2013年5月前半の出来事


*5月15日

@成田空港乗り入れLCCは現在6社
 成田国際空港株式会社が昨日発表した決算は純利益が民営化後過去最高となりましたが、これは、“LCC効果”によるところが多い、としています。成田国際空港株式会社では現時点で成田空港に乗り入れている格安航空会社(LCC)を「イースター航空(ZE)」「エアアジア・ジャパン(JW)」「エアプサン(BX)」「スクート(TZ)」「ジェットスター航空(JQ)」「ジェットスター・ジャパン(GK)」の6社としています。
【コメント】自ら「格安航空会社(LCC)」と称しているスカイマークは入っていませんね。また、7月4日からは韓国のチェジュ航空が、今年末か来年初めからは春秋航空・日本が参入する予定です。
 なお、「成田空港サーバー資料室」の「Gallery 」に「成田空港に乗り入れているLCC」を載せました。

@朝日新聞が「成田開港35年の特集ページ」、ライブ映像も
 朝日新聞は「成田開港35年の特集ページ」を開設しました。このページには第1ターミナル5階からのライブカメラ映像も見ることが出来ます。

@全日空もA350型機導入を検討か
 日本航空がA350型機の導入でエアバスと交渉していることは3月24の出来事で書きましたが、今日のブルームバーグジャパンによりますと、日本の2大航空会社がA350型機の購入でエアバスと交渉を行っている、とのことです。日本航空は A350-1000型機を20機購入する方向で交渉しており、9月にも正式に合意する可能性がある、としています。また、全日空も同じ A350-1000型機を購入する交渉を行っている、としています。ブルームバーグジャパンの取材によりますと、日本航空広報は「全ての種類の航空機を検討している」と述べ、全日空の広報は「既存の777の後継機としてどの航空機を購入するかの議論は始まっていない」と述べた、とのことです。ある有識者は「日航がエアバス機を実際に選べば、それはボーイングに対する不信任投票ということになろう」と述べたそうです。

@「FAAが飛行時間制限を検討したことはない」と政府答弁書
 政府は昨日、社民党の福島みずほ参議院議員が提出していた、ボーイング 787 型機の運航再開に関する質問趣意書に対する答弁を閣議決定し公表しました。それによりますと、「原因究明がなされないまま、運航再開を認めたが、これを見直す考えがないか」との質問に対し「是正措置により、再発防止が十分と考えられることから,見直しを行う考えはない」とし、また、「FAAが事故発生時の緊急着陸可能性について、長距離飛行・飛行時間の制限を検討した、とのことだが、事実か」と質したのに対して、「FAAによれば、指摘の事実を検討したことはない」と答弁しています。

@ボーイング社がB787型機の納入を再開、まずは全日空向け
 現地時間14日、ボーイング社は停止していたB787型機の納入を再開しました。再開初号機は全日空に引き渡されました。全日空にとっては18号機となります。

@トルコ航空がB737MAX型機50機などを発注
 ボーイング社は現地時間14日、「トルコ航空から B737MAX-8型機40機と B737MAX-10型機10機、さらに B737-800型機20機の確定発注を受けた」と発表しました。これにより、B737MAX型機の発注は1285機になります。


*5月14日

@成田空港会社の決算で純利益が4.3倍に
 成田国際空港株式会社は今日、「2013年3月期連結決算」を発表しました。それによりますと、営業利益が前期比(以下同じ)62.9%増の347億円、純利益が4.3倍の153億円となっています。空港運営事業の営業利益は10.0%増、リテール事業の営業利益は21.0%増、施設貸付事業の営業利益は10.6%増となっています。また、来期の予想では営業利益が4.2%増、純利益が7.7%増を見込んでいます。

@成田空港の4月貨物量が積込・取卸共に減少
 東京税関が8日に発表した「成田空港・羽田空港4月分の貨物取扱量(速報) 」によりますと、積込量は前年同月比(以下同じ)8.0%減、輸出量は17.7%減となり、取卸量は3.5%減、輸入量は9.6%減となりました。積込・取卸とも仮陸揚は約20%増となっています。

