2019年3月後半の出来事


*3月31日

@2017年7月15日のポーラ重大インシデントは離陸推力設定の間違い
 運輸安全委員会は28日、2017年7月15日に成田空港で起こったポーラエアカーゴ213便・B747-8F型機のオーバーランに準ずる重大インシデントについての報告書を公表しました。
 これによりますと、原因は機長がエンジンを離陸に必要な推力よりも低い推力で離陸滑走を始めたため、としています。機長は滑走路が短いB滑走路にもかかわらず、離陸推力を長いA滑走路と同じ推力に設定し、機長と副操縦士が推力の確認を離陸開始時まで確実に行わなかった事にある、としています。このため、同機はB滑走路南端ぎりぎりでかろうじて離陸しました。
【コメント】この重大インシデントについては、B滑走路南端に住んでいる住民が、あまりの騒音と振動に成田空港事務所に抗議する(2017年8月10日の出来事参照)まで、 NAAも国土交通省成田空港事務所も気がつきませんでした。

@元米軍人がシアトルから拳銃1丁持ち込み、現行犯逮捕
 県警成田空港署は今日、29日にシアトルから成田空港に到着した59才の米国人男性を銃刀法違反の現行犯で逮捕しました。男は拳銃1丁を所持して入国しようとしていました。男は「元在日米軍の兵士で、当時の拳銃を退役後も持っていた」と供述しています。シアトル出発時に航空会社社員に「拳銃を持っている」と申告し発覚しました。
【コメント】29日の出来事で書いた、心配が現実になりました。男が元在日米軍人で、その時には拳銃であろうが、検査がありませんから、何でも持ち込めたのでしょうね。
 しかし、持ち込んだ便が到着時刻から言うと全日空177便と考えられますが、全日空はこの男の搭乗を何故認めたのでしょうか?
 また、やはり、米国の保安検査はずさんなようですね。保安検査では見逃したようですから。

@バニラの成田=函館線が昨日で運航停止
 バニラ・エアの成田=函館線が昨日で運航を終了しました。2年1ヶ月での運航終了となりました。「Traicy」によりますと、平均搭乗率は77.2%、累計旅客数は20万1175人だった、とのことです。成田=函館線の廃止からバニラ・エアのピーチ・アビエーションへの統合が具体的に始まったことになります。今の所、ピーチでの成田=函館線の再開は予定されていません。

@日本航空の成田=シアトル線が今日から就航
 日本航空は今日から成田=シアトル線を開設しました。1日1往復となります。なお、この路線では貨物の取扱も行う、とのことです。

@全日空の成田=成都線が今日から増便
 全日空は今日から成田=成都線を週3往復増便し、週7往復の1日1往復とします。

@エジプト航空の成田=カイロ線が減便、週1往復に
 エジプト航空は今日から成田=カイロ線を週2往復から、週1往復に減便しました。ただし、7月1日からは週2往復に戻す予定です。

@日本航空の2月実績は国内線好調も国際線利用率が2.5ポイント減
 日本航空が28日に発表した「JALグループ2月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)1.8%増の71万1679人、利用率が2.5ポイント減の79.8%となっています。
 一方、国内線では旅客数が3.1%増の263万6786人、利用率が1.3ポイント増の72.0%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が5.3ポイント減の74.3%、成田=新千歳線が1.5ポイント減の79.8%、成田=中部線が1.6ポイント増の77.7%、成田=福岡線が1.0ポイント増の54.0%となりました。
 また、運航状況は国際線では欠航率が±ゼロの0.0%、定時出発遅延率が1.2ポイント悪化の12.1%となり、国内線では欠航率が0.6ポイント改善の1.1%、定時出発遅延率が1.9ポイント改善の10.0%となっています。

@【私見】ボーイング社はB737MAX型機の見直しを根本から行うべきでは・・・
 30日の「ロイター日本語版」のコラム「ボーイングを失墜させた過剰な『ポジティブ思考』」によりますと、Edward Hadas氏は「米ボーイング幹部が、ほぼ確実に口にしなかったことがある。『エアバスに遅れをとらないことがいかに大事か、分かっているだろう。たとえそれが、安全面で賭けに出ることを意味するとしても、われわれは迅速に行動しなければならない』というものだ」と書いています。
 ボーイング社は修正ソフトを完成させ、提供する、とのことですが、内容は失速防止システム(MCAS)が自動で作動したときに、自動操縦を解除すれば、失速防止システム(MCAS)も解除されること、また、パイロットの操作と失速防止システム(MCAS)の操作が異なる場合は、パイロットの操作が優先される、と言うことのようです。
 しかし、これで良いのでしょうか。解除された時に、今度は、失速防止システム(MCAS)を付けた意味がなくなります。
 元々、B737MAX型機は燃費を良くするためにエンジンの最初のフアンの口径が大きくなることになります。(これはエンジンの燃費を良くするための常套手段の一つですが)。
 B737-800型機でも。この問題は発生していました。そこで、ボーイング社はエンジンカバーの下部を平にすることにより、エンジン下端と滑走路面との間隔を確保していました。下の写真がそのエンジンです。

 

 ところが、B737MAX型機エンジンでは燃費を良くするために、さらに口径が大きくなりました。滑走路面との間隔をとるためには、エンジンをより前に取り付けることに設計を変更しました。
 ところが、そのために機体のバランスが悪くなり、操縦が不安定になった、とのことです。それを、助けるために失速防止システム(MCAS)が取り付けられたようです。
 もし、改修されたソフトで、失速防止システム(MCAS)が切れたときに、機体の姿勢が不安定になったら、どうしたらよいのでしょうか。
 ボーイング社はこの問題にどのように対処するのでしょうか。この事を考えたときに、B737MAX型機の設計が元々無理だったのではないか、と言う疑問が出てきます。
 ボーイング社もこの事は承知していましたが、エアバスのA320neo型機が爆発的に売れている以上、対抗して、無理を承知で1日でも早く、B737MAX型機を「B737-800型機と同じ操縦感覚」を売りにして、急遽、販売に踏み切ったように思えてならないのです。
 ライオンエア機が墜落したときに運航停止を行っていれば、エチオピア航空機事故の悲劇は防げたのではないかと、思うのです。
 ボーイング社はエチオピア航空機墜落後も、「B737MAX型機は安全な旅客機だ」と主張し、運航停止措置を遅らしました。失速防止システム(MCAS)について、多くを語らなかったことも、先に書いた“事情”を隠す意図があったのではないでしょうか。
 ボーイング社は時間がかかっても、B737MAX型機の設計を一から見直すべきではないでしょうか。


