1999年9月の出来事
*9月30日
@「騒特法の都市計画線引きは平行滑走路コンターでやる」
昨日の千葉県議会で沼田知事は騒音防止特別措置法に関して、成田空港周辺で行われる都市計画の線引きについて、「暫定滑走路が計画されているが、都市計画の線引きを考える時の騒音予測コンターは当初の平行滑走路の予測コンターを変えないことで、国・空港公団・周辺市町村間で合意している。」と答弁しました。これは、暫定滑走路の騒音予測コンターが本来の2500m平行滑走路の騒音予測コンターに比べて小さなものになることから、「対策を縮小されるのではないか。」と言う周辺市町村の住民の不安に答えたものです。
@アンセット航空が年末・年始便を全て運休へ
オーストラリアのアンセット航空は需要が少なく採算が合わない事を理由に12月31日と1月1日の国際線・国内線の全ての便を運休することにしました。アンセット航空では「コンピューターの2000年問題で運休する訳ではない。」と述べていますが、需要の減少は2000年問題と無関係とは言えないでしょう。
*9月29日
@公正取引委員会が大手3社を独禁法違反で調査
公正取引委員会はスカイマークやエアドゥなどの新規参入に対して対抗措置として大手3社が実施した特定便割引について、独禁法に抵触する疑いがあるとして調査に入った模様です。
@JALエクスプレスの客室乗務員募集に4200人が応募
日本航空の子会社であるJALエクスプレス(JEX)が50人の客室乗務員を募集したところ、なんと、4200人の応募がありました。これは、大手3社が採用を中止したことで希望者が集中したためと思われます。
@関西空港2期工事埋立に無許可の韓国海砂を使用
関西空港の2期工事の埋立が始まっていますが、この埋立に使用が許可されていない韓国海砂が使用されていることが明らかになりました。造成会社では一部業者の納入をストップし、大阪府も調査を始めています。
*9月28日
@全日空が20便の地方路線をエアニッポンに移管
全日空は福岡空港と関西空港を中心にして20の地方路線を系列のエアニッポン(ANK)に2001年度までに移管することを明らかにしました。これは、現行の利用者数と使用機材のギャップを移管することによって、使用機材を小型化し効率を良くするためです。
@運輸省大臣が「特別優待券」の廃止を表明
昨日、全日空の社長が不特定多数への「特別優待割引券」を廃止する意向を表明しましたが、この割引券は運輸省の認可を受けておらず、運輸省は調査を開始しました。これに関して、川崎運輸省大臣は閣議の後の記者会見でこの優待割引券の廃止を航空会社に求めていく事を明らかにしました。「政治家などがこの割引券を大量に購入しているのではないか。」との質問に対して大臣は「そういうこともあるかも知れない。ただ、私自身は迂闊だったが、割引券の存在を知らなかった。」とこたえました。
*9月27日
@公聴会の公述の希望を運輸省に出しておきました
昨日の本会の役員会で来月18日に行われる「暫定平行滑走路の計画変更申請に関する公聴会」の公述をどうするか検討しました。結論は事務局長が空港利用者として公述申し込みをすることになり、今朝、公述申込書を運輸省に速達で郵送しました。申込書の『飛行場の設置(施設変更等)に対する賛否及び理由』の項目には「1,賛成 2,条件付き賛成 3,反対」の3項目があり私は3の反対に○を付けました。そして、理由として「共生の趣旨から言って、今回の計画変更の手順は間違っており、当初計画の平行滑走路の建設を不可能にする可能性があるから。」と書いておきました。
@ロシア機がイスラエルの高速道路を滑走路と見間違え
23日にイスラエルで、ロシアの民間機が高速道路を滑走路と見間違え、30mまで降下したところで、管制官が気づき空港の滑走路に誘導して事なきを得ました。信じられないミスに着陸後、パイロットの検査をしましたが、アルコール反応は検出されませんでした。
*9月26日
@反対同盟熱田派が東峰地区で集会
昨日、暫定滑走路用地内の東峰地区で反対同盟熱田派の実験村グループが「暫定滑走路に反対し東峰をにぎやかにする集い」を開催しました。参加者は約150名でした。参加者は『暫定滑走路反対』のゼッケンを付けてオリエンテーリング方式で東峰地区内をまわり、公団用地で集会を開きました。同派の柳川秀夫世話人は「民家の頭上40mに航空機を飛ばす暫定滑走路計画は卑劣なやり方だ。反対同盟はこれ以上空港を造らせないために不退転の決意で臨む。多くの人たちの力を借りて頑張りたい。」と決意を表明しました。
