2016年12月前半の出来事
*12月15日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」77例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」77例目が発生しました。北京発成田行きのプライベートジェット機・GFL6型機が、北京空港の管制規制のため出発が遅れ、午後11時10分にA滑走路に着陸したものです。
@チェジュ航空が成田=プサン線の運航を開始
チェジュ航空は今日から、成田=プサン線の運航を開始しました。1日1往復となります。
@IR誘致に浮かれる成田空港周辺経済界
昨日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法が強行成立しましたが、成田市内の経済商工関係団体などでつくる「 IR 誘致推進協議会」は早速、成田市と成田市議会に、成田空港周辺にIR誘致を求める要望書を提出する方向で調整する方針を明らかにしました。
@昨年10月の鹿児島空港近くの異常接近は小型機機長の勘違い
運輸安全委員会は今日、昨年10月10日に鹿児島空港近くで新日本航空の小型機と日本航空機が異常接近したトラブルについての報告書を公表しました。報告書によりますと、管制官が着陸順を先行する全日空機を1番目に、日本航空を2番目に、新日本航空機を3番目に着陸とする予定として、新日本航空機に「B767型機の後ろに着くように」と指示しました。所が新日本航空機が先行する全日空機を、日本航空機と勘違いし、全日空機と日本航空機の間に割り込んだために異常接近した、としています。また、この時の管制官の指示も新日本航空機に着陸順番を指示しなかったことも、勘違いを誘発した、としています。最接近時には水平距離10m、高度差80mまで接近した、としています。しかし、運輸安全委員会は日本航空機が小型機の接近に気付いていたことから異常接近(ニアミス)には当たらないと判断しています。
@昨年8月の粟国空港での着陸失敗は副操縦士の訓練不足
運輸安全委員会は今日、昨年8月28日に粟国空港で起こった第一航空のDHC6型機が滑走路をはずれて、11人が負傷した事故について報告書を公表しました。原因は操縦していた副操縦士が本来方向を固定すべきだった前輪を固定せずに着陸したため、前輪が右を向いて滑走路を逸脱したことにある、としています。しかし、同航空のマニュアルには前輪の固定について記載されておらず、副操縦士はこのことを知りませんでした。また、着陸前にリストに基づくチェックが行われていないなど、同航空の訓練がずさんだったことも原因として、同航空に改善を求める勧告を行いました。
@日本エアコミューター機に落雷、引き返す
13日午後5時20分頃、鹿児島発屋久島行きの日本エアコミューター3759便・DHC8-400型機が飛行中に、右主翼に雷が落ち、鹿児島空港に引き返しました。結局、同便は欠航となりました。
@昨夜、羽田空港ANAカウンターでシステムトラブル
昨日午後7時45分頃、羽田空港国際線の全日空カウンターでシステム障害が発生し、一時、チェックインが出来ないトラブルがありました。トラブルは午後8時20分頃まで続きました。全日空社員によりますと「パスポートの自動読み取りが出来なくなった」とのことですが、再起動で復帰した、とのことです。原因は今の所、特定出来ていないようです。
@ MRJ 試験2号機がグアムに到着
昨日、米国試験飛行拠点へのフェリーに出発した、三菱リージョナルジェット(MRJ)試験2号機(JA22MJ)はグアムに無事到着しました。
@ UA 航空が来年から足元に入らない機内持ち込み手荷物を有料に
今日の「GIZMODO」によりますと、ユナイテッド航空はこのほど、「来年から座席の下に入らない機内持ち込み手荷物を有料にする」事を明らかにしました。多分、米国内線でのことと思うのですが、理由は「頭上の棚に入れる手荷物の収納で乗客同士の争いにまで発展することがある」としています。米国のSNSではこの方針に怒りの投稿があふれている、とのことです。
【コメント】先日、国内のある LCC で格安航空券を予約しようとしたのですが、料金の確認段階で、何故か料金が上がってしまうのです。何回やっても同じです。よくよく読んでみたら、この格安料金は、他クラスの料金では無料の機内持ち込み手荷物が、有料になっていました。持ち込み手荷物には重さによる制限はありますが、全て有料というのは初めてでした。ちょっと腹が立ったので、他の LCC に代えてしまいました。
@チャイナエアラインがタイガーエア台湾を完全子会社に
チャイナエアラインは現地時間14日の取締役会で、タイガーエア台湾を完全子会社化することを決めました。タイガーエア台湾はシンガポールのタイガーエアが10%を出資し、チャイナエアラインが90%を出資して設立しました。タイガーエア台湾のブランド名は残して運航する、とのことです。
写真は成田空港を離陸する、タイガーエア台湾機です。
*12月14日
@ジェットスターが今日から成田=メルボルン線を増便
ジェットスターは今日から成田=メルボルン線を季節増便し、週7往復の毎日運航とします。この増便は年末年始の臨時増便で、2月2日〜25日までは週4便に減便します。
@「東京シャトル」が16日のダイヤ改正で、東京発午前5時台を第3ターミナル直行に
京成バスなどが運行する「東京シャトル」は16日改正のダイヤで、東京駅を午前5時、同5時20分、同5時40分に発車する便の成田空港到着順を、第3ターミナル→第2ターミナル→第1ターミナルに変更する事になりました。
@芝山鉄道累積利用者が3日に1000万人を突破、1月22日から記念切符
