2015年4月後半の出来事
*4月30日
@成田空港14年度の運用状況で国際線に羽田国際化の影
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した3月、及び2014年度の空港運営状況によりますと、
・3月の総発着回数は前年同月比(以下同じ)3%減と3ヶ月連続の減となりました。この内、国際線は1%減、国内線は2ヶ月連続減の10%減となっています。国内線は大雪による欠航が響いているようです。
総旅客数は2%減となり、この内、国際線が12ヶ月連続減の3%減で、羽田空港国際線枠拡大の影響が顕著に表れています。外国人は23%増で単月としての過去最高を記録し、初めて100万人を超えました。日本人は17%減となっています。国内線旅客数は44ヶ月連続増の1%増で、3月としての過去最高となりました。
総貨物量は4%増、この内、輸出量は34%増、輸入量は10%減となっています。給油量は5%減でした。
・2014年度を見ますと、総発着回数が前年度比(以下同じ)1%増の22万8220回と、過去最高となり、この内、国際線は±0、国内線は5%増で、初めて5万回を突破しました。
総旅客数は2%減で、国際線は5%減ですが、外国人は15%増で、初めて1000万人を突破し、過去最高となりました。日本人は15%減となっています。国内線旅客数は16%増で、初めて600万人を突破し過去最高となりました。
総貨物量は5%増、この内、輸出量は10%増、輸入量は6%減となっています。給油量は4%減となりました。
@機内預け荷物の充電器を注意され、ジェットスター社員を殴打
28日午後9時頃、成田空港第3ターミナルで、成田発ケアンズ行きのジェットスター便に乗るため、搭乗手続をしていた東京都在住の48才男性が、激高して28才の同社社員を殴り逮捕されました。機内預け荷物に携帯充電器が入っている事に対して、機内持ち込み荷物にするように指摘されたことに腹を立てたものです。
@航空科学博物館で17日に「集まれ!NARITA空港車輌」
航空科学博物館では来月17日に「集まれ!NARITA空港車輌」を開催します。当日は展示だけではなく、実際に乗り込んだり、走行実演や作業実演も行われます。
@明日、羽田陸上ルート住民説明会検討の有識者会議
国土交通省は28日、「羽田空港機能強化に関するコミュニケーションのあり方アドバイザリー会議」の第2回会合を明日開催すると発表しました。この会議は羽田空港陸上ルートに関する住民説明会を、どのように行うかについて、有識者の意見を求めるものです。
@日本航空B787-8型機が補助動力装置不具合で遅れる
昨日午後5時半頃、成田発サンディエゴ行きの日本航空66便・B787-8型機で、出発準備中に補助動力装置に不具合が見つかり、整備に時間がかかるため、別のB787-8型機に交換して、2時間9分遅れで出発しました。
@アメリカン航空のiPadソフトに不具合、54便に影響
現地時間29日、アメリカン航空がパイロットに携帯させている、操縦マニュアルや航空路情報などを納めたiPadアプリに不具合があり、54便が飛行できない状態になった、とのことです。
@ドバイ空港での写真撮影には許可が必要
ドバイ空港ではテロを警戒して、空港施設や航空機の撮影に許可が必要とのことです。これに違反しますと、3ヶ月の懲役、または、5,000UAEディルハム(約162,000円)の罰金が科せられる、とのことです。英国人男性が撮影していたところ、2ヶ月間の禁固刑に処する可能性を示唆されながら、強い警告を受けた、とのことです。
*4月29日
@第3滑走路早期実現署名を提出
成田空港周辺経済団体などが作る「成田第3滑走路実現する会」は昨日、太田国土交通大臣に第3滑走路早期実現を求める署名約16万6000人分を提出しました。国土交通省の有識者会議の「首都圏空港機能強化技術検討委員会」は、周辺自治体にすでに説明を始めている、とのことです。同会の池内会長は建設時期について「訪日客の増加により需要増が見込まれるため、2020年の東京オリンピック・パラリンピックよりも前になる」との認識を示し、騒音区域が拡がることについては「住民が第一。可能な限り解決していく」と述べ、具体的な考えは示しませんでした。
【コメント】同会は当初「30万人の署名を集める」としていましたが、昨年12月の総会で「1月に約13万人分の署名を提出する」と(2014年12月23日出来事参照)決議していました。しかし、大分、遅れたたようです。現状の年間発着回数が約23万回であり、発着回数も伸び悩む今、第3滑走路が必要になるとは到底思えません。建設するにしても完成までには、設計や用地買収などを考えると5年以上かかると見られ、どう考えてもオリンピックに間に合うとは思えません。
@ゴールデンウイークの出国ラッシュ始まる
ゴールデンウイークを海外ですごす人たちの出国ラッシュが今日から始まりました。成田空港では今日は約38000人が出国する予定となっています。
@農水省が成田空港で今日から「農産物検査カウンター」の運用始める
農林水産省は今日から、成田空港の第1ターミナルと第2ターミナルに、農産物の検査を行う検査カウンターを設けました。お土産などで海外に持ち出し可能な農産物かどうかを検査するためです。