【コメント】柳川さんのボルテージが大分上がっているようです。柳川さんは円卓会議に参加し、「横風用滑走路は凍結する代わりに平行滑走路は建設する」と言う合意に異議は唱えなかったはずなのですが。ただ、「実験村の建設場所を巡っては検討委員会で検討を続ける」と言うことで話し合いを続けていたのですが、柳川さんらは「実験村は平行滑走路用地内に造る」事を主張し、これが合意に至らなかったので態度を硬化させているのでしょう。元々、反対同盟熱田派は円卓会議を始める前から同盟員が減少し、統一組織の形態を保つのが難しくなっていました。したがって、円卓会議に対する態度も3つに分かれていました。(1)円卓会議へ参加すること自体に反対する人たち、(2)円卓会議に参加はするが実験村を平行滑走路用地内に造ることで事実上平行滑走路の建設を阻止しようとする人たち、(3)円卓会議に参加してある程度の譲歩を引き出して『話し合い解決』で闘争終結の花道を飾ろうとする人たち、です。そして、現在では(1)と(2)のグループが『反対同盟熱田派』を名のっているのです。ところが、当初は円卓会議で平行滑走路建設の道が開けると期待していた運輸省・空港公団のもくろみがはずれて、円卓会議が終わってからすでに、4年の歳月が流れました。しびれを切らした運輸省が強引に今回の暫定滑走路計画を打ち出してきた、と言うのが真相ではないでしょうか。私たちは円卓会議の当初から、『円卓会議が地元・周辺の住民を平等に参加させるものではないし、参加している人たちを住民代表として選んだ覚えも、承認した覚えもない。このような会議を強行すれば、将来に禍根を残すことになりかねない。』と主張してきました。円卓会議以降の経過は残念ながらこの指摘の通りになりました。今からでも遅くはありませんから、暫定滑走路計画を白紙撤回し、全ての住民・関係者が平等に参加できる話し合いの場を作り、平行滑走路問題を話し合うべきと考えています。(5月26日の本会の声明を参照して下さい。)
@反対同盟熱田派が公聴会への参加を表明
昨日の集会の中で、反対同盟熱田派の幹部は10月18日に開かれる「暫定平行滑走路の計画変更に関する公聴会」に参加することを明らかにしました。ただ、単に傍聴するだけなのか、公述をする意向なのかは分かりません。
@不安を募らせる暫定滑走路飛行コース直下の住民
暫定滑走路計画で運輸省・空港公団は「騒音は平行滑走路が使用された時に予測される騒音よりも低くなる。」と説明しています。しかし、暫定滑走路の飛行コースの直下に住む住民の間では、不安が大きくなっています。ある住民は「このままでは、移転の補償対象にもならない。いっそうのこと、暫定滑走路をもっと北にずらしてもらって、移転補償の対象となる第3種区域に指定してもらった方がよいのではないか。ここにこのまま住みたいが、いざというときには移転することもできるから。」とも述べていました。
@運輸省が航空運賃の変更を電子メール届け出を検討
運輸省は2000年2月に航空運賃が認可制から届け出制に完全自由化になることに合わせ、航空運賃の届け出を電子メールで行う方針を検討しています。これは、運賃の変更が競争で頻繁になることや紙の届け出ではお互いに煩雑になることを考慮したものです。2000年度中には実施したい考えです。
*9月25日
@[成田空港関係のアルバム]のページで古くなった写真を削除しました。追々新しい写真を追加したいと思います。
@成田市で空港対策部に次長ポストを新設
成田市が昨日、10月1日付の人事異動の内示をしましたが、これは異例の次期の人事異動であり、「共生大綱に基づく共生事業の推進により、成田空港問題の解決を促進するため。」としています。内容は空港対策を経済や環境面からも総合的に所管する担当理事と、空港対策部に次長ポストを新設し職員数も1人増やすものです。
@夏休みの成田空港利用者が増える
空港公団が昨日発表したところでは、今年の夏休み(7月17日〜8月31日)に成田空港を利用した人は出国が163万2千人で前年比2.9%増、入国が160万人で前年比1.7%増になったそうです。増えた要因は景気に明るさが見えてきたことと、円高になったためではないかとのことです。
*9月24日
@暫定滑走路現地調査の写真です
国道51号線のトンネルから南に向けて撮りました。舗装部分の手前から2本目のU字溝のところが暫定滑走路の最北端になります。最後の地図で(1)の所になります。
途中まで完成している誘導路から南に向かって撮りました。塀の向こうに未買収地があり、ここで塀に沿って誘導路が「く」の字型に造られます。左の櫓は警備の監視塔です。地図では(2)の所です。
反対同盟北原派の市東氏の住居と畑です。道路は県道の成田ー小見川線でこの部分もトンネルになります。地図の(3)の所です。
*9月23日
@公聴会の公述人と傍聴の申し込みは28日必着
来月18日に行われる「成田空港の暫定平行滑走路の整備に関する工事実施計画の変更許可申請に伴う公聴会」の要項が手に入りました。これによりますと、公述の申し出も、傍聴も『今月28日の正午必着』となっています。んなお、公述人は『利害関係者』となっていますが、この利害関係者の中に『飛行場を利用する者』が入っていますので、周辺地域に関係なく利用した、又は、利用することが予想される人なら良い、と言う事になります。傍聴人には資格の制限はありません。詳しくは、[公聴会の要項]のページを見て下さい。
@空港公団などが航空燃料の流出を想定した訓練実施
昨日、千葉港で直下型の大地震により大量の航空燃料が海に流失し、さらに、大型船が衝突して火災が発生したという想定の元で海上防災訓練が行われました。この訓練は空港公団が企画し、千葉海保、千葉市消防局など100人が参加しました。成田空港で使用する航空燃料は千葉港で陸揚げされ、パイプラインで成田空港まで運ばれています。
