2014年7月前半の出来事


*7月15日

【訂正】12日の写真は「横堀大鉄塔」でした
 読者の方から、12日の写真の間違いを指摘されました。金網に囲まれた部分は「横堀現地闘争本部」ではなく、「横堀大鉄塔」だ、とのことです。すみません。
 
「横堀現地闘争本部」はこの写真のずっと左手にあるそうです。また、「この『横堀大鉄塔』は個人所有地に立ち、一坪共有地ではないので、土地収用法による強制収用を放棄したNAAは手出しができません(=裁判を起こせません)」と教えていただきました。ありがとうございました。

@成田空港の夏休みとお盆期間の旅客数が大幅減の予測
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、夏休み(7月18日〜8月31日)とお盆期間(8月8日〜8月17日)の国際線旅客数予測を発表しました。夏休み期間中は前年同期比(以下同じ)5.1%減、お盆期間中は7.9%減となっています。 羽田空港国際化の影響で減便や運休が相次いだことが大きいとしていますが、円安と消費税引き上げによる節約ムードもあるようです。出国のピークは8月9日の約4万6000人、入国のピークは8月17日の約4万8000人としています。お盆期間の旅客数をターミナル別に見ますと、第1ターミナルが12.6%減に対し、第2ターミナルが6.4%増となっています。

@全日空B787-8型機が動翼不具合で欠航
 昨日午後2時頃、羽田発伊丹行きの全日空27便・B787-8型機が出発しようとしたところ、動翼装置に不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、同便は欠航となりました。

@全日空732便が脚の格納確認できずに福岡空港に引き返す
 今日午前8時過ぎ、福岡発中部行きの全日空432便・B737-500型機が離陸直後に、車輪格納を示すランプが点灯しませんでした。このため、同機は福岡空港に引き返し、車輪が出ているのを確認した後、無事着陸しました。全日空では実際に車輪が格納されなかったのか、ランプ系統の故障か調べています。

@三菱リージョナルジェットが確定20機とオプション20機を受注
 現地時間14日、三菱航空機会社はファンボローエアショーの会場で、三菱リージョナルジェット(MRJ)900型機の購入に関しての覚書を、米国のイースタン航空と取り交わしたことを発表しました。MRJ-900型機を確定20機、オプション20機となります。イースタン航空は1991年に運航を停止しましたが、この商標権を買い取り、2012年に新生「イースタン航空」が設立され、2015年からの運航開始を目指しています。引き渡しは2019年からの予定です。

@MRJ が15年秋から米国でも試験飛行を実施へ
 三菱航空機会社は現地時間14日、MRJ の横風などの最終試験飛行を2015年秋に3機を使って、米モーゼスレイク空港(ワシントン州)で行う事を明らかにしました。この他、2機の試験機は国内で各種試験を行います。

@ジェットスターJ の「見舞金」の詳細
 昨日書いた、ジェットスター・ ジャパンの運休や遅延に対する「見舞金」制度ですが、搭乗予定便が出発時刻の12時間未満に欠航や運休が発表された場合と、6時間以上出発が遅れた場合は振替便のチケットに加え、「Starter Plus」は1480円を追加で支払っている場合に見舞金1万円、「Starter Max」は3690円を追加で支払っている場合に見舞金2万円が支払われます。ただし、利用者がキャンセルしたり払い戻し請求をした場合には見舞金は出ません。

@ファンボローエアショーでの新鋭機の受注状況(その1)
 現地時間14日から英国でファンボローエアショーが開幕しましたが、このような、大きなエアショーでは旅客機の発注が相次ぎます。この内、開発中、あるいは開発直後の新鋭機の発注についてまとめてみます。

 リース会社の「ALC」は現地時間14日、A330-900neo型機25機と A321neo型機60機を発注する覚書をエアバスと取り交わしたことを発表しました。「ALC」は A330neo型機のローチンカスタマーとなります。
 現地時間12日、ボンバルディア社は 英国リース会社「ファルコ」と、CS100型機24機の発注契約を結んだ、と発表しました。同機は座席数110席となります。
 英国航空とイベリア航空の親会社「IAG」は現地時間14日、オプションとしていた A320neo型機20機を確定発注に切り替えた、と発表しました。
 中国の「Okay航空」はB737MAX型機を6機と B737-800型機を4機発注しました。また、すでに発注している5機の B737-800型機を B737-900ERs型機に変更することも明らかにしました。
 航空機リース会社の「AVOLON」は現地時間14日、B787-9型機6機と B737MAX9型機5機の発注覚書をボーイング社と取り交わしたことを発表しました。同社のB787型機発注は初めてとなります。
 航空機リース会社の「エアキャップ」は現地時間14日、エアバスに対してA320neo型機ファミリー50機を確定発注したことを明らかにしました。


*7月14日

@全日空のB787-8型機が防氷装置不具合で2時間15分遅れる
 現地時間13日正午頃、シンガポール発羽田行きの全日空842便・B787-8型機の出発前点検で、防氷装置の不具合がありました。整備のため、同便は約2時間15分遅れで出発しました。