@新関西空港会社社長が「関西空港のLCC30%目標は掲げない」
今日の産経Westによりますと、新関西国際空港会社の安藤社長は3月の夏季ダイヤ発表記者会見の席で、「今回は、(国際線で)LCCを3割にする目標は掲げない」と述べた、とのことです。これは、LCCの拡大で外国人観光客が増える一方、既存のフルサービスキャリアがLCCに押されて、減便や運休を相次いで行っている事によるためのようです。LCC利用の外国人増はSARSなどのイベントリスクで一気に減少する場合があり、このような場合に高収益が見込まれるビジネス客を多く持つ、フルサービスキャリアの役割が大きく、LCCに頼りすぎるリスクを考た、とのことです。
@アシアナ航空が広島=仁川線を再開も、5月22日から減便
アシアナ航空は昨日、事故後に運休している広島=仁川線について、仁川発30日の便から運航を再開する、と発表しました。5月21日までは1日1便としますが、同22日からは週5便(月・火・水・金・土曜日)に減便します。
*4月28日
@中国国際航空が5月15日から成田=大連=天津線を開設へ
中国国際航空は5月15日から成田=大連=天津線を週4便(月・木・金・日曜日)で開設します。機材はB737-800型機を使う予定です。
@国土交通省が操縦室常時2人体制を指示
国土交通省は今日、国内の全ての航空会社に対して、国内線・国際線を問わず、常時、操縦室に2名以上がいるように指示しました。また、このさいの操縦室への出入りについて、手順を定め、訓練するように指示しました。これを受けて、航空各社は1週間程度で、常時2人体制を導入する方針で、日本航空では5月1日から導入する見込み、とのことです。
@日本航空 G の3月実績は旅客数が国際・国内共にプラス、利用率は±0
日本航空が昨日発表した「JALグループ3月マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)4.0%増、利用率は±0ポイントの80.5%となりました。
一方、国内線は旅客数が0.9%増、利用率はこちらも±0ポイントの68.9%となっています。
成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が3.4ポイント減の83.8%、成田=札幌線が5.1ポイント増の63.6%、成田=中部線が3.3ポイント増の71.0%、成田=福岡線が10.6ポイント増の53.3%となっています。
なお、2014年度の国際線は旅客数が前年度比(以下同じ)0.9%増、利用率が0.8ポイント減の75.7%となり、国内線は旅客数が1.1%増、利用率が2.1ポイント増の66.1%となっています。
@日本航空のB787-8型機1機でエンジン不具合の整備長引く
日本航空のB787-8型機1機でエンジン系統の大きなトラブルが発生しているようで、この整備に時間がかかり、26〜28日の羽田発北京行きのJAL21便が機材をB767型機に替えて、運航しました。
*4月27日
@日本人女性が客室乗務員の指示に従わず着陸やり直し
現地時間23日、成田発台北行きのタイガーエア201便で、日本国籍の52才の女性が出発時に「座席が狭い」と非常口付近の座席に交換を要求し、タイガーエア側は追加料金を受けとって座席を変更しました。所が台北空港に着陸する際に、この人物の持ち込みトランクが座席の下からはみ出し、非常口をあける邪魔になることが分かりました。客室乗務員がトランクを上の棚に収納するように求めましたが、この女性が応じなかったため、機長に「安全の確保が出来ていない」と報告しました。このため、機長は着陸態勢に入っていましたが、着陸を取りやめました。この女性は自分の行為で着陸がやり直されたことに気付き、棚に収納し、同機は15分遅れで着陸する出来事がありました。同航空は着陸後、警察に通報し、女性は事情を聞かれました。この行為は航空法に違反し、1〜5万台湾ドルの罰金が科せられる見込みです。写真は2日に就航を開始したタイガーエア台湾機です。
@「五輪時の鉄道キャパシティ増は必要ない」と国土・鉄道局長
国土交通省の藤田鉄道局長は24日、オリンピックに向けた鉄道整備について「羽田空港や成田空港と都心を結ぶ鉄道については、キャパシティという点では、今、直ちにオリンピックのために何かをしなければならない、と言う状況ではない」と述べました。
@小型機が車輪出し忘れて胴体着陸、鹿児島空港
昨日夕方、鹿児島空港に着陸した小型機が胴体着陸し、滑走路上で動けなくなりました。このため、同空港の滑走路は約3時間半閉鎖され、出発便は最終便まで欠航となり、到着便も4便が目的地を変更するなどの影響が出ました。小型機を操縦していた男性は「車輪を出し忘れた」と言っているそうです。乗っていた2人にケガはありませんでした。
@日本航空のB787-8型機で不具合3件
日本航空のB787-8型機で不具合が3件起こっています。24日と25日の機体は同一機体のようです。
・24日午後5時半頃、関西発ロサンゼルス行きの日本航空60便・B787-8型機でエンジン防氷装置に不具合があり、機材を別のB787-8型機に交換して、2時間1分遅れで出発しました。
