2012年11月後半の出来事


*11月30日

@新中期計画でターミナルと駐機場などを拡張へ・NAA
 今日の毎日新聞によりますと、成田国際空港株式会社は2013年〜2015年度の中期計画に、旅客ターミナルビルを2か所拡張し、駐機場も3か所拡張する事などを盛り込む、とのことです。第1ターミナルでは北側の変電所を移動して拡張し、第2ターミナルでは A380型機用の搭乗口の南を拡張する、としています。また、貨物ターミナルの拡張を検討する、としています。

@空港入口警備でプロジェクトチーム創設
 成田国際空港株式会社は保安警備部内に「ノンストップゲート化推進プロジェクトチーム」を、12月1日付で立ち上げることを決めました。このチームは空港入口の検問について、外部との窓口になり、調整を行います。

@麻薬等密輸は件数減少も、摘発は増加(1〜10月)
 成田税関支署は昨日、1〜10月に摘発した麻薬密輸概況を発表しました。それによりますと、密輸摘発件数は前年同期比(以下同じ)で減りましたが、押収量は1.1倍の約244Kg となり、特に大麻は53倍の約103Kg になりました。逆に覚せい剤は36Kg 減少しました。 また、海外で増えているとされているコカイン水溶液での密輸を初めて摘発しました。

@新橋=京成成田線を成田空港まで延長・成田空港交通
 成田空港交通は12月4日から、現在運航している新橋=京成成田駅の深夜急行バスを、成田空港まで延伸し、毎日運行することを発表しました。この路線はJR西船橋に停車することから、現在は深夜早朝バス便の路線がない船橋方面から、LCC 早朝発便への対応が可能となります。西船橋駅発は午前1時15分で成田空港第2ターミナル着は午前3時30分になります。料金は1500円です。

@エアカナダが成田=カルガリー線を5月1日から毎日運航へ
 エアカナダは来年5月1日から成田=カルガリー線を週7便とすることを明らかにしました。現在の冬季スケジュールでは週3便、来年4月18日からは週5便となり、5月1日から毎日運航となります。

@国土交通省が羽田枠を発表、全日空が8枠・日本航空は3枠
 国土交通省は今日、羽田空港発着枠拡大の配分を正式に発表しました。それによりますと、日本航空3枠、全日空8枠、スカイマーク4枠、エアドゥ2枠、スカイネットアジア航空3枠、スターフライヤー5枠となっています。

@米国政府に深夜早朝飛行禁止求め提訴
 23日の出来事で書いた、嘉手納基地周辺住民が米国政府を訴える裁判が、今日、正式に提訴されました。

@コンコルド墜落事故控訴審で逆転無罪
 2000年に起こったコンコルドの墜落事故で、アメリカの航空会社と整備士が過失致死の罪に問われている裁判の控訴審で、フランス・ベルサイユの控訴院は1審の有罪判決を破棄して、無罪を言い渡しました。判決ではコンチネンタル機が落とした金属片が火災発生の原因となった事は認めましたが、「これだけで有罪とするのは適当でない」としています。


*11月29日

@日本人国際線旅客が2ヶ月連続の前年割れ・10月運用状況
 成田国際空港株式会社が今日発表した、10月の運用状況によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)14%増となりました。この内、国際線は3%増、国内線は90%増となりました。総旅客数は9%増で、この内、国際線旅客は2%増ですが、日本人は5%減、外国人は9%増でした。国内線旅客は115%増となりました。国際線の日本人旅客が2ヶ月連続して前年同月を下回りました。総貨物量は1%増、輸出量は12%減、輸入量は4%減となりました。輸入量はこの数ヶ月ほぼ横ばいですが、輸出量は3ヶ月連続で下降しています。給油量は7%増になります。
【コメント】国際線の日本人旅客が2ヶ月連続で前年割れしているのは、尖閣問題と竹島問題の影響でしょうね。

@エールフランスが2014年夏に羽田=パリ線就航へ
 来日したエール・フランスの CEO は昨日、成田=パリ線の1〜9月の利用率が、提供座席を増やしているにもかかわらず、前年同期比7.6ポイント増の87%と非常に好調であることを明らかにしました。その上で、2014年の夏ダイヤから羽田=パリ線を運航する計画を明らかにしました。その場合に、「成田=パリ線の減便もある」としましたが、羽田=パリ線の増便よりも、成田=パリ線の減便を少なくし、両方合わせて提供座席を増やす意向を表明しました。

@エア・ベルリンが共同運航で新規就航へ
 国土交通省は今日、エア・ベルリンから出されていた「外国人国際航空運送事業の経営許可申請」を許可したと発表しました。これによりますと、12月1日から成田空港路線に新規乗り入れとなるようですが、エア・ベルリンの機材による運航はなく、共同運航になる、とのことです。

@全日空の2月分予約で座席情報が全て消失、再指定が必要
 全日空は昨日、来年2月の国内線予約情報の内、座席指定情報がシステムの不具合で消失したことを明らかにしました。26日午後6時までに来年2月の国内線を予約した人で、総数約10万6000人に上るとみられています。これらの人は、座席指定を改めて取り直す必要がある、とのことです。