@「B787型機の信頼性は、B777型機水準には及ばない」ボー社副社長
 今日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、ボーイング社のマーケティング担当副社長は英国時間13日、記者団に対し「B787型機の現在の信頼性の水準は上がっているが、当社が目指した水準には到達していない」と語りました。B787型機は就航から2年半がたちますが、その信頼性は98%で、ほぼ同時期の B777型機の信頼性99%超には達していない、とのことで、副社長は B777型機の信頼性と同水準に並ぶ時期については明言を避けました。
【コメント】全日空はB787型機の運航停止の時に、「B787型機の初期故障は B777型機と同程度である」と語っていましたが、これは、間違いだったのでしょうか。

@ジェットスター・ J が欠航や6時間以上の遅延に見舞金制度
 ジェットスター・ ジャパンは今日、運休や6時間以上の出発遅延が発生した場合に、お見舞い金を支払う「Starter Plus」または「Starter Max」運賃を22日から売り出す、と発表しました。
【コメント】ジェットスター・ ジャパンの公式ホームページには、今のところ出ていないようで、詳しいことは分かりません。

@JALスカイが成田空港ベースの契約社員を募集
 JALスカイは原則成田空港勤務の契約社員を募集しています。10月までに専門学校以上を卒業、または、卒業予定の人で入社は11月以降となります。募集人員は約20名となります。

@エアバスがA330neo型機の開発を発表
 エアバスは現地時間14日、A330-800neo 型機とA330-900neo型機を開発する、と発表しました。1座席毎の燃費効率が14%改善し、航続距離が最大400マイル伸びる、とのことです。航空会社への引き渡しは2017年第4四半期を予定している、とのことです。

@リスボン空港付近にエンジン部品が降り注ぐ
 現地時間12日、リスボン発ブラジル・サンパウロ行きのポルトガル航空・A330型機が離陸直後にエンジンの一つから煙を吹き出し、エンジン1基で引き返しました。同機は無事に緊急着陸を行い、けが人はいなかった、とのことです。しかし、エンジンが破損し、部品が地上に降り注ぎ、多くの車に当たった、とのことです。地上でのけが人の有無は分かりません。
【コメント】成田空港でも同じような事故(2008年9月23日出来事参照)がありましたね。


*7月13日

@ジェットアジアの成田=バンコク線定期便化は9月から?
 昨日のTraicyによりますと、タイ現地の報道で、ジェットアジアエアウエイズは今年9月にも成田=バンコク線を定期便化する計画、とのことです。ただ、5月にも「8月に定期便化する」との報道(5月29日に出来事参照)もありましたので、まだ確定とは言えないようです。

@植木社長「中東航空会社の急成長は続くのか?」
 9日の「日経ビジネス」に載った日本航空植木社長へのインタビュー「フェラーリのような航空会社に」で植木社長は中東航空会社3社の急拡大について「中東の3キャリアは自分たちを世界の航空会社と思っていますよね。だけど長い航空業界の歴史の中で、あの成長がどこまで続くのか。本当にあのまま路線を増やしていけば、いつの間にか世界中のフルサービスキャリアは中東の3社しかなくなって、後はそれぞれの国がLCCだけを細々をやっていく世界になってしまいます。」と述べています。
【コメント】僭越ですが、私も同感ですね。過去にも書きましたが、3社(エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空)が航空機の大量発注をしている有様を見ると、オイルマネーが背景にあるとは言え、「バブル」と思ってしまいます。何らかのきっかけで、これがはじけると、航空業界に大混乱が起こるような気がしてなりません。エミレーツ航空のA350型機キャンセルと、B777X型機の150機確定発注の理由は明らかにされていませんが、A350型機の供給が1〜2年先に迫っている事も関係していたのかも知れません。B777X型機の供給は少なくても5年以上先になります。もし、旅客数が同航空の計画通りに増えていないとすれば、「違約金を払っても、A350型機からB777X型機に乗り換えた方が合理的」と判断した可能性もありますね。ボーイング社は値引き幅を大きくしても、大量受注でB777X型機開発に景気をつけたいところでしょう。あるいは、資金繰りに見込み違いがあったのでしょうか?
 今後、LCCも含めて、このようなキャンセルが多発する可能性があるのではないでしょうか。

@おいしかった「空の駅 風和里しばやま」で買ったスイカ
 1週間前の6日、用事で匝瑳市まで行きましたが、帰りにA滑走路南端近くにある「空の駅 風和里しばやま」に寄りました。そこで、小玉スイカを買ったのですが、夕食後に食べたところ、とってもおいしいスイカでした。値段が800円したので、買うときに迷ったのですが、買って“正解”でした。山武市に住んでいたときには、夏になると、八街町(今は市)の農家まで出かけて、分けてもらったものですが、本当に久しぶりにおいしいスイカを堪能しました。成田空港周辺のスイカは本当においしいですね。海外にも輸出しているのでしょうか?