芝山鉄道は昨日、3日に累積利用者が1000万人を突破したことを記念して、来年1月22日から記念切符を発売する、と発表しました。1セット500円で、限定1500セットを発売します。開業から14年目の1000万人突破となりました。
写真は終点になる「芝山千代田駅」です。
@成田経由のチャイナエア機がエンジン不具合でウェーク島に緊急着陸
現地時間11日正午頃、ホノルル発成田経由台北行きのチャイナエア17便が太平洋上を飛行中にエンジンの不具合を示す警報が出ました。このため、同機は米国領のウェーク島にある軍用空港に無事緊急着陸しました。乗客は代替機で昨日午後0時47分に成田空港に到着しました。
@ MRJ 試験2号機が米国に向けてフェリーを開始
今日午前9時20分頃、三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験2号機が名古屋空港から試験飛行の拠点となる米国のグラント・カウンティ国際空港に向け出発しました。フェリールートは4号機と同じ太平洋横断ルートになるものと見られます。この2号機は10月13日に左主翼フラップのトラブルで能登空港に臨時着陸した機体です。(10月17日の出来事参照)残るは3号機だけになりますが、3号機のフェリーは米国がクリスマス休暇に入る関係で、年明けになる可能性もある、とのことです。
@ジェットスター ・J が国内線のカードによる支払手数料を明日から値上げ
ジェットスター ・J は12日、15日支払い分から、国内線のクレジットカード使用の支払手数料を430円から500円に値上げする、と発表しました。
@スカイマークの「11月 運航実績」で欠航率は0.1%、出発遅延率は9.2%
スカイマークが昨日発表した「11月 運航実績」によりますと、定時出発遅延率は9.2%と4ヶ月ぶりに10%を切りました。また、欠航率は0.1%でした。
*12月13日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」76例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」76例目が発生しました。バンクバー発成田行きのエア・カナダ3便・B787-9型機がバンクーバー出発時に、急病人が発生し、引き返したために成田空港到着が遅れ、午後11時57分にA滑走路に着陸したものです。
@今日からジェットスターの成田=ゴールドコースト線が増便
ジェットスターは今日から、成田=ゴールドコースト線を週5便から週7便の毎日運航に増便しました。
@成田空港で除雪訓練をマスコミに公開
昨日、成田空港で本格的な冬の到来に備えた除雪作業訓練がマスコミに公開されました。訓練にはロータリー除雪車や凍結防止剤の散布車など関係車両18台がV字形の隊列を組んで走行しました。長さ4000mのA滑走路の除雪には約15分かかる、とのことで、普段の訓練は飛行機が運航しない深夜に行っている、とのことです。
@ポーランドとの航空交渉で成田などの以遠権自由化で合意
国土交通省は昨日、現地時間5日〜9日にバハマで開かれていた国際民間航空機関(ICAO)の「ICAN(ICAO Air Services Negotiation Event)2016」で、ポーランド航空当局と羽田空港を除く航空自由化、成田と羽田を除く以遠権の自由化、第3国の航空会社を含めた共同運航を可能にする事で合意し、香港航空当局とは以遠権の拡大で合意し、スリランカ航空当局とは共同運航の完全自由化で合意した、と発表しました。
@今日の新千歳空港は暖かい湿った雪で54便が欠航
新千歳空港では今日、気温が上がりましたが、朝方、しめった重たい雪が積もったため、除雪に時間がかかり、正午現在54便が欠航しています。成田=新千歳線でもSpring Japan、バニラ・エア、ジェットスター ・J 、全日空でそれぞれ2便が欠航となりました。
@全日空がミャンマーの現地企業と国際線運航の航空会社設立
今日(多分)のブルームバーグジャパンによりますと、ANA ホールディングスの片野坂社長は12日、同紙のインタビューでミャンマーの航空会社「ゴールデン・スカイ・ワールド」と連携して、ミャンマーからの国際線を運航する新航空会社「アジアンブルー」を設立したことを明らかにしました。同社の資本金は15万ドル(約1700万円)でANA ホールディングスは49%を出資しました。すぐに運航を開始するものではなく、これから機材の選定や規模を詰めていき、ミャンマー当局の運航許可をとることになります。運航開始は今の所、2018年を予定しており、当初は2機で開始する見込み、とのことです。
*12月12日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」75例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」75例目が発生しました。新千歳発成田行きのバニラ・エア908便・A320型機が、前便で新千歳空港の降雪により、成田空港出発が遅れた、玉突き遅延のために、午後11時42分にB滑走路に着陸したものです。
@ NAA が25日から成田市役所で「機能強化・対話型説明会」を開催
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、羽田空港新飛行コースの説明会と同じような、成田空港機能強化についての「対話型説明会」を25日から27日まで、成田市で行うと発表しました。これを皮切りに周辺11市町で順次開催する、とのことです。説明会には居住する市町に関係なく誰でも参加か出来る、とのことです。
@京成電鉄が5日までに、全駅で多言語拡声器を設置