@ピーチの利用者が100万人を達成
 ピーチ・アビエーションは今日、就航以来の利用者が100万人を達成した、と発表しました。当初は来年3月頃の達成を見込んでいましたが、大幅な前倒し達成になります。

@デルタとKLMが肥満客の搭乗を断り訴えられる
 10月に母国ハンガリーに里帰りしたニューヨーク在住の女性が肥満のために、帰国する便を断られ、搭乗できる便を探している内に死亡する出来事がありました。この女性の体重は約180Kg ありました。この女性の夫は搭乗を断った デルタ航空とKLMオランダ航空にたいし、5億円を支払うようにとの訴えを起こしました。弁護士は「航空会社は夫人をハンガリーに送り届けたのに、帰国できないなんて理解できない」と話しています。一方、デルタ航空は「デルタとKLMオランダ航空は夫妻を支援するために、できる限りのことをした。プラハでは、夫人を搭乗させるために1時間にわたり努力したが不可能だった」と語っています。


*11月28日

@LCC専用ターミナル設計業者に「日建設計」を選定
 今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社は LCC専用ターミナルの設計業者を「日建設計」に決定したことを明らかにしました。契約では来年7月中旬までに詳細設計を終了する予定です。なお、建設予定地の第5貨物ビルの一部撤去工事は、来年から撤去工事に入り、8月中旬までに終了する見込みです。成田国際空港株式会社では LCC専用ターミナルを発着回数年間5万回、旅客数750万人に対応できるようにし、2014年度中の完成を目指します。

@横堀団結小屋の強制撤去始まる
 千葉地裁八日市場支部は今朝、横堀団結小屋の強制代執行を行いました。午前7時半から、支援者約30人と機動隊約100人がもみ合う中、正午過ぎから重機を使い解体作業を始めました。人の居住する建物の撤去は2002年11月以来10年ぶりとなります。

@春秋航空が来年秋頃に成田空港から国内・国際に就航
 中国の格安航空会社「春秋航空」は来年秋までに成田空港を拠点として、日本の国内線と国際線に参入することを明らかにしました。ただ、日本の国内線に参入するには、既に設立した日本法人「春秋航空日本」の出資比率を33%以下にせねばならないため、今後、日本の企業の出資を募る見込みです。国内線では成田=札幌線や成田=福岡線などの需要の見込める路線に参入し、国際線では中国内陸部の路線などを検討しているとみられています。

@エアアジア・J の成田=プサン線が今日から就航
 エアアジア・J は今日から成田=プサン線に就航しました。1日1往復で、A320型機を使います。

@香港航空が来年1月10日から成田=香港線を運休
 香港航空は来年1月10日から成田=香港線(1日1往復)を運休とする計画のようです。現状で予約が出来ないようになっている、とのことです。

@4年ぶりの新型インフルエンザ訓練行われる
 昨日、成田空港で新型インフルエンザの流行に備えて、機内検疫などの訓練が行われました。新型インフルエンザの訓練は4年ぶりとなります。成田空港検疫所が主催して44機関から約110人が参加しました。

@国土交通省が『羽田発着枠配分基準検討小委員会』報告書公表
 国土交通省は今日、「『羽田発着枠配分基準検討小委員会』報告書」を発表しました。今後、「本報告書に示された配分基準(評価方法・評価項目)に基づいて、航空会社への発着枠の配分を行う予定です。」としています。
 今日の「 Aviation Wire」によりますよと、国土交通省は羽田発着枠の配分について、有識者会議で異論の出た「日本航空の破綻期間によるペナルティー」について、有識者会議を開催するのではなく、“個別説明”で済ます意向のようです。「これにより、全日空への配分枠は最大9枠となり、日本航空の配分枠は3枠程度になるようだ」としています。この日本航空のペナルティーを「かける0.54倍とする」と言う事は、前回の有識者会議で、国土交通省が突然持ち出したもので、事実上、「国土交通省の裁量」となることから、「こうした観点でみれば6回目の委員会を開いて議論すべきものであった」としています。この強引な手法の裏には政権交代の可能性を見据えた「自民党への配慮」があるというのがもっぱらの声のようです。
【コメント】自民党国土交通族の脅しと、天下りなどの官僚権益確保の意味もあるのでしょうね。

@国際線は1.4%増、国内線は0.1%減、日本航空G10月
 日本航空は昨日、10月のグループ輸送実績を発表しました。それによりますと、国際線旅客数は尖閣諸島問題で中国旅客が選ったものの、前年同月比(以下同じ)1.4%増となりました。利用率は5.2ポイント増の77.1%でした。また、国内線は旅客数0.1%減、利用率は2.2ポイント減の68.4%でした。成田空港路線の利用率は成田=大阪線が74.6%、成田=札幌線が56.7%、成田=福岡線が40.9%、成田=中部線が51.5%、成田=那覇線が48.2%で、前年10月比で大阪線・札幌線・中部線は増加、福岡・那覇線が減少しています。



*11月27日

@「資料室」の「Gallery」に「初代 成田空港駅」を見る」を載せました。

@環境省が「航空機騒音測定・評価マニュアル」を発表
 環境省は昨日、来年4月から航空機騒音評価値として「 Lden」 を採用するにあたって、これに伴う「航空機騒音測定・評価マニュアル」を発表しました。現在使われている WECPNL は来年3月31日をもって廃止されます。