*7月12日

@「固定駐機場を備えたサテライトビル」建設が提言された「横堀地区」
 9日の出来事で書いた「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」による“中間とりまとめ”で提案された「横堀地区の南側に固定駐機場を備えたサテライトビル」建設ですが、この横堀地区の遠景が下記写真です。手前の金網で囲まれた部分は「横堀現地闘争本部」(2014年2月7日出来事参照)です。その背後に広がる森林が横堀地区です。このどこかに「サテライトビル」が建設されるとして、鉄道やバスなどのアクセスを利用するためには、従来のターミナルと何らかの方法で行き来できないとなりません。間には誘導路や駐機場があり、かなり、遠くなります。スカイマークやピーチ・アビエーションのようにバスでターミナルへ行くようにすると、現在の駐機場と違い、誘導路を横断することになり、誘導路を走行する航空機との干渉が問題になるのではないでしょうか。この写真は第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ一般道路から、金網越しに撮りました。

@京成電鉄や地下鉄などが外国人向けの企画切符を15日から発売
 京成電鉄、京急電鉄、東京空港交通、京成バス、東京都交通局、東京メトロの6社局は、訪日外国人向けの企画乗車券を新たに発売します。「京成スカイライナー&東京サブウェイチケット」は15日からで、スカイライナーと地下鉄の1〜3日間乗車券とのセットで2800〜5400円。「リムジン&サブウェイパス」はリムジンバスと地下鉄の1〜3日間乗車券とのセットで、1800〜6000円。「東京シャトル&サブウェイパス」は成田空港と東京駅を結ぶ高速バス「東京シャトル」と地下鉄1日券のセットで1700円。このセット券だけは外国人に限らず、日本人でも購入でき、31日からの発売になります。


*7月11日

@アシアナ航空が成田路線のA380型機を8月25日まで延長
 アシアナ航空は先月13日から成田=仁川線に投入しているA380型機を、従来は「8月14日までA380型機で運航」としていましたが、これを「8月25日まで」に延長する事を明らかにしました。
 写真は6月16日に成田空港に到着したアシアナ航空のA380型機です。

@「THEアクセス成田」が早朝便を1便増へ
 「THEアクセス成田」を運行する平和交通は19日から、銀座発午前7時→東京駅発・同21分の便を増便します。成田空港第2ターミナル着は8時25分、第1ターミナルには8時30分になります。

@京成バスなどが成田=幕張線を大幅増便
 京成バス・成田空港交通・ちばシティバスは23日に、千葉中央・稲毛海岸・幕張新都心=成田空港線でダイヤ改正を行う、と発表しました。成田空港行きは22便から27便に、成田空港発は19便から26便に増便します。また、LCC早朝便に対応し、成田空港行きの始発便を20分早め、成田空港着を午前5時10分としました。

@スカイマークの6月利用率は65.6%、成田路線は改善
 スカイマークが昨日発表した「6月輸送実績」によりますと、全搭乗者数は前年同月比(以下同じ)8.3%増、利用率は0.4ポイント増の65.6%となりました。定時出発率は84.8%、欠航率は0.4%となっています。
 成田空港路線の利用率は成田=札幌線が29.1ポイント増の67.9%、成田=沖縄線が9.8ポイント増の64.5%、成田=米子線が28.1%となっています。

@ ジェットスター・J が関西=大分線を10月9日に開設
 ジェットスター・ジャパンは今日、10月9日から関西=大分線を1日1往復で開設する、と発表しました。これで、関西空港路線は5路線、1日28便となります。

@三井住友銀傘下のリース会社がA320型機ファミリーを100機発注か
 今日のロイターによりますと、三井住友銀行傘下のリース会社「SMBCアビエーションキャピタル」はエアバスと、A320neo型機とA320型機を100機発注する交渉を行っており、来週開催される英国でのファーンボロー国際航空ショーで発表される、とのことです。


*7月10日

@明日午前0時から成田空港駐車場の早朝・深夜便割引開始
 6月26日の出来事でも書きましたが、明日午前0時から成田空港の「駐車料金の早朝・深夜割引サービス」が開始となります。詳しくは、成田国際空港株式会社(NAA)のページを見て下さい。

@「成田空港周辺に圏央道を生かした物流拠点を」シンポで
 8日夜、内外情勢調査会千葉支部、成田支部主催のシンポジュウム「日本の国際物流戦略と成田空港 の役割」が千葉市で開かれました。シンポジュウムでは「圏央道周辺に成田空港を生かした巨大物流拠点をつくるべき」との意見が出ました。

@13年半で1340件の情報、「ASI-NET」今日で役割終える
 航空輸送技術研究センター(ATEC)は2000年12月に運用を開始した、航空安全情報ネットワーク「ASI-NET」を今日から停止しました。今日から航空安全情報自発報告制度「VOICES」が運用を開始したことによるものです。「ASI-NET」ではこれまでに大型機関係で1149件、小型機関係で191件の情報が寄せられました。これに基づき、10件の提言を行った、とのことです。

@日本航空B787-8型機で不具合2件
 現地時間9日午後1時20分頃、ホノルル発成田行きの日本航空783便B787-8型機が出発しようとゲートを離れたところ、中央タンクの燃料ポンプの一つに不具合が発生しました。このため、ゲートに戻り整備後、1時間36分遅れで出発しました。
 今日午前0時頃、羽田発サンフランシスコ行きの日本航空2便・B787-8型機が出発に向けゲートを離れたところ、主脚のブレーキの一つに不具合が発生しました。このため同機はゲートに戻り、整備後、1時間1分遅れで出発しました。

@ルフトハンザ航空が長距離格安便を検討
 新たにルフトハンザ航空のCEOに就任したシュポア氏は現地時間9日、2012年の事業再編計画「SCORE」の目標を達成できないことに関して、年内の輸送能力の伸びを従来計画の半分とし、10機を運航停止にすること、短距離路線はユーロウイングス子会社のジャーマンウイングスへの移管を進めること、長距離格安便の運航を検討することなどを明らかにしました。