*3月30日

@前中期計画は過大だった、機能強化計画需要予測も希望的観測、計画を見直すべき
 成田国際空港株式会社(NAA)が28日に発表した「 NAAグループ中長期経営構想」によりますと、2018年度目標に対し、年間発着回数は前計画比(以下同じ)で、発着回数が5.2%減の25.6万回となっています。
 航空旅客数は目標を9万人上回る4309万になる見込みです。また、空港内免税店・物販店・飲食店売上高は4.1%減の1438億円となる見込みとのことです。
 また、2019〜2021年度の目標は発着回数で27.5万回、旅客数で4650万人としています。
【コメント】機能強化計画では発着回数30万に達するのは上中位予測で2021〜2022年としていました。この機能強化計画がいかにずさんなものであったかを表しています。
 今回の中期計画では「発着回数40万回になる見込みは2030年頃」としていますが、機能強化計画では「2032年頃に50万回に達する」としていました。
 下図は NAA が当初出していた機能強化計画需要予測説明のプレゼン資料です。

 

@今夏期ダイヤの発着回数は3%増で過去最高に、初めて1日700回越える
 成田国際空港株式会社(NAA)が28日に発表した今夏季ダイヤによりますと、週間発着回数は前年同期(以下同じ)に比べ3%増となり、過去最高の4943回となりました。1日当たりの発着回数も706回と初めて700回を超えました。
 この内、国際線は3.4%増、国内線は1.4%増となっています。国際線旅客便は4.1%増、国際貨物便は1.2%減となっています。
 夏期ダイヤとして新規・再就航するのはタイ・ライオンエア、オーストリア航空、ウズベキスタン航空、ベトジェットエアの4社となります。

@ジェットスター・J の成田=下地島線が運航を開始
 ジェットスター・Jは今日から、成田=下地島線を開設しました。1日1往復となります。初便は午前7時8分頃出発しました。下地島空港への定期便は24年ぶりとなります。これに会わせて、みやこ下地島空港ターミナルが開業しました。

@墜落したエチオピア航空機では失速防止システムが作動していた
 昨日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、墜落したエチオピア航空機事故を調査している関係者は、墜落機の失速防止システム(MCAS)が自動的に作動していた、との結論に達した、とのことです。

@アイスランドの「WOWエア」が28日に突然廃業、全便欠航に
 アイスランドのLCC 「WOWエア」は現地時間28日、突然廃業を発表し、全ての便を欠航としました。このため、欧州の空港で約4000人が足止めとなっており、大混乱が起きている、とのことです。同航空は経営難に陥っており、アイスランド航空との買収協議が決裂したことから、運航資金が確保できなかった、とのことです。


*3月29日

@ NAA が「約90%の地権者から『同意書』を取得」と発表
 成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は27日の記者会見で、機能強化計画で新たに取得しなければならない用地約730ヘクタールの内、約90%に当たる650ヘクタールの地権者から同意書を得られたことを明らかにしました。
 また、記者団からの「C滑走路建設許可を国に申請するのは何時頃か」という質問に、かつて、建設を強引に進めようとする国や空港側の姿勢に農家などが反発して、いわゆる「成田闘争」が起きたことを踏まえ、「見切り発車のようなことはできない。さらに丁寧な説明を行っていきたい」と述べました。

@国土が成田空港で米国からの乗継客に対する保安検査を免除へ
 国土交通省は4月3日から成田空港で、米国路線の一部便に乗り継ぎの際に必要となる保安検査を省略する方針を固めました。国内では初めての導入となります。今後、日本と同等の保安検査が実施されていると認定する国からの便についても、検討していく、とのことです。 NAAによりますと、この措置は「利便性を高め乗り継ぎの拠点空港としての地位を向上させるのが狙い」とのことです。
【コメント】こんな対策で乗継客が増えると思っているのでしょうか。直行便が増えれば、乗継客は減っていきます。米国便では米国側の保安検査の見逃しから、拳銃や銃弾などが持ち込まれ、成田空港の保安検査で発見される例が複数発生しています。航空をテロから守るためには省略しない方が良いと思うのですが。
 もっとも、全国の空港では米軍兵士や軍属の保安検査は地位協定により、免除されており、文字通り出入国はフリーパスです。成田空港関係者から話を聞いたところ、米軍や軍属の証明書を見せるだけで、身体検査や手荷物検査を受けずに出入国しているそうです。

@全日空機が中国・広州空港でエンジントラブル、15時間遅れ
 今日の「ニコニコニュース」によりますと、現地メデイア「民航資源網」の伝えたところでは、現地時間28日午前9時35分発予定の中国・広州発成田行き全日空934便・B767型機が出発時にエンジントラブルがあり、駐機場に引き返し、乗客を降機させて、待合室で15時間半も待機させられた、とのことです。結局同便は29日午前1時発に変更され、日本時間午前6時頃成田空港に到着しました。全日空側からこの情報が伝えられたのは28日午後11時半で、遅延保証金として1000元(約16000円)を支払う事になった、とのことです。
 ここで、問題となったのは日本人乗客には現地時間午後の羽田便に振り替えた可能性があるのに、中国人乗客には何の説明もなかった、とのことです。

@日本航空が乗務前の禁酒時間を12時間前に戻す
 日本航空は昨日、乗務前の禁酒時間を24時間から12時間に戻すと発表しました。滞在先で禁酒としてきましたが、これについても解除する、とのことです。理由として、乗務前のアルコール検査体制が整ったことを挙げています。昨日公表された報告書では『自分の行動が、どの程度安全に影響するか認識できていないこと』が飲酒不祥事につながった」としています。
【コメント】日本航空のホームページには何も書いてありません。確かに、一律24時間前の禁酒は厳しく、緊張状態が続き、リラックスする時間がなく、逆効果になるかも知れませんが、いきなり、12時間前に戻すのは早すぎるような気がします。

