2019年8月前半の出来事


*8月15日

@資料室の「落下物事故とは」を更新しました。

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」25・26例目が発生
 昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」25・26例目が発生しました。
・25例目 福岡発成田行きのジェットスター・J  516便A320型機が台風10号の悪天候による福岡空港の管制制限により、成田空港到着が遅れ、午後11時23分にB滑走路北側から着陸したものです。
・26例目 上海発成田行きの全日空960便・B787-8型機が、台風影響による管制制限にあった玉突き遅延のため、午後11時25分にB滑走路北側から着陸したものです。
【コメント】この便は前便が成田発上海行きでしたが、上海に台風の影響はなかったと思うのですが、何が“台風による管制制限”だったのでしょうか。

@昨日、別のポーラ・エア・カーゴ機からもエンジンパネル2枚が脱落
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日書いたポーラ・エア・カーゴ機のエンジン部品脱落事故以外に、昨日午前8時20分頃到着した同航空の深セン発成田行きのB747型機でも、部品の脱落が見つかりました。
 こちらは長さ約20cm、重さ約100gのアルミ製の金属棒でした。滑走路を一時閉鎖して安全点検を行いましたが、こちらも、空港内では見つかりませんでした。

@B737MAX型機の運航禁止でノルウェイ・エアシャトルがアイスランド=北米線を運休
  LCC ・ノルウェー・エクスプレスはB737MAX型機の運航禁止が続いているため、アイルランドと北米間を結ぶ路線を全面的に運休することを明らかにしました。


*8月14日

@ポーラ・エア・カーゴ機からエンジンパネルが脱落、空港内では見つからず
 今日午前7時半過ぎに成田空港に到着したポーラ・エア・カーゴ 715便・B747-400型機の到着後点検で、右エンジンのパネル1枚がなくなっているのが見つかりました。パネルは縦約15cm、横約30cm、重さは約500gでアルミ製とのことです。
 国土交通省成田空港事務所とNAAは滑走路を一時閉鎖して探しましたが、見つかりませんでした。飛行中に落下したものと見られます。

@イースター航空が10月1日から成田=仁川線を1日1往復減便
 韓国LCCのイースター航空は昨日、需要の低迷から10月1日から来年3月28日まで、現在、最大1日4往復としている成田=仁川線を1日1往復減便する、と発表しました。

@日本航空の副操縦士が検査でアルコールが検出され乗務を交代
 日本航空は昨日、10日午後4時20分発の鹿児島発羽田行き650便・B767-300型機に乗務する予定だった男性副操縦士が、乗務前のアルコール検査でアルコールが検出されたため、他のパイロットと乗務を交代していた、と発表しました。
 この副操縦士は前夜にコンビニで買った日本酒を飲もうとしましたが、会社の規定に抵触するために、その時は飲まなかったものの、翌日の午後2時頃に水と間違えて、うっかり一口飲んでしまった、とのことです。
 しかし、会社は本人の申告した飲酒量に比べ、アルコール検査の数値が高いため、この副操縦士から事情を聞いている、とのことです。同便の出発に遅延はありませんでした。
【コメント】日本航空の公式サイトをどう探しても、経過報告もお詫びも見つかりませんでした。私の探し方が悪いのでしょうか。しかし、大事なことですから誰が見ても分かるようにするべき、と思うのですが。

@スターフライヤーの副操縦士が検査でアルコールが検出され、乗務を交代
 スターフライヤーは昨日、11日午後3時25分発の北九州発台北行き801便・A320型機に乗務することになっていた20才代男性副操縦士の乗務前アルコール検査で、0.23ミリグラムのアルコールが検出され、別のパイロットに交代していた、と発表しました。
 この副操縦士は前夜、福岡市内や北九州市内の飲食店でハイボール1.5リットルやワイン0.72リットルを飲酒していた、とのことです。このトラブルにより、同便は約21分遅れて出発しました。

@旧政府専用機が2800万ドルで売りに出ています
 現地時間13日の「Flight Global(英文)」によりますと、引退した政府専用1号機と2号機だったB747-400型機を購入した「CSDS Aircraft Sales&Leasing」は、1号機を2800万ドルで販売する予定、とのことです。「非常に状態が良く、飛行時間も少ない」との売り言葉も出ています。
 2号機は貨物機に改造される、そうです。

@ノルウェー・エアシャトル機のエンジントラブルによる落下物事故は「鉄と鋼の嵐」
 昨日のライブドアニュースによりますと、12日の出来事で書いたノルウェー・エアシャトル機のエンジントラブルによる落下物事故の被害は25台の車、12軒の家屋に損傷を与え、1人に当たり、火傷を負わせた、とのことです。
 住民の一人は「鉄と鋼の嵐でした。叫んで家に駆け込みましたよ」と述べていたそうです。

