2006年1月の出来事
*1月31日
@昨年の成田空港輸入額が過去最高
東京税関が昨日発表した昨年1年間の貿易概況によりますと、成田空港の輸入額は約10兆9,000億円と前年度比で5.9%増となり、過去最高を記録しました。輸出額は同0.3%減となり、4年ぶりのマイナスになりました。
@福島空港の国際チャーター便の使用料を引き下げへ
福島県は福島空港の国際線チャーター便の施設使用料を来年度から現在の15万円から7〜8万円に引き下げる事を決めました。福島空港では国内線が減少する中、国際線は大幅に伸びており、特に、国際チャーター便は20%台の伸びを示しています。
@USエアウエイズが最大55%の値下げを発表
アメリカのUSエアウエイズは30日、アメリカ北東部の4つの拠点空港と国内20の空港を結ぶ路線の運賃を39〜55%値下げして、大半の路線を往復198ドルに統一すると発表しました。
@エア・ヨーロッパがA350型機10機を発注
エアバス社はエア・ヨーロッパとA350-800型機10機を購入する正式契約を取り交わした、と発表しました。引き渡しは2010年からになるとの事です。
*1月30日
@全日空と郵政公社が設立の航空貨物会社に日通と商船三井が出資
全日空と日本郵政公社が4月に設立する国際物流の航空貨物運航会社に陸運大手の日本通運と海運大手の商船三井が出資する事が明らかになりました。設立当初は全日空が100%出資しますが、郵政公社が出資を認められた段階で増資し、全日空が52%、郵政公社が33%、日本通運が10%、商船三井が5%の出資となるそうです。
*1月29日
@陸自がイラク派遣軍に隊旗授与式
陸上自衛隊は今日、練馬駐屯地において第9次復興支援部隊への隊旗授与式を行いました。今回は首都圏の精鋭部隊で編成された約500人で3波に別れて出国するとの事です。
【コメント】今回の派遣部隊は首都圏からと言う事で、一部では「出国に成田空港を使う」との情報もあります。心配です。一昨年の1月29日に「自衛隊の成田空港使用が『軍事的な利用はしない。』とする約束に違反している。今後一切しないで欲しい。」と国土交通省に申し入れた時には「チャーター便の使用は問題がある。」と答えていましたが、例え、一般客と同乗するとしても部隊として行動する事は「軍事的利用」に当たり認められません。
@全日空が9月から松山ー大阪線を1往復増やす
全日空は27日、9月1日から松山ー大阪線を現在の1日7往復から1往復増やし、8往復にすると発表しました。プロペラ機を使うとの事です。この路線はビジネス客が好調で昨年4月〜12月の搭乗率は69.0%に達しているとの事です。
*1月28日
@昨年の成田空港出入国者が過去最高の2,711万人に
東京入国管理局成田支局が昨日発表した昨年1年間に成田空港を使って出入国した人は速報値で約2,711万人と過去最高となりました。前年比で101.5%になります。日本人は同101.3%、外国人は同103.1%との事です。一昨日書いた成田国際空港株式会社の発表した「旅客数」とはだいぶ違いますが、こちらは入国しない乗継ぎ客も含まれています。
@横田空域の高度を4割引き下げれば190億円の節約
国土交通省が試算した所によりますと、関東の西側に大きく横たわっている米軍管理の横田空域の上限高度を4割引き下げると、民間機が首都圏から西側にまっすぐ向かう事が出来、これにより燃料や乗員の人件費などで年間約190億円の節約になるとの事です。
@全日空機が違反の緊急発信器搭載で引き返す
今日午前11時20分頃、関西国際空港発香港行きの全日空175便・B-767型機が高知県付近を飛行中に、海上に不時着水した時に使うゴムボートに搭載されていた緊急発信器が電波法に違反したものである事が分かりました。このため、同機は発信器を取り替えるために関西国際空港に引き返し、正午頃着陸しました。
@DHC8-400型機の脚故障は製造段階のミス
ボンバルディア社から全日空に納入されたDHC8-400型機の1号機がたびたび脚の故障を起こしていたトラブルを調べていた両社の合同委員会は製造段階のミスで脚を動かす油圧系統に空気が混入し油圧が利かなくなる事が原因と発表しました。しかし、同型機は他にも故障が多く全日空が所有している11機で昨年は欠航が84回、引き返しも14回に達しています。同委員会は他の故障についても引き続き調査していくとの事です。
@日航が御巣鷹山事故機の残存機体を公開へ
日本航空は昨日、御巣鷹山に墜落した日本航空123便の残存機体を展示する「安全啓発センター」を4月下旬に羽田空港内に設置すると発表しました。社員の安全教育に活用する事が目的ですが、外部の人にも公開するとの事です。ただ、事前申し込み制になるようです。
*1月27日
@レイクスポイントの高度2段階化を夏ダイヤからは見送る
今日の「日刊航空」新聞電子版の見出しによりますと、国土交通省はレイクスポイントにおける高度を6,000フィートと4,000フィートの2段階にして北からの着陸コースを2路線にする問題で予定していた3月下旬の夏ダイヤ開始からの実施を見送ったようです。
【コメント】これは住民運動の一つの成果と言って良いと思います。騒音に苦しんでいる人たちの怒りがそうさせたのだと思います。提案をする人たちは机上で考えるのではなく、住民の意見を良く聞いて考えていただきたいと思います。詳しい事は日刊航空新聞を購読していないので読めません。貧乏な住民団体である本会では年間の購読料が高くて手が出ません・・・。
@訂正
一昨日書きました「成田国際空港株式会社への連絡先に間違いがあるから訂正して欲しい。」と成田国際空港株式会社から連絡がありました。でも、これは成田国際空港株式会社のホームページからコピーしたもので、ホームページそのものが間違っていた事になります。成田国際空港株式会社に訂正を申し入れました。成田国際空港株式会社が地域との共生を真剣に考えているのであれば、この連絡先はもっとすぐに分かるようにホームページに載せて下さい。表ページから3回クリックしないとそのページに行けませんし、下の方にかなり送らないと出てきません。隠しているわけではないのでしょうから。
訂正は南地域相談センターの電話番号で 0479−78−1394 になります。もう一つは茨城地域相談センターの受付時間が 午前10時から午後4時まで との事です。
なお、時間外・土日・祝祭日は案内センター 0476-32-2102 と 0476-34-5221 となります。
@日航機の大揺れ事故は操縦桿の操作が原因
航空・鉄道事故調査委員会は今日、2002年10月に浜松沖で起こった日本航空機の激しい揺れで重症4名、軽傷29名が出た事故の報告書を国土交通大臣に提出しました。それによりますと、事故機がウインドシェアーに遭遇し自動操縦で機首が上がりすぎたため、自動操縦から手動に切り替えた際、機長が操縦桿を大きく操作した事が原因としています。そして、自動操縦から手動操縦に切り替える際のマニュアルの確認や訓練を厳しく行うように求めています。
@羽田の閉鎖滑走路着陸の報告書も
航空・鉄道事故調査委員会は同じく今日、昨年4月に起こった羽田空港の閉鎖中の滑走路に日本航空機2機を着陸させたトラブルについての報告書も提出しました。それによりますと、管制官の交代前のブリーフィングで航空情報担当の管制官が「滑走路の閉鎖はない。」と報告した事で、チーム全体がそう思い込んでしまい、端末で確認しなかったとの事です。着陸した日本航空機側は閉鎖を知っており、管制官に確認しましたが、管制官は「聞き間違いを防ぐための確認」と考えそのまま着陸させました。航空・鉄道事故調査委員会では管制官の端末などに自動的に閉鎖情報が出るようにする事と、緊急の場合には日本語でやり取りする事も検討すべき、としています。
*1月26日
@昨年の発着回数は2%増・旅客数は1%増
成田国際空港株式会社のページに出ていた平成17年度の「空港運用状況」によりますと昨年の発着回数は前年比で2%増の188,275回になりました。A滑走路は前年と同じですが、B滑走路が7%増になっています。また、航空旅客数は同1%増の31,553,068人となっています。日本人は同1%増に対し、外国人は同3%増となりました。国内線旅客は同1%減でした。
@成田空港の冷暖房所から蓄熱材が河川に流出
23日午前、成田空港の中央冷暖房所の蓄熱材貯留槽の制御システムを点検中に貯留槽の下部バルブが開いてしまい、約5立方メートルの蓄熱材が流出しました。蓄熱材はマイクロパラフィンと言うロウの微粒子で24日朝に貯留槽付近で固化したものを回収しましたが、0.5立方メートルが雨水などとともに取香川・根木名川に流出しました。マイクロパラフィンは炭素と水素で出来ており毒性はなく微生物で分解されるとの事ですが、河川が白濁し千葉県北総県民センター地域環境保全課では魚の死骸がないかどうかなどを調べているそうです。
@「24時間留置」を4月から廃止に・国土交通省
国土交通省は4月から航空機に積み込む貨物を空港内に24時間留め置く「24時間留置」を廃止する決定をしました。この制度は爆発物が機内で爆発する事を防ぐための措置でしたが、最近では時限装置が進み、好きな時間に爆破させる事が出来るようになった事と、高精度X線装置や拭取り式の爆発物検知装置で爆発物の検知が可能になったためとの事です。これにより、荷主と航空貨物業者は納期の短縮などで利益を受けますが、検知装置の導入費用を航空貨物業者・航空会社.空港管理者が負担する事になり成田国際空港株式会社の場合負担が2億5,000万円以上になるとの事で、会社では「これ以上負担が増えるのであれば、利益者負担を考えざるを得ない。」としています。
@アリタリア航空がスト・トリノ五輪最中も?