@キャセイ航空が香港エクスプレス株を取得し、完全子会社に
 香港を拠点とするキャセイ航空は現地時間27日、同じ香港を拠点とするLCC ・香港エクスプレスの株式を690億円で取得し、完全子会社とすることを発表しました。独禁法適用除外などの課題をクリアーして今年末までには完了したい、とのことです。
 香港エクスプレスは海航集団(HNA)グループの一員ですが、同グループは合併や買収で業績を急拡大しています。しかし、中国当局の締め付けで資金繰りが厳しくなっています。香港エクスプレスは成田空港に乗り入れています。

@エチオピア航空機事故の遺族が米国でボーイング社を提訴
 29日のブルームバーグジャパンによりますと、エチオピア航空機墜落事故の遺族の一部がボーイング社に対し、「B737MAX型機は安全に設計されていなかった」として、現地時間28日、シカゴ連邦地裁に提訴しました。

@中国がB737MAX型機の「耐空証明」の受付を停止
 中国民用航空局はB737MAX型機の「耐空証明」の申請受付を停止しています。この「耐空証明」がないと、航空会社がB737MAX型機の輸入を行う事ができません。

@LCC 「Norwegian」がB737MAX型機の飛行停止でB737-800型機の売却を延期
 現在、18機のB737MAX型機を所有しているLCC 「Norwegian」は、B737MAX型機の運航停止による影響から、売却を予定していたB737-800型機6機の売却を延期し、所有しているB787型機の有効活用によって、ダイヤの欠航を最小減に抑えることを明らかにしました。しかし、それでも、補えない場合には他社からのウエットリースを検討している、とのことです。

@中国の中国航空器材集団公司がA320neo型機290機とA350型機10機を発注で合意書
 中国の中国航空器材集団公司は現地時間25日、エアバスとA320neo型機ファミリー290機、A350型機10機を購入する一般条件合意書を締結した、と発表しました。中国航空器材集団公司は中国民用航空局による特殊会社で国内の航空会社に機材をリースしています。


*3月28日

@「内窓工事を申し込んだら、時間延長に賛成することになる」と飛行コース直下住民
 「A滑走路運用時間深夜1時間延長」への対策として、窓を二重にする「内窓設置工事」があります。しかし、この工事の申し込みは、一昨日の第45回騒音対策委員会で NAA が出した資料によりますと、昨年の10月申請開始から3月25日現在で工事申請数が、対象となる874戸の内、124戸になった、とのことです。約半年過ぎても、率にして14.2%にすぎません。
 成田市に住む本会会員によりますと、対象となる住民の方々は申請を行わない理由として
「内窓工事を申し込んだら、時間延長に賛成したことになる」事と、「今ある家に内窓を付けたら、重さで家がゆがみ、防音効果が期待できない」との二つをあげている、とのことです。
 四者協議会で「合意」しても、騒音下の人たちは
「A滑走路運用時間深夜1時間延長」に今でも反対しているのです。

@横芝光町にプレートが落下、けが人はなし
 昨日の「乗りものニュース」によりますと、国土交通省成田空港事務所は昨日、横芝光町新島の水田で昨日、航空機の金属プレートが見つかった、と発表しました。午後3時半頃、近くの住民が発見しました。金属プレートは縦約20cm、横約30cmの長方形で、重さは約200gあり、表面に「LANDING」との文字が確認された、とのことです。
【コメント】落下地点が正確には分からないのですが、B滑走路の飛行コース上で、B滑走路南端から約17Km地点のようです。

@発着回数も旅客数も伸び率は低調、2月運用状況
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「2月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比(以下同じ)2%増で2月として過去最高の19550回となりました。この内、国際線発着回数は3%増、国内線発着回数は2%減となっています。
 総旅客数は4%増で2月として過去最高の335万1199人となりました。国際線旅客数は5%増で2月として過去最高となり、この内、外国人旅客数は2月として過去最高の6%増、日本人旅客数は4%増でした。また、国内線旅客数は2%減でした。
 総貨物量は16%減の14万441トンで伸び率は9ヶ月連続のマイナスとなり、積込量は16%減、取卸量も16%減となりました。
 給油量は2%減でした。
【コメント】発着回数と旅客数は伸びてはいますが、伸び率は今年度前半に比べますと低い状態が続いています。 NAA の機能強化計画の伸び率を下回っています。

@成田空港へのアクセス調査で自動車は前回比0.4%増、鉄道は2%増
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、昨年7月6日に実施した「成田国際空港アクセス交通実態調査の結果」を公表しました。これによりますと、成田空港に入った車は前回比(以下同じ)0.4%増の38%、2万8022台で、この内訳は乗用車類が1%増の61%、貨物車類が±ゼロの26%、バス類が±ゼロの12%となっています。
 また、出発客を対象とした交通機関別では鉄道が2%増の47%で、この内、JRは19%、京成は28%となっています。バスは3%減の35%、この内、 LCCバスは2%増の5%となって降り、特に日本人では3%増となっています。自家用車は2%減の13%、飛行機は1%増の6%となっています。

@世界空港ランキングで成田空港は9位に
 航空関連の格付け会社「スカイトラックス」が発表した世界空港ランキングの2019年版によりますと、成田空港は3ランクアップし、9位にランクされました。日本からはこの他に2位に羽田空港。6位に中部空港が選ばれ、トップ10に3空港が入っています。

@エアアジアXが A330neo 型機を使い、中距離 LCC 参入を検討中
 現地時間27日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、エアアジアXのCEOは同紙の取材に対して、リースした2機のA330neo型機を使って、タイ・エアアジアXが2012年に中断した、バンコクからのヨーロッパ路線を再開させる検討を行っている、と述べました。
 さらに、2020年に受領する4機のA330neo型機を使って、バンコクからの北米西海岸路線を研究していることも明らかにしました。北米路線については途中で給油するために、日本に立ち寄ることになる、とのことです。
【コメント】日本航空が設立した中距離LCC「ZIPAIR」のライバル、と言う事になりますね。


