便
 タイのジェット・アジア・エアウェイズは、現在定期チャーター便として週2便運航している成田=バンコク線を、来年1月からは週3便、4月以降は週4便に増便することを明らかにしました。定期便化することも視野に入れている、とのことです。

@全日空がB747型機さよならフライトで成田=熊本間運航へ
 全日空は昨日、来年3月16日に、退役する B747-400D型機を使った「ボーイング747退役記念 さよならフライトチャーター」を成田=熊本間で運航する、と発表しました。
【コメント】成田=熊本間での飛行は私の知る限りでは初めてと思います。

@スカイマークが来年3月に成田=旭川・成田=石垣線で一部運休
 スカイマークは今日、機体整備により来年3月の成田=旭川便、成田=石垣便一部運休日を発表しています。詳しくは、ホームページで確認して下さい。

@昨日、訪日外国人1000万人達成、成田空港でセレモニー
 昨日の夕方、年間訪日外国人数が初めて1000万人を突破しました。1000万人目は成田空港に到着したタイからの夫妻でした。当初の目標は2010年でしたので、3年遅れの達成になります。

@関西空港に緊急着陸した小型機がパンク、滑走路閉鎖
 昨日午後4時40分頃、関西空港に着陸した小型機のタイヤがパンクしました。このトラブルで滑走路1本が一時閉鎖されました。この小型機はグアムから韓国・済州島に向かっていましたが、異常が見つかり、関西空港に目的地を変更して着陸したものです。

@11年7月の航空大分校機墜落事故原因は教官の雲中訓練の可能性
 運輸安全委員会は昨日、2011年7月に北海道芽室町の山中に墜落した、航空大学校帯広分校の小型機事故についての報告書を発表しました。報告書によりますと、機長だった教官が航空法で禁止されていた雲中飛行訓練を行い、視界が悪い中、山腹に衝突したことが原因の可能性が強いとしています。この機長は、それまでにも雲中飛行訓練をたびたび行っていた、とのことです。機長は山腹への衝突直前に、危険に気付き操縦を訓練生から交代し、回避を試みましたが、間に合いませんでした。

@羽田空港国際線旅客施設利用料を4月から2570円に値上げ
 国土交通省は昨日、来年4月1日からの羽田空港国際線旅客にかける旅客施設利用料を認可しました。現在2000円の所、2570円に値上げされます。消費税の引き上げと旅客取扱施設拡張を理由としています。なお、成田空港は消費税引き上げ分のみの50円引き上げになっています。

@キャセイ航空がB777-9X 型機を21機発注
 キャセイ航空は現地時間20日、ボーイング社と B777-9X 型機を21機発注することで合意した、と発表しました。受領は2021〜2024年になる、とのことです。


*12月20日

@資料室の「成田空港に乗り入れているLCC」にバニラ・エアを追加しました。

@バニラ・エアが就航、那覇線と台北線に1往復
 今日からバニラ・エアが就航しました。初便は午前6時45分発の那覇行きで、6時56分に駐機場を離れました。搭乗率は97.8%でした。この機体が午後1時5分に成田空港に帰り、午後2時7分に台北に向け出発しました。台北から午後10時に成田空港に帰る予定です。那覇発成田行き初便の搭乗率は63.3%でした。なお、成田=那覇線は28日から1日3往復になります。

@スカイマークの米子線が今日から運航
 スカイマークの新拠点である米子空港路線が今日から運航を開始しました。成田=米子線は1日2往復運航します。第1便は午前8時47分に米子に向かい出発しました。米子からの第1便は午後0時34分に到着しています。

@ジェットスターが来年4月30日から成田=メルボルン線を再開
 ジェットスターは来年4月29日(成田発は30日)から週4便(月・水・木・日曜日)で成田=メルボルン線を再開します。この路線は2008年9月以来約6年ぶりの再開になります。機材は A330-200型機を使います。