*9月22日
@成田市議会が[成田空港早期完全化]の意見書を採択
成田市議会は昨日付けで「成田空港早期完全化及び騒特法に基づく都市計画早期決定に関する意見書」を採択しました。
@エアカナダがオネックスの買収案を拒否
カナダ最大の航空会社エアカナダの社長は経営難に陥っている第2位のカナデイアン救済のために、オネックスが2社を買収して合併させる案について、「経営難のカナディアンとの合併は株主の利益に反する。また、アメリカン航空がカナデイアンの株を25%持っており、合併すれば現在提携しているユナイテッド航空との提携を解除しなければならない。」として、この買収案を拒否する意向を明らかにしました。
*9月21日
@暫定滑走路予定地の現地調査をしてきました
今日の午後、空港公団の案内で暫定滑走路予定地の現地調査を行いました。会員6名が参加しました。この調査の中で明らかになったことをいくつか挙げてみたいと思います。第1に暫定滑走路は国道51号の南に最北端が来ることです。これ以上北側に滑走路が延ばせない理由は用地の下を通る国道51号のトンネルの強度が滑走路を建設するには足りないためとのことです。第2に暫定滑走路に離着陸が行われる場合に「く」の字型の誘導路で航空機を一時待機させる理由は滑走路と誘導路の間隔が狭いためではなく、滑走路に向かって斜めに誘導路を走る航空機のライトが離着陸機のパイロットの邪魔になるため、とのことでした。第3に県道成田ー小見川線は暫定滑走路にはかかりませんが、アプローチエリアにかかるために空港用地をトンネルでくぐることになる、とのことです。第4に暫定滑走路の南端は県道成田ー小見川線より約100m北側になるそうです。第5に本来の平行滑走路から北側に伸びた分アプローチエリアが北側に伸びますが、その部分は防音のために第3種地域として空港公団で買い上げてあるために、新たな買収の必要は全くない、とのことです。
@成田空港の大麻密輸押収量が早くも過去最高
東京税関と空港署は昨日、ポーランド国籍の男性を大麻樹脂5.9キログラムと、阿片2キログラムを密輸しようとした罪で逮捕、送検しました。これで、今年初めから成田空港で押収された大麻は112.3キログラムになり、過去最高の1991年1年間の押収量109.7キログラムを越えました。9月の末で最高記録を作ったことになり、今年の押収量がどこまで伸びるか注目されています。
【コメント】押収された量が過去最高と言うことは、見つからずに国内に持ち込まれているものが相当量ある、と言うことなのでしょう。全部が押収されていたとすれば、これは割に合わない商売と言うことになり、持ち込むものも少なくなるはずですから。この量は何か恐ろしくなります。大麻汚染がひどくなる事ですから。
@全日空機の操縦席に煙
今日の午後1時15分頃、女満別から新関西空港に向かっていた全日空764便、Bー767型機が函館上空を飛行していたところ、操縦席に煙が出ました。同機は新千歳空港に臨時着陸しました。乗客は全日空の他の便に乗り換えて新関西空港に向かいました。
*9月20日
@暫定滑走路公聴会申し込み方法を確かめています
来月18日に行われる暫定滑走路建設についての公聴会の申し込みは今月の28日必着となっています。しかし、申込書がどこにおいてあるかも定かではありません。官報を見れば分かるのでしょうが、官報なんて一般人には見ません。今、人を通じて調べてもらっています。わかり次第掲載します。
@日本エアシステムのMD90・MD81型機で異常
昨日の午前9時半頃、福岡空港から大阪空港に向けて出発しようとした日本エアシステムのMD90型機で、ブレーキの油圧系統に異常が見つかり、同便は欠航しました。乗客は全日空に乗り換え大阪に向かいました。また、午後5時頃に福岡空港を宮崎に向けて離陸したMD81型機で貨物室の温度が異常に上昇したことを示すランプがつきました。同機は福岡空港に引き返し、乗客は別の日本エアシステム便に乗り換えました。点検したところ、貨物室に異常はなくセンサーの故障と判明しました。
*9月19日
@小型工具も機内持ち込み禁止に
運輸省はハイジャック対策を検討していましたが、今まで認められていたドライバーなどの小型工具類も機内への持ち込みを禁止する意向を固めました。また、従来は爆弾テロの可能性が低いとして実施していなかった、国内線の貨物室積み込みの乗客の荷物に対するX線検査も実施することにする意向です。
@フェアリンク社が仙台ー広島西線などの定期就航を目指す
ローカル線で新規定期就航を目指しているフェアリンク社は50人乗りの小型ジェット機で仙台ー広島西(旧広島空港)、羽田ー広島西線の来夏の開設を目指しています。同社はスカイマークの前社長大河原順一氏が設立した会社です。来年5月に沚機を受領し、2002年までに4機をリースで導入する予定です。しかし、羽田空港の発着枠が取れるかどうか、現在はジェット機の就航が禁止されている広島西空港の管理者である広島市の了解が得られるかどうか難問もあります。
@台湾のエバー航空が北海道へのチャーター便を増便