@A350型試験初号機がロールアウト
 エアバスは現地時間13日、A350型試験1号機の塗装を完了し、ロールアウトしたと発表しました。これにより、この夏の初飛行に向けて前進したことになります。A350型機ファミリーの現在受注数は616機になっています。エアバス社のページにロールアウトの様子が載っています。

@クアラルンプール空港のLCCターミナル完成が半年遅れに
 マレーシアのクアラルンプール新国際空港LCC専用ターミナルの開業が約半年遅れることが明らかになりました。当初は6月28日に開業する予定でした。工事が遅れている、とのことです。このLCC専用ターミナルは年間4500万人の処理能力を持つことになっています。

@大韓航空機内で寝ている女性の胸を触り逮捕
 現地時間13日、韓国の仁川空港警察当局はニューヨーク発仁川行きの大韓航空機内で、隣の女性乗客の胸を触った強制わいせつの疑いで、19才のカナダ国籍韓国系男性を逮捕しました。この男性は、眠っていた隣の20才の女性の胸を2回触った、とのことです。犯行に気付いた女性が客室乗務員に通報し、警察への連絡を要求しましたが、大韓航空側は「男性が犯行を認め、謝罪した」として通報しませんでした。女性が到着直後に、出迎えの父親に電話して、警察に届けて逮捕されたものです。
【コメント】馬鹿な人はどこにでもいますね。日本でも、「軍隊に慰安婦は必要だ」とし、沖縄の米軍に「米兵に風俗は必要」と説き、「米軍は買春は行わない」と言われ、世界の物笑いの種のなった市長もいますね。


*5月13日

@昨夜「運用時間制限緩和」の適用2例目
 昨日、成田発ニューヨーク行きの全日空1010便が、ニューヨーク・ケネディ空港の雷雨による悪天候のために、一時退避(ダイバート)し、天候回復を待ちました。このため、折り返しのニューヨーク発成田行き1009便・B777型機の出発が約3時間遅れました。全日空は成田国際空港株式会社に運用時間制限緩和の適用を申請し、成田国際空港株式会社はこれを許可しました。同機は午後11時56分成田空港に着陸しました。「出発空港の悪天候」が理由では、従来は制限時間外の着陸は認められていませんでした。3月末からの制限緩和で認められるようになりました。今回が認められた2例目となります。

@日本航空が成田=北京線を6月1日〜7月5日まで減便
 日本航空は6月1日〜7月5日まで、現在は1日2往復運航している成田=北京線を1日1往復に減便します。理由は「需要動向による」としています。搭乗者数が依然低迷しているようです。なお、減便するのはB737-800型機で運航している863便と864便になります。

@全日空が成田=シカゴ線の増便を9月頃に延期
 全日空は9日、6月29日から実施する予定だった、成田=シカゴ線の増便を9月頃に延期することを明らかにしました。「B787型機の運航停止に伴うスケ〜ジュールの変更」としています。

@今夜のクローズアップ現代で「B787型機運航再開」
 今日午後7時半からのNHK「クローズアップ現代」で「“安全”は取り戻せたか〜B787運航再開」(再放送は午前0時40分から)が放映されます。

@「LCCの急拡大は人的資源逼迫でしにくい」エアアジア J 副社長
 今日の「日刊航空」によりますと、エアアジア J の内山副社長は10日の記者会見で、同社の機材を今年度中に8機にする考えを明らかにしました。また、「今後、毎年4〜5機を導入したい」との考えを示しましたが、アジアや日本でのLCC急拡大でパイロットや整備士などの人材確保が難しくなっており、「どのLCCも急拡大しにくい」との認識を示しました。

