1998年10月の出来事


*10月31日

@中核派拠点30カ所を家宅捜索・・・県企画課長宅ゲリラで

 千葉県警は30日午前、今年4月に起こった千葉県企画課長宅で起こった爆発物ゲリラ事件に関して、千葉市にある千葉勤労の会館、栗源町にある物産会社など30カ所を家宅捜索を行ないました。

@共生委員会事務所の柵に発火物をおいて二人組みが逃げる

 今日午前1時35分ごろ成田空港に隣接する共生委員会事務所の柵近くに不振な二人組み男女がいるのを警備員が発見、懐中電灯を向けたところ、リックを置き去りにして逃げました。リックの中には発煙筒を付けた瓶にガソリンらしきものが入っていました。警察はゲリラ事件と見て逃げた二人組みを捜査しています。

【コメント】しかし、今回の事件は警察の側がお粗末でした。共生委員会の事務所には警備委員が常駐しているし、道路1本隔てて空港で、夜でも明るいところです。発見されるのを承知でやったような感じさへします。警備の側も空港の柵には監視塔があり、近くのゲートには機動隊員が常駐しています。それで、犯人を取り逃がしてしまったのですから、なにおかいわんや、と言うところです。共生委員会の山本委員長が「共生委員会は空港を推進する側でもない。円卓会議の合意事項の実施を点検する機関なのに、何故、ゲリラの対象になるのか。」と語ったと報道されましたが、円卓会議がゲリラを行なっていた過激派の支援を受けた元熱田派の一部との話し合いであったのですから“公平な第3者機関”とは言えないと思います。ましてや円卓会議の席上で、元熱田派がゲリラを行なう過激派の支援を受けていたことに一片の反省の態度の表明がなかったし、反省を迫る人もいなかったのですから円卓会議がゲリラをなくす力には何等なり得ない事は明白な事実と思います。元熱田派の相川芝山町長がゲリラを批判したと言うのも、それはそれで良いことなのですが、同時に、かっての路線に対する考えを聞きたいところです。本会は『過激派を反対同盟の中に入れない』ことを主張して反対同盟から袂を別ったのですから、このようなゲリラ活動には徹底して反対しています。

@自民党県連幹事長宅のゲリラは中核派の仕業

 28日未明に起きた自民党県連幹事長宅への放火ゲリラについて、30日に各報道機関へ中核派から犯行声明が送られてきました。その中で、「飯島県議が平行滑走路の2000年度完成と羽田空港の国際化反対の先頭に立っている。」としています。

@「エアポート快速特急」の運賃は1560円

 東京都交通局、京浜急行、京成電鉄は30日、11月18日から運航する成田空港と羽田空港を乗り換えなしで結ぶ「エアポート快速特急」の運賃を1560円にすると発表しました。所要時間は1時間42分、この「快速特急」の他、京成青砥駅で乗り継ぐことで成田空港と羽田空港を1時間51分で結ぶ「エアポート特急」も運転し、交互に40分間隔で運航することにしています。


*10月30日

@沼田知事が成田財特法延長と羽田空港国際化反対を要請

 沼田千葉県知事は28日、千葉港などの視察に千葉県を訪れた林幹雄運輸政務次官に空港周辺整備に欠かせない「成田財特法」の延長と羽田空港の国際化反対を要請しました。林政務次官は「実現できるように頑張りたい。」と述べました。

@急病人で成田空港に2機が緊急着陸

 28日午後8時40分ごろ名古屋発ホノルル行きの日本航空84便で乗客の女性が吐血したため、同機は午後9時40分成田空港に緊急着陸しました。また、午後9時ごろには日本上空を飛行中のソウル発サンフランシスコ行きの大韓航空25便で乗客の韓国人女性が呼吸困難におちいったため、同機は午後10時ごろ成田空港に緊急着陸しました。いずれも、病人は病院に搬送され、飛行機は目的に向け出発しました。


*10月29日

@都合により4日間更新ができませんのでよろしく。次の更新は3日になります。

共生大綱関係の資料をまとめました。新たに、『成田空港騒音対策地域協議会の提言』『下総町への運輸省の回答』を加えました。

『飛行コース幅設定についての運輸省の説明』のページを設けました。


*10月28日

@自民党千葉県幹事長宅に放火ゲリラ

 今日、午前3時50分ごろ千葉県旭市にある自民党千葉県連幹事長飯島重雄県議宅の車庫から出火、自動車5台、車庫、2階建て事務所、物置を全焼し、隣の雑貨商の倉庫が半焼しました。幸い、けが人は出ませんでした。焼け跡から乾電池やリード線が見つかったことからゲリラ事件と見られます。飯島県議は今年6月、都議会で羽田空港の国際化促進の決議が行なわれた際、成田空港の2000年度完成を前提にして羽田空港の国際化に反対し、自民党都連に「国際化反対」の申し入れをしています。

@関西NTTの回線がダウンし、航空機に大幅な遅れ

 今日、午前10時ごろ大阪のNTTの回線の中継器が故障して広範囲で回線のダウンが発生しました。このため、運輸省の所沢東京航空交通管制部と関西を結ぶNTTの専用回線がつながらなくなり、飛行データーが送れなくなりました。このため、羽田空港・成田空港・関西国際空港などで航空機の出発ができなくなりました。この故障は午後まで続き、最高2時間20分の遅れが出て、影響を受けた便は214便に上がりました。