@日本航空機が大きく揺れ、男性が足首を骨折
 昨日午後2時55分頃、静岡市付近を飛行中の、成田発上海行き日本航空877便・B767-300型機で、機体が大きく揺れ、日本人男性乗客1人が右足首を骨折する重傷を負いました。男性はトイレから出る際にバランスを崩した、とのことです。当時はシートベルト着用のサインは点灯していませんでした。同機はそのまま上海に向かい、負傷した男性は現地の病院で手当てを受けました。乱気流に巻き込まれた可能性があり、運輸安全委員会が調査を始めました。

@「海ほたる」に「地標航空灯台」設置、12月13日から使用開始
 国土交通省は東京湾アクアライン「海ほたる」駐車場屋上に「地標航空灯台」を設置し、12月13日から運用を開始することを明らかにしました。これにより、羽田空港南風時の、 C滑走路・A滑走路への海上ルートからの夜間着陸が可能となります。この運用により、陸上ルートの着陸機数が少なくなり、騒音の軽減に役立つ、としています。

@初期組立のB787型機改修し、13〜15年に引き渡し
 ボーイング社は26日、初期に製造した B787型機でエンジンをつけずに保管されている機体の改修を行い、2013年〜2015年に顧客に引き渡す、と説明しました。
【コメント】初期に接合部分に問題があった機体なのでしょうか?


*11月26日

@ジェットスター・ J 10月利用率は69.4%、定時就航率は上昇
 ジェットスター・ J がこのほど発表した10月の平均利用率はは69.4%でした。9月の76.4%から低下しています。また、定時就航率は92%で、こちらは9月の77%を大幅に超えています。

@国土が国際から国内線へ積み替え荷物検査を省略・ICAO勧告無視
 国土交通省は国際民間航空機関(ICAO)から実施するように勧告されていた、日本国内で国際線から国内線に乗り継ぐ場合に積み替える預け荷物の X 線などの検査を、「省略することが出来る」と航空会社に通達していました。今回12〜13日に行われた ICAO の監察で判明しました。ICAO は日本に対して検査するようにとの勧告を2005年と2007年の2回出していますが、国土交通省はこれを無視し、今回の監察に際しては「検査している」と嘘をついていました。今回の監察で実施していないことが判明し、航空会社に「速やかに始めるように」との通達を出しました。この検査は、積み替えの際に、爆発物などを仕掛けられる可能性がある、として義務付けられたものです。
【コメント】国土交通省は航空会社などに安全について厳しく注意しますが、これは当然ですが、今回のことはどうしたのでしょうか。航空会社などから、「手間がかかり、コストがかさむ」などの要請があって、行ったのでしょうか。国土交通省を監察し、注意するのは国内ではどこになるのでしょうか。


*11月25日

@春秋航空が成田ベースの客室乗務員を募集
 中国の格安航空会社「春秋航空」は成田空港をベースとする客室乗務員の募集を行っています。入社時期は来年5月以降で、42人を募集します。締め切りは12月14日までとなります。
【コメント】「成田空港ベース」と言うことですから、「成田空港への新規乗り入れを考えている」と言うことでしょうね。

@全日空のB787型機トラブルで約150人が広島空港でお泊まり
 昨日午後9時前、広島発羽田行きの全日空688便・B787型機が離陸に向けて誘導路を移動中に、コックピットの計器を制御するコンピューターシステムの異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は乗客を乗せたまま、修理作業を行いましたが修復できず、同10時15分に欠航を決めました。この間、乗客は約3時間、機内に缶詰になり、乗客221人の内、約150人が空港のロビーで一夜を明かす羽目になりました。

@横田基地周辺自治体が正月3ヶ日の飛行停止を要望
 「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」(東京都、立川市、昭島市、福生市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町)は横田基地航空司令官に、正月3が日の飛行を停止するように要請しました。

@全日空社長がASEAN地域への進出を示唆
 全日空の伊東社長は時事通信とのインタビューで、ASEAN 域内で、航空会社への資本参加や合弁会社設立などを通じて、ASEAN 域内への進出を考えていることを明らかにしました。

@中国東方航空がA320型機60機を発注、排出ガス規制延期後初
 エアバスは中国東方航空から A320型機60機を受注しました。EU が排出ガス規制の延期を発表してから初めての、中国の航空会社からの受注になります。引き渡しは2014年〜2017年にかけてとなります。


*11月24日

@【成田空港サーバー資料室】に「民間航空発祥の地 稲毛100周年記念講演会」の報告(その1)」を載せました
 正しく伝えることが出来るか心配なのですが、載せてみます。元々、東北大の複葉SSTに興味がありましたが、この講演で、おおよそつかめたと思います。大林教授は「最初は大型を考えたが、騒音の問題や費用を考えると、小型機が良いと考えた」と話していました。前にも書いたことがあるのですが、年をとると、機内で12時間も座っているのはつらいですし、健康上も不安があります。SSTで時間が半分になれば、多少運賃が高くなっても乗りたくなりますね。日本の技術で革新的なSSTが早く出来ないものでしょうか。