台湾のエバー航空は9月下旬から11月上旬にかけて、北海道へのチャーター便を4便から40便へ増便します。また、機材もB−767からより大型のB−747−400に変更します。これは台湾で北海道旅行がブームになっており、多くのツアーが設定されているためです。
*9月18日
@『くうこうだより』秋号が空港公団から送られてきました
今日、空港公団から『くうこうだより』秋号が送られてきました。秋号の特集は周辺小学校生徒が成田空港を見学した「豆記者の成田空港取材レポート」と「空の日フェスティバル」です。
@日本航空機が潤滑油ポンプの故障で新千歳に臨時着陸
昨日の午後0時28分、カムチャッカ半島沖の北太平洋上を飛行中のダラス発成田行き日本航空45便の第1エンジンに潤滑油を送るポンプが故障しました。同機は第1エンジンを止めたまま新千歳空港に午後5時9分に臨時着陸しました。その後、ポンプを修理して午後9時10分に成田空港に向けて新千歳空港を離陸しました。
@北海道の上ノ国町が米軍低空飛行訓練中止で決議
北海道の上ノ国町議会は昨日、米軍三沢基地の戦闘機が低空飛行訓練で同町上空を飛行しているとされる問題で即時中止を求める決議を全員一致で採択しました。午後には全議員が三沢に向かい申入書を提出しました。
*9月17日
@空港公団のページに12度概算要求の項目が載っていました
@暫定滑走路計画につての公聴会が来月18日に
運輸省は今日、暫定滑走路計画についての公聴会の日程を来月18日に成田市の国際文化会館で開くことを官報で公示しました。
@反対同盟北原派が暫定滑走路建設差し止めの提訴
反対同盟北原派は今日、千葉地裁に対して暫定滑走路建設の差し止めを求める訴訟を起こしました。差し止めの理由として、(1)滑走路の近くに離着陸の妨げになる建物があり航空法に違反する恐れがある、(2)誘導路と滑走路が近すぎて危険である、(3)地元住民の意見を聞かずに建設をしようとしている、の3点を上げているようです。
@日本航空のジャンボ機の主翼に亀裂入る
12日に福岡からハワイに向かった日本航空のジャンボ機で到着後の点検で主翼に燃料漏れが発見され、調べたところ主翼の桁に25cmと13cmの2カ所の亀裂が発見されました。この報告を受けて運輸省航空局は今日、耐空性改善通報(TCD)を出して、日本航空と全日空に一斉点検を指示しました。対象となるジャンボは71機だそうです。
@アメリカン航空が年末・年始便を減便
アメリカン航空が今年の大晦日から元日にかけての便を減便する、と発表しました。理由として、例年に比べてこの間の予約が少ないため、としています。担当者は「2000年問題が理由ではなく、お客様が新年を飛行機の上でなく、他の場所で過ごしたいと考えているのだろう。」と述べたそうです。成田空港関係では成田ーシカゴ線と成田ーシアトル線の往復2便が対象となります。
*9月16日
@ギリシャのビジネスジェットが乱気流に巻き込まれる
14日、ギリシャの外務次官や記者を乗せ、アテネからブカレストに向かったビジネスジェット機が乱気流に巻き込まれ、一時、コントロールを失ったそうです。この事故で外務次官をはじめとして6人が死亡し、5人が重軽傷を負ったとのことです。2人のパイロットも意識不明の重体とのことです。同機はブカレストのオトペニ国際空港に着陸しました。
【コメント】2人のパイロットが意識不明で、どうやって着陸したのでしょうか???
*9月15日
@相川芝山町長が一坪共有者に再び手紙出す意向
芝山町の相川町長は昨日の9月定例議会での一般質問に答え、芝山鉄道用地内に残る一坪共有地の地権者に対して、共有を解除して欲しい旨の手紙を来月はじめにも出すことを明らかにしました。相川町長が一坪共有地の地権者に手紙を出すのは2度目になります。今回の手紙では、成田空港問題が始まった当時から反対運動にかかわり、町議を経て町長になった経過を述べ、自分史と町への思いを綴った長文なものだそうです。そして、「地域社会は地域住民が作らねばならないと言う事に到達した。芝山鉄道開通は町民の願い。地域づくりに協力して欲しい。」としているそうです。対象は全地権者841人になるそうです。また、この答弁の中で、13日に『菱田の明日を考える会』が一坪共有地の全地権者に芝山鉄道早期完成の協力を呼びかける手紙を出したことを明らかにしました。
@ボーイング社が東レの人工皮革を機内素材に認定
ボーイング社は東レの人工皮革「ウルトラスエード」を航空機のインテリアシート素材として人工皮革としては初めて認定しました。コストがウールなどの2〜3倍になることから、ファーストクラスで使用されることになるようです。ボーイング社の初年度使用規模は4万平方メートルとの事です。
*9月14日
@反対同盟北原派の集会に370人
一昨日の12日に開かれた「暫定滑走路建設粉砕9・12現地総決起集会」に370人が参加しました。基調報告にたった北原事務局長は「暫定滑走路は一般の人も疑問をもっている。滑走路が完成しても飛行機が飛べるものではない。」と述べたそうです。なお、反対同盟北原派は来月10日にも東峰地区で全国総決起集会を予定しているそうです。
@下総町の高倉・四谷地区住民が騒音実体験