・25日午前1時頃、関西発バンコク行きの日本航空727便・B787-8型機でエンジン防氷装置に不具合があり、機材を別のB787-8型機に交換して、7時間23分遅れで出発しました。
・26日午前9時頃、羽田発北京行きの日本航空21便・B787-8型機で、エンジンに関する整備作業が長引き、機材をB767型機に変更してほぼ定刻に出発しました。
@春秋航空 ・日本が夏季繁忙期の臨時便を発表
春秋航空 ・日本が夏休み期間中の繁忙期に臨時便を運航する、と発表しています。販売は今日の正午から始まっています。詳しくはホームページから。
@ターキッシュエアラインズのA320型機がエンジントラブルで滑走路逸脱
現地時間25日、ミラノ発イスタンブール行きのターキッシュ・エアラインズ1878便・A320型機が右エンジン火災とそれによる主翼の一部損壊により、イスタンブール・アタチュルク空港に緊急着陸し、滑走路から逸脱しました。乗客・乗員は緊急脱出シューターで避難し、ケガはなかった、とのことです。着陸の際、車輪にも不具合が発生し、主翼とエンジンが滑走路に接地し、火が出た、とのことです。
【コメント】燃料に引火しなくて幸いでした。引火していれば大惨事になるところでした。
*4月26日
@KLMオランダ航空が6月23日〜9月20日に成田線を増便へ
KLMオランダ航空は、6月23日〜9月20日に成田=アムステルダム線を週4便増便する計画です。増便は成田発で日・木・土・日曜日で、この期間は同路線は週11便となります。機材はB747-400型機の予定です。写真は昨年5月22日に撮影したKLMオランダ航空のB747-400型機です。
@広島空港の事故機が移動、今朝から着陸条件緩和
広島空港で昨夜、事故を起こしたアシアナ航空機の撤去作業が行われました。事故機は台車に乗せられ、約1時間かけて着陸の邪魔にならない北側の草地に移動しました。連日の好天候により、準備がはかどり予定よりも1日早い撤去となりました。これにより、今朝から着陸条件が通常の制限に緩和されました。
*4月25日
@「くうこうだより」新緑号が出ました。
@マスコミのLCCに関する番組が変だ
20日にテレビ朝日で「ビートたけしのTVタックル」で「とにかく安い格安航空 VS 充実サービスの大手航空」が放映されました。これを見ていて、「これはおかしいのでは」と思われることがありました。
それは、格安航空会社(LCC)の映像で、取り上げられたのがピーチ・アビエーション、バニラ・エア、春秋航空 ・日本の3社だけだったことです。日本航空が出資しているジェットスター・ ジャパンが全くと言って良いほど出てこなかったのです。
日本のLCCで最大の機数を持ち、フルサービスキャリアも含めて国内航空会社で第4位になるジェットスター・ ジャパンが出てこない、と言うのはどういう事でしょうか。私はジェットスター・ ジャパンを贔屓にしているわけではありませんが、「このとり上げ方は何だろう」と思ってしまいます。
似たようなことは、他社のテレビニュースなどでも感じます。LCCをとり上げる番組ならば、ジェットスター・ ジャパンが、便数も他社の1.5倍の運航便数を持っており、とり上げる項目と趣旨にも関係しますが、一番にとり上げるのが普通ではないでしょうか。
しかし、実際は全日空系のピーチ・アビエーションやバニラ・エアがとり上げられることが多いのです。
大げさかも知れませんが、ここに、「全日空」と「日本航空嫌いの自民党航空族」の影を感じてしまいます。テレビ局側がこの両者におもねって“自主規制”をしているとすれば、“マスコミの右傾化”と“日本の民主主義の危機”を心配してしまいます。
今の安倍政権のマスコミ対策が、マスコミを利用して太平洋戦争に国民を駆り立てた戦前の軍国主義者や資本家に似ている、と思うのです。
なお、番組の中で、航空評論家が「LCCと言っても安全性は大手と変わらない。新造機を使っていますし」と発言していました。しかし、現在はこの通りですが、バニラ・エアの運航開始直後には、全日空からリースした機体を数機使用しており、中には機齢が23年経過した機体(JA8385)もありました。
@スカイマークが神戸=仙台線から10月下旬に撤退
スカイマークは昨日、国土交通省に神戸=仙台線を10月下旬に運休することを届け出ました。これにより、仙台空港路線は全てなくなります。この路線は昨年4月から運航していますが、搭乗率は50%未満と低迷しています。
@エアアジア・ジャパンの運航開始は早くても12月か
エアアジア・ジャパンが運航乗務員や客室乗務員などの募集をしています。客室乗務員は現在、経験者のみで、未経験者については夏頃の募集開始になるようです。経験者の募集要項によりますと、入社が「10月以降」となっており、「入社後、マレーシアで2ヶ月程度の訓練がある」としていますので、実際の運航開始は早くても12月、遅ければ来年になるようです。条件として「中部国際空港(仮)もしくは会社の指定する空港まで公共交通機関を利用して60分以内で通勤可能な場所に居住または居住予定の方」となっていますので、中部空港を拠点とするようです。
@ユナイテッド航空が発注済みのB787型機10機をB777型機に変更