@新 FAA 長官が「運航再開のタイムラインはない」
 現地時間12日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、新たに米国連邦航空局(FAA)長官に任命されたスティーブ・ディクソン氏は、最初の発言で「事実が私たちを導く場所に行き、飛行機が旅客サービスに戻る前に、すべての技術と訓練が存在し、正しいことを熱心に確認します。B737MAX型機運航再開に『タイムライン』はありません」と発言しました。

@「はしか」から脳症を発症したエル・アル航空客室乗務員が死亡
 今日のCNNニュースによりますと、現地時間13日、今年3月に「はしか」に感染し、「はしか」ウイルスにより脳炎を発症していた、イスラエルの女性が死亡した、とのことです。
 この女性はイスラエルのエル・アル航空の客室乗務員をしており、3才の子どもの母でした。子どもの頃に1回だけ「はしか」ワクチンの接種を受けていました。
 また、世界保健機関(WHO)は現地時間13日、今年1〜7月の世界での「はしか」感染者数が昨年同期の3倍に達している、と注意をうながしています。


*8月13日

@やっぱりお盆休み、成田空港内駐車場はほぼ満車
 今日は、お盆休みを海外で過ごした人たちの帰国ラッシュのピークではありませんが、成田空港内の駐車場は相変わらず混雑しているようです。今日も各駐車場はほぼ満車で、第2ターミナルのP2駐車場北付属棟の新設された「 P2-N2 」駐車場(写真の右端部分)のみが、比較的空いているようです。
 これから、出国する人は自家用車を空港内駐車場に置くことはあきらめた方が良いようです。駐車スペース探しに時間を取られると、間に合わなくなる心配もありますので。

@今日の香港線の欠航は出発が2便、到着が9便
 香港での「逃亡犯条例」改正への抗議行動が激しくなっているため、昨日午後から香港空港が全面的に閉鎖され、旅客機の運航が出来なくなりました。このため、昨日の成田空港発香港行きの便が、相次いで欠航や運航未定になっています。
 香港空港は今日午前8時頃から業務を開始しましたが、成田空港便でも到着便9便と出発2便が欠航となっています。


*8月12日

@日本航空123便墜落事故から34年
 今日で、日本航空123便・ジャンボジェットが墜落してから34年になります。御巣鷹の尾根には犠牲になった方々の遺族などが、忠霊登山に訪れています。
 34年も経ちましたが、日本の航空業界の安全意識は改善しているのでしょうか。
 8月10日の出来事でも書きましたが、日本の航空業界では「利益最優先」が横行しているように思えてなりません。むろん、利益を上げることを“悪”とは言いませんが、「安全運航最優先」に考えなければならないと思うのです。
 日本航空の赤坂社長が羽田新陸上ルートで、国土交通省が降下角度を天候などの条件付きながら、3.5度の急角度着陸方式を採用する、と表明したことについて、「シミュレーターで訓練しているので問題ない」との見解を表明した、との報道がありました。同氏は整備畑の出身だそうですが、10日の「NEWSポストセブン」で元機長が指摘している安全上の問題を理解しているのでしょうか。

@ローマの空港でノルウェー・エアシャトル機がエンジン部品を落とし車を損傷
 現地時間12日の「Flight Global(英文)」によりますと、10日午後4時45分頃、ローマ・フィウミチーノ発ロサンゼルス行きのノルウェー・エアシャトル7115便・B787型機が、離陸直後にエンジントラブルを起こし、空港周辺に金属片を落下させ、車の窓ガラスを破損させた、とのことです。
 今の所、人的被害は報告されていません。同機は約25分後に空港に引き返し、無事に着陸しました。乗客・乗員310人にケガはありませんでした。
 エンジンはロールスロイス社のトレント1000だった、とのことです。

@オーストラリア航空安全局が旅客の平均体重基準を30年ぶりに改正
 今日の「NNAASIAアジア経済ニュース」によりますと、オーストラリア航空安全局は近く、ガイドラインに記載されている航空旅客の平均体重を約30年ぶりに改正し、約5Kg増加させることになりました。背景にはオーストラリア人の肥満が進んでいることがある、とのことです。


*8月11日

@質問書に1ヶ月たっても反応なし、 NAA 田村社長
 本会から7月11日に、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長宛に提出した質問書の回答は1ヶ月たった昨日になっても、ありませんでした。
 同社の共生・用地部門 地域共生部 共生企画グループの担当者からは、先月17日にメールで「質問書に対する面談につきましては、回答を社長までの確認を得たうえで、地域共生部にて対応させていただきたいと存じます。なお、面談の日程につきましては、頂戴した内容から、調整に時間を要しますので貴会のご希望の日程にお応えできるかわかりません。大変恐縮なのですが、日程につきましては準備が整い次第あらためてご相談させていただきたいと存じます。」との連絡があった以降、連絡がありません。
 その後に私の方から電話をしたときには「来月(8月)になりそうです」とのことで、私から「夏休み明けになってしまうのか」と聞いたところ、「いえ、そんなことはありません」との答えだったのですが。
 また、私から「『航空機公害に関する交渉覚書』は当時の今井空港公団総裁が、航空局長立ち会いの下に結んでいるのだから、社長か副社長に回答してもらいたい」と重ねて、要望したのですが、「このような場合は担当部門で答えることになっているので、部長から回答する」とのことでした。私から重ねて「経緯と常識からいっても社長が答えるのが筋ではないか」と追及したところ、「必ず、社長に目を通してもらいますから」とのことでした。
 この所、新聞報道などによりますと、田村社長は周辺地域の首長や議会議長などの要望については、忙しい中でも、面談しています。
 「機能強化を容認したところは、優遇するが、文句をつける者には、会いもしない」との態度が露骨ですね。
 「地域に寄り添って」とか「丁寧な説明は今後も、引き続いて行う」と言っていたはずですが、その気は全くなく“リップサービス”だったのでしょうか。