アリタリア航空の労組は会社再建計画の中で地上部門を分社化する方針に反対してストライキに入っています。24日も170便以上が欠航し、25日も220便以上が欠航となる見通しとの事です。労組側は「トリノ五輪の最中はストライキを行わない」との取り決めについても、場合によっては守らない、との姿勢を明らかにしています。
*1月25日
@午後5時以降の問い合わせは「案内センター」へ
22日に佐原市で行われた「ジェット機騒音を考える集い」で質問された、「午後5時以降の苦情や問い合わせ方法」について、成田国際空港株式会社の地域共生部に電話して聞いた所、「成田空港のターミナルにある案内センターに電話して下さい。ここは、空港の運用時間内は社員がおります。」との事でした。ただ、「案内センターの社員は騒音などについての専門家ではないので、答えられない事も多々あると思います。しかし、緊急の場合は担当部署に連絡を取りますし、翌日でよければ、翌日に担当者から電話を入れます。」との事でした。
案内センターの電話番号は 0476-32-2102 と 0476-34-5221 とのことです。
なお、午前10時から午後5時までは茨城地域相談センター 0297-84-5017・5018 、地域相談連絡室 0476-32-2352 、北地域相談センター 0476-24-5361 、南地域相談センター 0479-78-1394 で受け付けているとの事です。
@北米への出張・関西の企業も成田空港利用が多い
昨日開かれた「関西国際空港利用促進実行委員会」で関西を拠点としてる企業へのアンケート結果が発表されました。それによりますと、海外出張に際して利用する空港は全体としては関西国際空港が63.5%、成田空港が32.3%となっていますが、アメリカ方面になりますと成田空港が51.7%、関西国際空港が46%と逆転しています。この結果から、委員会としては新規路線の開拓と企業トップに対する関西国際空港利用要請を強める事になりました。
@国内線の関空シフトは国の目標の7割に
国土交通省が関西国際空港の利用促進を図る意味もあって、大阪空港から関西国際空港に国内線をシフトさせるためにジェット機便の制限を導入しましたが、日本航空と全日空は「これ以上移しても採算が取れない。」として、代わりに神戸空港を利用する意向を固めました。これにより、国土交通省が目標としていた25便の7割のシフトにとどまる事になりました。スカイマークが関西国際空港から撤退する事もあり、「2本目の滑走路の供用開始までに年間13万回の発着回数」の目標がますます厳しくなりました。
@日航機が主脚格納できずに新千歳空港に緊急着陸
昨日午後8時30分頃、旭川発羽田行きの日本航空1114便・A300-600型機が離陸直後に主脚が格納できなくなりました。このため、同機は新千歳空港に向かい9時10分に無事緊急着陸しました。乗客は別の便で羽田空港に向かいました。
@焼津上空のニアミス事故で管制官に禁固刑を求刑
2001年に静岡県焼津市上空で起こった日本航空機同士のニアミスでけが人が出た事故の公判が今日、東京高裁で開かれました。検察側は事故機の便名を呼び間違えたりした管制官2人に対し業務上過失傷害罪で禁固1年6ヶ月と1年を求刑しました。
@全日空社長が格安航空会社の設立を表明
全日空社長は昨日の記者会見で、機内サービスなどを省く代わりに運賃を引き下げる格安航空会社を設置する意向を表明しました。2009年までの運航開始を目指すとの事です。2分化して乗客のニーズに答えたいとの事です。
*1月24日
@日航が2日連続欠航の乗客に迷惑料5万円支払い
日本航空は大雪の影響もあって2日間連続して成田空港から出発できなかったホノルル行きの2便の乗客に対して迷惑料として1人当たり5万円を支払う事になりました。21日に出発できなかったのは大雪のためですが、22日の場合は搭乗をキャンセルした乗客の荷物の積み降ろしに手間取り、延長した空港運用時間の午前1時に間に合わず、出発できませんでした。これは会社側の不手際として迷惑料の支払いになったものです。また、この2便の乗客に対してはツアーや現地ホテルのキャンセル料などについても補償するとの事です。
@日本貨物航空が成田空港事務所を開設へ
日本貨物航空は30日から成田空港事務所を開設するとの事です。また、日本と欧州との直行便を就航させ、日本ー欧州間の運航時間を4時間50分短縮すると発表しました。
@「神戸空港の騒音は予測の範囲内」と神戸市
神戸市は昨日、慣熟飛行で神戸空港に飛来した旅客機の騒音測定結果(速報)を「予測(70dB)の範囲内で問題ない」と発表しました。
【コメント】私たちが成田空港で測定した所では慣熟飛行の騒音と実際に運航した時の騒音はかなり違います。実際の方が大きくなります。慣熟飛行では乗客も乗っていませんし、燃料も少ししか積んでいません。燃料をたくさん積んでの着陸は危険を伴いますから。だからその分、騒音も低くなります。
@機体が大きく揺れて客室乗務員が骨折
22日午後1時54分頃、羽田発松山行きの全日空のB-767型機が松山空港への着陸態勢にはいて高度900mを飛行中、突然大きく揺れました。乗客はシートベルトをつけていましたが、後部ギャレーで整理をしていた客室乗務員2人が重なるように倒れ、この内1人が腰椎の一部を骨折しました。国土交通省は調査官を派遣しました。
@日航機が酸素ゼロの表示で引き返す
昨日午後0時40分頃、那覇発羽田行きの日本航空1904便・B-747型機が離陸して間もなく、客室の緊急酸素供給装置の酸素量がゼロになったとの表示が出ました。このため、同機は那覇空港に引き返しました。点検した所、酸素量は正常で計器の誤表示と分かりました。
@全日空が中部ー鳥取線を7月で廃止へ
全日空は中部国際空港ー鳥取線の運航を7月14日で廃止する申請を国土交通省に提出しました。万博閉幕後は搭乗率が45%と低迷し、今後の需要の拡大も見込めないとしています。中部国際空港の国内線で路線を廃止するのは初めてとなります。
@静岡空港の愛称は「富士山静岡空港」に
静岡県は静岡空港の愛称を「富士山静岡空港」とすると発表しました。
*1月23日
@昨日の集会で採択された「決議」を解説と資料のページに載せました。
@今日も混乱続く成田空港
成田空港では昨日も大雪の影響で混乱が続きました。21日に出発する予定だった91便を昨日の出発にまわしたため、駐機場が一杯になり、正午から午後6時まで暫定平行滑走路を閉鎖して駐機場に当てる措置をとりました。それでも、昨日は5便が羽田空港や中部国際空港に臨時着陸しました。出発や到着が遅れたために、昨夜もターミナルビルで約2600人が夜を明かしました。影響は今日も続き、午後1時現在で6便が欠航となりました。
@ボンバルディア機がまたも脚故障で引き返す
昨日午前11時35分頃、大阪発松山行きの全日空1633便・ボンバルディアDHC8型機が離陸直後に主脚が格納されず、大阪空港に引き返しました。20分後に無事着陸しました。このボンバルディアDHC8型機は昨年から脚関係の故障をたびたび起こしており、19日にもトラブルで引き返しています。
*1月22日
@佐原の「ジェット機騒音を考える集い」に90人以上が参加