@フィリピン航空とエティハド航空が提携を発表
 昨日書いた、フィリピン航空と提携する外国航空会社はエティハド航空でした。両社は戦略的パートナーシップでの合意を発表しました。手始めに、両航空はフィリピン国内の20路線で共同運航を行います。

@エミレーツ航空がB777X型機を150機確定発注
 ボーイング社は現地時間9日、エミレーツ航空からB777X-9型機を115機、B777X-8型機35機の確定発注を受けた、と発表しました。これは昨年11月のドバイエアショーで覚書(2013年11月25日出来事参照)を取り交わしていたものです。また、契約にはオプションとして50機の追加発注の権利も含まれる、とのことです。同航空は6月にエアバスのA350型機、70機の発注をキャンセルしています。


*7月9日

@「オリンピック前に横堀地区にサテライトビル必要」「騒音区域の変更はない」
 国土交通省が昨日発表した「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」による“中間とりまとめ”によりますと、成田空港については「2020年のオリンピックまでにスポットが190か所必要となる」とし、「第1ターミナルと第2ターミナルを南側で連結する」こと、また、「横堀地区の南側に固定駐機場を備えたサテライトビル」の建設を提言しています。(参考資料 50ページ参照)
 また、「カーフュー時間帯の短縮」として、「前述のとおり、地域との合意により、23 時から翌 6 時まで(カーフュー時間帯)は、離着陸を原則禁止している(参考資料 51 ページ参照)が、カ ーフュー時間帯を短縮した場合には、空港処理能力は拡大する。ただし、地域の理解を得る必要がある。」としており、カーフュー時間帯の短縮を対策の一つに挙げています。
 一方、騒音については「現在の運用実績は年間21万回(2012 年度実績)であるが、騒音予測コンターは、年間発着枠の30万回を前提に作成され、これに基づいて設定された区域において防音工事等の騒音対策が実施されている。年間の運用実績が30万回までの間は、騒音影響は現在の騒音対策区域の中にとどまる。」と述べています。

@国土交通省が「東京国際空港環境企画調整室」を設置
 国土交通省は羽田空港都心ルート新設に備えた「東京国際空港環境企画調整室」を、1日付で航空局航空ネットワ ーク部の環境・地域振興課に新設しました。ここで、住宅密集地に対する騒音の拡大や、新たな騒音が発生する事への対策・企画・立案などを一元的に行う事になります。

@航空安全情報自発報告制度の運用を明日から開始
 国土交通省は今日、7日の出来事で書いた「航空安全情報自発報告制度(略称:VOICES)」の運用を明日から開始することを発表しました。

@全日空 G 5月利用率は国際線が71.0%、国内線は60.6%
 全日空が昨日発表した「ANAグループ5月旅客輸送実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)20.9%増、利用率は0.5ポイント減の71.0%となりました。一方、国内線は旅客数が1.8%増、利用率は2.2ポイント増の60.6%となっています。
 成田空港関係路線の利用率は成田=札幌線が3.8ポイント減の45.1%、成田=大阪線が3.3ポイント減の80.7%、成田=福岡線が1.7ポイント増の41.3%、成田=中部線が4.1ポイント増の73.5%、成田=仙台線が1.8ポイント増の42.4%、成田=那覇線が7.1ポイント増の62.6%、成田=新潟線6.0ポイント増のが44.1%となっています。
 全日空は国際線「有償旅客キロ」で初めて日本航空を上回りました。国際線旅客数は日本航空が約62万人なのに対し、全日空は約58万人でした。

@「春秋航空 日本」が「再出発キャンペーン」を中止
 「春秋航空 日本」は7月4日夕方から一時告知し、今日から開始することにしていた全路線運賃を737円とする「再出発キャンペーン」を中止しました。同航空は「調整中で、セールを行うかは未定。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」とのコメントを発表しています。

@B737型機の部品を載せた貨物列車が脱線
 現地時間3日、米国モンタナ州でB737型機・B777型機・B747型機の胴体部分など、部品を積んだ貨物列車が脱線事故を起こしました。これにより、同3機種の納入に若干の遅れが出るようです。写真はこちら

@米国輸出入銀行閉鎖を議会が決めればボーイング社に打撃
 現在、米国議会で審議されている「米国輸出入銀行」の閉鎖を議会が決めれば、ボーイング社への影響は大きなものになるようです。これは、航空会社などがボーイング社の航空機購入を決める場合に、ボーイング社が契約の中で、米国輸出入銀行による債務保証を提供しています。これがなくなった場合に、ボーイング社は同社独自に70〜90億ドル(約7100〜9200億円)の融資提供を余儀なくされる、とされています。この融資提供が同社の財務体質を弱体化し、これを、行わない場合は同社の受注に大きな影響を与える可能性があるようです。

@ジェットスター・香港がA320型機3機を売却へ、就航の見通し立たず
 ジェットスタートと中国東方航空などが出資して設立された「ジェットスター・香港」は香港航空当局の許可が下りず(1月27日出来事参照)、運航開始の見通しが立っていません。このため、すでに受領している7機(6月に受領する予定の2機を加えると9機)のA320型機の内、3機を売却する方針、とのことです。