ユナイテッド航空は現地時間23日、発注済みのB787型機10機を、B777-300ER型機に変更することを明らかにしました。
*4月24日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度7回目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度7回目が発生しました。成田発関西行きの全日空8569便・B767-300型機が、前便でアモイ空港の出発制限により、成田空港到着が遅れたため、午後11時01分に出発したものです。
@第3ターミナルは「ワクワク出来る」LCC 専用ターミナルの先駆け
8日に成田空港のLCC専用「第3ターミナル」が供用を開始しました。この第3ターミナルの評判はおおむね好評なようです。しかし、中には「第2ターミナルから遠い」とか、8日が寒の戻りで非常に寒い日であったことから「寒くて困った」と言うような不満の声もあったようです。
しかし、私見ですが、この第3ターミナルは今後のLCC 専用ターミナルの見本となる事は間違いないように思います。
今の所、日本でのLCC 専用ターミナルは成田空港と関西空港と那覇空港にしかありません。従って、LCC便で他の空港に行くと搭乗橋を使うことがかなりあります。搭乗橋を使う場合と比べると、長い屋外通路を使う第3ターミナルは「遠くて、不便」と感じるのではないでしょうか。安い運賃から多少の不便は我慢することになるのは、ある意味LCCでは当然ですね。既存の空港、例えば、羽田空港の国内線ターミナルなどもかなり遠い搭乗口もあります。
また、関西空港や那覇空港のように、LCC 専用ターミナルから鉄道やバス停に行くまで、必ず、連絡バスに乗ることになるのも面倒に感じました。
22日付けの日経ビジネスに「成田LCCターミナルは時代遅れ?」という記事がありましたが、この記事でも成田空港の第3ターミナルを否定的に見ているわけではないようです。ただ、「建設コストをもっと下げられたのではないか」と言っているようです。
私も関西空港と那覇空港のLCC 専用ターミナルを使ったことがありますが、サービスが簡素すぎ、運航開始まもないためか、航空会社員の「早くして下さい、早くして下さい」とせかすばかりの印象で、あまり良くありませんでした。何か利用者を「貨物扱い」しているような印象を受けました。料金が安いとは言え、「だからサービスも粗末で当然です」と言わんばかりでした。
10日に福岡から帰ってきた時も、成田空港は雨でしたが、写真のようなエプロンルーフのおかげで、濡れずにターミナルに入れました。コスト削減も限度をわきまえないと、LCCの印象を悪くすると思います。
格安航空会社を使うとは言え、これから旅行に行こうとする時に、悪い印象を持たざるを得ないのは航空会社や空港運営者にとってマイナスと思います。
この一点だけとってみても、成田空港の第3ターミナルは「ワクワク」を感じられ、楽しく旅行に行けるような気になれる、日本的なLCC 専用ターミナルと思います。今後、建設されるLCC 専用ターミナルの見本になるのではないでしょうか。
@ホンダジェットが5月1日と4日に成田空港でデモ飛行
世界デモフライトツアーの一環として、日本でもデモフライトを実施するホンダジェットですが、成田国際空港株式会社(NAA)が日程を公表しています。当初は5月4・5日に公開デモフライトを実施する予定でしたが、ホンダ側の都合により、4日のみになっています。日程は5月 1日(金) 13:30~14:30と、5月 4日(月) 10:30~11:40、13:30~14:40となっています。5月1日はパイロットの訓練飛行ではないかと思われます。なお、公開飛行の見学者を募集していましたが、応募は22日に締め切られています。山武市のホームページには飛行コースや空域が載っています。
@スカイマークの再建債権でエアバスとリース会社の債権額は「0」
スカイマークの再建債権の算定ですが、大口のイントレピッド・エアクラフト・リーシン グやエアバスなどが軒並み「0」となっています。
【コメント】「0」とした理由がはっきりしませんが、これはどういう事なのでしょうか。契約途中で解除するには、何らかの損害賠償が生じるのは常識のように思うのです。そして、それに準じた再建債権額が示されるべきと思います。債権者会議での合意は出来るのでしょうか。訴訟に発展するような気がします。そうなると再建は難しくなるのではないでしょうか。
*4月23日
@コンピューターの回線不具合で、ネット接続が出来なくなり、更新が出来ませんでした。
@エチオピア航空の成田=アディスアベバ線が昨日から運航を開始
22日、エチオピア航空の成田=アディスアベバ線が運航を開始しました。アディスアベバ発の初便が香港を経由して、午後8時10分頃、成田空港に着陸しました。機材はB787-8型機になります。週3往復の運航となります。同便は全日空との共同運航となります。しかし、成田=香港のみの利用は出来ません。エジプト航空が運休して以来、成田とアフリカを結ぶ唯一の路線となります。
@成田空港の遅延は、航空路と地上での混雑が原因