今日の午後2時から佐原市の中央公民館で開かれた「ジェット機騒音を考える集い」に行ってきました。昨日の大雪の残る中、会場ほぼ満席の90人以上が参加しました。挨拶の後、本会調査部長の岩瀬が今回のレイクスポイント問題について、目覚まし時計の音を騒音計で測定する事なども含め、約1時間話をし、その後、質問や意見の交換に移りました。質問では、「子供への影響はどうか。」、「飛ばない事になっているのに、飛んでいる。飛行機には交通ルールはないのか。」、「成田国際空港株式会社に騒音について苦情の電話を入れたら、午後5時以降だったためか、通じなかった。騒音は午後11時まであるのにおかしい。」、「ちゃんとした理由がないのに、4,000フィートに下げるのはおかしい。」、「話は良くわかった。市長や議会が頑張って欲しい。」などの意見が出されました。今回の集会には高度引き下げでより大きな騒音が予想される茨城県からの参加者も多く、「高度引き下げ反対」の輪の広がりが感じられました。この後、決議が採択され、午後4時過ぎに終わりました。
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@解説と資料のページの「着陸高度見直しに関する検討資料」に(3)を追加しました。
@昨日の雪で1万人がターミナルビルで夜明かし
昨日1日中に降り続いた雪で成田空港では積雪が18cmに達し、午後から深夜にかけて大混乱になりました。滑走路の除雪は行われて離発着は出来たのですが、出発機の機体の除雪が間に合わず、出発機が軒並み大幅な遅れになりました。このため、駐機場が空かず、成田空港会社では午後5時45分に暫定平行滑走路を閉鎖して駐機場に当てる措置をとりました。一時は30機が駐機場に入るために待機し、中には到着後、3時間も乗客を降ろせない到着機もありました。成田空港への着陸をあきらめて中部国際空港など他空港に向かった便が25便に上りました。出発機も軒並み遅れて、成田空港会社では運用時間を今日午前2時まで延ばしましたが、午後8時現在で欠航となった便が14便、今日午前6時以降の翌日出発になった便も12便以上ありました。これらの混乱で、約1万人がターミナルビルで一夜を明かす事態になりました。
@北海道エアシステム機が防氷装置故障で緊急着陸
昨日午後4時頃、旭川発函館行きの北海道エアシステム2776便・サーブ340型機が札幌市上空を飛行中に右エンジンの防氷装置の不具合を示す表示が出ました。このため、同機は4時20分に新千歳空港に緊急着陸を行いました。点検した所、空気取り入れ口付近で故障が見つかりました。
@裁判所がユナイティド航空の再建計画を承認
アメリカ連邦破産裁判所は20日、ユナイティド航空から提出されていた再建計画を承認しました。これにより、2月1日に再建を完了する見込みとなりました。計画では従業員の4分の1を削減する一方で、約400人の管理職に全株式の15%を報酬として支払うプランが盛り込まれています。
*1月21日
@明日、佐原市の「ジェット機騒音を考える集い」に行きますので、更新が遅くなります
明日の午後2時から佐原市の中央公民館でレイクスポイント問題を考える「ジェット機騒音を考える集い」(16日の出来事を参照)をのぞいてきますので、更新が遅くなります。今日の雪の影響が心配ですが、会場はJR佐原駅から5分ほどの所ですので、電車が動いていれば大丈夫と思います。
@輸入牛肉に危険部位混入・成田空港検疫所が見つける
昨日成田空港に輸入された米国産冷蔵牛肉からBSEの原因となるタンパク質プリオンが凝集する部位の一部・脊椎の混入が発見されました。輸入牛肉の検査は種類毎に0.5%の抜き取り検査をする事になっていますが、昨日輸入された41箱・390Kgには13種類があり、13箱の検査を成田空港検疫所が検査する事になっていましたが、そのうち1箱から脊椎が発見されたため、全箱の検査を実施し3箱・約55Kgから危険部位の混入が確認されました。これを受けて、政府は昨夜、米国からの牛肉の輸入の全面停止の措置をとりました。
【コメント】「やっぱり・・・。」と言う気持ちです。アメリカの圧力に屈した政府の(財界の要請でもあったのでしょうが)輸入再開の措置が性急であった事が証明された形になります。
@雪のために滑走路を1時間閉鎖・成田空港
今日の関東地方南部に降っている雪のため、成田空港では午前9時半から1本の滑走路を約1時間閉鎖し除雪しました。しかし、もう1本の滑走路を使って離着陸したため、午前中は大きな遅れなどは出ていないとの事です。
@羽田再拡張環境調査準備書に対する意見を堂本知事に提出
千葉県環境影響評価委員会は昨日、羽田空港再拡張に際して国が示した環境影響調査準備書に対する意見を堂本知事に提出しました。答申では「騒音の影響が特に強く懸念される。」とし、騒音が低くなる飛行ルート・高度の設定や低騒音機の導入促進などを求めています。
@北海道当局が新千歳空港の防音対策機器の更新に住民負担を提案
北海道千歳市の飛行直下住民や道・市で作る新千歳空港の24時間運用をめぐる「千歳市地域協議会」が19日、千歳市で開かれました。この席で道は1994年に合意した防音対策機器更新について、「企業などからの基金が18億円(予定は30億円)しか集まらず、基金の運用益を更新費用にする合意のうち、全額を基金の運用益でまかなう事が出来ない。」と報告し、「不足分は90%を道と市が負担し、10%を住民負担としたい。」との案を提示しました。住民側からは特に反対は出ませんでしたが、地域に持ち帰り次回の協議会で結論を出す事になりました。
@国土交通省が神戸空港の国際線を認めない事に
国土交通省は2月16日に開港する神戸空港の国際線について、チャーター便も含め一切認めない方針を決定しました。一般的には地方空港への国際チャーター便は認める方針ですが、神戸空港については関西3空港の役割分担を明確にするため、との事です。
@全日空も国際線燃料サーチャージャーを値上げへ
全日空は昨日、日本航空に追随して3月1日の発券分から国際線の燃料サーチャージャーを値上げすると発表しました。値上げ額は日本航空と同じで北米や欧州などの長距離便は片道5,000円から8,000円になるとの事です。
*1月20日
@日航が国際線縮小・成田ーロンドン線などを減便・運休へ
日本航空は昨日、経営再建策の一環として国際線の縮小を打出しました。成田空港関係では週3便を運航している成田ーラスベガス線を今年10月から運休し、3月末からは週14便運航している成田ーロンドン線を週7便に半減します。なお、関西国際空港関係では関西国際空港ーロザンゼルス線を10月から運休とし、関西国際空港ーブリスベンーシドニー線も来年3月末から運休する予定です。
@関西空域の制限高度を2,000フィートかさ上げへ
国土交通省は神戸空港が開港する来月16日から関西空域の制限高度を2,000フィートかさ上げする事を決定しました。これは、大阪湾上で神戸空港と関西国際空港の空域が接近し、過密化が予想されるためとの事です。一端は「大丈夫」としたのですが、管制官の88%が「危険」として改善を求めたものです。接近する部分で、神戸空港の空域高度を下げ、関西国際空港空域の高度を上げる事にしました。
@全日空機が主脚格納できずに引き返す
今日午前7時15分頃、羽田発新千歳空港行きの全日空51便・B-747型機が離陸直後に右主脚が格納できないとの表示が出ました。このため、同機は羽田空港に引き返し7時55分頃無事に着陸しました。点検した所、油圧装置が破損していたとの事です。
@北海道への外国チャーター便が41%増に
2005年の北海道内各空港への外国航空会社のチャーター便が前年比で41%増の1,311便となりました。このうち、90%が台湾からのチャーター便となっています。空港別では新千歳空港が同73%増、函館空港が同44%増、旭川空港でも同30%増となりました。