@新型「スカイライナー」乗客が1000万人突破
 京成電鉄は昨日、2010年7月17日の成田スカイアクセス開業と同時に導入した新型「スカイライナー」の累計乗客が1000万人を達成したと発表し、記念セレモニーを開催しました。写真は印旛日本医大駅付近を走る新型「スカイライナー」。

@全日空が3月7日から国内線運賃を値上げへ
 全日空は昨日、来年3月7日〜29日の国内線運賃を平均約9%値上げする事を明らかにしました。割引料金などを考慮すると約2%の値上げになる、とのことです。燃油の高騰などを理由にしています。なお、4月1日以降については改めて判断しますが、状況が変わらなければ、この運賃を継続し、消費税引き上げ分も転嫁する方針、とのことです。

@17日のシンガポール発羽田行き全日空B787-8型機が約3時間遅れる
 18日は「特記事項なし」だった、全日空の 「B787-8型機定期運航再開後の状況」でしたが、昨日見たところ、現地時間17日午前6時に出発予定だったシンガポール発羽田行きの全日空152便・B787-8型機が、無線機器の不具合で約3時間遅れで出発しました。

@国土が1月1日から、安全上の懸念ある航空会社の乗り入れ条件を明文化
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は来年1月1日から、国際民間航空機関(ICAO)が「航空機の運航に関する重大な安全上の懸念(SSC)」を指摘した国の航空会社に対する乗り入れ制限を明文化する方針を固めました。これまでは、この SSC に指定された国の航空機乗り入れは禁止していました。今後は、明文化する基準に照らして、当該国に情報提供を求めるなどして、個別に判断することになります。また、これに対応して外国航空会社の航空機に対する抜き打ち検査(ランプ・インスペクション)を強化することにしています。ランプ・インスペクションは2012年度に616回実施されました。

@エチオピア航空機が滑走路をオーバーラン、けが人なし
 現地時間18日、エチオピア・アディスアベバ発タンザニア・キリマンジャロ行きのエチオピア航空のB767-300ER型機がタンザニアのマルーシャ空港に着陸した際に、オーバーラン事故を起こしました。けが人はなかった、とのことです。何故、キリマンジャロ空港でなく、マルーシャ空港に着陸したかはわかっていません。一部情報では、パイロットと管制官の交信にミスがあった、とのことです。

@エアアジア・ゼスト機が滑走路を逸脱、けが人なし
 現地時間19日午後3時頃、フィリピンのカリボ空港でカリボ発韓国・釜山行きのエアアジア・ゼスト58便が、滑走路上でUターンをした際、滑走路を逸脱して動けなくなるトラブルがありました。けが人はいない、とのことです。


*12月19日

@来夏季ダイヤで成田=デュッセルドルフ線を新設、全日空
 全日空は昨日、来年3月末からの夏季ダイヤで成田=ミュンヘン線を成田=デュッセルドルフ線に変更することを発表しました。また、成田=フランクフルト線は羽田昼間時間帯で運航することから運休となります。
 なお、この夏季ダイヤの発表の席で、成田空港路線について、「羽田空港路線と異なる時間帯と地点で差別化を図り、B787型機を活用し、中規模マーケットについても攻めていきたい」と更に充実していく方針を示しました。

@ルフトハンザ航空もミュンヘン線を運休へ
 ルフトハンザ航空は来夏季ダイヤから、成田=ミュンヘン線を運休とします。また成田=フランクフルト線は関西空港経由便となり、成田空港からはフランクフルト直行便ではなくなります。

@輸出額2ヶ月連続、輸入額15ヶ月連続のプラス、成田空港11月
 東京税関が昨日発表した「11月成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比4.2%増で2ヶ月連続のプラス、輸入額は同18.4%増で15ヶ月連続のプラスとなっています。

@JR東日本が成田エクスプレスに外国人専用割引運賃を導入へ
 JR東日本は来年1月10日から、外国人向けの成田エクスプレス特別割引券を発売することになりました。この割引券は成田空港から東京電車特定区間行きの片道切符となり、普通車指定席が利用出来ます。料金は大人1500円、子供750円で、成田エクスプレスを降りても、改札口を出なければ東京電車特定区間で利用出来ます。現在は大船までですと4500円ですが、これが1500円となります。購入出来るのは成田空港のみ。外国籍で外国のパスポートが必要となります。