京成電鉄は5日までに、京成線全65駅(スカイアクセス4駅を除く)に、自然災害や事故の時に日本語・英語・中国語・韓国語での案内文が放送できる「多言語拡声装置メガスピーク」を導入した、と発表しました。
@ MRJ 量産称号機を試験飛行機に転用か
昨日の中日新聞によりますと、三菱重工は三菱リージョナルジェット(MRJ)の量産初号機を試験機に変更する方針を固めた、とのことです。これは、試験飛行が始まってから、種々の不具合が出て、設計変更が避けられないものの、現在、すでに完成・製造中の試験機5機は設計変更が難しいため、量産初号機を改良点の試験を行うための試験機とする、とのことです。これにより、全日空に納入する初号機が遅れることになります。この試験6号機は国内で試験飛行を行う事になる、とのことです。
この報道について、三菱航空機会社は他紙の取材に対して「発表する段階ではない」と答えているようです。また、ANA ホールディングスは「何も聞いていない」としています。
@新千歳空港がようやく平常運用に
大雪に見舞われた新千歳空港では昨夜、空港ロビーで約1500人が夜を明かしました。一昨夜も約1000人がロビーで夜を明かしています。各航空会社によりますと、今日は機材繰りなどで遅れる便はあるものの、ほぼ平常通りの運航を見込んでいる、とのことです。
@イランがボーイング社と旅客機80機発注で契約
イラン政府は現地時間11日、ボーイング社と80機の旅客機を購入する契約を結んだ、と発表しました。契約額は約166億ドル(約1兆9000億円)となります。受領は今後10年間に渡ります。この発表の背景には米国のトランプ次期大統領が核問題でのイランとの合意を破棄する意向を表明していることに関し、合意の遵守を即す狙いがあるものと見られます。この契約は6月に覚書として締結されていたもので、B737MAX型機が50機、B777-300ER型機が15機、B777-9型機が15機となっています。
*12月11日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」74例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」74例目が発生しました。新千歳発成田行きのバニラ・エア914便・A320型機が、新千歳空港の大雪により、前便の成田空港出発が遅れた、玉突き遅延により、午後11時11分にB滑走路に着陸したものです。
@今日も成田=新千歳線で欠航や遅れ
新千歳空港の大雪はまだ終息していないようです。今日も成田=新千歳線では、多くの欠航が出ています。 LCC にとっては痛手になりますね。
@第2と第3結ぶ連絡バスの利用は増えているが、歩く人も多い
1日に第2ターミナルに行きましたが、第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ連絡バスの様子を見たところ、10月25日の運航開始時よりも利用者は増えているようです。次から次にバスに乗り込んでいきます。しかし、バスが停留所に止まっていない時には、元気な人はどんどん歩いていました。歩いて行く人の方がやや多いように感じました。運行間隔が分からないと「寒いところで待つよりは歩いて行った方が良い」と考える人も多くなるのではないでしょうか。
写真は第2ターミナルバス停から連絡バスに乗り込む乗客です。1日に撮影。
@日本航空と IBM が今月から機体故障の事前予測システム運用開始
日本航空と日本 IBM は7日、 IBM が開発した統計分析ソフトウェア「IBM SPSS Modeler」を使い、日本航空の航空機からダウンロードしたビッグデータを分析し、機材故障の発生を予測して、事前に整備する「航空機における故障予測分析」を今月から行う、と発表しました。昨年11月から1年間行ってきた実証実験の結果から、特定の故障の発生を一定の精度で事前に予測できることを確認している、とのことです。これにより、機材不具合による欠航や遅れを未然に防止できることになります。
*12月10日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」73例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」73例目が発生しました。新千歳発成田行きのジェットスター ・J 114便・A320型機が前々便での、新千歳空港降雪による遅れの、玉突き遅延のため、午後11時34分にA滑走路に着陸したものです。
@成田空港で MARS 対策訓練行われる
8日、成田空港で「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」に感染した乗客が到着した、との想定の下に訓練が行われました。訓練には検疫所や NAA の担当部署など約100人が参加しました。
@北海道の大雪で今日も成田ー新千歳線に欠航多数
新千歳空港の雪で、成田=新千歳線に欠航便が出ています。午後3時半現在でバニラ・エアで11便、ジェットスター ・J で9便、全日空で2便が欠航となっています。
@春秋航空が首都圏に3番目のホテルを計画
今日の「Record China」日本語版によりますと、日本貿易振興機構(ジェトロ)は現地時間6日、北京で「訪日観光・ビジネスフォーラム」を開催しましたが、その席で春秋航空の日本市場開発部長は、中部空港近くに開設したホテルの稼働率が約95%で推移し、関西空港近くに「第2号ホテル」、首都圏で「第3号ホテル」をオープンさせる計画が進んでいる、と述べました。
【コメント】9月5日の出来事で書いた、「芝山千代田駅近くのホテル」がこの3号ホテルに当たるのでしょうか?