一昨日の12日に下総町の高倉・四谷地区住民が現A滑走路の騒音を実体験しました。結果は高倉地区で平行滑走路の場合の地域で離陸;78db、着陸;81.5db、暫定滑走路の場合の地域で離陸;78.3db、着陸;77.4dbでした。また、四谷地区で平行滑走路の場合の地域で離陸;75.9db、着陸;74db、暫定滑走路の場合の地域で離陸;76.4db、着陸;71.8db(数値は全て平均です。)となりました。
@2000年問題実験飛行で全て正常に飛行
昨日の夜中に実施された、コンピューターの2000年問題で航空関係のコンピューターが正常に作動するかどうかの実験飛行で航空機内と管制関係のコンピューターは全て正常に作動した、とのことです。実験飛行に搭乗した川崎運輸省大臣は「年末から年始にかけての国内の航空機の飛行には問題がないことが明らかになった。」と事実上の安全宣言を行いました。
【コメント】私も何の事故もないことを願いますが、今回は限られたコンピューターを動かしての実験飛行でした。実際に年末年始に何百という全てのコンピューターが動いたときにどうなるかは心配です。どこかの一つのコンピューターに修正のミスがあったらどういうことになるのかは誰にも分からないでしょう。簡単に安全宣言して良いのでしょうか。
@2000年問題で世界の主要空港がネットワーク
現在開かれている第9回国際空港協議会(ACI)の世界役員会で、先に新年を迎えた所からコンピューターの2000年問題でトラブルがあったか、なかったかなどを世界にネットで伝達することが日本などの提案で決まりました。
@日本エアシステム機が故障で引き返す
今日の9時半過ぎに鹿児島から福岡に向かった日本エアシステム機が離陸後に前輪の格納扉が開いていることを示すランプが消えませんでした。同機は鹿児島空港に引き返し、9時46分に無事、着陸しました。調べたところ格納扉は閉まっており、電気系統の故障と思われます。
@成田空港反対集会警備中にも集団暴行
神奈川県警厚木署警邏隊の隊員に対する集団暴行が問題になっていますが、今日の事情聴取で6月27日から7月5日までの成田空港の暫定滑走路反対集会警備の派遣中にも、隊員の眉間に実弾入りの拳銃を突きつけたり、同僚を殴る蹴るの暴行を加えていたことが明らかになりました。
@スカイマークの株式公開を2年前倒し
HISの社長は12日、子会社のスカイマークの株式公開を2年前倒しして、遅くても2001年に行う意向を明らかにしました。これは、スカイマークの黒字転換が1年早く達成できる見通しがついたためとの事です。なお、この8月には単月で初めて収支が黒字になり、搭乗率も3路線で83%〜84%に達したそうです。
*9月13日
@2000年問題で回答を寄せていないのは35カ国
米連邦航空局(FAA)は最新情報として、国際民間航空機関(ICAO)の問い合わせに8月31日現在回答を寄せていないのは35ヵ国だと発表した。
FAAが発表したその35ヵ国は以下のとおり。アルバニア、アンゴラ、ブータン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルネイ、ブルンジ、カンボジア、コモロ、クック諸島、コンゴ、フィージー、ギニア、イラク、キリバス、キルギスタン、レソト、リビア、ミクロネシア、モザンビーク、ミャンマー、ナウル、ニカラグア、パラオ、パプアニューギニア、カタール、ロシア、サモア、サンマリノ、サントメ・プリンシペ、シエラレオネ、スロベニア、ソロモン諸島、タジキスタン、トンガ、バヌアツ。
また、米連邦航空局(FAA)は米国の航空旅客の95%が利用する大型空港は2000年問題の対応を終わっているが、残りの5%の旅客を扱う2000あまりの中小空港の対応が遅れている、としています。
*9月12日
@3000万円の宝石の入ったバックを盗まれる
一昨日の夕方、成田空港の第1ターミナルでチェックインの手続きをしていたイスラエル人の宝石商が宝石3000万円相当が入ったバックを盗まれました。この宝石商は幕張メッセで開かれていた見本市に出品した宝石を持って帰国する所でした。
@航空安全推進連絡会議が神戸空港の安全について市長に要望
航空関係の労組で作る「航空安全推進連絡会議」は10日に笹山神戸市長にたいし、建設を予定している神戸空港の安全について要望を行いました。それによりますと、「神戸空港周辺は六甲山系・生駒山系・紀伊山系などに囲まれており飛行コースが限られていて、そこに関西空港・伊丹空港があって、非常に混雑している。管制上の問題が多く、立地条件は不適切である。神戸市長は安全運航が可能な理由を国民に説明すべきである。」としています。
@神戸空港が明日着工
神戸市は神戸空港の本格着工と位置づけられる水質汚濁防止膜の設置を明日から始めることになりました。これは、建設予定地の外側250mを9Kmの膜で囲うものです。この工事が終わり次第、年内にも土砂の投げ込みを開始する予定です。
@ブリティシュ・エアウエイズ機内で偽ブランド品を販売
ブリティシュ・エアウエイズのある乗務員がロンドンー東京線などの長距離便の機内で偽ブランド品を本物と偽って販売して儲けをあげていました。これは香港で買った偽高級ブランド品を隠して機内に持ち込み、本物とすり替えて、本物をイギリス国内ののみの市などで売りさばいていたものです。