@仙台空港の国際線利用者の半分以上が県外人

 宮城県の調査によると仙台空港の国際線を利用した人の半分以上が県外の人であることが明らかになりました。利用者の内80%が旅行目的で、ビジネス目的は15%にとどまりました。また、空港までのアクセス手段は自家用車が70%になりました。県が計画しているアクセス鉄道が開通したら利用すると答えた人は43%にとどまりました。

@中国で機長がハイジャック

 台湾の報道によると、今日、午前8時半頃(現地時間)北京から昆明経由でミヤンマーに向かった中国国際航空905便、B−737型機が同期の機長に乗っ取られました。機長は台湾に行かせることを要求し、11時20分ごろ台北国際空港に着陸しました。乗員・乗客104人は無事開放されました。機長は妻と子供を同期に搭乗させていたそうです。機長は動機について、中国での生活がいやになった、と語っていたとのことです。中国は台湾政府に対して犯人と機体の返還を要求しました。


*10月27日

@昨日は本会の役員会で遅くなり更新できませんでした。すみません。色々な情報が新たに入りましたので、近く、載せたいと思います。

@茨城県にも地域相談センターを開設・・・来月2日から業務を開始

 空港公団は茨城県から要望のあった、地域相談センターを河内町に設置することを決めました。業務開始は来月の2日からになります。これで地域相談センターは千葉県2カ所、茨城県1カ所の合計3カ所になりました。地域相談センターとは住民が騒音や電波障害などの苦情を持ち込んだり、移転などの相談を持ち込んだりするところです。本会は1993年5月27日の空港公団との交渉の席上で、「大阪空港の周辺にある『苦情センター』のようなものを作って、住民が気軽に要望できるようにして欲しい。」と提案しました。その時は空港公団は「そのようなものを作って、過激派の攻撃の対象になっては困る。」と乗り気ではありませんでしたが、その後、『地域相談センター』を作りました。

@共同運航が始まる・・・出発のターミナルに注意

 全日空とユナイテッド航空との共同運航が始まりますが、現在、全日空は第2ターミナル、ユナイテッド航空は第1ターミナルとなっています。そこで、共同運航の便はその時々によって、使うターミナルが違ってしまいます。共同運航の便を使う場合は航空会社などでよく確認するようにして下さい。

@北海道国際航空に免許が降りる・・・12月20かから運航開始

 北海道国際航空に正式に免許がおりました。これにより、12月20日からの運航が本決まりになりました。北海道国際航空では運賃を大手3社の運賃より36%安くする予定です。これに対して、大手3社はスカイマークの時と同じように、同じ時間帯の便だけ特別な割引き料金にして対抗することになるようです。

@日本航空がエールフランスとの共同運航で貨物便を増便

 日本航空はエールフランスとの共同運航で成田−パリ間の貨物便を週1便増やして週5便にします。30日から実施する事になりました。


*10月25日

[リンクのページ]をリニューアルしました。

@稚内市が今年も直行便の客に特典

 稚内市は昨冬好評だった直行便を利用したお客にかに料理をサービする特典をこの冬も11月から来年4月まで行なうそうです。今冬はツアー客にはかに料理の他に温泉の無料入浴券を付け、個人客にはかに料理の代わりに5千円分のクーポン券を付けて自由に買い物ができるようにするそうです。昨冬はこのサービスで搭乗率が80%にもなりました。


*10月24日

[訂正]昨日の出来事の運輸大臣の視察は22日ではなく23日でした。ニュースソースの方が間違っていました。

@成田の住民団体が平行滑走路の2000年完成促進を提言

 「成田空港騒音対策地域連絡協議会」は昨日、『共生大綱』の実施にあたって『騒音地区の地域づくりと2000年度完成目標の平行滑走路建設促進を求める提言』を運輸省と空港公団に示し、成田市役所で運輸省の岩村航空局長と中村空港公団総裁に手渡しました。これによりますと、共生策については運輸省と空港公団の努力で実効を上げてきたが落下物問題などさらに努力を重ねるよう要請し、平行滑走路問題では話し合いによって2000年度末の目標期限内に完成することを望む、としています。特に、落下物問題では移転補償も含めた抜本的な対策を要望しています。また、成田市の商工業者などで作る「成田空港対策協議会」も、『2000年度平行滑走路完成目標を地域の目標として受けとめ積極的に行動していくことを決意する』とした総会の決議文を航空局長と空港公団総裁に提出しました。

【コメント】運輸大臣の視察にあわせて『平行滑走路推進派』の派手なセレモニーが行なわれたようです。「成田空港騒音対策地域連絡協議会」は周辺住民8000戸で組織していると言うのですが、どうもよくわかりません。空港公団や成田市の肝いりで作られたらしいのですが、入っている住民が自分が入っていることを意識しているのかどうか疑問です。8000戸もいれば、総会を開くのも代議員制だとは思うのですが、民主的な運営が行なわれているのかどうか疑問に思います。このような代議員の選出が行なわれたという話は聞いたことがないのです。もし、知っている方がいたら教えていただきたいと思います。

@成田市の騒音地域の住民が地域指定で署名を成田市に提出

 詳しいことがわからないのですが、成田市の騒音地域の住民が、騒音区域の線引き〔多分、騒特法の地域指定と思います〕について、集落を分断する地域指定をしないようにという署名を成田市に提出しました。しかし、成田市はこれを無視して、区域指定の説明会も区域に指定された住民だけを対象にして強行したようです。