@12年度の全国国際線旅客数は11.3%増も、2・3月は前年割れ
 国土交通省が10日に発表した「4月国土交通月例経済」によりますと、2012年度の航空旅客数は国際線が前年度比11.3%増、国内線は同8.1%増となりました。しかし、同時に発表された3月の国際線旅客数は前年同月比0.2%減と2ヶ月連続の前年同月割れとなりました。


*5月12日

@「信用できない」の厳しい声・下総説明会
 参加した人からの連絡によりますと、10日の夜開かれた、成田市下総地区の「運用時間制限緩和」に関する説明会には、前回の住民集会よりも多い、約80人が参加した、とのことです。国・成田国際空港株式会社や成田市長の説明に対して住民からは「『前向きに検討する』と言うが信用できない」「早朝も認めるのではないか」「希望者には移転補償をしてもらいたい」などの意見が出された、とのことです。

@日本貨物航空が成田=北九州=仁川線定期便を週1往復
 日本貨物航空は昨日から成田=北九州=仁川線の定期便運航を始めました。毎週土曜日にB747-400F型機を使い、往復します。写真は成田空港日本貨物航空(NCA)格納庫で整備中のB747-400F型機です。昨年12月18日撮影。

@エアアジア J の4月利用率が低迷、56.4%
 エアアジア J の内山副社長は10日、4月の利用率が56.4%だったことを明らかにしました。理由として、年度初めで旅行の閑散期だった事を上げています。
【コメント】それにしても、ゴールデンウイーク期間中の利用率もピーチ・アビエーションやジェットスター・Jに大きく水を空けられているなど、厳しい状況が続いていますね。

@スカイマークの4月搭乗率が65.1%、成田路線は増減まちまち
 スカイマークが昨日発表した4月搭乗実績によりますと、全路線のロードファクターが前年同月比(以下同じ)0.7ポイント減の65.1%となりました。成田空港関係路線では旭川線が7.5ポイント増の41.7%、札幌線が16.7ポイント減の28.6%、福岡線が4.9ポイント減の47.1%、沖縄線が18.9ポイント増の57.9%となっています。ただ、旭川線を除くと搭乗者数は前年同月比で増加しています。


*5月11日

@エアアジア J が成田=台北線開設を正式に発表
 エアアジア J は昨日、成田=台北(桃園)線を7月3日から1日1往復で開設(7日の出来事参照)することを正式に発表しました。料金は8580円からとなっています。成田=台北間はシンガポール航空傘下のLCC「スクート」が、シンガポール=台北=成田線として運航しており、LCCで2社目の参入となります。

@ボー社とエアバスの4月納入数と受注数
 ボーイング社の4月納入機数は44機と前年同月比7機減でした。また、受注数は51機で同47機増となっています。B787型機の受注はありませんでした。
 一方、エアバスの4月納入機数は58機で前年同月比6機増、受注数は同83機で71機増となっています。A350型機とA380型機の受注はありませんでした。


*5月10日

@ジェットスター・J機が門限に間に合わないのに出発、関西に引き返す
 今日の毎日新聞によりますと、昨日午後10時30分頃、関西発成田行きのジェットスター・J106便・A320型機が三重県上空で、成田空港に午後11時までに到着できる見込みがないため、関西空港に引き返しました。同機は午後7時頃に出発する予定でしたが、前便の出発時に客室内の非常用装備(サバイバルキット)の梱包に開封された跡が見つかりました。この点検・整備のために約3時間遅れたものです。3月末から開始された成田空港の「運用時間制限緩和」措置では、機体の整備上の理由では午後11時以降の離発着は認められないために、引き返したものです。同社は、改めて今朝、成田行きを運航します。
【コメント】離陸が午後10時13分とのことでしたから、明らかに間に合いませんね。なのに、何故、離陸したのでしょうか? 成田国際空港株式会社への申請は出発前に出し、許可されるかどうかすぐに分かるはずです。また、前便の出発時に開封されたことが分かったのですから、その時点で交換なり点検が必要だったはずですね。ジェットスター・Jは“脇が甘い”という印象を受けます。「このくらいは許されるだろう」と言う雰囲気があるのでしょうか。整備は安全運航につながりますので、ちょっと心配です。