*9月11日
@空港公団のホームページに「空の日」のイベントが載っていました。
@明日は入場制限があります
明日、反対派の集会があるために成田空港は入場制限が行われます。明日は原則として見送りや出迎えは出来ません。それでなくても、ハイジャック以来、警備が厳しくなっていますので普段の日でも免許証など身分を証明できるものを携帯してください。
@名古屋空港近くで液状物質が落下し、全日空が見舞金
去る6月23日の午後4時40分頃、愛知県江南市のゴルフ場で5人の男性が茶色の液状物質で衣服を汚しました。ちょうど、そのときに上空を旅客機が通過していきました。男性たちは汚れが旅客機からのものと思い、運輸省名古屋空港事務所に連絡しましたが、相手にされず、地元衆議院議員事務所を通して訴えたところ、該当旅客機と思われる全日空から一人当たり1万円の見舞金が支払われました。運輸省名古屋空港事務所で汚れを分析したところ、タンパク質・アミノ酸などの有機物と土の無機物が混合したものであり、コーヒーの可能性があるとのことです。名古屋空港事務所次長は「旅客機が液状物質を漏らすことはあり得ない。しかし、完全に否定することもできない。」と述べていたそうです。
【コメント】「旅客機から漏れることはあり得ない。」と言うのは認識不足でしょう。成田空港周辺では運輸省や空港公団の努力で少なくなってはいますが、上空で漏れた水分が凍って氷になって、航空機が着陸する際の脚下げ(ギヤダウン)のショックで落下することはよくあることです。中には、機内のトイレに使う青い水が凍った「ブルーの氷」が落下したこともあります。[落下物とは]のページを読んでください。
*9月10日
@「く」の字型誘導路使用は離着陸機優先
昨日載せた暫定滑走路申請の別図1を見てもらうと分かりますが、反対同盟北原派の用地を避けるために、誘導路が「く」の字型になっている部分があります。この部分と暫定滑走路が非常に接近しているのが図で分かると思います。運輸省はこの「く」の字型誘導路を航空機が利用する場合、暫定滑走路に離着陸機がある場合は誘導路を利用する航空機を「く」の字型の手前で待機させることにするそうです。「く」の字型部分で離着陸機と誘導路を走る航空機がすれ違っても、100mの間隔があるそうですが、安全を考慮しての措置だそうです。
@13日の試験飛行に運輸大臣と航空大手3社の社長らが搭乗
8月31日の出来事で書いたコンピューター2000年問題を調べるために13日に大手3社が3機の旅客機を試験的に飛ばす問題ですが、この3機の旅客機に運輸大臣や航空大手3社の社長らが乗るそうです。2000年問題の安全性を訴えるデモンストレーションの意味合いが強いのでしょう。
@米航空会社が40カ国のフライトを中止か
アメリカは国際民間航空機関(ICAO)のコンピューター2000年問題への対応についての問い合わせに回答をしない国への年末年始のフライトを中止する意向です。現在、回答のない国は40カ国に上るそうです。
@北米の大型空港の80%が2000年問題への対応を完了
国際空港協会(ACI)の北米支部は9日、北米171の商業大型空港の2000年問題への対応は80%がすでに完了した、と発表しました。今後、10月30日までに90%、今年末までに100%が対応を完了する予定との事です。
*9月9日
@空港公団から「成田空港の平行滑走路等の整備に関する工事実施計画の変更認可申請について」が送られてきました。[暫定滑走路資料]のページに載せました。
@ホームページの容量が多く、制限を越えそうなので、アルバムのページの一部を削除しました。あしからず。
@反対同盟熱田派は共生委員会の文書に反発
昨日出された共生委員会の文書について、反対同盟熱田派の柳川氏は「暫定滑走路計画を進めている現状では話し合いを再開する土壌はない。」と語ったそうです。また、樋ケ守男氏は「国と対等の立場で話し合う場を作るのは地域全体の責任であり、それが共生委員会の役割。今まではそのような努力がされて来なかった。」と共生委員会を批判しました。
【コメント】樋ケ守男氏の発言は本会が主張している「全ての周辺住民と関係者が一同に会する、新しい話し合いの場を」と言う主張と相通じるものがあるように感じます。しかし、反対同盟熱田派が円卓会議で熱田派中心の話し合いを続けてきた経過をどのようにとらえているのでしょうか。
*9月8日
@共生委員会が反対同盟熱田派に話し合い再開を呼びかける
今日、共生委員会は反対同盟熱田派にたいし話し合い再開を求める文書を出しました。これは、東峰地区の反対同盟熱田派が暫定滑走路問題についての共生委員会の見解を質す手紙に答えたものです。この文書では反対同盟熱田派が話し合いを拒否していることについて「当事者として、話し合いに応じる社会的責任がある。」としているそうです。また、運輸省側に対しても「マスコミ注視の中で訪問するなど、丁寧さを欠いた。もっと反対派の気持ちを十分にくんだ努力が必要だ。」としています。