@中部国際空港アクセス道路の前倒し開通を要請

 中部国際空港会社は開港とほぼ同時に開通させる予定だった空港へアクセスする高速道路などを前倒しで開通させるように愛知県に要請しました。県もこれを受けて前向きに検討を始めました。会社の狙いはアクセス道路によって資材や人員の円滑な輸送を行なって、コストの削減をはかることです。

@米司法省がノースウエスト航空とコンチネンタル航空の提携を独禁法違反と提訴

 アメリカの司法省はアメリカ航空業界4位のノースウエスト航空と5位のコンチネンタル・ミクロネシア航空の資本と業務の提携に対し、「公正な競争を阻害する恐れがあり、利用者の利益にならない。」と、反トラスト法に基づき提携を阻止するようミシガン州デトロイトの連邦地裁に提訴しました。


*10月23日

@川崎運輸大臣が就任後初めて成田空港を視察

 昨日、川崎運輸大臣は就任後初めて成田空港を視察しました。視察後の記者会見で「平行滑走路の2000年度末完成に向けて、ひたすら話し合いで努力していく。反対派にあって欲しい、との現場の判断があれば、いつでも会いに行きたい。」と述べました。

@成田空港に新たに3社が新規乗り入れ・・・25日から

 25日の冬ダイヤからエア・タチヒ・ヌイ(フランス)とポーラ・エア・カーゴ(アメリカ)とCらエアトランスポート(フィリピン)の3社が新たに成田空港に乗り入れます。これで成田空港に乗り入れているのは35カ国1地域の50社になります。エア・タチヒ・ヌイは成田ーパペーテ間を週2便、ポーラ・エア・カーゴは貨物便でマニラ−成田−ロスアンジェルス間を週8便、CLAエアトランスポートは貨物便でマニラ−成田間を週3便運航します。

@成田空港の旅客、貨物が開港以来最大の落ち込みに・・・今年上半期

 昨日、空港公団は今年上半期の旅客数と貨物の取扱量が開港以来最大の落ち込みを記録したことを明らかにしました。今年の4月から9月までの旅客数は約1256万人で前年同期の4.2%減、貨物取扱量は約77万トンで7.3%減でした。下半期に入ってもこの傾向が続いていることから今年度の前年度割れは間違いないものと思われます。

@全日空機が昇降計不調のまま飛行

 8月11日に全日空のホノルル発名古屋行1055便B−747型機が上昇率や降下率を示す昇降計が不良のまま飛行していたことが明らかになりました。運輸省航空局では航空法違反の疑いで調査を始めるとともに全日空に注意をしました。

@ボーイング社が民間機部門が好調で7月−9月期黒字に

 ボーイング社は7月ー9月期が民間機部門の好調で3億4000万ドルの黒字になったと発表しました。年間を通しても10億ドルの純利益を確保する模様です。


*10月22日

@芝山町で全員協議会開かれる

 昨日、芝山町で議会の全員協議会が開催され、『共生大綱』について話し合われました。その席で町当局は谷間対策の充実と芝山鉄道を平行滑走路の供用開始と同時に完成させる事を柱とした運輸省に対する要望を提案しました。これに対して、各議員から意見が出されました。『谷間対策』については先日の空港対策特別委員会で「谷間対策とは言わずに、環境基準の達成を要求すべきではないか。それができないのなら、達成できない部分について民家防音対策をとらせるべきだ。」との意見が出ましたが、これについては「現状では難しいのではないか。」と言う町当局の見解でした。また、芝山鉄道については議員から「運輸省が本当にやる気になれば、ルートを変更してでもできたはずだ。木の根の反対農家の移転の道具に『芝山鉄道早期完成』を使ったのではないか。」との意見や、「共生大綱の原文では芝山鉄道の建設や運営に芝山町だけが責任を押しつけられる事になってしまう。運輸省の責任を明確にすべきだ。」などの意見が出されました。町としてはこの全員協議会で承認された意見を元にして、とりあえず、運輸省に示し、運輸省の考えを聞いた上で再度議会に諮り正式な要望にする予定との事です。以下に芝山町の『共生大綱修正案』を載せておきます。太字の部分が修正案です。

2.地域と共生する空港をめざして

(1)地域との共生の観点を盛り込んだ空港づくり

@共生策の充実

 円卓会議の合意事項については、例えば平成7年10月から全国の空港に先がけて民家防音工事の再助成を実施するなど全力を挙げて取り組んできました。しかしながら、平成8年12月に「基本的考え方」を公表した時点では、円卓会議の合意事項18事項(滑走路計画を除く)のうち、きめ細かな住宅防音工事助成や75W(第一種区域)隣接区域対策などの事項については、まだ実現されていませんでした。その後、未実施の事項についても、例えば、地方自治体の協カを得て昨年7月に成田方式とも言うぺき成田空港周辺地域共生財団が設立され、10月1日からきめ細かな住宅防音工事として実施されるなど新しい取り組みが行われてきています。これからも、共生委員会の点検を受けつつ円卓会議の合意事項を着実に実施するなど様々な施策に取り組んでまいります。また、現滑走路の第1種区域と平行滑走路の第1種区域にはさまれた地域については、双方向から多数回の騒音に曝されるということを斟酌し、地方自治体とともに先行的に第1種区域に準じた対策に取り組んでいるところです。今後も、地元自治体と相談しつつ、地域の実態に応じた対策の充実に努めてまいります。さらに、今後空港づくりを進めるにあたっては、平行滑走路の供用に伴うマイナスの影響をできる限り抑えるため、円卓会議の合意事項も踏まえ、共生策の一環として地域環境の保全に十分配慮した空港施設の整備を行ってまいります。例えば、防音堤・防音林の整備を進めるとともに、航空機のエンジン試運転よる騒音の対策として、現在稼働中の消音施設に加えて、南風時にも対応できる新たな消音施設の整備を行います。さらに、駐機中の航空機が機内の電力等を確保するために航空機補助動力装置(APU)を使用することによって生じる騒音、大気汚染ガスを低減させるために、地上動力装置(GPU)の整備をさらに進め、その利用を促進することによりAPUの使用を抑制してまいります。