@7月の航空機登録で成田空港関係は全日空の3機
 国土交通省が発表した7月航空機登録状況によりますと、成田空港を定期駐機場とする旅客機は、新規登録が全日空での初めての導入(多分)となるB787-10型機(JA901A)とB777-300ER型機2機(JA795A)(JA793A)、となっています。


*8月10日

@デルタ航空が成田空港撤退を正式発表
 米国運輸省は現地時間9日、米国航空会社に割り当てられた羽田空港への12枠の配分を確定しました。
 これを受けて、デルタ航空は来年3月末の冬季ダイヤ終了を最後に成田路線を羽田路線に移行し、成田空港から完全撤退することを正式に発表しました。
 前身のノースウエスト航空時代当初は、成田空港では日本の航空会社を除いて、最大の便数を運航していました。
 写真は第1ターミナルスポットに駐機するノースウエスト航空機です。
【コメント】ノースウエスト航空時代には、同航空の貨物便はかなり無理な運航をすることで有名でした。同社はベトナム戦争中には、今はない「フライングタイガー」と共に、米軍の軍事物資の輸送を行い、かなり手荒い運航をする事で有名でした。
 夜などに見ていると「大丈夫か!離陸できるのか?」とハラハラしたものです。従って、当時の貨物便は低い高度で飛び、騒音も大きい機材でしたから、飛行コース下の住民からは嫌われていました。

@成田空港で今日、お盆休みで約6万人が出国
 成田空港では今日、お盆休みの出国ラッシュがピークを迎えています。今日だけで、約6万人が出国する予定となっています。

@激務がパイロットを飲酒に追い込む、ストレスが事故の確率上げる
 今日の「NEWSポストセブン」の「なぜ旅客機パイロットは乗務前に大量の酒を飲んでしまうのか」によりますと、飲酒の背景にはパイロットの激務がある、とのことです。
 元日本航空の機長で航空評論家の杉江弘氏は「現在は慢性的なパイロット不足のなかで空港の24時間化や路線増加が進み、パイロットの仕事がますます激務になっています。例えば国際線の欧州便や米国西海岸便は、以前は現地到着から2泊しましたが、現在は1泊のみ。半日に及ぶフライトで米国西海岸に朝10時に着陸したら、翌朝10時には日本に帰る便に搭乗しなければならない。この場合、米国に到着後3〜4時間仮眠するとその夜は眠れなくなり、時差にも悩まされます。 また国内線の場合、飛行機が着陸してから次のフライトまでの時間は最短で25分。この間に副操縦士は次のフライトデータを打ち込んで機器の点検を行い、機長は外部点検を行い、時にはCAが担当する清掃やベルト直しを手伝います。そのうえで1日5回の離着陸というケースもあります」と述べ、
 さらに「過度のストレスは不慮の事故を招きます。実際に航空業界ではパイロットの飲酒による事故より、パイロットの疲労によって引き起こされる事故のほうが圧倒的に多い。各社は早急に操縦士の労働環境を見直すべきです」とも述べています。
【コメント】金儲けに走って路線拡張や機能拡張に猪突猛進し、労働者の労働環境に配慮しない航空会社や空港会社、さらには、これを後押しして“規制緩和”を叫んで、何か起こると、規制を強化する事で、自分の責任に“ほっかむり”する官僚は、このあたりを反省しないと、大きな事故につながると思います。

@米国航空会社がA220-300型機40機の発注をキャンセル
 現地時間8日の「Flight Global(英文)」によりますと、米国の「Republic Airways Holdings」2010年に当時のボンバルディア社に発注したCS300型機(現A220-300型機)・40機の発注を取り消した、とのことです。


*8月9日

@エミレーツ航空が成田発ドバイ行きの319便を10月27日から午後11時発に
 今日の「Traicy」によりますと、エミレーツ航空は10月27日から始まる冬季ダイヤで、現在は午後10時発の成田発ドバイ行きの319便を、午後11時発にくりさげる、と発表しました。機材はA380型機を使います。
【コメント】いよいよ始まりますね。A380型機は従来のエンジン4発機よりは靜かというもののどのような騒音になるのでしょうか。一度、測定したいと思います。