【コメント】ここで言う「反対同盟熱田派」はいわゆる「実験村グループ」を指しているものと思われます。この間の経過については[円卓会議と共生委員会の問題点]のページなどを見て下さい。いずれにしても、この文書は島村さんなどは対象外になるので、熱田派との話し合いが再開されたとしても、平行滑走路用地問題がすぐに解決に向かうものではないと思います。
*9月7日
@下総町の騒音実体験調査が12・15・18日に
昨日、下総町議会の空港特別委員会が開かれました。この席で12日、15日、18日に行われる暫定滑走路飛行コースに関係する5集落対象の騒音実体験調査の参加希望者が明らかにされました。今のところ、156世帯から170名の希望が役場に寄せられています。空港公団が仕立てたバスで場所を変えて昼食付きで調査するそうです。参加希望者はもう少し増える可能性もあるとのことです。
@仙台空港で国際ミステリーツアーを実施
仙台空港で国際線を運航している航空会社5社と旅行会社5社が協力して、行き先を伏せたミステリーツアーを行うことになりました。同空港では4月に国内線のミステリーツアーを行いましたが、この第2弾として国際線のミステリーツアーを実施するものです。コースはソウル線やホノルル線など5コース、日程は6〜8日間、費用は12万円〜15万円と通常より2〜3割安いとの事です。勿論、申し込んでもどのコースになるかは当日まで分かりません。
*9月6日
@反対同盟熱田派と一坪共有者が「暫定滑走路を考える集い」
反対同盟熱田派と一坪共有者が今月の25日に「暫定滑走路を考える集い」を東峰地区で開くことが明らかになりました。この集いは参加者が東峰地区にある家や鶏舎などを歩いてまわり、賛成・反対を問わずに話し合うものだそうです。中心となる石井紀子さんは「ひっそりとしている東峰地区をにぎやかに活気づける事が目的。」と話しています。また、反対同盟熱田派の支援者が10月16日に都内で暫定滑走路反対の集会を開くそうです。
@暫定滑走路資料はまだ届きません
空港公団にお願いした暫定滑走路の計画変更申請書がまだ郵送されてきません。早く、[暫定滑走路資料]のページに載せたいのですが。用地内地権者には3日の朝に資料を持ってまわったそうですから、もうそろそろ届くと思うのですが。
@成田空港についてのご意見をお寄せ下さい
前にも一度お願いしましたが、Eメールで成田空港についてのご意見をお寄せ下さい。この「成田空港サーバー」では個人的な中傷や、根拠のない悪罵出ない限り、原文のまま掲載したいと思います。率直な意見の交換が今大切ではないかと考えるからです。勿論、匿名でもかまいません。掲載する場合にはEメールで掲載して良いかどうかお聞きしたいと思います。
*9月5日
@[アルバムのページ]に[三十数年前ー抵抗の日々]を追加しました
私たちの会の運動は過激派の武器を持った抗争とは一線を画してきました。しかし、成田空港建設の当初は強制代執行から畑や家を、素手で守らねばなりませんでした。この当時の貴重な写真が数枚手に入りましたので、アルバムのページに入れたおきます。
@ある方からのお便りです
平行滑走路整備に向けた暫定滑走路建設は少しでも発着能力を増やすことができると いうことで賛成です。ジャンボの離陸はできなくても着陸はできるので着陸専用滑走 路としての可能性もある。そうすれば利用者の利便性は倍増する。どうも、暫定滑走 路の議論は公団、運輸省、地域住民、そして反対派だけなのが納得できない。確か に、空港は成田地域にあり、騒音を受けるのは近隣住民だが、利用者のための空港で あり、地域の独占物ではない。成田空港は日本国そして一億二千万人、とりわけ三千 万人の利用者の愛すべき素晴らしい財産である(私はそう考えている)。そういう観 点から見てイデオロギー的反対派は国家に反対しているだけではなく、我々国民の願 いも踏みにじっているという現状を考えて欲しい。空港は国の物ではない、利用者の 物である。賛成であれ、反対であれ、我々国民の税金を一部投入して造るわけであ り、空港利用税も支払っているわけだから、国民的議論を広く深く進めなくてはいけ ない。こうしたことから貴サーバーの情報、データなど大変に興味深く幾度となく拝 見している次第です。 |
@ネパールで旅客機が墜落
今日、ネパールのカトマンズの南方80Kmにネコン航空の国内線旅客機が墜落しました。ポカラからカトマンズに向かっていました。乗員・乗客は14人とも45人とも言われて情報が交錯しています。6人の遺体が確認されました。日本人はいない模様です。
*9月4日
@[暫定滑走路資料]のページに本会の[空港公団交渉の報告]を載せました
テープに基づいておこしましたの、正確と思います。我々の交渉がどのように行われているか、分かると思いますので、是非、お読み下さい。少し長いですが。
@暫定滑走路計画申請についての反応
昨日の暫定滑走路計画の申請に対する各方面の反応が出ていました。まず、千葉県・成田市・芝山町の各首長ですが、一応に「やむを得ないが、今後も2500mの平行滑走路建設に努力して欲しい。」と言う内容でした。決して、両手を挙げて賛成している訳ではありません。また、反対同盟北原派は抗議声明を発表しています。この中で、「暫定滑走路は中途半端で使い勝手が悪く、『く』の字に曲がった滑走路は危険だ。」としています。さらに、暫定滑走路南端で暫定滑走路が使用されれば、頭上40mの高さを航空機が通過することになる島村さんは感想を求められ、「暫定滑走路を作ると言うことは、俺の土地はいらないと言うことだ。今後も一切の話し合いに応じるつもりはない。」と語ったそうです。