@フィリピン航空に外国航空会社が出資か
 7日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版にによりますと、フィリピン航空の COO はウオール・ストリート・ジャーナルの取材に対し、「ある外国航空会社が近く株式を取得し、株主に加わる」と述べました。ただ、この外国航空会社の名前は明らかにしませんでした。株取得は年内に終了するそうです。

@米LCC「フロンティア航空」機長が粋なはからい
 現地時間7日午前10時半頃、米西部ワイオミング州シャイアンにあるドミノ・ピザ店に、LCCフロンティア航空の機長から160人分のピザの注文がありました。これは、ワシントン発デンバー行きのフロンティア航空機がデンバーの天候回復を待つために、小さなシャイアン空港に約2時間も駐機していた際の出来事でした。同機はそれまでに遅れており、すでに数時間の遅れが出ていました。しかし、空港が小さいため、食料品の用意が出来ず、機内の食料も無くなってしまったため、機長の判断で電話注文したものです。この際、機長は「ご搭乗の皆様、フロンティア航空は国内でも有数の格安航空として知られていますが、皆様の機長はけちではありません。たった今、機内の全員のためにピザを注文しました」と粋なアナウンスしました。


*7月8日

@第1ターミナルの「エアポートモール」が大幅リニューアルオープン
 今日、成田空港第1ターミナルの「エアポートモール」が大幅リニューアルオープンし、記念式典が開かれました。夏目社長は「皆様が楽しめる世界への空の窓口として、街中にも負けない充実した商業施設を目指している。」と述べました。

@夏目社長がエアアジアXの就航計画を歓迎
 昨日開かれたタイエアアジアとエアアジアXの成田=バンコク線と成田=クアラルンプール開設(過去の出来事で取り上げていますが)記者会見に同席した成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は「タイとマレーシアからの訪問客は毎月5割から2倍も増えている。同路線は成田空港にとってはLCCとして初めての路線であり、旅客の新たな選択を提供できるようになる。」と歓迎の意向を表明しました。

@HIS の夏休み予約でダナンが740%と大幅な伸び
 HISによりますと、同社の予約で夏休みの海外旅行先として、ベトナム・ダナンが前年比で740%の伸びを示しているそうです。これはベトナム航空が16日から成田=ダナン線に就航する影響が大きいようです。ダナンはビーチと日本人街もあったホイアンやフエなどの世界遺産を、短い日程で楽しむことが出来るため、とのことです。
 写真はホイアンにある「日本橋」です。

@国土が「首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間取りまとめについて」を発表
 国土交通省は今日、「首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間取りまとめについて」を発表しました。以前にも「案」として出ていたようですが、これが正式なものとなるようです。

@ブルネイでエアアジア機が滑走路を逸脱
 現地時間7日午後4時頃、ブルネイのバンダルスリブガワン空港でクアラルンプール発のエアアジア278便が、着陸した際に滑走路から芝生に脱落して止まりました。乗客・乗員は脱出シューターで緊急脱出しましたが、脱出の際、1名が軽傷を負いました。当時は大雨が降っていた、とのことです。


*7月7日

@昨日、成田空港で引き返しが3件
 昨日成田空港で引き返しが3件ありました。
 午前7時半頃、成田発高松行のジェットスター・ ジャパン411便・A320型機が離陸した際に、バードストライクに遭い引き返しました。同便は点検で異常がなかったため、同8時20分頃に再出発しました。
 午前11時過ぎには成田発大連行きの日本航空827便・B767型機が離陸後、機内の与圧システムの異常を知らせる警告が出ました。このため同便は引き返しました。引き返しの途中に、乗客約20人が耳の痛みを訴え、この内、1人が酸素マスクを使用しました。同便は整備に時間がかかるため、機材を変更して午後3時頃に再出発しました。
 午後0時過ぎには成田発上海行きの全日空919便・B787-8型機が離陸後、滋賀県上空を飛行中にエンジン空気取り入れ口の防氷装置不具合を示す警告が出たため、引き返しました。同便は整備に時間がかかるため、機材を交換して同3時15分頃出発しました。

@「THEアクセス成田」が大人1人に無料の未就学児童1人に改訂、1日から
 THEアクセス成田を運航する平和交通は7月1日から、未就学児童の運賃について、従来は「大人1人に付き、2名まで無料」としていましたが、これを「大人1人につき、1名まで無料」と改訂しました。

@「航空安全プログラム」の運用がまもなく開始
 今日の日刊航空によりますと、国土交通省が4月から導入した「航空安全プログラム」(SSP)の運用がまもなく始まる、とのことです。これは、すでにある安全情報に関する義務報告制度に加えて、報告の義務がない安全に関する情報を幅広く収集するものです。また、運航関係者だけではなく空港関係者や航空管制者などからも報告をしてもらい、情報源を秘匿し、懲戒の対象にはしません。この制度の運営は航空輸送技術研究センターが窓口となります。

@ジェットスター・J が昨日500万人を達成
 ジェットスター・ ジャパンは昨日、累計搭乗者数が500万人を突破した、と発表しました。就航開始以来105週目(733日目)の記録になります。400万人目の3月24日から約3ヶ月半での達成となり、300〜400万人目よりも4日早い達成となりました。