@厚木爆音訴訟で「現地進行協議」、114.4dB記録
 今日の神奈川新聞によりますと、昨日、米軍厚木基地周辺で、第4次爆音訴訟の「現地進行協議」が行われました。過去2回の「現地進行協議」ではF18型機などのジェット機の飛行はありませんでした。昨日の「現地進行協議」ではF18スパーホーネットの編隊飛行なども行われ、原告団の測定では住宅地などで、100dBを越える騒音が15回記録され、最高は114.4dBでした。裁判官3人は飛行の様子や、防音工事が行われた住宅などを視察しました。
【コメント】裁判用語なのでしょうが「現地進行協議」は聞き慣れない言葉ですね。要するに、裁判官と被告・原告が実態を体験することなのでしょうね。

@全日空がNCAからB747F型機をウエットリース検討
 今日の日刊航空によりますと、全日空は貨物部門の強化策として、日本貨物航空のB747F型機をウエットリースして、成田=那覇線に投入する計画です。これにより、B767型機で現在1日2往復している成田=那覇線を1日1往復とし、B767型機は東南アジア路線に投入するとのことです。7月からの運航開始で調整しているようです。

@MRJのANIとの覚書が失効
 三菱航空機会社は昨日、2011年6月に香港の航空機リース会社「ANI」と「MRJ90型機5機を発注する」とした覚書が効力を失ったことを明らかにしました。ANIは5機をインドネシアの航空会社にリースする予定でしたが、双方が正式契約には至らないと判断したため、覚書の期限延長を行わないことなった、とのことです。これにより、MRJは確定発注が165機、オプションが160機となっています。


*5月9日

@春秋航空日本が成田と広島、高松、熊本を結ぶ路線を計画
 昨日の時事通信によりますと、LCC「春秋航空日本」は昨日の記者会見で、近く国土交通省に対して日本国内線運航のための航空運送事業の申請をすることを明らかにしました。成田空港から広島、高松、熊本への、今秋からの路線開設を検討中とのことです。親会社の春秋航空が運航している国際線が乗り入れている地方空港と成田を結ぶものとなるようです。すでに、広島、高松、熊本の3空港でのスタッフ募集を始めています。

@全日空が6月1日からの運航再開を正式に発表
 全日空は今日、運航を停止していたB787型機の運航再開を「6月1日の成田=シアトル線と成田=サンノゼ線で再開する」と正式に発表しました。また、成田=北京線や羽田=フランクフルト線など5路線も、同日からB787型機に機材変更します。

@ユナイテッド航空が運航再開を20日に前倒し
 ユナイテッド航空は現地時間8日、B787型機の運航再開についてヒューストン=シカゴ線で従来の5月31日から、5月20日に前倒しする事を明らかにしました。なお、成田=デンバー線については、従来の「6月10日からB787型機による運航再開」に、今のところ変更はないようです。

@米運輸安全委員会がB787型機バッテリーのX線検査実施へ
 米国運輸安全委員会はB787型機リチウムイオンバッテリーのX線検査を週内に実施することを明らかにしました。「過熱や発火の原因特定に役立てるほか、問題再発の防止が目的」としています。これによる、運航再開日程への影響は出ない見通し、とのことです。


*5月8日

@千葉県経済同友会が「成田空港第3滑走路を15年後までに」と提言
 千葉県経済同友会は先月26日、「提言 千葉県の 30 年後の将来像」をまとめました。その中で、成田空港について、「15年後までに第3滑走路を建設する事」「運用時間をさらに拡大すること」を提言しています。森田千葉県知事にも提出しました。
【コメント】まだ、よく読んでいないのですが、「第3滑走路をどこに建設するか」「運用時間をどのように拡大するか」「騒音下住民に対する対策」などの具体的内容については、出ていないようです。