*1月19日
@成田新高速鉄道が2月4日に着工へ
成田新高速鉄道が来月4日に着工する事が明らかになりました。2010年4月の開業を目指します。完成すると、成田空港と上野の間が30分台の後半で結ばれる事になります。
@日本エアコミュータ機が脚の故障で引き返す
今日午前10時40分頃、大阪発松本行きの日本エアコミューター2271便・DHC8型機が離陸した所、主脚と前脚が格納されていないとの表示が出ました。このため、同機は大阪空港に引き返し11時20分頃に無事着陸しました。
@岩崎航空局長が「国際線旅客は順調に伸びる」と講演
岩崎航空局長は昨日開かれた航空クラブの新春卓話会講演し、「国際線の旅客数が2007年度で6,750万人、2024年度で8,660万人となる。」との予測を明らかにしました。なお、2004年度は5,186万人で成田空港の占める割合は約60%でした。
*1月18日
@安全改善命令違反には罰金1億円へ
国土交通省は20日に開会する通常国会に航空法と鉄道事業法の改正案を提出し、航空会社や鉄道事業者が国の安全改善命令に違反した場合の罰金の上限を現在の100万円から100倍の1億円に引き上げる方針を固めました。
@関空の2本目滑走路の供用開始を前倒しする検討始める
国土交通省は今日までに、関西国際空港の2本目滑走路の供用開始時期を2007年10月から、大坂世界陸上が開幕する8月末に前倒しできるかどうかの検討を始めました。管制の体制が間に合うかどうかなどを検討するとの事です。これは地元の要請を受けた北側国土交通大臣(大阪選出)が指示したものとの事です。
@スカイネットアジア航空が4月からの値上げを発表
スカイネットアジア航空は昨日、2006年度上期(4月〜9月)の運賃を値上げすると発表しました。羽田ー宮崎・熊本・長崎の各線で大人片道で2,000円引き上げます。一方で、往復割引や「特得28」割引などを新設するとの事です。
@エアバス社の昨年受注がボーイング社を上回る
エアバス社は17日、2005年の確定受注機数が過去最高の1,055機となり、ボーイング社の1002機を上回ったと発表しました。これで。5年連続ボーイング社を上回った事になります。引き渡し機数も378機でボーイング社を上回ったとの事です。
@離陸前点検で作業員がエンジンに吸い込まれ死亡
アメリカ・テキサス州のエルバソ国際空港で16日、離陸直前の点検で作業員がコンチネンタル航空のB-737型機のエンジン整備をしていた所、このエンジンに吸い込まれ死亡しました。
*1月17日
@第33回騒音対策委員会は3月22日に
今日、成田国際空港株式会社の担当の方から電話で、今年の騒音対策委員会(第33回)が3月22日(水)に決まったとの連絡がありました。
@成田市が騒音評価方式と住民感覚との相関関係を調査中
今日の読売新聞によりますと、成田市は昨年12月から、成田空港周辺の48地区・2,800世帯の20〜80歳代の男女約11,000人を対象した航空機騒音の評価値と住民の被害感覚との相関関係についての調査を始めたとの事です。現在使われているWECPNLの見直しに向けての資料にするとの事です。このような大規模な調査は全国でも初めてとの事です。結果は今年中にはまとまる予定です。
【コメント】さすがは成田市です。結果が待たれますね。
@犬の検疫問題で中国人男性が成田動物検疫所を訴える
埼玉県八潮市に住む中国人男性が2004年12月に成田空港から入国した際、中国で飼っていた犬を持ち込もうとした所、厚生労働省動物検疫所成田支所に「生後10ヶ月たっていない犬は入国が認められない。」と拒否され、その後、「生後10ヶ月を超えている」とする中国政府の証明書を提出したが、結局、昨年6月まで引き渡されず、民間の飼育施設の代金約60万円と犬と別れていた精神的苦痛の慰謝料など約300万円を払えとする訴えを起こしていた事が分かりました。
@厚木基地騒音対策区域見直しを告示・防衛施設庁
防衛施設庁は今日、米軍厚木基地周辺の騒防法の騒音対策指定区域の見直しについて告示しました。新たに藤沢市や東京・町田市など南北で約97,000世帯が対策区域になりますが、一方、西側の座間市や海老名市などで約11,000世帯が対策区域から外れました。周辺市町は指定基準の改定による区域の拡大を求めましたが認められませんでした。また、1986年9月の前回改定時以降に転入した世帯に対しては1991年までに転入した85WECPNL以上の世帯に限って対象となりました。
@日本航空が燃料サーチャージャーを3月から値上げ
日本航空は昨日、3月1日発券分から国際線運賃に付加している燃料サーチャージャーを値上げすると発表しました。北米や欧州などの長距離便の場合、現行の片道5,000円から8,000円に値上げします。日本航空は昨年2月に燃料サーチャージャーを導入し、7月に値上げしています。
*1月16日
@22日(日)に佐原市で「ジェット機騒音を考える集い」
22日・日曜日の午後2時から佐原市の中央公民館でレイクスポイント問題を考える「ジェット機騒音を考える集い」が開かれるとの案内が送られてきました。佐原市周辺の方で参加できる方は参加して下さい。下に送られてきたチラシを載せておきます。
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@元アシアナ航空社員が立ち入り証を悪用して密入国手引き
現在、別の入国難民法違反で鳥取警察で調べを受けている、元アシアナ航空の韓国人が成田空港で系列会社社員の制限区域立ち入り証を借り出し、それを利用して中国人などの密入国者を制限区域から密入国させていた疑いで今日、再逮捕されました。同容疑者は1回20万円程度で約40人を密入国させていたとの事です。
@熱田派が旗開き・熱田元代表は引退の意向
反対同盟熱田派は昨日、芝山町で旗開きを開きました。柳川代表は「空港問題は社会の根底にある問題で、終わりはない。」と述べたそうです。熱田派の名称の由来となった元代表の熱田一氏は横風滑走路用地内にある墓地などを成田国際空港株式会社に売却し、引退する意向を固めたとの事で、旗開きには参加しませんでした。
@国土交通省が日本航空に異例の防止策再提出を指示
国土交通省は今日、日本航空に対し再発防止策の再提出を指示しました。これは、昨年業務改善命令を受け再発防止策を提出したにもかかわらず、年末年始に非常脱出スライドが作動しないまま飛行したり逆噴射装置の安全ピンを抜き忘れ逆噴射できないまま着陸したりと言うミスを重く見たものです。これらのトラブルは昨年も起こっており、繰り返された事から社内の情報伝達がうまく行っていないと判断したものです。国土交通省が再発防止策の再度の提出を命ずるのは異例の事で、改善されない場合には運航停止もあり得る事態との事です。
@日航機がエンジントラブルで那覇に引き返す
昨日午後5時半頃、那覇発羽田行きの日本航空1922便・B-777型機で離陸後間もなく右エンジンにトラブルが発生しました。このため、同機はこのエンジンを止めて那覇空港に引き返し緊急着陸を行い、無事着陸しました。エンジンオイルが漏れていたようです。
@全日空が2月24日から佐賀ー中部国際の深夜貨物便を就航
全日空は昨日、2月24日から佐賀ー中部国際空港線の深夜貨物便を就航させる事を明らかにしました。現在、旅客用の機体で1日2便運航している佐賀ー羽田線の深夜貨物便が貨物専用機の投入で1日1便になるため、もう1便を佐賀ー中部国際空港線に変更するとの事です。