@今日からセブパシフィック航空が成田=クラーク線に就航
 セブパシフィック航空が今日から、成田=クラーク線を週4往復(月, 水, 金, 日曜日)で開設しました。機材はA320型機かA330型機を使います。

@韓国のジンエアが成田=仁川線を9月17日から週7便減便へ
 韓国のLCC 「ジンエア」は昨日、日韓関係の悪化から需要が低迷しているため、韓国と日本間の運航便数を減便する、と発表しました。
 この内、成田=仁川線は9月17日から、現在の週21便から、週17便に減便します。期間は10月26日まで、とします。
【コメント】他空港の韓国路線には、すでに減便や運休が相次いでいますが、いよいよ、成田路線にも減便や運休が出始めました。今後、主に韓国の航空会社が便数を削減するものと思われます。

@ NAA が10月1日から消費税値上げで各種料金を改定
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、10月からの消費税引き上げに伴う、各種料金の引き上げについて発表しました。対象となるのは「(1) 旅客サービス施設使用料(PSFC)及び旅客保安サービス料(PSSC)、(2)時間貸駐車場料金、(3)有料待合室・有料ラウンジ、(4) シャワールーム・仮眠室」となっています。

@羽田空港新陸上ルート高度引き上げはパイロットの脅威、騒音はほとんど変わらず
 昨日の東京新聞によりますと、羽田空港新陸上ルートの騒音対策として、国土交通省が示した着陸降下角度を、通常の3.0度から3.5度にし、都心上空などの飛行高度を引き上げる対策について、専門家などが「飛行の安全を損ない、重大事故につながりかねない」と指摘している、とのことです。
 元日本航空の機長だった杉江弘氏は「(3.5度になると)操縦席からの外の見え方は別世界。世界のパイロットは経験しておらず、羽田は世界で最も着陸が難しい空港になり、尻もち事故などが多発しかねない」と警告しているそうです。
 一方、北海道大の松井利仁教授の試算では、品川区大井町付近の騒音は0.8デシベル減に、渋谷区恵比寿付近では1.2デシベル減に、新宿付近では1.1デシル減となり、松井教授は「1デシベルは騒音計の誤差より小さいほどの値。住民に違いは分からない」と指摘している、とのことです。

@日本航空機が離陸後に落雷に遭い、新千歳空港に引き返す
 昨日午後5時30分頃、離陸直後の仙台発新千歳行きの日本航空2907便・E170型機のパイロットから「前方に落雷があたった」との通報があり、同機は仙台空港に引き返し、午後6時前に無事着陸しました。乗客・乗員80人にケガはありませんでした。
 同便は機材を取り替えて午後9時半頃、新千歳空港に向かいました。


*8月8日

@機能強化後の雇用に大きな課題
 昨日の「WING DAILY」によりますと、成田空港活用協議会が、「ちばぎん総合研究所」に依頼して昨年11月から今年3月にかけて実施した「成田空港関連企業の雇用ニーズ調査」では、成田空港機能強化計画により、空港内従業員数が現在の約4万人から7万に増えると予想されていますが、2015年から2030年までに千葉県内の生産年齢人口が約30万人減少する見込みで、約3万人増やすには努力が必要、とのことです。
 調査によりますと、現状では、空港内企業の約7割が「技術者以外の人手が不足している」と答えています。更に、その技術者についても2割の企業が「不足している」と答えています。
 また、過去3年間の雇用実績は全体の約6割が非正社員で、2015〜2017年度の離職率は約4割にも達している、とのことです。
 更に、中途採用者では入社後3年でほぼ半数が退社している、との結果です。
 従って、3万人の雇用増を達成するためには、「長時間労働の是正」「人件費の増加」「専門技術を持つ人材の確保」を必要としており、労働環境改善による従業員満足度向上が必要、と提言しています。
【コメント】前にも書き、3月の騒音対策委員会でも本会が指摘したように、人手不足から自動化が進む可能性が高く、「3万人雇用増」は絵に描いた餅となりかねません。しかも、周辺住民の雇用は圧倒的に非正規社員が多くなる可能性が強くなり、雇用環境が不安定なものになりかねません。
 この事からも、現在計画されているような過大な機能強化計画は必要ない、と思われます。

@国土交通省が羽田空港新飛行ルートの供用開始を来年3月29日と正式発表
 国土交通省は今日、「羽田空港新陸上ルートの供用を来年3月29日の来夏季ダイヤから行う」と発表しました。

@全日空機が松山空港でコンピュータートラブル、約4時間半遅れる
 昨日午後5時頃、松山発羽田行きの全日空596便・B777-200型機で、出発前にコンピューターのトラブルが発生しました。この影響で同便は約4時間半遅れで羽田空港に向かいました。