@成田行きフェデックス機が関西空港で部品脱落
 詳しいことはまだわかりませんが、今日午前10時20分頃、関西発成田行きのフェデラルエクスプレス貨物機・MD11型機が、離陸を始めようとしたところ、機体のトラブルがありました。このため、同機は離陸を中止しました。左エンジンが損傷し、部品の一部が滑走路に散らばったため、関西空港A滑走路が10時26分から閉鎖されています。

@デルタ航空が機内での携帯音声通話を禁止する方針
 デルタ航空のCEOは現地時間18日、従業員向けのメールで、全飛行中の携帯電話の音声通話を許可しない方針を示しました。ただ、Eメールとテキストメッセージの使用は許可する、としています。この決定は独自の顧客調査で「音声通話はフライト中の快適性が損なわれる」とする回答が過半数を超えたことから決断した、としています。


*12月18日

@就航まであと2日、バニラ・エア
 バニラ・エアの就航まで、あと2日になりました。16日に成田空港に行ったところ、第2ターミナル1階北端のチェックインカウンターが置かれると思われる、旧エアアジア・ジャパンのチェックインカウンターのあった場所も、右の写真のように模様替えになっていました。開いていたドアの内側では溶接の火花が散っていました。いよいよ、大詰めですね。
 日本貨物航空の格納庫前の駐機場には塗装を施された機体が駐機していました。機体番号が見えませんでしたが、多分「JA01VA」機と思われます。2号機が成田空港に到着しているかどうか分かりませんでした。

@デルタ航空が成田=北京線を来年3月30日から運休へ
 デルタ航空は来年3月29日を最後に、成田=北京線を運休とします。燃油の高騰で、採算を取るのが難しいと判断した、とのことです。また、来年1月にラスベガスで開かれる世界最大の家電見本市「インターナショナル CES」に合わせて、成田=ラスベガス間に臨時便を3往復運航することを明らかにしました。1月6・7・10日の運航となります。

@春秋航空・日本が航空運送事業の許可を取得
 春秋航空日本は昨日、国土交通省から航空運送事業の許可を取得した、と発表しました。これにより、来年5月下旬からの成田=高松・成田=佐賀・成田・広島各路線への就航見通しが現実のものとなります。成田空港では第2ターミナルを使います。各路線とも1日2往復する予定です。

@10月の海外旅行取扱額が6.3%増
 観光庁が昨日発表した「10月主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によりますと、海外旅行取扱額は前年同月比(以下同じ)6.3%増となりました。外国人旅行額は21.1%増、国内旅行額は4.5%増で、合計で5.3%増となっています。

@エア・インディアが乗客を機内で6時間待たす
 昨日のレスポンスによりますと、現地時間16日午前1時10分にインドのデリー空港を出発する予定だったエア・インディア101便・B787-8型機が、乗客を6時間も機内に缶詰にする出来事がありました。その間、理由については乗客に説明がなかった、とのことです。同航空の説明ではパイロットの一人が直前に受けた健康診断で、疾患が見つかり、16時間の飛行に乗務出来なくなったため、交代要員の到着を待ったのが原因、とのことです。


*12月17日

@「『軍事的利用はしない』との認識は変わっていない」国土回答
 昨日、国土交通省成田空港事務所の奥野次長から、今月2日に提出した「成田空港への米軍チャーター便運用への抗議と質問書」に対する回答が電話でありました。以下に要点を書きます。
 第1点の「今回のチャーター便運航の経緯と、積荷についてお答え下さい。」についての回答は、「この便は民間機の回送であって、軍事的利用ではない。事前に申請もあり、交代の乗員だけが乗っていた。貨物はなかった、、とのことである」。
 第2点の「今回のような米軍によるチャーター便がこれまで何回あり、その積荷についてお答え下さい。」についての回答は、「緊急事態による、成田空港への寄港があったことは承知しているが、それ以外についてはない」。
 第3点の「『軍事的利用は一切しない』との約束を再確認して下さい。」については、「(軍事的に利用しないとの)約束については承知している。国土交通省としては、(成田空港を軍事的に利用しない)との認識は現在も変わっていない」
とのことでした。
 なお、回答を成田空港サーバー資料室の「成田空港への米軍チャーター便運用への抗議と質問書」に追加しました。