4.地域づくり

(2)交通網の整備に対する協力

@芝山鉄道

 地域整備の核となる芝山鉄道(東成田駅〜整備場前駅(仮称)間)については、地域の要望を踏まえ旅客の利便向上に資するため、京成電鉄との相互乗り入れにより都心と直結するよう既に計画が変更されています。また、本年1月から関係者の協力のもと工事が進められているところです。国・公団としましても、平成8年12月に示しました「今後の成田空港と地域との共生、空港整備、地域整備に関する基本的な考え方」に基づき1日も早い完成に向けて取り組んでまいります。また、芝山鉄道の経営が安定し、地域の足としての機能を果たすことができるように、地方自治体や地域の空港関連企業とともに需要の拡大に努めてまいりたいと考えています。さらに、芝山鉄道の延伸については、空港南側地域の振興のための重要な拠点施設であることから、大量輸送機関としての鉄道特性を発挿できるよう空港関連施設の立地、住宅団地の整備など鉄道整備に呼応した地域振興が進められることが必要であり、沿線地方自治体をはじめとする関係機関とともに延伸ルート、経営安定方策を検討し、需要の動向の観点から空港整備の進展にあわせ着実に実施してまいります。

@北海道国際航空(エア・ドウ)の免許承認を答申

 今日、運輸審議会は申請の出ていた北海道国際航空の羽田−新千歳路線の免許を承認するよう川崎運輸大臣に答申しました。これが認可されますと1カ月前に新規参入したスカイマークに続く、定期航空路への参入になります。運航開始は12月22日を予定し、B−767−300型機1機で1日3往復運航することになります。

@全日空がスターアライアンへの参加を発表

 全日空は今日、世界的な航空会社の提携の一つであるスターアライアンスに加盟すると発表しました。正式な提携は99年10月になる予定です。スターアライアンスは4つある世界的な提携の一つでユナイテッド航空・ルフトハンザ航空・スカンジナビア航空・タイ国際航空・エアカナダ・バリグブラジル航空の6社が加盟しています。


*10月21日

@日本エアシステムが国際線を子会社のハーレクインエアに移す

 日本エアシステムは不振の続く国際線を全額出資の子会社ハーレクインエアに分離することを明らかにしました。現在ハーレクインエアは国際チャーター便のみを運航しています。日本エアシステムはここに国際線を移して経費の節減を図り、激化する競争に生残りをかけることになります。とりあえず、来年3月末に開設する成田ー広州、成田−西安線をハーレクインエアから機体と乗務員を借りる形で運航し、順次他の路線もハーレクインエアに移管することにしています。完全に移管するのは数年後になる見込みです。

@米軍機の民間機接近で文書で注意喚起を要求・・・運輸省

 運輸省は昨日、このところ続いた米軍機の民間機の空中衝突防止装置が作動するような接近を受けて、在日米軍司令部に民間機が危険を感じるような接近をしないように注意喚起を求める事を文書で申し入れることを明らかにしました。このような申し入れは以前にも行なわれていますが、文書で申し入れることは初めてです。

@フィリピン航空が29日から国際線の運航を再開

 フィリピン航空は停止していた国際線の運航を29日から再開することを明らかにしました。運航を再開するのはマニラ−サンフランシスコ経由−ロスアンジェルス行の週3便です。その後順次、マニラ−サンフランシスコ線、マニラ−ロスアンジェルス線、マニラ−成田線を再開することにしています。


*10月20日

@成田空港周辺の遊休地にレンゲの花を咲かせる計画を空港公団が打ち出す

 空港公団は成田空港周辺にある買収した土地の内、周辺の農家に貸し出していない180haにレンゲの花の種を蒔くことにしたようです。現在は雑草が生い茂っており、草刈はするものの大型ゴミの不法投棄が後を絶ちません。そこで、レンゲの花を咲かせることによって、不法投棄への抑制に心理的な抑止力になれば、と言う事のようです。レンゲの花は空気中の窒素を固定する作用があり土の改良にもなり、貸し出し希望があった場合にもすぐに農地に転用できる利点もあります。レンゲの花が無理な土地にも他の花を栽培する予定です。

@運輸省が羽田空港の東ターミナル着工へ・・・第3次補正予算で要求へ

 運輸省は羽田空港の東ターミナルを着工する意向を固めました。このために第3次補正予算にこのための費用を要求することになりました。今年度中に着工し2003年完成を目指します。総額は5年間で1000億円を見込んでいます。この東ターミナルは2000年度完成予定の新B滑走路と連動して乗客の利便性を高めることになります。

@3月25日の日本エアシステム機と米軍機の接近はニアミスではなかった

 3月25日に起こった日本エアシステム新千歳発名古屋行きと米軍三沢基地所属のF−16との接近について、運輸省航空局の安全監察官は「衝突の危険はなかったのでニアミスではない。」と発表しました。

@名古屋空港中華航空機事故でエア・バス社の嘱託尋問が行なわれる

 1日の出来事で書きましたが、4年前に名古屋空港で起こった中華航空機事故に関するエア・バス社への嘱託尋問が19日までにフランスで終わりました。


*10月19日

@『熱田派』の呼称から『旧』や『元』を取り去ったのは5月からだそうです・・・不勉強でした!