@スカイマークの11月搭乗率は85.6%
スカイマークが発表した11月の搭乗実績によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)17.0%増の56万1504人、搭乗率は10.0ポイント増の85.6%となりました。
@欧州委員会が航空会社ブラックリストを更新
欧州委員会は現地時間8日、最新のEU域内の飛行を禁止する「航空会社ブラックリスト」を公表しました。これによりますと、カザフスタンの全航空会社が、ブラックリストから除外され、イラン・アーセマーン航空が追加されました。
@米国運輸省が飛行中の通話に関するルール案を提示
米国運輸省(DOT)は現地時間8日、旅客機でのWi-Fiの普及により、機上での携帯電話通話の頻度が増す、との見通しに基づいて、そのルール作りを提案しました。提案によりますと、通話が出来るかどうかを予約時に顧客に告知する必要性がある、としています。今回の提案についてのコメントを60日以内に提出するように求めています。
*12月9日
@新千歳空港の雪で成田線でも欠航や遅れ
今日、新千歳空港の雪の影響で成田=札幌線にも影響が出ています。午後3時半現在で、成田出発便ではジェットスター ・J が2便、全日空が1便を欠航とし、到着便でもジェットスター ・J の1便が欠航となっています。また、バニラ・エアも遅延と天候調査の告知を出しています。
@厚木基地最高裁判決は片手落ちだ
昨日の厚木第4次騒音訴訟の最高裁判決では、「騒音被害が軽視できない」とする一方、「自衛隊機の運航には内外の情勢などを踏まえた高度な政策的判断が必要で、防衛相の広い裁量に委ねられている。自衛隊機の飛行が社会通念に照らして著しく妥当性を欠くとは認められない」としています。
【コメント】最高裁は「被害は軽視できない」というならば、「住民の健康を維持するどのような対策を取るのが妥当か」判断すべきではないでしょうか。また、「現在取られている対策で住民の健康が十分維持できるとする根拠」を判決の中で示さなければならないはずです。最高裁は何時から、“国民の幸せ守る”ことをせず、“国家の強権”を認定する機関に成り下がったのでしょうか。
@トリップアドバイザーの「行ってよかった!無料観光スポット 2016」で「日本航空工場見学」が1位に
トリップアドバイザーが今日発表した「行ってよかった!無料観光スポット 2016」によりますと、1位は「JAL 工場見学 Sky Museum」でした。このランキングはトリップアドバイザー上に過去1年間に投稿された口コミを元にしてランキングしたものです。なお、8位に「成田公園」が入っています。
写真は2013年に行った日本航空の羽田空港機体整備場見学です。
@日本航空がA350型機を一気に予約登録
国土交通省が発表した「11月航空機予約登録」によりますと、日本航空が発注しているA350型機を一括して予約登録しています。それによりますと、2019年にはA350-900型機が8機とA350-1000型機が1機、2020年にA350-900型機が10機とA350-1000型機が7機、2021年にA350-900型機が11機とA350-1000型機が10機、2022年にA350-1000型機が10機となっています。
@ IATA が来年の世界航空会社利益を16%減と予測、6年ぶりの減少
国際航空運送協会(IATA)はジュネーブ現地時間8日、2017年の世界航空会社の利益が298億ドルと前年比16%減となる、とする見通しを明らかにしました。前年比でマイナスになるのは6年ぶりとなります。これは、世界経済の減速が長引くことと、原油の値上がりや人件費などのコストがかさむため、としています。IATA は6月に2016年世界航空会社の利益を394億ドルと予想していましたが、356億ドルまで下方修正しています。そして、今回の2017年の利益ではこれを大きく下回ると予想していることになります。
*12月8日
@資料室の「成田空港機能強化リンク集」に、「2016年11月28日の国土交通省レクチャー要約」を追加しました
3回にわたって連載した「216年11月28日の国土交通省レクチャー要約」を、読みやすいようにまとめて、資料室の「成田空港機能強化リンク集」に載せました。
@「住民からは深夜早朝の飛行制限緩和に反対意見が多い」と千葉県の総合企画部長
今日の千葉日報によりますと、昨日の千葉県議会の一般質問で成田空港機能強化の説明会の状況を尋ねられた遠山総合企画部長は「住民からは深夜早朝の飛行制限緩和に反対意見が多く、防音工事や地域振興策の充実要望なども出ている。意見を真摯に受け止めることが重要」と答弁しました。
@最高裁が厚木訴訟の「飛行差し止め」と「将来分の賠償」認めず
最高裁第一小法廷は今日、厚木基地の騒音賠償と夜間早朝の飛行差し止めを求めた訴訟で、2審判決の内、自衛隊機の夜間早朝時間帯の飛行差し止めを認めた部分を破棄し、将来分の損害賠償を命じた部分についても、これを棄却する判決を言い渡しました。しかし、過去分の損害賠償約82億円については、これを認め、国に損害賠償を命じた判決が確定しました。
@成田発の日航機が新千歳空港で誘導路から脱落
昨日午後8時20分頃、成田発新千歳行きの日本航空3049便・B737型機が、着陸後に誘導路を走行していたところ、雪でスリップして誘導路から脱落し、動けなくなりました。このため同機は牽引車で誘導路に戻り、約1時間半後に駐機場に入りました。このトラブルで、新千歳空港の滑走路1本が約1時間閉鎖されました。
@日本エアコミューター機がフラップ不具合で引き返し
6日午後4時35分頃、鹿児島発沖永良部行きの日本エアコミューター3809便・DHC8-400型機で、主翼フラップの不具合の警告が出ました。このため、同機は鹿児島空港に引き返し、無事緊急着陸しました。このトラブルで同便と折返し便が欠航となりました。