@毎日新聞が開港35周年の特集連載
 成田空港は20日で開港以来、満35年になります。これから、マスコミで色々な特集が組まれるでしょう。毎日新聞では今日から「開港35年・岐路に立つ成田」が始まりました。

@GWの実績で全日空と日本航空の国際線が前年下回る
 全日空と日本航空が昨日発表したゴールデンウイーク(4月26日〜5月6日)の利用実績によりますと、全日空は国際線が旅客数が前年同期比(以下同じ)4.2%減、利用率が1.5ポイント減の73.4%、国内線が旅客数が0.9%減、利用率が2.5ポイント減の63.9%となりました。
 日本航空は国際線が旅客数が1.1%減、利用率が3.0ポイント減の77.3%、国内線では旅客数が1.7%増、利用率が2.5ポイント減の67.3%となっています。
 両社合わせると国際線では4月19日発表の予測よりも旅客数が約1万人増、利用率が約2ポイント増となり、間際予約があったことを示しています。
 また、成田空港路線を運航するスカイマークは全路線利用率が65.4%、ジェットスター・Jは同78.8%、エアアジア J は同国内線で67.6%、国際線で61.2%となりました。

@ピーチが累計旅客が200万人突破
 ピーチ・アビエーションは昨日、累計搭乗者数が200万人を超えたと発表しました。目標よりも1ヶ月早い達成になりました。


*5月7日

@エアアジア・J 機が鳥と衝突、昨日〜明日14便欠航に
 昨日、成田空港でエアアジア・J 機に鳥が衝突しました。詳細は不明です。この事故による機材整備のために、昨日の2便、今日の6便、明日の6便が欠航となっています。

@エアアジア・J が成田=台北線を7月3日に開設予定
 エアアジア・J は7月3日から、成田=台北線を1日1往復で開設する予定とのことです。ただ、フライトスケジュールにはまだ出てきませんので、予定通りの開設が“確定”とは言えないようです。

@ジェイエア機が着陸後にエンジン火災、大坂空港
 昨日午後0時15分頃、大分発大阪行きの日本航空2362便・CRJ200型機(ジェイエアが運航)が着陸後、誘導路を走行中に、右エンジンの火災発生を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は右エンジンを停止し、消火装置を作動させ、自力で駐機場に向かいました。煙や炎は出ませんでした。点検したところ、右エンジンに火災の発生したことを示す痕跡がありました。このトラブルでこの機体を使用する予定の2便が欠航となりました。右の写真は昨年8月28日に新千歳空港で撮影したジェイエアのCRJ200型機です。
 国土交通省は今朝、国内にある同型機の点検を指示しました。同型機は日本航空グループのジェイエアが9機、全日空グループの IBEXエアラインズが4機を保有しています。 運輸安全委員会はこの事故を重大インシデントとして、今日調査官を派遣しました。

@カタール航空がB787型機の納入遅れでA330型機の導入交渉
 カタール航空の CEOは現地時間6日、B787型機の運航停止による減収が約2億ドルののぼることを明らかにしました。また、B787型機の納入遅延に対処するため、エアバスの A330型機を10〜15機発注する交渉を行っていることを明らかにしました。


*5月6日

@下総地区住民説明会が10日夜に開かれます
 先月12日に開かれた、成田市下総地区住民集会(2013年4月13日出来事参照)で開催が決まった「運用時間制限問題」の説明会が、10日午後7時から開かれます。説明会には国、成田国際空港株式会社、成田市幹部が参加するようです。

@ゴールデンウイークの帰国ラッシュがピークに
 ゴールデンウイークの最終日の今日、成田空港では朝から帰国ラッシュが始まっています。今日だけで、約5万900人が帰国する予定です。