 12日の出来事の欄で書きました「熱田派は復活したのか?」について、さる方からEメールで御指摘をいただきました。呼称が変わったのは5月頃からだそうです。私の不勉強でした。反省しています。理由についてははっきりとしたことはわからないのですが、シンポジュウムを始めるときにこの方針に反対した熱田一さんが「俺の名前は使ってくれるな。」と言って『旧』とか『元』とか言う言葉がついたようですが、円卓会議も終わり、一区切ついたと言うことで、使いづらい『旧』『元』と言う言葉をはずしたようです。しかし、現在、『熱田派』と言っても組織としての実態がないのですから、『熱田派』と言う言葉を使うのはどんなものでしょうか。例えば、『実験村派』と言う方が実態に即しているように思うのですが。


*10月18日

[アルバムのページ]をリニューアルしました。

@スカイマークの搭乗率が他社を上回る

 35年ぶりに定期航路線に新規参入したスカイマークの1カ月の搭乗率が同じ羽田−福岡路線の他社の搭乗率を上回りました。全日空の同路線の9月の搭乗率は59%、日本エアシステムは53%だったのに対して、スカイマークの搭乗率は75%になりました。

@AOLが全日空のマイレージサービスを導入

 インターネットの大手プロバイダーであるAOLは全日空のマイレージサービスを導入することになりました。AOLを連続して3カ月使う毎に100マイルのマイレージサービスを受けられることになるようです。

@11の乗員組合が航空会社の世界的な提携に対抗して『アライアンス・コアリューション』合意

 旧聞になってしまいますが、世界的に進む各国航空会社間の提携(アライアンス)に対抗して、アメリカン航空や英国航空や日本航空などの11の乗員組合が「アライアンスによって、乗員の待遇が切り下げられることがあってはならない。」とする『アライアンス・コアリューション基本合意』に8月26日署名しました。詳しくはリンクのページの日本航空乗員組合のページを見てください。

@石垣市議選で新石垣空港建設への賛成議員と反対議員が同数当選

 これも旧聞になりますが、9月末に行なわれた沖縄県石垣市議選で県が計画した新石垣空港に賛成する議員と反対する議員が同数当選しました。この市議選で賛成派を増やし、計画を一気に進めようとした県当局にとっては痛い誤算になったようです。


*10月16日

@昨日、成田空港で消防救難訓練

 昨日、成田空港の整備地区で消防救難訓練が実施されました。今年はジャンボ機が着陸直後に滑走路を逸脱し、機体が折れて火災が発生した、事を想定した訓練になりました。訓練にはヘリコプター3機、車両140台が参加し、関係51機関から871人が参加しました。

@ロンドンで旅客機同士が60mのニアミス・・・昨年8月に

 昨年の8月にロンドンのヒースロー空港で旅客機同士が60mのニアミスを起こしていたことが明らかになりました。ニアミスを起こしたのはブアージンエクスプレスとサベナ・ベルギー航空の共同運航のB−737型機と英国航空のB−757型機です。豪雨のため着陸を断念したB−737型機が離陸途中だったB−757型機に60mまで接近したものです。原因は管制をしていた訓練生が到着便の管制官に英国航空の離陸の連絡をし忘れたためとのことです。


*10月15日

@千葉地裁が団結小屋撤去訴訟で北原派の訴えを却下

 「新東京国際空港の安全確保に関する緊急措置法」で成田空港周辺の団結小屋などが強制的に撤去されたのは違法と北原派が国・県・空港公団を訴えていた訴訟で、昨日、千葉地裁は北原派の訴えを却下しました。理由として判決は「空港を利用する乗客等の安全を確保することを目的とし、憲法に違反しない。」と述べています。北原派はこの判決を不服として控訴する意向です。

@アメリカ連邦航空局がほぼ全てのジェット旅客機の絶縁部分の交換を勧告

 アメリカの連邦航空局(FAA)は世界をとんでいるジェット旅客機のほとんどの12000機に対し、絶縁部分の交換を適当なメンテナンスの機会に行うよう勧告を出しました。理由は高温状態では発火する恐れがあるから、とのことです。

@「神戸空港住民投票条例制定を求める署名」が30万人以上に

 今日、神戸市選挙管理委員会は『神戸空港住民投票の会』が提出した署名が有効署名で30万7797人に達したことを発表しました。これは条件である有権者の50分の1をはるかに越える数です。これにより、11月にも市議会で条例の審議が行われることが確実になりました。

@日本航空がキャセイ航空と大幅な業務提携で基本合意

 日本航空とキャセイ航空は大幅な業務提携を行うことで基本合意に達したことを発表しました。細部はこれから詰めますが、共同運航やマイレージサービスなどで提携することになるようです。これにより日本航空が世界的な規模の提携の一つである『ワンワールド』へ参加する道が開けてきました。