@パキスタン航空機が墜落、47人が犠牲に
現地時間7日午後4時40分頃、パキスタンのカイパル・パクトゥンクワ州に旅客機が墜落しました。機体の残骸は確認され、全員が死亡したものと見られる、とのことです。墜落したのは、パキスタン北部のチトラル発イスラマバード行きのパキスタン航空611便・ATR-42-500型機で、乗客・乗員47人(48人との情報もある)が乗っていた、とのことです。墜落前、パイロットは左エンジンのトラブルを連絡してきた、とのことです。警察当局は46人の遺体を確認した、と発表しています。
@韓国の航空会社でトラブル続く
昨日の「Record china(日本語版)」によりますと、現地時間5日午後2時30分頃、香港発韓国行きのアシアナ航空機で、出発前点検でエンジントラブルが発見され、修理のため、約4時間遅れで出発する出来事がありました。
また、5日午後、グアム発仁川行きの大韓航空機の出発前点検で通信系統のトラブルが見つかり、こちらは、約14時間15分遅れで出発する出来事があった、とのことです。
【コメント】この所立て続けに韓国航空会社のトラブルが発生しています。部品数の多い航空機でのトラブルは珍しくありませんが、それにしても少し、多すぎるように気もします。
*12月7日
@資料室の「成田空港機能強化リンク集」に、「成田市久住地区機能強化説明会要旨」と「横芝光町説明下の要旨(外部リンク)」を追加しました。
@ジェットスター ・J が1月と3月に成田=関西線を増便
ジェットスター ・J は今日、来年1月21日〜31日と3月2日〜25日の火・木・土曜日に、成田=関西線を1日1往復増便する、と発表しました。これらの日には成田=関西線が1日5往復となります。
*12月6日
@「南スーダン陸上自衛隊11次隊先発隊の成田空港利用に対する申し入れ書」に「レクチャーの要約」を追加しました
資料室の「成田空港軍事利用関係資料」の「南スーダン陸上自衛隊11次隊先発隊の成田空港利用に対する申し入れ書」に、11月30日の出来事に書いた、「レクチャーの要約」を追加しました。
@ NAA が国土交通省に駐機スポット15ヵ所増設などの「変更許可申請」
成田国際空港株式会社(NAA)は今日「B 滑走路南側エプロン等整備に関する空港の変更許可申請について」を発表しました。これは、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、ピーク時間帯の離発着回数を増やし、「30万回」実現に向けた整備の一環として、第2ターミナル南側に新たな駐機スポットを15ヵ所設けると共に、誘導路の整備などを行うものです。この整備に伴い空港敷地を南東側に約20ヘクタール拡大する、としています。完成は2021年9月30日となっていますが、駐機スポットの内、13スポットはオリンピック・パラリンピック開催までに整備する、としています。また、これに伴う、環境アセスメントも発表されており、これに対する意見を来年1月6日まで募集しています。
@成田空港11月国際貨物取扱量は好調
東京税関が今日発表した「成田空港11月国際貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)6.4%増と8ヶ月連続プラスで、この内、積込量は8.4%増と、やはり8ヶ月連続プラス、輸出量は11.6%増と6ヶ月連続プラスとなっています。また、取卸量は4.7%増と7ヶ月連続プラス、輸入量は5.3%増と3ヶ月連続プラスとなりました。
@年末年始の国内旅行人数は5年ぶりの減少、節約志向が顕著(JTB 調査)
昨日、JTB が発表した今年の年末年始(12月23日〜1月3日)の旅行動向調査によりますと、国内旅行人数は前年同期比(以下同じ)2.2%減と5年ぶりのマイナスとなり、海外旅行は3.3%増と3年ぶりのプラスとなりました。しかし、国内旅行の平均費用は9.6%減、海外旅行は4.7%減と節約志向が鮮明となっています。海外旅行は長い休みが取り難いため、近場のアジアやハワイ方面が主流となっています。
@ロンドン行きのアシアナ航空機がエンジン火災警告でロシアに緊急着陸
韓国時間6日の「chosun Online」によりますと、同5日午後10時55分頃、ロシア上空を飛行中だった、仁川発ロンドン行きのアシアナ航空521便・B777型機で、「エンジンに火災が発生した」との警告が出ました。このため同機はロシア中部ウラル山脈付近にあるハンティ・マンシースク空港に緊急着陸しました。実際に火災が発生したのかどうかは調査中とのことです。
*12月5日
@国土交通省レクチャー(その3)
「『(企業の)競争で住民を犠牲にしないで欲しい』と言うのが最大の願いだ」
成田市住民
「あなた方は一番金のかからない方法を考えているのではないか。それは、新滑走路もB滑走路の北伸もいらない。発着回数もまだ24万回程度ではないか。まだ、十分飛べる。だから、みんなは『本当の目的は夜間飛行制限緩和だ』と言っている。そうでないと言うならば、飛行制限緩和と新滑走路建設は切り離して欲しい。」
高橋専門官
「そう言うことではない。提案はあくまで3点セットだ。」
成田市住民
「四者協議会で切り離すように、提案してくれ。」
共産党
「説明会をやって、それからどうするのか。」
高橋専門官
「説明会がまだ全部は終わっていない。半分程度ではないか。年明けまでかかると思う。その後、検討して再度提案することになる、と思う。」
岩田本会事務局長
「住民にとってはカーフューを入れて『静かな時間が6時間』と言う現状でもきついと思う。そこで、提案を一度白紙に戻して、検討する必要があるのではないか。」
成田市住民