@関空の2005年度発着回数が11万4千回の見込み
関西国際空港会社が明らかにした所によると、2005年度の発着回数は約114,000回にとどまる見込みとの事です。2007年度の二期工事の供用開始時点で13万回の発着回数を目標としていますが、社長は「楽観できないと。」としています。また、会社は総2階のA380型機用の搭乗橋を3基整備する事を明らかにしました。
*1月15日
@解説と資料のページに国土交通省が佐原市に出した2回目の説明文書を載せます
@佐原市の2回目の説明会で県の関与求める意見
レイクスポイントの高度問題で13日に佐原市議会の成田空港対策の特別委員会が開かれました。この席には国土交通省と千葉県が出席しました。国土交通省からは上記のような、新たな説明文書が出されました。この中で、国土交通省は増える騒音の問題について、本会が検討資料の中で指摘したように2,000フィート低くなった場合の騒音が3.5dB増加する事を明らかにし、「平均すると2dB増加する」と“さりげなく”訂正していました。そして、佐原市での騒音の状況についてやや詳しい資料を出してきましたが、「着陸機の約半分を4,000フィートから降下させたい。」とする理由となる混雑状況の資料は全く示しませんでした。説明を聞いた議員の中からは「県が仲介をしてもらいたい。」、「県の積極的関与をお願いしたい。」、「羽田空港の時のようにしてもらいたい。」などの意見が出たとの事で、千葉県側も「調整をはかっていきたい。」と答えました。従って、13日で佐原市議会として“了承”と言う事にはなりませんでした。
【コメント】国土交通省は“混雑”を理由にしているのに、混雑についての資料を全く出さないのはどうしてなのでしょうか。本会が指摘したように着陸の場合、混雑するのは午後の1時〜5時頃までです。なのに、「半分は4,000フィートを使いたい。」と言うのは理屈に合いません。この時間帯に1日の全ての着陸機が集中すると言うのなら話は分かりますが、そんな事はあり得ません。国土交通省は2段階にする本当の理由を隠しているのではないでしょうか。
また、「開港当初と比岐すると改善されているため、今般、飛行高度を6,000フィート以上〜4,000フィー卜以上としたとしても、開港当時の6,000フィートにおける騒音よりは小さくなると推定されます。」と述べていますが、住民にとってはひどい話です。国土交通省や成田空港会社が今までとってきた「3,低騒音化への取り組み」にある対策は、「住民の生活環境を改善するためではなく、運航便数を増やすためのものだった。」と言う事になるではありませんか。開港当初のDC-8型機やB-727型機やVC-10型機などの内臓を揺すぶる轟音を思い出します。要するに、国土交通省の方々は「2dBや4dBはたいした事はない。我慢しろ。」と考えているのだと思わざるを得ません。
@昨日夕方、悪天候で21便が成田に着陸できず
昨日の夕方、成田空港付近では1時間に25mmを超すようなあられ混じりの猛烈な雨がふりました。このため、到着便のうち21便が関西国際空港・中部国際空港・羽田空港などに目的地を変更しました。また、これらの航空機を受け入れるために運用時間を2時間延ばし今日午前1時までとしました。なお、読者の方から「成田付近で18時〜19時にかけて、マイクロバーストがあった。」との情報をいただきました。
@エールフランス機で煙り出て緊急着陸
昨日午後7時15分頃、パリ発成田行きのエールフランス278便・B-777型機の操縦室から煙が出ました。このため、同機は悪天候の成田空港をさけて羽田空港に7時30分頃緊急着陸を行いました。着陸後点検しましたが、火災や焦げた形跡はないとの事です。
@日航機も焦げ臭いにおいで羽田空港に緊急着陸
昨日午後5時頃、小松発羽田行きの日本航空1278便・B-767型機の機内で焦げ臭いにおいがしたため、同機は5時半過ぎに羽田空港に緊急着陸を行いました。点検した所、火災や焦げた形跡はなかったとの事です。
@日航機が防氷装置の警告で引き返す
昨日午後5時頃、中部国際空港発新千歳空港行きの日本航空3113便・DC-9-81型機が長野県松本市上空を飛行中に防氷装置の温度が低下したとの表示が出ました。このため、同機は中部国際空港に引き返しました。
@スカイマークが羽田ー福岡線を4月から1往復増便へ
スカイマークは昨日、4月末から羽田ー福岡線を現在の1日9往復から10往復に増便する事を明らかにしました。さらに、6月にももう1往復増便し、1日11往復にする予定との事です。
@アラスカで火山が噴火・アンカレッジに影響
11日に続き、昨日、アメリカのアラスカ州・アンカレッジの南西270Kmにある無人島のオーガスティン山が5回噴火し、アンカレッジやフェアバンクスを離着陸する航空機に欠航が相次いでいるとの事です。
*1月14日
@熊本空港周辺の騒音測定が今月下旬から
昨日、熊本空港周辺5市町村の住民らで作る「熊本空港周辺環境整備協議会」の第2回会合が県庁で開かれました。この席で23日〜29日のどこか1日を選び22カ所で騒音を測定する事が決まりました。騒音値が高かった所では2月下旬に1週間の連続測定を行うとの事です。住民代表からは「生活しながら皮膚で感じる1機毎の騒音が一番気になる。今回の結果を深夜貨物便の就航推進の根拠にしないで欲しい。」との意見が出されました。
@全日空機が自動操縦装置の故障で大阪空港に緊急着陸
今日午前8時44分頃、宮崎発大阪行きの全日空502便・B-767-300型機が和歌山県上空を飛行中に自動操縦装置が故障しました。機長はすぐに手動操縦に切り替え8時56分に無事、大阪空港に緊急着陸しました。
@トルコの死者から検出のウイルスに変異が見られる
世界保健機関(WHO)が13日発表した所によりますと、トルコで鳥インフルエンザに感染し死亡した人の遺体から検出されたH5N1型ウイルスの遺伝子に変異が見つかったとの事です。この変異が人から人への感染が容易になる変異かどうかはトルコの他の感染者のウイルス検査を待たないと判断できないとの事です。香港とベトナムの感染者からのウイルスも変異をしていたとの事で、人に感染しやすいウイルスの出現に注意が必要との事です。
@エアバス社のCEOがA320の後継機開発を否定
エアバス社のCEOは12日、先にEADS社のCEOが語った「A320型機の後継機を開発する。」との報道について、「A320型機は最新の技術で出来ており、2015年までは生産される。全く新しい機体となれば、新しいエンジンも必要となる。」として、2015年頃までは後継機を開発する意向はない事を表明しました。
【コメント】このところ、エアバス社の今後についてのブレが目立ちます。A380型機の開発の遅れの背景にB-787型機の開発に対抗するA350型機開発の影響があるとされ、技術者の配置に問題が生じているとの見方もあります。今回のA320型機の後継機開発の話も、ボーイング社のB-737型機の新型機開発への後追いで、市場動向と顧客の要望を読み間違えて後手に回っている事に原因があるようです。
*1月13日
@「LAKSEポイント問題での千葉県知事要望と県の回答」に話し合いの要旨を載せました
@成田空港の年末年始の出入国者は微増