@エアアジア・J のパイロット給与は全日空並み
 今日の週間東洋経済の「楽天・エアアジア連合、仁義なき乗員奪取作戦」によりますと、再参入を発表したエアアジア・ジャパンは乗務員確保のために、パイロットの給与を、現在、日本の航空会社としては最高となる全日空並みにする事を明らかにしました。

@米国ヒューストンでシンガポール機とデルタ機がニアミス
 今日の韓国「大紀元日本版」によりますと、現地時間3日午後7時頃、米国ヒューストンにあるジョージ・ブッシュ国際空港から北東約16Km付近で、離陸したシンガポール航空・B777型機が指示された高度4000フィートの半分しかない約2000フイートで飛行し、着陸しようとしていたデルタ航空・A320型機とニアミスを起こしました。最接近時には水平距離約800m、高度差約60mしかありませんでした。管制官がニアミスに気付き、回避を指示し、事なきを得ました。原因はアメリカ連邦航空局(FAA)が調査中、とのことです。

@バルセロナで着陸機の前をアルゼンチン機が横切る
 今日のレスポンスによりますと、現地時間5日の早朝、スペイン・バルセロナのエル・プラット国際空港でロシアの UTair ・B767-300型機が着陸しようとしたところ、アルゼンチン航空の A340型機が滑走路を横切り、 UTair 機が着陸復航するトラブルがありました。原因については触れていませんが、エル・プラット国際空港が公開した動画がYouTubeに載っています。本当に怖い。

@ NZ 航空が副操縦士を操縦室から締め出した機長を処分
 現地時間6日、ニュージーランド航空は機長が飛行中に、副操縦士をコックピットから締め出した、として機長と副操縦士を懲戒処分した、と発表しました。事件は5月21日、豪・パース発ニュージーランド・オークランド行きの便で起こりました。副操縦士が無作為に行われる薬物とアルコール検査の対象になり、出発が遅れたことに機長がいらだって、起こしたもののようです。副操縦士が休息のため、コックピットから出て、ギャレーで休息を取り、コックピットに戻ろうとしましたが、チャイムを鳴らしても、機長はドアを開けませんでした。機長によると、モニターに映っていたのが客室乗務員だったので開けなかったそうです。その後、副操縦士は別の方法(どういう方法か分かりません)でコックピットに戻りました。


*7月5日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@LCC3社の6月国内線欠航率が大幅上昇、パイロット不足と拠点化延期で

会社
遅延率
欠航率
全運航便数
ジェットスター
22.7%
4.8%
2375便
バニラ・エア
34.5%
32.1%
480便
ピーチ・アビエーション
45.2%
20.6%
1458便
 「LCC国内線のフライト情報」による国内LCC3社の「6月国内線の遅延率と欠航率」は右表のようになっています。バニラ・エアとピーチ・アビエーションはパイロット不足による欠航、ジェットスター・ ジャパンは関西空港拠点化延期によるものと考えられます。ここ数ヶ月の欠航率は0.5〜1.0%程度で推移していたのですが。

@全日空のB787-8型機が補助エンジン不具合で欠航に
 3日午後0時過ぎ、熊本発羽田行きの全日空624便・B787-8型機で、出発前に補助エンジンのコントロールスシステムに不具合が発生し、整備に時間がかかるため、この便は欠航となりました。
【コメント】時刻表ですと、624便は鹿児島発羽田行きとなっています。どちらが正しいのかは分かりません。


*7月4日

@成田着のエミレーツ航空B777型機の主翼パネルが脱落
 今日の日本経済新聞によりますと、昨日午後6時半頃、ドバイ発成田行きのエミレーツ航空318便・B777型機の到着後点検で、整備士が左主翼のパネルの一部がなくなっていることに気付きました。成田国際空港株式会社(NAA)では滑走路を一時閉鎖して点検しましたが、見つかりませんでした。飛行中に脱落したものと見られています。

@成田空港の6月貨物総取扱量は6.0%増、9ヶ月連続
 東京税関が今日発表した「成田空港6月及び上半期貨物取扱量」によりますと、6月の総取扱量は前年同月比(以下同じ)9ヶ月連続のプラスで6.0%増でした。積込量は9.1%増で、この内、輸出量は0.2%減でした。また、取卸量は3.3%増で、この内、輸入量は5.4%減となっています。
 上期では総取扱量が8.7%増、積込量が10.6%増で、この内、輸出量は5.7%増、取卸量は7.1%増で、この内、輸入量は1.5%増となりました。

@日本航空のB787-8型機がシステム不具合で2時間以上遅れる
 現地時間3日午前10時頃、ニューヨーク発成田行きの日本航空3便・B787-8型機の出発準備中に、システム制御コンピューターが不作動となりました。この整備で同機の出発が2時間13分遅れました。

@タイ航空が10月2日からB787-8型機を成田路線に投入
 タイ航空は「9月1日から投入する」としていた成田=バンコク線へのB787型機の投入を「10月1日(成田へは10月2日)からとする」と発表しました。