「3年半前に『カーフューは LCC のため』と言っていたが、蓋を開けてみたら、 LCC はあまりない。一番うるさいのは貨物便と朝一番の便だ。今回も、これを認めたら、同じことになるのではないか。」
横芝光町住民
「我が町はA滑走路の騒音も受けているし、B滑走路の騒音も影響がある。新滑走路が出来ると、横芝駅周辺の市街地に激しい騒音が降ってくる。従って、町民の多くは『運用時間の延長だけは絶対に認められない』と言っている。また、『もう、滑走路は作ってくれるな』という声もある。先ほどから出ているように『運用時間拡大』は切り離してもらわないと、住民合意はとても得られない。是非、切り離して欲しい。」
高橋専門官
「説明会でも同様な意見は聞いているので、今後、検討していきたいと思う。」
成田市住民
「前回の時には国土交通省はアベノミクスまで持ち出していた。アベノミクスは何も成田空港だけでやることはないのではないか。羽田空港や茨城空港も使えるのではないか。」
高橋専門官
「成田空港だけではなくて、当然、羽田空港も考えている。」
横芝光町住民
「昨日も、集落の集会があったが、そこでも、深夜早朝の音を非常に心配している。発表される騒音値は飛んでいない時間もカウントされて、平均化されていて、体感とは違ってしまう。窓の防音と言うが、人は自然の中で生活するものだから、それも考えて欲しい。企業としては競争があると思うが、その『競争で住民を犠牲にしないで欲しい』と言うのが最大の願いだ。我々は新滑走路が出来れば、生涯その騒音下で生きなければならない。人としての生活を企業計画の中でも考慮して欲しい。」
高橋専門官
「我々が今提案している案も決まったものではないし、皆さんの意見を検討して新たにご提案させていただく事になるかも知れませんし、新たな対策でご理解をお願いすることになるかもしれません。」
共産党
「四者協議会は『ご理解をいただきたい』と言うが、住民の声をどう取り上げるのか。住民は発着回数を増やすことを望んでいないのではないか。また、多古町の説明会の時に町会議員が参加しようとしたら、参加できなかったと言うが、何でこんな事が起こるのか。みんなの意見を聞くと言いながら、町民の代表である議員が参加できないのはおかしいのではないか。」
高橋専門官
「それについては把握していなかった。現状を把握して、適切に対処したい。」
以上でレクチャーは終了
@ユナイテッド航空が春休みに成田=グアム線臨時便を運航
ユナイテッド航空は来年3月17日〜4月3日までの、成田=グアム線の月・火・金・土曜日に各1便、計11往復の臨時便を運航します。成田着午前10時45分、成田発11時45分の予定です。
@タイ・エアアジアXが6月1日〜9月30日に成田=バンコク線を減便
昨日の「Traicy」によりますと、タイ・エアアジアXは来年6月1日〜9月30日まで、成田=バンコク線を週14便から週11便に減便します。昨年夏も同様に減便していました。
@デルタ航空が「スコープクローズ」維持で労組と合意、 MRJ に影響
3日の日本経済新聞によりますと、現地時間1日、デルタ航空のパイロット組合はデルタ航空が「小型機の外注条件の緩和を見送る」とした提案を受諾する事を決めました。これは「パイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)」と呼ばれるもので、現在の76席以下の小型機で地域路線を運航するために、地域航空会社に外注するときの条件になります。他社もデルタ航空の決定を参考にするとみられるため、地域航空会社もこの決定に従うことになります。三菱航空機会社が開発している MRJ 90型機はこの基準にはずれるため、現在。米国地域航空会社2社から受注している300機を MRJ 70型機に切り替えてもらうなどの対策が必要となるようです。
【コメント】3日の出来事でも書いたように、エンブラエルもE175-E2型機の納入を1年延期するとしていますし、三菱航空機会社も MRJ 70型機の開発を前倒し、試験飛行も来年に早める(2016年10月14日の出来事参照)とのことです。
*12月4日
@国土交通省レクチャー(その2、その1は11月30日の出来事参照)
「『住民の合意がなければ、やりません』とはこれまでの文書で一言も書いていないではないか」
成田市住民
「前回3年半前は非常に強引だった。この時に『むやみに再延長はやりません』と言っておきながら、たった、3年半で舌の根も乾かないうちに今回の提案だ。こんな事をやっていたら、お互いの信頼関係は作れない。」
成田市住民
「運用時間拡大で飛ばない時間が4時間になったらば、子供や学生などの若者が地域から出ていってしまうんだよ。この気持ち分かりますか」
高橋専門官
「前回は強引にやらざるを得なかった。しかし、今回は『説明したから』と強引にやることは一切ありません。説明会でも厳しい意見が出ているので、それを勘案しながら検討し、新たな提案をもって、説明することになると思います。我々は住民のご理解をいただけるまで、期限を定めずに説明していきたいと考えています。」
岩田本会事務局長
「質問にもあるとおり、『静かな時間が4時間』をどうして持ち出したのか全く分からない。憲法25条を持ち出すまでもなく、常識的に考えても、この提案は異常だ。『 LCC の希望』などを理由としているが、騒音下に暮らす数万人の人権をどう考えているのか。 LCC の希望は分からないでもないが、国土交通省は『周辺に住む人のことを考えて、我慢して下さい』と何故、 LCC に言えないのか。」
高橋専門官
「現在航空需要は順調に伸びていて、早晩、発着回数は満杯になってしまう。これをまかなうにはこれぐらいの運用時間が必要と言うことです。案として出しているのは最大のところで出している。今後、短くするのか、新たな対策を考えるのか検討して説明させていただきたい。」
高橋弁護士