*10月14日

@芝山町の区長会で『共生大綱』の説明が行われる

 昨日、芝山町役場で『共生大綱説明会』が開かれました。区長37人に対して空港公団の空港づくり企画室長らが『共生大綱』についての説明を行いました。その後、質疑応答が行われ、道路問題、谷間対策問題、平行滑走路の農業への影響などの質問や要望が出されました。


*10月13日

@北原派が反対集会・・・1150人が参加

 11日に平行滑走路予定地の成田市東峰で北原派が全国総決起集会を開きました。県警の調べで1150人が参加しました。採択された宣言では「一切の話し合いを拒否する。平行滑走路の2000年度の完成に向けて平行滑走路を横切る県道小見川線のトンネル工事や谷津田の埋め立て工事などを始めたら実力で阻止する。」としています。また、北原事務局長は「東峰地区8戸の反対声明は同盟とは別の動きで地区の住民が独自で行った。」と述べました。

@韓国の建設交通省が大韓航空の特別点検を始める

 この2カ月間で7件の事故や故障を起こしている大韓航空に対して韓国の建設交通省は12日から6日間の予定で特別点検に入りました。同省は9日にソウル−成田線の2便の許可を取り消す、国内線の主要路線の一部を25日から6カ月間停止するなどの処分を発表しています。


*10月12日

@『熱田派』は復活したのか?

 昨日の実験村グループの『農の国際交流の集い』の新聞記事を読んでいて、「おや?」と思ったのは、今まで熱田派を取り扱うときには必ず『旧熱田派』とか『元熱田派』と書いていたように思うのです。ところが、昨日の記事では、少なくても朝日新聞と千葉日報では、この『旧』や『元』という言葉が抜けているのです。熱田派の代表だった熱田一さんが代表を止めるときに「熱田派という言葉は使ってくれるな。」と言って、『旧熱田派』とか『元熱田派』と言う言葉が使われるようになったのですが、最近、何か情勢の変化があったのでしょうか。熱田さんが再び代表に復帰するとかの。

@全日空機が客室の煙で引き返す

 昨日の午前7時50分ごろ、名古屋空港から大分に向けて離陸した全日空385便が離陸直後に煙感知器が作動し、客室に白煙が漂いました。同機はすぐに名古屋空港に引き返しましたが、無事着陸しました。原因はエンジンの整備の際、漏れたオイルをよくふきとらなかったために空調ダストに漏れたオイルが燃えたとのことです。乗客は機体を替えて1時間半遅れで大分に向かいました。


*10月11日

@9日の運輸省との話し合いの報告のページを作りました

@元熱田派実験村グループが平行滑走路用地内で集会を開催

 昨日、元熱田派の実験村グループが平行滑走路用地内で『農の国際交流の集い』と題された集会が開かれました。集会にはタイ、エチオピア、インドなどの農業関係者など50人が出席しました。集会では海外代表などから、「開発によって環境が損なわれている」などの発言があり、準備委員会からは「北総台地夕立計画」「エネルギーとゴミ」「農と百姓のネットワーク」などの取り組みが発表された。準備会の代表である柳川秀夫さんは「実験村構想は空港問題とは直接関係なく議論していく。今回の集いは構想の具体的な第1歩で、環境問題などを広範囲に議論を進めていきたい。」と話していたとのことです。なお、来年3月には『実験村シンポジュウム』を開催する事になっています。

@行方不明のF4戦闘機の墜落を確認

 9日の夜、三沢基地沖の大平洋で消息を絶った自衛隊のF4戦闘機の機体の破片などが、海上自衛隊の捜索により10日午後、三沢基地の北北東60Kmの海上で発見されました。自衛隊では乗員2名の安否の確認に全力を上げています。

@岡山空港の新貨物ターミナルの運用が始まりました

@格安航空券販売会社が曲がり角に

 急速に成長したHISなどの格安航空券の販売会社がここに来て曲がり角を迎えています。これは不況などで海外旅行客が減少し、航空券の価格が下がってきていることと、今月から運輸省が正規航空運賃の割引率の限度を大幅に緩和したことにより、格安航空券のメリットが薄れてきていることによります。

@コンゴの反政府勢力が民間旅客機をミサイルで撃墜

 10日、コンゴのキンドウ発のコンゴ航空のB−727型機が反政府勢力のミサイル攻撃を受け撃墜されました。同機には乗員・乗客40名が乗っていた模様です。反政府勢力もこの事実を認め、「民間機であるにもかかわらず、兵員と武器を積んでいた。警告を無視した。」と声明を発表したそうです。


*10月9日

@運輸省に行って本会の『共生大綱への見解と提言』についての見解を聞いてきました

 今日の午後、運輸省に行き本会が9月1日に出した『共生大綱への見解と提言』についての運輸省としての考え方を聞いてきました。時間は1時間15分ほどでした。運輸省からは4名の方が出席し、本会からは10名以上が参加の予定だったのですが、体調不良や急な仕事で6名が出席しました。詳しい内容は近々ここに載せる予定です。下の写真がその時の様子です。運輸省の方々はゲリラの関係から「写真に写さないでほしい。」とのことでした。


*10月8日

@11日に成田空港の入場制限が実施されます

 11日の日曜日に、反対派の集会が行われるため、成田空港の入場制限が実施されます。詳しくは空港公団のホームページのトピック欄を見てください。

@全日空が操縦資格のない機長を配置して機体変更と4時間の遅れ

 去る、9月11日に那覇発羽田行の全日空B−777−300型機が誤ってこの機種の操縦資格のない機長を配置したために機体の変更を余儀なくされ、4時間の遅れを出したことが明らかになりました。全日空は乗客に対し「機長の体調不良のため、機種を変更する。」と嘘の説明をしていました。