*8月7日

@「SPRING」の副操縦士がアルコール検査で乗務を交代していた
 「SPRING」は昨日、先月31日の成田発佐賀行きの701便・B737-800型機に乗務予定だった副操縦士が、アルコール検査で0.08ミリグラムのアルコールが検出されたため、別の副操縦士に交代していた、と発表しました。
 この副操縦士は前夜にビールやハイボールを3杯飲んだ、とのことです。なお、この便に遅れは出ませんでした。写真はB滑走路に着陸する「SPRING」6号機です。

@2月10日に成田空港入国審査から逃亡したベトナム人の女を逮捕
 千葉県警成田空港署は昨日、去る2月10日に、ベトナムのハノイから成田空港に到着し、入国審査中に警備員の隙を見て逃走していた(2019年2月11日出来事参照)、22才のベトナム国籍の女を逮捕した、と発表しました。
 同容疑者が、先月31日に東京入国管理局に自ら出頭したものです。女は「群馬県に住んでいた。ベトナムに帰りたい」と供述している、とのことです。

@成田空港乗り入れを計画していた韓国新興 LCC 3社が計画を見直し
 今日の「NNA ASIA 」によりますと、成田空港乗り入れを表明していた、韓国の新規LCC 3社が、日本路線就航を延期する模様です。
 「フライ江原」は韓国国土交通省に2020年の就航予定を1年間延期する計画書を提出しました。
 また、「エアロK」は2020年3月頃の成田就航を予定していましたが、「状況がさらに複雑化したら韓国国交省と協議するほかない」との立場を表明しました。
 さらに、2020年下期に成田就航を予定していた「エアプレミア」も成りゆきを注視している、としています。
【コメント】3月6日の出来事で書いたように、元々、過剰な航空会社設立を認めていた韓国国土交通省ですが、日韓関係悪化を機に締め付けを厳しくするのでしょうか。

@羽田空港新陸上飛行ルート、来年3月末からの実施本決まりか
 今日の東京新聞などによりますと、今日開かれた「第5回首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」で、羽田空港新陸上飛行ルートについて、
 東京都の長谷川副知事は「国の案に沿って着実に進めてほしい」と来春の運用開始に賛同しました。
 また、23区を代表する山崎江東区長は「羽田の機能強化の必要性はほとんどの区長が理解している」と述べるにとどまり、明確な同意を避けました。ただ、山崎区長は会議後の記者団の質問に「もろ手を挙げて賛成はできないが否定はしない」と事実上容認する考えを明らかにしました。
 さらに、千葉県の高橋副知事は「これまで羽田空港への着陸機の騒音被害は、千葉が一手に引き受けてきた。首都圏全体で騒音被害を共有する第一歩として評価したい」と歓迎しました。
 これにより、国土交通省は「地元の理解は得られた」として、来年3月末からの来夏季ダイヤから新陸上ルートを運用開始するものと見られます。
 しかし、地元の住民団体などは、「飛行高度引き上げによる騒音軽減対策により、パイロットの負担が増え、安全性が損なわれる」と、反対しています。

@着陸10分前のブリティッシュ・エアウェイズ機内で白煙発生、全員無事
 現地時間6日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、5日午後6時45分頃、ロンドン発スペイン・バレンシア行きのブリティッシュ・エアウェイズ422便・A321型機がバレンシア空港への着陸態勢に入ったところ、客室内に2座席前もよく見えないほどの、濃い白煙が立ちこめました。
 同機はそのまま着陸し、乗客・乗員183人は緊急脱出しました。3人が病院に搬送された、とのことです。


*8月6日

@成田空港7月総貨物取扱量は微増ながらも14ヶ月ぶりのプラスに
 東京税関が今日発表した「成田空港7月貨物取扱量(速報)」によりますと、
 総取扱量は前年同月比(以下同じ)±0%の17万3655トンとなりました。微量ではありますが、14ヶ月ぶりのプラスとなっています。
 この内、積込量は5.7%減で9ヶ月連続のマイナス、輸出量は19.7%減となっています。
 一方、取卸量は5.7%増と2ヶ月連続のプラスで、輸入量は2.3%減となっています。

@ノックスクートが成田=バンコク線を10月28日から週11往復に増便
 昨日の「Traicy」によりますと、ノックスクートは10月28日から来年3月28日まで成田=バンコク線を、現在の週7往復から週11往復に増便する、と発表しました。増便するのは月・水・木・土曜の夜便になります。

@羽田空港飛行コースについて、千葉県の協議会が従来の陸上ルートの高度引き上げを要望
 昨日、千葉市で「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」が開かれ、国土交通省から羽田空港新都心ルートについての説明が行われました。
 これについて、千葉県側からは、新都心ルートで高度を引き上げる対策が取られることについて、千葉県内の羽田着陸飛行コースについても、更に、高度を引き上げる要望がありました。
 これについて国土交通省は千葉県内では羽田空港を使う航空機と、成田空港を使う航空機で混雑していることを挙げ、「慎重に検討する必要がある」との見解を明らかにしました。