@ジェットスター・ Jの関西拠点化延期 は成田路線の運航に万全を期すため
 昨日の毎日新聞によりますと、今回の関西空港拠点化の延期は、国土交通省の厳重注意を受けたことに関して、成田空港での安全体制の再構築を優先するため、とのことです。関西空港に拠点化に伴い、関西空港に2機常駐させる予定だったことを取りやめて、この2機を成田空港に遅延や欠航への予備機として留め置いている、とのことです。


*11月23日

@成田空港10月輸出額は12.3%減、輸入額は4.6%増
 東京税関は21日、「平成24年10月分 成田空港貿易概況(速報)」を発表しました。それによりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)12.3%減、輸入額は4.6%増となりました。前年同月比で見ますと、輸出入ともに9月に比べて改善しています。また、重量ベースでは輸出が11.9%減、輸入が3.8%減となっています。

@日・タイ航空協議で成田は27万回時に自由化
 国土交通省は昨日、日本とタイの航空当局者協議の結果を発表しています。合意事項は(1)成田空港については27万回(2013年3月末予定)時に自由化する、(2)首都圏以外の空港では以遠権も含めて完全自由化する、(3)羽田空港については昼間国際線3万回増枠時(2014年3月末予定)時に、乗り入れる枠組みを作る、となっています。なお、これらはタイ側の国会承認と国内手続きが完了した段階で発効することになっています。

@スカイマークが羽田空港ビルに支払いすませる
 スカイマークは羽田空港ビルが提訴し、支払い命令を受けた判決(昨日の出来事参照)について、控訴しないことを明らかにしました。また、判決で示された未払い利用料約7億円と遅延損害金約6000万円を昨日、羽田空港ビルに支払いました。

@嘉手納基地周辺住民が深夜・早朝飛行禁止で米国政府を提訴へ
 嘉手納基地周辺に住む約140人が米国政府に対して、軍用機の騒音で難聴や不眠症などの健康被害を受けているとして、夜間と早朝の飛行禁止や総額およそ2億1600万円の損害賠償を求める裁判を30日に起こすことになりました。同種の裁判は平成12年にも起こされましたが、「国際法上、外国政府には、日本の裁判権が及ばない」として訴えは却下されています。しかし、一昨年に外国政府にも日本の裁判権が及ぶ場合もあるとの条項を盛り込んだ法律が施行されたことから、再度訴えを起こすことにしたものです。

@小松基地の部品落下が4〜10月で8件
 航空自衛隊小松基地は昨日、訓練中の航空機からの部品落下が4〜10月に8件起きていたことを明らかにしました。被害の報告はない、とのことで、ほとんどは海に落下したものと見られています。

@10月の訪日外客数が14.7%増も、中国は33%減に
 政府観光庁は16日、「10月訪日外客数(推計値)」を発表しました。それによりますと、前年同月比(以下同じ)で14.7%増となり、2010年10月比では2.9%減となりました。中国からの訪日客は33.1%減と大幅に減っています。香港も5.3%減となっているのたいして、韓国は27.2%増と増えています。

@ジェットスター・ J が関西空港の拠点化延期でダイヤ改正
 ジェットスター・ J は昨日、「関西空港の整備基地か延期に伴う時刻変更と、運休のご案内」を発表しています。この変更による影響は約1万5000人に及ぶようです。
【コメント】直接は関係ないのですが、先日、ジェットスター・ J 便に乗る予定だったのですが、欠航になっていしましました。もちろん全額返金になるのですが、昨日、6ヶ月以内にジェットスター・ J を利用したときに使える8000円分のバウチャーがメールで送られてきました。

@静岡空港の11年度赤字が17億円に
 静岡県はこのほど、静岡空港の2011年度決算を明らかにしました。それによりますと、経常損益は約17億円の赤字と、過去最高になりました。着陸料収入は前年度の半分以下の9325万円となりました。着陸料の引き下げや東日本大震災の影響などが影響している、としています。これで、開港以来3年連続の赤字になります。

@中国のリージョナルジェットARJ21型機が1〜2年の遅れ
 中国商用飛機有限公司(COMAC)はリージョナルジェット ARJ21型機の納入が1〜2年延びることを明らかにしました。「方法と基盤に関する経験不足が原因」としています。ARJ21型機は三菱リージョナルジェット(MRJ)のライバルの一つになります。


*11月22日

@中国の航空会社が成田路線の運休を発表
 日中間の需要が減少しているため、中国の航空会社が12月から来年にかけての成田路線の運休を相次いで発表しています。
・中国国際航空は成田=北京線の168便・167便を、来年1月3日から3月25日までの毎週月曜日に運休する事を明らかにしました。
・中国東方航空は成田=南京線の775便・776便を11月29日、12月2日、6日、9日の4日間運休する事を明らかにしました。
・深セン航空は成田=無錫線を来年1月12日まで、週3往復全便を運休することを明らかにしました。

@イオンモール成田が明日から成田空港直行バス運行
 成田市の商業施設「イオンモール成田」はリニューアルオープンする明日から、成田空港と同施設を結ぶ、直行バスを1日7往復運行することになりました。3月末まで成田空港市内を走っていた観光循環バス「レトロバス」を使います。直行バスで観光客を同施設に呼び込みたい、としています。