「あなた方の発想がそもそも違っている。健康被害が現在どうなのか、どう拡大するのか、と言う調査が全くなされていない。私も公害訴訟を長くやってきたが、判決の中でも飛行機の『騒音はひどい、しんどい』と認定されている。その疫学調査などは絶対に必要だ。それを示した説明があった上で、納得できるかどうかの問題なのだ。その前提がない以上、この提案は無理だ。一番大事なのは『事業者側の都合』ではなく、『地域住民の健康』だ。『健康に影響がない』と言う事を明らかにすることが事業者側に科せられている、と言うのが、今は世界の趨勢だ」
共産党
「『住民の納得がなければ』と言っている。しかし、今までの文書では、『納得が得られなければ事業を始めません』と言うことが、全く担保されていない。『四者協議会で結論が出た段階で』とか、『色々な対策をとった上で合意したら事業を開始する』と言う事は書いてあるが、その中に『住民の合意なければやらない』とは書いていない。これでは、住民の方々が納得しないのは当たり前だ」
高橋専門官
「ここには入っていないが、説明会の中では『みなさんの合意なしではやりません』と言っている」
岩田本会事務局長
「しかし、説明を聞いても『どうなれば住民が納得したことになるのか』が、全く分からない。そこで、住民には不信感が沸いてくる。また、前回と同じことをやるのではないか」
成田市住民
「だから我々は文書でくれ、と要望した。『何でこんな案が出るのか、それはあなた方が騒音下に住んでいないからだ』と言うところから、説明会は始まった。そこで、カーフューの時は説明会を拒否した。そうしなければ『住民は合意した』とされてしまう。今回の案にするか、38年前の開港時の運用時間(午前6時〜午後11時)に戻すか、どちらか2案の選択で提案にして欲しい。そして、住民の意見を聞いて欲しい」
(「その3」2016年12月5日出来事に続く)
@千葉大で成田空港着陸失敗事故での訓練
今日の毎日新聞によりますと、昨日、千葉大亥鼻キャンバスで、成田空港で旅客機が着陸に失敗し、死者50人の遺体が次々と運び込まれた、との想定で、検案と検視と歯科所見を行う訓練が行われました。訓練には千葉と岩手県の警察官や医師ら約40人が参加し、手順の確認を行いました。
@ NAA がフェイスブックに公式アカウントを開設
NAA は1日、成田空港のフェイスブック公式アカウントを開設しました。のぞいて見ましたが、ほとんどは、店舗の宣伝のようでした。
@バニラが年末年始の予約センター休業日を発表
バニラ・エアは2日、予約センターの年末年始営業日について、12月30日〜1月3日に休業する、と告知しています。「特別なお手伝いが必要なお客様は、ご搭乗の5営業日前までに予約センターにご連絡いただけますようお願い申し上げます」としていますので、注意が必要です。
@アシアナ航空のパイロットが出発前に殴り合いの大げんか、一人が負傷
現地時間2日午前、仁川発ニューヨーク行きのアシアナ航空機で、出発前に副操縦士同士が殴り合いのケンカをし、一人が病院に運ばれるトラブルがありました。同航空はケガをしたパイロットの代わりに別のパイロットを乗務させ、約1時間遅れで出発させました。これについて、「心理状態から言って、もう一人のパイロットも交代させるべきだったのでは」との批判がある、とのことです。
*12月3日
@「Instagram」の「2016年人気スポット」で成田空港が6位に
昨日の「女子旅プレス 」によりますと、「Instagram」は現地時間1日、2016年の「日本国内で最も人気を集めたスポット上位10ヶ所」を発表しましたが、空港では6位に成田空港が、10位に関西空港が選ばれています。
@解散したトランスアジア航空の代替運航はまだ
解散した台湾のトランスアジア航空ですが、チャイナエアラインが代わりに12月から運航する、とのこでした。しかし、今日現在、成田=台北線の代替運航は実現していないようです。
@成田空港はクリスマスの準備中
1日に成田空港第2ターミナルに行きましたが、3階の出発フロアーで17・18・23日に行われる「ポケモンストアふゆまつりin成田国際空港」の飾りつけが行われていました。もうすぐ、クリスマスですね。
@アトラス航空が NCA のB747-400型機1機を運航する事で合意
アトラス航空は現地時間1日、来年1月から、日本貨物航空のB747-400型機1機を太平洋路線で運航する契約を締結した、と発表しました。また、今後もこのような関係を築いていきたい、としています。
@ジェットスター G のパイロット養成プログラムに数百人が応募
ジェットスターは現地時間2日に、同社が募集したパイロット訓練生プログラムに数100名が応募した、と発表(英文)しました。応募締め切りは同4日までです。2017年3月までに12名、2018年には20名を採用する、としています。ジェットスターのチーフパイロット、ジョージナ・サットン機長は「商用パイロットへの道は訓練費用が多額で、若者たちが職業として選択する大きな妨げになっており、これを取り除く必要がある」と今回のプログラムについて説明しています。
@エンブラエルが E175-E2 型機の初号機納入を1年延期
現地時間2日の「FlightGlobal(英文)」によりますと、エンブラエルは1日、開発中のE175-E2型機の納入を1年延期し2021年にする事を明らかにしました。同型機は米国の「パイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)」の制限重量をかなり上回っていますが、現在受注している100機は全て米国のスカイウエストからのものです。同型機は最大座席数88席で、 MRJ 90型機と競合しています。
@タンザニアが CS300 型機2機を発注
ボンバルディア社は現地時間2日、タンザニア政府とCS300型機2機とDHC8-400型機1機の確定注文を受けた、と発表しました。これらは、タンザニア航空で運航されることになる、とのことです。