@三菱重工副社長「三菱スペースジェットの納期見直しはしない」と説明
 三菱重工の小口副社長は昨日の決算記者会見で、三菱スペースジェットについて、一部メディアの「全日空への納期が遅れるのでは」との報道について、「試験飛行で改善する点はあるが、これをするのが型式証明(TC)飛行。大筋は予定通りで、納期の見直しは行わない」と表明しました。


*8月5日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」24例目が発生
 昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」24例目が発生しました。
・24例目 上海発成田行きの全日空960便・B787型機が、前便で上海空港の管制制限による玉突き遅延のため、午後11時3分にA滑走路南側から着陸したものです。

@デルタ航空が来年のオリ・パラ前にも、成田空港から完全撤退へ
 今日の「Traicy」によりますと、デルタ航空の本社がある米国・アトランタの現地紙「ATLANTA BUSINESS CHRONICLE」は、「デルタ航空は羽田空港国際線発着枠拡大が正式決定し次第、2020年の東京オリンピック・パラリンピック前にも、成田空港から完全に撤退し、成田空港路線を羽田空港路線に移行する」と報じたとのことです。
【コメント】成田空港にとっては、予想されていたとは言え、かなりの打撃になると思います。発着回数や国際線旅客数にとってもかなりのマイナスになりますね。
 と言うか、周辺住民の睡眠を奪う「機能強化」を急ぐ必要はないと思います。
 下の写真は夕暮れの第1ターミナルに駐機するデルタ航空のA350型機です。

@コンゴから成田空港に帰国した70才代の女性はエボラ出血熱検査で陰性
 エボラ出血熱が流行しているコンゴに約半年滞在して、先月31日に成田空港に帰国した、埼玉県在住の70才代女性が、3日に高熱を出しました。
 診察の結果、インフルエンザ検査で陽性反応が出ましたが、念のため、血液検査でエボラ出血熱感染有無の検査を行いました。検査ではエボラ出血熱ウイルスは発見されず、陰性と判定されました。

@香港の「逃亡犯条例」抗議行動で約210便が欠航、成田便も1便が欠航に
 香港では現地時間5日、容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正への抗議行動が行われるため、香港発着の約210便が欠航する予定、とのことです。
 今朝の段階で香港航空の成田着(610便)が欠航となっています。


*8月4日

@リニューアルした航空科学博物館に行ってきました
 昨日、30周年のリニューアルを終えた航空科学博物館に行ってきました。正面は滑走路をイメージしたデザインになっています。
 本館内部は基本的にリニューアル前と余り変わらないようですが、「 NAA コーナー」はかなり変わっていました。中央の成田空港のジオラマや騒音体験コーナーなどは同じでした。
 新規に増築されたのは「体験館」でここではB737MAX型機やB777型機のシミュレーターが体験できるようになっています。ただし、体験するには1000円程度の体験料と予約が必要です。夕方で、閉館に近い時間帯でしたが、シミュレーターを体験している様子を見学できました。
 この体験館の屋上からも成田空港を遠望できます。従って、5階の展望室、3階の展望デッキと合わせると、3ヵ所で成田空港を見ることが出来ます。
 ただ、大人の入館料が700円と高くなり、今までは、周辺に配布されていた「くうこうだより」に添付された「無料クーポン」も廃止されたようです。ただし、周辺に住んでいる人が申請すると発行される「成田空港パスポート(N.Pass)」を持って行くと540円になるようです。
 下に、3枚の写真を載せておきます。1枚目は正面です。2枚目は新設の体験館2階から見た、ジャンボジェット機の頭部実物です。3枚目はB737MAX型機のシミュレーター(多分)です。前景は成田空港で、これから着陸するところです。

@スカイマークの「6月の運航実績」は欠航率が0.4%、定時出発遅延率が6.3%
 スカイマークが発表した「6月の運航実績」によりますと、欠航率は0.2ポイント悪化の0.4%、定時出発遅延率は0.1ポイント悪化の6.3%となっています。

@天草エアライン機の燃料高温トラブルはメーカー保証で解決、欠航解消
 昨日の毎日新聞によりますと、2日の出来事で書いた天草エアラインのATR42型機の燃料高温トラブルですが、1日から昨日まで連続3日間欠航が出ました。
 しかし、製造元に問い合わせたところ、警報装置は50℃で作動するものの、他の警告が出ない場合は燃料が57℃未満なら安全に運航できる、とのことで、天草エアラインでは今まで57℃を超えたことはなく、今日からは通常通りの運航を行っているようです。


*8月3日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」23例目が発生
 昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」23例目が発生しました。
・23例目 成都発成田行きの中国国際航空459便・A320型機が、成都空港での悪天候のために出発が遅れ、午後11時11分にB滑走路北側から着陸したものです。