21日の日刊航空によりますと、国土交通省がまとめた主要 10 空港(発着回数上位 10 空港)の遅延発生率によりますと、2009~2013年度まで、年々悪化しています。LCCを除く13社の国内定期便で出発定刻より15分以上遅れた便の割合は、2013年度は前年度比0.81ポイント増加し8.12%となっています。到着遅延率も1.52ポイント増の12.07%となっています。出発遅延率の第1位は那覇空港、2位が福岡空港、3位が成田空港となっています。
成田空港では、エンルート(航空路)の混雑と地上(誘導路やエプロン)混雑を原因とする遅延が、他の空港に比べて突出して多くなっています。この理由は、成田空港では地上走行時間が18〜25分となっていることが影響しています。ちなみに、羽田空港では約14分です。
@「和のラウンジ」と「リフレッシュルーム」が明日から供用開始
成田空港第2ターミナル本館とサテライトを結んでいる連絡橋のリニューアルが終わり、明日から「和のラウンジ」と「リフレッシュルーム」が供用開始となります。
@成田空港3月、輸出額が14.3%増、輸入額が2.6%増
東京税関が22日に発表した「3月成田空港貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比9ヶ月連続増の14.3%増、輸入額は同6ヶ月連続の2.6%増となりました。輸出は米国の港湾ストによる自動車部品輸出増が影響しているようです。
@スカイマーク支援で、ようやく合意
スカイマークの再建計画の概要が明らかになりました。資本金は180億円とし、インテグラが50.1%、全日空が19.9%となりますが、三井住友銀行と日本政策投資銀行などが出資するファンドを含めますと、全日空側が49.9%となります。この結果、双方が役員を半数ずつ出し、現会長と社長は経営責任を明確にするため、退任します。後任会長はインテグラルから、社長はANA ホールディングスから出すことになり、5年で再上場を目指す、としています。
記者会見でANA ホールディングスの長峯上席執行役員は「国土交通省から5年で出資を引き上げるように要請を受けた事実はない」と述べました。
スカイマーク側は3164億円の負債について、約3000億円を「負債の存在を認めない」とし、「支払するいわれはない」との立場をとっています。
これをエアバスなどの大口債権者が、どう考えるかが問題で、債権者会議での合意が出来るかどうかが、再建が出来るかどうかの最大関門になります。再建はまだ、最初の一歩を踏み出したに過ぎないようです。
スカイマークは22日、「スカイマークの共同スポンサー選定に係る基本合意書の締結について」を発表しました。
@「現段階では機体の不具合はない模様」と運輸安全委員会
運輸安全委員会は21日、アシアナ航空機事故について、「現時点では機体の不具合は確認されていない」述べましたが、フライトレコーダーとボイスレコーダーの解析については「話す段階ではない」としました。今後、事故直前のパイロットの操作や気象条件に焦点を当てて調査を行う、とのことです。
@事故機機体撤去は27日朝までに、着陸条件を緩和へ
太田国土交通大臣は21日、アシアナ航空機事故の機体撤去を27日までに行う事を明らかにしました。これにより、現在行っている「視程が5Km以上必要」とする着陸条件を解除し、「滑走路視程距離が1600m」とする通常の着陸条件にする、とのことです。
@昨年度の作業車と航空機との接触などの事故は92件
国土交通省のまとめによりますと、昨年度、全国の空港で作業車が航空機に接触したり、給油中に作業車を動かし燃料が漏れたりするなどの事故が92件起こりました。
【コメント】乗客が乗っているときの給油など、規制緩和が事故につながりかねない実態が明らかになりましたね。
@日本航空機が関西空港に緊急着陸
20日午前5時30分頃、バンコク発関西行きの日本航空728便・B787型機から、「タイヤの空気圧が減っている、とする警告が出た」と関西空港に連絡が入りました。同機は同6時7分に無事緊急着陸しました。点検したところ、8本のタイヤの内の1本がパンクしていました。バンコク空港を離陸する際に、客室乗務員が破裂するような音を聞いている、とのことです。
@全日空B787-8型機でトラブル2件
・現地時間20日午後8時頃、韓国・金浦発羽田行きの全日空868便・B787型機で、着陸装置に不具合が見つかったため、この便は欠航となりました。
・現地時間21日午後3時頃、北京発成田行きの全日空906便・B787型機が駐機場を離れたところ、ブレーキ装置の不具合が発生したため、駐機場に戻り整備を行いました。これにより、この便は約2時間遅れて出発しました。
@日本航空B787-8型機が電源システム不具合で遅れる
21日、成田発パリ行きの日本航空415便・B787型機は、前便の飛行中に電源システムに不具合発生し、整備を要したため、2時間57分遅れで出発しました。不具合はバッテリーシステムとは関係ない、とのことです。
@3月の新千歳空港シカ侵入は2ヵ所から、柵を高くする
3月に新千歳空港にシカが侵入したトラブルについて、国土交通省新千歳空港事務所は20日、調査結果を公表しました。それによりますと、柵に壊れたところはなかったものの、植物が絡まったりして、雪が積もり、シカが飛び越えやすくなっていた、とのことです。侵入経路は2か所で、同事務所は一部の柵の高さをかさ上げするなどの対策に乗り出すことを明らかにしました。