*3月27日

@「『覚書』は両者の主張の羅列であり、約束とは言えない」と NAA と国土交通省答弁
 昨日開かれた第45回騒音対策委員会ですが、本会からの、本会事務局長と当時の空港公団総裁との間で締結された「交渉覚書」についての、第1項目質問に対して、当初の答弁では国土交通省も成田国際空港株式会社(NAA)も千葉県も無視して、一切答えませんでした。
 そこで、本会から再質問を行いましたが国土交通省の回答は「この『覚書』は両者の考え方を併記しただけのものであり、運用時間についての約束はしていない」と答えました。
 『覚書』を読んでいただけば分かりますが、まず、前文では「諸課題のうち、かなりの部分が未解決であるため、残された課題については、住艮側の要求の都度誠意をもつて交渉することを前提として、ここに双方は、現在まての交渉を記録にとどめ、合意点、問題点、並びにこれに関する双方の主張を確認する。」となっており、「成田空港の軍事利用は絶対に行わないこと」には双方が合意しています。
 また、「運用時間は(当時の)羽田空港並みとせざるを得ない」と言うことについては、本会は納得したわけではありませんが、航空局は運用時間を午前6時〜午後11時とする意向を表明しているのです。これは「国土交通省側が約束した」と言う事になるのではないでしょうか。
 ですから、今回の深夜運用時間延長については、当然、本会に説明があって当然ではないでしょうか。
 特に、夜間の飛行時間延長については発言した7つの地区部会の内、実に5つの地区部会から「住民は不安を持っている」という趣旨の発言がありました。周辺の住民は今回の機能強化や夜間飛行時間の延長について、納得していないことを表しています。
 詳しい報告は後日に掲載したいと思います。

@京成電鉄の成田空港駅と空港第2ビル駅間のレールにひび割れ、2時間ストップ
 昨日午前11時20分頃、京成電鉄の成田空港駅と空港第2ビル駅間で、線路にひびが入っているのを、点検していた同社社員が発見しました。このため、同社ではこの間の上下線の運転を約2時間見合わせ、補修しました。ひびは長さ10cm、幅1mmで応急的に金属で補修しました。一時、成田空港駅では混雑が発生しました。

@品川区議会と渋谷区議会が羽田空港新陸上飛行ルートに見直しの意見書を全会一致で採択
 昨日のNHKニュースによりますと、昨日、品川区議会は羽田空港新陸上飛行ルートについて「落下物や騒音への不安、国の説明不足などからルートは容認できない」として、区の上空を通らないルートを検討するよう求める決議を本会議で全会一致で可決しました。新ルートに反対している品川区の住民グループの秋田操共同代表は「反対とはっきりうたった決議を可決してほしかったが、議会が一丸となり住民の反対と不安の思いを国に伝えてもらいたい」と話していました。
 また、渋谷区議会も昨日、ルートの見直しなどを求める意見書を全会一致で可決しました。渋谷区の住民グループの須永知男共同代表は「いくら説明しても不安は払拭されないので、国には撤回を求める」を話していました。

@ FAA のパイロットが MRJ の型式証明(TC)試験飛行を始める
 三菱航空機会社は今日、米国連邦航空局(FAA)からFAAの型式証明(TC)を取得するための、FAAパイロットによる三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験飛行を実施できる「Letter of Authorization (LOA)」を取得したことを発表しました。すでに、FAAパイロットが搭乗した型式証明(TC)試験飛行を2回実施している、とのことです。
 また、試験4号機がフロリダ州エグリン空軍基地にあるマッキンリー極限気候研究所において極寒酷暑のTC試験を行うために滞在していることも明らかにしています。

@米国のサウスウエスト航空B737MAX型機が離陸後10分でエンジントラブル、引き返して緊急着陸
 現地時間26日午後3時頃、米国・サウスウエスト航空のB737MAX型機が、フロリダ州のオーランド国際空港を飛び立った直後にエンジンの異常に見舞われ、同空港に引き返して緊急着陸するトラブルがありました。
 同機は運航停止中ですが、保管のためにカリフォルニア州に向かうところでした。従って、乗客はいませんでした。トラブルは離陸後約10分後に発生しました。パイロット2人にケガはありませんでした。トラブルについてはFAAが調査中ですが、失速停止システムとは関係ないようです。
 なお、同社では運航停止までに、墜落原因ではないかとされている失速を防止システム(MCAS)に関するとみられるトラブルが8件起こっていた、とのことですが、いずれも、手動操縦に切り替えて事なきを得ています。

@中国民用航空局がB737MAX型機への「耐空証明」受付を停止
 中国民用航空局はB737MAX型機の「耐空証明」の申請受付を停止しています。この「耐空証明」がないと、航空会社がB737MAX型機の輸入を行う事ができません。


*3月26日

@今日午後、「第45回騒音対策委員会」が開催されます。

@LOTポーランド航空が成田=ワルシャワ線を今日から増便、1日1往復へ
 LOTポーランド航空は今日から、成田=ワルシャワ線を週2往復増便し、毎日1往復に増便しました。(2018年10月2日出来事参照)

 

@2018年世界空港ランキングで成田空港は国際旅客数17位、貨物量9位に
 今日の「日刊航空」によりますと、国際空港評議会(ACI)が発表した世界約1200空港の2018年ランキングによりますと、成田空港は国際線旅客数で前年比(以下同じ)1ランク上げの17位、貨物量で1ランク下げの9位となっています。
 総旅客数ランキングで羽田空港が1ランク下げの5位になりました。

@京成電鉄が今日から「京成アプリ」を提供開始
 京成電鉄は今日午前9時30分から、運行情報を提供するスマートフォンアプリ「京成アプリ」を提供します。「京成アプリ」では、「運転見合わせ等の運行状況に関する情報がある場合にプッシュ通知でお知らせするほか、京成線・北総線・芝山鉄道線内を走る列車の位置がリアルタイムに表示される『列車走行位置』機能を提供する」とのことです。

@ボーイング社がB737MAX型機の修正ソフトを提供へ
 ボーイング社は現地時間25日、B737MAX型機の納入先に対して、B737MAX型機のソフトウエアの修正プログラムを無償提供する、と発表しました。
 ただし、ソフトの修正には各国航空当局の承認が必要になります。
 足元の米国では運輸省が同日、米国連邦航空局(FAA)の安全認証プログラムを検証する外部委員会を設立することを明らかにし、連邦捜査局(FBI)もFAAの捜査を開始しています。
【コメント】米国では「FAAはボーイング社のポケットの中に入っている」と揶揄されている、とのことです。