@エアアジア・J の国際線で運休が多数
 今月から来月以降にかけて、エアアジア・J の国際線で運休便が多数出ています。今月18日〜24日は成田=仁川間の893・892便、6月22日〜28日は成田=釜山間の885・884便、9月28日〜10月4日は成田=釜山間の889・888便が「機体の定期検査」のため、さらに、6月22日〜28日が成田=仁川間の893・892便、6月21日・29日〜7月2日が成田=釜山間の889・888便が「運航スケジュール変更のため」となっています。
【コメント】このような運休や欠航は、機材を有効活用するLCCの宿命でしょうか。予約した人だけに関係するのでしょうが、この「お知らせ」に掲載日時がないのは改善してもらいたいですね。エアアジア・J のホームページは以前に比べれば、大分分かり易くなっていますが。


*5月5日

@B滑走路東側にある「千葉県花植木センター」

 先月の16日に、成田空港B滑走路の東側にある「千葉県花植木センター」に、久しぶりに行ってきました。ここは、成田空港の敷地に隣接していて、南側に離陸するときには写真のように、旅客機が離陸していきます。北風の時には離陸や、着陸時の逆噴射の音しか聞こえません。
 この日は良い天気でしたが、桜はほとんど散っていました。しかし、藤が咲き始めで、紫や白の藤が開花していました。今頃は、ピラミッド花壇のツツジや藤が見頃かも知れませんね。ゴールデンウイークも明日だけになりましたが、天気も良さそうですので、ゆっくりと花を楽しむのも良いのではないでしょうか。“入場無料”と言うのもうれしいですね。


*5月4日

@第5貨物上屋の取り壊しが進んでいるようです
 LCC専用ターミナルを建設するための、第5貨物上屋の一部を取り壊す作業が進んでいるようです。計画では今月中に入札が行われ、来月から建設工事に入ることになっているようです。写真は1日に撮りました。中央やや下の緑色重機があるところが取り壊され、整地された部分になります。

@明日、NHK「サイエンスZERO」で「打倒ソニックブーム! 超音速旅客機の挑戦」
 前に一度取り上げましたが、明日の午後11時30分から放映される「サイエンスZERO」で「打倒ソニックブーム! 超音速旅客機の挑戦」が放映されます。JAXAや東北大学の研究が取り上げられているようです。

@日刊工業新聞に三菱リージョナルジェット(MRJ)の連載
 日刊工業新聞は昨日から三菱リージョナルジェット(MRJ)について、連載を始めました。5回連続になるようです。

@イタリアの空港で機内預け荷物窃盗で多数の逮捕者
 イタリアの警察は現地時間3日、ローマ・フィウミチーノ空港で機内預け荷物からお金や貴重品を盗んだ疑いでアリタリア航空社員19人を逮捕し、さらに30人が取り調べを受けている、と発表しました。また、イタリア国内の他の空港でも、同様の容疑で37人が取り調べを受けている、とのことです。荷物の紛失による多額の賠償金に音を上げた航空会社が捜査当局と共同して、貨物室に隠しカメラを設置し、犯行を確認した、とのことです。


*5月3日

@「くうこうだより」新緑号が届きました
 成田国際空港株式会社から「くうこうだより」新緑号が届きました。今号は2面が「カーフューの弾力的運用について」と「N・PASSをご存じですか?」になっており、3面は「第3回エコツアー」「民家防音工事助成事業の制度充実について」、3・4面の「くうこうのおしごと」は「安全でおいしい機内食づくりを」でした。6面の「周辺をめぐる」は「田植え体験祭の地を訪ねて=河内町」でした。7面の「国内線紀行」は「福岡空港編」で、8面の「Air Line File」は「MIATモンゴル航空」でした。

@ジェットスター・ J の11号機はシャークレット付き
 1日に第2ターミナルの展望デッキから見たところ、駐機場の最北端に、シャークレット付きのA320型機が並んで駐機していました。いずれも、ジェットスター・ J 機です。1機は登録番号がJA08JJで同社の8号機でしたが、もう1機は登録番号JA11JJで、同社としては11号機で、新規に受領した機体のようです。こちらは、まだ整備・点検中のようで、前方にタラップが置かれていました。