@ゴールデンウイークの予約が好調
航空各社がそれぞれ発表したゴールデンウイーク(28日〜5月6日)の予約状況によりますと、
全日空の予約率は国内線が前年同期比(以下同じ)7.9ポイント増の58.9%、国際線が10.3ポイント増の78.7%となっています。
一方、日本航空は国内線が7.3ポイント増の63.7%、国際線が7.5ポイント増の83.6%となっています。
また、LCCでは、各社とも提供座席を増やしていますが、
ジェットスター・ジャパンは国内線が15.0ポイント増の67.5%、国際線は71.5%となっています。
ピーチ・アビエーションの国内線は3.7ポイント増の79.8%、国際線が83.9%となっています。
バニラ・エアは国内線で27%増の78.7%、国際線が7.8ポイント増の85.7%となっています。
@国土交通省がパイロットの年齢上限を67才に引き上げ
国土交通省はパイロット不足に対応するため、今日から、旅客機パイロットの年齢制限を、64才から67才に引き上げました。脳に異常がないかどうかの検査を追加し、一緒に乗務するパイロットの年齢を60才未満とし、乗務時間を通常の8割に制限するなどの対策を実施します。
@主要旅行業者の2月取扱額で海外旅行は8.7%減に
観光庁は20日、「2月の主要旅行会社50社の旅行取扱概況」を発表しましたが、海外旅行の取扱額は前年同月比(以下同じ)8.7%減と相変わらず低調となっています。特に欧州方面の落ち込みが激しくなっています。また、国内旅行取扱額は6.9%増、外国人旅行取扱額は57.2%増となっています。
@3月の訪日外客数が初の150万人超え
観光局が22日に発表した「3月訪日外客数」によりますと、訪日外客数は初めて150万人を越え、単月としての過去最高となりました。前年同月比45.3%となります。
一方、出国日本人数は同4.2%減となっています。訪日外国人数は出国日本人数に約4000人と迫りました。
*4月19日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」6回目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度6回目が発生しました。成田発イスタンブール行きのターキッシュエアラインズ(トルコ航空)53便・B777型機が、午後11時45分に成田を出発したものです。理由は前便でのイスタンブール出発時に、安全確認が必要になったことから時間がかかり、成田空港到着が遅れたため、とのことです。
現地時間18日、同航空3機の機内から「爆弾」と書かれたメモが見つかりました。多分、この件に関係したもののようです。
@第3ターミナルから無料のターミナル連絡バスに乗ってみました
10日に第3ターミナルから第2ターミナルまで、無料のターミナル連絡バスに乗ってみました。連絡バスに乗るには、第3ターミナル出口の一番右側の通路を右に曲がり1階に降ります。第3ターミナルを通るターミナル連絡バスには2系統があります。
この日乗ったのはこの内の第3ターミナル→第2ターミナル連絡バスです。連絡バスを待つ人は左写真のように多くの人が並んでいて、「乗り切れるかな」と心配したのですが、乗ってみると、座れなかったものの、余裕で乗れました。そのまま、第3ターミナルから第2ターミナルへすぐに行くものと思い込んでいたのですが、道路の関係からか、ぐるりと廻って、制限区域外に出て、第3ターミナルの方に戻り、そこから第2ターミナルに向かいました。所要時間は夕方で車が多く、約10分でした。着いたのは従来の第2ターミナルに直結した連絡バス乗り場ではなく、道路を1本挟んだ団体用バスなどが止まるレーンの「24番」乗り場でした。第2ターミナルに入るにはそこから、横断歩道を渡って行くことになります。
逆コースの第2ターミナル→第3ターミナルは乗りませんでしたが、こちらも、一方通行の関係で南に向かい、右折して空港東通りを北に向かいます。そして、一般道に出てから第2ゲートを通って、第3ターミナルに行きます。従って、やはり、10分程度はかかるようです。
16日に、もう一つの系統で第2ターミナル→第1ターミナル→第3ターミナルと乗ってみました。この連絡バスは15分ぐらいに1本しか出ていません。バスはまず第2ターミナルに行きます。この時の第2ターミナルバス乗り場は従来通りの「8番」と「18番」になります。そこからは、従来通りの経路で第1ターミナルに行きます。第3ターミナルから第1ターミナルまでは15分〜20分と見ておいた方が良いようです。道路の混み具合によっては20分以上かかるかもしれません。
逆に、第1ターミナルから第3ターミナルに行くには右写真の「6番」から乗車しますが、この時に、注意しなければいけないのは、第2ターミナル行きと、第3ターミナル行きのバスがあることです。間違えると、第2ターミナルで乗り換えないといけないことになり、余計に時間がかかります。しかも、停留所が別で道路一本隔たった「24番」に行かなければならなくなります。行き先が「第3ターミナル」となっているバスに乗って下さい。第1ターミナルから空港東通りを通り、第2ゲートから第3ターミナルに入ります。かかる時間は約10分ですが、渋滞があると15分程度かかるかもしれません。