@エチオピア航空CEOが「ボー社を全面的に信頼する」と声明
 現地時間25日、エチオピア航空のテウォルデ・ゲブレマリアムCEOは声明で、「明確にしておきたいが、エチオピア航空はボーイングを信頼している。同社は長年にわたるわれわれのパートナーだ」と、事故があってもボーイング社への信頼を表明しました。
【コメント】エチオピア航空は所有する大半の機材がボーイング社製航空機ですから、失われた同航空への信頼を回復するためには、このように言わざるをえないでしょうね。同CEOへの責任追及を弱めるためにも。


*3月25日

@バニラの2月実績は旅客数と利用率共にマイナス
 バニラ・エアが発表した「2月輸送・運航実績」によりますと、国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)9.4%減の8万7183人、利用率が3.0ポイント減の83.6%となりました。一方、国内線では旅客数が0.8%減の11万1151人、利用率は7.7ポイント減の77.3%でした。
 運航実績では国際線欠航率は±ゼロの0.0%、定時出発遅延率が21.7ポイント改善の17.0%、国内線欠航率は1.2ポイント悪化の2.3%、定時出発遅延率は8.8ポイント改善の26.9%となっています。

@ブリティッシュ・エアウェイズの復刻塗装機が勢揃い
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ブリティッシュ・エアウェイズは現地時間21日から、1974年〜1980年に導入していた機体デザインに復刻したB747型機の運航を始めました。「当時の、BOAC(英国海外航空)とBEA(英国欧州航空社)が合併したときのデザインで、初めて『British airways』と表記されたデザイン」とのことです。これで、復刻デザイナ機4機が勢揃いしたことになります。
 写真はこの期間に成田=ロンドン線に就航していたVC-10型機で、成田空港で撮影したものです。この機体と同じ塗装になります。VC-10型機は黒い排気ガスを出して、騒音も大きい機体でした。旧ソ連のイリューシン62型機とそっくりでした。と言うよりも就航年から言うとVC-10型機の方が3年半程先輩なのですが。

 


*3月24日

@古い写真を削除しています
 この所、使用しているサンネットサーバーの容量が(確か100MB)不足気味で、過去の写真を削除しながら、やり繰りをしています。従って、古い写真が消えていることがありますが、ご了承下さい。サンネットには増量をお願いしているのですが、「出来ません」とけんもほろろな対応です。

@今日のバニラ便で多数の遅れが出ているようです
 今日のバニラ・エアでは機材繰りにより、多くの便に遅れがでているようです。
 午後2時現在で、「平素よりバニラエアをご利用いただき、誠にありがとうございます。◆遅延 本日機材繰りの影響に伴い、千歳・関西・奄美・香港・台北・成田空港を発着する便に遅延が発生しております。」と出ています。
【コメント】22日深夜の「カーフュー弾力的運用」に関係したトラブルが影響しているのでしょうか。

@国土交通省による MRJ 型式証明(TC)飛行試験は順調のよう
 「Flightradar24」で三菱リージョナルジェット(MRJ)の飛行状況を見ていますと、試験機によって、従来の飛行と異なり、高度や速度が細かく変化している事が分かります。
 三菱航空機会社や三菱重工からの発表はありませんが、多分、これが国土交通省による型式証明(TC)試験飛行と思われます。これを見てみますと、日曜日を除いて、連日のごとく行われていますので、型式証明(TC)試験飛行は精力的に行われているようです。


*3月23日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」51例目が発生
 昨日深夜、2018年度「カーフュー弾力的運用」51例目が発生しました。
成田発台北行きのバニラ・エア105便・A320型機が機体に不具合が発生したため、成田空港に引き返し、午後11時22分に、A滑走路北側から着陸したものです。
【コメント】不具合はどのようなものだったのでしょうか?

@21日夜の貨物機同士の接触はグランドコントロールのミスなどが原因
 昨日のNHKニュースによりますと、21日夜に成田空港で起こった貨物機同士接触事故の原因ですが、全日空機をプッシュバックしていた牽引車の運転手が、他の作業員の停止合図に気付かなかったことと、成田国際空港株式会社(NAA)の空港内での管制を行っているグランドコントロール職員が、FedEx機が停止しているのを確認せずに、全日空機の移動を許可した事にある、とのことです。国土交通省は全日空とNAAに対して安全確認の手順を徹底させるなどの再発防止策を求めることにしています。下図は NAA による両機の概念図です。青がFedEx機、赤が全日空機です。

 

@エアアジアのCEOが「 MRJ 20機発注で交渉中」
 昨日の「Traicy」によりますと、情報源は分からないのですが(多分、昨日開かれた愛知県と包括連結協定を締結後の記者会見)、エア・アジアのトニーCEOは、昨年11月から三菱リージョナルジェット(MRJ)購入について、三菱航空機会社と交渉している事を明らかにしました。購入機数は20機を検討している、とのことで、「我々の提案を(三菱航空機が)検討中で、進捗していない。三菱航空機からの提案を待っている状況」と話した、とのことです。
 また、購入の理由については「A320型機では離着陸できない空港がたくさんある」とし、「今すぐにでも活用することができるので、出来るだけ早く」とも話している、そうです。
【コメント】以前にもエア・アジアがMRJの購入を検討している、との報道はありましたね。

@ガルーダ・インドネシア航空がB737MAX型機49機キャンセルの書簡をボー社に送る
 現地時間22日、ガルーダ・インドネシア航空は、発注していたB737MAX型機49機をキャンセルするとの、書簡をボーイング社に送っていたことが明らかになりました。ただ、同航空はボーイング社の他の機種に変更する事もある、としており、エアバス機への発注は考えていない、とのことです。

@ロシアの「レッドウイングス」がA220-300型機をA321型機に変更
 現地時間22日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、ロシアのレッドウイングスは発注していたA220-300型機6機をキャンセルしました。代わりにA321型機を導入する、とのことです。なお、A220-300型機はロシア航空当局の型式証明(TC)を受けていませんが、今回のキャンセルの理由ではない、とのことです。