@先月17日にエンジントラブルで引き返した、マカオ航空機は29日にマカオに帰還
 先月31日の「sorakara-gonのブログ」さんによりますと、先月17日にエンジントラブルで成田空港に引き返したマカオ航空のA320neo型機(B-MBO)(2019年7月18・20日の出来事参照)ですが、先月29日にエンジンの修理が終わり、マカオに帰国した、とのことです。
【コメント】エンジンそのものを交換したのか、破損したブレードを交換したのか、いずれにしても大修理だったようですね。運航には復帰しているようですが、「Flightradar24」によりますと、時々、短いフライトがあり、エンジンの様子を見ているようです。

@航空各社のお盆期間予約率は国際線が1.3ポイント減、国内は1.8ポイント増
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、航空各社が昨日発表したお盆期間(9〜18日)の予約状況によりますと、
 国際線は予約数が前年同月比(以下同じ)2.0%増の71万3672人、予約率は1.3ポイント減の85.5%となっています。
 一方、国内線は予約数が3.5%増の341万6801人、予約率は1.8ポイント増の79.4%となっています。
【コメント】ただ、昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、国際線の予約数を「2.6%増」としており、どちらが正しいのか分かりません。

@女性客室乗務員の胸などを触った男を逮捕
 警視庁は昨日までに、客室乗務員に対するわいせつ行為の疑いで、愛媛県の35才の男を逮捕しました。
 男は5月22日に、羽田空港に着陸した航空機内で、20才代の女性客室乗務員の胸などを触った疑いがもたれています。
 男は「昨年にも別の航空会社の女性客室乗務員のおしりを触り、誓約書を提出した」と供述している、とのことです。

@「IGA」のCEOが「ヒースロー空港拡張計画の経費見積は過小過ぎる」と述べる
 現地時間2日の「Flight Global(英文)」によりますと、ブリティッシュ・エアウェイズの親会社である「IGA」のCEOは現地時間2日の決算説明会で、ヒースロー空港拡張計画についてヒースロー空港会社が見積もっている建設費140億ポンドは明らかに過小であり、実際には320億ポンド必要だ、と述べました。
 同氏は「英国政府と民間航空局に立ち入り検査を行い、説明を行わせるべきだ」と述べています。
【コメント】成田空港の拡張計画でも国と NAA は、本会の「計画費用は過小すぎる」との批判に、「建設費用は第3滑走路などのもので、ターミナルや貨物施設整備などは含まれていない」と答えています。
 初めは、「受け入れやすい金額を示し、建設の許可が取れれば、後は青天井」ということなのでしょうね。

@ BA のパイロット組合が今月後半にスト実施か
 英国のブリティッシュ・エアウェイズのパイロット組合が、今月の後半にストライキを実施する可能性が高くなっている、とのことです。
 組合側は先月22日までのストライキ投票で93%の賛成を得ており、会社側は裁判所にスト差し止めの請求をしましたが却下され、上告も棄却されました。
 組合側は会社側の提訴に態度を硬化させています。


*8月2日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」22例目が発生
 昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」22例目が発生しました。
・22例目 成田発マカオ行きのマカオ航空867便・A320neo型機が。前便でのマカオ空港の悪天候のために成田空港到着が遅れた、玉突き遅延により、午後11時46分にB滑走路南側から離陸したものです。

@成田空港「夏季国際線旅客推計」は107万3500人
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「夏季国際線旅客推計」を発表しました。期間は8月9日〜18日となります。この間、総旅客数は前年同期比6.3%増の107万3500人となり、出国の第1ピークは8月10日、入国の第1ピークは8月17日となります。

@デルタ航空の成田=シンガポール線が9月23日で撤退か
 今日の「Traicy」によりますと、デルタ航空は9月23日以降の成田=シンガポール線の販売を停止しています。
 また、同航空の現在運航している成田空港路線はシンガポール線を含めシアトル、ポートランド、デトロイト、アトランタ、ホノルル、マニラの7路線ですが、羽田空港の拡大枠で5路線が認められており、成田空港から羽田空港に移行する路線も見込まれ、成田空港からの完全撤退も現実味をおびている、とのことです。
【コメント】これらの事情を考慮して昨日書いた「ZIP AIR Tokyo」が第1ターミナル北ウイングを選択したのでしょうね。

@日本航空が米・カリッタ航空と貨物機で共同運航開始
 日本航空は昨日、昨日から成田=シカゴ間に、カリッタ航空機による貨物便を共同運航する、と発表しました。機材はB747-400F型機を使います。日本航空がカリッタ機の貨物スペースを買い取り、フォーワダーに提供します。
 共同運航とは言え、日本航空が専用の貨物便を運航するのは経営破綻した2010年以降初めてとなります。

@日本航空がアルコール検査を受けない航空機への給油をしない奇策
 昨日の「FNN PRIM」によりますと、日本航空は昨日から、パイロットが飲酒検査を受けないと、乗務を予定する航空機に燃料を入れないシステムの運用を始めました。飲酒検査の徹底をはかるための措置、とのことです。