@「成田は国際線ハブ機能を充実」日航
 日本航空は先月30日、「2012〜2016年度JALグループ中期経営計画ロリングプラン2013」を発表しました。その中で、成田空港について、国際線では「段階的に発着枠が拡大していく成田においては、国際⇔国際接続ハブ機能を向上させ、加えて、近距離アジア路線では自社運航に加え、国際線展開を 予定しているジェットスタージャパンのネットワークを補完的に活用」としており、国内線では「戦略的パートナーであるジェットスタージャパンとコードシェア、マイレージ提携を締結し、成田(札幌、福岡、関西、沖縄、鹿児島、大分、松山線)・関西(成田、札幌、福岡、沖縄線)・中部(福岡、鹿児島線)を発着する各路線を国際線への接続ネットワークとして補完的に活用」としています。

@ボー社がB777X型機開発をステップアップ
 ボーイング社は現地時間1日、B777X 型機の価格や開発計画が新たなステップを向かえていることを明らかにしました。座席数は350〜400以上となり、就航は2019年を予定している、としています。


*5月2日

「健康調査についての要望書」を提出しました、第3者機関の設置進む
 昨日、成田国際空港株式会社本社に行き、夏目社長宛の「健康調査についての要望書」を提出してきました。その際に、行方地域共生部長から進行状況について話がありましたので、その概要を書いてみます。
 「第3者機関の編成を東大の安岡先生にお願いして、安岡先生が現在人選を行っている。メンバーの中には疫学や心理学や統計学の専門家にも入っていただくことになっている。サンプル調査だけでなく、経年変化も見る調査になり、国内では例を見ない大規模な調査を考えている。第3者機関の構成などが固まったら、周辺自治体にも相談する。本年度中に、予備調査のようなものを行い、本調査は来年度に行う事になるのではないか。第3者機関の住民代表としては、どこかの自治体の関係者に入ってもらう予定だ。結果が出れば、もちろん、公表もし、説明会もやる。詳しい日程は、もう少し詰めないと分からない。」
 本会のの要望として、「住民の代表は、実際に騒音被害を受けている人に入って欲しい。抽出調査でも良いので、血圧計や心拍計を何日か装着する調査もやって欲しい。」とお願いしました。

@「(カーフューの拡大は)今のところはない」とNAA
 今日の東京新聞によりますと、先月25日に開かれた久住地区の説明会で住民から「運用時間の弾力的運用が、今後も拡大されるのか」との質問に、成田国際空港株式会社は「今のところはない」と答えたそうです。
【コメント】実施後1ヶ月では、先月13日に2機が午後11時半頃に到着しただけでした。しかし、説明会で会社は「航空会社には厳しくやってもらっている」と答えています。これは非常に良いことなのですが、裏から見ると「会社の適用判断によっては増える」と言うことになるのではないでしょうか。「成田空港自由化2 進化する空港と、地域の壁」(4月19日出来事参照)で書かれているのが、経済界の本音と考えられます。

@スカイマークが7月10日に成田=石垣線を開設
 スカイマークは昨日、7月10日から成田=石垣線を1日1往復で開設することを発表しました。13時10分成田発、16時35分石垣着になります。折り返し便は17時15分石垣発、20時15分成田着になります。その他、那覇=石垣線と神戸=石垣線も同時開設になります。

@日本航空が成田空港と羽田空港でB787型機の試験飛行
 日本航空は今日、B787型機の試験飛行を行いました。羽田空港から東北地方上空を飛行し、羽田空港に戻る約2時間のフライトでした。また、成田空港からも、登録番号 JA822J 型機(2012年5月1日の出来事参照)が午前11時3分に離陸し、午後1時2分に無事試験飛行を終えました。

@津波をかぶった実験機を「空の駅 風和里しばやま」に展示へ
 今日の朝日新聞によりますと、東日本大震災の時に津波にのまれ、使用不能となった電子航法研究所の実験機・米国ビーチクラフト社の双発プロペラ機「B99」が成田空港南の航空科学博物館近くにある「空の駅 風和里しばやま」(2012年5月2日の出来事参照)の駐車場に展示されることになり、明日、お披露目されます。退役するのに伴い、航空科学博物館が譲り受けたものです。