東京税関成田支署は昨日、年末年始(12月22日〜1月9日)に成田空港の出入国者が前年よりも約11,000人増え、約143万1,200人になったと発表しました。ただ、日本人の出国者は約12,000人減ったとの事です。
@また、検問を突破される
千葉県警成田空港書は昨日、今月1日午前5時25分頃、乗用車で第1ゲートに来て検問中の警備員の制止を振り切り乗用車で制止用のXアングルを引っ掛けて壊した、として茨城県の33歳の男を逮捕しました。この男はXアングルを引っ掛けたままゲートを逆走して逃走していました。Xアングルを突破されたのは今回で2回目です。
@また、大島の電波施設がダウン
昨日午後2時3分頃、伊豆大島の航空無線施設が外部からの電波の影響で10分間ダウンしました。同時刻に羽田・館山・佐倉の無線施設でも、ダウンはしなかったものの警報が鳴ったりしたとの事です。法務省が調べていた所、約30分後に大島の無線施設が使う電波と同周波数の電波が相模湾付近で発信されるのを見つけました。この発信源は高速で移動しており、航空機と見られています。しかし、米軍と防衛庁は法務省の問い合わせに対して「同周波数の電波は出していない。」と関与を否定したとの事です。
@UAの客室乗務員組合が再建計画に不服申し立て
経営再建中のユナイティド航空の客室乗務員組合は11日、連邦破産裁判所に対して会社の再建計画の中に盛り込まれている、2万人削減の一方で、「400人の管理職に対して会社の株の15%を報酬として与える」とこを不服として、裁判所が再建計画を認めないよう求めました。また、労働協定の一方的破棄に対しても不服を申し立てました。
*1月12日
@LAKSEポイント問題で千葉県知事に要望書を提出
今日の午前中に千葉県庁を訪れ、堂本知事宛の要望書を提出し、総合企画部次長(空港担当)らからLAKSEポイント問題についての千葉県としての考えを伺いました。話し合いには会員12名と仲介の労をとっていただいた共産党の丸山県議が同席しました。今日はとりあえず、要望書を「解説と資料のページ」に載せておきます。話し合いの内容は近く追加します。
@静岡空港訴訟原告が74人に
昨日、静岡地裁で静岡空港の未買収地の強制収用を国土交通大臣が認めたのは違法として、反対地権者らが事業認定の取り消しを求めた行政訴訟の第2回口頭弁論が開かれましたが、原告24人による第二次提訴が行われ、原告団は合計74人になりました。
@中部経済4団体が中部国際空港の2本目滑走路に意欲
中部経団連・名古屋商工会議所・中部経営者協会・中部経済同友会は昨日、共同記者会見を名古屋で開き、その中で中部経済団体連合会会長は「中部国際空港の2本目の滑走路は大変重要。実現に向けて取り組みたい。」と述べました。なお、肝心の中部国際空港会社の社長は昨年、「2本目は需要動向を見極めてからの話だ。」としていました。
@17日から航空機騒音と排出物質軽減のワークショップ
今月17〜19日までイギリス大使館において同大使館主催の日英科学ワークショップ「航空機からの排出物質と騒音が環境に与える影響を軽減するためのワークショップ」が同大使館で開かれるとの事です。詳しくは大使館のホームページで見て下さい。
@ボーイング社がエア・インディアと68機の契約・見返りに2億ドル弱を投資
エア・インディアとボーイング社は11日、B-777型機・B-787型機など68機を購入する契約を取り交わしました。総額で78億ドルになる大型の発注になります。また、同日、インド政府はボーイング社がインド国内に航空機整備の拠点や操縦士の訓練施設などで約1億8,500万ドルの投資を行う事を明らかにしました。
*1月11日
@周辺事態で空港・港湾を米軍が優先使用へ法改正
政府は台湾海峡などで紛争が起こった場合でも、米軍の後方支援として国内の空港・港湾を米軍に優先的に使用させる強制措置が出来るように周辺事態法を改正する検討に入りました。具体的には米本土やハワイなどからの大型輸送機による人員・物資の輸送、物資を前線に輸送する前の一時的な貯蔵保管などを強制的にやらせるとの事です。
【コメント】これでは日本が参戦する事になり、反撃を受ける事になります。このような事態を恐れて、本会では成田空港建設当時に「いかなる場合でも軍事的には利用しない。」とする約束を国と当時の空港公団との間で結びました。
@入国時に外国人の指紋・顔写真採取へ法改正
法務省は今通常国会に入管難民法の改正案を提出し、入国審査で特別永住許可者らを除く外国人の指紋と顔写真を採取する事や、テロリストの入国拒否と強制送還や、外国を出発して日本に向かった航空機や船舶に乗員・乗客の名簿を日本到着前に提出する事を義務づける方針を固めました。しかし、日本弁護士連合会は指紋採取などに反対しているとの事です。
【コメント】これも、アメリカのやっている事をそのまま真似るだけになります。「テロリスト対策」と言っていますが、これは、現行法で対処できるはずです。目的は前記事のような有事の時に敵の工作員を潜り込ませないためと考えられます。アメリカの要請なのでしょう。誰でも、自分のプライバシーを得体の知れないどこかにつかまれたくはありません。アメリカが厳しい入国検査を実施してから、南米とアジアを行き来する人がアメリカ経由を嫌ってカナダ経由に切り替え、カナダの航空会社が思わぬ恩恵を受けました。嫌った人が全てテロリストであるわけはないですよね。日本も嫌われて、日本を素通りし日本を中継する人が少なくなると航空会社の経営環境がますます厳しくなります。テロをやる輩は厳しくしてもそれをかい潜る方法を考え出すものです。
@年末年始は国内線増え国際線は減少
国内航空各社が昨日まとめた所によりますと、年末年始(12月28日〜1月9日)の航空輸送実績で国内線は前年同期比2.2%増となりましたが、国際線は同4.6%減となりました。近場の韓国・台湾・タイなどが好調でしたが、反日デモのあった中国が大きく落ち込んだのが主原因との事です。
@全日空機が山形県上空で落雷に遭う
昨日午後3時25分頃、羽田発庄内行きの全日空897便・A320型機が山形県酒田市上空を飛行中に落雷に遭いました。同機はそのまま飛行を続け10分後に庄内空港に無事着陸しました。点検した所、機首に焦げた跡があったとの事です。
@米運輸長官がデルタ航空とNW航空の合併を示唆
アメリカのミネタ運輸長官は10日、訪問先の中国・上海で、法的再建手続きが完了後にデルタ航空とノースウエスト航空が合併するとの見解を明らかにしました。また、ユナイティド航空とアロハ航空との合併についても言及しました。この理由として、「米国航空業界は旅客数以上の座席数を提供しており、合併は必然。」としています。
*1月10日
@ウガンダから帰国の女性がマラリアで死亡
東京都は今日、「ウガンダから帰国した都内在住の80代の女性が、マラリアに感染し死亡した。」と発表しました。女性は帰国する時から体調が不良だったとの事です。
@公正取引委員会が日航に注意
日本航空が2004年10月に岡山県内の全国紙に掲載した広告で、通常25,800円の東京ー岡山線の運賃が10,000〜11,000円になるような書き方をしていましたが、実際は東京発岡山行きの下り運賃のみだった事から、公正取引委員会から「法律違反ではないが、グレーだ。」と注意されていた事が分かりました。
@エアバス社がA320型機の後継機開発へ
エアバス社の親会社に当たるEADS社のCEOは9日、エアバス社が中距離機・A320型機シリーズの後継機を開発する事を明らかにしました。軽量新素材を多用して燃費の改善を図るとの事です。ボーイング社も同クラスのB-737型機の後継機の開発を検討しています。