@中核派の拠点20カ所を捜索

 今日、神奈川県警は7月29日に起こった横浜での運輸省幹部宅へのゲリラ事件に関して、前進社神奈川支社など中核派の拠点20カ所の家宅捜索を行いました。


*10月7日

@事実と違う朝日新聞の記事

 今日の朝日新聞の千葉版に昨日の芝山町の空港対策特別委員会の記事が出ていました。そこには、「『共生大綱』に対する芝山町の要望が昨日の会議でまとまり、区長にもおろして、今月中にも正式な要望にまとめ運輸省に提出する事になった。」と書かれています。今日、本会の会員でもあり、空港対策特別委員会の委員でもある、萩原弘幸議員に確かめたところ、「“まとまった”などとはとんでもない。昨日確認したのは昨日の議論を踏まえて、今後も精力的に委員会や議会で討論し、その後、住民の意向も十分に聞いて取りまとめると言うことだ。9日に運輸省に行くから、昨日の議論の経過に間違いがあっては困ると思い、昼間、町の空港対策課にも行って、昨日の委員会の経過の確認をとってきたところだ。」との事でした。

【コメント】どうも、このところの朝日新聞の成田空港関連の記事には思い込みか、意図的なものかわかりませんが、円卓会議の合意や共生路線の擁護に偏っているとしか思えません。正確な記事を書いてほしいと思います。

@栄町で『平行滑走路供用開始後の標準飛行コース』に批判的

 空港の北側で西よりにある栄町では『平行滑走路供用開始後の標準飛行コース』の説明会に参加した後、町長は「栄町は特別な騒音対策もない。それで、落下物や騒音をもらうだけだ。これ以上、便数が増えるなどとんでもない。」と憤慨して話していたそうです。栄町は平行滑走路供用開始後は今までは東に旋回していた関西方面や東南アジア方面やヨーロッパ方面の便数が、東に平行滑走路ができるために、西に旋回することが多くなり、便数が相当増えることが予想される町です。


*10月6日

@9日に運輸省に行って『見解と提言』についての考えを聞いてきます。

@芝山町で空港対策特別委員会が開かれる

 1日の出来事で「芝山町で6日に全員協議会が開かれる模様」と書きましたが、開かれたのは「空港対策特別委員会」でした。今日の委員会では冒頭、委員長が「円卓会議は住民の気持ちを反映したものではなかった。町長も芝山鉄道の建設促進や谷間対策の充実を運輸省と空港公団に要望したいと言っているので、『共生大綱』についての考えを話し合ってもらいたい。」と挨拶しました。委員の議論の中では、「谷間対策充実ではなくて、環境基準の70WECPNLまでの騒音対策を要望すべきではないか。」と言う空気が支配的だったそうです。

@「騒特法の基本方針は来年2月にも決定したい。」・・・沼田千葉県知事

 千葉県の沼田知事は昨日開かれた9月定例県議会で「騒特法の基本方針の見直しを進めているが、最終段階に来ており、特別防止地区の線引きの調整を成田市と芝山町・横芝町で進めている。これが、今月中に成案が得られれば、来年の2月にも基本方針を決定したい。」と答弁しました。

@25日の冬ダイヤで101便の増便に

 今月の25日から冬ダイヤが実施されるのに伴い、成田空港の便数が101便、増便になります。内訳は日本が43便、アメリカが37便、ロシアが5便などです。日本では全日空がホノルル線の開設、日本航空がラスベガス線の開設などになります。

@スカイマークが地方路線を別会社で開設の予定

 羽田−福岡路線に35年ぶりに新規参入を果たしたスカイマークが地方路線(コミューター)を開設する準備を進めていますが、これは別会社を作って行うことになるようです。コミュ−ター路線は採算が合わない場合が多いのですが、スカイマークでは「何とか黒字になるように工夫したい。」としています。


*10月5日

@東峰地区の8戸が平行滑走路完成予定目標の撤回を求める

 今日、平行滑走路予定地の東峰地区の8戸(多分、平行滑走路内に土地を持っている人達。住んでいる人は8戸はなかったはず。)が「2000年平行滑走路度完成という目標を撤回することを要求する。」と言う声明を発表しました。声明では「当事者を無視した完成目標は認められない。農地を売り渡すわけにはいかない。」と述べています。

@サザンクロスが航空事業への参入を断念

 沖縄で航空事業への新規参入を目指していたサザンクロスは今日、臨時株主総会を開き資金難で航空事業への参入を断念することを決めました。しかし、参入の事業を引き継ぐ問い合わせもあり、当面会社そのものは存続させ、事業譲渡を話し合います。

@フィリピン航空が7日から国内線の運航を再開

 フィリピン航空は7日から国内線の運航を開始すると発表しました。当面は20便程度になる模様です。なお、国際線の運航再開までには1カ月ぐらいかかるとのことです。


*10月4日

@千葉県の『成田空港周辺騒音調査報告書』は11月になる予定

 千葉県の環境部大気保全課が毎年発行している『成田空港周辺騒音調査報告書』は11月にでき上がる予定とのことです。【コメント】実はこの報告書が出なくなるのではないか、と心配していました。と言うのは「騒音調査を共生財団が一手に委託されて行う」と言う話があったからです。この千葉県の騒音調査の優れているところは、基本的な基準が「環境基準が達成されたかどうか。」と言う所にあることです。運輸省も空港公団も共生財団も環境基準には触れようとしません。この千葉県の調査だけが唯一、環境基準を取り上げているのです。今後も、独自の立場で騒音調査を続けていただきたいと思います。