*3月22日

@昨夜、全日空と FedEx の貨物機同士が接触、両機とも損傷で出発できず
 昨日、午後8時半頃、成田空港の貨物地区で貨物機同士が接触しました。牽引車で後退し、誘導路に出ようとしていた成田発上海行きの全日空8517便・B767型機の後部と、スポットを離れて離陸に向けて誘導路上で停止していた、同じく上海行きのフェデラルエクスプレス5015便・MD11型機の後部同士が接触し、両機の機体後部が損傷したものです。けが人はありませんでしたが、両機とも出発することは出来ませんでした。滑走路が一時閉鎖されましたが、すぐに解除されました。

@スカイマークのチャーター便が4年5ヶ月ぶりに成田空港から出発
 スカイマークは今日、成田=サイパン線のチャーター便運航を始めました。30日までに6往復を運航します。ゴールデンウイークの4月27日〜5月3日にも4往復を運航する予定です。佐山会長は「次は成田=パラオ線も検討している。出来るだけ早く今年夏にでも定期便化したい」と述べました。同航空の成田空港使用は、撤退から4年5ヶ月ぶりになります。

@イスラエル「サン・ドール航空」が9月13日から成田=テルアビブ線開設
 今日の「ValuePress!」によりますと、イスラエル「エル・アル航空」の子会社である「サン・ドール航空」は13日、9月13日より(成田着は14日)成田=テルアビブ線の運航を開始する、と発表しました。週2往復となる、とのことです。
【コメント】まだ、国土交通省への申請はしていないようですが、13日の発表もイスラエル大使館で行ったことや、両国政府間で運航開始について合意していることなどから、確実なのでしょうね。

@エチオピア航空のシミュレーターには「MCAS」の機能は組み込まれてなかった
 今日の「Fly Team」によりますと、エチオピア航空によりますと、同航空は約2週間前にB737MAX型機シミュレーターを受領し、パイロット全員がB737MAX型機との差異の訓練を受けていた、とのことです。しかし、このシミュレーターには失速防止システム「MCAS」をシミュレートする機能は組み込まれてなかった、とのことです。

@ライオンエアのパイロットは墜落前の数分間ガイドブックで解決策を探し続けた
 昨年10月に墜落したライオンエアのパイロットが、墜落前の数分間に機体が上下する事に対処するために、操縦マニュアルをくまなく調べていたことが明らかになりました。これは、事故機のボイスレコーダーを聞いた3人の関係者の話だった、とのことです。

@ボー社が全てのB737型機に迎え角センサーの数字が違ったときの警告を組み込むことに
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、ボーイング社は現地時間21日、これまで、義務づけられていなかった、複数の迎え角センターの数字が一致していなかった場合の警報措置を、B737MAX型機だけでなく古い機体にも導入する事を決めました。すでに引き渡されているB737MAX型機のソフトとハードの改修にどの程度の時間がかかるか不明、とのことです。専門家によると週週間、もしくは数ヶ月かかる可能性がある、とのことです。
【コメント】事実が明らかになるにつれて、B737MAX型機のシステム不具合が次々に出てきますね。飛行停止期間が相当長くなるのではないでしょうか。


*3月21日

@指定薬物「t-BOCメタンフェタミン」を初摘発
 千葉地検は昨日、化学処理をすると覚せい剤に変化する「t-BOCメタンフェタミン」を密輸しようとした容疑で、中国人の男を起訴しました。男は2月27日夜に香港から成田空港に到着した便で来日し、同行者に不審な点があったため、スーツケーを調べて発見されたものです。この薬剤は2107年12月に薬物に指定されてから、日本で摘発されたのは今回が初めてとなります。

@全日空のA380型機1号機が成田空港に到着
 今日午後0時50分頃、全日空が3機導入するA380型機の初号機が、フランスのトゥルーズから成田空港に到着しました。
 写真は着陸寸前の初号機「JA381A」です。直前まで雨模様で心配しましたが、到着時には晴れ間も見えてきました。着陸後は南整備地区のデルタ航空格納庫前に駐機し、到着セレモニーが行われたようです。

 

@航空科学博物館の増設工事は8月に完成
 第1ターミナル5階にある、航空科学博物館のショップ「バイプレーン」の方に聞いたところ、今行われている航空科学博物館の拡張工事が完成するのは8月になる、とのことです。増築部分も含めた全面公開になるのは8月の予定とのことですが、その間、既存部分の営業は通常通り、とのことです。
 今日、航空科学博物館の脇を通ったときに見ましたが、外壁もまだ出来ておらず、内部がむき出しでした。


*3月20日

@「羽田新飛行ルート第5次フェーズ説明会2月末で終わった」と石井大臣
 石井国土交通大臣は昨日の閣議後記者会見で、羽田空港新飛行ルートについての第5フェーズ説明会が2月末で終了したことを明らかにし、「これまでに約2万7900人が参加した。国交省としては、引き続き、関係地域の地方公共団体および住民の方々に対して、様々な手法を組み合わせた丁寧な情報提供を行い、幅広い理解をいただいたうえで、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会までに、新経路案を運用できるよう準備を進めていきたい」と述べました。
【コメント】国土交通省はどうして、学校型の住民説明会を開かないのでしょうか。フェーズ型の説明会に約3万人弱が参加した、と言いますが、新飛行コース下の人口に比べれば、本当に少ない数と思うのです。

@2月の訪日外国人は3.8%増も伸び率は低迷、日本人出国数は10.4%増と好調
 観光局が昨日発表した「2月訪日外客数」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)6ヶ月連続プラスの3.8%増、260万4300人となりました。伸び率は前月の約半分となっています。伸び率一桁台は昨年9月のマイナス5.3%を含め、昨年7月以来8ヶ月連続となっています。一方、出国日本人数は12ヶ月連続プラスの10.4%と好調を維持し、約153万4800人となっています。
【コメント】明らかに、訪日外国人の数に陰りが出ていますね。

@琉球エアーコミュータが機体システム動作試験期限過ぎて運航、10便が欠航に
 琉球エアーコミュータは昨日、所有機のDHC8-400型機3機で、整備マニュアルで定められた機体システム作動試験を3000飛行時間の期限内に実施していなかった、と発表しました。この結果、10便が欠航となり、431名の乗客に影響が出ました。なお、すでに機体メーカーから機体健全性の確認は取れている、とのことです。