@「火災が発生し、重大な事故の可能性あった」と調査官
運輸安全委員会は昨日で、広島空港における調査を終了したことを明らかにしました。調査報告書について「重たい案件なので、公表までに1年以上かかる。2年になるかも」としています。調査官は会見で、左エンジンが草地に接触しており、エンジンの破損状況によっては、火災が発生し、重大事故になる可能性があったことを明らかにしました。気流により、突然高度が下がった可能性も視野に入れる、としています。
@広島空港便は天候悪く、全便欠航
広島空港では、今日は雨の予定で、視界が暫定制限値以下になるとみられることから、ほぼ全便の欠航が見込まれています。
@アシアナ航空が乗客全員に約60万円の見舞金
アシアナ航空は広島空港で事故を起こした便の乗客全員に、見舞金5000ドル(約60万円)を支払うことを明らかにしました。また、同社は仁川=広島線の運航を今月末まで運休とすることも明らかにしています。
@米国 GAO が機内のWi-Fiを使ったテロを警告
16日のAFP通信によりますと、米議会の政府監査院(GAO)は航空機内でのWi-Fi接続を通して、ハッカーが機内エンターテインメントシステムを乗っ取って操縦機器に致命的な破壊工作を行う危険が潜んでいる、と警告する報告書を発表しました。
*4月18日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度5回目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度5回目が発生しました。福岡発成田行きのジェットスター・ ジャパン514便・A320型機が、成田空港の悪天候による玉突き遅延のため、午後11時16分にB滑走路に到着したものです。
@ベトナム航空が成田=ダナン線を7〜9月に増便 ベトナム航空は現在週5便で運航している成田=ダナン線を7月1日〜9月30日に増便し、週7便の毎日1往復とすることを発表しました。機材はA321型機を使います。
@成田空港の ILS カテゴリー3bはA滑走路北側着陸のみ
アシアナ機事故で事故機が衝突したローカライザーアンテナは着陸誘導装置(ILS)のカテゴリー3bのものですが、この精密着陸誘導装置を設置しているのは全国でも7空港しかありません。その一つが成田空港ですが、成田空港でもカテゴリー3bが使えるのは、A滑走路北側(16R)からの着陸のみです。
写真中央やや右の赤い装置がA滑走路南端に設置されている、カテゴリー3b用のローカライザーアンテナです。このアンテナから北に向かって誘導電波が発信されています。他の着陸誘導装置(ILS)のアンテナに比べると、アンテナの数が多くなっています。写真は昨年3月27日に航空科学博物館から撮影しました。
@事故機は両エンジン共にアンテナに接触していた
アシアナ航空機事故調査は昨日も滑走路脇で続けられましたが、事故調査官は両エンジン共に、ローカライダーに接触していたことを確認し、「左側のエンジンに泥が付着していたことから、地面に接触していたことは間違いないと思う」と語りました。
また、昨日は製造者のエアバスの関係者も調査を行い、「機体に問題はなかった」と語りました。
また、警察と運輸安全委員会の、機長らへの事情聴取は終了した、とのことです。乗務員は近く帰国する、とのことです。
@スカイマーク支援の骨格が固まる、インテグラが出資比率過半数
スカイマークの再生支援の骨格が固まってきた、とのことです。出資は約180億円とし、インテグラルが過半数、ANA ホールディングスが20%未満とする一方、全日空に協力的な金融機関などが出資するファンドと合わせて50%未満とする方向で、調整されている、とのことです。スカイマークはこの内容を来週には発表するようです。計画の中では従業員を削減しないことや、利用者の増加に向けた共同運航や燃料の共同調達、それに整備体制の強化などを盛り込む方針で、来月下旬までに裁判所へ提出する、とのことです。
【コメント】全日空の出資比率が20%未満となるのは、20%以上になると全日空の傘下になる、として国土交通省がスカイマークに与えている羽田空港枠を見直す可能性があるためのようです。しかし、協力関係にあるファンドなどと合計して50%弱の出資比率をとることで、大きな影響力を確保する戦略のようですね。
*4月17日
@成田行きのキャセイ航空機がエンジン不具合表示で緊急着陸
昨日午後4時40分頃、香港発成田行きのキャセイ航空450便・B777型機がエンジンに不具合がある、として成田空港に緊急着陸を要請しました。同機は約10分後に無事着陸し、緊急事態を取り消し、自力で駐機場に入りました。
【コメント】キャセイ航空の連日のトラブルです。大丈夫でしょうか。同航空は一昨年にも2件の落下・脱落事故を起こしています。(2013年12月29日の出来事参照)しかも機種が全て、B777型機です。昨日と一昨日の機体もB777型機です。偶然でしょうか?