*10月3日

@北原派が元熱田派実験村グループと元小川派取り込みにソフトポーズ

 最近、過激派の中核派に支援された北原派の戦略が変化してきているようです。[9月25日の出来事]でも書きましたが、平行滑走路用地内の道路の地権者になっている開拓組合への加入届を元小川派と元熱田派の実験村グループと一緒になって出したことにも現われています。このところ現地で配られている北原派や中核派のチラシなどにも実験村グループへの批判が出なくなりました。先日は本会の会員の所に来て、「お前らの『共生大綱への見解と提言』は素晴らしい。」と言っていったそうです。しかし、彼らのこのような「ソフトポーズ」は見せかけだけでしかありません。もし、本気で住民のためを考えるならば、まず、中核派と手を切り、今までの“ゲリラ活動”や“空港問題に携わった地元と周辺の住民への脅し”に対する真摯な反省を表明し、ゲリラ活動で命を落とした人や怪我や損害を受けた人達に謝罪すべきでしょう。

@全日空がユナイテッド航空との共同運航を申請

 全日空は運輸省に対し、ユナイテッド航空との共同運航を申請しました。対象は大平洋路線とそれにつながる日米の国内線で、20路線、週185往復になります。

@神戸空港の財政計画がまとまる

 詳しいことはわからないのですが、神戸空港の建設費は空港島の土地売却益を当てる、という建設費の財政計画がまとまりました。起債は2100億円になるそうです。

@キャセイ航空とノースウエスト航空がフィリピン航空に出資を提案

 存続を決定したフィリピン航空に対してキャセイ航空とノースウエスト航空がそれぞれ個別に40%の出資を申し入れたそうです。フィリピン航空の株は現在会長が70%、政府が30%持っています。再建に関しては外部からの資金援助を仰がねばならず、検討される模様です。なお、40%と言うのは、法律による外部資本の上限とのことです。


 *10月2日

@日本エアシステムの乗員組合が賃金の3%削減案を拒否

 日本エアシステムの経営側は地上職組合と乗員組合に対して賃金を一律に3%削減する提案を行いましたが、地上職組合は受け入れたものの乗員組合は拒否しました。会社側はこれを受けて賃金協定の解約を通告しました。

@墜落したイスラエル機がサリンの原料物質を搭載

 1992年オランダのアムステルダム郊外で高層アパートに墜落したイスラエルのエル・アル航空の貨物機が猛毒のサリン製造の原料となるマチルホスホン酸ジメチル(DMMP)190リットルを搭載していたことが明らかになりました。イスラエル政府もこの事実を認めました。この事故では周辺住民や警察官・消防士に腎不全や視力低下の訴えが多く見られました。この貨物のあて先はイスラエル国防省の研究所でした。

@アメリカの航空会社が乗客に緊急連絡先の提出を要請へ

 アメリカの航空会社は1日から国際線に登場するアメリカ人に対して、墜落事故の際などに使う緊急連絡先の指名と電話番号の提出を求める呼びかけを始めました。初日の1日は75%〜80%の人が提出したとのことです。

@フィリピン航空の労働組合が存続案を圧倒的多数で承認

 フィリピン航空の組合は経営側・政府との間に成立したフィリピン航空の存続案に対する投票で約65%の賛成でこの案を承認しました。この結果、フィリピン航空は来週にも運航を再開できることになりました。


*10月1日

@9月のアクセス数が過去最高の1730になりました。御愛読ありがとうございました。

@元熱田派の実験村グループが平行滑走路予定地で交流会を計画

 元熱田派の実験村グループの柳川秀夫さんや平行滑走路用地内に父親名義の土地を持つ石井時恒司さん等は10月10日に平行滑走路用地内で農業や環境問題を話し合う交流会を開くことにしているそうです。この交流会にはエチオピア、インド、タイ等の農業関係者等を招くことにしているそうです。実験村グループは平行滑走路予定地に実験村を建設することを主張しています。

@北原派が『平行滑走路阻止』の大看板を設置

 北原派は平行滑走路用地内の天神峰に『平行滑走路阻止』と書いた大看板を設置しました。

@芝山町議会が6日に全員協議会を開催か

 芝山町の当局は『共生大綱』についての意見交換をするために、6日に全員協議会を開いてほしいと議長に要請しました。

@日本航空機が誘導路上で立ち往生・・・油圧系統の故障で

 今日午後5時54分に成田空港に到着したグアム発日本航空942便B−747型機が誘導路上で油圧システムにトラブルが発生したため、動けなくなりました。同機は10分後に牽引車に引かれてターミナルに向かいました。この事故による他の航空機への影響はありませんでした。

@名古屋空港での中華航空機事故でエアバス社を嘱託尋問へ

 1994年4月に名古屋空港で起こった中華航空機の事故に関して、事故機の製造会社であるエアバス社に対する嘱託尋問が実現することになりました。名古屋地検は10月中にもフランスに担当検事を派遣する予定です。

@自民党若手議員が羽田空港からソウルに定期便を働きかけ

 自民党の若手議員が韓国の金大統領の訪日を機に羽田空港からソウルに向かう定期便の実現を働きかけて行くことにしています。これが実現すると、ソウルが日帰り圏になるとしています。