@成田空港からのスカイツリー
 昨日朝、京成電鉄の始発電車に乗り成田空港に行ってきました。最初はがらがらでしたが、だんだんと混んできました。やはり、成田空港に勤務する人たちが多く利用しているようです。成田空港の一般の店舗は開店が7時半頃のようでした。展望デッキも11月からは開くのが7時になっていました。第2ターミナルの駐機場にはジェットスター・ J の7号機「JJA07JJ」が駐機していました。まだ、整備中のようで、空調用エンジンの出口には赤いふたがしてありました。昨日初めて、成田空港からのスカイツリーを見ました。残念ながら、富士山はほとんど見えませんでした。筑波山ははっきりと見えていたのですが。ピンぼけですが、スカイツリーの写真を載せておきます。

@防衛省が小松基地周辺の騒音区域見直しで予備調査
 防衛省は航空自衛隊小松基地周辺の騒音区域見直しを検討するための予備調査を実施する方針を明らかにしました。年度内に5日間の調査を2回、10か所で行う予定とのことです。騒音区域の見直しには本格的な測定調査が必要になります。

@東京地裁がスカイマークに未納金7億円の支払い命じる
 東京地裁は昨日、羽田空港ビルがスカイマークに対して、旅客取扱施設利用料未納入額支払いを求めた裁判で、スカイマークに今年7月分までの未納入相当額約7億円と遅延損害金約6000万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。しかし、羽田空港ビルが求めていた、「代行徴収と納入義務の存在確認」については却下しました。

@自民党が公約で成田〜東京〜羽田循環リニア建設を掲げる
 自民党は昨日、総選挙に向けた公約を発表しましたが、その中で、成田〜東京〜羽田を結ぶ環状リニア建設を打ち出しています。また、航空分野では世界と競争出来る空港・空港環境整備を進めるために、オープンスカイの推進や航空燃料の引き下げ、着陸料・航行援助施設利用料金の引き下げなどを打ち出しています。また、宇宙分野では宇宙航空研究開発機構(JAXA)の理事長や理事に「国家感を有する人員を配置する」など、戦争への準備とも取れる公約をちりばめています。
【コメント】公約で一見、見栄えの良い言葉をちりばめることはことはいくらでも出来ますが、財源はどうするのでしょうか。国の借金を増やせば、スペインやギリシャのように国の財政が破綻状態になります。これは、結局、消費税などの増税として一般国民に覆い被さります。建設業界などの大企業は補助金で儲けを増やすのでしょうが、一般国民は“奴隷”状態になりかねません。18日に発表された、エクスペディアの「有休休暇・国際比較調査」の2012年版 によりますと、日本の有給休暇日数は2011年調査よりも2日増えましたが、消化率は逆に下がり38%・消化日数が5日となっています。台湾は100%(10日)、韓国は70%(7日)、米国は83%(10日)、ドイツは93%(28日)となっています。消化しない理由で最も多いのは「経済的な余裕ない」となっています。明らかに、低賃金で、“奴隷”のように働かされていますね。

@USエアウエイズの客室乗務員が“就業55年”迎える
 USエアウェイズは、客室乗務員のベット・ナッシュさんが11月、就業55年を迎えたと発表しました。ナッシュさんの採用は1957年11月4日でした。ナッシュさんはイースタン・エアラインズ、イースタン・エア・シャトル、トランプ・シャトル、USエア・シャトル、現在の USエアウェイズ・シャトルと、ブランド名は変化しましたが、現在もロナルド・レーガン空港を拠点に乗務している、とのことです。なお、同社には50年以上勤務する客室乗務員が3人いるそうです。


*11月21日

@運用時間延長で周辺自治体と航空会社が非公開の意見交換会
 昨日の NHK ニュースによりますと、昨日、成田市役所で、成田空港の運用時間制限緩和について、地元の自治体と空港会社5社の意見交換会が開かれました。会議は非公開で行われたそうです。小泉成田市長は「航空会社からの意見を聞いた以上、一歩でも改善して利用しやすい空港になるようにわれわれも取り組んでいきたい」と語り、社長らは「大変有意義だった。一回で解決できないことがたくさんあるが、話し合いを続けて相互に理解を深めていくことが重要だと思う」と話していたとのことです。
【コメント】小泉市長は「航空会社からの意見を聞いた以上」と言いますが、本当に意見を聞かなければいけないのは、騒音直下で睡眠障害などで苦しんでいる住民の意見ではないでしょうか。しかも、非公開とはどういうことでしょうか。何か後ろ暗いことでもあるのでしょうか。

@韓国LCC「ジンエア」が13年夏ダイヤで成田=仁川線を就航予定
 韓国のLCC、ジンエアーは成田空港の発着回数が27万回になる、来年夏ダイヤで希望の時間帯を確保出来れば、早い時期に成田空港=仁川線の就航を目指すことを明らかにしました。

@日本航空が発注したSSTは、B2707型機5機とコンコルド3機
 19日の「日本航空がコンコルド発注」の記事について、読者の山西元氏から貴重な情報をいただきました。ポスター画像にある、大きな機体はコンコルドではなく、当時、ボーイング社が開発していた「ボーイング2707型機」ではないかとのことです。講演で大林茂教授がどのように話していたか、私も良くは覚えていません。会場は「録音禁止」だったので、記録も取れませんでした。以下に、山西元氏のメールを山西氏に了解していただけましたので載せておきます。