@トランプ大統領が元デルタ航空副社長を FAA 局長に任命
 現地時間19日、米国のトランプ大統領は空席だった米国連邦航空局(FAA)の局長に、デルタ航空の元パイロットで副社長だったスティーブ・ディクソン氏を指名したと発表しました。今回のB737MAX型機墜落について、これまで局長代行だったダニエル・エルウェル氏がボーイング社のロビイストだったことに批判が強まっていました。

@エアカナダはB737MAX8型機を「少なくても7月1日までは運航させない」と発表
 エアカナダは所有しているB737MAX8型機を、少なくても7月1日までは運航に使わないと発表しました。

@台湾の「スターラックス航空」がA350型機17機を確定発注
 今日の「Traicy」によりますと、台湾の新興航空会社「スターラックス航空(星宇航空)」はエアバスに対して、A350-900型機5機、A350-1000型機12機を確定発注しました。同社は来年にも運航を開始する予定です。


*3月19日

@「交渉覚書があることは承知している」と航空局久保田ネットワーク部長
 去る12日の衆議院総務委員会で共産党の畑野君枝議員が、「成田空港運用時間延長」と「成田財特法」について質問してくれました。
 その速記録を見ますと、畑野議員の「成田空港から郷土とくらしを守る会との間で、『航空公害に関する覚書』が航空局長立ち会いの下で締結されました。この中で、成田空港の運用時間については、『羽田空港並み』と言うことで、午前6時から午後11時までにする事になっています。今回の機能強化の一つとして、A滑走路では今年の10月から『午前6時から翌朝午前0時』にするとの事だが、約束を結んだ同会には説明をしているのか」と質問しました。
 これに対し、国土交通省航空局の久保田ネットワーク部長は「『航空公害に関する覚書』があることは承知している。今までも、周辺の方々にはご理解いただけるように説明してきたが、引き続き関係者と共に丁寧な説明を行い、理解と協力が得られるように最大限の努力する」と答えました。
 畑野議員は「質問に答えていない。この会とは(説明を)やっていないという事でしょう。航空局長も立ち会って約束しているのだから、この会ともきちんとやって下さい。そのことだけを答えて下さい」と、重ねて質問しました。
 久保田部長は「理解と協力が得られるように最大限の努力する」と繰り返しました。
 さらに、畑野議員は「『関係者』の中にはこの会の皆さん、入っていますね」と質しましたが、久保田部長は先の答弁を繰り返すのみでした。
 なお、この質疑の様子は、リンク先に動画があります。写真は質疑中の畑野君枝議員です。

 

@KLMオランダ航空が来年夏季ダイヤで成田=アムステルダム線を増便へ
 昨日のエキサイトニュースによりますと、KLMオランダ航空は来年の夏季ダイヤから成田=アムステルダム線を週3往復増便する、と明らかにしました。増便は火・金・日曜日になります。これで、同路線は週10往復となります。

@清潔な航空会社ランキングで全日空が1位、日本航空が5位に
 スカイトラックが発表した「世界の清潔な航空会社ランキング」によりますと、1位に全日空が選ばれました。その他に、日本からは5位に日本航空が選出されています。

@米運輸省が新型機認証について FAA の調査を始める
 現地時間18日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、米国運輸省(DOT)はB737MAX型機認証の経緯について米国連邦航空局(FAA)の調査を始めました。新しい航空機の認証を担当するFAAのシアトル事務所と、訓練要件を設定しプログラムを承認する第2シアトル事務所を中心に行われます。これらのオフィスのFAAの従業員はB737MAX型機認証プロセスに関連するすべてのEメール、レポート、および内部メッセージを保存するように指示されました。
【コメント】この調査が三菱リージョナルジェット(MRJ)の米国における型式証明(TC)取得に影響を与えないと良いのですが。日本国内で飛ばすには国土交通省の型式証明(TC)が取れれば良いのですが。

@欧州航空安全機関「独自の調査で確認されなければ欧州域内での飛行は認めない」
 現地時間18日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、欧州航空安全機関(EASA)は18日、欧州議会の公聴会で、ボーイング社がB737MAX型機のソフトウエアの修正をしたとしても、この修正を詳細に検討した後に、安全を確認しなければ、B737MAX型機の運航再開はしない、と述べました。
 Kyは「開発中のソフトウェアのアップグレード自体については、各障害モードを詳細に確認したいと考えています。私たちがやろうとしているのは、ソフトウェアと、コックピット内の物理システムとの相互作用、およびヒューマン・マシン・インターフェースとの関係を見ながら、設計を深く掘り下げることです。 表面的なソフトウェアの変更だけでなく、[MCAS]アーキテクチャを含むすべての背後にあるものも調べます。」と述べました。
【コメント】欧州航空安全機関(EASA)と米国連邦航空局(FAA)は今までは、相互信頼で双方の承認を信頼し、深く検討することなく、認可してきましたが、今回はこの慣例を破ることになりますね。


*3月18日

@2月の成田空港貿易額は相変わらず低調
 東京税関が今日発表した「成田空港2月貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)6.2%減と4ヶ月連続マイナスの8341億1600万円となり、一方、輸入額は7.9%減と3ヶ月連続マイナスの9489万3600万円となっています。

@B737MAX型機の操縦訓練は iPad で1〜2時間だけ!!!
 今日の「GIGAZINE」によりますと、B737MAX型機にはシミュレーターがないそうです。そして、B737-800型機の免許を持つパイロットには、B737MAX型機について、iPadを使った約1〜2時間の訓練を行うのみだった、とのことです。
 さらに、B737-800型機とB737MAX型機との違いについては13ページのガイドペーパーがあるだけで、この中には失速防止システム「MCAS」についての記述はなかった、とのことです。
 B737MAX型機は燃費を良くするために大型のファンを持つエンジンを付ける必要があり、降着装置を従来型よりも長く高いものにする必要があったが、それが出来ずに、エンジンを前に取り付けることにした、とのことです。
 しかし、このために、向かい角(AOA)が大きくなると安定した操縦が難しくなり、これを補うために失速防止システム「MCAS」が採用された、とのことです。
【コメント】シミュレーターもなかった、とは知りませんでした。アメリカン航空とサウスウエスト航空のパイロット組合はボーイングに対し、繰り返しB737MAX型機のシミュレーターの提供を求めていたことが明らかにされました。しかし、FAAはこの要求を認めなかった、と言うのですから言語道断ですね。