@航空科学博物館「空の日」のイベントです
成田空港の南にある航空科学博物館では9月20日の「空の日」にちなんだ3つのイベントを行います。まず、来週の11日(土)・12日(日)には「航空ジャンク市」、19日(日)には午前10時から「空の日記念フリーマーケット」、23日(木)には午後1時から「スチュワーデス撮影会」と続きます。なお、「航空ジャンク市」には入場券が必要です。なお、問い合わせは揩O479−78−0557にお願いします。
*9月3日
@おわび
昨日の暫定滑走路申請の記事で、私が早とちりをしました。今日の午前中に申請したものです。訂正いたします。
@誘導路は一部「く」の字形に
今日申請された計画によりますと、暫定滑走路の誘導路は反対同盟北原派の耕作地や闘争会館(閉鎖中)などを避けるために、一部が「く」の字形になっています。航空機にとっては使いずらい事になりそうです。
【コメント】暫定滑走路そのものにかかる用地にも一坪共有などの未買収地が残っている事を本会との話し合い(8月25日)で空港公団は認めています。この土地の取得もこれから大変になると思います。
@全日空と日本貨物航空が日本エアシステムの発着枠で運航へ
全日空と日本貨物航空は日本エアシステムが持っている成田空港の発着枠を使って冬季の間、週1便を運航する事になりました。全日空は週6便を運航しているシンガポール便に使い、シンガポール線を毎日運航する事になりました。日本エアシステムは冬季は乗客が少ない中国への便を運休とし、その枠を自社のソウル線と日本航空の共同運航と全日空と日本貨物航空に譲ることになりました。
@川崎重工業がブラジルの旅客機主翼の設計と製造に参加
川崎重工業はブラジルの航空機メーカー「エンブラエル」の開発する小型旅客機ERJ−170の開発に参加することで合意しました。川崎重工業が受け持つのは主翼の大部分の設計と製造です。この旅客機のエンジンには川崎重工業が開発したジェットエンジンを搭載することが決まっています。このERJ−170はすでに160機の発注があります。なお、この「エンブラエル」は多額の赤字を抱えて5年前に民営化された航空機製造会社ですが、新鋭の短・中距離旅客機の開発で業績を伸ばしています。人気の秘密は割安な機体価格と静かな室内騒音と革張りのシートの座り心地の良さにあるそうです。
*9月2日
@空港公団が暫定滑走路計画を運輸省に申請
今日の午前中に空港公団の中村総裁は運輸省を訪れ、暫定滑走路建設についての工事実施計画の変更許可申請書を提出しました。これにより、年内着工・2001年11月完成に向けて具体的に動き出すことになります。運輸省では10月の中下旬にも地元での意見を聞く公聴会を開催し、認可をする方針です。
【コメント】「2001年11月完成」と言うことで「あれっ!」と思われた方もあるかも知れませんが、滑走路が完成してもその後、誘導装置の設置や検査、慣熟飛行などがあり、すぐに使えるわけではありません。そこで、それらを全てクリアーして、2002年6月のワールドカップに実際に使えるよう間に合わせる、と言うことになります。なお、申請書の内容についてはすぐに送ってくれるように空港公団に頼んでありますので、届き次第掲載したいと思います。また、今月の21日には暫定滑走路予定地を現地調査する事になっています。
@第1ターミナルのエアポートモールへの連絡通路が開通
第1ターミナルの新中央棟ビルが完成しその中にショッピングモール「エアポートモール」が出来ましたが、今までは4階のモールに行くには一度、北ウイングの出発ロビーに出なければなりませんでした。少し、遠回りでした。しかし、昨日から旧中央棟ビルから直接エアポートモールに行ける連絡通路が2カ所使えるようになりました。
*9月1日
@今日でアクセス数が4万回を越えました。8月のアクセス数は2827回でした。
@ユナイテッド航空有志が施設の子供達を招待
ユナイテッド航空の成田地区に勤務する有志が10月11日に成田市と千葉市の養護施設の子供達100人を成田空港に招待して、同社の航空機に搭乗してもらい、駐機場のオープンスペースまで走行し、機内食を食べてもらったり、プレゼントを贈呈するなど1日楽しんでもらうことになりました。これは、同社の社員が世界中で行っている「ファンタジーフライト」と呼ばれる地域社会への奉仕活動の一環です。成田地区では初めての試みになります。
@アルゼンチンで国内線旅客機が離陸に失敗
日本時間の今日未明、アルゼンチンのブエノスアイレスにある国内線空港ボルへ・ニューベリ空港でコルドバ行きのアルゼンチン・プライベート・エアラインズのB−737型機が離陸に失敗し滑走路先のゴルフ場に突っ込み、炎上しました。この事故により約100人の乗員・乗客の内、69人が死亡したと伝えられています。離陸滑走中に片方のエンジンが止まってしまったとの情報もあります。