岩田様

以前メールした事のあります山西と申します。
19日の記事にJALの広告画像がありましたが、気がついた事がありましたのでお知らせします。
コンコルドの話題で載せられたと思いますが、実は広告画像の大きい方ははコンコルドではなくボーイングが開発を進めていた「2707」になります。
ロシアのサイトですが2707の画像や図面があるのでよろしければご覧下さい。
http://www.testpilot.ru/usa/boeing/2707/b2707.htm
wikipediaにも情報がありますのでご参照いただければ分かりますが、2707は1965年の段階で日本航空は5機発注しています。
ところが1971年に開発は中止となりました。
広告が1972年で正しければ何故開発中のコンコルドではなく2707が前面に出ている理由がすごく謎ですが、今となっては古き夢物語と感じます。
ちなみに、コンコルドは2707と同じ1965年に3機発注し、JALの教官パイロットが1971〜2年にかけてコンコルドに搭乗しトレーニ
ングをしていました。
しかしオイルショックと開発の遅れからキャンセルとなり使用される事はありませんでした。

【第2信】

話し変わりまして昨日メールを送った後に気がついた事をお知らせします。
1972年就航予定の広告なので超音速旅客機を注文した1965年からB2707が中止となる1971年の間と推測されますが(間違いの場合はご容赦下さい)実はB2707に書かれている「JA8101」はJALのジャンボジェット一番機と同じ番号です。
そのため、この広告はB747の就航が決まる前の1965〜1968年頃ではないかと考えられます。
音速旅客機については興味があり調べておりましたが、あの広告は初めて見ました。
貴重な資料を拝見出来感謝しております。
成田は日々変化を続けておりますが、今後もますますのご活躍を期待しております。

@日本航空が5年ぶりに地上職中途採用発表
 日本航空は昨日、2013年4月1日入社予定で業務企画職の中途採用募集を発表しました。日本航空の地上職中途採用は5年ぶりとなります。採用人数は「相当数」としており、「年齢は35才程度まで」で、今年11月末時点で4年生大学または大学院を既に卒業・終了していること、としています。

@世界航空会社の第3四半期純利益が13.2%増・IATA
 国際航空運送協会(IATA)は19日、2012年第3四半期の世界航空市場の状況を発表しました。それによりますと、世界航空会社の純利益は前年同期比13.2%増の、32億4500万ドル(約2634億6200万円)となりました。

@ヴァージン・アメリカがA320型機を20機キャンセルへ
 ヴァージン・アメリカは16日、2011年1月に発注した A320型機30機の内、20機をキャンセルし、A320neo 型機は機数はそのままにするものの、「2016年から」としていた受領予定を「2020年から」に変更することを発表しました。経済環境の弱含みから発注を見なおした、としています。


*11月20日

@横堀誘導路の供用を来年1月10日に予定
 今日の航空新聞社「WING DAILY」によりますと、成田国際空港株式会社は横堀地区誘導路の一部(約300m)の供用を来年1月10日からとする方針を明らかにしました。また、B滑走路新西側誘導路と横堀地区エプロンについては来年3月に供用を開始する予定としています。横堀誘導路と横堀地区エプロンについては「中間決算説明会」の9ページを見て下さい。

@新西誘導路の天神峰トンネル西側の工事完成間近
 16日に通ったところ、新西誘導路の天神峰トンネル西側工事がほぼ完成しているようです。県道を跨ぐ橋は2本あり、西側(左上写真では手前)の橋は自動車用道路のようです。既に、トラックなどの工事用車両が頻繁に行き来していました。その向こう、トンネル側にある幅広の橋が誘導路のようです。自動車用道路と誘導路の間は金網で(右写真)覆われていました。部品などが県道に落下しないようにすることと、下から何かを投げ入れられないようにしているものと思われます。ちょっと、びっくりしたのは、誘導路の下面が金属板だった(右の写真)ことです。コンクリートではないのですね。旅客機の重たい機体が通るのですから、天神峰トンネルのようにコンクリート製と思っていました。左下の写真のように、この誘導路は管制塔に向かうように伸びて、第2ターミナル北駐機場に繋がります。なお、誘導路本体の工事はほぼ終わり、今後は誘導路灯などの付帯設備工事に入るようです。

@日本航空の評価値に0.56をかける案に異論続出・「羽田発着枠配分基準検討小委員会」
 昨日開かれた「羽田発着枠配分基準検討小委員会」の5回目会合で、国土交通省は日本航空への配分枠について、「5年間の内、企業再生期間を『運航できなかった期間』として省き、評価値に0.56をかけることにしたい」と提案しました。しかし、これについて委員から「再生期間も努力して運航を継続してきた」「再生期間を全く評価しないと言うことになれば、『発着枠の配分を受けられない』として、破綻企業が公的支援を使わなくなる」などの異論が続出しました。今後、この破綻期間の評価について、更に検討し、年内にも結論を出して配分枠を決定する見通しです。

@浜田市が米軍司令官に抗議文・低空飛行騒音で
 米軍機の低空飛行訓練の騒音に悩む島根県浜田市は12日、米軍岩国基地司令官に対して、「我慢の限界をはるかに超え、とても容認できない」との抗議文を送りました。10月22日には午後6時からの1時間半で70dB を越える騒音を20回記録し、最大騒音は82.4dB に達しました。