@成田空港年末年始の出入国者は6.5%増の見込み
 成田国際空港株式会社(NAA)が昨日発表した「2013 年末年始(12月20日〜1月5日)旅客推計」によりますと、出国旅客は前年同月比(以下同じ)7.1%増、入国旅客は5.9%増、合計旅客は6.5%増となっています。この内、第1ターミナルは5.2%増、第2ターミナルは8.5%増となる見込み、とのことです。1日の平均出入国者数は約75000人で、過去最高だった2006年の約78000人に迫るまでに回復しました。出国ピークは12月28日、入国ピークは1月4日になります。

@「来年の成田空港LCCに期待」航空局長
 
田村航空局長は昨日の専門誌との記者会見で、成田空港のLCC について、「シェアーが8月時点で7%となり、飛躍的に伸びている」としましたが、エアアジア・ジャパンの撤退など足踏みについて「2社が同じ路線を多く設定し、需要を分け合ってしまったことと、日本人に会った経営戦略を取り切れていない」ことを原因としてあげました。しかし、「成田空港LCCの来年の一層の発展に期待する」と述べました。また、「成田空港は不便」と言われることについて、「必ずしもそうではない」とし、「諸外国では成田空港よりも遠いにもかかわらず、成功している例もある」としました。さらに、成田空港の「カーフュー弾力的運用」について、「限られた時間の中でも様々なことができるようになり、2014年は非常に期待できる」と語りました。

@「日航救済は利用者の利便性維持のため」航空局長
 田村航空局長は昨日の専門誌との記者会見で、日本航空救済について「実質的に大手1社体制になるということはやはり競争もなくなってしまい、利用者の利便も大きく損なう」と述べ、羽田昼間時間帯国際線配分枠の傾斜配分について「国土交通大臣の権限の範囲内で、やむを得ないぎりぎりの必要な判断をした」と述べました。

@静岡県が静岡空港の運用時間延長を提案へ
 静岡県は静岡空港の運用時間を約2時間延長する方向で、地元との協議に入る方針を固めました。現在の運用時間、午前7時半から午後8時半を、午後10時頃まで延長出来るように提案する模様です。運用時間の延長はフジドリームエアラインズが要請していました。

@ベトナム、タイ、マレーシアも飛行計画提出へ
 中国国営テレビは現地時間昨日、ベトナム、タイ、マレーシアが中国の設定した防空識別圏を通過する民間機の飛行計画を提出することに応じた、と報じました。

@中華航空がタイガーエアと合弁でLCC設立、日本乗り入れも
 中華航空は現地時間16日、シンガポールの LCC「タイガーエア」と合弁で、新たなLCCを設立した事を明らかにしました。名前は「台湾虎航」となり、2014年第4四半期に運航を開始する、とのことです。台湾から4時間圏内の路線を考えており、日本にも就航する可能性が高い、と述べています。出資は中華航空が90%、タイガーエアが10%となっています。


*12月16日

「健康調査についての要望書」を提出しました
 今日、成田国際空港株式会社(NAA)本社に行き、2回目となる(1回目は5月1日「健康調査についての要望書」を提出してきました。

@ロンドン行きのBA機が異臭で成田空港に引き返す
 昨日午後0時35分頃、成田発ロンドン行きのブリティッシュ・エアウェイズ6便・B777型機が、新潟市の北北西約230Kmの日本海上を飛行中に、操縦室で異臭が発生し、成田空港に引き返しました。同機は約1時間後に無事緊急着陸しました。成田空港事務所によりますと、煙の発生や火災報知器の作動は確認出来なかった、とのことです。


2013年12月前半の出来事へ