@エア・カナダも12月16日からB787-8型機を投入
 エアカナダは12月16日から成田=バンクバー線にB787-8型機を投入する事を発表しました。

@ANA成田エアポートサービスがハンドリング担当を40名簿集
 ANA成田エアポートサービスは成田空港勤務の旅客ハンドリング業務担当の正規社員を40名募集しています。ただ、2014年4月の新卒採用に、エントリーシートを送付した人は応募できません。エントリーシート締め切りは7月22日です。

@全日空と日本航空が国内線運賃を6年ぶりに値上げ
 今日の日本経済新聞によりますと、全日空と日本航空は今日から国内線運賃を値上げします。今回の値上げは割引運賃などを含めると、平均で1.5〜1.8%となりますが、正規普通運賃では約9%程度となります。突然の利用ではかなりの出費増となります。両社揃っての値上げは6年ぶりとなります。全日空は今年3月に値上げを発表しましたが、日本航空が追随しなかったために(2014年1月14日出来事参照)約1ヶ月で撤回しました。


*7月3日

@中国国際航空が需要増で成田と北京・上海線の機材を一部大型化
 中国国際航空は7月1日から成田=北京線と成田=上海線の一部機材を A321型機から B747-400型機に変更します。需要が増加しているため、とのことです。

@タイ航空が成田=バンコク線の減便を10月も継続へ
 タイ航空は成田=バンコク線の641便・640便の減便を10月まで延長する事を発表しました。政情不安で需要が減少しているためのようです。また、10月は更に643便・642便を追加減便します。ただ、同航空はこの路線に B747型機を投入しており、座席数の減少を緩和しています。
 この関係で、9月1日から成田=バンコク線にB787-8型機を投入する、としていましたが、これを、羽田=バンコク線に振り替えます。

@「第3回成田空港力検定」は9月23日に実施
 成田国際空港振興協会は先月27日、「第3回成田空港力検定(そらけん)」を9月23日に実施する事を発表しました。試験会場は成田空港内、受験料は2050円、申し込みの締め切りは8月4日午後5時、となっています。

@ジェットスター・ ジャパンが今日で就航2周年、まもなく500万人
 ジェットスター・ ジャパンは今日で就航2周年を迎えました。この間の搭乗者数は496万5055人とのことです。この2年間の就航率は98.5%、定時運航率は85.8%とのことです。現在の1日当たりの運航便数は最大94便、路線は14路線になっています。
【コメント】1日に確認したところ、整備場前に駐機していたのは1機のみでした。機材の運用も効率化してきているようです。

@カンタス航空のA380型機で大量の水漏れ
 現地時間2日、米国ロサンゼルス発メルボルン行きのカンタス航空94便で、離陸後1時間ほどした機内に、大量の水が漏れるトラブルがありました。水漏れは2階席から始まり、川のように流れ、1階席も水浸しになりました。同航空によりますと、「安全上の問題はなかった」とのことですが、「乗客の快適性」を考え、ロサンゼルスに引き返しました。

@久しぶりにおもしろい航空小説「推定脅威」
 先月末に発売された、未須本有生氏の小説「推定脅威」を読みました。これは、同氏初めての小説のようで「松本清張賞」の受賞作です。選者の方々が絶賛していましたが、確かにおもしろい小説です。同氏は某大手航空機メーカーに勤務していたそうですが、その専門的知識を駆使したミステリーに圧倒されます。人物像も良くえがけていると思います。航空小説はよく読みますが、近頃のものでは出色でした。おすすめです。同氏の今後の活躍を期待したいと思います。


*7月2日

@バニラが9月に成田=札幌線の1往復を欠航に
 バニラ・エアは9月1〜30日に成田=札幌線の901便と902便を「機材調整のため」に欠航とするそうです。また、今日〜10月1日まで、台北発成田行きの100便の時刻が変更になっています。これは「台北・桃園空港の夜間工事の時刻変更のため」となっています。

@やっぱり、連絡橋工事 ?
 昨日、第2ターミナルに行ったときに、LCC 専用ターミナルの工事の写真を撮りました。右がその写真ですが、先月27日の出来事で書いた「連絡橋工事は9月から」という成田国際空港株式会社(NAA)幹部の発言ですが、遠目で見たところ、この工事は連絡橋の工事のように見えますね。連絡橋工事でないとすれば、何を造っているのでしょうか?

@成田発の全日空B787-8型機が欠航に
 昨日午後6時頃、成田発バンコク行きの全日空805便・B787-8型機が出発しようとしたところ、エンジン制御システムに不具合が発生しました。この整備のために、この便は欠航となりました。

@「日本の空港は24時間化や利用時間拡大が進んでいない」楽天・三木谷氏
 エアアジア・ジャパンの設立会見の続報です。小田切社長は「運航開始を2015年夏ダイヤを目指す」とし。「当初はA320型機を2機、すぐに3機とし、その後は毎年5機ずつ増やしていくと」述べました。当初は東京以外の路線を運航し、首都圏にも拡げていくこと、羽田枠が取得できれば幹線で安定的な収入を得ること、また、将来的には A330型機を使った国際線への進出も視野に入れている、とのことです。
 資本金は70億円とし、エアアジアが49%(議決権ベースでは33%)、投資ファンドのオクターヴ・ジャパンが28.2%、楽天が18%、ノエビアホールディングスが13.4%、アルペンが7.4%となります。本社は東京に置きます。
 また、同席した楽天の三木谷会長は「日本の航空産業は、高い空港使用料や空港の24時間化や利用時間の拡大が進んでいないことなど課題が山積み。日本の空を本当にオープンにしていく。」と述べました。
【コメント】記者会見でエアアジアのトニーCEO や小田切社長は成田空港について一切言及しませんでしたが、「東京の需要は無視できない」として、羽田空港の発着枠が取れない間は、茨城や成田を使った路線も考えているようです。
 騒音下住民にとってはエアアジア・ジャパンは成田空港に来て欲しくありません。トップや主要株主がこのような考えを持ち、これを声高に叫ぶこのような会社が成田拠点化を考えていないことは周辺住民にとっては幸いですね。