@欧州のパイロットの80%が「疲労で間違いをしたことがある」
 ドイツのマスコミの報道によりますと、欧州操縦士連盟「コックピット」が実施したアンケートで、パイロット約6000人の90%が「飛行中に少なくても一度は睡魔と闘わねばならなかった」と答えました。また、80%は「疲労のあまり、操縦中に誤りを犯したが、幸い深刻な事態には至らなかった」と答えているそうです。「コックピット」の報道官はこれについて、「すべての原因は、勤務が長時間に及ぶ事にある。安全に脅威を与えない範囲で、人間が操縦桿の前に座っていられる時間は1日12時間だが、欧州航空安全局(EASA)は14時間までの勤務を許している。つまり乗客の安全を第一に考える代わりに、避けられ得るリスクを負わせているのだ」と指摘しています。


*11月19日

@日本航空はコンコルドを発注していた!
 昨日、千葉市で開かれた「民間航空発祥の地 稲毛100周年記念講演会」に行きました。詳しい報告は後日載せますが、「未来の超音速旅客機『MISORA』〜航空機開発の歴史と展望〜」と題する講演を行った東北大学流体科学研究所教授 大林茂氏が右の写真のようなポスターを紹介してくれました。これを見ますと、当時の日本航空は1972年にコンコルドを導入すべく、発注していたことが分かります。これが実現していたら、成田空港周辺の住民はそのものすごい騒音に悩まされていたことになります。本会では、コンコルドが羽田空港にデモフライトで飛来した1972年6月に(「守る会の歩み」参照)、コンコルドの騒音を測定し、川崎市営公園で115dB(A)を測定し、騒音の大きさに驚愕しました。

@ジェットスター・ J が「重要なお知らせ」で厳重注意へのお詫び掲載
 ジェットスター・ J は17日付の「重要なお知らせ」蘭で、国土交通省の厳重注意について、経緯を説明し、お詫びの文書を掲載しています。これによりますと、「他社認定事業場における『確認主任者』としての経験が1年8ヵ月と6ヵ月の整備士(整備士経験はそれぞれ13年と6年4ヵ月)を『弊社確認主任者』として誤って認定しておりました。」とのことです。

@ジェットスター・ J 機がバードストライク・2便欠航
 今日午前7時50分頃、成田発福岡行きのジェットスター・ J 121便・A320型機がバードストライクに遭いました。同機はそのまま飛行し、同8時10分頃、無事福岡空港に着陸しました。機材点検のため、成田=沖縄線の1往復・2便が欠航となりました。


*11月18日

@相変わらずの"離陸待ち"行列
 16日の午前11時半頃、第1ターミナルに行ったとき、南ウイングから外を見たら、第2ターミナルと第1ターミナルを結ぶ誘導路上に、離陸を待つ航空機の列が出来ていました。下の写真がその様子ですが、右に尾翼だけが見えている日本航空機・シンガポール航空機・小型の日本航空機・日本航空機と4機が見えました。左側にもっと待っているのかどうかはターミナルに遮られて見えませんでした。ここから、ビジネスジェット機駐機場の脇を通り、左にカーブして整備場脇の誘導路に入ることになります。一体、何機が"離陸待ち"をしていることやら。

@昨日の不審者騒動で、日本航空は50便に遅れ
 昨日、大坂空港で発生した、警察官の保安検査が不十分として「不審者の可能性がある」と、一時、日本航空機の出発をストップした影響は、機材繰りの関係などで、全国の約50便に遅れに拡大しました。
【コメント】マスコミ報道では、「警察官を不審者と勘違い」という見出しが多く、保安検査係のミスのように書かれていました。しかし、「通常は警察からの事前連絡があるものがなかった」とのことですから、保安検査係の判断は正しかったのではないでしょうか。ニセの警察手帳は作ることが出来ると思います。検査係としても、その場で、もう少し念を入れて確認を取るなどの対応は必要だった、とも思いますが。

@松山空港でも保安検査やり直し
 昨日午前8時頃、松山空港で保安検査場の中にある全日空ラウンジの改装工事で、扉が無施錠のまま放置されていることが判明し、乗客約120人の保安検査をやり直すトラブルがありました。保安検査後に改装工事現場に放置されていた工具を、乗客が機内に持ち込む可能性があったためです。工具は凶器となり得ると判断したものです。


*11月17日

@厳重注意で関西空港拠点化延期?
 昨日書いたジェットスター・ J の成田=関西線の1往復の運休継続は厳重注意処分の影響で、関西空港の拠点化に対する国土交通省の認可が降りるメドが立たないことが理由のようです。なお、ジェットスター・ J の7号機となる機体番号「JA07JJ」機は15日にフランスで受領し、成田空港に向かっている、とのことです。
【コメント】日本の格安航空会社(LCC)は急速に路線の拡大を図っていますが、ここに来て、パイロットや整備士の確保が難しくなっているようです。パイロットや整備士はそれぞれの機種ごとに免許を取らなければなりませんので、簡単に補充するわけにはいかないようです。日本航空を退職したパイロットや整備士も、外国の航空会社などに再就職しており、求人需要が逼迫しているようです。パイロット不足はレガシーキャリアも事情は同じ、とのことです。