*1月9日
@旅客貨物ともに微減・11月運用状況
成田国際空港株式会社が発表した11月の運用状況によりますと、発着回数は前年同月比で100%と横ばいでしたが、旅客は同99%と微減でした。特に国内線が同96%と減り方が多めでした。また、貨物は同98%とこちらも微減でした。仮陸揚げは輸出入とも同109%と増えているのですが。
@反対同盟北原派が旗開き
反対同盟北原派は昨日、成田市内の飲食店で旗開きを行いました。この席で、北原事務局長は「暫定平行滑走路を延伸させず、空港を廃港に追い込む。」と挨拶したとの事です。旗開きの前には空港周辺をデモ行進したようです。
*1月8日
@「『くうこうだより』2006年新年号」が送られてきました
「くうこうだより」2006年新年号が送られてきました。第1面は黒野社長の年頭の挨拶、第2・3面は「第1ターミナル6月2日オープン」の特集でした。
@コンタクトレンズの成田空港からの輸入が過去最高
今日の産經新聞によりますと、東京税関成田支署のまとめによると昨年の成田空港からのコンタクトレンズの輸入が過去最高の約11億1,700万枚になりました。使い捨てコンタクトレンズの輸入が急増しているとの事です。輸入先のトップはアイルランドでした。日本全体の輸入の96%以上が成田空港から輸入されているそうです。
@那覇空港でバードストライク・11分閉鎖
昨日正午過ぎ、那覇発高知行きの日本トランスオーシャン航空102便が離陸直後に第1エンジンに鳥が飛び込みました。このため、同機は那覇空港に引き返し、無事着陸しました。このトラブルで滑走路が11分間閉鎖され30便に遅れが出ました。
@日航機が逆噴射作動せずに着陸・整備ミス
昨日、大阪発鹿児島行きの日本航空3913便・MD90型機が鹿児島空港に着陸した所、逆噴射装置が作動しないトラブルがありました。調べた所、6日夜に大阪空港でエンジンの修理を行った際、整備士が逆噴射装置の誤動作を防ぐ安全ロックピンを抜くのを忘れていたとの事です。日本航空では昨年7月にも同じ整備ミスがありました。
@国土交通省が軽微なトラブルも報告を義務づけへ
国土交通省は昨日、航空法の改正案に軽微なトラブルについても国土交通省への報告を義務づける事、航空会社内のミスやトラブルの情報伝達の方法や責任者を定めた「安全管理規定」の作成の義務づけ、機体の整備を請け負える業者を国土交通省認定の業者に限定する事などを盛り込む方針を固めました。この秋からの実施に向け改正案をまとめる予定です。
【コメント】「認定業者」と言うのが気になりますね。また、天下り先の確保につながらなければ良いのですが。
@茨城の40人が鳥インフルエンザに感染していた
厚生労働省と国立感染症研究所が鳥インフルエンザに感染していた茨城県の養鶏場の従業員から採取した血液を調べた所、約40人の血液から鳥インフルエンザの抗体が確認され、鳥インフルエンザに感染していた可能性が高いと詳細な検討をしている事が明らかになりました。しかし、茨城の鳥インフルエンザウイルスはH5N2型で、毒性の強いアジアやトルコで死者の出ているH5N1型ではないそうです。全員に症状はなく二次感染の恐れもないそうです。養鶏場の鶏への感染が明らかになる前に既に感染していた模様です。
*1月7日
@昨年の入国外国人が過去最高に
昨日発表された入国管理局の速報によりますと、昨年1年間に日本に入国した外国人は前年比10.3%増の約745万人で過去最高になりました。愛知万博などが影響しているとの事です。里帰りなどの再入国者を除いたものでも、同11.1%増の約612万人となりました。日本人の出国者は同3.4%増の1,740万人となりました。
@全日空機が逆噴射でエンジン停止し立ち往生・秋田空港
昨日午後2時20分頃、羽田発秋田行きの全日空875便・B-767型機が秋田空港に着陸した直後に右エンジンが突然停止しました。このため、機長は左エンジンも手動で停止させたため同機は滑走路上で動けなくなりました。逆噴射をかけた直後に停止したとの事で、雪を吸い込んだために停止したものと見られます。このトラブルで滑走路が20分間閉鎖されました。当時、雪が降っていたとの事です。
@周辺市町の4割が「神戸空港に期待しない」
今日の読売新聞によりますと、読売新聞が12月上旬に実施したアンケートによりますと、神戸市が需要が見込めるとした兵庫県と大阪府北部の68市町の内、「神戸空港に大いに期待する」と「神戸空港に期待する」と答えた市町が約60%にとどまる事が分かりました。また、「関西に3空港が必要と思うか」との問いに対して「大いに思う」が2市、「ある程度思う」が26市町で合わせても約40%でした。「思わない」理由を複数回答で聞いた所、「利用者を奪い合い、共倒れとなる」が58%、「路線が重なり、補完性に欠ける」が42%、「空域が込み合い危険」が34%だったそうです。
@全日空が2年間で約1,000人採用へ
全日空は昨日、2006年度と2007年度の採用計画を発表しました。それによりますと、2006年度は既卒者を対象に客室乗務員を450人(前年度比約30%増)、2007年度は新卒者を対象に客室乗務員を400人(同約70%増)、事務系総合職を約40人、技術系総合職を約60人、転勤を伴わない特定地上職を約70人となっています。
*1月6日
@成田空港に輸入のアスパラとウナギから薬品検出
厚生労働省は今日、昨年1年間に成田空港に輸入されたニュージーランド産のアスパラガスから法令の基準を超えた殺虫剤「ジクロポス」を2回、また、中国産のタウナギから検出されてはならない合成抗菌剤「エンロフロキサシン」・「シプロフロキサシン」をそれぞれ2回検出したと発表し、輸入業者3社に対して検査命令を出しました。
@「トラベル遊」の被害者は1,200人に
昨年末に明らかになった「トラベル遊」による旅行トラブルの被害者は約1,200人に達する事が日本旅行業協会の調べで明らかになりました。被害総額は1億円を超えるとの事ですが、同社が納めていた弁済保証金は450万円だけでほとんどは補償されない事になりそうです。なお、同社の経営者は海外に渡航していて、連絡が取れないとの事です。
@トルコで鳥インフルエンザの死者が2人に
トルコ東部のワン県で鳥インフルエンザにより1日に14歳の少年が死亡したのに続いて、5日にこの少年の姉の15歳の少女が死亡しました。この2人の妹の11歳の少女も重症との事です。きょうだいは農場で家禽の飼育を手伝っていました。近くの病院では他にも10人が同様の症状で治療を受けているとの事です。
@昨年のボーイング社の受注が1,000機を超える
ボーイング社は5日、2005年の民間機確定受注数が1,002機に達した事を明らかにしました。B-717型機がキャンセル分のみでマイナス14機、B-737型機が569機、B-747型機が43機、B-767型機が15機、B-777型機が154機、B-787型機が235機となっています。
*1月5日
@声明「LAKSEポイント付近における高度変更案の再検討を求める」を発表
昨日、LAKSEポイントの高度変更に対する本会の立場を「LAKSEポイント付近における高度変更案の再検討を求める」声明として発表しました。この声明は国土交通大臣、千葉県・茨城県の両知事、関係市町村の首長と議会議長、千葉県内の各政党などに郵送しました。
@成田空港で今年初めてのコレラ感染者見つかる