*12月2日
@香港航空が先月27日から1日3往復に増便
見落としていましたが、香港航空は先月27日から成田=香港線を、1日2往復から1日3往復に増便しました。
@非常用管制塔運用訓練を公開
成田空港では先月下旬から、非常用管制塔を設置する訓練が行われており、今日、報道陣に公開しました。この管制塔はトラックで羽田空港から運ばれたもので、コンテナが高さ6mまで持ち上げられ、滑走路脇に設置すると滑走路が見渡せ、コンテナの中で、半径9Kmの航空機の管制が出来ます。
@普天間騒音訴訟の控訴審でも国に9億5000万円の支払いを命じる判決
昨日、普天間飛行場周辺の住民約2200人が起こした「普天間騒音訴訟」の控訴審判決が福岡高裁那覇支部でありました。判決では昨年6月の一審判決を蹈襲し、国に「75 WECPNL 」以上の地区に住む住民約2100人に約9億5000万円を支払うように命じました。また、国側の控訴を棄却しました。しかし、「75WECPNL未満」の地区に住む住民への賠償は認められませんでした。
この裁判は「第2次普天間爆音訴訟」とは別に起こされており、飛行差し止めは求めていません。
なお、「第2次普天間爆音訴訟」では、原告側も国側も判決(2016年11月17日出来事参照)を不服として控訴しました。
@バニラエアの10月実績は国際線・国内線とも搭乗率が1.7ポイント増
バニラ・エアが発表した「10月の輸送・運航実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)63.1%増の9万907人、搭乗率は1.7ポイント増の82.3%となりました。国内線旅客数は4.8%減の8万2741人、搭乗率は1.7ポイント増の90.0%となっています。
国際線の欠航率は1.0%、定時出発遅延率は16.4%で、一方、国内線欠航率は0.8%、定時出発遅延率は14.3%となっています。
@中国 LCC のラッキーエア機長が出発順割り込みで乗客を駐機場に降ろす
現地時間先月28日深夜、雲南省のシーサンパンナ・ガサ空港で、昆明行きの中国 LCC ・雲南祥鵬航空(ラッキーエア)9917便の機長が乗客を駐機場に降ろし、空港側に抗議するように指示し、乗客が駐機場で遊ぶ出来事がありました。原因は機長が出発順で大手航空会社便に割り込まれ、激怒した結果とのことです。このトラブルにより、一部の乗客は出発順が来ても再搭乗を拒否し、同航空が無料の食事と宿泊を提供する事で折り合い、大幅に遅れて出発し、昆明には約3時間の遅れで到着しました。ラッキーエアはこの機長をすぐに乗務停止処分としました。
*12月1日
@10月のアクセス数は24,066回でした。
@ NAA が「成田空港〜その役割と現状〜 2016年度」を発行
今日、 NAA 本社に行き、「成田空港〜その役割と現状〜 2016年度」をいただいてきました。ネット上ではすでに載っています。
@ニュージーランド航空が今日から成田=オークランド線を増便
ニュージーランド航空は今日から成田=オークランド線を増便します。1日1往復から月・木・土曜日に各1便増便し、週10便とします。成田空港到着は朝と夕方、出発は午後と夕方になります。
@「成田用水事業推進協議会」が森田知事に用水事業と振興策で要望
今日の千葉日報によりますと、「成田用水事業推進協議会」は昨日、森田千葉県知事に、第3滑走路の建設により成田用水供給先農地約300ヘクタールと幹線用水路約8Kmが影響を受け、用水事業や農業振興に影響が出るとして、県が地域振興策策定に主導的役割を果たして欲しい、とする要望書を提出しました。
@全日空の10月実績は国際線利用率が74.1%、国内線は69.8%
全日空が昨日発表した「ANA グループ 10月実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)10.7%増の74万1176人となり、利用率は1.3ポイント増の74.1%となりました。方面別ではヨーロッパ方面が3.4%減となっていますが、北米方面・ホノルルは4.7%増、アジア・オセアニア方面は15.3%増となっています。
一方、国内線旅客数は0.3%減の357万0314人となり、利用率は0.6ポイント増の69.8%となっています。
成田空港路線の利用率は成田=札幌線が5.2ポイント減の60.6%、成田=大阪線が0.4ポイント増の86.5%、成田=福岡線が4.6ポイント増の59.7%、成田=那覇線が0.2ポイント増の59.7%、成田=仙台線が2.1ポイント増の53.0%、成田=新潟線が4.0ポイント増の58.0%、成田=中部線が1.0ポイント増の82.1%となっています。
運航実績は国際線欠航率が0.1%、定時出発遅延率が12.1%、定時到着遅延率が15.9%となり、いずれも、前年同月よりも悪化しています。また、国内線欠航率は1.0%、定時出発遅延率が9.0%、定時到着遅延率が11.9%となり、こちらも前年同月よりも悪化しています。
@ラミア・ボリビア航空のアブロRJ型機の墜落は燃料不足か
今日の海外からの報道によりますと、ラミア・ボリビア航空のアブロRJ型機の墜落原因は燃料がなくなり、機体の電気系統が全てダウンして、機体制御が出来なくなったためようです。流出した同機のパイロットと管制官との交信によりますと、パイロットは「燃料がなくなる」と優先着陸を要請し、管制官が許可したものの、最後の交信では「エンジンが止まって電源が落ちた」と連絡した後に、レーダーから機影が消えたようです。同機の航続距離がこの日の飛行距離とほぼ同じで、途中で給油する予定でしたが、深夜のため給油できずに飛行したようです。
【コメント】この報道が正確かどうかは、ブラックボックスの解析で判明するはずですね。