@日本航空機が空気漏れ警告で新千歳空港に引き返す
 今日の北海道新聞によりますと、昨日午前7時45分頃、新千歳発女満別行きの日本航空2713便・E170型機が、離陸後まもなくエンジンにつながるダクトの空気漏れを示す警告が出ました。このため、同機は新千歳空港に引き返し、同8時30分頃、無事着陸しました。乗客・乗員66人にケガはありませんでした。このトラブルで同便を含む6便が欠航となりました。

@猛暑で天草エアライン機が欠航に
 昨日の時事通信によりますと、昨日午後0時50分頃、天草空港に駐機していた、天草発熊本行きの天草エアライン201便・ATR42型機で、燃料が高温になった、との警告が出ました。このため、消防車で燃料タンク付近に放水して温度を下げようとしましたが、燃料の温度が下がらず同便は欠航となりました。
 昨日から同便の出発時間を10時10分から午後0時55分に変更したために、駐機時間が延び燃料温度が上がったものと見られています。同機を使用する後続5便も欠航となりました。
【コメント】猛暑の影響でしょうが、こんな事もあるのですね。機体が小さいためでしょうか。対策はあるのでしょうか。


*8月1日

7月のアクセス数は17,638回でした。

@シンガポール航空機からパネルの一部が脱落、空港内では発見されず
 昨日の「テレ朝news 」によりますと、昨日午後5時半頃、シンガポール発成田行きのシンガポール航空機の到着後点検で、機体の一部のパネルが脱落しているのが見つかりました。パネルは約30cm四方とのことで、国土交通省成田空港事務所ではB滑走路を一時閉鎖して点検しましたが、見つかりませんでした。

@ジェットスター・J の成田=庄内線が今日から運航を開始
 ジェットスター・J は今日から成田=庄内線の運航を始めました。初便は午後1時10分にスポットを離れ、庄内に向かいました。折返し便は午後4時15分頃に到着の予定です。

@「ZIPAIR」が第1ターミナル北ウイングの使用を発表
 今日の「トラベルウオッチ」によりますと、「ZIPAIR」と成田国際空港株式会社(NAA)は今日、来年5月14日の成田=バンコク線運航開始から、第1ターミナル北ウイングを使用する、と発表しました。なお、2番目の路線となる成田=仁川線は来年7月1日運航開始となります。
 また、今日から本社を第1ターミナル北ウイングに移転しました。

@スカイマークの市江社長が成田=神戸線の可能性に言及
 今日の「ひょうご経済+」によりますと、スカイマークの市江社長は神戸空港増便記念式典の後、記者団の質問に答え、今後の神戸からの新路線の候補として「成田の可能性もある」と述べ、開設を検討していることを明らかにしました。市江氏は「年内に(定期航路として)成田〜サイパン線を準備している」と述べたうえで「成田を国内便にも使っていきたいと考えている」と述べました。
 写真は成田空港撤退前のスカイマーク機です。

 

@全日空の6月運用実績は国際線利用率が0.9ポイント増。国内線は0.9ポイント減
 全日空が昨日発表した「ANAグループ6月実績」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)0.8%増の84万8071人となり、利用率は0.9ポイント増の77.9%となっています。
 一方、国内線では旅客数が0.8%減の319万7554人、利用率が0.9ポイント減の66.4%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が1.9ポイント減の62.8%、成田=大阪線が5.5ポイント減の77.1%、成田=福岡線が1.8ポイント増の60.8%、成田=那覇線が8.6ポイント増の71.7%、成田=仙台線が7.0ポイント減の73.5%、成田=新潟線が4.9ポイント減の56.1%、成田=中部線が16.4ポイント減の54.3%となっています。
 運航実績は国際線では欠航率が0.1ポイント悪化の0.1%、定時出発遅延率が1.1ポイント改善の16.1%、定時到着遅延率が0.5ポイント改善の16.2%となり、一方、国内線では欠航率が±0の0.6%、定時出発遅延率が0.1ポイント悪化の9.5%、定時到着遅延率が1.1ポイント悪化の13.3%となっています。

@日本航空の第1四半期決算は増収減益に
 日本航空が昨日発表した「2020年3月期第1四半期決算」によりますと、売上高は前年同期比(以下同じ)4.0%増の3557億円となり、営業利益は15.6%減、経常利益は7.9%減、純利益は32.1%減の119億円と大幅な落ち込みとなりました。
 世界経済の弱含みで、国際線でのビジネス利用が予想よりも低調だったことが響いている、とのことです。しかし、国内線はゴールデンウイークの10連休の影響もあり、好調に推移した、とのことです。
 2020年3月期の見通しは据え置くとのことです。

@ライオンエア事故後の FAA リスク分析で「数ヶ月後に同様の緊急事態発生」
 今日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、米国連邦航空局(FAA)はライオン・エアのB737MAX型機墜落事故の後のリスク分析で、「数カ月後に同様の緊急事態が発生する確率が高い」という結果が出ていたことが分かりました。
 今までに、このような調査が実施された、との報道はありませんでしたが、調査の中でFAA当局者が明らかにした、とのことです。


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