2日にフィリピンから成田空港に帰国した60歳の男性がコレラに感染した事が分かりました。この男性は1日から体調を崩し下痢や嘔吐の症状が出て、帰国した時に検疫所に申し出ました。検査した所、コレラに感染していた事が判明しました。この男性は現在入院中との事です。コレラの感染が発見されたのは成田空港では今年初めてです。やはり、自己申告でした。
@国が大阪空港周辺の遊休地を住宅地として売却へ
政府は大阪空港周辺で過去に騒音対策のために移転補償で買い上げ、現在は遊休地となっている国有地、243.000平方メートルを住宅地などとして一般に順次売却していく方針を固めました。大阪空港周辺では航空機の低騒音化や大型ジェット旅客機の乗り入れ規制などで騒防法の騒音対策区域が大幅に縮小しているため、としています。全体での純資産額は数百億円になると見込まれ、今年度は10億円の売却を目指すとの事です。地元では、地域活性化につながるとして歓迎しています。
【コメント】詳細がわからないのですが、疑問が残ります。かって、移転対象区域になっていた所ですから、騒音が少なくなったとはいえ騒防法の第1種区域になるのではないかと思います。そこを住宅地として売ると言うのはおかしいのではないでしょうか。新しく建築された家屋の防音対策はどうなるのでしょうか。「後から入ってきたのだから、騒音は承知のはず。」と言う事になるのでしょうか。
@全日空のDHC8-400型機がまた故障で2便欠航
全日空のDHC8-400型機の1機が昨夜の点検で前輪の操縦系統に異常が見つかり修理のため今日の午前中の大阪ー高知線の2便が欠航となりました。この機体は先月の30日と今月の1日に操縦システムの異常を示す警告灯が誤表示をして欠航をしていました。
@国際チャーター便が増え入国審査官のやりくりに四苦八苦
このところ、入国審査官が常駐していない地方空港へ外国人客がチャーター便で訪れるために、入国管理局ではその都度入国審査官を派遣しています。チャーター便の数が増えているために管内の入国審査官だけでは対応できず、他の管内から派遣してもらう事もあり人員のやりくりに四苦八苦しているそうです。特に、北海道では2004年の地方空港からの入国者が2001年の2.4倍・約27万人となりました。
*1月4日
@成田空港会社のページに「成田空港運用状況(平成17年11月分)」、「2006 ひこーきNet写真展 in NARITA」が載っていました。
@黒野社長が07年度の株式上場延期を発表
成田国際空港株式会社の黒野社長は今日の記者会見で2007年度に予定していた株式の上場を延期する事を明らかにしました。「2008年度以降の出来るだけ早い時期に上場したい。」と述べました。
@成田空港は日本一の“漁港”
今日の東京新聞によりますと、成田空港は金額では日本一の“漁港”だそうです。東京税関成田支署の調べでは昨年が輸入額で約890億円になったとの事です。日本一の漁港は静岡県の焼津港で約377億円だそうです。ただし、“水揚げ量”では約71.000トンで本当の漁港を大きく下回ります。それだけ、高級魚が多いと言う事になります。たいがいは早朝に成田空港に到着し、そのまま通関手続き、検疫、税関チェックを受けて約2時間後の午前中に市場に出荷されます。早いものはその日の夕方には私たちの胃袋におさまる事になります。
@到着直後のシャワー可能に
成田空港の第2ターミナル地下1階に、昨年の12月30日から一般のエリアで初めてのシャワー施設がオープンしました。「早朝到着後にシャワーを浴びて、すっきりして出社したい。」との希望が多かったとの事で、成田国際空港株式会社が開設しました。料金は貸しタオル・石けん・シャンプー付きで30分・500円、シャワーのほか、トイレ・更衣室・ヘアードライヤーなどを備えているそうです。年中無休で午前7時から午後9時までの営業です。
*1月3日
@日航の運航情報管理システムがダウン・10便に遅れ
今日午前11時頃、日本航空の運航情報全体を管理しているシステム「JALFOS」が1時間近くに渡ってダウンしました。このため、出発時に必要な書類の自動作成が出来ず手動で作成したため、香港ー成田便や国内線の9便が30分以上の遅れを出しました。日本航空では原因を調査しています。
@神戸空港は原則西側からの離発着・空域混雑で
国土交通省は開港する神戸空港の離発着を原則的に西側からだけに限る方針を固めました。東側の大阪湾は関西国際空港と大阪空港の飛行空域と重なり、神戸空港の空域が限られ、神戸空港の離発着機が入り込むと過密になるため、事故になりかねないと懸念したものです。神戸空港の年間風向は西風が35.4%、東風が26.1%との事です。風が強かったり大幅な遅延が出た場合は東側からの離発着も行うとの事です。
【コメント】こんな事は作る前から分かっていた事なのに、何で無理して作ったのでしょうか。大型公共事業の無駄遣いはもうやめないといけませんね。財界と保守党政権がこの繰り返しで国の財政の大借金を作ったのですから。そして、再建は国民への増税で行おうと言うのが、同じ保守政権の小泉内閣の「改革」なのですね。
@インデペンデンス航空が5日午後7時で運航停止
一昨日書いたアメリカの格安航空会社のインデペンデンス航空が5日の午後7時で運航を停止すると発表しました。「財務上の理由」としています。同社は連邦破産裁判所に乗客への払い戻しを行えるよう申請しているとの事です。同航空はアメリカ国内の37都市に1日200便以上を運航しています。
*1月2日
@20数年後の予測元に新福岡空港建設の話
過密が指摘されている福岡空港の将来像をまとめるための国土交通省・福岡県・福岡市が共同で行っている総合調査で、国土交通省は空港の発着回数について26年後の2032年には容量限界の145,000回を数万回上回るとの結果を出したそうです。これを受けて、地元では新福岡空港建設の必要性が議論され始めるようです。
【コメント】確かに空港建設には10年以上かかるかもしれませんが、少し気が早いのではないでしょうか。“26年後の予測”はかなり不確実性があると思います。需要の動向・航空機の性能・管制の進歩など、どう進むか分からないと思うのです。もしかすれば、垂直離着陸の旅客機が実現しているかもしれません。そうなれば、長い滑走路はこれ以上不用になります。
@ユナイティド航空の再建が2月に完了か
経営再建中のユナイティド航空は30日、「投票の結果、経営陣が提出した会社再建計画の受け入れを全ての債権者グループが承認した。」事を明らかにしました。裁判所による再建計画の承認は18日に予定され、これにより、2月に再建手続きが完了する見込み、との事です。再建計画では年間70億ドルの経費削減と2万人の人員削減と従来の年金制度の廃止を行う一方、経営陣には1875万株(再建後の株式の15%)を報酬として与える、となっているそうです。
*1月1日
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@昨年のアクセス総数は過去最高の232,697回、12月は18,883回でした。
@B-737NGの後継機の最終組み立てをワシントン州で
ボーイング社の民間航空機部門の最高責任者は年末の記者会見でB-787型機の後に開発するB-737NG型機の後継機について、最終組み立てをワシントン州で行う見通しである事を明らかにしました。この機体の最終組み立てについては日本の重工メーカーが最終組み立てを日本の国内で行うよう働きかけていたとの事です。