@夏休み海外旅行予約は前年比約10%減に、消費税引き上げの影響も
 日本旅行業協会が6月上旬に実施した夏休み旅行動向調査によりますと、大手7社の海外旅行予約状況は前年比(以下同じ)で7月が12.3%減、8月が6.5%減、9月は7.4%増となっています。
 また、国内旅行予約状況は7月が2.7%増、8月が2.1%増、9月が0.9%増となっています。

@ユナイテッド航空機で飛行中に緊急脱出用シューターが飛び出す
 昨日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、現地時間先月29日にシカゴからカリフォルニア州オレンジ郡往きのユナイテッド航空1463便で、飛行中に機体後部の緊急脱出用シューターが誤作動し、機内に飛び出すトラブルがりました。同機は付近のカンザス州ミッドコンチネント空港に緊急着陸しました。乗客・乗員にけが人はありませんでした。
【コメント】機種や原因は書いてありませんが、外に飛び出なくて、幸いでした。機外に飛び出たら、急減圧で乗客が吸い出されたり、機体が破壊されて重大事故になっていたでしょうね。


*7月1日

@6月のアクセス数は37,037回でした。

@「従来取り決め」で午後11時以降に2機が出発、引き返しの中華航空機が滑走路で立ち往生
 昨日深夜、「従来取り決めによるカーフュー」が発生しました。これは、台北発成田経由ホノルル行きの中華航空18便が太平洋上で機体に不具合が発生し、成田空港に引き返したトラブルによるものです。同機は午後10時25分頃、A滑走路に無事緊急着陸しましたが、滑走路上で動けなくなり、牽引車で移動しました。このため、A滑走路が同10時25分から閉鎖になり、同10時58分に再開されましたが、この影響で、成田発シカゴ行きの日本貨物航空134便と、成田発メンフィス行きのフェデラルエクスプレス60便が、同11時4分と6分に離陸したものです。

@バニラ・エアの成田=奄美線が今日から就航
 
バニラ・エアは今日から成田=奄美線の運航を開始しました。初便の出発前にセレモニーが行われました。

@「春秋航空・日本」のチェックイン機が姿現す
 今日、第2ターミナルに行ったところ、バニラ・エアのチェックインカウンターの斜め向かい側に、「春秋航空・日本」のブースがひもで区切られ、その中に3台の自動チェックイン機が置かれていました。就航まで1ヶ月となり、準備が本格化してきたようです。壁には、就航延期の「おわび」の文書が貼ってありました。

@設立された「ノックスクート」が成田=バンコク線を11月にも就航か
 先月28日の日本経済新聞によりますと、タイのLCC「ノックエア」のCEO は同紙のインタビューの中で、先頃、同社とシンガポールの「スクート」が共同で設立した「ノックスクート」が11月にも成田=バンコク線に就航する、と述べました。

@ベトナム航空の成田=ホーチミン線が今日から増便
 
ベトナム航空は今日から成田=ホーチミン線を増便しました。

@バニラ・エアの5月搭乗率が58.1%に、先月よりは上昇
 バニラ・エアが昨日発表した5月の利用実績によりますと、利用率は国内線が50.6%、国際線が72.1%、全体で58.1%となりました。前月の利用率に比べ、6.3ポイント増になりました。なお、バニラ・エアは今日から全便が運航しています。

@ピーチの9〜10月の欠航が740便に、パイロット2名増える
 ピーチ・アビエーションは昨日、9〜10月の欠航便が740便となる、と発表しました。従来は786便としていましたが、パイロットを2名増やす事ができ、46便の運航が確保できた、とのことです。

@エアアジア・ジャパンが再参入会見
 エアアジア・ジャパンは今日午後、都内で記者会見を開き、日本国内線に再参入することを発表しました。日本側の出資者は「楽天」の他「ノエビアホールディングス」「アルペン」となります。「楽天」の出資比率は18%とのことです。社長の小田切氏は拠点空港について「後日発表したい。中部空港は登記のためにあげた。羽田空港の枠拡大が進んでいるが、1日も早く枠を獲得したい」と述べました。
【コメント】羽田空港枠はどこの航空会社も、のどから手が出るほど欲しい枠です。エアアジア・ジャパンの思惑通り行くのでしょうか。そのために、楽天の三木谷社長を引っ張り出したのでしょうか。

@フジドリームエアラインズ機が不具合で2便が欠航に
 今日午前8時頃、名古屋発青森行きのフジドリームエアラインズ361便が離陸直後に、機体に空気を送り込む装置に不具合が発生し、引き返しました。この影響で、この便と折返し便が欠航となりました。


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