@第1ターミナル5階で「成田空港飛来機展」月末まで
 昨日、第1ターミナルに行ったところ、中央ビル5階にある「ギャラリー」の向かい側で、航空科学博物館主催の「成田空港飛来機展」が開かれていました。会期は月末までです。2011年度に成田空港へ飛来した珍しい航空機を写真で紹介しています。見ているだけで楽しくなるような飛行機たちです。機種の数そのものはボーイング社とエアバスが寡占状態で少なくなっており、昔ほど色々な飛行機が成田空港に来ているわけではありません。

 

@「中間決算説明会」プレゼン資料が載りました
 成田国際空港株式会社のページに「中間決算説明会」の PDF 資料が載っています。プレゼン資料ですので、私のような素人にも分かり易くなっています。

@千葉県連絡協の要望書がホームページに
 15日の出来事で書いた羽田空港拡張に関する千葉県連絡協議会が提出した「羽田再拡張後の騒音軽減に関する申入書」が千葉県のホームページにが載っていました。

@大坂空港で私服警察官を不審者と間違え日航機が出発できず
 今朝午前6時20分頃、大坂空港の日本航空保安検査場で、私服の警察官が警察手帳を示して、保安検査を通過しました。警察官が捜査のために制限区域に入る場合は、航空会社側に事前連絡がありますが、今回は連絡がなく、航空券を持たなかったために、日本航空側は「不審者の恐れがある」として、一旦、搭乗した乗客を降ろして捜索しました。この間、全ての出発を停止しました。その後、警察官と確認できたために、9時頃に運航を再開しました。この影響で、大坂空港はごった返しました。この影響で、出発便多数に遅れが出ました。

@インタージェットがスーホイSSJ100型機20機を確定発注
 メキシコのインタージェットはロシアのリージョナルジェット機 SSJ100型機を20機確定発注し、10機をオプションとする契約を結びました。 SSJ100型機は 三菱リージョナルジェット(MRJ) のライバルの一つです。今年5月9日にインドネシアでのデモフライトで山に激突(5月10日の出来事参照)し、乗客・乗員45名が死亡しています。この事故の原因はパイロットのミス(7月7日の出来事参照)とされています。

@アビアンカ航空がB787型機3機を追加発注
 ボーイング社は15日、コロンビアのアビアンカ航空から B787型機3機を追加受注した、と発表しました。これにより、アビアンカ航空のB787型機発注は合計15機になります。

@チェコでA300貨物機の前輪が破損する事故・乗員3人は無事
 16日、チェコのブラチスラバの空港で、エア・コントラクターズが運航していたA300B4-203貨物機が着陸したところ、前輪が破損する事故がありました。同機は滑走路からはずれ、機首を地面にこすりつけた状態で止まりました。運航乗務員3人にケガはありませんでした。


*11月16日

「3月からの自由化を大きなチャンスととらえたい」夏目社長
 15日夜開かれた「内外情勢調査会成田支部」に出席した成田国際空港株式会社の夏目社長は、「成田の国際線独占の時代は終わりを迎えた。競争力を強化してアジア有数のハブとしての地位を確立していかなければいかけない。来年3月から始まる航空自由化により、新規参入や路線拡大が見込まれることを、大きなチャンスととらえたい。」と述べました。デルタ航空の日本支社長は成田空港の地理的優位性が仁川空港やシンガポール空港などの拡大で、相対的にと落ちている事を指摘し、着陸料の引き下げや、検問の廃止、羽田空港へのアクセスの向上などに早急に取り組むことを求めました。

@国土交通省がジェットスター・ J に厳重注意
 国土交通省は今日、ジェットスター・ J が、社内規定に反して経験の浅い整備士2人を出発前の最終安全確認や部品交換後の安全確認を行う「確認主任者」に選定しているなど「社内管理が不十分」として、文書による厳重注意を行いました。この2人は7月以降、98件の確認主任業務を行っていましたが、この間のトラブルはありませんでした。社内規定では「確認主任者」は整備士の資格を持ち、他社で3年以上の経験を積むことが必要ですが、1人は6ヶ月、他の一人は1年8ヶ月の経験しかありませんでした。国土交通省の整備場検査で違反が判明しました。同省は来月17日までに改善策を提出するように求めています。

@スカイマークが機長解雇で敗訴、控訴を発表
 スカイマークは今日、2010年2月5日に起こった、客室乗務員の体調不良を理由に運航を拒んだ機長を即日解雇した問題で、機長が解雇は不当と訴えた裁判で、13日に東京地裁が機長の訴えを認め、スカイマークに1900万円の支払いを命じた判決を不服として、控訴しました。この件では国土交通省が厳重注意(2010年3月10日の出来事参照)しています。
【コメント】スカイマークの西久保社長も、もうそろそろ航空会社の社長として経験を積んだことですし、安全についても配慮して良いのではないでしょうか。これから、国際線進出も控えていることですし、「儲けの玄人」としてだけではなく、航空会社を経営するものとして、"安全運航"についての信念を持って欲しいと思います。国土交通省も「安全運航を脅かす行為だった」と厳重注意としているのですから、判決を受け入れるべき、と思うのですが。


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