@「失速防止システムには複数の重大な不備があった」と FAA エンジニア
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、現地時間17日のシアトルタイムズは「B737MAX型機で新たに採用された失速防止システム「MCAS」ついての、ボーイング社における安全性分析に複数の重大な不備があった」と報じたとのことです。取材源は米国連邦航空局(FAA)の現役及び元エンジニアの話、とのことです。
 この報道についてFAA広報担当者はB737MAX型機の認証手続について「通常の手続を踏んだ」と答えています。また、失速防止システム「MCAS」については「認証・規制要件を全て満たしていると結論付けた」と説明した、とのことです。

@「2つの事故の類似性情報は正確、報告書は1ヶ月以内に」とエチオピア運輸相
 現地時間17日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、エチオピアの運輸大臣は17日の声明で、「我々の専門家と米国の専門家は、『昨年10月のライオンエア墜落事故と類似している』との情報の正確さを証明した」と述べました。また、「データの詳細な分析は1ヶ月以内に公表される」と述べています。


*3月17日

@国土が2010年に「大田区上空を飛ばない」との覚書、今回の陸上ルートでは大田区上空を飛行
 今日の「HARBOR BUSINESS Online」によりますと、国土交通省は2010年4月28日に、大田区長が国交省に宛てた「(羽田の)D滑走路供用後の東京国際空港の運用について」覚書に対し、「・飛行機は大田区上空を飛ばない。・陸に近い、A滑走路とB滑走路を同時に使わない。・深夜と早朝にはAB滑走路を使わせない」を趣旨とする回答をしている、とのことです。オープンスペース型の住民説明会の時に、那須大田区議が説明に当たっていた国土交通省職員に「覚書に違反する場合は『大田区と協議すること』と書かれていますが、協議はしているんですか?」と質問しました。これに対し職員は「え? あっ。えー……それちょっと見せてください」とそれを読んで、「確認させてください」と答えるのみで、覚書の存在すら知らなかった、とのことです。
 3月8日の大田区議会予算特別委員会で那須議員が「大田区と国は覚書に書かれている『運用を変える場合には協議する』に基づき協議していますか?」区側に質したのに対し、空港まちづくり課長は「今後、適切な時期に協議します」と答えたのみだった、とのことです。
【コメント】成田空港の深夜運用時間延長の時と同じようですね。昨年5月21日の交渉の際には、国土交通省の成田空港企画室の課長補佐は本会と結んだ「航空公害に関する交渉覚書」について知りませんでした。

@「下地島線は搭乗率が80%後半になるのでは」と片岡社長
 今日の沖縄タイムスによりますと、ジェットスター・J の片岡社長は15日の「みやこ下地島空港ターミナル」で、下地島路線について「(同社全体の)年間搭乗率の80%後半を上回る搭乗率になるのではないか」との見通しを示しました。新規就航を発表した関西=下地島線の2日間の予約については約2800席を販売していることを明らかにしました。

@ボー社は失速防止システム「MCAS」の欠陥を隠していた?
 米国メディアによると、ボーイング社はB737MAX型機の失速防止システム「MCAS」ソフトの改修を昨年末までに行う、と数社のパイロットに説明していた、とのことです。しかし、35日間の政府閉鎖の影響で米国連邦航空局(FAA)の審査が進まず、エチオピア航空・B737MAX型機墜落事故に至った、との疑いがもたれているようです。
【コメント】それならば、ボーイング社は昨年10月のライオンエア機墜落事故が起こった段階で、B737MAX型機を運航しないように、納入した航空会社に注意できたのではないでしょうか。どうも、ボーイング社はこのような不具合があるのを承知しながら、隠していた疑いを禁じ得ません。

@ボイスレコーダーから音声データの取り出しに成功
 フランス航空事故調査局は現地時間16日、墜落したエチオピア航空機のボイスレコダーから音声記録の取り出しに成功した、と発表しました。音声データはエチオピアの事故調査当局に引き渡し、内容は聞いていない、とのことです。


*3月16日

@エアジャパンの副操縦士が基準の6.6倍のアルコール検出で交代
 
全日空は昨日、昨日午前0時55分発の羽田発香港行きのエアジャパン821便に乗務する予定だった副操縦士が、乗務前の複数回のアルコール検査で0.35〜0.59ミリグラムの(基準は0.09ミリグラム)アルコールが検出されたため、別の副操縦士と交代し、出発が9分遅れた、と発表しました。
 この副操縦士は13日夜にビール10本以上と白ワイン2本を飲み、14日午前中に赤ワインをボトル1本飲んだ、とのことです。

@スカイマークの「2月運航実績」は大幅に改善
 スカイマークが発表した「2月運航実績」によりますと、欠航率は前年同月比(以下同じ)で±ゼロの0.1%、定時出発遅延率は2.5ポイント改善の4.1%となっています。

@ボーイング社は失速防止システム「MCAS」を10日以内に修正
 今日のAFP通信日本語版によりますと、関係者が匿名を条件に述べたところによりますと、ボーイング社は失速防止システム「MCAS」を10日以内に修正する、とのことです。この修正ソフトをインストールする時間は2時間、とのことです。
【コメント】それほど簡単な修正を米国連邦航空局(FAA)は何故「4月までに」としていたのでしょうか。これは、あくまでも簡易修正版と思われるのですが、これが、また、問題を引き起こさなければ良いのですが。

@「 UTI 」の1週間の損失は約300万ユーロ
 現地時間15日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、ドイツのレジャー航空会社「TUI」を傘下に持つTUIグループの広報担当者は、アナリストが「B737MAX型機の運航停止により『TUI 』は1週間で約300万ユーロの損失を被る」と述べたことに対して、「これらの数字は、それほど悪い数値ではない」と述べた、とのことです。

@アビアンカ航空がA320neo型機ファミリー17機をキャンセル
 今日の「Flight Global(英文)」によりますと、コロンビアのアビアンカ航空は、エアバスに発注しているA320neo型機ファミリーの内17機をキャンセルし、35機の受領スケジュールを延期した、とのことです。これにより同航空の財務体質を強化する、とのことです。同航空は2015年に127機のA320neo型機ファミリーを発注しています。


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