@成田空港の GW 旅客数が3.4%増の見込み
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「2015 ゴールデンウィーク(4月24日〜5月6日)国際線旅客推計」によりますと、出国旅客数は前年同期比(以下同じ)4.7%増、入国旅客数は1.9%増となり、合わせて3.4%増となる見込みです。出国のピークは5月2日、入国ピークは同6日になる見込みです。
@広島空港が今朝から再開、急激に視程が悪化か
アシアナ航空機の着陸失敗事故で、昨日まで閉鎖されていた広島空港は今朝から運航が再開されました。ただ、精密着陸誘導装置(ILS)のローカライザーアンテナが破損しているため、着陸誘導装置(ILS)が使えません。着陸誘導装置(ILS)の復旧には時間がかかるため、着陸誘導装置(ILS)カテゴリー1を1ヶ月程度で仮復旧させ、カテゴリー3に戻すのは約8ヶ月程度かかる見通し、とのことです。この間は、VORやRNAVを使って離着陸を行う事になりますが、地上視程が5000m、雲の高さが300m以上あることを離着陸の条件とする、とのことです。事故機はそのままの場所に残っての再開です。
昨日記者会見した同航空の山村安全担当副社長は事故機を操縦していたのが機長だったこと、A320型機での飛行時間が約800時間で、広島空港へも複数回の着陸経験があることを明らかにしました。
また、NHKニュースによりますと、午後8時4分12秒では1300mあった視程が、6秒後の同18秒には750m、さらに12秒後には500m、30秒後に400m、そして事故時には300mと悪化した、とのことです。
【コメント】山村氏は同航空のB777型機がサンフランシスコで着陸に失敗した後、安全対策強化のために、一昨年、請われて全日空から迎えられたと記憶しています。
*4月16日
@キャセイ航空機から重さ約5Kgのバネが脱落
昨日午後3時半頃に成田空港に到着した香港発成田行きのキャセイ航空520便・B777型機の到着後点検で、右主脚を格納庫内で固定するバネがなくなっているのが発見されました。バネは重さ約5Kgありました。成田国際空港株式会社(NAA)は滑走路付近で脱落した可能性がある、として滑走路を一時閉鎖して安全点検しましたが、見つかりませんでした。
【コメント】可能性としては着陸のために車輪を降ろした際に、落っことしたのでしょうね。海か田んぼに落ちた可能性が大きいですね。成田空港では落下物対策として、南から着陸する場合は海の上で、北から着陸する場合は比較的人家の少ないところで車輪を降ろす約束になっています。
@ヤクーツク航空が夏季繁忙期にチャーター便を運航へ
今日の「Traicy」によりますと、ロシアのヤクーツク航空は7月15日から8月16日に、成田=ウラジオストック線を水曜日に、成田=カムチャッカ線を水・土曜日に、成田=ハバロフスク線を日曜日に、スーホイスーパージェット100型機を使って運航する予定、とのことです。
@スカイアンコール航空がGW中にチャーター便運航へ、来年4月に定期便を計画
今日のトラベルビジョンによりますと、カンボジアのスカイアンコール航空がゴールデンウイークの5月2日と6日に成田=プノンペン=シェムリアップ間でチャーター便を運航する、とのことです。同社は成田とカンボジアを結ぶ定期便を来年4月を目処に計画している、とのことです。
@北京発の全日空B787-8型機がフラップ不具合で2時間半遅れる
現地時間15日午前8時30分頃、北京発成田行きの全日空956便・B787-8型機の点検で、フラップを動かす部品に不具合が見つかりました。この整備のために、同便は2時間32分遅れで出発しました。
@事故1分前に視程が急激に悪化か、アシアナ航空機
アシアナ航空機事故で、広島空港に設置された滑走路視距離計の記録によりますと、午後8時には視程が1800m程度あったものが、同機が着陸した8時5分頃には400mに悪化していた、とのことです。専門家によりますと、400mでは滑走路は見えない、とのことです。広島空港の滑走路に東から着陸する場合は視程が1600m以上あることが条件となっており、着陸を許可するぎりぎりの気象条件だった、とのことです。
運輸安全委員会の調査官は、下降気流の発生があった、可能性を指摘しました。また、広島空港の気象にかかわっていた専門家は、滑走路の端が断崖になっており、この崖に沿って、下降気流が流れることがある、と指摘しています。
広島空港の管制官はアシアナ機パイロットとの交信について「直前まで違和感はなく、パイロットは落ち着いていた。着陸直前に急に霧がかかり、アシアナ機が見えなくなった」と語りました。
ボイスレコーダーとフライトレコーダーは回収され、すぐに分析に入る、とのことです。
写真は佐賀に行った時(?)に上空から見た広島空港です。