@日航機がバードストライクで大坂空港に引き返す
 昨日午後2時40分頃、大阪発長崎行きの日本航空2375便・ERJ170型機が離陸滑走中に、鳥と衝突しました。同機はすぐに引き返し、無事に着陸しました。点検したところ、機首に凹みがありました。このため、この機体を使う予定の2便が欠航となりました。このトラブルで滑走路を約9分閉鎖して点検したところ、衝突したとみられる鴨の死骸を発見しました。

@YouTubeに米国貨物機墜落の様子がアップ
 YouTubeに、昨日書いた「ナショナル・エアラインズ」の747-400BCF貨物機墜落事故の映像が載っています。これを見ると、天候には問題はなかったようです。同機は離陸後少し左に傾いて、直後にコントロールを失い、右にそれて、姿勢を立て直そうとしたものの、ほぼ水平に地面に激突して炎上したようです。


*5月1日

@4月のアクセス数は27,947回でした。

@フェデラルエクスプレスが安全対策を公表
 今日の「日刊航空」によりますと、フェデラルエクスプレスは先月26日、2009年3月の成田空港における転覆炎上事故報告書公表 を受けて、事故後に実施した安全対策を発表しました。それによりますと、MD-11型機のパイロットに対して“アップセット・リカバリー・ トレイニング”を導入するなど低高度の操縦に特化した プログラムを実施しています。また、同型機の全機に“ヘッド アップ・ディスプレイ(HUD)”を装備しました。

@全日空と日本航空がB787型機改修状況を公表
 全日空と日本航空は今日、787型機機材改修状況を発表しています。それによりますと、全日空は17機の内、改修完了が2機、作業中が8機となっています。一方、日本航空は7機の内、改修完了が3機、作業中が1機となっています。写真は今日正午頃、成田空港で見かけた日本航空のB787型機(JA826J)です。今日の公表ではこの機体はまだ、作業未着手になっていますが、機体後部では準備作業が進んでいるようです。

@日本航空が今後の国際線計画を発表、成田空港路線が増える
 日本航空は昨日、成田からのボストン線・サンディエゴ線などの5路線を B787型機を使い6月1日から運航することを明らかにし、成田=デリー線は7月12日からとします。さらに、成田=ヘルシンキ線は7月1日から新規就航することも発表しました。成田=モスクワ線と成田=サンフランシスコ線は9月、成田=シドニー線と成田=バンコク線を12月からそれぞれ B787型機を使う、とのことです。

@29日に岩国市で苦情が今年最高に
 岩国市で先月29日、米軍機の騒音によるとみられる苦情が87件寄せられました。1日の件数としては今年最高となり、沖合に移転後としても3番目になりました。この内、約7割の66件は午後8時以降に集中しました。岩国市の測定によりますと、午後8時過ぎに基地の北の川口町で92.4dB を記録しています。

@全日空と日本航空が13年度3月決算を発表
 全日空と日本航空が昨日発表した2013年3月期連結決算によりますと、全日空の営業利益は前期比(以下同じ)7%増の1038億円と過去最高となりましたが、昨年11月予測の1100億円には届きませんでした。また、純利益は431億円でした。日本航空の営業利益は4.7%減の1952億円、純利益は1716億円でした。

@アフガニスタンでB747貨物機が墜落、7人死亡
 現地時間29日、アフガニスタンのバラグム空軍基地(バラグム空港)で、米国の貨物専用航空会社「ナショナル・エアラインズ」の747-400BCF貨物機が離陸直後に墜落し、乗員7人が全員死亡しました。同機は通常の貨物を搭載していた、とのことです。原因については明らかになっていませんが、離陸直後に左に旋回後墜落した、とのことです。


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